JP3728417B2 - 交通安全施設管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号機、道路標識、道路標示等の交通安全施設の総合的な管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、警察では、交通の安全と車両の円滑な流れを図るために、道路に沿って多数の信号機、道路標識及び道路標示等の交通安全施設を設置して、交通規制を行っていた。
これらの交通安全施設は、交通安全施設は道路に沿って設置されたことによって、その役割が終了する訳ではなく、設置後の維持管理が適正に行われることによって、その役割を果たすことができるものである。
特に、交通規制の変更等に伴って、該当する交通安全施設の設置や、更新は迅速且つ確実に実行されなければならない。
【0004】
しかし、従来のこの種の交通安全施設の管理は、台帳で管理されているのが普通であった。
そして、従来の台帳による管理では、標識や標示の管理が全て手作業で行なわれていたので、全ての作業に時間がかかり、複雑な設計や工事費用の積算等にミスが発生し易いという問題があった。
【0005】
また、近年の高度化する道路交通の管理にも十分に対応ができているとは言い難いのが実状であった。
例えば、交通事故等により標識が破損し、緊急に補修を行うような場合には、個別に管理されている台帳を参照して、補修工事に必要な書類を作成して工事を行うのでは時間がかかりすぎる。
【0006】
また、当該標識の設計図面は保存されていても、その属性データが保存されていなかったり、設計図面の内容と属性データの内容が異なっていたりして、データ間に矛盾を生じる場合もあった。
さらに、従来の管理では、通常の地図上に記載されているので、設置箇所が地図の頁の継ぎ目に位置している場合には見にくく、隣接する標識とは別の頁に記載されているので、相間関係が捉え難いという問題もあった。
【0007】
また、従来の台帳によるシステムでは、交通規制、標識、標示がそれぞれ個別の台帳一覧形式に管理されているため、互いにリンクされていなかった。
また、地図上には標識や標示がそれぞれマークとして記載されているだけであるので、その属性データや設計状況の詳細なデータを含んでおらず、交通安全施設全体を、一元的、且つ視覚的に管理することが困難であった。
【0008】
さらに、交通規制と標識及び標示の相互を関連ずけて、一元的に管理するという思想が確立されてはいなかったので、ある特定の交通規制に基づいて設置された標識や標示を過不足なく抽出するためには、複数の管理台帳の全てを参照しなければならなかった。
また、新たな交通規制を行う場合には、既存の標識や標示との間に矛盾を生じないか否かの確認が、困難で、且つ、時間の掛かる作業であった。
【0009】
また、CPUを利用して、排水溝及びガードレール等の道路付帯設備の管理を行うものとしては、特開平10−31416号公報に記載のものが知られている。
該公報に記載のものは、「地図及び地図上の道路付帯設備の図形配置を複数の地理区域毎に記憶する地図記憶手段と、前記道路付帯設備の表示及び寸法値を前記複数の地理区域毎に記憶する設備記憶手段と、検索条件の入力手段と、前記設備記憶手段に記憶される道路付帯設備の表示及び寸法値を、前記複数の地理区域にわたって前記入力手段から入力された検索条件に基づいて検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果の寸歩値について集計処理を行う集計手段と、前記地図記憶手段に記憶される地図及び図形配置、前記検索手段による検索結果ならびに前記集計手段による集計結果の出力手段とを、有することを特徴とする道路付帯設備の管理システム。」である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来の交通安全施設の管理は、台帳で管理されているのが普通であり、例え、CPUの利用により電子化したとしても、従来の台帳管理のデータをそのまま電子データ化しているのが実状で、本来、交通規制と信号器、道路標識、道路標示等の交通安全施設の一元的な管理を実行するシステムがないという問題があった。
【0011】
本発明の課題
(目的)は、交通規制と信号器、道路標識、道路標示等の交通安全施設を道路地図データと共に関連したデータベースを作成することによって、一元的な管理及び更新の作業が容易にできるシステムを提供することにある。
