JP2003513359A - 資産管理システム - Google Patents

資産管理システム

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JP2003513359A
JP2003513359A JP2001533559A JP2001533559A JP2003513359A JP 2003513359 A JP2003513359 A JP 2003513359A JP 2001533559 A JP2001533559 A JP 2001533559A JP 2001533559 A JP2001533559 A JP 2001533559A JP 2003513359 A JP2003513359 A JP 2003513359A
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Abstract

(57)【要約】 システムの資産を管理するための効率的な方法およびシステムが開示される。本発明には、資産を管理するための総合的なビジネス方法が含まれている。この総合的なビジネス方法は、現在はしかるべき運営当局によって行われている点検、保守、調達および/または設置タスクを合理化する。また、資産の目録の作成、資産がいつ所定の性能閾値を割のかを予測、正確な予算見積りの提供、自動電子入札要請の提供、電子作業命令の提供などの資産管理機能の一部を自動化するためのさまざまな方法も含まれている。これらの方法は、資産管理機能の効率を著しく改良する可能性がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、資産管理の分野に関し、さらに詳細には、交通システム、工場また
は産業用システム、流通システム、建築システム、基盤システム、軍事システム
などの複数の資産を有するシステムの資産管理に関する。一例として、交通資産
管理システムについて具体的に説明する。「交通システム」なる語は、本願明細
書で用いられるとき、道路システム、水上交通システム、鉄道システム、空港シ
ステムおよび交通の分野に直接にまたは間接に関連した任意の他のタイプのシス
テムを含む。
【0002】 背景技術 大半の交通システムは、システムの正常かつ安全な運用を確保するために、保
持および管理を行わなければならない多くの資産を有する。たとえば、道路シス
テムは一般に、多数の交通標識、信号機、道路標識、道路灯、舗道、舗装面表記
、排水溝、橋などを含む。鉄道システムは一般に、レール、転轍器、踏切標識、
踏切灯などを含む。水上交通システムは一般に、航海用浮標、航海灯、閘門など
を含む。空港システムは一般に、標識、滑走路灯、滑走路の舗装面表記、駐機場
の舗装面表記などを含む。これらの資産を最善に管理することが困難であること
はわかっている。
【0003】 交通システムの資産管理の第1のステップは、システムの資産を記録すること
、一般的に言えば、システムの資産の目録を作成することである。このような目
録がなければ、交通システムの資産を合理的に管理することはできない。資産の
目録の作成を支援するために、多数のソフトウェアプログラムが開発されている
。そのようなプログラムの1つは、CarteGraph Systems,I
nc.,Dubuque,Iowaから入手可能である。CarteGraph
社は、それぞれが資産の特定のタイプを記述することに向けられている複数のソ
フトウェアモジュールを提供している。商標名「SIGNview」のあるモジ
ュールは、正確な最新の交通標識管理目録を作成し、維持するのに有用である。
「SIGNview」は、すべての標準標識タイプに関する所定のデータを含む
オンラインのFederal MUTCD(統一交通管制装置便覧(Manua
l of Uniform Traffic Control Devices
))ライブラリにより装備されている。ライブラリから標識を選択することによ
って、「SIGNview」は、目録データベースにある標識の選択属性を自動
的に記録する。目録データベース内のさまざまな資産を選択および/または特定
するために、「SIGNview」資産管理プログラムによって簡単にデータベ
ースへの問合を行うことができる。
【0004】 CarteGraph Systems,Inc.から入手可能な別のモジュ
ールは、商標名「PAVEMENTview」である。「PAVEMENTvi
ew」は、正確な最新の舗道目録の作成および維持に有用である。商標名「PA
VEMENTview Plus」という名の追加モジュールは、資産管理プロ
グラムに多数のCapital Improvement Planning(
CIP:設備改良計画)シナリオを作成することができるインターフェイスを提
供する。各シナリオに関して、複数年のシステム全体の性能および保守の決定の
さまざまな要因の影響を吟味するために、複数の「条件」を提供することができ
る。他のモジュールとしては、道路灯の目録作成用の商標名「LIGHTvie
w」、舗装面表記の目録作成用の商標名「MARKINGview」、信号灯の
目録作成用の商標名「SIGNALview」、雨水管渠の目録作成用の商標名
「SEWERview」、給水システム資産の目録作成用の商標名「WARER
view」などのモジュールが挙げられる。
【0005】 これらのソフトウェアパッケージは目録作成に有用であるが、効率的な点検お
よび保守スケジュールに優先順位を付けたり提供したりするのに役立つとは思わ
れない。正しく言えば、点検および保守スケジュールはクラスにおけるすべての
資産に関して包括的に定義されなければならないと思われる。たとえば、資産管
理プログラムは、15年保証ですべての交通標識に関する点検スケジュールを定
義することができる。点検スケジュールは、たとえば、13年目とそれ以降毎年
、標識が使用に耐えられないと判断されるまでを含んでもよい。したがって、た
とえ、各標識の実際の寿命が異なる場合であっても、一般に、同様の保証期間を
有するすべての標識に同様の点検スケジュールを適用しなければならない。
【0006】 多くの目録ソフトウェアプログラムの別の制限は、交通システムの維持責任を
担う運営当局の作業負荷の削減または排除をほとんど行わないことである。たと
えば、多くのハイウェイ部門は、綿密な点検スケジュールを維持するためばかり
か、資産における日常保守を行うための適切な資源も持っていないことがわかっ
ている。ハイウェイ部門は、押し倒された標識の交換および新たな標識の設置な
どの最も基本的な作業を行うのに十分な資源を持っているにすぎないことが多い
【0007】 同時係属出願中の関連出願のクロスレファレンス 本出願は、同時係属出願中の米国特許出願第60/155,713号に関連し
、同特許出願は、参照によって本願明細書に引用されるものとする。
【0008】 概要 本発明は、システム(たとえば、交通システム、工場または産業用システム、
流通システム、建築システム、基盤システム、軍事システムなど)の資産を管理
するための効率的な方法およびシステムを提供する。システムの資産を管理する
ための総合的なビジネス方法が、本発明には含まれている。この総合的なビジネ
ス方法は、現在はしかるべき運営当局によって行われている点検、保守、調達お
よび/または設置タスクを合理化する。また、資産の目録の作成、資産がいつ所
定の性能閾値を割るのかを予測、正確な予算見積りの提供、自動電子入札要請の
提供、電子作業命令の提供などの資産管理機能の一部を自動化するためのさまざ
まな方法が含まれている。これらの方法は、資産管理機能の効率を著しく改良す
る可能性がある。
【0009】 本発明は、1つ以上のデータ処理システムを用いて、少なくとも部分的に実装
されることが好ましい。データ処理システムは、LANまたはワールド・ワイド
・ウェブ(別名インターネット)などのネットワークによって接続されることが
できる。資産の目録は、データ処理システムの1つに電子的に格納され、ネット
ワークを通じて別のデータ処理システムによってアクセスされることが好ましい
。ソフトウェアプログラムは、資産の目録を格納する同一のデータ処理システム
に属することが好ましい。
【0010】 ソフトウェアプログラムは、資産管理システムのさまざまなタスクを行うため
の複数のモジュールを含んでもよい。第1のモジュールは、モデリングモジュー
ルである。モデリングモジュールは、1つ以上の環境摩耗状態を含み得る1つ以
上の環境条件または環境変数を用いて、選択された資産対時間の性能における劣
化をモデル化することが好ましい。環境条件または環境変数を盛り込むことによ
って、本発明は、所与の時点で所定の性能閾値を割ることが予測される資産をよ
り正確に特定することができる。これにより、資産の目録から作成される予算見
積りの精度を更新することができ、点検および保守スケジュールを最適化するこ
とができる。
【0011】 モデリングモジュールはまた、資産更新最適化機能を含んでもよい。資産更新
最適化機能は、運営当局が好ましくは多数の所定の因子を用いて、資産の交換に
優先順位を付ける助けとなり得る。交通システムの交通標識の場合には、これら
の因子は、たとえば、標識のタイプ、速度制限、再帰反射率、標識障害物、標識
の状態および/または性能などを含んでもよい。これらの因子のそれぞれに重み
付けがなされてもよく、重み付けされた因子を加算することによって、それぞれ
の資産に関する優先順位が決定されてもよい。いずれの資産を第一に交換すべき
かを決定するために、運営当局は優先順位を用いてもよい。
【0012】 現在、運営当局によって行われている点検、保守、調達および/または設置タ
