JPH11282664A - 非互換プログラム修正システム - Google Patents

非互換プログラム修正システム

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JPH11282664A
JPH11282664A JP8109898A JP8109898A JPH11282664A JP H11282664 A JPH11282664 A JP H11282664A JP 8109898 A JP8109898 A JP 8109898A JP 8109898 A JP8109898 A JP 8109898A JP H11282664 A JPH11282664 A JP H11282664A
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JP
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function
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JP8109898A
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Shigeru Tago
滋 多胡
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機システムの実行環境に記憶されている
サブ・モジュールに非互換性があった場合にも、目的の
機能を実現可能にすること。 【解決手段】 あるプログラム・コードをある計算機シ
ステム上で実行するのに先立って、この計算機システム
が記憶しているサブ・モジュールのうち、プログラム・
コードが前提としている機能あるいは副作用と異なる非
互換モジュールをリストアップする検査機能と、前記機
能によりリストアップされる可能性のあるサブ・モジュ
ールについて、同じパラメータを入力とする別の互換モ
ジュールを登録および検索する機能とを持たせ、前記検
査機能により、リストアップされたサブ・モジュール群
の各々について、それと同じ名前で参照され、同じパラ
メータを入力とする、前記データベース機能により登録
されたサブ・モジュールによって置換した上で、前記プ
ログラム・コードを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演算装置上で任意
のプログラム・コードを実行可能な計算機システムに関
わり、特に、前記プログラム・コードが、1つあるいは
複数のサブ・モジュールと、1つのメイン・モジュール
とから構成され、かつ複数の計算機システムの各々が、
同じ名前で参照され、同じパラメータを入力とするサブ
・モジュールから構成される、前記プログラム・コード
の実行に必要なサブ・モジュール群の一部あるいは全部
を予め記憶し、前記プログラム・コードの実行時には、
前記メイン・モジュールのみを導入した上で、すでに記
憶済みのサブ・モジュールを組み合わせることによって
プログラム・コード全体を構成し、実行する機能を持つ
計算機システムにおけるプログラム修正システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】演算装置上で任意のプログラム・コード
を実行可能な計算機システムにおいて、あるプログラム
・コードを実行しようとする場合、そのプログラム・コ
ードが利用する全てのモジュール(メイン・モジュール
を含む)を1つのプログラム・パッケージとして配布あ
るいは複写し、それを導入するという方法では、異なる
プログラム・コード間で同一のサブ・モジュール(通
常、ライブラリと呼ばれる)を利用する機会が多いこと
を考えると、異なるプログラム・パッケージのファイル
内に共通のサブ・モジュール・ファイルが含まれること
になり、プログラム・パッケージの配布あるいは複写の
際に無駄な負荷がかかったり、導入先の補助記憶装置の
記憶域の大きさが無駄に大きくなったりするなどの問題
がある。
【0003】そこで、多くのプログラム・コード間で共
通に利用される可能性の高いサブ・モジュールについて
は、1つだけを予め前記計算機システム上に記憶してお
き、前記プログラム・コードの実行時に、プログラム・
コードごとに記憶されているメイン・モジュールおよび
サブ・モジュールと、予め記憶されているサブ・モジュ
ールの中から実行に必要なものを取り出して組み合わせ
ることにより、プログラム・コード全体を動的に構成し
て実行することにより、無駄な負荷や補助記憶装置の記
憶域の大きさの無駄を省略する方法が、多くの計算機シ
ステムで採用されている。これを通常、ダイナミック・
リンク・ライブラリと呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方法を採
用した計算機システムにおいては、次のような問題があ
る。
【0005】すなわち、異なる計算機システム上に予め
記憶されているサブ・モジュールのうち、同じ名前で参
照され、同じパラメータを入力とするサブ・モジュール
について、その機能あるいは副作用が、各計算機システ
