JP3721191B2 - 動力駆動式反転ラチェットドライバー - Google Patents

動力駆動式反転ラチェットドライバー Download PDF

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    • B25B21/004Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力駆動式反転ラチェットドライバー、とりわけソケットを駆動する動力駆動式ハンドツールアッセンブリに関し、特に、ソケットとツールアッセンブリに各貫通孔を組み込むとともにツールアッセンブリがソケットを両方の回転方向に駆動できる反転機構も有する改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
標準的な空気駆動式ツールアッセンブリは、標準的なソケットを収容する駆動ヘッドで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、ツールアッセンブリにおいては、駆動ヘッドとソケットが貫通孔を形成していないので、かかるアッセンブリを使用するには、ナットやボルトヘッドが容易に利用できるが、このナットやボルトヘッドが外側に突出する螺刻ロッド等を有さない場合に限られる。
【0004】
また、標準的な空気式ツールの多くは、特に組立作業に使用する場合、ボルトやナットを単一の回転方向のみに駆動するために使用するのが普通であるため、回転を反転させる機構を組み込んでいない。さらに、回転が反転する機能を確かに備えた周知の空気式ツールは、一般に、内部ギアと爪とを駆動ヨークに当接させて切り換える等して、複雑なシフト機構でかかる反転を行うので、通常、このような反転機構は、被駆動ソケットの回転軸線から横側に離して設ける必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明のソケットの空気式ラチェットドライバーは、改良した動力駆動式ツールドライバーを提供し、特に、細長い棒状部材の貫設に対応する貫通孔を区画すべくソケットと協働するだけでなく、前記貫通孔と同軸方向に設けることが望ましい、回転駆動方向に簡単に但し手動で選択できる回転駆動反転機構も組み込んでいる。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明において、この発明の動力駆動式ツールドライバーは、動力で駆動する回転発動機を内設した細長いハンドル部を一端に形成する細長い中空のハウジングを含むとともに、前記回転発動機は、前記ハウジングの他端に近設した角揺動を行うヨーク部材に連結している中間の駆動機構を回転させる。前記ハウジングの上記他端は、駆動ヘッドを形成するとともに2つのカンチレバーのハウジング部(脚部)を含み、当該2つのハウジング部は、略平行に突設するとともに、これらのハウジング部の間に前記ヨーク部材を内設するスロットを形成している。前記ヨーク部材と前記突設したハウジング部は、前記ハウジングの長手方向を略横切って貫設した、可逆ソケット駆動アッセンブリを収容する開口部を形成している。前記可逆ソケット駆動アッセンブリは、一方のハウジング部に回転可能に支持された、貫通孔を内設したソケットに取り外し可能に係合するツール駆動部材(ラチェットホイール)を含む。このツール駆動部材は、他方のハウジング部内で回転可能に支持される駆動反転部材と同軸方向に心合わせしている。通常、前記ツール駆動部材と前記駆動反転部材とは、双方に向かって弾設しているが、中間の軸受を介して回転可能にお互いに隔離された状態に保たれる。また、前記駆動反転部材は、前記ソケット中の開口部と軸線が一致して連通するように開口部を同軸方向に貫設している。前記ツール駆動部材は、前記ヨーク部材中に形成する開口部に回転可能に内設させた拡径駆動部(ギア部)を含むとともに、前記ヨーク部材は、前記拡径駆動部を正反対の回転方向に駆動させるために、前記拡径駆動部に係合するように第1の駆動爪と第2の駆動爪を載設する。前記駆動反転部材は、前記拡径駆動部に対する前記第1・第2駆動爪の位置を制御するために前記第1・第2駆動爪と協働するカム部を含む。前記カム部は、正反対の方向に回転駆動できるように前記第1・第2駆動爪のみを夫々前記拡径駆動部に駆動的に係合させる第1位置と第2位置に手動で回転させることができる。また、前記カム部は、中間の第3位置に、即ち、ニュートラル位置に配置することも可能であり、これによって、前記第1・第2駆動爪は、両方とも、前記拡径駆動部との駆動係合から離脱した状態に保たれる。
