JP3723677B2 - 熱型赤外線検出器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、キャンとステムとよりなる容器内にサーモパイルよりなる感温素子を設けた熱型赤外線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
物体の温度を非接触で測定する温度測定装置の一つに、導電体で形成された容器内に感温素子を設けた熱型赤外線検出器がある。この熱型赤外線検出器は、図11に示すように、二種の熱電材料を接続した複数の熱電対を直列に接続したサーモパイルよりなる感温素子61を設け、この感温素子61の冷接点をヒートシンク62に熱的に接続するとともに、容器64のキャン64aに例えばフッ化カルシウム材料の赤外線透過窓63を設け、容器64のステム64bに絶縁部材65を介して支持される正リードピン66および負リードピン67を設け、このリードピン66,67で絶縁状態で支持される支持部材68を設けるとともに、ステム64bに接地リードピン69をハンダ70を介して設け、感温素子61の温接点において測定対象である物体から放射されている赤外線を検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように構成した従来の熱型赤外線検出器においては、以下に示す問題点があった。
【0004】
(1)キャン64aとヒートシンク62との熱的結合が不十分であった。すなわち、組付時において、支持部材68の上面に感温素子61を介してヒートシンク62を設けた状態でキャン64aをヒートシンク62に外嵌させる訳であるが、ヒートシンク62のキャン内周面mとの接触部62aは予め折曲げ成形されており、この状態でヒートシンク62に対してキャン64aが挿入・嵌合されるから、キャン64aの内径の寸法誤差やヒートシンク62の外形の寸法誤差等のようにキャン64aやヒートシンク62の製作上のばらつきに起因する嵌合誤差で隙間ができるおそれがあった。
【0005】
(2)ヒートシンク62とステム64bの熱的結合が不十分であった。すなわち、感温素子61の冷接点を容器64の温度にできるだけ近づけたい訳であるが、外気の急激な温度変化によりステム64bとヒートシンク62との間に温度差が生じ、温度差に相当する信号量が発生して赤外線検出器の出力の誤動作の原因になっていた。
【0006】
(3)感温素子61はステム64b側に対して熱的に無防備であった。すなわち、外気の急激な温度変化に対して感温素子61はステム64b側との温度差による放射熱や伝導熱を直接受けることになり、結果として、ステム64bとヒートシンク62との間に生じる温度差による赤外線検出器の出力の誤動作の原因の1つになっていた。
【0007】
(4)実質的にリードピン66,67でヒートシンク62を支持しているだけなので、支持のための機械的強度が弱く、キャン64aをヒートシンク62に外嵌して組付ける際リードピン66,67を破損する等赤外線検出器を破壊するおそれがあり、歩留りが悪かった。
【0008】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、外気の急激な温度変化に対する出力の誤動作を防止できる熱型赤外線検出器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、赤外線透過窓を設けたキャンおよびステムからなり、絶縁膜上に形成された感温素子を内蔵する容器と、前記絶縁膜を支持する状態でステムの上面に設けられ、感温素子の冷接点よりも外側にまでわたる凹入部または孔を有し、熱伝導材料よりなる支持部材と、感温素子の受光部に対応する位置に孔を有し、前記絶縁膜上に設けられたヒートシンクとを備え、更に、前記ヒートシンクは、その外周縁に、キャンをヒートシンクに対して外嵌する組付時においてキャンにより折曲げられてキャン内周面と熱的に接触する複数の接触片を有する一方、前記ヒートシンクをリン青銅で構成している
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の詳細について図を参照しながら説明する。
【0011】
図1〜図3は、この発明の第1の実施形態を示し、まず、図1において、1は下部側が開放された筒状のキャン2と、このキャン2の下方開口側を閉塞する板状のステム3とからなる導電体の容器で、両者2,3は、例えば溶接(または圧接)によって接合され、これにより容器1が封止されている。
【0012】
前記キャン2は、例えばコバールなどの鉄系金属で形成されており、上面中央部には、当該部分を適宜の大きさだけ矩形状に切除して形成された開口に、シリコン、ゲルマニウム等の熱伝導性が良好な半導体を母材とする赤外線透過窓30が、前記母材の両面にコーティング膜を有する状態で、はんだa付けすることにより形成されている。そして、半導体を母材としているので、電気伝導性が良好である。なお、5はキャン2の開放下端部に形成される鍔部である。
