JP3729076B2 - 結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラム - Google Patents

結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アプリケーションにリンクされた共有モジュールが、そのアプリケーションの実行に適したバージョンであるかどうかの判定を可能にする結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
大規模なアプリケーションを開発する場合、そのアプリケーションを構成する共有モジュールは膨大な数になる。また、多数の開発者がさまざまな場所でアプリケーションを開発することもある。その場合、成果物のリリース管理のかたちで共有モジュールはバージョン管理されるが、各開発者がそれぞれのアプリケーションに適した共有モジュールを選択して、アプリケーションにリンクする必要がある。
共有モジュールにはアプリケーションで共通的に使用される処理が収められているため、アプリケーションでリンクする共有モジュール数は多く、また、一般に共有モジュールはアプリケーション開発者とは異なる開発者が作成するために、どの共有モジュールのどのバージョンを使用しなければならないのかを管理することは、アプリケーション開発者にとって負担となる。
このため、従来では特開2000−231477号公報に記述されているように、アプリケーションで使用する最新の共有モジュールのバージョンを管理し、その整合性を判断したり、また、アプリケーションが使用するモジュール、バージョンの組み合わせを管理し、その不整合を確認するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムは以上のように構成されているので、最新バージョンがそれぞれのアプリケーションに常に最適であるとは限らず、個々の開発、テストの段階によって、最新ではないバージョンの共有モジュールが必要な場合もあるため、全てのアプリケーションでモジュールとバージョンの組み合わせの管理が必要になるのに対し、1つのアプリケーションで共有モジュールの組み合わせを1通りしか管理できないという課題があった。
【0004】
そこで本発明の目的は、アプリケーションごとに共有モジュールの組み合わせを複数指定することが出来、また管理する情報量を減らし、自由度を大きくすることでアプリケーション開発にかかわる管理工数を軽減できる結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る結合共有モジュールのバージョン検査方式は、アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を記憶する、共有モジュール情報記憶部を備える記憶装置と、前記アプリケーションの実行要求、および、前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を受け付ける、入力装置と、出力装置と、前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を取得する、共有モジュールバージョン取得手段、および、当該共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較し、その結果を、前記出力装置に出力する、共有モジュールバージョン確認手段とを備え、前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行する、実行処理装置とを備え、前記記憶装置は、1つの前記アプリケーションに対し、複数の共有モジュール情報記憶部を備え、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、前記共有モジュールバージョン確認手段は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較することを特徴とする。
【0006】
本発明に係る結合共有モジュールのバージョン検査プログラムは、アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を、記憶装置上の共有モジュール情報記憶部に記憶する第1の手順と、前記アプリケーションの実行要求、および前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を、入力装置から受け付ける第2の手順と、前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を取得し、当該バージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較し、その結果を、前記出力装置に出力する第3の手順と、前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行する第4の手順とをコンピュータに実行させるための結合共有モジュールのバージョン検査プログラムであって、前記第1の手順は、1つの前記アプリケーションに対応する複数の共有モジュール情報記憶部に記憶し、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、前記第3の手順は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールに埋め込まれているバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較することを特徴とする。
【0007】
