JP3720855B2 - 無線通信システムにおいて移動局によって発信されるアクセスパケットの出力を制御する方法、及び該方法を実施する無線通信システム - Google Patents
無線通信システムにおいて移動局によって発信されるアクセスパケットの出力を制御する方法、及び該方法を実施する無線通信システム Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、無線通信システムにおいて移動局(mobile)から発信されるアクセスパケットの出力を制御する方法に関する。
【0002】
本発明はまた、この方法を使用した無線通信システムをも対象とする。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
移動局を有する無線通信システムでは、移動局が送受信基地局と通信している時間の割合は一般に小さいことが、経験によってわかっている。この移動局は次の状況においてのみ発信する必要がある。
【0004】
− 移動局または送受信基地局から通信が発せられるとき、および
− 移動局がその存在またはその場所を信号で知らせている間の呼出し以外の、信号通信の情報交換のとき。
【0005】
このような活動期間を初期設定する際に、移動局は最初のメッセージを、それが基地局に到達する前に受ける減衰を先験的に知らずに、送らなければならない。したがって、このアクセスパケットが発信される出力レベルは、移動局が設計された際の最高出力のみによって決まり、また場合によっては、通達範囲に含まれるすべての移動局向けに基地局から発信される出力の限界によって決まる。
【0006】
移動無線環境では、信号の弱化すなわち減衰は、W.C.リーの著書「可動セル式遠隔通信システム(Mobile Cellular Telecommunications Systems)」(マグローヒル・インターナショナル、1990年)に記載されているように、次の2つの成分によってモデル化することができる。
【0007】
− 局地的減衰、すなわち基地局と移動局との間の伝搬環境と距離に依存される正規対数法に従うフェージング、以下では「伝搬損失」と称する、
− 多重伝搬の結果生じる干渉によって発生し、局地的減衰よりもはるかに急速に変化する、レイリーのフェージング。
【0008】
したがって、基地局が受け取る信号出力は、到達範囲内にある移動局の位置によって非常に変化する。したがって基地局の受信機は非常に大きな入力変化をサポートするように設計しなければならず、これは実際には非常に困難なことである。たとえば、100dB以上の入力変化がしばしば観察される。下流段階では時として2倍になるはずである。こうして、全域を確実にカバーするために、多くの拘束された入力変化の連鎖が並列に設置される。
【0009】
この非常に大きな入力変化は、あいにくアクセスパケットだけに必要である。その理由は、基地局が受信した信号のレベルを推定し、それに応答して、不必要に高いレベルを有することなく高品質の通信を可能にするために使用すべき出力を、移動局に指示することができるからである。
【0010】
本発明の目的は、送受信基地局の受信機の入力変化を減少させることができるように、移動局によって発信されるアクセスパケットの出力を制御する方法を提案して、前記の不都合を是正することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、無線通信システム内にあり放送チャンネルを規則的に発信する送受信基地局に対して移動局から発信されるアクセスパケットの出力を制御する方法は、
− 送受信基地局のレベルで、放送チャンネル中にこのチャンネルに関する発信出力を示す情報を含むことと、
− 移動局のレベルで、このチャンネルで受信した出力を測定し、この出力測定値を、放送チャンネル中に含まれる出力情報から得られた発信出力と比較し、移動局から送受信基地局への伝搬損失の推定値を引き出し、伝搬損失推定値と通信システムのパラメータとから、アクセスパケットの最適発信出力を決定すること
を備えたことを特徴とする。
【0012】
したがって、本発明による方法により、移動局はアクセスパケットの発信出力を最適化することができる。したがって受信基地局に対する拘束ははるかに緩くなり、それが、基地局の設計の簡略化と費用の軽減に貢献する。さらに、本発明による方法は、移動局に貯蔵される電気エネルギーの利用を改善し、複数の移動局によって発生する妨害を軽減させる。