ム間で異なるという問題が発生する。副作用とは、サブ
・モジュールが動作することにより、他のモジュールに
及ぼす影響などの主たる作用に付随して起こる作用のこ
とである。これを一般に非互換性と呼ぶ。これは、同じ
名前で参照され、同じパラメータを入力とするサブ・モ
ジュールであっても、その開発時期が異なっていたり、
共通でない不具合(バグ)を含んでいたり、各サブ・モ
ジュールが利用する別のサブ・モジュールやオペレーテ
ィング・システムの機能や副作用に違いがあるなどの理
由に起因する。
【0006】そのため、あるプログラム・コードの開発
者が、そのプログラム・コードの実行時に利用するサブ
・モジュールの機能あるいは副作用として開発時点で前
提にしているものと、実際に実行される計算機システム
が記憶しているサブ・モジュールの機能あるいは副作用
との間に相違点があった場合に、前記プログラム・コー
ドの開発者が目的としている動作を実現できない計算機
システムが存在してしまうという問題がある。
【0007】本発明の目的は、このような問題を解決す
ることであり、プログラムパッケージに含まれていない
サブ・モジュールに非互換性がある場合に、それを自動
的あるいは手動操作で確認し、予め用意されている互換
モジュールと置換することにより、実行環境に記憶され
ているサブ・モジュールに非互換性があった場合にも、
目的の機能を実現することができる非互換プログラム修
正システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、以下のよう
な手段により、上記の課題を解決する。
【0009】すなわち、あるプログラム・コードをある
計算機システム上で実行するのに先立って、この計算機
システムが記憶しているサブ・モジュールのうち、その
機能あるいは副作用が前記プログラム・コードが前提と
している機能あるいは副作用と異なるもの(非互換モジ
ュール)をリストアップする検査手段と、リストアップ
される可能性のあるサブ・モジュールについて、前記プ
ログラム・コードが前提としている機能あるいは副作用
を持ち、同じ名前で参照され、同じパラメータを入力と
する別のサブ・モジュール(互換モジュール)を登録お
よび検索する手段とを、前記計算機システムあるいは、
前記計算機システムとネットワークを介して通信可能な
サーバシステムに持たせ、前記検査手段により、前提と
している機能あるいは副作用と異なる機能あるいは副作
用と持つものとしてリストアップされたサブ・モジュー
ル群の各々について、それと同じ名前で参照され、同じ
パラメータを入力とする互換モジュールによって置換し
た上で、前記プログラム・コードを実行する。
【0010】さらに、前記検査手段においては、各サブ
・モジュールごとの予想される相違点に従って予め用意
された検査機構により、前記プログラム・コードの実行
直前に自動的に検査処理を実行する機能と、各サブ・モ
ジュールごとの予想される相違点に従って予め用意され
たパラメータを該当するサブ・モジュールに入力し、そ
の結果を出力装置に出力した上で、前提となっている結
果が得られたかどうかを実行者によって確認させ、確認
結果を折り返し入力させることにより検査処理を実行す
る機能の、いずれかあるいはその両方を持たせる。
【0011】さらに、前記2種類の検査機能の各々につ
いて、個々のサブ・モジュールに対応した検査処理を実
行するモジュールを、データベース機能により、各サブ
・モジュールに対応付けて登録および検索することによ
り、検査処理実行時点で検査対象となるサブ・モジュー
ルに対応した検査処理モジュールを取り出し、起動する
機能を持たせる。
【0012】さらに、検査機能により、前提としている
機能あるいは副作用と異なるものとしてリストアップさ
れる可能性のあるサブ・モジュールのうち、あるプログ
ラム・コードにとって、置換する必要のあるものかどう
かを指定する機能を、前記プログラム・コードに持たせ
る。
【0013】さらに、前記データベース機能により登録
されるサブ・モジュールについて、同じ名前で参照さ
れ、同じパラメータを入力とするサブ・モジュールに対
し、異なる機能あるいは副作用を持つ複数のサブ・モジ
ュールを登録することにより、あるプログラム・コード
の実行に当たって、そのプログラム・コードが必要とし
ている機能あるいは副作用を持つサブ・モジュールを、
データベース機能により取り出し、置換する機能を持た
せる。
【0014】本発明の手段により、以下のことが可能と
なる。
【0015】1)あるプログラム・コードを実行しよう
とした際、実行する計算機システム上に予め記憶されて
いるサブ・モジュールの中に、前記プログラム・コード
が前提としている機能あるいは副作用を持たないサブ・
モジュール(非互換モジュール)があった場合に、これ
と、互換モジュールとを自動的あるいは手動操作により
置換し、その上で前記プログラム・コードを実行するこ
とにより、実行する計算機システムによって非互換モジ
ュールが存在したとしても、目的の動作を実現すること
が可能となる。
【0016】2)また、非互換モジュールの存在が新た