スクを合理化するために、本発明は、入札を要請し、作業命令を提供するための
一連の方法またはモジュールを考慮する。一実施形態において、運営当局は、入
札モジュールに入札要請を提示することによって、取引を開始することが好まし
い。入札モジュールは、電子入札要請を作成し、認可されたベンダに配布するこ
とができる。入札要請は、入札の準備を行うために、ベンダによって必要とされ
る情報を含むことが好ましい。たとえば、入札要請が交換資産のためである場合
には、電子入札要請は、交換資産のための製造仕様書を含むことができる。入札
要請が配布された後に、入札モジュールは、ベンダから電子入札を受理すること
ができる。一旦、1つ以上の入札が承認されると、作業命令モジュールは、資産
の点検、保守、製作または設置を行うことを1社以上のベンダに認可する作業命
令を作成することができる。ベンダが、資産の点検、保守、製作および設置を行
っているため、運営当局の資源負荷が著しく低減される可能性がある。
【0013】 また、本発明は、選択された資産に関する更新提案を提供することができるこ
とも考えられる。たとえば、交通システムの交通標識が太陽に面している場合に
は、本発明は、標識の寿命を延ばすために、標識全体に紫外線保護フィルムを備
えることを提案することができる。同様に、こころない破壊者が標識に塗料を塗
ったために交通標識が交換されている場合には、このシステムは、塗料をたやす
く除去することができる保護フィルムを用いることを提案することができる。同
様に、特定の交通標識が複数回にわたり押し倒された場合には、このシステムは
、標識を別の場所に移動することを提案することができる。特注の標識の場合に
ついては、いかにさらに詳細に述べるように、このシステムはまた、フォントサ
イズ、フォントの間隔、フォントのいろ、背景の色、反射シートの再帰反射率、
標識の所期の用途に基づく他の設計考慮事項を提案してもよい。
【0014】 交通システムの安全性を向上させるのを支援するために、事故分析モジュール
もまた提供されてもよいと考えられる。事故分析モジュールは、たとえば、交通
システムの事故の位置を含む事故情報を含む事故データベースを読み出してもよ
い。この事故分析モジュールは、更新および/または交換される必要があると考
えられる資産を特定することができ、交通システムにおける事故数を低減させる
のを支援するために、資産の割当または配置を改良するための提案を行うことが
できる。
【0015】 法規制遵守モジュールはまた、所定の道路要件に関して、道路の規則遵守を点
検するために設けられてもよい。統一交通管制装置便覧(MUTCD)は、道路
要件の多くを提供する。資産の目録は、資産のそれぞれのタイプおよび位置をは
じめとする道路の詳細を含むことが好ましいため、法規制遵守モジュールは、道
路要件(たとえば、MUTCD)を目録における資産のタイプおよび位置と比較
することができる。そのとき、何らかの不一致点があれば、運営当局に報告する
ことができる。法規制遵守モジュールはまた、報告された不一致点を取り除くた
めに、資産の目録の変更方法の提案もできることが好ましい。これは、資産の更
新、資産の移動、追加資産の提供などを含んでもよい。
【0016】 場合によって、ユーザが特注の標識を設計することができるようにすることが
望ましいと思われる。たとえば、地方自治体は、運転者が市境を出入することを
示す標識を設計したいと考える場合がある。そのような場所に適応させるために
、本発明は、特注の標識に関しての一連の質問を行うグラフィカル・ユーザ・イ
ンターフェイスを提供することができる。ユーザが質問に対する回答を行った後
、本発明は、提案された標識設計を行うことができる。次に、ユーザは、提案さ
れた標識設計の承認、修正または拒否を行うことができる。同様の方法が、同時
係属出願中の米国特許出願第60/155,713号に開示されており、当該特
許は参照によって本願明細書に引用されるものとする。
【0017】 ユーザが提案された標識設計を承認した場合、標識を製作するために、本発明
は、提案された標識設計に関する作業命令を生成し、ベンダに作業命令を伝送す
ることができる。ユーザが提案された標識設計を修正する場合には、修正された
標識設計を分析し、標識設計を改良するために提案を行うことができる。
【0018】 また、ユーザが提案された標識設計を最初に行うことができることも考えられ
る。次に、本発明は、提案された標識設計を評価し、提案された標識設計を改良
するための多数の提案がなされるモジュールを含んでもよい。次いで、ユーザは
、その提案の承認または拒否を行うことができる。
【0019】 交通システムに関する資産の目録の作成には、膨大な時間および資源が必要と
される恐れがあることが知られている。交通記号標識の場合、最も収集しにくい
データの一部は、標識の反射率、色、位置である。この情報の収集を支援するた
めに、本発明は、標識の色を測定するための測色計および標識の反射率を測定す
るための反射率計の両方を含むセンサ装置(たとえば、ハンドヘルドセンサ装置
)を設けることを検討している。標識から遠い位置から色および反射率の両方を
測定できることが好ましい。
【0020】 標識の位置を決定するために、センサは、GPS検出器、距離検出器、方向検
出器、処理装置を含んでいてもよい。GPS検出器は、センサのGPS座標を検
出することが好ましい。距離検出器は、センサと標識との間の距離を検出する。
方向検出器は、センサに対する標識の方向を検出する。最後に、処理装置は、セ
ンサのGPS座標に対する標識のGPSオフセットを計算することが好ましい。
処理装置は、GPSオフセットから標識のGPS座標を計算し、表示することが
できる。
【0021】 交通標識に関するこれらの変数およびその他の変数は、標識に関して直接符号
化できる。一実施形態において、たとえば、標識の後部にラベルが設けられる。
ラベルによって、たとえば、標識の製造日、標識のメーカ、標識の基板材料、標
識の反射シート、標識で用いられる色、標識の寸法などをはじめとする標識のさ
まざまな変数を特定することができる。このラベルは、電子的または任意に読み
取ることができるバーコードまたは他のコードであってもよい。そのようなラベ
ルを提供することによって、交通システムにおける各標識のために必要なデータ
を記録するために必要な時間および資源を低減することができる。ラベルは製作
時に標識に符号化されて貼られることが好ましいが、所望であれば後で追加して
もよい。別法として、符号化された情報を標識に一体に組込んでもよい。
【0022】 添付の図面に関して考慮されるとき、本発明の他の目的および本発明に付随す
る利点の多くは、以下の詳細な説明を参照することによって、よりよく理解され
るようになると同時に十分に理解されるであろう。尚、類似の参照符号は、複数
の図面を通して類似の部品を示している。 好ましい実施態様の詳細な説明 図1は、システム(たとえば、交通システム、工場または産業用システム、流
通システム、建築システム、基盤システム、軍事システムなど)の資産を管理す
るための例示の総合的な方法の概略図である。システムの資産管理の第1のステ
ップは、システムの資産を記録すること、一般的に言えば、システムの資産の目
録を作成することである。このような目録がなければ、システムの資産を合理的
に管理することはできない。資産の目録は、主に100で示されている。資産の
目録100は、資産のそれぞれについて記載する複数のフィールドを含むことが
好ましい。たとえば、交通システムの交通標識の場合には、資産の目録100は
、1つ以上の標識タイプ(指示および説明)、標識の色、基板材料、シートタイ
プ、寸法、青写真、標識の製造日、標識のディジタル写真、ポストタイプ、標識
の地理的位置、太陽に対する標識の方位、標識付近の速度制限などのさまざまな
道路変数を含んでもよい。交通システムの場合の例示の資産目録が図3に示され
ており、交通標識の場合の例示の記載事項が図4に示されている。同様に、電力
供給網システムなどの基盤システムの場合には、資産の目録100は、各資産の
詳細を含み、たとえば各送電線、変圧器、変電所を特定することができる。
【0023】 モデル化および資産更新ブロック112は、資産目録100を分析するために
設けられる。資産更新ブロック112の基本的な機能は、選択した資産の性能に
おける劣化をモデル化し、資産のそれぞれが更新または交換される必要がある場
合に提案することである。資産の劣化を正確にモデル化するために、資産更新ブ
ロック112は、資産の目録100に格納された一定の環境条件を読出してもよ
い。別法として、またはさらに加えて、資産更新ブロック112は示されている
ような環境条件ファイル116から一定の環境条件または環境変数を読出しても
よい。環境条件は、たとえば、さまざまな地理的位置における1つ以上の温度、
湿度、降水量、紫外線照射量などをはじめとする資産が曝されている任意の環境
条件を含んでもよい。舗装面表記の舗道など摩耗が資産の性能に影響を及ぼし得
る場合の資産に関して、環境条件はまた、さまざまな地理的位置における日/月
/年当たり舗道上を走行している車両数などの選択された環境摩耗状態を含んで
もよい。環境条件ファイル116において資産の地理的位置を環境条件と相関さ
せることによって、資産の環境条件を決定することができる。
【0024】 モデル化および資産更新ブロック112は、環境条件ファイル116における
1つ以上の環境条件を用いて、時間に対する選択された資産の性能の劣化をモデ
ル化することが好ましい。交通システムの交通標識の場合には、たとえば、モデ
ル化および資産更新ブロック112は、反射率、色、層間剥離などの性能変数に