本発明の結合共有モジュールのバージョン検査方式は、アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を記憶装置の共有モジュール情報記憶部に記憶し、前記アプリケーションの実行要求、および、前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を入力装置から受け付け、前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を共有モジュールバージョン取得手段により取得し、当該共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを共有モジュールバージョン確認手段により比較し、その結果を出力装置に出力する。また、前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行処理装置により実行する。前記記憶装置は、1つの前記アプリケーションに対し、複数の共有モジュール情報記憶部を備え、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、前記共有モジュールバージョン確認手段は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較する。そして、複数の共有モジュールの組み合わせについて管理できるようにして、適切な共有モジュールの組み合わせかどうかの検査を可能にし、管理する情報量の低減、自由度の増大を可能にし、アプリケーション開発にかかわる管理工数を軽減する。
【0008】
本発明の結合共有モジュールのバージョン検査プログラムは、アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を、記憶装置上の共有モジュール情報記憶部に記憶する第1の手順と、前記アプリケーションの実行要求、および前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を、入力装置から受け付ける第2の手順と、前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を取得し、当該バージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較し、その結果を、前記出力装置に出力する第3の手順と、前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行する第4の手順とをコンピュータに実行させ、このとき、前記第1の手順は、1つの前記アプリケーションに対応する複数の共有モジュール情報記憶部に記憶し、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、前記第3の手順は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールに埋め込まれているバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較する。
そして、複数の共有モジュールの組み合わせについて管理できるようにして、適切な共有モジュールの組み合わせかどうかの検査を可能にし、管理する情報量の低減、自由度の増大を可能にし、アプリケーション開発にかかわる管理工数を軽減する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態について説明する。
本発明は、例えば開発、テスト段階などに応じてアプリケーションを構成する共有モジュールのバージョンを管理し、アプリケーションにリンクされた共有モジュールが、そのアプリケーションの実行に適したバージョンであるかどうかを判断する方法を与えるものである。このため共有モジュールのバージョンを管理する共有モジュール情報記憶部を開発、テスト段階などに応じて複数持たせることで、複数の共有モジュールの組み合わせを管理できるようにして、適切な共有モジュールの組み合わせかどうかの検査を可能にする。
【0010】
図1は、この実施の形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの構成を示す機能ブロック図である。この実施の形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムは、キーボード等の入力装置1と、プログラム制御により動作する実行処理装置2と、情報を記憶する記憶装置3と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出力装置4などを備えている。
【0011】
共有モジュール情報記憶部31は、アプリケーションで使用される共有モジュールの識別子とバージョンを記憶し、アプリケーションやその実行環境(例えば開発、テスト段階)などに合わせて複数個用意することが出来る。
共有モジュールバージョン取得手段21は、入力装置1から検査対象のアプリケーション25の実行要求を受け取り、アプリケーション25にリンクされている共有モジュール23のバージョン情報24を取得する。
共有モジュールバージョン確認手段22は、共有モジュール情報記憶部31を参照して、共有モジュールバージョン取得手段21で取得したバージョン情報24と共有モジュール情報記憶部31で管理されている共有モジュールのバージョン情報を比較し、その結果を出力装置4に出力する。
【0012】
実行処理装置2は、共有モジュールのバージョン検査対象となるアプリケーション25を含み、アプリケーション25は複数の共有モジュール23、共有モジュールバージョン取得手段21および共有モジュールバージョン確認手段22を含む。
【0013】
次に、この結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの動作について説明する。
アプリケーション25は入力装置1から実行要求を受け取ると、共有モジュールバージョン取得手段21を呼び出す。共有モジュールバージョン取得手段21は、入力装置1で検査対象として指定された共有モジュール情報記憶部31についての情報をアプリケーション25から受け取り、記憶装置3を参照して共有モジュール情報記憶部31のアドレスを取得し、それを共有モジュールバージョン確認手段22に引き渡す。次に共有モジュールバージョン取得手段21は、アプリケーション25にリンクされている共有モジュール23のバージョン情報24を取得する。
【0014】
オペレーティングシステム等の機能により、共有モジュールにバージョンを埋め込む方法、および埋め込まれたバージョンを取得する方法は実現されているので、この機能を利用し共有モジュールバージョン取得手段21は、アプリケーション25にリンクされた複数の共有モジュール23に埋め込まれたバージョン24を順次取得して、その情報を共有モジュールバージョン確認手段22に引き渡す。
【0015】