また、特別なコンピュータに関する知識を有しない者でも、容易にデータベースへの入力及びデータベースを使用した道路標識や道路標示の更新のための計画・発注が可能なシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、複数の交通安全施設を管理する交通安全施設管理システムにおいて、設置対象の交通安全施設の設置位置を含む道路を主とした地図と、当該道路に関する既存の交通安全施設及び当該交通安全施設近傍の交通規制をデータベースから読み出して交通安全施設と交通規制とを併せて表示部に表示する表示制御手段と、任意位置に設置対象の交通安全施設を図形表示された複数の候補の中から選択的に入力する入力手段と、
入力された交通安全施設を地図データと共に前記データベースに更新記録する記録手段と、前記記憶された交通安全施設を個別又は任意の組合せで、前記データベースから読み出して出力する出力手段とで交通安全施設管理システムを構成する。(請求項1)
【0013】
前記交通安全施設の新たな設置及び更新に際しての入力は、対応する道路の規制に合致しないものは排除される構成とする。(請求項2)
また、前記交通安全施設は、信号機、標識及び標示からなり、道路毎及び個々の交通管理施設毎に、その種類及び価格等の個別データがデータベースに記録する。(請求項3)
また、前記データベースの地図データは、GPS等の位置測定手段の測定結果に連動する構成とする。(請求項4)
【0014】
任意の交通安全施設の設置位置を含む道路を主とした地図と、当該道路に関する既存の交通安全施設及び当該交通安全施設近傍の交通規制をデータベースから読み出して交通安全施設と交通規制とを併せて表示部に表示するステップと、
前記交通安全施設の設置位置近傍に、更新すべき新たな交通安全施設を図形表示された複数の候補の中から選択的に入力して、更新前のものと表示形態を異ならせて表示するステップと、
前記交通安全施設の更新に際しての入力は、対応する道路の規制に合致しないものは排除するステップと、
工事終了後に、変更後の交通安全施設を更新前のものに替えてデータベースに登録するステップと、
前記データベースから新たな交通安全施設の少なくとも価格を含む個別データを計画・発注帳票として出力するステップと、
を含むことを特徴とする交通安全施設管理システムを用いた交通安全施設の更新計画を実行する。(請求項5)
【0015】
また、前記新たな交通安全施設の工事の完成後に、前記データベースの交通安全施設データを既存のデータから新たな交通安全施設データに更新するステップを含む。(請求項6)
また、前記交通安全施設要素は、信号機、標識及び標示からなり、当該道路の規制に合致した複数の候補の中から選択的に入力する。(請求項7)
【0016】
任意の交通安全施設の設置位置を含む道路を主とした地図と、当該道路に関する既存の交通安全施設及び当該交通安全施設近傍の交通規制をデータベースから読み出して交通安全施設と交通規制とを併せて表示部に表示する手順と、
前記交通安全施設の設置位置近傍に、更新すべき新たな交通安全施設を図形表示された複数の候補の中から選択的に入力して、更新前のものと表示形態を異ならせて表示する手順と、
前記交通安全施設の更新に際しての入力は、対応する道路の規制に合致しないものは排除する手順と、
前記新たな交通安全施設要素の少なくとも価格を含む個別データを出力する手順とをコンピュータに実行させる交通安全施設要素の更新処理計画プログラム。(請求項8)
また、前記請求項1〜8に記載された交通安全施設管理システムのプログラム及びデータが記録された記録媒体。(請求項9)
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の交通安全施設管理システムの構成を図1を用いて説明する。
図1において、1は本発明の交通安全施設管理システム用コンピュータであり、1-1の据え置き型のコンピュータ又は1-2の携帯型のノート型等のコンピュータが利用される。
特に、1-2のノート型のコンピュータの場合には、該ノート型コンピュータを現場である任意の場所に移動して、6に示す人工衛星を利用したGPS信号をノート型コンピュータに設けられたGPS受信部(図示せず)で受信して、地図データ上に、現在の位置を示ながら、種々の入力操作を実行できる。
【0018】
2-1〜2-8は記憶装置上に形成された各種データベースを示し、それぞれ、地図DB,交通規制DB,標識DB,標示DB,信号機DB,事故DB,その他DB、部品DBが含まれ、データベースリンク7を介して相互にリンクされている。
交通規制DB,標識DB,標示DB,及び信号機DBには、それぞれの詳細な属性データが蓄積されている。
また、部品DBには、CADデータが蓄積されている。
3は本交通安全施設官営システムを動作させるためのプログラムが蓄積されたシステム・コントロール・ファイルである。
4は標識や標示の更新に伴う計画・発注の帳票を出力するプリンタであり、5は電子データを出力するデータ出力部である。
【0019】
また、データベースの内の地図DB2-1には、道路を主とした詳細な地図データが周囲の住宅や建造物との関係で蓄積されている。