【0007】
【実施例】
図1及び図2には、着脱式のソケット12を駆動する握持型の空気式ツールドライバー11、即ち、ラチェットタイプのドライバーを示している。ソケット12は、夫々同軸方向に心合わせした従動部13と駆動部14とで構成されている。この駆動部14は、普通のナットやボルトヘッドに対応すべく、通常、六角形や歯状等の非円形の断面を成す開口部15を有する。さらに別の開口部16は、従動部13を貫設するとともに、前記開口部15と同軸方向に心合わせして連通している。弾性リング(弾性Oリング)17は、溝67の中に拘束されるとともに従動部13の外側に巻着され、この従動部13を空気式ツールドライバー11に固着させる。
【0008】
この空気式ツールドライバー11は、夫々両端部を係合させた細長いハンドル部21とドライバー部22とを含んでいる。このドライバー部22は、細長い略中空のハウジング23によって形成される。このハウジング23は、一端の近傍の細長いハンドルハウジング部24と他端の近傍の細長いドライバーハウジング部27とを有している。ハンドルハウジング部24は、螺刻コネクタスリーブ25と連結するように一端の内側が螺刻されている。この螺刻コネクタスリーブ25は、内側を螺刻したスリーブ26に係合する。次に、このスリーブ26は、ドライバーハウジング部27の螺刻後端部に螺合する。
【0009】
通常の回転翼タイプの回転空気で駆動するモータ28は、細長いハンドル部21に内設している。このモータ28には、前記ハウジング23の後端部に固定するとともに適切な給気ホース又は吸気導管(図示せず)に連結した給気取付具29によって加圧給気が供給される。このモータ28は、前記ハウジング23の長手方向前方に延設する回転駆動軸33を回転させるのに適した歯車減速機32によって作動する回転出力軸31を有する。この回転駆動軸33は、スライド35と係合する偏心駆動ピン又はクランク34の中まで達する。スライド35は、駆動要素又はヨーク部材37に係合させたスロット36の中に閉じ込められている。モータ28の回転と偏心駆動ピン34の回転とによって、駆動要素又はヨーク部材37が角揺動する。このヨーク部材37は、この空気式ツールドライバー11の長手方向に対して略幅方向に突出するソケット12を収容する開口部38を貫設している。
【0010】
このハウジング23の前端部の内側には、前記ハウジング23の自由端から長手方向内側に突設するとともに平行なカンチレバーの脚部(カンチレバーハウジング部)42と脚部43との間に区画されるスロット41が形成されている。脚部42と脚部43とは、前記ハウジング23の前方方向に突設するとともに、前記ハウジング23の自由端まで達する。角揺動可能な駆動要素又はヨーク37は、前記スロット41に内設する。
【0011】
トリガ又はレバー44は、前記ハウジング23に近設する。このトリガ又はレバー44の一端は、前記ハウジング23に堅固に支持されている。トリガ44は、プランジャ45に係合するように設けられている。このプランジャ45は、スプリングとは対照的に、前記トリガ44を圧下すると同時に、モータ28に空気を流すバルブ(図示せず)の制御と開弁を行うように内側方向に移動することができ、トリガ44を手動で圧下する度にモータ28が回転するようになっている。
【0012】
この空気式ツールドライバー11の構造は、以上略説した通り、一般的であるので、更に詳細な説明は不要と思われる。
【0013】
このハウジング23のドライバー部22は、ツール駆動部材(ラチェットホイール)52と駆動反転部材53とを含む可逆ツール(即ち、ソケット)ドライバーアッセンブリ51(図3及至図5)を載設している。ツール駆動部材52と駆動反転部材53は、夫々、円筒形の開口部55と開口部54の内側で回転可能に支持される。この開口部55と開口部54とは、夫々、前記脚部43と脚部42との内側に同軸方向に心合わせして貫設形成されている。これによって、開口部54と開口部と55は、前記ヨーク部材37に係合した開口部38に連通するとともに、この開口部38と同軸方向に心合わせされる。この開口部55は、段付き構造を成すとともに、他方の開口部54に向かって上方に面する環状ショルダ56を形成している。この心合わせした3つの開口部38、54、55は、このハウジングの長手方向に対して略幅方向に延出する軸線57を形成するように協働、貫通開口部を構成する。