【0013】
前記ステム3は、例えばコバールなどの鉄系金属で形成されている。そして、ステム3の裏側3aには感温素子(後述する)の冷接点の温度補償用センサ4が搭載されている。
【0014】
更に、ステム3には、信号取り出し用の正リードピン6および負リードピン7が上下に貫通して設けられ、この貫通部34はリードピン6,7とステム3とを電気的に絶縁するためにガラス溶着が施されハーメチックシールされている。bはそのガラス溶着部である。また、ステム3には、前記センサ4用の2つのリードピン(図示せず)が貫設され、リードピン6,7と同じくハーメチックシールされている。
【0015】
なお、キャン2、ステム3の材質として鉄系金属以外に銅も好ましく、この場合、キャン2を所定厚さの銅板をプレス加工によりハット状に形成し、その外面に鏡面あるいは光沢めっきを施してもよく、また、ステム3を所定厚さの銅板で構成できる。
【0016】
9は感温素子で、図2にも示すように、二種の熱電材料10,11を接続した複数の熱電対を直列に接続したサーモパイルよりなり、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエチレン系樹脂よりなる薄い絶縁膜12上に、冷接点13が外側に、温接点14が内側にそれぞれ位置するように形成されてなるものである。15,15は、熱電対の端子9a,9aに接続された信号取り出しリード部であり、絶縁膜12を貫通した信号取り出し用の正・負のリードピン6,7の上端(例えば正リードピン6の上端6a)が絶縁膜12の上面において導電性の接着剤16で前記信号取り出しリード部15に接続されている。
【0017】
更に、感温素子9の温接点14を含む絶縁膜12上の領域には感温素子9の受光部Rが形成されている。この受光部Rは、例えば、カーボンブラック膜で構成される。
【0018】
20は、前記赤外線透過窓30を透過した赤外線を透過させるもう一つの赤外線透過窓で、シリコン、ゲルマニウム等の熱伝導性が良好な半導体を母材とし、この母材の両面に波長選択性多層膜を形成して構成されている。これにより、前記赤外線透過性窓30を通過した赤外線のうち特定波長の赤外光のみが透過する。
【0019】
21は、前記赤外線透過性窓20を前記赤外線透過性窓30に臨むようにして保持するヒートシンクで、熱伝導係数の大なる金属材料であるリン青銅よりなり、図3に示すように、その外周縁に、組付時においてキャン2により折曲げられてキャン内周面Mと熱的に接触する複数の接触片24を有する。なお、図1では、ヒートシンク21は組付後の状態を示している。また、図3には、組付前のヒートシンク21の形状が示されており、図3において、ヒートシンク21は、感温素子9の受光部Rに対応する位置に孔22を有するドーナツ形の内周部分(ヒートシンク本体)23と、この内周部分23の外周縁から突設された外周部分とからなる。更に、この外周部分は、内周部分23の前記外周縁において周方向に略等間隔で径方向に所定長さL分だけ内周部分23から突設された複数の接触片24で構成されている。この場合、接触片24の厚みpは内周部分23の厚みPよりも小に設定されている。なお、ヒートシンク21の孔22の径Dは、感温素子9の受光部Rの径dの略1.5倍以下に設定されている。そして、図4にも示すように、ヒートシンク21は感温素子9の冷接点13が熱的に接続された状態で前記絶縁膜12上に接着されている。すなわち、ヒートシンク21の内周部分23の下面23aと、感温素子9の受光部Rの領域を除く前記絶縁膜12の上面12aとが熱伝導性に優れた接着剤(例えば、エポキシ樹脂)cで接着されている。
【0020】
25は、正のリードピン6の上端6aが絶縁膜12の上面12aにおいて位置させるための孔で、26は同じく負リードピン7の孔、27,27は前記温度補償用のセンサ4の2つのリードピンのための孔である。前記赤外線透過窓20は、熱伝導性に優れた接着剤(例えば、エポキシ樹脂)cでヒートシンク21の上面21aに接着されている。
【0021】
28は感温素子9、絶縁膜12およびヒートシンク21を下側から支持する支持部材で、熱伝導係数の大なる金属材料、例えば、リン青銅、銅、アルミニウムなどよりなり、機械的強度に優れている。この支持部材28は、感温素子9の冷接点13よりも外側にまでわたる凹入部29を上面側に有している。そして、この凹入部29を絶縁膜12側に向けた状態にして、ステム3および絶縁膜12間に設けられている。すなわち、絶縁膜12の下面12bと、支持部材28の凹入部29を除く凹入部29の周りの上面28aとが熱伝導性に優れた接着剤(例えば、エポキシ樹脂)cで接着される一方、支持部材28の下面28bと、ステム3の上面3bとが熱伝導性に優れた接着剤(例えば、エポキシ樹脂)cで接着されている。33は、正のリードピン6の貫通部34に連通する連通孔で、空隙35によってリードピン6が支持部材28とは電気的に絶縁された状態で上下に貫通して設けられる。なお、リードピン6を貫通させたときに空隙35を形成することなく連通孔33を設ける場合は、少なくとも連通孔33の内周面に絶縁性の樹脂コーティングを施して支持部材28と電気的に絶縁状態にしてもよい。また、図示はしないが、負リードピン7の連通孔および前記温度補償用のセンサ4の2つのリードピンのための連通孔も連通孔33と同様に支持部材28に形成されていることは言うまでもない。なお、凹入部29の代わりに貫通孔を形成してもよい。