共有モジュールバージョン確認手段22は、共有モジュールバージョン取得手段21から引き渡されたリンクされている共有モジュール23のバージョン情報24と、共有モジュール情報記憶部31に登録されている共有モジュールのバージョン情報の比較を行う。これらが一致しない場合には、メッセージを出力装置4へ出力する。出力装置4に出力されるメッセージを確認することで、バージョンが正しい共有モジュールをリンクしているかどうかが判明する。記憶装置3は共有モジュール情報記憶部31を含む。
【0016】
共有モジュール情報記憶部31は、図2に示すように、共有モジュール識別子とそのバージョンの情報を備えている。この共有モジュール情報記憶部31は複数用意することが出来る。アプリケーションを正常に動作させるためには、共有モジュールの適切なバージョンの組み合わせを選択する必要がある。例えば、”モジュールA”の”バージョン1.1”は、”モジュールB”の”バージョン2.0”との組み合わせで動作し、”モジュールA”の”バージョン1.2”は、”モジュールB”の”バージョン3.0”との組み合わせで動作するといった場合が考えられる。前者のような共有モジュールの組み合わせを管理する共有モジュール情報記憶部を図2の符号51、後者のような共有モジュールの組み合わせを管理する共有モジュール情報記憶部を図2の符号52で表している。
【0017】
アプリケーションは常に最新の共有モジュールを使用して動作させるとは限らない。例えば、開発の進捗状況によっては、古い共有モジュールの組み合わせと新しい共有モジュールの組み合わせを平行して動作確認することもある。また、アプリケーションのバグにより、新しい共有モジュールの組み合わせで動作していたものを古い共有モジュールの組み合わせに戻す場合もある。1つのアプリケーションで複数の共有モジュールの組み合わせが必要になるが、共有モジュール情報記憶部31を複数用意することで、新旧の共有モジュールの組み合わせに対応することが出来る。
【0018】
次に、図1、図3を参照してこの実施の形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの全体動作について詳細に説明する。
図3は、この実施の形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの動作を示すフローチャートである。
入力装置1から検査対象のアプリケーション25に対し、どの共有モジュール情報記憶部31を使用するかを指定し、実行処理装置2に実行要求を行う(ステップA1)。共有モジュールバージョン取得手段21は、アプリケーション25から入力装置1で指定された共有モジュール情報記憶部31についての情報を受け取り、記憶装置3を参照して前記共有モジュール情報記憶部31のアドレスを取得する(ステップA2)。次に、共有モジュールバージョン取得手段21は、リンクされている共有モジュール23の識別子を前記アプリケーションのリンク情報から取得し、その共有モジュール23に埋め込まれているバージョン情報24を取得する(ステップA3)。共有モジュールバージョン取得手段21が取得した共有モジュール情報記憶部31のアドレス、リンクされている共有モジュール23の識別子およびそのバージョン情報24を共有モジュールバージョン確認手段22に引き渡す。
【0019】
共有モジュールバージョン確認手段22は、受け取った共有モジュール情報記憶部31のアドレスを参照し、リンクされている共有モジュール23の識別子をキーにして(ステップA4)、共有モジュール情報記憶部31で管理されている前記共有モジュールのバージョン情報を取得し(ステップA5)、共有モジュールバージョン取得手段21から受け取ったバージョン情報24と共有モジュール情報記憶部31から取得したバージョンの比較を行う(ステップA6)。なお、ステップA4においてリンクしている共有モジュールがないときには処理を終了する。
【0020】
前記ステップA6における比較処理の結果が同じである場合、共有モジュールの整合性が取れているため、再度共有モジュールバージョン取得手段21を実行し、処理を継続する。これらが異なる場合、あるいはリンクされている共有モジュール23の識別子が共有モジュール情報記憶部31に登録されていない場合、リンクされている共有モジュール23の識別子、リンクされている共有モジュールのバージョン24、共有モジュール情報記憶部31から取得したバージョンとともに、共有モジュールが不正である旨のメッセージを出力装置4へ出力する(ステップA7)。メッセージ出力後、再度共有モジュールバージョン取得手段21を実行し、処理を継続する。
【0021】
再び呼び出された共有モジュールバージョン取得手段21は、リンクされている共有モジュール23の識別子とそのバージョン情報24の取得をリンクされている共有モジュール23が存在しなくなるまで繰り返す(ステップA4)。
これにより、すべての処理の終了後、出力装置4にメッセージが出力されなければ、リンクされているモジュールは正しいことがわかる。また、メッセージが出力された場合、不正なモジュールがリンクされていて、そのモジュール識別子、バージョンとリンクされるべきモジュールのバージョンを知ることが出来る。
【0022】
以上のように、この実施の形態によれば、共有モジュール情報記憶部31を複数個用意することが出来、どの共有モジュール情報記憶部で管理された共有モジュール群とバージョン比較を行うかを入力装置から指定できるため、共有モジュールの組み合わせを複数管理できる結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムを提供できる効果がある。
【0023】
次に、本発明の他の実施の形態について図1を用いて説明する。
共有モジュールの組み合わせを管理する際に、管理が不要な共有モジュールが存在する場合がある。このような共有モジュールは、例えば、十分にテストされていて動作の実績もあり、またその機能の追加や変更が将来的にも見込まれない共有モジュールであり、1つのバージョンのみが存在し、すべてのアプリケーション、実行環境で同じものが使用されるため、共有モジュール情報記憶部31でバージョンを管理する必要性は低い。
【0024】
また別の例では共有の度合いが低いモジュールがある。これは、そのアプリケーション固有の機能を含むようなモジュールで、機能追加、変更が頻繁に発生するような場合には、バージョン管理の対象から除外することで、共有モジュールバージョン情報記憶部31の共有度が高まる。例えば、アプリケーションAとアプリケーションBでは、それぞれ固有の共有モジュールを1つずつリンクしていて、それ以外は、同じバージョンの同じ共有モジュール群をリンクしている場合には、固有の共有モジュールを管理対象外とすることで、1つの共有モジュール情報記憶部31で、アプリケーションAとアプリケーションBを管理できるようになる。