おける劣化をモデル化してもよい。これらの性能変数のすべては、図7〜図9に
関して以下にさらに詳細に述べるように、環境条件によって影響される可能性が
ある。舗道などの資産の場合には、モデル化および資産更新ブロック112は、
滑り止め抵抗、亀裂などの性能変数における劣化をモデル化してもよい。これら
の性能変数のすべては、環境摩耗状態をはじめとする舗道の環境条件によって影
響される可能性がある。
【0025】 分析において環境条件を含むことによって、資産更新ブロック112は、所与
の時点において所定の性能閾値を割ることが予測される資産をより正確に特定す
ることができる。特定された資産は、更新または交換を検討することができる。
資産の性能をより正確に特定することによって、モデル化および資産更新ブロッ
ク112は、資産の目録から作成される任意の予算見積りの精度を向上させるこ
とができ、点検および保守スケジュールを最適化することができる。
【0026】 運営当局は、特定の期間において所定の性能閾値を割ることが予測される資産
を特定することによって、点検および保守スケジュールを作成することができる
と考えられる。同様に、運営当局は、特定の期間において所定の性能閾値を割る
ことが予測される資産を特定することによって、または目録を閲覧または表示中
に個別の資産を選択することによって、交換のための1つ以上の資産を選択する
ことができると考えられる。後者の場合には、ユーザは、たとえば、交換のため
に押し倒されたことが知られている個々の標識を特定することができる。いずれ
の場合も、一旦、資産が、点検、保守または交換のために選択されると、所望の
作業を行うために、ベンダに権限を与えるように作業命令を作成してもよい。一
旦、資産の更新または交換が行われると、資産目録100は、データベース管理
ブロック106によって更新されることが好ましい。
【0027】 モデル化および資産更新ブロック112は、資産更新最適化機能をさらに含ん
でもよい。資産更新最適化機能は、好ましくは1つ以上の所定の因子を用いて、
運営当局が資産交換に優先順位を付けるのを支援することができる。交通システ
ムの交通標識の場合には、所定の因子は、たとえば、標識のタイプ、速度制限、
再帰反射率、標識障害物、標識の状態および/または性能などを含んでもよい。
これらの因子のそれぞれに重み付けがなされてもよく、重み付けされた因子を加
算することによって、それぞれの資産に関する優先順位が決定されてもよい。い
ずれの資産を第一に交換すべきかを決定するために、運営当局は優先順位を用い
てもよい。
【0028】 モデル化および資産更新ブロック112はまた、事故分析ブロック120から
更新または交換の要請を受理してもよいことが考えられる。事故分析ブロック1
20は、たとえば、システム周辺の事故の位置をはじめとする事故情報を含む事
故データベース122を読出してもよい。事故分析ブロック120は、たとえば
最も事故率が高い位置を決定するために、事故データベース122の統計分析を
行うことによって最も重要な事故位置をまず特定することができる。次に、事故
分析ブロック120は、特定された事故位置付近にある資産の状態およびタイプ
を分析し、一定の資産の更新または交換を提案することができる。
【0029】 交通システムの場合には、事故分析ブロック120は、選択された標識の反射
率の増大または一定の位置の舗道の滑り止め抵抗の増大などを提案することがで
きる。図示されているように、モデル化および資産更新ブロック112にこれら
の提案を提供してもよい。事故分析ブロック120はまた、別の記号標識、別の
信号機、別の舗装面表記、点滅警告灯、別のガードレールなどの別の資産の提供
を提案してもよい。それ自体として、事故分析ブロック120は、交通工学機能
を提供してもよい。資産目録に提案された改良は、目録改良ブロック130によ
って行われてもよい。別の資産が承認されて設置される場合には、資産目録10
0はデータベース管理ブロック106によって更新されることが好ましい。
【0030】 法規制遵守ブロック102はまた、適用要件に関して、システムの遵守を点検
するために設けられてもよい。遵守ブロック102は、要件ファイル104から
適用要件を読出すことが好ましい。交通システムの場合には、道路要件は、たと
えば、統一交通管制装置便覧(MUTCD)に指定された要件に対応してもよい
。資産目録100は、資産のそれぞれのタイプおよび位置をはじめとするシステ
ムの詳細を含んでもよいため、遵守ブロック102は、要件ファイル104にお
ける適用要件(たとえば、MUTCD)を資産目録100における資産のタイプ
および位置と比較することができる。いかなる不一致点も報告することができる
。遵守ブロック102はまた、報告された不一致点を除去するために資産目録1
00の修正方法を提案できることが好ましい。これには、1つ以上の資産の更新
、資産の一部の移動、別の資産の提供または何か別の変更が含まれてもよい。資
産に変更が加えられる場合には、データベース管理ブロック106によって、資
産目録100を更新することが好ましい。
【0031】 最後に、融資ブロック136を設けることが好ましい。融資ブロック136は
、資産目録100に提案された変更を加えるための融資または助成金の獲得元を
提案することができる。交通資産などの一定の資産の更新および/または交換に
利用可能な州および連邦の資金調達プログラムは多く存在する。融資ブロック1
36は、所望の変更の資金を提供するのに有用である1つ以上の資金源を特定す
ることができる。別法として、またはさらに加えて、融資ブロック136は、資
産を購入するのではなく、資産の賃貸源を特定するのに有用である場合もある。
【0032】 図2は、本発明の好ましい実施形態において用いられる例示のデータ処理シス
テムネットワークの概略図である。本発明は、少なくとも一部分において、1つ
以上のデータ処理システムを用いて実行することができると考えられる。好まし
い実施形態において、本発明は、ワールド・ワイド・ウェブ(別名インターネッ
ト)を用いて実装される。ローカルサーバ150は、ディスク152などに資産
目録100を格納してもよい。ユーザによる記載事項の受理、所望の処理タスク
の実行、応答のために、ローカルサーバはまた、1つ以上のソフトウェアプログ
ラムを実行してもよい。資産目録100および1つ以上のソフトウェアプログラ
ムは、ローカルデータ処理システム156によって維持されてもよく、ローカル
データ処理システム156は、インターフェイス158によってローカルサーバ
150に直接的または間接的に連結されてもよい。
【0033】 一般に、ローカルサーバは、リモートサーバ162などの1台以上のリモート
サーバと通信を行うことができる。次に、リモートユーザは、リモートサーバ1
62によってローカルサーバ150にアクセスすることができる。一般に、リモ
ートユーザは、ダイアルアップ接続または直接接続164,174,176を用
いて、1つ以上のリモートデータ処理システム160,170,172を介して
リモートサーバ162とインターフェイスをとる。リモートサーバ162は、普
通、ローカルサーバ150に直接連結されていないが、正確に言えば、DNSア
ドレスによってそれぞれ特定されるサーバ網を通じて接続されている。適切なウ
ェブアドレスを規定することによって、リモートユーザは、ローカルサーバ15
0上の1つ以上のソフトウェアプログラムへアクセスし、制御することができる
。ローカルサーバ150で実行されている1つ以上のソフトウェアプログラムは
、図1に関して上述したようなモデル化および資産更新ブロック112、事故分
析ブロック120、目録改良ブロック130、遵守ブロック102、データ管理
ブロック106および/または融資ブロック136に実装されることができる。
【0034】 ユーザは、1つ以上のリモートグラフィカル・ユーザ・インターフェイス16
0,170または172から資産目録100を閲覧または表示することができる
ことが好ましい。それぞれの資産の地理的位置は、標準的な地理情報測量システ
ム(GIS)マップ上の多層の目録マップに配置することによって表示されるこ
とが好ましい。ユーザは、資産を単に選択することによって、特定の資産に対応
する情報またはフィールドを表示することができる。
【0035】 点検、保守または交換スケジュールを作成するために、ユーザは、ローカルサ
ーバ150上で一定の期間で所定の性能閾値を割ることが予測される資産を特定
する資産更新機能またはサブルーチンを起動することができる。資産更新機能は
、資産の性能における劣化をモデル化するために、1つ以上の環境条件または環
境変数を用いることが好ましい。好ましい実施形態において、ユーザは、性能閾
値と時間窓の両方を指定することができる。
【0036】 性能変数は、環境条件または環境変数を用いてモデル化されるため、点検およ
び保守スケジュールはより正確になる可能性がある。また、より正確な予算見積
りを行うことができる。年ごとに資産の点検および保守の費用に幅広い変動を生
じることは運営当局にとって珍しくないことから、多くの運営当局にとって、予
算見積りが最も重要であることが多い。これらの予算変動の管理を支援するため
に、本発明は、運営当局(たとえば、地方自治体または国)がさまざまな性能閾
値レベルをモデリングモジュールに入力したり、さまざまな時間窓に入力したり
することができるようにしてもよい。モデリングモジュールによって提供される
結果を用いて、運営当局が、システムの資産の保守に関連する費用の予測および
管理をより適切に行うことができる可能性がある。
【0037】 資産の選択方法に関係なく、入札要請生成プログラムは、行うべき作業のため