に確認されたとしても、データベースに対し、そのサブ
・モジュールの検査処理を実行するモジュールと、その
サブ・モジュールと置換する互換モジュールを登録する
ことにより、未確認の非互換モジュールの記憶されてい
る計算機システム上でも目的の動作を実現することが可
能となる。
【0017】3)また、全ての非互換モジュールの中か
ら、置換する必要のあるサブ・モジュールを指定するこ
とにより、非互換モジュールの置換に必要な処理の負荷
や補助記憶装置の記憶域を最適化することができる。
【0018】4)また、同一の非互換モジュールについ
て、複数のプログラム・コードの各々が必要としている
機能あるいは副作用についてのみ互換性を実現した複数
のサブ・モジュールを利用可能にすることで、置換する
サブ・モジュールの大きさを小さくし、その置換に必要
な処理の負荷や、そのサブ・モジュールを開発するのに
必要な工数などを削減することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態を示すシステ
ム構成図である。この実施形態は、本発明をクライアン
ト・サーバ構成の計算機システムに適用したものであ
る。
【0021】図1において、101は、文字あるいは画
像を表示する機能を持つディスプレイ装置、102は、
プログラム・コードを実行する機能を持つ演算装置であ
る。103は、本計算機システム上で実行されるプログ
ラム・コードに必要な各種サブ・モジュールを記憶して
いる補助記憶装置である。
【0022】104は、2個の計算機システム間でのデ
ータ通信を可能とするネットワークである。105およ
び106は、ネットワーク104を介してデータの送受
信を行う機能を持つサーバ・システムである。107お
よび109は、演算装置102上で動作可能なプログラ
ム・コードを記憶するための補助記憶装置である。
【0023】108および110は、非互換モジュール
であるかどうかの検査の対象とするサブ・モジュールの
リストを記憶するための補助記憶装置である。
【0024】111は、ネットワーク104を介してデ
ータの送受信を行う機能を持つサーバ・システムであ
る。112は、各種互換モジュールを記憶するための補
助記憶装置である。113は、各サブ・モジュールが非
互換モジュールであるかどうかを検査する処理を実行す
るための各種検査処理モジュールを記憶するための補助
記憶装置である。
【0025】図2は、計算機システム上で動作するプロ
グラム・コードのメイン・モジュールが利用するサブ・
モジュールの名前と、それらに対する入力パラメータの
テーブルを示している。このテーブルは、前記プログラ
ム・コード中に含まれている。
【0026】201は、サブ・モジュールの名前を示し
ている。202〜204は、201に記述した名前のサ
ブ・モジュールに対し入力するパラメータである。
【0027】図3は、補助記憶装置103から読み出し
た各種サブ・モジュールのメモリ中の一時保管場所を示
すためのテーブルである。
【0028】図3において、301は、サブ・モジュー
ルの名前を示している。302は、メモリ中の対応する
サブ・モジュールの記憶場所、すなわちアドレスを示し
ている。この記憶場所は、メモリのハードウェア・アド
レスでなくとも、高級言語による変数あるいはポインタ
なども可能である。
【0029】図4は、特定のプログラム・コードに対
し、その実行に先立って、非互換モジュールであるかど
うかを検査すべきサブ・モジュール群を示すテーブルで
ある。図4において、401は、サブ・モジュールの名
前を示している。402〜404は、401に記述した
名前のサブ・モジュールに対し、検査時に入力するパラ
メータである。405は、204に記述した名前のサブ
・モジュールの検査処理を実行させるための検査処理モ
ジュールの識別子(ID)である。
【0030】図5は、補助記憶装置113に記憶されて
いる各種検査処理モジュールの一覧を格納したテーブル
である。図5において、501は、サブ・モジュールの
名前を示している。502は、501に記述したサブ・
モジュールの複数ある互換モジュールを識別するための
識別子(ID)である。503は、501に記述したサ
ブ・モジュールのモジュール・ファイル(プログラムフ
ァイル)のファイル名を示している。
【0031】図6は、補助記憶装置113に記憶されて
いる各種検査処理モジュールの1つが、対応するサブ・
モジュールの検査を行う際にディスプレイ装置101に
表示する画面の例である。
【0032】図7は、図4のテーブルに従い検査した結
果、非互換モジュールと判断されたサブ・モジュール群
を示すテーブルである。図7において、701は、サブ
・モジュールの名前を示している。702は、非互換モ
ジュールと判断された701に記述したサブ・モジュー
ルと置換する補助記憶装置112に記憶されているサブ
・モジュールの識別子(ID)を示している。
【0033】図8は、補助記憶装置112に記憶されて
いるサブ・モジュールの一覧を格納したテーブルであ
る。801は、サブ・モジュールの名前を示している。
802は、801に記述したサブ・モジュールの複数あ