【0013】
本発明の他の態様によれば、一群の移動局と通信し、各々が規則的に放送チャンネルを発信するように構成された複数の送受信基地局を含み、本発明の方法を利用する無線通信システムであって、前記の送受信基地局の少なくとも1つが前記チャンネルの発信出力を示す情報を含む放送チャンネルを発信するように構成され、少なくとも1つの移動局が前記の送受信基地局によって管理されるセル中のアクセス段階で、放送チャンネルの受信出力の測定値を提供する手段と、この出力を発信出力と比較する手段と、移動局の伝搬損失の推定値を提供する手段と、アクセスパケットの発信出力を伝搬損失の推定値と前記システムのパラメータから決定された最適発信出力のレベルに調節する手段とを含む、無線通信システムが提唱される。
【0014】
【実施例】
本発明のその他の特徴及び利点は以下の説明から明らかになるであろう。
【0015】
次に、例としてGSM型(“Global System for Mobile Communications ”)またはTETRA(“Trans European Trunk RAdio”)型のデジタル無線通信システムの応用例を用いて、本発明による出力制御の方法を説明する。図1を参照して、1つの移動局MSが送受信基地局BTSによって管理されるセルにアクセスするときに、本発明による方法がどのように使用されるかを説明する。たとえばGSMシステムの場合には、この送受信基地局は、たとえばABIS型のデジタルリンクLを介して基地交換局に接続することが可能である。
【0016】
非限定的な例として、送受信基地局BTSがそれぞれ発信と受信に充てられるアンテナ7 、6 を有し、アクセス段階にある移動局MSが、ほとんどの移動局でそうであるように固有のアンテナ5 を備えているという構成について考えてみる。送受信基地局BTSは一般に、送信アンテナ7 に接続された送信機ブロック11と、受信アンテナ6に接続された受信機ブロック12とを備え、この2つのブロックはベースバンド処理ユニットに接続され、適当なフィルタ手段を備える。
【0017】
移動局は、1つは共通アンテナ5 に、もう1つは処理ユニット4 に接続された、送受信ブロック3を備える。無線電話移動局の場合、この処理ユニットは、ユーザとのインターフェース装置、特にスピーカ、マイクロフォン、及びキーボードに接続されている。しかし本発明による方法は、キーボードからだけデータを与えられる移動局にも適用される。
【0018】
デジタル無線通信システムは、たとえば用語BCCH“Bloadcast Channel ”(放送チャンネル)で表される、システムに関する情報メッセージが規則的に放送されるチャンネルを自由に供用できる。この放送チャンネル(BCCH)は、システムGSMの場合には永続的に放送されるが、TETRAシステムのデータセル中では断続させることができる。いずれにせよ、このチャンネルBCCHが発信されるときは、このチャンネルはシステムのオペレータによって固定された一定出力レベルにある。本発明による方法は、このチャンネル中に搬送波の発信出力を示す追加メッセージTPo(BTS)を含めることを企図しており、場合によっては後述の補正項をこのメッセージに加えることができる。
【0019】
したがって移動局MSは、受信された(場合によっては平均)メッセージの出力をメッセージが送信された出力と比較することによって、メッセージが受ける減衰を決定し、“Random Access Channel ”(ランダムアクセスチャンネル)を意味する用語RACHによって特に表されるアクセスチャンネルに、アクセスパケットPAを発信することができ、このアクセスパケットPAが送受信基地局BTSによって受信され処理される。
【0020】
平均化動作は、レイリーのフェージングを部分的になくし、伝搬損失に起因する減衰を引き出す。これによって、大きなフェージングを原因とする推定(estimation) の誤りが避けられる。また、推定の誤りの少ないシステムをもたらすことができる。
【0021】
