JP3727818B2 - 半導体装置の配線構造及びその形成方法 - Google Patents

半導体装置の配線構造及びその形成方法 Download PDF

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    • H01L2924/05042Si3N4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置の配線構造及びその形成方法に関し、特に電極パッドにワイヤやバンプ等の接続部材のボンディングを行う際に、電極パッド下の層間絶縁膜にクラックが発生することを抑制するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LSIの動作を高速化するため、層間絶縁膜としてより低誘電率の絶縁膜が使用される。かかる観点から、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によるSiO2 膜、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)を用いて形成したシリコン酸化膜(以下TEOS膜或いは層という)に代え、これよりも誘電率が低い、SOG(Spin-On-Glass)技術を用いて形成した有機材料を含むシリコン酸化膜(以下SOG膜或いは層という)が、層間絶縁膜として使用される。
【0003】
しかしながら、SOG膜はTEOS膜等と比較すると機械的強度が低く、SOG膜の硬度は、TEOS膜の約1/10である。また、TEOS膜が圧縮応力を持つように成膜される。これに対して、SOG膜はSi基板よりも大きな線膨張係数を持ち、このため、何の応力制御を行っていない現状の成膜方法では、成膜後のSOG膜は引っ張り応力を有する。これ等のことが原因となり、有機SOG膜は、圧力が掛かると容易にクラックを発生してしまう。
【0004】
このクラックの発生が最も問題となるのが、電極パッドにワイヤ、バンプ、異方性導電性シート等の接続部材のボンディングを行う工程である。即ち、ボンディングの際に電極パッドに掛かる圧力により、パッド直下のSOG膜にクラックが発生する。この点に関し、図10(a)〜(f)は従来の半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図である。
【0005】
先ず、図10(a)に示すように、絶縁層1上に配線層2を形成した後、有機SOG層3を形成する。次に、図10(b)に示すように、SOG層3に、配線層2に接続するヴィアホール4を形成する。次に、全面にAlを堆積して、SOG層3上及びヴィアホール4内にAl膜5を形成する。
【0006】
次に、図10(c)に示すように、Al膜5を加工してパッドを形成するためのリソグラフィを行い、RIE(Reactive Ion Etching)によってAl電極パッド6を形成する。次に、図10(d)に示すように、全面に、有機SOG膜、プラズマCVDシリコン酸化膜、プラズマCVDシリコン窒化膜等からなるパッシベーション層7を形成する。
【0007】
次に、図10(e)に示すように、パッシベーション層7に開孔8を形成してAlパッド6を露出させる。次に、図10(f)に示すように、アセンブリのためのダイシング及びマウントを行った後、Alパッド6にワイヤボンディングを行う。この際、Alパッド6にワイヤ9を密着させ圧力を掛けることで、パッド6とワイヤ9とを接続する。
【0008】
ところが、このワイヤボンディングの際に、パッド6の下方のSOG層3にクラックが生じるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、層間絶縁膜を低誘電率化する一方、ワイヤ等の接続部材をボンディングする際、電極パッド下で層間絶縁膜にクラックが発生することを抑制することができる半導体装置の配線構造及びその形成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点に係る半導体装置の配線構造は、
基板上に配設された配線層と、
前記配線層を被覆すると共に前記配線層に対応して形成されたヴィアホールを有する層間絶縁膜と、
前記ヴィアホール内に配設された導電性のヴィアプラグと、
前記層間絶縁膜上に配設され且つ前記ヴィアプラグを介して前記配線層に電気的に接続された電極パッドと、
を具備し、前記層間絶縁膜は、3以下の比誘電率と、50GPa未満のヤング率とを有する第1絶縁層と、50GPa以上のヤング率を有する第2絶縁層とを含み、前記第2絶縁層は前記第1絶縁層と前記電極パッドとの間に介在することを特徴とする。
【0011】
本発明の第2の視点は、第1の視点に係る構造において、前記第2絶縁層は100nm以上の厚さを有することを特徴とする。
【0012】
本発明の第3の視点は、第1または2の視点に係る構造において、前記第1絶縁層は10GPa以下のヤング率を有することを特徴とする。
【0013】
本発明の第4の視点は、第1乃至3のいずれかの視点に係る構造において、前記第1絶縁層は2.0g/cm3 未満の密度を有することを特徴とする。
【0014】