る互換モジュールを識別するための識別子(ID)であ
る。803は、各互換モジュールのモジュール・ファイ
ル(プログラムファイル)のファイル名を示している。
【0034】図9は、本実施形態における処理の流れを
示すフローチャートである。以下、このフローチャート
に従い、本実施形態の全体の処理を説明する。
【0035】まず、演算装置102において、特定のプ
ログラム・コードを指定して、計算機システムを起動す
る(ステップ901)。すると、指定されたプログラム
・コードを補助記憶装置に記憶しているサーバ、例えば
106に対してネットワーク104経由で、プログラム
・コードの転送要求が送信される。そして、補助記憶装
置110からプログラム・コードが読み出され、やはり
ネットワーク104経由で演算装置103上にプログラ
ム・コードが複写される(ステップ902)。このプロ
グラム・コードには図2のテーブルも含まれている。次
に、同じサーバ106から、図4に示したテーブルを、
手順902と同様の方法で、演算装置103上に複写す
る(ステップ903)。これにより、指定されたプログ
ラム・コードに対応するメイン・モジュールが使用する
サブ・モジュールのリスト(図2)と、検査対象となる
サブ・モジュールのリスト(図4)が得られたことにな
る。以下、図4に示したテーブルに一覧されているサブ
・モジュールの各々に対して、一連の処理を実行する。
【0036】まず、図4の401からサブ・モジュール
名を読み出し、また、その入力パラメータを402〜4
04から読み出す(ステップ904)。次に、そのサブ
・モジュールに対して置換する互換モジュールの識別子
を405から読み出す(ステップ905)。次に、ネッ
トワーク104経由で、サーバ111に対し、検査処理
モジュールの転送要求を送信する(ステップ906)。
サーバ111は、図5に示したテーブルを参照し、モジ
ュール名501と識別子502が転送要求で指定された
ものと一致するサブ・モジュールについて、503に記
述されたモジュール・ファイルを補助記憶装置113か
ら読み出し、転送する(ステップ907)。
【0037】演算装置102では、補助記憶装置103
から、該当するサブ・モジュールを読み出し、ステップ
907で受信した検査処理モジュールを実行する(ステ
ップ908)。検査処理モジュールの実行に当たって
は、そこからさらに起動される補助記憶装置103に記
憶されていたサブ・モジュールに対し、402〜404
に記述されている入力パラメータを入力する。
【0038】検査処理モジュールは、908の入力パラ
メータを、対応するサブ・モジュールに入力し、それを
起動する。そして、その結果(機能あるいは副作用)を
検査する(ステップ909)。この検査においては、サ
ブ・モジュールの終了時に出力される文字データや数値
データを期待値と比較したり、図6に示したように、例
えばラベルの文字列が正しく表示されるかどうかを実行
者に問い合わせ、その結果を「OK」なのか「NOTO
K」なのかで異なるボタンを押させることにより実行す
る。図6においては、「ラベルの文字列の表示」という
のが正しいのであるが、破線枠に示す「示」の文字が欠
落している例を示している。この例では、「示」の文字
が欠落しているため、実行者は「NOTOK」のボタン
を選択する。
【0039】その結果、期待値を異なる出力を得たり、
実行者が「NOTOK」のボタンを押したりした場合
は、補助記憶装置103に記憶されているサブ・モジュ
ールが非互換モジュールであると判断し、図7に示した
テーブルに、サブ・モジュールの名前と、互換モジュー
ルの識別子405を追加する(ステップ910)。
【0040】もし、非互換モジュールでないと判断され
た場合は、補助記憶装置103に記憶されているサブ・
モジュールを演算装置102のメモリ中に読み込み、そ
の記憶場所を302に追加する(ステップ911)。
【0041】こうして、ステップ904〜911の処理
を、図4に示したテーブルに一覧されているサブ・モジ
ュールの全てについて実行する。この結果、作成された
図7のテーブルに一覧されているサブ・モジュールの各
々について、サブ・モジュールの名前701と、そのサ
ブ・モジュールの互換モジュールの識別子702を指定
して、サーバ111に対し、互換モジュールの転送要求
を送信する(ステップ912)。
【0042】サーバ111は、図8のテーブルを参照
し、912の転送要求で指定されたサブ・モジュール
の、指定された識別子のモジュール・ファイルをモジュ
ールファイル名803を元に補助記憶装置112から取
り出し、転送する(ステップ913)。転送されたモジ
ュール・ファイルは、メモリ中に読み込まれ、その記憶
場所を302に追加する(ステップ914)。最後に、
図2に示されていて図4に示されていないサブ・モジュ
ールを補助記憶装置103から読み出し、その記憶場所
を302に追加する(ステップ915)。そして、演算
装置102上で、図2を参照しながら、メイン・モジュ
ールおよび各サブ・モジュールを実行する(ステップ9
16)。
【0043】なお、本実施形態は、クライアント・サー
バ構成の計算機システムに本発明を適用したものである