推定は基地局から移動局への方向の減衰について行われるが、送信と受信で使用される周波数が近接しており且つ平均化が行われる測定では、その推定は、移動局MSから基地局BTSへの方向の伝搬減衰の良好な推定となる。この平均化によって、たとえばレイリーの減衰の形の伝搬チャンネルの急速な変動を除くことができる。したがって、最適送信出力TPo(MS)は、固定された、または、基地局(BTS)によって放送チャンネルBCCH上で送信された、多くのシステムパラメータの関数である。たとえば、下記のパラメータを挙げることができる。
【0022】
− 基地局BTSの感度、
− 出力測定値に対するリスク(ないし不確定)を考慮に入れるため、または上り方向と下り方向の間の通信のバランスの不均衡を補償するため、最適送信出力(TPo(MS))の計算に対して見込んだマージン。このマージンの使用理由と定義については後で詳述する。
【0023】
たとえば、図2を参照すると、送受信基地局BTSの感度Sが−103dBmであり、アクセスパケットPAが、できればこの感度Sより30dB低い出力レベル、すなわち−73dBmの出力レベルRo(BTS)でアクセスチャンネルRACH上に到達するように設計されたシステムについて考えてみる。放送チャンネルBCCHが40dBmの出力TP(BTS)で規則的に発信され、移動局がこのチャンネルをたとえば−50dBmの測定出力レベルRP(MS)で受信すると仮定した場合には、受ける減衰は下記の通りになる。
【0024】
40−(−50)=90dB
したがって、本発明の一実施例で決定された最適送信出力TPo(MS)は下記の通りである。
【0025】
90−73=17dBm
これらの種々の操作は、アクセスチャンネルRACH上に発信されるアクセスパケットPAの出力を調節するために、移動局の出力制御の内部機構内で実現され得る。
【0026】
ここで、本発明による方法を使用した例として、ほとんどすべての実際例でそうであるが、移動局が送信用と受信用に同じアンテナを使用することを考慮して、送受信基地局と移動局との間の通信のバランスを示す。その代わりに、送受信基地局については、送信用と受信用に別々の2つのアンテナも考えられる。
【0027】
したがって、次の表に示した通信バランスに基づいて本発明による方法の使用を考えることができる。
【0028】
【表1】
【0029】
ただし、
TP(MS):アクセスチャンネル(RACH)上にアクセスパケットPAを発信するために、移動局MSによって使用される発信出力、
TP(BTS):送受信基地局BTSによって使用され、放送チャンネルBCCH上に送られる発信出力、
RP(MS):移動局MSによって測定される出力レベル、
RP(BTS):送受信基地局BTSによって受信される出力レベル、
B(BTS)とB(MS):それぞれ送受信基地局BTSと移動局MSのフィルタと送信ケーブル中で散逸する出力、
C(BTS)とC(MS):送受信基地局BTSの送信アンテナ利得と移動局MSの送受信アンテナ利得、
G(BTS):送受信基地局BTSの各受信アンテナ利得、
H(BTS)とH(MS):それぞれ送受信基地局BTSと移動局MSのケーブルと受信接続部における損失を表す。
【0030】
アンテナ利得G(BTS)は、多数のアンテナが受信に使用される場合に、種々のアンテナによってもたらされる利得を考慮に入れることができることに留意されたい。
【0031】
移動局MSによる伝搬損失PLの推定値は、上記の表の最終行に示した移動局MSによって受信された出力の式RP(MS)に基いて表すことができる。
【0032】
PL=TP(BTS)−RP(MS)+(C(MS)−H(MS))+(C(BTS)−B(BTS))
Ro(BTS)が送受信基地局BTSの受信アンテナのコネクタ上で望ましい信号レベルを表す場合には、アクセスパケットPAの発信出力の最適レベルは次のようになる。
【0033】
TPo(MS)=Ro(BTS)+(B(MS)−C(MS))+(H(BTS)−G(BTS))+PL
上式に伝搬損失PLの式を代入すると、次の式が得られる。
【0034】
TPo(MS)=Ro(BTS)+TP(BTS)+(H(BTS)−B(BTS))+(C(BTS)−G(BTS))+(B(MS)−H(MS))−RP(MS)