の入札要請を自動的に作成することができる。運営当局は、入札要請を入札要請
生成プログラムモジュールに提示することによって、トランザクションを開始す
ることが好ましい。次に、入札要請生成プログラムモジュールは、選択された認
可ベンダのための入札要請を電子的に作成することが好ましい。続いて、たとえ
ば、ローカルサーバ150のウェブページに入札要請が投稿される。別法として
、入札要請を作成して、電子メール、ファクシミリ、米国郵便または任意の他の
配達方法によって、認可されたベンダに送付してもよい。
【0038】 入札要請は、目録データベースの選択フィールドから抽出される情報を含むこ
とが好ましい。交通標識の製作のための入札要請において、入札要請は、タイプ
(指示および説明)、色、基板材料、シートタイプ、寸法、青写真、ポストタイ
プおよび/または標識のディジタル写真をはじめとする資産目録から抽出された
複数のフィールドを含むことができる。
【0039】 入札要請の表示または受理の後、認可されたベンダは、入札要請を受けて入札
を行うことができる。入札は、電子的に受理され、ローカルサーバ150上に格
納されることが好ましい。しかし、入札は任意の配達方法によって受理されても
よいと考えられる。入札が審査された後、作業を行うために、1社以上のベンダ
を選択してもよい。作業を許可するために、作業命令生成プログラムは、1つ以
上の作業命令を作成する。上記の入札要請と同様に、作業命令は、目録データベ
ースの選択フィールドから抽出された情報を含むことが好ましい。交通標識の製
作のための作業命令において、抽出されるフィールドは、タイプ(指示および説
明)、色、基板材料、シートタイプ、寸法、青写真、ポストタイプおよび/また
は標識のディジタル写真を含むことができる。一旦作成されると、作業命令は、
電子メール、ファクシミリ、米国郵便または任意の他の配達方法によって、認可
されたベンダに送付されることが好ましい。別法として、作業命令をウェブサイ
トに投稿してもよい。
【0040】 場合によっては、複数の作業命令が生成されてもよく、それぞれが異なるタス
クを行うために異なるベンダに委任される。たとえば、資産を製作するために第
1のベンダにある作業命令が提供され、資産を設置するために第2のベンダに別
の作業命令が提供されてもよい。一旦、資産の更新または交換が行われると、資
産目録は、データベース管理機能またはサブルーチンによって更新されることが
好ましい。
【0041】 資産更新機能はまた、事故分析機能から更新または交換の要請を受理すること
ができる。事故分析機能は、ディスク152上に格納された事故データベースを
読出すことができる。事故データベースは、たとえば、システム上またはその周
辺にある事故の位置をはじめとする事故情報を含んでいてもよい。事故分析機能
は、たとえば最も事故率が高い位置を決定するために、事故データベースに関す
る統計分析を行うことによって、最も重要な事故位置をまず特定することができ
る。次に、事故分析機能は、特定された事故位置付近にある資産の状態を分析し
、一定の資産の更新または交換を提案することができる。交通システムの場合に
は、事故分析機能は、たとえば選択された標識の反射率の増大または一定の位置
の舗道の滑り止め抵抗の増大などを提案することができる。同様に、電力供給網
システムなどの基盤システムの場合には、事故分析機能は、送電線、変圧器ステ
ーションなどの一定の資産の周囲の遮蔽または安全圏の増大、一定の資産の移動
、一定の資産の更新などを提案することができる。
【0042】 事故分析機能はまた、別の資産を設けることを提案することができる。交通シ
ステムの場合には、これは、別の記号標識、別の信号機、別の舗装面表記、点滅
警告灯、別のガードレールなどを設けることを含んでもよい。それ自体として、
事故分析機能は、システム工学機能を提供してもよい。資産目録に提案された改
良は、目録改良機能に提供されてもよい。別の資産が承認されて設置される場合
には、資産目録はデータベース管理機能によって更新されることが好ましい。
【0043】 法規制遵守機能はまた、適用要件に関して、システムの遵守を点検するために
設けられてもよい。遵守機能は、要件ファイルから適用要件を読出すことが好ま
しい。所望であれば、このファイルは、ディスク152上に格納されてもよい。
交通システムの場合には、要件ファイルは、統一交通管制装置便覧(MUTCD
)に指定された要件などの適用道路要件を含んでもよい。資産目録は、資産のそ
れぞれのタイプおよび位置をはじめとするシステムの詳細を含むことが好ましい
ため、遵守機能は、適用システム要件(たとえば、MUTCD)を資産目録にお
ける資産のタイプおよび位置と比較することができる。リモートデータ処理シス
テム160,170または172上のグラフィカル・ユーザ・インターフェイス
の1つによって、いかなる不一致点も運営当局に報告されてもよい。遵守機能は
また、報告された不一致点を除去するために、資産目録の修正方法を提案できる
ことが好ましい。これには、1つ以上の資産の更新、資産の移動、別の資産の提
供または何か別の変更が含まれてもよい。資産に変更が加えられる場合には、前
述のデータベース管理機能によって、資産目録を更新することが好ましい。
【0044】 最後に、融資機能が設けられてもよい。融資機能は、資産目録に提案された変
更を加えるための融資または助成金の獲得元を提案することができる。交通資産
をはじめとする多くの資産の更新および/または交換に利用可能な州および連邦
の資金調達プログラムが、多く存在する。融資機能は、所望の変更の資金に有用
である1つ以上の資金源を特定することができる。所望であれば、融資機能はま
た、資産の可能な賃貸源を特定することができる。
【0045】 図3は、交通システムに関する資産目録を例示している表である。資産目録は
、主に200で示されており、第1の列202と、第2の列204と、「他の変
数」として主に示されている多数の第3の列206とを含む。第1の列202は
、交通システムにおける資産のそれぞれを特定する。たとえば、停止標識は、行
210で表され、道路部分は行214で表される。第2の列204は、資産位置
を表している。資産位置はGPS座標によって表されることが好ましいが、任意
のタイプの位置表示であってもよい。停止標識210は、GPS座標212によ
って示される位置にある。同様に、道路214は、複数のGPS座標によって示
される位置にあり、それぞれの座標は道路の中心を通って延在する線に沿った点
を定めている。
【0046】 「別の変数」列206は、各資産に関連するさまざまな変数を示している。た
とえば、道路部分214は、道路が2車線道路か、または4車線道路かを示す変
数218を有する。道路214はまた、道路の幅を指定する変数220、舗道タ
イプおよび/または状態を特定する変数224、舗道の滑り止め抵抗を表す変数
226を含む。図3の資産目録に示されている変数は、例示にすぎない。各資産
に関して別の変数が設けられてもよいと考えられる。
【0047】 図4は、交通標識に関する図3の資産目録に含まれ得るフィールドを例示して
いる表である。この図は、主に240で示されている。第1の記載事項は、24
2で示されるような標識タイプを含むことができる。標識タイプは、標識が停止
標識、相手優先標識、通り名標識などのいずれかを示すことが好ましい。標識タ
イプに関連する他の変数としては、サイズまたは寸法、色、標識記号、基板タイ
プ、標識のメーカ、反射シートのタイプ、インクのタイプが挙げられる。
【0048】 第2の記載事項は、244で示されるような標識の年数を含むことができる。
標識の年数は、標識の製作および/または設置が行われた日付を含むことができ
る。別の記載事項は、246で示されるような特定の日付の時点における標識の
反射率を含むことができる。反射率値は、予測反射率値ではなく、既知の反射率
値または測定反射率値であることが好ましい。さらに別の記載事項は、標識に関
する青写真を含んでいてもよい。青写真(ディジタルオブジェクト指向型ファイ
ルを含むことが好ましい)は、任意のグラフィックスまたは文字の位置、標識の
構成に用いられる材料、標識のディジタル写真などをはじめとする標識のレイア
ウトを含むことが好ましい。
【0049】 資産目録における別の記載事項は、250で示されるように標識の地理的位置
を特定することができる。地理的位置は、GPS座標を用いて特定されることが
好ましい。地理的位置の提供に加えて、資産目録は、252で示されるような標
識の全体的な方位を示す記載事項を含むことができる。標識の全体的な方位は、
たとえば、標識が太陽に面しているか、または太陽を避けているかをはじめとす
る標識が面する方向を表すことができる。上述したように、標識の反射率におけ
る劣化をモデル化するために、この情報を用いることができる。
【0050】 資産目録における別の記載事項は、254で示されるような標識の特定の方位
であってもよい。標識の特定の方位は、道路に対する標識の位置、多要素からな
る標識ポストにおける標識の相対的な配置などを表すことができる。
【0051】 資産目録におけるさらに別の記載事項は、256で示されるような標識の事前
目視点検に関連するデータであってもよい。点検者は、標識に何らかの損傷また
は摩耗があるかどうか、標識の状態、標識の読みやすさおよび/または標識の任
意の他の特徴を指摘することができる。最後に、資産目録は、258で示される
ような標識の所有者を示す記載事項を含んでもよい。
【0052】 図5Aは、標識の上または中に位置する識別ラベル266を有する標識の概略
図である。標識は主に260で示されており、標識板262およびポスト264