が、本発明はこのような構成に限定されるものではな
く、上記実施形態と同様の機能を1つの計算機システム
内に設けて実施することができる。また、サーバ機能を
1つのサーバに集約した構成にすることもできる。この
ほかに、実施に当たっては、メモリ容量や負荷を考慮
し、各機能を適宜に分散して構成することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、次のよ
うな効果が得られる。 1)あるプログラム・コードを実行しようとした際、実
行する計算機システム上に予め記憶されているサブ・モ
ジュールの中に、前記プログラム・コードが前提として
いる機能あるいは副作用を持たないサブ・モジュール
(非互換モジュール)があった場合に、これと、互換モ
ジュールとを自動的あるいは手動操作により置換し、そ
の上で前記プログラム・コードを実行することにより、
実行する計算機システムによって非互換モジュールが存
在したとしても、目的の動作を実現することが可能とな
る。
【0045】2)また、非互換モジュールの存在が新た
に確認されたとしても、データベースに対し、そのサブ
・モジュールの検査処理を実行するモジュールと、その
サブ・モジュールと置換する互換モジュールを登録する
ことにより、未確認の非互換モジュールの記憶されてい
る計算機システム上でも目的の動作を実現することが可
能となる。
【0046】3)また、全ての非互換モジュールの中か
ら、置換する必要のあるサブ・モジュールを指定するこ
とにより、非互換モジュールの置換に必要な処理の負荷
や補助記憶装置の記憶域を最適化することができる。
【0047】4)また、同一の非互換モジュールについ
て、複数のプログラム・コードの各々が必要としている
機能あるいは副作用についてのみ互換性を実現した複数
のサブ・モジュールを利用可能にすることで、置換する
サブ・モジュールの大きさを小さくし、その置換に必要
な処理の負荷や、そのサブ・モジュールを開発するのに
必要な工数などを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシステム構成図であ
る。
【図2】メイン・モジュールから利用されるサブ・モジ
ュールとその入力パラメータのテーブル構成図である。
【図3】メモリ中の各サブ・モジュールの名前とその記
憶場所のテーブル構成図である。
【図4】特定のプログラム・コードに関して、検査する
必要があるサブ・モジュールとその入力パラメータのテ
ーブル構成図である。
【図5】各サブ・モジュールに対応した検査処理モジュ
ールの名前と識別子のテーブル構成図である。
【図6】検査処理の出力例を示す図である。
【図7】置換が必要なサブ・モジュールの名前と識別子
のテーブル構成図である。
【図8】置換するための互換モジュールの名前と識別子
のテーブル構成図である。
【図9】実施形態の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…ディスプレイ装置、102…演算装置、103
…補助記憶装置、104…ネットワーク、105、10
6サーバシステム、107〜110…補助記憶装置、1
11…サーバシステム、112、113…補助記憶装
置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算装置上で任意のプログラム・コード
    を実行可能な計算機システムであり、かつ前記プログラ
    ム・コードが、1つあるいは複数のサブ・モジュール
    と、1つのメイン・モジュールとから構成され、かつ複
    数の計算機システムの各々が、同じ名前で参照され、同
    じパラメータを入力とするサブ・モジュールから構成さ
    れる、前記プログラム・コードの実行に必要なサブ・モ
    ジュール群の一部あるいは全部を予め記憶し、前記プロ
    グラム・コードの実行時には、前記メイン・モジュール
    のみを導入した上で、既に記憶済みのサブ・モジュール
    を組み合わせることによってプログラム・コード全体を
    構成し、実行する機能を持つ計算機システムにおいて、 前記プログラム・コードの開発時に前提となっている機
    能あるいは副作用を持つサブ・モジュールに対して、予
    め各計算機システムが記憶している同じ名前で参照さ
    れ、同じパラメータを入力とするサブ・モジュールで、
    その機能あるいは副作用が完全には同一でない場合に、
    該当するサブ・モジュールを、前記プログラム・コード
    の実行に先立ってリストアップする手段と、該当するサ
    ブ・モジュールと同じ名前で参照され、同じパラメータ
    を入力とし、前記プログラム・コードの開発時に前提と
    なっている機能あるいは副作用を持つサブ・モジュール
    を登録および検索する手段とを備え、機能あるいは副作
    用が完全には同一でないサブ・モジュールに対して、機
    能あるいは副作用が完全に同一であるサブ・モジュール
    を検索し、これを前記サブ・モジュールと置換した上で
    前記プログラム・コードを実行することにより、同じ名