【0014】
ここで、前記ツール駆動部材52を検討すると、このツール駆動部材52は、開口部55の縮径部の内側で回転可能に支持される円筒形のハブ部61を含み、このハブ部61の自由端をこのハウジング23の脚部43の下面に近設させている。円筒形のハブ部61は、拡径駆動部(ギア部)62の堅固に且つここでは一体に接合されて拡径駆動部62と同軸方向に心合わせされている。この拡径駆動部62は、この外側を取り囲む円筒形の輪郭にギア歯63を載設している。この拡径駆動部62又はギア歯63は、ヨーク部材37の円筒形の開口部38に内設される。この開口部38は、前記拡径駆動部62が自由に回転可能に内設されるように全体的に円滑な円柱状の壁を有する。ツール駆動部材52を上方へ弾性的に正常に付勢させて駆動反転部材53に対して所定の軸方向関係に保たれるようにするために、環状ウエーブスプリング64等の適切なスプリングが前記脚部43と拡径駆動部62の下端面との間で協働する。
【0015】
このツール駆動部材52は、ツール受け開口部66を同軸方向に貫設している。このツール受け開口部66は、非円形の断面であり、通常、六角形の断面を成し、普通のソケットの六角形の従動部13を内部に軸方向に滑動可能に挿入させて前記ツール駆動部材52と非回転係合するようになっている。前記従動部13に載設した弾性リング17を溝67の中に受け入れるために、つまり、前記ツール受け開口部66の内側で前記従動部13を取り外し可能に軸方向に固定するために、この溝67は、ツール受け開口部66の両端部間の軸方向に離間した位置でツール受け開口部66に周設することが望ましい。
【0016】
次に、駆動反転部材53を検討すると、この駆動反転部材53は、上記の脚部42内に形成した開口部54の略内側に回転可能に設けた略円筒形のベース部又はカム部71を含むとともに、このカム部71も、ヨーク部材37の開口部38の中まで軸方向下方に突設する。このカム部71は、このカム部71を取り巻く略円筒形のカム外面72を有する。このカム外面72の一部分は、このカム部71の一方側に形成した通り、平面又は凹部73によって削除されている。
【0017】
また、駆動反転部材53は、縮径を有するとともに前記カム部71に堅固に且つ、ここでは、一体に接合した略円筒形のハブ部74であって、脚部42の上面から少なくとも僅かな距離を突出するように、このカム部71から開口部54を通って同軸方向上方に突設する前記ハブ部74も有する。このハブ部74は、掴み表面の役目をする外面75を有する。この掴み表面の役目をするために、この外面75は、ぎざぎざの表面を備える等して適切に荒削りされており、手で容易に掴めるようになっている。ツール受け開口部66と軸方向に心合わせするとともに、このツール受け開口部66に自由に連通する略円筒形の開口部76は、この駆動反転部材53全体に同軸方向に貫設されている。
【0018】
この駆動反転部材53は、弾性掛止リング77によってこのハウジング23の所定位置に軸方向に固定される。この弾性掛止リング77は、カム部71の上面に係合し、且つ、脚部42中に形成した通り、周辺の環状溝の内側に閉じ込められている。また、環状軸受78は、カム部71と拡径駆動部62との各々対向する軸方向の端面の間に介設するとともに、カム部71と拡径駆動部62との間の所定の軸方向関係を維持すべく前記各端面と協働する一方で同時に、ツール駆動部材52と駆動反転部材53をお互いに自由に相対的に回転させる。環状軸受78は、この例示した実施例では、適切なリテーナリング内に複数のボール79を封じ込めたボールベアリングを含んでいる。このボール79は、カム部71と拡径駆動部62との各々対向する軸方向端面中に形成した浅い環状溝81内で回転するように封じ込めている。
【0019】