この数式の中で基地局成分項(x)として示される項(H(BTS)−B(BTS))+(C(BTS)−G(BTS))は、基地局の送受信内部構造を考慮に入れるために必要なマージンに対応する。これは予め測定、定義、または計算することができ、これを使用して数式中に現れる補正発信出力TPo(BTS)を確定することができる。送受信基地局BTSのレベルで発信と受信に同じアンテナが使用される場合には、項xはx=(H(BTS)−B(BTS))となり、したがって、基地局のレベルにおける受信と発信の間のケーブル及びフィルタにおける出力損失の差となる。
【0035】
数式中の移動局成分yと呼ばれる項(B(MS)−H(MS))は、移動局MSの受信機ブロックのケーブル中の損失と、上記移動局MSの送信機ブロック中のケーブル及びフィルタ中の損失の差を表す。発信と受信で同じアンテナが使用されるので、ケーブルは同じである。したがって、この差は、フィルタ損失F(MS)にのみ関係し、これは実際には[1.5±1.5]dBの範囲内にある。
【0036】
結論として、アクセスパケットPAの最適発信出力を計算するために使用される全体的なマージンは、次のように表すことができる。
【0037】
− 送受信基地局BTSで発信と受信に異なるアンテナが使用される場合、または種々のアンテナを使用して追加の利得が得られる場合には、
X=(H(BTS)−B(BTS))+(C(BTS)−G(BTS))+F(MS)
− 基地局でただ1つのアンテナを使用する場合には、
X=(H(BTS)−B(BTS)+F(MS))
本発明の方法によって制御される、アクセスパケットPAの発信出力の最適レベルTPo(MS)は、次のように表すことができる。
【0038】
TPo(MS)=Ro(BTS)+TPo(BTS)−RP(MS)+y
ただし、TPo(BTS)は、発信と受信時の入力フィルタ及びケーブルのレベルにおける損失と送信アンテナと受信アンテナの利得とを考慮に入れた、送受信基地局の補正発信出力を表す。ここで上記した全体的マージンの基地局成分xを用いると、
TPo(BTS)=TP(BTS)+x
したがって、発信パケットの好ましい出力を、基地局のレベルにおける所望の受信出力と、基地局によって放送チャンネルBCCH上に発信される補正出力と、移動局MSによってそのチャンネル上で受信される出力と、出力測定に関するリスクを考慮に入れ、上り方向(移動局から送受信基地局へ)と下り方向(送受信基地局から移動局へ)との間の通信の収支における不均衡を補償するために、出力の計算に見込んでおくべき余裕との関数で表すことができる。
【0039】
したがって、アクセスパケットPAの最適発信出力(TPo(MS))は次のようになる。
【0040】
TPo(MS)=Ro(BTS)+TPo(BTS)−RP(MS)+y
変数yは、移動局MSのフィルタ成分における損失を考慮に入れるために見込んでおくべきマージン成分を表す。送受信基地局BTSのレベルにおける減衰と利得差を考慮に入れるために見込んでおくべき基地局のマージン成分xは、補正発信出力TPo(BTS)中に組み込まれることに留意されたい。
【0041】
本発明の方法は、少なくとも2つの異なった方式で使用することができる。
【0042】
− 補正発信出力TPo(BTS)を示す情報と、所望の受信出力Ro(BTS)を示す情報を、放送チャンネルBCCH上に同時に流すことができる。または、
− 補正発信出力TPo(BTS)を示す情報を放送チャンネルBCCH上に流し、所望の受信出力Ro(BTS)を通信規格中で定義することができ、したがってこの後者の情報は移動局MSの制御手段及び処理手段中にある。
【0043】
放送チャンネルBCCH上に2つの出力情報を流すことから成る第1のオプションは、柔軟性がより大きいという利点を示し、一方、第2のオプションは放送チャンネルBCCH上のスペースを節約することができる。
【0044】
どちらのオプションを選択するかは、以下で説明する移動局MSの出力調整動的変化に関する実用上の特性を考慮することによって分かれる。
【0045】
例として、移動局MSの出力調整の動的変化が15dBmのしきい値を有することができ、5dBずつの増分で移動局MSの公称発信出力に到達できるという、実際の場合を考えることができる。このことは、アクセスパケットPAの発信出力は、計算された最適発信出力(TPo(MS))に調整されるが、もちろん実際には最適出力にもっと近いアクセス可能な出力レベルに調整されることを意味する。