また、この地図DBは、前記GPS信号による位置データとリンクしており、携帯型のノート型コンピュータを野外に持ち出した際には、現在位置をコンピュータの表示部に表示された地図上に指示できる。
【0020】
また、交通規制DB2-2には、道路毎又は地域毎の各種の交通規制が蓄積されている。
そして、該交通規制データを用いて、例えば、一方通行の道路や、速度制限50km/h規制の範囲等を地図上の道路表示に併せて、標識や標示と共に表示することが可能である。
したがって、その規制に合致しない標識や標示があれば、容易に見つけることができる。
また、新たな標識や標示を設置したり、従来のものから変更する場合には、規制に合致しない標識や標示をプログラムを使用して自動的に排除することも可能である。
【0021】
また、標識DB2-3には、全ての道路標識のデータが蓄積されており、各標識の設置位置、設置時期、種類、色、大きさ等のデータが、標識毎や設置道路毎等の各種の統計が取れるように管理されている。
【0022】
また、標示DB2-4には、全ての道路標示のデータが蓄積されており、各標示の設置位置、設置時期、種類、大きさ等のデータが、標示毎や設置道路毎等の各種の統計が取れるように管理されている。
【0023】
また、信号機DB2-5には、全ての信号機のデータが蓄積されており、各信号機の設置位置、設置時期、種類等のデータが、信号機毎や設置道路毎等の各種の統計が取れるように管理されている。
【0024】
また、事故DB2-6及びその他DB2-7は、本交通安全施設管理システムとは直接には関係しないが、事故のデータを道路位置や発生時点等のデータを蓄積しておくことによって、交通安全施設の更新等の参考資料に利用される。
【0025】
また、部品DB2-8は、信号機、道路標識や道路標示の個々のデータが蓄積されていて、その種類や大きさのみでなく、個々の価格等もデータとして蓄積されているので、信号機、道路標識及び道路標示の新設や更新の計画・発注の際に、有効に利用される。
【0026】
次に、本発明の交通安全施設システムを利用した道路標識の更新の設計及び発注の手順について、例を挙げて説明する。
交通安全施設管理システムの記憶手段(内部記憶手段でも外部記憶手段でも可)には、データベースの地図DB,交通規制DB,標識DB,標示DB,信号機DB,事故DB,その他DB、部品DBには、地図データ及び既存の規制データ及び交通安全施設データが格納されている状態とする。
【0027】
所定の地図画面の選択によって、道路地図が地図DB2-1から読み出されて図2の如く表示される。
そして、この地図画面上には、既存の標識、表示及び信号機がそれぞれ標識DB2-3,表示DB2-4及び信号機DB2-5から読み出されて併せて図示の如く実際の形状に類似したものとして表示される。
【0028】
先ず、図2の地図画面から、標識作成(H)を選択すると図3の画面になる。(ステップS1)
ここでは、指定方向外通行禁止の標識の横に、新たな標識を設置する場合を説明する。
次に、図3の画面上で、設置する標識図または標示図の設置位置をマウス又はカーソル等によって、図で十字で示されているように指示して確定する。
なお、確定された位置は、GPSシステムによる位置データに基づいて、緯度・経度でデータベース上に記録される。(ステップS2)
【0029】
ステップS2の操作により画面は、図4の如き属性の入力画面変わる。
この画面では、新たに設置又は変更される標識又は表示の属性の入力画面の入力項目を示すウインドウが画面上に表示される。
このウインドウの詳細の一例を、図5として示す。
この属性データの入力は、図示の入力項目(例えば、標識種別、所轄署、大工事名称、小工期番号、路線名称、目標物名等)をキーボードから入力を行う。(ステップS3)
【0030】
ステップS3によって、画面が図6のCAD画面に変わる。
CAD画面において、個々の標識の選択は、蓄積されたDACデータの中からマウス等による選択によって容易に実行できる。(ステップS4)
図6の画面では、工事前の標識図と工事後の標識図が並べて表示される。
この時、ステップS3で入力された属性データが同一画面に表示される。
【0031】
なお、この画面において、工事費用が自動的に計算してされ、同一画面上に表示することができる。
工事前あるいは工事後の設計図が変更された場合には、自動的に再計算、再表示がなされる。
また、工事に関する単価は予め登録しておく。
【0032】
ステップS4におけるCAD設計が終了すると、図7の画面に変わる。
この画面は、画面に表示された道路地図上に、ステップS4で設計された標識図が、工事前の標識図と工事後の標識図と並べて表示される。(ステップS5)
【0033】