この空気式ツールドライバー11は、拡径駆動部62を選定方向に段階的に回転駆動させるために、揺動可能なヨーク部材37を含むとともに、このヨーク部材37に載設した一対の駆動爪84、85も含むギア駆動構造38を含んでいる。この一対の駆動爪84、85は、拡周方向の各位置で拡径駆動部62に係合するように位置決めするために、前記ヨーク部材37に側面方向に離間して載設している。一対の駆動爪84、85は、各々略反対に指向させて拡径駆動部62の方向に突設し、拡径駆動部62を正反対の回転方向に回転駆動させるようになっている。例えば、一方の駆動爪84を拡径駆動部62に係合させると、拡径駆動部62を図4の時計回り方向に回転させることができる。逆に、他方の駆動爪85を拡径駆動部62に係合させると、拡径駆動部62を図4の反時計回りに回転させることができる。
【0020】
駆動爪84と駆動爪85は、同一であるが、一般に、軸線57を含む長手方向に延出する中央面を基準にしてお互いに鏡像の関係で配設する。駆動爪84と駆動爪85とは、各々、ヨーク部材37中に形成した略円柱状の一対の孔87、87の内側で回動的に支持される略円筒形の一対のハブ部又はピボット部86を含む。この孔87は、このヨーク部材37中に形成するとともに開口部38から外側方向にフライス削りした凹部又はスロット88に連通する。このスロット88は、ヨーク部材37の厚さの途中までだけ貫通した深さを有する。このスロット88の深さは、前記孔87の深さよりも小さい。駆動爪84と駆動爪85とは、各々、前記夫々のピボット部86に設けるとともに、このピボット部86から外径方向に突設するアーム部89を有している。このアーム部89は、前記スロット88に内設するとともに、拡径駆動部62の歯状外周のギア歯63に略向かって突設している。圧縮スプリング91は、ヨーク部材37と各々の駆動爪84、85の各アーム部89の間で協働し、各アーム部89を拡径駆動部62の歯状外周のギア歯63の方向に正常に付勢するようになっている。但し、前記スロット88は、アーム部89を拡径駆動部62から完全に離脱させるために外側方向に引き込んで前記スロット88の中に入れるだけの深さがある。
【0021】
各々の駆動爪84、85の各アーム部89の先端又は自由端は、ギア歯63との駆動係合に対応するために、拡径駆動部62のギア歯63の形状に相補するように図る形状を有する。この各駆動爪84、85とギア歯63との形状は、一般的なので、さらに詳細な説明は不要と思われる。
【0022】
この駆動爪84、85の各アーム部89は、拡径駆動部62上のギア歯63に係合するだけでなく、駆動反転部材53に載設した如く、カム部71の円筒形のカム外面72に係合するまで軸方向上方にも突設するように、斯様な大きさに形成するとともに、斯様になるように配設している。この円筒形のカム部71のカム外面72の直径は、ギア歯63によって形成される外径よりも僅かに大きいので、アーム部89をこの円筒形のカム外面72に係合させる度に、夫々の駆動爪84、85は、図4に示す通り両方の駆動爪84、85によって略例示される如く、拡径駆動部62との係合から離脱した状態に保たれる。但し、平面又は凹部73を、図5に示す駆動爪85の近傍等、選定した駆動爪の近傍に半径方向に心合わせして位置決めすると、この駆動爪85は、この駆動爪85の圧縮スプリング91によって内径方向に弾かれ、拡径駆動部62のギア歯63に係合することができるようになっている。
【0023】
ここで、本発明の空気式ツールドライバー11の作用を略説する。
【0024】
ソケット12は、従動部13をツール駆動部材52のツール受け開口部66中に軸方向に滑動自在に挿入することによって、この空気式ツールドライバー11に取り外し可能に装着する。このように挿入すると、従動部13の開口部16は、駆動反転部材53中の開口部76と心合わせされ、これによって、貫通孔が形成され、ソケット12の開口部15内に係合されたナットから突出する螺刻ロッド等のロッドを貫設できるようになっている。
【0025】
このソケット12のラチェットタイプの段階的な回転駆動を行うために、トリガ44を手動で圧下させて加圧空気をモータ28に供給するようにし、次に、このモータ28が回転駆動軸33と偏心駆動ピン34を回転駆動させ、スライド35をヨーク部材37のスロット36内で前後移動させるようになっている。したがって、ヨーク部材37が脚部42と脚部43との間で角揺動運動する。次に、このヨーク部材37の角揺動運動は、駆動爪84又は駆動爪85の内の一方を経て伝達され、拡径駆動部62と、この拡径駆動部62に支持されたソケット12とが、段階的に指向的回転駆動運動を行うようになっている。
【0026】