本発明の第5の視点は、第4の視点に係る構造において、前記第1絶縁層は、有機材料を含むシリコン酸化物から実質的になることを特徴とする。
【0015】
本発明の第6の視点は、第5の視点に係る構造において、前記第2絶縁層は、シリコン酸化物及びシリコン窒化物からなる群から選択された材料から実質的になることを特徴とする。
【0016】
本発明の第7の視点は、第1乃至6のいずれかの視点に係る構造において、前記第1絶縁層は前記配線層を被覆するように配設されることを特徴とする。
【0017】
本発明の第8の視点は、第1乃至6のいずれかの視点に係る構造において、前記第1絶縁層は前記配線層の周囲を包囲するように前記配線層と実質的に同じレベルに配設され、前記第2絶縁層は前記配線層及び前記第1絶縁層を被覆するように配設されることを特徴とする。
【0018】
本発明の第9の視点は、第1乃至8のいずれかの視点に係る構造において、前記第2絶縁層は前記電極パッドの底面若しくは底面及び側面に沿った部分のみに配設されることを特徴とする。
【0019】
本発明の第10の視点に係る半導体装置の配線構造は、
基板上の異なるレベルに配設された複数の配線層と、
前記異なるレベルの前記配線層を夫々被覆すると共に前記配線層に対応して形成されたヴィアホールを有する複数の第1絶縁層と、前記第1絶縁層は3以下の比誘電率と、10GPa以下のヤング率と、2.0g/cm3 未満の密度とを有することと、
前記ヴィアホール内に配設された導電性のヴィアプラグと、
前記第1絶縁層の内で一番上に位置する最上第1絶縁層の上に配設され且つ前記ヴィアプラグの1つを介して前記配線層の1つに電気的に接続された電極パッドと、
前記最上第1絶縁層と前記電極パッドとの間に介在する第2絶縁層と、前記第2絶縁層は50GPa以上のヤング率を有することと、
を具備する。
【0020】
本発明の第11の視点に係る半導体装置の配線構造は、
基板上の異なるレベルに配設された複数の配線層と、
前記異なるレベルの前記配線層の夫々と実質的に同じレベルに配設され且つ前記配線層の周囲を包囲する複数の第1絶縁層と、前記第1絶縁層は3以下の比誘電率と、10GPa以下のヤング率と、2.0g/cm3 未満の密度とを有することと、
前記異なるレベルの前記配線層及び前記第1絶縁層を夫々被覆すると共に前記配線層に対応して形成されたヴィアホールを有する複数の第2絶縁層と、前記第2絶縁層は50GPa以上のヤング率を有することと、
前記ヴィアホール内に配設された導電性のヴィアプラグと、
前記第2絶縁層の内で一番上に位置する最上第2絶縁層の上に配設され且つ前記ヴィアプラグの1つを介して前記配線層の1つに電気的に接続された電極パッドと、
を具備する。
【0021】
本発明の第12の視点に係る半導体装置の配線構造の形成方法は、
基板上に配設された配線層を層間絶縁膜で被覆する工程と、前記層間絶縁膜は、3未満の比誘電率と、50GPa未満のヤング率とを有する第1絶縁層と、50GPa以上のヤング率を有する第2絶縁層とを積層して形成することと、
前記配線層に対応して前記層間絶縁膜にヴィアホールを形成する工程と、
前記ヴィアホール内に導電性のヴィアプラグを形成すると共に、前記ヴィアプラグを介して前記配線層に電気的に接続されるように、前記層間絶縁膜の前記第2絶縁層上に電極パッドを形成する工程と、
前記電極パッドに圧力を加えながら、前記電極パッドに接続部材を電気的に接続する工程と、
を具備する。
【0022】
本発明の第13の視点は、第12の視点に係る方法において、
前記配線層を層間絶縁膜で被覆する工程は、
前記配線層上に前記第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層の表面に溝を形成する工程と、
前記溝を含む範囲で前記第1絶縁層上に前記第2絶縁層を形成する工程と、を具備し、
前記電極パッドを形成する工程は、
前記溝を含む範囲で前記第2絶縁層上に前記電極パッドの材料層を形成する工程と、
前記電極パッドの材料層の表面側からCMPにより研磨することにより、前記溝の外に位置する前記第2絶縁層及び前記電極パッドの材料層の部分を除去する工程と、
を具備することを特徴とする。
【0023】
本発明の第14の視点は、第12または13の視点に係る方法において、前記第2絶縁層は100nm以上の厚さを有することを特徴とする。
【0024】
本発明の第15の視点は、第12乃至14のいずれかの視点に係る方法において、前記第1絶縁層は10GPa以下のヤング率を有することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0026】
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の配線構造を示す断面図である。
【0027】
半導体基板10上で絶縁層11上に配線層12が配設される。絶縁層11及び配線層12上に、スピン塗布法で形成される第1の有機SOG層13(例えば、SiO(CH3 x 、比誘電率=2.5、ヤング率10GPa未満、密度2.0g/cm3 未満)が配設される。第1SOG層13上にプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜(比誘電率=4.0)或いはシリコン窒化膜(比誘電率=7.0)からなる補強絶縁層14(ヤング率50GPa以上、密度2.0g/cm3 以上)が配設される。第1SOG層13及び補強絶縁層14に、配線層12に接続するヴィアホール15が形成される。プラズマCVDSiO2 層14上に第2の有機SOG層16が配設され、層16のヴィアホール15を含む領域に溝17が形成される。