【0046】
実際には、最小半径のRminの円内部にある移動局はすべて、最小出力しきい値に相当する15dBmの出力レベルでこのアクセスパケットを発信することになる。最小半径は、送受信基地局が飽和するというリスクを完全に避けるために十分に大きくとられることに留意されたい。したがって、この後者の受信装置を、従来技術で一般に設けられる最高レベルではなく、15dBmのしきい値レベルで、近くの移動局から来るアクセスパケットを受信するように設計することができる。このようにして、可能な最高しきい値と、送受信基地局BTSの受信する入力変化の拘束を示す最小しきい値との差に等しい減少が得られ、それが、受信機の設計を大幅に簡素化し、無線装置の費用を低減させるのに貢献する。たとえば、最高しきい値は40dBmまで達することができるとしても、TETRAシステムにおける最小しきい値は15dBmであり、これは25dBの入力変化の減少に該当する。
【0047】
所望の出力Ro(BTS)の適切な値を予め決定するためのオプションを用いると、システムの良好な挙動を得ることができる。たとえば、送受信基地局BTSの受信機の感度レベルを−106dBm、良好な信号雑音比を保証するために少なくとも20dBの受信レベルを考えると、必要な入力出力は−106+20=−86dBmとなる。また、全体的マージンを13dBとし、それが、伝搬損失の推定値に対するマージン10dBに等しい成分と、特に移動局MSにおける受信フィルタのレベルにおける損失を考慮に入れるための−3dBの移動局成分とに分解できると考えた場合、所望の出力Ro(BTS)の最終値は−73dBmとなる。
【0048】
46dBmの補正発信出力TPo(BTS)を示す送受信基地局BTSについては、移動局MSの受信出力が下記の値に達すると直ちに、移動局MSはその発信出力を15dBmのしきい値に低下させなければならない。
【0049】
RP(MS)=−73−15+46=−42dBm
これは下記の伝搬損失に相当する。
【0050】
46−(−42)=88dB
この伝搬損失のレベルは実際には、400MHzの帯域で使用される標準装置では700メートルの距離に相当する。伝搬損失の推定に関する不正確さのためにこの距離は数10メートル変更され、そのために、信号レベルが約−70dBmであるときには、送受信基地局によって受信される出力は影響を受けるが、基地局によって受信される最大出力レベルは影響を受けない。なお、大きなマージンが考慮に入れられているため、基地局によって受信される信号のレベルは、伝搬損失の推定の際にひどい不正確さが発生した場合でも、非常に高いままである。したがって、システムの全体的性能は、図3のグラフに示す通り、基地局の受信機の入力における所望出力Ro(BTS)の厳密な値の影響をほとんど受けない。図3は基地局の受信出力RP(BTS)の変化と、移動局MSと基地局との間の距離Dの関係を示す。第1の直線ACは出力制御がない場合の受信出力の減衰に相当し、第2の直線SCは、本発明による出力制御方法を使用した場合の受信出力の減衰に相当する。伝搬損失の推定に関する不正確さは、所望の受信出力Ro(BTS)の周りの、基地局の受信機の入力で有効に受信された出力に対して限られた影響を持つことになる。
【0051】
したがって、ここに掲げた例の場合、−73dBmに近い所望出力の固定値を通信規格に含めることが考えられる。基地局が飽和するというリスクを回避するために、これより大きな値も考えられる。
【0052】
送受信基地局BTSによって放送チャンネルBCCH上に送信された補正出力TPo(BTS)の情報をコード化するには、実際には僅かな数のビットしか必要としない。実際に、実際の例として、送受信基地局BTSの出力の出力変化が26dBで、例えばこれが14dBの出力クラスと12dBとの出力調整部分に分配されると考えることができる。
【0053】
もちろん、本発明は、これまで説明した例示に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、これらの例に多くの変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を利用して、送受信基地局のセルにおける移動局のアクセス段階を概略的に示す図である。