即ち、図4と図5のソケット12を反時計回りに回転駆動させる必要がある場合、平面部又は凹部73が図5の点線で示したニュートラル位置(第3位置)73aから図5に示した実線位置(第1位置)に移動するように駆動反転部材53を手動で回転させる。これによって、駆動爪84を非駆動位置に保持したまま、駆動爪85を内側方向に弾かせて拡径駆動部62に係合させることができる。この駆動爪85に相応の揺動運動を生じさせるヨーク部材37の付勢された角揺動のため、この駆動爪85によって、ツール駆動部材52と、このツール駆動部材52に係合したソケット12との回転可能な反時計回りの段階的駆動が、毎回ヨーク部材37が反時計回りに角揺動する間に生じるとともに、この駆動爪85は、ヨーク部材37の毎回の時計回りの角戻り行程中、前記拡径駆動部62を自由に通り越える。ツール駆動部材52がこのように反時計回りに回転駆動する間、駆動反転部材53は、ハウジング23に対して停止したままであり、この理由は、駆動反転部材53を、摩擦ブレーキとして有効に機能する弾性掛止リング77に弾力的に当接させているためであり、且つ、同時に、ツール駆動部材52と駆動反転部材53との間に介設した如く環状軸受78によってツール駆動部材52が自由に回転できるとともに、これに相応する回転が駆動反転部材53に生じないためである。
【0027】
ソケット12を逆回転駆動させる必要がある場合、駆動反転部材53を手で掴んで、前記平面部又は凹部73が図5の実線位置(第1位置)から図5に示した点線位置(第2位置)73bに移動するように約90度の角度で回転させる。この点線位置(第2位置)73bでは、今度は、駆動爪84が拡径駆動部62に係合するので、この駆動爪84によって拡径駆動部62とソケット12の段階的な回転駆動運動がヨーク部材37の駆動角揺動運動に呼応して逆回転方向に、即ち、図4と図5の時計回り方向に行われる。この逆回転駆動運動中、他方の駆動爪85は、カム部71に形成した円筒形のカム外面72に係合しているため、前記拡径駆動部62との駆動係合から離脱した状態に保たれている。
【0028】
ツール駆動部材52をニュートラル位置(第3位置)又は非駆動位置に位置決めるする必要がある場合には、中間位置に駆動反転部材53を手動で位置決めすることができ、略この位置に平面又は凹部73が図5に示す位置(第3位置)73aに配置される。このニュートラル位置又は中間位置(第3位置)では、駆動爪84と駆動爪85との両方とも、カム部71の円筒形のカム外面72に係合するので、拡径駆動部62との係合から離脱した状態に保たれる。
【0029】
本発明の改良の空気式ツールドライバー11では、本発明の精神と意図から逸脱することなく様々な部分を同等の構造物に置き換えることができる。例えば、環状軸受78を前記ツール駆動部材52と前記駆動反転部材53との間に介設できるように設けることが望ましいが、当該ツール駆動部材52と駆動反転部材53との各々対向する軸方向の端面の間に介設することができるとともに、これら各々対向する軸方向端面に内設した溝の内側に拘束させるのが望ましいプラスチックのベアリングワッシャ(テフロン・ワッシャが望ましい)等、他に同等の軸受を設けることができる。ドライバーアッセンブリ51内で弾性付勢力を軸方向に生じさせる環状ウェーブスプリング64について、この環状ウェーブスプリング64は、他に多数の一般的な形状にすることができる。例えば、ツール駆動部材52を軸方向上方に付勢して駆動反転部材53に当接させるために、複数の小さなコイルタイプの圧縮スプリングを、ハウジング23中に形成した各ポケット内に着座するとともにハブ部61に周設することができる。
【0030】
軸方向に貫設した開口部15を有するソケット12の構造については、このソケット12の構造は一般的なので、上述した範囲以外に更に詳細な説明は不要と思われる。
【0031】
ここで、図8を参照すると、駆動反転部材とこれに係合する駆動爪とに関する本発明の変形態様を具現した、図5に類似の図が例示されている。
【0032】
この場合も同様に、図8の駆動反転部材53’は、図3に示した同じ方法でこの駆動反転部材53’の円筒形のベース部又はカム部71’を上部のハウジング脚部の開口部内に回転可能に支持させるとともに、このカム部71’は、軸方向下方に突出してヨーク部材37の開口部38の中まで突設している。このカム部71’は、略円柱状のカム外面72’を有するとともに、このカム外面72’は、このカム外面72’の周りに角度を成して離間した各位置に一対の平面又は凹部73−1と73−2とを形成するように部分的に切削している。当該凹部73−1と凹部73−2との間の中心線対中心線の角間隔は、2つの駆動爪84と駆動爪85との各係合点の間の角間隔よりも相当に小さい。