【0028】
溝17及びヴィアホール15の表面に沿ってライナー層18が配設される。ヴィアホール15及び溝17内に導電性ヴィアプラグ19及び電極パッド20が埋め込み形成される。第2SOG層16上にパッシベーション層21が配設され、層21にパッド20が露出する開孔22が形成される。開孔22に露出するパッド20上にワイヤ23が接続される。
【0029】
図2(a)〜(g)は図1に示す配線構造の形成方法を工程順に示す断面図である。
【0030】
先ず、図2(a)に示すように、半導体基板10上で絶縁層11上に配線層12を形成した後、第1の有機SOG層13で被覆する。次に、第1SOG層13上に、プラズマCVD法を用いてシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜を堆積して補強絶縁層14を形成する。次に、補強絶縁層14上に第2の有機SOG層16を形成する。
【0031】
次に、図2(b)に示すように、第2SOG層16に、下方に配線が形成された領域を少なくとも含む溝17を形成する。次に、溝17に露出する補強絶縁層14及び第1SOG層13に配線層12に接続するヴィアホール15を形成する。次に、全面にTi、TiN、Nb、Ta或いはTaAlの何れかを堆積して、ライナー層18を形成する。
【0032】
次に、図2(c)に示すように、リフロースパッタリング法を用いてAl層25を堆積して、ヴィアホール15及び溝17内にAl層25を埋め込む。次に、図2(d)に示すように、CMP(Chemical-Mechanical Polishing)法を用いて溝17外で第2SOG層16上のライナー層18及びAl層25を除去する。これにより、ヴィアホール15内にヴィアプラグ19を配設すると共に、溝17内に電極パッド20を配設する。
【0033】
次に、図2(e)に示すように、全面に有機SOG膜、プラズマCVDSiO2 膜或いはプラズマCVDシリコン窒化膜等からなるパッシベーション層21を形成する。次に、図2(f)に示すように、パッシベーション層21に開孔22を形成して、パッド20の少なくとも一部を露出させる。
【0034】
次に、アセンブリのためのダイシング及びマウントを行った後、図2(g)に示すように、Alパッド20にワイヤ23を密着させて圧力を掛ける。これにより、パッド20とワイヤ23とを接続する、所謂ワイヤボンディングを行う。
【0035】
実験によれば、このワイヤボンディングの際、電極パッド20の下方の補強絶縁層14及び第1SOG層13にクラックが発生することはなかった。第1SOG層13にクラックが生じない理由を図3を用いて説明する。
【0036】
図3は有機SOG膜とP−(プラズマCVD法で形成したことを意味する)SiO2 膜(TEOS膜)との硬度の測定結果を示す図である。図3に示すように、有機材料を含むシリコン酸化膜であるSOG膜の硬度は、P−SiO2 膜(TEOS膜)に比べて小さく、かなり低い荷重で膜にクラックが発生する。そのため、従来の構造では、ワイヤボンディングの際に、パッドに掛かる圧力により、パッド下でSOG層にクラックが発生する。
【0037】
表1は有機SOG膜、プラズマCVDシリコン酸化膜(P−SiO2 )及びプラズマCVDシリコン窒化膜(P−SiN)のヤング率を示す。
【0038】
表2は補強絶縁層として使用される絶縁膜の膜厚と、その下方の有機SOG層におけるワイヤボンディング中のクラックの発生との関係を示す。
【0039】
表3は補強絶縁層として使用される絶縁膜のヤング率及び密度と、その下方の有機SOG層におけるワイヤボンディング中のクラックの発生との関係を示す。
【0040】
【表1】
Figure 0003727818
【0041】
【表2】
Figure 0003727818
【0042】
【表3】
Figure 0003727818
【0043】
表1に示すように、プラズマCVDシリコン酸化膜、プラズCVDマシリコン窒化膜のヤング率(及び硬度)は、有機SOG膜に比べて4〜30倍以上も大きい。電極パッド20と第1SOG層13との間に、硬度の高いプラズマCVDシリコン酸化膜或いはプラズマCVDシリコン窒化膜が形成されるので、ワイヤボンディングの際に第1SOG層13にクラックが生じることがない。
【0044】
表3に示すように、補強絶縁層として57GPa以上のヤング率を示す、或いは密度が2.0g/cm3 以上の絶縁膜を用いれば、有機SOG層にクラックが生じないことが分かる。なお、表3では、有機SOG膜にクラックが生じないヤング率の値の下限は57GPaであるが、50GPa程度の補強絶縁層を設けても有機SOG層にクラックが生じない。また、補強絶縁層の膜厚は有機SOG層よりも小さいほうがよいが、表2に示すように、100nm以上であることが好ましいことが分かる。