を含む。図5Bは、線5B−5Bに沿って切った図5Aの標識の断面図である。
標識は、基板220および反射コーティング272を有することが示されている
。識別ラベル266は、示されているように、基板270の背面に位置すること
が好ましい。識別ラベル266は、電子的または光学的に読取ることができるよ
うなバーコードまたは何らかの他のコードであることが好ましい。ラベルは、ス
テッカなどの個別の基板を備えていてもよく、標識板262の基板に単に直接塗
布されるインクであってもよい。別法として、またはさらに加えて、識別ラベル
266は、紫外線または赤外線表記などの「不可視」表記であってもよい。最後
に、識別ラベル266は、標識の前面、背面のいずれでもよく、標識と一体であ
ってもよいと考えられる。
【0053】 標識の構成に関連する多数の変数は、識別ラベル266上に符号化されてもよ
いと考えられる。たとえば、識別ラベルは、標識の製造日、標識のメーカ、標識
の基板材料、標識の保護シート、標識に用いられる色、標識の寸法などを特定す
ることができる。このような識別ラベルを設けることによって、各標識に関して
必要なデータを記録するのに必要な時間および資源を削減することができる。識
別ラベルは、製造時に標識に符号付けられるまたは添付されることが好ましいが
、所望であれば後日追加することができる。
【0054】 図6は、標識の反射率、色、位置を遠隔操作によって検出するために用いられ
る例示のセンサアセンブリ(たとえば、ハンドヘルドセンサアセンブリ)のブロ
ック図である。交通システムに関する資産の目録の作成には、膨大な時間および
資源が必要となり得ることが知られている。交通記号標識の場合、最も収集しに
くいデータの一部は、標識の反射率、色、位置である。このような情報の収集を
支援するために、図6のセンサ装置が設けられている。センサ装置は、主に29
0で示されており、標識296の色を測定するための測色計292および標識2
96の反射率を測定するための反射率計294の両方を含むことが好ましい。標
識から遠い位置から、色および反射率の両方を測定することができることが好ま
しい。たとえば光ビーム298を標識296に向かって指向することによって、
これを実現することができる。反射率計294は、反射される光の割合を測定す
るための光センサを含んでいてもよい。この測定は、一般に標識296からセン
サ装置290までの距離に左右されると推測される。したがって、以下にさらに
詳細に述べるように、距離検出器302も設けられてもよい。標識の色を決定す
るために、測色計は、反射される光の波長を検知してもよい。
【0055】 標識の位置を決定するために、センサ装置290は、GPS検出器300、距
離検出器302、方向検出器304、処理装置308を含んでいてもよい。GP
S検出器300は、センサ装置290のGPS座標を検出することが好ましい。
距離検出器302は、センサ装置290と標識296との間の距離を検出する。
方向検出器304は、センサ装置290に対する標識296の方向を検出する。
【0056】 処理装置308は、距離検出器302および方向検出器304からの測定値を
選択し、センサ装置290のGPS座標に対する標識296のGPSオフセット
を計算することができる。GPSオフセットをGPS検出器300によって提供
されたGPS座標に加算することによって、処理装置は、標識296のGPS座
標を計算し、表示装置310にその座標を表示することができる。センサは、標
識296の反射率、色、GPS座標をデータ処理システム、最終的には資産目録
にダウンロードするための出力ポート312を含むことができると考えられる。
【0057】 図7は、時間対紫外線照射量に対する保護シートの反射率における劣化を示し
ている例示のグラフである。グラフは主に410で示されており、x軸に沿った
時間およびy軸に沿った反射率を含む。412で示されているように、時間t=
0で、シートの反射率が高い。しかし、時間t=0の後、シートの反射率は劣化
する傾向にある。
【0058】 線414は、シートが太陽光に向けて曝されている場合など高い紫外線照射量
の場合の時間に対する反射率の劣化を示している。線416は、シートが厚い雲
を通して太陽に曝されている場合など比較的低い紫外線照射量の場合の時間に対
する反射率の劣化を示している。別法として、線414は、太陽を避ける方向に
面している標識の場合の時間に対する反射率の劣化を表すことができ、他方、線
416は、太陽に面している標識の場合の時間に対する反射率の劣化を表すこと
ができる。
【0059】 最小許容反射率閾値が420で示されている。図からわかるように、日照量の
多い日(アリゾナ州フェニックスにおいてなど)に曝された標識が最小反射率閾
値420に達するのに必要な時間は、雲の多い日(ワシントン州シアトルにおい
てなど)に曝された標識が必要とする時間よりはるかに短い。同様に、太陽に面
している標識が最小反射率閾値420に達するのに必要な時間は、太陽を避ける
方向に面している標識が必要とする時間よりはるかに短い。
【0060】 曇りの日数および晴れの日数などの環境条件に応じて、標識の反射率における
実際の劣化は、面積418のどこかに存在すると思われる。時間に対する標識の
実際の反射率をより正確に予測するために、本発明は、たとえば、曇りの日数,
晴れの日数および/または標識の面する方向を入力するモデルを提供することを
検討している。このような情報に対して、このモデルは、422で示されている
ような標識の実際の反射率をより正確に予測することができる。
【0061】 図8は、紫外線照射量の積分によって、数日間にわたる紫外線照射量対時間を
示しているグラフである。グラフは主に430で示されている。第1日目の昼間
に受けた紫外線照射量は、432で示されている。第1日目は晴れた日として示
されている。第1日目の夜間に受けた紫外線照射量は、434で示されている。
図からわかるように、夜間時間中の紫外線照射量は、無視してもよい。第2日目
の昼間に受けた紫外線照射量は、436で示されている。第2日目は、1日のほ
ぼ前半が晴れており、1日の後半は雲で覆われたとして示されている。第2日目
の夜間の紫外線照射量は、再び無視すべきものとみなされる。第3日目の昼間の
紫外線照射量は、442で示されている。第3日間は曇り始めているが、晴れで
終わったものとして示されている。
【0062】 このような環境における標識の累積紫外線照射量をモデル化するために、第1
日目、第2日目、第3日目のそれぞれの紫外線照射量が、430で示されている
。面積460は、第1日目から第3日目までの紫外線照射量の積分を表している
。いくつかの実施形態において、標識の反射率の劣化をモデル化するために、こ
のような累積紫外線照射量を用いることができると考えられる。
【0063】 図9は、図7と同様のグラフであるが、時間対温度に対する反射率の低下を示
している。また470で示されているように、時間t=0において、シートの反
射率が高い。しかし、上記と同様に、時間が経つと反射率は劣化する傾向にあり
、この場合には劣化量は温度に左右される。第1の線472は、温度−10°F
(−23℃)における時間に対する反射率の劣化を示している。線474は、温
度140°F(60℃)における時間に対する反射率の劣化を示している。時間
に対する標識の実際の反射率をさらに正確に予測するために、本発明は、たとえ
ば、標識の地理的位置におけるまたはその付近の温度を入力するモデルを提供す
ることを検討している。このような情報に関して、モデルは、480で示されて
いるような標識の反射率の実際の劣化のより正確な予測値を提供することができ
る。図9〜図11は、紫外線照射量および温度の下での時間の経過に関する反射
シートの反射率の劣化を示しているが、多種多様な環境条件または環境変数に関
して、資産のさまざまな別の性能変数(たとえば、標識の色および層間剥離、舗
道の滑り止め抵抗など)に同様の対処法を適用してもよい。モデルは、資産が位
置する都市などの全体的な地理的位置において選択された環境条件または環境変
数の歴史的な平均値を用いることが好ましい。
【0064】 図10は本発明の方法の例示の流れ図であり、資産目録は選択された資産に関
する1つ以上の環境条件または環境変数を含む。流れ図は主に360で示されて
いる。資産目録は、364で提供される。資産目録は、選択された資産に関する
1つ以上の環境条件または環境変数を特定することが好ましい。環境条件または
環境変数は、資産の地理的位置、太陽に対する資産の方向などを含んでもよい。
【0065】 モデルはまた、資産目録に格納された少なくとも1つの環境条件または環境変
数を用いて、少なくとも1つの資産性能変数の劣化をモデル化するために、36
6に設けられている。例示の資産性能変数は、反射率、色、層間剥離などを含ん
でいてもよい。資産のモデルおよび目録を用いて、ステップ368は、特定の資
産性能変数がいつ所定の性能閾値を割るのかを予測する。これは、少なくとも1
つの環境条件または環境変数をモデルに適用することによって実現されることが
好ましい。
【0066】 ステップ370は、所定の期間内で所定の性能閾値を割ることが予測される資
産性能変数を有する資産を特定する。好ましい実施形態において、ユーザは、所
定の性能閾値および/または所定の期間を指定することができる。
【0067】 図11は、本発明の別の例示の方法の流れ図であり、1つ以上の環境条件また
は環境変数が資産目録から個別に提供される。流れ図は主に380で示されてい
る。ステップ384は、資産の目録を提供する。ステップ386は、時間に対す