【0022】
このように、感温素子9は、上に位置するヒートシンク21と下に位置する支持部材28に挟まれた状態で冷接点13とヒートシンク21とが熱的に結合するようにして配置されている。
【0023】
更に、支持部材28は、感温素子9を介して上に位置するヒートシンク21と、下に位置するステム3に挟まれた状態で両者21,3と熱的に結合するようにして配置されている。
【0024】
以下、赤外線検出器の組付手順について、図4〜図9を参照して説明する。なお、図1が、図3および図2におけるγ−γ’線に沿う状態でみた赤外線検出器を示しているのに対し、図9は、例えば図3におけるγ−β線に沿う状態でみた赤外線検出器を示している。図4〜図8も例えば図3におけるγ−β線に沿う状態でみた赤外線検出器の組付手順を示している。また、図4〜図9において、図1〜図3で用いた符号と同一の符号は、同一または相当物を示す。
図4に示すように、感温素子9が形成された絶縁膜12をヒートシンク21に接着した後、支持部材28を絶縁膜12に、赤外線透過窓20をヒートシンク21にそれぞれ接着する〔図5参照〕。続いて、支持部材28とステム3を接着するとともに、リードピン6,7と感温素子9の信号取り出しリード部15,15を接続する〔図6参照〕。
【0025】
次に、予めはんだa封止された赤外線透過窓30を有する鉄系金属材料のキャン2〔図7参照〕を、ン青銅材料のヒートシンク21の上方から挿入・嵌合する。この場合、ヒートシンク21の複数の接触片24は、図8のように、キャン2により下方に折曲げられてキャン内周面Mと熱的に接触する。つまり、キャン2をヒートシンク21に外嵌するときに、キャン2で接触片24を変形させ、これによって、キャン内周面Mおよび折曲げられた接触片24間に隙間が生じることのない状態にできる。更に、溶接(または圧接)によってキャン2とステム3を接合して容器1が封止される。最後に、ステム3の裏側3aに感温素子9の冷接点13の温度補償用センサ4を搭載して赤外線検出器を得る〔図9参照〕。なお、温度補償用センサ4は、容器1内のヒートシンク21の上面21aにおける赤外線透過窓20と隣接する位置に搭載してもよい。
【0026】
而して、赤外線透過性窓30を通過した入射赤外線のうち、特定波長の赤外光のみが赤外線透過性窓20を透過して受光部Rに至る。この際、入射赤外線による赤外線透過性窓20の発生する熱をヒートシンク21および支持部材28に効率良く逃がすことができ、前記熱によって放射される赤外線が無くなるので、入射赤外線のうち赤外線透過性窓20を透過した特定波長の赤外光だけに感温素子9が感応する。よって、視野特性の良好な熱型赤外線検出器を得ることができる。
【0027】
また、赤外線透過性窓30の母材であるシリコン、ゲルマニウム等の半導体と導電体の容器1がハンダaを介して電気的に結合されるので、電磁気に対するシールド性を向上でき、電気的なノイズを受けることはない。よって、長期間にわたって安定に動作する熱型赤外線検出器を得ることができる。
【0028】
また、キャン内周面Mおよび折曲げられた接触片24間に隙間が生じないので、キャン2とヒートシンク21との熱的結合が良好になる。そして、ヒートシンク21およびステム3間に支持部材28を設けて熱的結合を行うようにしたので、ヒートシンク21およびステム3間の温度差が軽減される。更に、支持部材28が感温素子9のステム3側に位置するので、感温素子9はステム3側から放射熱や伝導熱を直接受けることがなくなる。しかも、機械的強度に優れている支持部材28でヒートシンク21や感温素子9を支持しているので、組付時においてリードピン6,7等を破損するなど赤外線検出器を破壊するおそれがなくなる。
【0029】
図10は、ステム3における支持部材28との接着部分を所定長さNだけ突出させて突出部40を形成し、この突出部40を、キャン2をヒートシンク21に挿入・外嵌するときのガイドに構成したこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図10において、図1〜図9で用いた符号と同一の符号は、同一または相当物を示す。
【0030】
なお、上記各実施形態において、ステム3と支持部材28を同一材料で一体成形してもよく、また、支持部材28をシリコン、ゲルマニウム等の熱伝導性が良好な半導体で形成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