【0045】
本実施形態によれば、有機SOG層と電極パッドとの間に、プラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる補強絶縁層が配設される。このため、ワイヤボンディングの際にパッドの下の有機SOG層にクラックが生じることはない。
【0046】
[第2実施形態]
図4(a)〜(h)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図である。有機SOG層上に補強絶縁層を一面に形成すると、有機SOG層の誘電率が低いという効果を減少させてしまう。そこで、本実施形態では、パッドの底部のみに補強絶縁層を形成する方法について説明する。
【0047】
先ず、図4(a)に示すように、半導体基板10上で絶縁層11上に配線層12を形成した後、有機SOG層33で被覆する。
次に、図4(b)に示すように、SOG層33に、下方に配線層12が形成された領域を少なくとも含む溝17を形成する。次に、プラズマCVD法を用いてSiO2 膜或いはシリコン窒化膜を堆積して、補強絶縁層34を形成する。なお、この補強絶縁層34の膜厚は、100nm以上であることが好ましい。次に、図4(c)に示すように、溝17の底部に、配線層12に接続するヴィアホール15を形成する。
【0048】
次に、図4(d)に示すように、全面にTi、TiN、Nb、Ta或いはTaAlの何れかを堆積して、ライナー層18を形成する。次に、リフロースパッタリングによってAl層25をヴィアホール15内及び溝17内に堆積する。
【0049】
次に、図4(e)に示すように、CMP法によって、溝17外でSOG層上のAl層25、ライナー層18及び補強絶縁層34を除去する。これにより、ヴィアホール15内にヴィアプラグ19を配設すると共に、溝17内に電極パッド20を配設する。
【0050】
次に、図4(f)に示すように、全面に有機SOG膜、プラズマCVDSiO2 膜或いはプラズマCVDシリコン窒化膜等からなるパッシベーション層21を形成する。次に、図4(g)に示すように、パッシベーション層21に開孔22を形成して、パッド20の少なくとも一部を露出させる。
【0051】
次に、アセンブリのためのダイシング及びマウントを行った後、図4(h)に示すように、Alパッド20にワイヤ23を密着させて圧力を掛ける。これにより、パッド20とワイヤ23とを接続する、所謂ワイヤボンディングを行う。
【0052】
実験によれば、このワイヤボンディングの際、電極パッド20の下方のSOG層33にクラックが発生することはなかった。これは、有機SOG層33と電極パッド20との間に、プラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる補強絶縁層34が配設されたことによる。
【0053】
[第3実施形態]
図5(a)〜(d)は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図である。本実施形態では、配線材料としてCuを用いた場合について説明する。配線材料としてCuを使用した場合には、Alボンディングワイヤとの密着性が悪くなるという問題が発生する。
【0054】
先ず、第2実施形態で図4(a)〜図4(g)を用いて説明した工程と、配線がCu配線であることを除いて同様な工程を用いて、図5(a)に示す構造を形成する(従って、その詳細な説明は省略する)。このため、図5(a)において、ヴィアホール15内にCuヴィアプラグ41が配設され、溝17内にCuパッド42が配設される。また、本実施形態において、パッシベーション層21はシリコン窒化膜からなる。
【0055】
次に、図5(b)に示すように、全面にTiN膜或いはTaN膜を堆積して、バリア層43を形成する。次に、開孔22を埋め込むようにAl膜44をスパッタリング法を用いて堆積する。次に、図5(c)に示すように、開孔22外でパッシベーション層21上のAl膜44及びバリア層43を除去して、開孔22内にAlパッド44を形成する。
【0056】
次に、アセンブリのためのダイシング及びマウントを行った後、図5(d)に示すように、Alパッド44にワイヤ23を密着させて圧力を掛ける。これにより、パッド44とワイヤ23とを接続する、所謂ワイヤボンディングを行う。
【0057】
実験によれば、このワイヤボンディングの際、電極パッド42、44の下方のSOG層33にクラックが発生することはなかった。これは、有機SOG層33とCuパッド42との間に、プラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる補強絶縁層34が配設されたことによる。
【0058】
[第4実施形態]
図6(a)〜(f)は本発明の第4実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図である。
【0059】
先ず、第2実施形態で図4(a)〜図4(g)を用いて説明した工程と同様な工程を用いて、図6(a)に示す構造を形成する(従って、その詳細な説明は省略する)。
【0060】