る選択された資産の性能の劣化をモデル化する。モデル化ステップ386は、イ
ンターフェイス389によって環境条件または環境変数388を受理する。環境
条件または環境変数は、たとえば、温度、湿度、紫外線照射量などを含んでいて
もよい。ステップ390は、所与の時点において所定の性能閾値を割ることが予
測される資産を特定する。一旦決定されると、ステップ392は、一般にグラフ
ィカル・ユーザ・インターフェイスによって、特定された資産をユーザに報告す
る。
【0068】 ステップ394は、特定の資産のいずれが点検、保守、更新または交換を行う
べきかを決定するための権限をユーザに与える。ステップ396は、点検、保守
、更新または交換のための認可された資産に関する作業命令を作成する。ステッ
プ398は、作業を行うために、作業命令をベンダに送信する。資産が交換され
ることになっている場合には、作業命令は、資産に関する製造仕様書を含むこと
が好ましい。
【0069】 図12〜図18は、本発明による多数の方法の例示を提供している。これらの
方法は例示にすぎず、多くの場合にはステップの多くを削除するおよび/または
ステップの多くを追加してもよい。
【0070】 図12は、資産の点検、保守、更新または交換のための作業命令を自動的に作
成するステップを含む方法の例示の流れ図である。流れ図は主に490で示され
ている。ステップ494は、コンピュータ読取り可能な形態で資産の目録を提供
する。ステップ496は、1つ以上のグラフィカル・ユーザ・インターフェイス
からユーザが資産の目録を閲覧することを可能にする。ステップ498は、グラ
フィカル・ユーザ・インターフェイスによって、ユーザが点検、保守、更新また
は交換のために1つ以上の資産を選択することを可能にする。ステップ500は
、選択された資産に関する製品更新をユーザに提案する。ステップ502は、点
検、保守、更新または交換のためにユーザによって選択された資産に関する作業
命令を作成する。作業命令は、電子形態であることが好ましい。ステップ504
は、所望の作業を行うために、ベンダに作業命令を送信する。作業命令は、電子
メール、ファクシミリ、米国郵便または任意の他の配達方法によって送信されて
もよい。最後に、ステップ506は、ベンダによる作業が完了した後に、資産の
任意の更新または交換を含めるために資産目録を更新する。
【0071】 図13は、資産目録から製造仕様書を抽出するステップおよび作業命令と共に
製造仕様書を提供するステップを含むさらに別の方法の例示の流れ図である。流
れ図は主に520で示されている。ステップ524は、コンピュータ読取り可能
な形態で資産の目録を格納する。資産の目録は、資産のそれぞれに関して選択さ
れた製造仕様書を含むことが好ましい。ステップ526は、交換のための1つ以
上の資産を特定する。ステップ528は、交換のために特定された資産に関して
、目録から選択された製造仕様書を抽出する。ステップ530は、交換のために
特定されて選択された資産を製作するための作業命令を作成する。作業命令は、
交換のために特定された資産に関して、抽出された製造仕様書を含むことが好ま
しい。ステップ532は、選択された資産の製作のために、ベンダに作業命令を
送信する。作業命令は、電子メールまたはファクシミリなどの電子形態で送信さ
れることが好ましいが、任意の配達方法によって配信されてもよい。ステップ5
34は、交換資産を設置した後、交換資産を含めるために目録を更新する。
【0072】 図14は、認可されたベンダからの入札を要請するための電子入札要請を作成
するステップを含むさらに別の方法の例示の流れ図である。流れ図は主に550
で示されている。ステップ554は、コンピュータ読取り可能な形態で資産の目
録を格納する。資産の目録は、資産のそれぞれに関して選択された製造仕様書を
含むことが好ましい。ステップ556は、交換のための1つ以上の資産を特定す
る。ステップ558は、交換のために特定された資産に関して、目録から選択さ
れた製造仕様書を抽出する。ステップ560は、交換のために特定されて選択さ
れた資産のための電子入札要請を作成する。入札要請は、交換のために特定され
て選択された資産に関して、抽出された製造仕様書を含むことが好ましい。ステ
ップ562は、1社以上のベンダに電子入札要請を閲覧できるようにする。これ
は、ウェブサイトに入札要請を投稿すること、または電子メール、ファクシミリ
、米国郵便または何らかの他の配達方法によって認可されたベンダに入札要請を
配信することを含む数々の方法で実現されてもよい。ステップ564は、入札を
行うために選別されたベンダから好ましくは電子形態で入札を受理する。ステッ
プ566は、1社以上のベンダに交換資産を製作する権限を電子的に与える。
【0073】 図15は、システムにおける事故数を低減するために資産目録への変更を提示
する事故データを用いるステップを含む別の方法の例示の流れ図である。流れ図
は主に580で示されている。ステップ584は、コンピュータ読取り可能な形
態で資産の目録を格納する。目録は、資産のそれぞれのタイプおよび位置を含む
ことが好ましい。ステップ586は、交通システムの少なくとも一部に関する事
故データを提供する。事故データは、事故のそれぞれの位置を特定することが好
ましい。ステップ588は、選択された事故の位置付近の資産を特定する。ステ
ップ590は、事故数の低減のために資産の目録への変更を提案する。
【0074】 図16は、所定の要件に関して資産目録の遵守を決定するために、資産目録を
所定の要件と比較するステップを含む別の方法の例示の流れ図である。流れ図は
主に600で示されている。ステップ604は、(たとえば道路の)システムの
資産の目録を提供する。目録は、システムの詳細、システムのそれぞれの資産の
タイプおよび位置を含むことが好ましい。ステップ606は、コンピュータ読取
り可能な形態で目録を格納する。ステップ608は、コンピュータ読取り可能な
形態でシステムの多数の所定の要件を格納する。ステップ610は、所定の要件
と資産目録に格納された資産のタイプおよび位置を比較する。所定の要件は、1
つ以上のデータ処理システムに存在するコンピュータプログラムを用いて、資産
目録に格納された資産のタイプおよび位置と比較されることが好ましい。ステッ
プ612は、システムの所定の要件と資産目録における資産のタイプおよび位置
との間の選択された不一致点を報告する。ステップ614は、選択され報告され
た不一致点を除去するために、資産の目録の修正方法を提案する。
【0075】 図17A〜図17Bは、ユーザが特注の標識を設計する場合に有用な方法の例
示の流れ図を示している。流れ図は主に630で示されている。ステップ634
は、好ましくはグラフィカル・ユーザ・インターフェイスによって、特注の標識
の用途に関する多数の質問を行う。ステップ636は、多数の質問に対する回答
を受理する。ステップ638は、ユーザによって提供された回答に基づく提案さ
れた標識設計を提供する。ステップ642は、ユーザに提案された標識設計の承
認、修正または拒否を任せる。
【0076】 ユーザが提案された標識設計を拒否した場合には、コントロールはステップ6
46に移動し、アルゴリズムはステップ647で終了する。ユーザが提案された
標識設計の修正を選択した場合には、コントロールはステップ648に移動する
。ステップ648は、ユーザに提案された標識設計の編集を任せる。一旦、提案
された標識設計が編集されると、ステップ650は標識設計を改良するための一
連の提案を行う。ユーザは、提案のそれぞれを承認または拒否することができる
。一旦、提案のそれぞれが承認または拒否されると、コントロールはステップ6
52に移動する。
【0077】 ステップ642を再び参照すると、ユーザが提案された標識設計を承認する場
合には、コントロールはステップ652に与えられる。ステップ652は、提案
された標識設計のための作業命令を作成する。ステップ656は、提案された標
識設計の製作のための作業命令をベンダに送信する。所望であれば、ステップ6
58は、提案された標識設計を含むようにするために目録を更新する。
【0078】 図18は、ユーザが特注の標識を設計する場合に有用なさらに別の方法の流れ
図である。流れ図は主に670で示されている。ステップ674は、ユーザから
の提案された標識設計を受理する。ステップ676は、提案された標識設計を分
析し、提案された標識設計を改良するために一連の提案を行う。ステップ678
は、ステップ676による提案のそれぞれの承認または拒否をユーザに任せる。
ユーザが提案の1つを承認する場合には、コントロールはステップ682に与え
られ、対応する変更が提案された標識設計に加えられる。ユーザが提案を拒否す
る場合には、コントロールはステップ680に与えられ、提案された標識設計は
変更されない。一旦、すべての提案がユーザによって承認または拒否されると、
コントロールはパス686を通ってステップ684に与えられる。ステップ68
4は、提案された標識設計のための作業命令を作成する。ステップ688は、提
案された標識設計を製作するために、ベンダに作業命令を電子的に送信する。
【0079】 したがって、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本願明細書
で見出された教示は本願明細書に添付の請求の範囲の範囲内で、さらに別の実施
形態にも適用が可能であることは、当業者には容易に理解されると思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 交通資産システムを管理する方法の例示の概略図である。
【図2】 本発明の好ましい実施形態で用いられるデータ処理システムネットワークの例