工事が終了して、標識が実際に変更された段階で、データベース上の工事前の標識を削除することによって、工事後標識のみをデータベースに登録する。(ステップS6)
なお、工事完了後も、工事前の標識を過去の状態として参考のために、保存しておくことも可能である。
【0034】
次に、図8を用いて、道路標示の設置図について説明する。
道路標示(横断歩道)の塗替を行う場合には、先ず図2の如く該当する道路位置を含む地図を画面上に表示すると、地図DB及び標示DBのアクセスによって、従来の道路標示が画面上に表示される。
【0035】
図8では、横断歩道、停止線のみでなく、予告標示や止まれの文字までもが画面の道路上に表示される。
また、その個々の道路標示に対応して、その長さも、対応する道路毎、標示の種類毎に整理されてデータベースに記録されている。
【0036】
したがって、この道路標示を塗替る場合には、図8の図面が、工事の発注伝票にもなり、塗替工事の単価を掛ければ工事費用の算出も容易にできる。
勿論、横断歩道等の位置を入力画面上で変更すれば、その新たな標示位置は地図データ上に記録されることはいうまでもない。
【0037】
上述の如く、本発明の交通安全施設管理システムでは、データベースに蓄積された各種データをリンクすることにより、表示画面に表示された地図上に、CADシステムを利用して、標識図及び標示図を特別の専門知識を有することなく、簡単に描画入力することが可能である。
【0038】
そして、ひとつの画面上に、現在の標識図(標示)及び工事後の標識図(標示)を左右に並べて、色を異ならせて表示できるので、工事内容による相間関係を持たせることができる。
【0039】
また、工事後の標識(表示)図が設計された場合には、その数量を入力するだけで、工事に関する費用の計算が自動的に行われ、その工事費用及び積算結果を同じ図面上に表示することもできる。
そして、その工事費用等を印刷物として出力することもできる。
【0040】
また、本発明の交通安全施設管理システムでは、地図画面から標識及び標示の設計画面に簡単に移動することが可能である。
その操作は、地図上の所定の地点を選択した時点で、CAD画面に移動するので、その地点に選択したCADデータに対応する標識及び標示が表示される。
そして、地図画面(データ)が台帳としての機能を有しているので、従来の一覧形式の台帳とは異なった、視覚的に優れた台帳が得られる。
また、前記の地図画面から標識及び標示の設計を実行するとによって、当該標識及び標示の属性データが登録される属性データ台帳も自動的に作成される。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、請求項1〜7に記載の構成を有することによって、
標識及び標示の設計業務において、工事前と工事後の図面を同一画面上に表示できるので、工事の内容を容易に把握することが可能になり、業務の合理化及び正確化が達成できる。
また、予め登録された個々の標識及び標示の価格を用いて、設計画面上から直接コンピュータによる自動計算によって、費用の積算が可能になる。
したがって、標識及び標示の設計・発注業務において、作業時間の大幅な短縮ができると共に、人為的なミスを軽減することができる。
【0042】
また、地図画面上に標識及び標示をCADデータを表示することにより、位置情報と共に標識及び標示の内容を視覚的に把握することが可能である。
また、周辺の道路状況や建物との関係をも視覚的に把握することが可能であるので、標識及び標示の適切な設置を実現できる。
【0043】
地図上に表示された標識及び標示のCADデータを選択すると、そのCADデータにリンクした標識及び標示の属性データベースが表示されるので、地図データベースと属性データベースを個別に参照する必要がなくなる。
また、CADデータと属性データのリンクが明確になることで、データ間の矛盾が解消される。
また、属性データの一覧表から、特定の標識又は標示を選択すると、リンクされた地図上のCADデータに切替わるので、図面DBと属性DBを別々に管理する必要がない。
【0044】
交通規制DBから特定の交通規制を選択すると、リンクされた標識及び標示を地図上のCADデータとして表示するので、それぞれの交通規制に基づく交通安全施設を明確に把握することが可能になる。
【0045】
請求項8及び9に記載の発明では、本発明の交通安全施設管理システムを運営するためのプログラム及びそのプログラムが格納された記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交通安全施設管理システムの構成を示す図である。
【図2】道路標識の設置設計の第1のステップを示す画面である。
【図3】道路標識の設置設計の第2のステップを示す画面である。
【図4】道路標識の設置設計の第3のステップを示す画面である。