次に、図6(b)に示すように、Ti/Ni/Pd、或いはTi/TiW/Auの積層構造からなるバリア層51を形成する。次に、図5(c)に示すように、レジストの塗布を行った後、リソグラフィ技術を用いて、開孔22が露出するレジストパターン52を形成する。
【0061】
次に、図6(d)に示すように、パッド20上のレジストパターン52の開口部に電解メッキ法を用いてAuまたは半田を埋め込んでバンプ53を形成する。次に、図6(e)に示すように、レジストパターン52を除去した後、バンプ53をマスクとして、露出するバリア層51を除去する。
【0062】
裏面のラッピング、ダイシングの後、図6(f)に示すように、バンプ53にリードテープ54を貼り付け、圧力を加えながら、約500℃まで昇温して、ボンディングを行う。
【0063】
実験によれば、このボンディングの際、電極パッド20の下方のSOG層33にクラックが発生することはなかった。これは、有機SOG層33と電極パッド20との間に、プラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる補強絶縁層34が配設されたことによる。
【0064】
[第5実施形態]
図7(a)〜(e)は本発明の第5実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図である。
【0065】
本実施形態において、Si基板60上にMIS(Metal-Insulator-Semiconductor)型のトランジスタ61が形成される。トランジスタ61は、基板60内に形成された一対のソース/ドレイン層62、63と、チャネル領域上に絶縁膜を介して配設されたゲート電極64とを有する。
【0066】
先ず、図7(a)に示すように、基板60の全面をBPSG(B-doped Phospho-Silicate Glass)膜からなる絶縁層71で被覆する。次に、絶縁層71上にWからなる配線層72を形成すると共にヴィアプラグ73を介してトランジスタ61に接続する。
【0067】
次に、図7(b)に示すように、絶縁層71及び配線層72をスピン塗布法で形成される有機SOG層(例えば、SiO(CH3 x 、比誘電率=2.5、ヤング率10GPa未満、密度2.0g/cm3 未満)からなる絶縁層74で被覆する。次に、絶縁層74上にCu/TaNからなる配線層75を形成すると共にヴィアプラグ76を介して配線層72に接続する。
【0068】
次に、図7(c)に示すように、絶縁層74及び配線層75を有機SOG層からなる絶縁層77で被覆する。次に、絶縁層77上にCu/TaNからなる配線層78を形成すると共にヴィアプラグ79を介して配線層75に接続する。
【0069】
次に、図7(d)に示すように、絶縁層77及び配線層78をプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜からなる補強絶縁層80(ヤング率50GPa以上、密度2.0g/cm3 以上)で被覆する。次に、絶縁層80上にCu/TaNからなるパッド兼配線層81を形成すると共にヴィアプラグ82を介して配線層78に接続する。
【0070】
次に、図7(e)に示すように、絶縁層80及びパッド兼配線層81をプラズマCVD法で形成されるシリコン窒化膜からなるパッシベーション層83で被覆する。次に、パッシベーション層83に開孔を形成すると共に、同開孔内にAl/BM(Barrier Metal)電極パッド84を形成する。
【0071】
このような構造においては、電極パッド81、84の直下にプラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜からなる補強絶縁層80が配設されている。このため、ボンディング工程における機械的衝撃にも耐えうるようになる。また、中間部の絶縁層としては低誘電率のSOG絶縁層74、77が使用されているため、デバイスの高速化も実現することができる。
【0072】
なお、図7(e)ではCu(TaN含む)配線兼パッド81の上にAl(Ti/TiN等のBMを含む)の蓋状のパッド84が形成される。これはCuが最表面に出ているとボンディング強度が弱い、酸化されてしまう、腐食が生じる等の問題があるためである。このように電極パッドは何層かの金属層を積層して構成される場合が多いが、このような場合、これ等を一体の電極と考えこの電極の直下に機械的強度に優れた補強絶縁層を配設すればよい。
【0073】
[第6実施形態]
図8(a)〜(f)は本発明の第6実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図である。
【0074】
先ず、上述のような工程で、図7(a)に示す構造と同じ図8(a)に示す構造を形成する。
【0075】
次に、図8(b)に示すように、絶縁層71及び配線層72を有機SOG層からなる300nmの厚さの絶縁層74で被覆する。次に、絶縁層74をプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる50nmの厚さの絶縁層86aで被覆する。絶縁層86aは配線層を形成するためのエッチングストッパとして利用される。
【0076】