    前で参照され、同じパラメータを入力とし、機能あるい
    は副作用が完全には同一ではないサブ・モジュールを記
    憶している計算機システム上で、前記プログラム・コー
    ドを正常に実行させることを特徴とするプログラム修正
    システム。
  2. 【請求項2】 実行するプログラム・コードの前提とな
    っている機能あるいは副作用を持つサブ・モジュールに
    対して、各計算機が記憶している同じ名前で参照され、
    同じパラメータを入力とするサブ・モジュールで、その
    機能あるいは副作用が完全には同一でないようなサブ・
    モジュールを、前記プログラム・コードの実行に先立っ
    て自動的にリストアップする手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載のプログラム修正システム。
  3. 【請求項3】 実行するプログラム・コードの前提とな
    っている機能あるいは副作用を持つサブ・モジュールに
    対して、各計算機が記憶している同じ名前で参照され、
    同じパラメータを入力とするサブ・モジュールで、その
    機能あるいは副作用が完全には同一でないようなサブ・
    モジュールを、前記プログラム・コードの実行に先立っ
    て該当する機能あるいは副作用を実行し、その結果を実
    行者に出力装置を介して確認させることによってリスト
    アップする手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    のプログラム修正システム。
  4. 【請求項4】 ネットワーク経由での置換任意のサブ・
    モジュールを登録および検索する機能と、ネットワーク
    を介して任意のサブ・モジュールを転送する機能を持つ
    サーバシステムと、ネットワークを介して受信したサブ
    ・モジュールとメイン・モジュールを組み合わせてプロ
    グラム・コードを実行する機能を持つクライアントシス
    テムを備え、クライアントシステムが記憶しているサブ
    ・モジュールと同じ名前で参照され、同じパラメータを
    入力とするサブ・モジュールをサーバシステムから転送
    することを特徴とする請求項1記載のプログラム修正シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 互換性確認モジュールの添付サーバシス
    テムに登録済みの特定のサブ・モジュールに対し、同じ
    名前で参照され、同じパラメータを入力とする別のサブ
    ・モジュールが、同一の機能あるいは副作用を持つこと
    を確認するためのプログラム・コードを前記サブ・モジ
    ュールと対応させてサーバシステム上に登録し、任意の
    プログラム・コードの実行に先立ってサブ・モジュール
    の機能あるいは副作用を確認する際に、前記サーバシス
    テム上のプログラム・コードを実行し、その結果を元に
    サブ・モジュールのリストアップをすることを特徴とす
    る請求項2〜4記載のいずれかのプログラム修正システ
    ム。
  6. 【請求項6】 任意のプログラム・コードに対して、こ
    のプログラム・コードの実行に必要な全サブ・モジュー
    ルのうち、実行に先立って機能あるいは副作用の確認対
    象とするサブ・モジュール群を、前記プログラム・コー
    ドと1対1に対応付けて指定することを特徴とする請求
    項2〜4記載のいずれかのプログラム修正システム。
  7. 【請求項7】 同じ名前で参照され、同じパラメータを
    入力とするサブ・モジュール群の各々について、これと
    置換可能な複数のサブ・モジュールに対し、その各々に
    異なる機能あるいは副作用を持たせ、任意のプログラム
    ・コードの実行に先立って、いずれかのサブ・モジュー
    ルの置換操作が必要になった時点で、予めプログラム・
    コードごとに指定されている機能あるいは副作用を持つ
    サブ・モジュールを選択し、置換することによって、前
    記プログラム・モジュールが開発時に前提としている機
    能あるいは副作用のみを正常に動作させることを特徴と
    する請求項2〜4記載のいずれかのプログラム修正シス
    テム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002063482A1 (fr) * 2001-02-07 2002-08-15 Shima, Masahiko Contenu et systeme de gestion/d'utilisation de contenu
US7363237B1 (en) * 2002-12-31 2008-04-22 Adams Phillip M Enforcement process for correction of hardware and software defects

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