この発明では、キャンをヒートシンクに対して外嵌するときに、キャンでヒートシンク外周縁の接触片を変形させ、これによって、キャン内周面および折曲げられた接触片間に隙間が生じることのない状態にできる。その結果、キャンの内径の寸法誤差やヒートシンクの外形の寸法誤差等があっても、キャンとヒートシンクとの熱的結合が常に良好である。
【0032】
また、ヒートシンクおよびステム間に熱伝導率の大きい材料よりなる支持部材を設けて熱的結合を行うようにしたので、ヒートシンクおよびステム間の温度差を軽減できる。
【0033】
更に、支持部材が感温素子のステム側に位置するので、感温素子はステム側との温度差がなくなることから、その温度差による放射熱や伝導熱を直接受けることがなくなる。
【0034】
以上のことから、赤外線検出器の出力の誤動作がなくなる。
【0035】
しかも、支持部材でヒートシンクや感温素子を支持しているので、組付時においてリードピンを破損する等赤外線検出器を破壊するおそれがなくなり、歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の熱型赤外線検出器の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】 前記熱型赤外線検出器で用いる感温素子の構成を概略的に示す平面図である。
【図3】 前記熱型赤外線検出器で用いるヒートシンクの構成を概略的に示す斜視図である。
【図4】 前記熱型赤外線検出器の組付の第1の手順を説明するための図である。
【図5】 前記熱型赤外線検出器の組付の第2の手順を説明するための図である。
【図6】 前記熱型赤外線検出器の組付の第3の手順を説明するための図である。
【図7】 前記熱型赤外線検出器の組付の第4の手順を説明するための図である。
【図8】 前記熱型赤外線検出器の組付の第5の手順を説明するための図である。
【図9】 前記熱型赤外線検出器の組付の第6の手順を説明するための図である。
【図10】 この発明の熱型赤外線検出器の第2の実施形態を示す断面図である。
【図11】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…容器、2…キャン、3…ステム、9…感温素子、12…絶縁膜、13…冷接点、21…リン青銅材料のヒートシンク、22…孔、24…接触片、28…支持部材、29…凹入部、R…感温素子の受光部。

Claims (5)

  1. 赤外線透過窓を設けたキャンおよびステムからなり、絶縁膜上に形成された感温素子を内蔵する容器と、前記絶縁膜を支持する状態でステムの上面に設けられ、感温素子の冷接点よりも外側にまでわたる凹入部または孔を有し、熱伝導材料よりなる支持部材と、感温素子の受光部に対応する位置に孔を有し、前記絶縁膜上に設けられたヒートシンクとを備え、更に、前記ヒートシンクは、その外周縁に、キャンをヒートシンクに対して外嵌する組付時においてキャンにより折曲げられてキャン内周面と熱的に接触する複数の接触片を有する一方、前記ヒートシンクをリン青銅で構成したことを特徴とする熱型赤外線検出器。
  2. 前記感温素子は、二種の熱電材料を接続した複数の熱電対を直列に接続したサーモパイルよりなる一方、前記ステムには、信号取り出し用のリードピンが電気的に絶縁された状態で上下に貫通して設けられ、かつ、その貫通部に連通する連通孔が前記リードピンとは空隙を有する絶縁状態で前記支持部材に上下に貫設され、更に、前記リードピンと前記熱電対の端子とが接続されている請求項1に記載の熱型赤外線検出器。
  3. 絶縁膜上に形成された感温素子を内蔵する容器は、下部側が開放された筒状のキャンと、このキャンの下方開口側を閉塞する板状のステムとからなり、絶縁膜上に設けられた、組付前の前記ヒートシンクは、感温素子の受光部に対応する位置に孔を有するドーナツ形の本体と、この本体の外周縁から突設された複数の接触片とからなり、前記複数の接触片は、前記本体の前記外周縁において周方向に略等間隔で径方向に所定長さ分だけ前記本体から突設しており、前記複数の接触片の厚みは前記本体の厚みより小さく設定されている請求項1または請求項2に記載の熱型赤外線検出器。
  4. 感温素子、絶縁膜およびリン青銅のヒートシンクを下側から支持する支持部材が銅よりなる請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱型赤外線検出器。
  5. ステムの上面に接着剤を介して支持部材を設け、ステムにおける支持部材との接着部分を所定長さだけ突出させてなる突出部を設け、この突出部を、組付時においてキャンをヒートシンクに外嵌するときのガイドに構成した請求項1に記載の熱型赤外線検出器。
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