次に、図8(c)に示すように、絶縁層86aをスピン塗布法で形成される有機SOG層からなる絶縁層88aで被覆する。次に、絶縁層74、86a、88aのパターニング及び溝の形成を行った後、Cu/TaNを溝内に埋め込むことにより、配線層75及びヴィアプラグ76を形成する(デュアルダマシン法)。次に、絶縁層88a及び配線層75をプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる50nmの厚さの絶縁層86bで被覆する。絶縁層86bはCuが層間絶縁膜中へ拡散していくことを防止するために利用される。
【0077】
次に、図8(d)に示すように、絶縁層86bを、有機SOG層からなる絶縁層88bと、プラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる50nmの厚さの絶縁層86cと、有機SOG層からなる絶縁層88cとで順次被覆する。次に、絶縁層86b、88b、86c、88cのパターニング及び溝の形成を行った後、Cu/TaNを溝内に埋め込むことにより、配線層78及びヴィアプラグ79を形成する。次に、絶縁層88c及び配線層78をプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる50nmの厚さの絶縁層86dで被覆する。
【0078】
次に、図8(e)に示すように、絶縁層86dをプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜からなる1μmの厚さの補強絶縁層80で被覆する。次に、絶縁層80上にCu/TaNからなるパッド兼配線層81を形成すると共にヴィアプラグ82を介して配線層78に接続する(デュアルダマシン法)。
【0079】
次に、図8(f)に示すように、絶縁層80及びパッド兼配線層81をプラズマCVD法で形成されるシリコン窒化膜からなるパッシベーション層83で被覆する。次に、パッシベーション層83に開孔を形成すると共に、同開孔内にAl/BM電極パッド84を形成する。
【0080】
このような構造においては、電極パッド81、84の直下にプラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜からなる補強絶縁層80が配設されている。このため、ボンディング工程における機械的衝撃にも耐えうるようになる。また、中間部の絶縁層としては低誘電率のSOG絶縁層74、88a、88b、88cが使用されているため、デバイスの高速化も実現することができる。
【0081】
本実施形態では各層の配線溝の下に配線溝エッチング時のストッパ層としてプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜(望ましくはシリコン窒化膜)を用いている。しかし、LSIの動作の高速化の観点からこれ等を省略することもできる。
【0082】
また各層のCu配線を覆うように堆積されたプラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜(望ましくはシリコン窒化膜)についても省略することもできる。これは、例えば、塗布型絶縁膜自体がCu拡散抑制効果のある膜である場合や、Cu配線の上面もバリヤメタルで囲む構造の配線である場合である。また、配線材料がCuではなくAlやW等の材料の場合、層間膜中への配線材料の拡散は無視できるため、拡散抑制層は不要となる。
【0083】
また、本実施形態では、最上層配線層兼バンプはデュアルダマシン法で形成したが、ヴィアプラグと配線とを別々に埋め込むシングルダマシン法で形成してもよい。この場合、最上層配線と同じレベルの絶縁膜はその絶縁膜とは別に堆積されることになる。即ち、最上層配線と同じレベルの絶縁膜とその下の絶縁膜とは同一材料からなっても、異なる材料からなってもよい。
【0084】
[第7実施形態]
図9は本発明の第7実施形態に係る半導体装置の配線構造を示す断面図である。
【0085】
半導体基板90上には、異なるレベルに複数の配線層94a、94b、94cが配設される。また、基板90及び複数の配線層94a、94b、94cの間には、層間絶縁層(補強絶縁層)92a、92b、92cが配設される。更に、配線層94a、94b、94cの夫々と実質的に同じレベルに配設され且つ配線層94a、94bの周囲を包囲するように複数の埋め込み絶縁層96a、96bが配設される。各レベルの配線層94a、94b、94cは導電性ヴィアプラグ95を介して電気的に接続される。
【0086】
層間絶縁層92a、92b、92cは、プラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる補強絶縁層(ヤング率50GPa以上、密度2.0g/cm3 以上)である。埋め込み絶縁層96a、96bは、スピン塗布法で形成される有機SOG層(例えば、SiO(CH3 x 、比誘電率=2.5、ヤング率10GPa未満、密度2.0g/cm3 未満)からなる。
【0087】
最上部の配線層94c及び層間絶縁層92cはSiN等からなるパッシベーション層97により被覆される。パッシベーション層97に、最上部の配線層94cで一部であってパッドとして機能する部分98aを露出する開孔が形成され、同開孔内に電極パッド98bが配設される。
【0088】