【0025】
このようにバージョン管理が不要な共有モジュールのバージョン情報を共有モジュール情報記憶部31から削除することで、アプリケーションの管理工数を軽減することができ、またその管理方法の自由度も高まる。
【0026】
この実施の形態を実現するためには、前記実施の形態の共有モジュールバージョン確認手段22で、リンクされている共有モジュールの識別子をキーにして共有モジュール情報記憶部31を検索する際に、共有モジュール情報記憶部31に登録されていない場合にモジュールの不正ではなく、正常なモジュールとして扱うことで実現することが出来る。
【0027】
次に、この実施の形態の動作を図1および図4を用いて詳細に説明する。図4は、この実施の形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの動作を示すフローチャートである。なお、図3に示すフローチャートと同一または相当の処理については同一の符号を付してある。
共有モジュールバージョン確認手段22が、共有モジュールバージョン取得手段21から渡されたリンクされている共有モジュール23の識別子を取得し、共有モジュール情報記憶部31を検索(ステップA1,ステップA2,ステップA3,ステップA4,ステップA5)後に、新たに1つの判断ステップ(ステップA18)を追加する。この判断ステップでリンクされている共有モジュール23の識別子が共有モジュール情報記憶部31に登録されていない場合には、正常な共有モジュールとして判断し、ステップA18以降の処理(ステップA6,ステップA7)はスキップして、リンクされている共有モジュール情報の取得(ステップA3)を再度実行する。
これにより、リンクされている共有モジュールが共有モジュール情報記憶部31に登録されていない場合には、出力装置4にメッセージが出力されなくなる。
【0028】
以上のように、この実施の形態によれば、共有モジュールの管理工数を軽減し、管理方法の自由度を高められる結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムを提供できる効果がある。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を記憶する、共有モジュール情報記憶部を備える記憶装置と、前記アプリケーションの実行要求、および、前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を受け付ける、入力装置と、出力装置と、前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を取得する、共有モジュールバージョン取得手段、および、当該共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較し、その結果を、前記出力装置に出力する、共有モジュールバージョン確認手段とを備え、前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行する実行処理装置とを備え、前記記憶装置は、1つの前記アプリケーションに対し、複数の共有モジュール情報記憶部を備え、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、前記共有モジュールバージョン確認手段は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較するように構成したので、複数の共有モジュールの組み合わせについて管理して、適切な共有モジュールの組み合わせかどうかの検査が可能になり、管理する情報量の低減、自由度の増大が可能になり、アプリケーション開発にかかわる管理工数を軽減できる効果がある。
【0030】
本発明によれば、アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を、記憶装置上の共有モジュール情報記憶部に記憶する第1の手順と、前記アプリケーションの実行要求、および前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を、入力装置から受け付ける第2の手順と、前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を取得し、当該バージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較し、その結果を、前記出力装置に出力する第3の手順と、前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行する第4の手順とをコンピュータに実行させ、このとき、前記第1の手順は、1つの前記アプリケーションに対応する複数の共有モジュール情報記憶部に記憶し、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、前記第3の手順は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールに埋め込まれているバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較する。この結果、複数の共有モジュールの組み合わせについて管理して、適切な共有モジュールの組み合わせかどうかの検査が可能になり、管理する情報量の低減、自由度の増大が可能になり、アプリケーション開発にかかわる管理工数を軽減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の実施の一形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムにおける共有モジュール情報記憶部の構成を示す図である。
【図3】この発明の実施の一形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の一形態の結合共有モジュールのバージョン検査方式およびバージョン検査プログラムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……入力装置、21……共有モジュールバージョン取得手段、22……共有モジュールバージョン確認手段、23……共有モジュール、24……バージョン情報、31……共有モジュール情報記憶部。