【図5】道路標識の設置設計の第3のステップの詳細を示す画面である。
【図6】道路標識の設置設計の第4のステップを示す画面である。
【図7】道路標識の設置設計の第5のステップを示す画面である。
【図8】道路標示の設置図を示す図である。
【符号の説明】
1 交通安全施設管理システム用コンピュータ
1-1 ディスクトップ型コンピュータ
1-2 ノート型コンピュータ
2-1 地図データベース(地位DB)
2-2 交通規制データベース(交通規制DB)
2-3 標識データベース(標識DB)
2-4 標示データベース(標示DB)
2-5 信号機データベース(信号機DB)
2-6 事故データベース(事故DB)
2-7 その他のデータベース(その他DB)
2-8 部品データベース(部品DB)
3 システムコントロールファイル
4 帳票出力
5 外部入出力
6 GPS衛星
7 データベースリンク(DBリンク)
Claims (9)
- 複数の交通安全施設を管理する交通安全施設管理システムにおいて、
設置対象の交通安全施設の設置位置を含む道路を主とした地図と、当該道路に関する既存の交通安全施設及び当該交通安全施設近傍の交通規制をデータベースから読み出して交通安全施設と交通規制とを併せて表示部に表示する表示制御手段と、
任意位置に設置対象の交通安全施設を図形表示された複数の候補の中から選択的に入力する入力手段と、
入力された交通安全施設を地図データと共に前記データベースに更新記録する記録手段と、
前記記憶された交通安全施設を個別又は任意の組合せで、前記データベースから読み出して出力する出力手段と、を含むことを特徴とする交通安全施設管理システム。 - 前記交通安全施設の新たな設置及び更新に際しての入力は、対応する道路の規制に合致しないものは排除されることを特徴とする請求項1に記載の交通安全施設管理システム。
- 前記交通安全施設は、信号機、標識及び標示からなり、道路毎及び個々の交通管理施設毎に、その種類及び価格等の個別データがデータベースに記録されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の交通安全施設管理システム。
- 前記データベースの地図データは、GPS等の位置測定手段の測定結果に連動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の交通安全施設管理システム。
- 任意の交通安全施設の設置位置を含む道路を主とした地図と、当該道路に関する既存の交通安全施設及び当該交通安全施設近傍の交通規制をデータベースから読み出して交通安全施設と交通規制とを併せて表示部に表示するステップと、
前記交通安全施設の設置位置近傍に、更新すべき新たな交通安全施設を図形表示された複数の候補の中から選択的に入力して、更新前のものと表示形態を異ならせて表示するステップと、
前記交通安全施設の更新に際しての入力は、対応する道路の規制に合致しないものは排除するステップと、
工事終了後に、変更後の交通安全施設を更新前のものに替えてデータベースに登録するステップと、
前記データベースから新たな交通安全施設の少なくとも価格を含む個別データを計画・発注帳票として出力するステップと、
を含むことを特徴とする交通安全施設管理システムを用いた交通安全施設の更新計画実行方法。 - 前記新たな交通安全施設の工事の完成後に、前記データベースの交通安全施設データを既存のデータから新たな交通安全施設データに更新するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の交通安全施設の更新計画実行方法。
- 前記交通安全施設要素は、信号機、標識及び標示からなり、当該道路の規制に合致した複数の候補の中から選択的に入力することを特徴とする請求項5又は6に記載の交通安全施設要素の更新計画実行方法。
- 任意の交通安全施設の設置位置を含む道路を主とした地図と、当該道路に関する既存の交通安全施設及び当該交通安全施設近傍の交通規制をデータベースから読み出して交通安全施設と交通規制とを併せて表示部に表示する手順と、
前記交通安全施設の設置位置近傍に、更新すべき新たな交通安全施設を図形表示された複数の候補の中から選択的に入力して、更新前のものと表示形態を異ならせて表示する手順と、
前記交通安全施設の更新に際しての入力は、対応する道路の規制に合致しないものは排除する手順と、
前記新たな交通安全施設要素の少なくとも価格を含む個別データを出力する手順と、をコンピュータに実行させる交通安全施設要素の更新処理計画プログラム。 - 前記請求項1〜8に記載された交通安全施設管理システムのプログラム及びデータが記録された記録媒体。
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