示の概略図である。
【図3】 交通システムに関する資産目録を示している例示の表である。
【図4】 図3の資産目録における交通標識に関するフィールドを示す例示の表である。
【図5A】 交通標識に位置する特定ラベルを有する交通標識の概略図である。
【図5B】 線B−Bに沿って切った図5Aの交通標識の断面図である。
【図6】 標識の変数(たとえば、反射率、色、位置)をリモート操作によって検出する
ために用いられるセンサアセンブリの例示のブロック図である。
【図7】 時間対紫外線照射量に対する保護シートの反射率における劣化を示している例
示のグラフである。
【図8】 数日間にわたる紫外線照射量対時間の積分を示すグラフである。
【図9】 シートの反射率時間対温度に対する反射シートの反射率における例示の劣化を
示しているグラフである。
【図10】 本発明の第1の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図11】 本発明の別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図12】 本発明のさらに別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図13】 本発明の別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図14】 本発明のさらに別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図15】 本発明の別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図16】 本発明の別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図17A】 本発明のさらに別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図17B】 本発明のさらに別の方法の概略的な例示の流れ図である。
【図18】 本発明のさらに別の方法の概略的な例示の流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ステインク,スティーブン エイチ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 グッドスピード,チャールズ エイチ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 エガート,ジェイムズ ダブリュ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 ケトラ,ウォーレン ディー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの交通システムの資産を管理するための方法において
    、該方法は、 前記ユーザの交通システムの資産の目録を提供するステップと、 時間に対する選択された資産の少なくとも1つの性能変数の劣化をモデル化す
    るステップにおいて、前記選択された資産の性能における劣化を決定するために
    1つ以上の環境条件を用いる前記モデル化ステップと、 所与の時点において所定の性能閾値を割ることが予測される資産を特定するス
    テップと からなる方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記ユーザに前記特定された資産を報告するステッ
    プからなる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の性能閾値がユーザによって選択される請求項1に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザにいずれの資産を交換すべきかを認可できるよう
    にするステップと、 前記ユーザによって認可された前記資産を交換するステップと からさらになる請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ユーザによって、交換のために認可された前記
    資産に関する作業命令を作成するステップと、 前記認可された資産の製作のための作業命令をベンダに送信するステップと からなる請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記ユーザによって、交換のために認可された前記
    資産に関して、可能な融資を特定するステップからなる請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記ユーザによって、交換のために認可された前記
    資産に関して、可能な賃貸オプションを特定するステップからなる請求項4に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 システムの資産を管理するための方法において、該方法は、 資産の目録を提供するステップと、 時間に対する選択された資産の少なくとも1つの性能変数における劣化をモデ
    ル化するステップにおいて、前記選択された資産の性能における劣化を決定する
    ために1つ以上の環境条件を用いる前記モデル化ステップと、 所与の時点において所定の性能閾値を割ることが予測される資産を特定するス
    テップと からなる方法。
  9. 【請求項9】 システムの資産を管理するための方法において、該方法は、 前記システムの資産の目録を提供するステップと、 コンピュータ読取り可能な形態で前記目録を格納するステップと、 1つ以上のグラフィカル・ユーザ・インターフェイスから資産の前記目録の少
    なくとも選択された部分をユーザが閲覧できるようにするステップと、 前記1つ以上のグラフィカル・ユーザ・インターフェイスによって、交換のた
    めの1つ以上の資産をユーザが選択できるようにするステップと、 交換のために前記ユーザによって選択された前記資産に関する作業命令を作成
    するステップと からなる方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記選択された資産の製作のための作業命令をベ
    ンダに送信するステップからなる請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 さらに、前記交換資産を含むようにするために、前記目録
    を更新するステップからなる請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに、選択された資産に対する製品更新を前記ユーザに
    提案するステップからなる請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 システムの資産を管理するための方法において、選択され
    た資産が時間と共に劣化する1つ以上の資産性能変数を有し、該方法は、 前記システムの選択された資産の目録において、それぞれの特定された資産に
    関する1つ以上の環境変数を特定する目録を提供するステップと、 1つ以上の前記環境変数を用いて少なくとも1つの前記資産性能変数の劣化を
    モデル化するモデルを提供するステップと、 前記資産の少なくとも1つの前記環境変数を前記モデルに適用することによっ
    て、前記資産の特定の性能変数がいつ所定の性能閾値を割るのかを予測するステ
    ップと からなる方法。
  14. 【請求項14】 前記システムが交通システムであり、前記資産が標識であ
    り、前記1つ以上の環境変数が太陽に対する前記資産の方位を含む請求項13に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記1つ以上の環境変数が前記資産の相対的な地理的位置
    を含む請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 さらに、前記資産の前記地理的位置に関する一連の測定環
    境条件を提供するステップと、 前記測定環境条件および前記資産に関連する少なくとも1つの前記環境変数を
    用いて、前記資産性能変数の劣化をモデル化するステップと からなる請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記選択された資産性能変数が反射率である請求項13に
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 さらに、所定の時間内で所定の性能閾値を割ることが予測
    される資産性能変数を有する資産を特定するステップからなる請求項13に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 システムの資産を管理するための方法において、選択され
    た資産が時間と共に劣化する1つ以上の資産性能変数を有し、該方法は、 前記システムの選択された資産を特定する目録において、前記選択された資産
    のそれぞれの年数および地理的位置をさらに特定する目録を提供するステップと
    、 前記資産の前記地理的位置における、またはその付近における一連の環境条件
    を提供するステップと、 1つ以上の前記環境条件を用いて、時間と共に少なくとも1つの前記資産性能
    変数の劣化をモデル化するモデルを提供するステップと、 前記資産の前記年数および少なくとも1つの前記環境条件を前記モデルに提供