このような構造においては、電極パッド98a、98bの直下にプラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜からなる補強絶縁層92cが配設されている。このため、ボンディング工程における機械的衝撃にも耐えうるようになる。また、中間部の絶縁層としては低誘電率のSOG絶縁層96a、96bが使用されているため、デバイスの高速化も実現することができる。
【0089】
上記第1乃至第7実施形態において、補強絶縁層の形成される位置は、パッドとその直下の配線層の間であればどこでも良い。しかし、パッド直下に形成すると最も効果が高い。また、配線とパッドとの間に、補強絶縁層を複数層挿入しても良い。
【0090】
また、パッド下のヴィアプラグの形成方法としては、スパッタリング法で埋め込む以外に、ヴィアホールの開孔後、選択W−CVD法、ブランケットW−CVD法等によってWヴィアプラグを形成する方法、或いはAlピラーを用いてヴィアプラグを形成する方法がある。また、配線材料としてCuの他、AlやWを使用することができる。
【0091】
上述の実施形態において、ヤング率が50GPa未満、典型的には10GPa以下、密度が2.0g/cm3 以下の層間絶縁層として、SOG膜が例示されるが、その成膜方法は限定的なものではない。また、ヤング率、密度等が先の条件を満たす範囲でSOG膜以外の低誘電率膜(比誘電率kが3.0以下の膜)を用いることが可能である。
【0092】
また、上述の実施形態において、ヤング率が50GPa以上、密度が2.0g/cm3 以上の補強絶縁層として、プラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜が例示されるが、ヤング率または密度が先の条件を満たす範囲で他の絶縁膜(SiC膜、SiOF膜、PSG膜等)を用いることが可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る半導体装置の配線構造及びその形成方法によれば、層間絶縁膜を低誘電率化する一方、ワイヤ等の接続部材をボンディングする際、電極パッド下で層間絶縁膜にクラックが発生することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体装置の配線構造を示す断面図。
【図2】図1に示す配線構造の形成方法を工程順に示す断面図。
【図3】有機SOG膜とP−SiO2 膜(TEOS膜)との硬度の測定結果を示す図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図。
【図6】本発明の第4実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図。
【図7】本発明の第5実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図。
【図8】本発明の第6実施形態に係る半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図。
【図9】本発明の第7実施形態に係る半導体装置の配線構造を示す断面図。
【図10】従来の半導体装置の配線構造の形成方法を工程順に示す断面図。
【符号の説明】
10、60、90…基板
11、71、86a、86b、86c、86d…絶縁層
12、72、75、78、94a、94b、94c…配線層
13、16、33、74、77、88a、88b、88c、96a、96b…有機SOG層
14、34、80、92a、92b、92c…補強絶縁層
15…ヴィアホール
17…溝
18…ライナー層
19、41、73、76、79、82、95…ヴィアプラグ
20、42、44、81、84、98a、98b…パッド
21…パッシベーション層
22…開孔
23…ワイヤ
34…緩衝層
43、51…バリア層
52…レジストパターン
53…バンプ
54…リードテープ
61…MISトランジスタ

Claims (15)

  1. 基板上に配設された配線層と、
    前記配線層を被覆すると共に前記配線層に対応して形成されたヴィアホールを有する層間絶縁膜と、
    前記ヴィアホール内に配設された導電性のヴィアプラグと、
    前記層間絶縁膜上に配設され且つ前記ヴィアプラグを介して前記配線層に電気的に接続された電極パッドと、
    を具備し、前記層間絶縁膜は、3以下の比誘電率と、50GPa未満のヤング率とを有する第1絶縁層と、50GPa以上のヤング率を有する第2絶縁層とを含み、前記第2絶縁層は前記第1絶縁層と前記電極パッドとの間に介在することを特徴とする半導体装置の配線構造。
  2. 前記第2絶縁層は100nm以上の厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の配線構造。
  3. 前記第1絶縁層は10GPa以下のヤング率を有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の配線構造。
  4. 前記第1絶縁層は2.0g/cm3 未満の密度を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の配線構造。