【0033】
凹部73−1と凹部73−2との間に介在するカム部71’の弧状区域において、カム部71’は、凹部73−1と凹部73−2との間の周方向の途中の位置でこのカム部71’の外周面から外径方向に突設するピン状のストッパ又はボタン101を備えている。このストッパ101は、少なくともカム外面72’の直径よりも僅かな距離を越えて(したがって拡径駆動部62の最大直径を越えて)外径方向に突出し、前記ヨーク部材37中に形成したスロット又は凹部102であって両端部を各停止面103と104で形成した前記スロット又は凹部102の中まで突設している。当該停止面103と104によって、前記ボタン101は、前記各停止面103と104の間で一定の回転ができ、このボタン101が前記夫々の停止面103と104に近接すると、各凹部73−1と73−2が夫々の駆動爪84と駆動爪85に近接するようになっている。
【0034】
即ち、ボタン101が停止面104に接触するように駆動反転部材53’を回転させると、カム外面72’によって駆動爪84が解除位置にカム運動する。同時に、凹部73−2は、駆動爪85と並設するので、駆動爪85が拡径駆動部62に係合する。この同じ一般的な協働は、ボタン101を停止面103に係合させるために駆動反転部材53’を反時計回りに回転する場合に現れる。
【0035】
上部のハウジングアームは、駆動反転部材53’をヨーク部材37に挿入させるために、開口部54から外径方向に突設する小さなスロット105(図3の点線で示す通り)を設けており、このスロット105は、このツール全体の組み付け中、前記停止ピン101をこのスロット105から軸方向に通せるような大きさに形成している。
【0036】
実際、ツールを図8の反時計回りに回転させる必要がある場合、ストッパ101が停止面104に近接するように駆動反転部材53’を手動で反時計回りに回転させる。この手動による駆動反転部材53’の回転によって、カム外面72’が駆動爪84に係合するとともに、この駆動爪84を外側方向にカム運動させて拡径駆動部62との係合から離脱させる。このストッパ101が停止面104に到達すると、他方の凹部73−2は、駆動爪85と並設し、これによって、この駆動爪85は、弾かれて拡径駆動部62に駆動係合する。前記揺動部材又はヨーク部材37が駆動反復運動している間、反時計回りの揺動は、拡径駆動部62を、軸線57を中心に反時計回り方向に駆動するのに有効である。拡径駆動部62を前方に(即ち、反時計回り方向に)動かしている間に拡径駆動部62と一緒に回転する駆動反転部材53’の移動は、ストッパ101が停止面104に係止しているため確実に防げる。したがって、これは、望ましくない駆動反転部材53’の被駆動ラチェット部材との一緒の回転を防ぐのに有効である。
【0037】
軸線57を中心にツールを反対(即ち、時計回り)方向に駆動する必要がある場合、駆動反転部材53’を手動で図8の時計回りに回転させ、これによって、カム外面72’が駆動爪85をカム運動させて係合から離脱させるとともに、ストッパ101が停止面103に達すると他方の凹部73−1が駆動爪85と並設するので、この駆動爪85は弾かれて拡径駆動部62に係合する。したがって、上記と同じように作業できるが、拡径駆動部62が反対方向に回転駆動することになる。
【0038】
本発明の改良した動力駆動のツール、特に、図8の反転構造を具現した動力駆動ツールの場合、このツールは、相当高い駆動トルクを得ることができること、並びに、ヨーク部材37から前記各駆動爪を経て拡径駆動部62まで遥かに効率的な力の駆動係合を明瞭に得ることができることが分かった。特に、駆動力を前記各爪から拡径駆動部62に伝達する場合かなり多数の揺動が有効であると確信するとともに、駆動行程中、前記各駆動爪と拡径駆動部の間に発生する滑りが少ないと確信する。