    することによって、資産の特定の性能変数がいつ所定の性能閾値を割るのかを予
    測するステップと からなる方法。
  20. 【請求項20】 システムの資産を交換するための作業命令を生成する方法
    において、該方法は、 コンピュータ読取り可能な形態で、前記資産のそれぞれに関する選択された製
    造仕様書を含む前記システムの資産の目録を格納するステップと、 交換のために1つ以上の前記資産を特定するステップと、 交換のために特定された資産に関して、前記目録から前記選択された製造仕様
    書を抽出するステップと、 交換のために特定された選択された資産を製作するための作業命令において、
    交換のために特定された選択された資産のために抽出された製造仕様書を含む作
    業命令を作成するステップと からなる方法。
  21. 【請求項21】 前記目録が、前記選択された資産のそれぞれの位置をさら
    に含み、前記作業命令が交換のために特定され、選択された前記資産の位置を特
    定する請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 選択された資産が標識であり、前記選択された製造仕様書
    が、前記標識の寸法、前記標識の基板タイプ、前記標識の反射シートタイプ、前
    記標識で用いられるフォント、前記標識のディジタル写真からなる群から選択さ
    れた仕様書を含む請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 入札要請を行うための方法において、該方法は、 コンピュータ読取り可能な形態で、前記資産のそれぞれに関する選択された製
    造仕様書を含むシステムの資産の目録を格納するステップと、 交換のために1つ以上の前記資産を特定するステップと、 前記交換のために特定された前記資産に関する前記目録から前記選択された製
    造仕様書を抽出するステップと、 前記交換のために特定された前記資産のそれぞれに関する入札要請において、
    交換のために特定された選択された資産に関して抽出された製造仕様書を含む入
    札要請を作成するステップと からなる方法。
  24. 【請求項24】 前記1つ以上の資産が、1つ以上のデータ処理システムと
    直接的または間接的に通信を行うグラフィカル・ユーザ・インターフェイスによ
    って、ユーザによって交換のために特定される請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 さらに、前記入札要請が、電子的に格納され、1社以上の
    ベンダに電子的に格納された入札要請を閲覧できるようにするステップからなる
    請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 さらに、入札を行うことに選択されたベンダからの電子形
    態の入札を受理するステップからなる請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 さらに、1社以上のベンダに前記交換資産を製作する権限
    を電子的に与えるステップからなる請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 システムの安全性を強化する方法において、該方法が、 コンピュータ読取り可能な形態で、選択された資産のタイプおよび位置を含む
    前記システムの資産の目録を格納するステップと、 前記システムの少なくとも一部に関する事故データにおいて、一連の事故のう
    ちから選択された事故の位置を含む事故データを提供するステップと、 選択された事故の位置付近の前記資産を特定するステップと からなる方法。
  29. 【請求項29】 前記システムが交通システムであり、事故数を低減するた
    めに資産の目録に変更を加える提案を行うステップからさらになる請求項28に
    記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記システムの1つ以上の所定の要件に関して、システム
    の遵守を特定するための方法において、該方法が、 前記システムの資産の目録において、前記システムの選択された資産のタイプ
    および位置を含む前記目録を提供するステップと、 コンピュータ読取り可能な形態で資産の目録を格納するステップと、 コンピュータ読取り可能な形態で所定の要件を格納するステップと、 前記システムの前記所定の要件を前記目録の選択された資産のタイプおよび位
    置と比較するステップにおいて、1つ以上のデータ処理システムに存在するコン
    ピュータプログラムによって行われる前記比較ステップと からなる方法。
  31. 【請求項31】 さらに、前記システムの前記所定の要件と前記選択された
    資産のタイプおよび位置との間の選択された不一致点を報告するステップからな
    る請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記システムが交通システムであり、前記所定の要件が統
    一交通管制装置便覧(Manual of Uniform Traffic
    Control Devices)から選択される請求項30に記載の方法。
  33. 【請求項33】 さらに、前記報告された不一致点のうちの選択された不一
    致点を除去するための資産目録の修正方法を提示するステップからなる請求項3
    0に記載の方法。
  34. 【請求項34】 ユーザが特注の標識を設計する際に有用な方法であり、該
    方法は、 グラフィカル・ユーザ・インターフェイスによって前記ユーザに対して特注の
    標識の用途に関する一連の質問を行うステップと、 前記一連の質問に対する前記ユーザの回答を受理するステップと、 前記ユーザの回答に基づいて提案された標識設計を提供するステップと からなる方法。
  35. 【請求項35】 前記ユーザに提案された標識設計の承認、修正または拒否
    を可能とするステップと、前記ユーザが前記提案された標識設計の修正を選択し
    た場合には、前記提案された標識設計を改良するための一連の提案を行うステッ
    プと、前記ユーザが前記提案された標識設計の承認を選択した後、前記提案され
    た標識設計のための作業命令を作成するステップと、前記提案された標識設計の
    製作のためにベンダに電子的に前記作業命令を送信するステップとからなる群か
    ら選択される1つ以上のステップからさらになる請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 ユーザが特注の標識を設計する際に有用な方法であり、該
    方法は、 提案された標識設計のための提案データベースを提供するステップと、 前記ユーザによって提案された標識設計を受理するステップと、 前記提案された標識設計を分析し、前記提案データベースから前記提案された
    標識設計を改良するための1つ以上の提案を組み込むステップと からなる方法。
  37. 【請求項37】 さらに、前記ユーザに前記提案のうちの選択された提案の
    承認、修正または拒否をできるようにするステップと、前記ユーザが前記選択さ
    れた提案の承認または拒否を行った後、前記提案された標識設計のための作業命
    令を作成するステップと、前記提案された標識設計の製作のためにベンダに電子
    的に前記作業命令を送信するステップとからなる群から選択される1つ以上のス
    テップからなる請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 標識の色および反射率を測定するためのセンサ装置であっ
    て、 ハウジングと、 前記標識の色を測定するために前記ハウジングに取付けられた測色計と、 前記標識の反射率を測定するために前記ハウジングに取付けられた反射率計と
    からなるセンサ装置。
  39. 【請求項39】 前記測色計および前記反射率計がそれぞれ、遠隔位置から
    前記標識の色および反射率を検出し、前記センサ装置がハンドヘルドセンサ装置
    である請求項38に記載のセンサ装置。
  40. 【請求項40】 前記センサのGPS座標を検出するためのGPS検出器と
    、 前記センサと前記標識との間の距離を検出するための距離検出手段と、 前記センサに対する前記標識の方向を検出するための方向検出手段と、 前記センサのGPS座標に対する前記標識に関するGPSオフセットを計算す
    るためおよび前記センサのGPS座標に前記標識のGPSオフセットを加算する
    ことによって、前記標識のGPS座標を計算するための計算手段と からさらになる請求項38に記載のセンサ装置。
  41. 【請求項41】 基板および 前記標識の選択された変数を特定する識別ラベルからなる交通標識。
  42. 【請求項42】 前記識別ラベルが、前記標識が製作された日付、前記標識
    のメーカ、前記標識に関する選択された製造仕様書、利用される反射シートのタ
    イプからなる群から選択される1つ以上の情報を特定する請求項41に記載の交
    通標識。
  43. 【請求項43】 前記ラベルがバーコードである請求項41に記載の交通標
    識。
  44. 【請求項44】 前記ラベルが標識データベースのデータ構造を参照する参
    照コードを特定するバーコードである請求項41に記載の交通標識。
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