Claims (6)

  1. アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を記憶する、共有モジュール情報記憶部を備える記憶装置と、
    前記アプリケーションの実行要求、および、前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を受け付ける、入力装置と、
    出力装置と、
    前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を取得する、共有モジュールバージョン取得手段、および、当該共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較し、その結果を、前記出力装置に出力する、共有モジュールバージョン確認手段とを備え、前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行する、実行処理装置と、
    を備え、
    前記記憶装置は、1つの前記アプリケーションに対し、複数の共有モジュール情報記憶部を備え、
    前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、
    前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、
    前記共有モジュールバージョン確認手段は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較する、
    ことを特徴とする結合共有モジュールのバージョン検査方式。
  2. 前記各共有モジュール情報記憶部は、
    前記1つのアプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールであって、バージョン管理が不要な共有モジュール以外の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を記憶し、
    前記共有モジュールバージョン確認手段は、
    前記アプリケーションにリンクされている前記複数の共有モジュールのそれぞれについて、当該共有モジュールの識別子およびバージョン情報が、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部に記憶されているか否かを判定し、
    記憶されていると判定した場合は、当該共有モジュールの識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールバージョン取得手段が取得したバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較する、
    ことを特徴とする請求項1記載の結合共有モジュールのバージョン検査方式。
  3. 前記バージョン管理が不要な共有モジュールは、1つのバージョンのみが存在し、全てのアプリケーション、実行環境で同じものが使用されるモジュールであることを特徴とする請求項2記載の結合共有モジュールのバージョン検査方式。
  4. 前記共有モジュール情報記憶部のそれぞれは、前記アプリケーションの開発段階およびテスト段階での実行環境を含む前記アプリケーションの実行環境に応じた共有モジュールの識別子およびバージョン情報を記憶することを特徴とする請求項1,2または3記載の結合共有モジュールのバージョン検査方式。
  5. アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を、記憶装置上の共有モジュール情報記憶部に記憶する第1の手順と、
    前記アプリケーションの実行要求、および前記記憶装置内の1つの共有モジュール情報記憶部を特定するための指定情報の入力を、入力装置から受け付ける第2の手順と、
    前記アプリケーションにリンクされている複数の共有モジュールのそれぞれに埋め込まれているバージョン情報を取得し、当該バージョン情報と、前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較し、その結果を、前記出力装置に出力する第3の手順と、
    前記実行要求に基づいて、前記アプリケーションを実行する第4の手順と、
    をコンピュータに実行させるための結合共有モジュールのバージョン検査プログラムであって、
    前記第1の手順は、1つの前記アプリケーションに対応する複数の共有モジュール情報記憶部に記憶し、
    前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数の識別子は、前記各共有モジュール情報記憶部間で同一であり、
    前記各共有モジュール情報記憶部に記憶する前記複数のバージョン情報は、前記各共有モジュール情報記憶部間で、少なくとも1つのバージョン情報が互いに異なる組み合わせであり、
    前記第3の手順は、同一の識別子に対応するバージョン情報であって、前記共有モジュールに埋め込まれているバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較する、
    ことを特徴とする結合共有モジュールのバージョン検査プログラム。
  6. 前記第1の手順は、
    バージョン管理が不要な共有モジュール以外の共有モジュールの識別子およびバージョン情報を記憶し、
    前記第3の手順は、
    前記アプリケーションにリンクされている前記複数の共有モジュールのそれぞれについて、当該共有モジュールの識別子およびバージョン情報が、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部に記憶されているか否かを判定し、
    記憶されていると判定した場合は、当該共有モジュールの識別子に対応するバージョン情報であって、当該共有モジュールに埋め込まれているバージョン情報と、前記指定情報により特定される前記共有モジュール情報記憶部から取得したバージョン情報とを比較する、
    ことを特徴とする請求項5記載の結合共有モジュールのバージョン検査プログラム。
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