かかる高い効率とトルク伝達の正確な理由は、完全には分からないが、但し、これは、少なくともある程度は、駆動反転部材とストッパが各駆動爪と協働して一方の駆動爪を解除位置に保持するとともに、駆動反転部材を誤って回転させないようにする、この好適な方法によるものと確信するとともに、また、各々の駆動爪を拡径駆動部62から外側方向にヨークに載設し、したがって、軸線57から更に遠くに配設し、これによって、比較的大きな力が各駆動爪に発生するとともに各駆動爪を介して発生するという全体の位置関係であって、拡径駆動部62に係合する際の駆動爪85は、前記アーム部89が駆動爪85の軸線57から略半径方向に離れて突出するように細長いこと、且つ、前記アーム部89自体が、有効なトルクの伝達を容易にするためにラチェット半径に対してかなり大きな幅方向の角度で拡径駆動部62に係合すること、以上のようになるよう各々の駆動爪自体を指向させた全体の位置関係によるものとも確信する。さらに、前記駆動爪と拡径駆動部とは、駆動爪が拡径駆動部の単一の歯のみに係合するようにできており、この係合は、ギア歯の面に当たって伝達するように、この駆動爪のアーム部に沿って略半径方向に伝達される駆動力が、図5と図8に略例示される通り、略直交する関係になるように指向させている。
【0039】
また、この発明は、拡径駆動部と駆動係合する各々の駆動爪の位置に向かって各々の駆動爪を別々に付勢する圧縮スプリング91の力を調節する能力を備えていることが望ましい。このためには、ヨーク部材37が貫通孔106をこのヨーク部材37の壁の中に形成させていることが望ましく、この壁は、内側を螺設するとともに、この中に一端が圧縮スプリング91のシートの役目をする調整可能な止めネジ107を収容するものが望ましい。この圧縮スプリング91は、前記孔によって、及び、調整可能な止めネジ107に当てて支持されることによって案内され、これによって、このスプリングシートを駆動爪に近接又は離間させて駆動爪に掛かる付勢力を変えることができる。
【0040】
図8は、駆動反転部材に固定し、且つ、ヨーク部材に角張って延設したスロット又は凹部の中まで突設したストッパ101を図示しているが、かかる構造と位置の各々の関係を逆転させることができるということを正しく理解できるであろう。
【0041】
さらに、本発明のツールは、特に、空気で駆動するモータと併用する場合を例示しているが、バッテリ又は普通の交流で駆動する電気モータ等の他の動力源を利用することができることは明白であろう。
【0042】
この発明の特定の好適な実施例を例示目的で詳細に開示したが、開示した装置の、部品の再構成を含む改変は本発明の範囲内であることが認識できるであろう。
【0043】
【発明の効果】
この発明によれば、動力駆動式反転ラチェットドライバーにおいて、細長い棒状部材の貫設に対応する貫通孔を区画すべくソケットと協働するだけでなく、貫通孔と同軸方向に設けることが望ましい、回転駆動方向に簡単に但し手動で選択できる回転駆動反転機構も組み込んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気式ツールドライバーと、このドライバーと協働する取り外し可能なソケットとを図示する側面図である。
【図2】本発明の空気式ツールドライバーを図示する分解斜視図である。
【図3】この空気式ツールドライバーの駆動ヘッドを図示する拡大部分断面図である。
【図4】図3の4−4ラインに略沿って夫々見た断面図である。
【図5】図3の5−5ラインに略沿って夫々見た断面図である。
【図6】図5の6−6ラインに略沿って夫々見た拡大断面図である。
【図7】図5の7−7ラインに略沿って夫々見た拡大断面図である。
【図8】図5と同様の断面図であるが、本発明の変形態様を図示する断面図である。
【符号の説明】
10 空気式ツールドライバー
12 ソケット
13 従動部
14 駆動部
15 開口部
16 開口部
23 ハウジング
24 ハンドルハウジング部
27 ドライバハウジング部
28 モータ
37 ヨーク部材
38 開口部
52 ツール駆動部材
53 駆動反転部材
54 開口部
55 開口部
57 軸線
61 ハブ部
62 拡径駆動部
63 ギア歯
66 ツール受け開口部
73 凹部
84 第1の駆動爪
85 第2の駆動爪
86 ピボット部
87 孔
88 スロット

Claims (5)