  5. 前記第1絶縁層は、有機材料を含むシリコン酸化物から実質的になることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の配線構造。
  6. 前記第2絶縁層は、シリコン酸化物及びシリコン窒化物からなる群から選択された材料から実質的になることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の配線構造。
  7. 前記第1絶縁層は前記配線層を被覆するように配設されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置の配線構造。
  8. 前記第1絶縁層は前記配線層の周囲を包囲するように前記配線層と実質的に同じレベルに配設され、前記第2絶縁層は前記配線層及び前記第1絶縁層を被覆するように配設されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置の配線構造。
  9. 前記第2絶縁層は前記電極パッドの底面若しくは底面及び側面に沿った部分のみに配設されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の半導体装置の配線構造。
  10. 基板上の異なるレベルに配設された複数の配線層と、
    前記異なるレベルの前記配線層を夫々被覆すると共に前記配線層に対応して形成されたヴィアホールを有する複数の第1絶縁層と、前記第1絶縁層は3以下の比誘電率と、10GPa以下のヤング率と、2.0g/cm3 未満の密度とを有することと、
    前記ヴィアホール内に配設された導電性のヴィアプラグと、
    前記第1絶縁層の内で一番上に位置する最上第1絶縁層の上に配設され且つ前記ヴィアプラグの1つを介して前記配線層の1つに電気的に接続された電極パッドと、
    前記最上第1絶縁層と前記電極パッドとの間に介在する第2絶縁層と、前記第2絶縁層は50GPa以上のヤング率を有することと、
    を具備することを特徴とする半導体装置の配線構造。
  11. 基板上の異なるレベルに配設された複数の配線層と、
    前記異なるレベルの前記配線層の夫々と実質的に同じレベルに配設され且つ前記配線層の周囲を包囲する複数の第1絶縁層と、前記第1絶縁層は3以下の比誘電率と、10GPa以下のヤング率と、2.0g/cm3 未満の密度とを有することと、
    前記異なるレベルの前記配線層及び前記第1絶縁層を夫々被覆すると共に前記配線層に対応して形成されたヴィアホールを有する複数の第2絶縁層と、前記第2絶縁層は50GPa以上のヤング率を有することと、
    前記ヴィアホール内に配設された導電性のヴィアプラグと、
    前記第2絶縁層の内で一番上に位置する最上第2絶縁層の上に配設され且つ前記ヴィアプラグの1つを介して前記配線層の1つに電気的に接続された電極パッドと、
    を具備することを特徴とする半導体装置の配線構造。
  12. 基板上に配設された配線層を層間絶縁膜で被覆する工程と、前記層間絶縁膜は、3未満の比誘電率と、50GPa未満のヤング率とを有する第1絶縁層と、50GPa以上のヤング率を有する第2絶縁層とを積層して形成することと、
    前記配線層に対応して前記層間絶縁膜にヴィアホールを形成する工程と、
    前記ヴィアホール内に導電性のヴィアプラグを形成すると共に、前記ヴィアプラグを介して前記配線層に電気的に接続されるように、前記層間絶縁膜の前記第2絶縁層上に電極パッドを形成する工程と、
    前記電極パッドに圧力を加えながら、前記電極パッドに接続部材を電気的に接続する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の配線構造の形成方法。
  13. 前記配線層を層間絶縁膜で被覆する工程は、
    前記配線層上に前記第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層の表面に溝を形成する工程と、
    前記溝を含む範囲で前記第1絶縁層上に前記第2絶縁層を形成する工程と、を具備し、
    前記電極パッドを形成する工程は、
    前記溝を含む範囲で前記第2絶縁層上に前記電極パッドの材料層を形成する工程と、
    前記電極パッドの材料層の表面側からCMPにより研磨することにより、前記溝の外に位置する前記第2絶縁層及び前記電極パッドの材料層の部分を除去する工程と、
    を具備することを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の配線構造の形成方法。
  14. 前記第2絶縁層は100nm以上の厚さを有することを特徴とする請求項12または13に記載の半導体装置の配線構造の形成方法。
  15. 前記第1絶縁層は10GPa以下のヤング率を有することを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の半導体装置の配線構造の形成方法。
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