  1. 一端で幅方向に貫通する開口部(54、55)が備えられたハウジング(23)を設け、このハウジング(23)にはヨーク部材(37)を移動可能に取り付けて設け、このヨーク部材(37)には前記開口部(54、55)と同軸で貫通した開口部(38)を設け、この開口部(38)内には該開口部(38)の軸線(57)で回転可能にツール駆動部材(52)を取り付けて設け、このツール駆動部材(52)には前記開口部(38)と同軸にツール受け開口部(66)を設けるとともに外面にギア歯(63)を設け、前記ヨーク部材(37)を移動するモータ(28)を備え、前記軸線(57)を基準として前記ヨーク部材(37)をピボット的に前後に移動させる動力手段(28、31、32、33、34、35)を設けた動力駆動式反転ラチェットドライバーにおいて、前記ヨーク部材(37)には前記開口部(38)に連通するとともに該開口部(38)から径方向外側に開口する一対の孔(87、87)及びスロット(88)を設け、前記ツール駆動部材(52)から径方向外側の前記ヨーク部材(37)内の前記一対の孔(87、87)には一対の駆動爪(84、85)をピボット的に取り付けて設け、この一対の駆動爪(84、85)は、前記ツール駆動部材(52)の周囲に離間して設けられ、一方の駆動爪(84)が前記ツール駆動部材(52)と係合する場合には前記ヨーク部材(37)の前後ピボット回転移動に応じて前記ツール駆動部材(52)が前記軸線(57)周りを一方向に回転駆動するとともに、他方の駆動爪(85)が前記ツール駆動部材(52)と係合する場合には前記ヨーク部材(37)の前後ピボット回転移動に応じて前記ツール駆動部材(52)が前記軸線(57)周りを反対方向に回転駆動するように、バネ付勢されて前記開口部(38)側径方向に延伸して前記ツール駆動部材(52)の前記ギア歯(63)に係合すべく設けられ、前記開口部(38)には同軸で駆動反転部材(53)を設け、この駆動反転部材(53)は、一方の前記駆動爪(84)のみを選択的に前記ツール駆動部材(52)から係合離脱させる第1位置と、他方の前記駆動爪(85)のみを選択的に前記ツール駆動部材(52)から係合離脱させる第2位置との間を手動で前記軸線(57)周りで回転可能に設けられ、前記駆動反転部材(53)には前記ツール駆動部材(52)の前記ツール受け開口部(66)と同軸に連通する開口部(76)を設け、前記開口部(38)と前記ツール受け開口部(66)と前記開口部(76)とは、前記軸線(57)を延伸する貫通開口部を構成することを特徴とする動力駆動式反転ラチェットドライバー。
  2. 前記駆動反転部材(53)は、筒状のカム部(71)を前記ツール駆動部材(52)の軸方向近傍で該ツール駆動部材(52)と整列して前記開口部(38)内に回転可能に設け、前記カム部(71)のカム外面(72)が前記一対の駆動爪(84、85)を前記ツール駆動部材(52)から係合離脱する位置に保持し、前記第1位置又は前記第2位置にある場合に、バネ付勢された前記駆動爪(84又は85)を径方向内側に移動させて前記ツール駆動部材(52)と係合する凹部(73)を有することを特徴とする請求項1に記載の動力駆動式反転ラチェットドライバー。
  3. 前記駆動反転部材(53)は、前記第1位置と前記第2位置との間で手動回転されて前記ツール駆動部材(52)の駆動回転方向を反転させる手動係合可能な環状のハブ部(74)を、前記軸線(57)と同軸に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動力駆動式反転ラチェットドライバー。
  4. 前記駆動反転部材(53)は、前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置に回転移動可能であり、この第3位置にある場合に、前記一対の駆動爪(84、85)の両方を前記ツール駆動部材(52)から係合離脱する位置に保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の動力駆動式反転ラチェットドライバー。
  5. 二つの位置で停止させる装置(101、103、104)は、前記駆動反転部材(53)及び前記ヨーク部材(37)と協働して、前記駆動反転部材(53)が前記ツール駆動部材(52)の回転方向と同じ方向に回転するのを防止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動力駆動式反転ラチェットドライバー。
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