【図2】本発明による方法を利用した実際の例に対応する、送受信基地局と移動局にそれぞれ関連する出力の2つの目盛を示す図である。
【図3】送受信基地局によって受信される出力に対する、伝搬損失の推定値の不正確さの影響を示す図である。
【符号の説明】
4 処理装置
5 固有アンテナ、共通アンテナ
6 送信アンテナ
7 受信アンテナ
11 送信機ブロック
12 受信機ブロック
Claims (15)
- 無線通信システム内にあって放送チャンネル(BCCH)を規則的に発信する送受信基地局(BTS)に向けて移動局(MS)からアクセスチャネル上に発信されるアクセスパケット(PA)の出力を制御する方法であって、
− 送受信基地局(BTS)のレベルで、放送チャンネル(BCCH)中にこのチャンネル上の発信出力を表す出力情報を含めることと、
− 移動局(MS)のレベルで、このチャンネル上で受信された出力を測定し、この出力測定値(RP(MS))を、放送チャンネル(BCCH)中に含まれる発信された出力を表す情報から得られた発信出力と比較して、移動局(MS)から送受信基地局(BTS)への伝搬損失の推定値を引き出し、該伝搬損失の推定値と通信システムのシステムパラメータとから、アクセスパケット(PA)の最適発信出力(TPo(MS))を決定することと
を備えたことを特徴とする無線通信システムにおいて移動局によって発信されるアクセスパケットの出力を制御する方法。 - 前記測定された出力を発信出力と比較する前に該測定された出力を平均化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- アクセスパケット(PA)の最適発信出力(TPo(MS))を決定するために考慮されるシステムパラメータに、送受信基地局(BTS)の受信感度と前記最適発信出力(TPo(MS))の計算で見込んでおくべき全体的マージン(X)とが含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
- − TP(BTS)が、送受信基地局(BTS)による放送チャンネル(BCCH)の発信出力であり、
− RP(MS)が、移動局(MS)によって測定される受信出力であり、
− Ro(BTS)は、送受信基地局(BTS)による所望の受信出力であり、
− Xが、計算の前記全体的マージンを表すとして
アクセスパケット(PA)の最適発信出力(TPo(MS))が、次の関係式
TPo(MS)=TP(BTS)−RP(MS)+Ro(BTS)+X
によって決定されることを特徴とする請求項3に記載の方法。 - − TPo(BTS)が、全体的マージン(X)の基地局成分(x)で増補された放送チャンネル(BCCH)の発信出力TP(BTS)に等しい補正発信出力を表し、この基地局成分(x)が送受信基地局(BTS)内における通信のバランスの不均衡を表しており、
− RP(MS)が、移動局(MS)によって受信される出力の測定値を表しており、
− Ro(BTS)が、送受信基地局(BTS)による所望の受信出力であり、
− yが、特に移動局(MS)のレベルにおける受信損失を含む全体的マージン(X)の第2成分を表すとして、
アクセスパケット(PA)の最適発信出力(TPo(MS))が、関係式
TPo(MS)=TPo(BTS)−RP(MS)+Ro(BTS)+y
によって決定されることを特徴とする請求項4に記載の方法。 - RP(MS)が、移動局(MS)によって受信される出力の測定値の平均値を表していることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 放送チャンネル(BCCH)上に、一方では送受信基地局(BTS)の入力側での所望の出力(Ro(BTS))を示す情報を送り、他方では前記の補正された発信出力(TPo(BTS))を示す情報を送ることを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
- 放送チャンネル(BCCH)上に補正された発信出力(TPo(BTS))を示す情報を送り、送受信基地局(BTS)の入力側での所望の出力(Ro(BTS))は、無線通信システムを管理する規格(GSM、TETRA)中で予め規定されていることを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
- アクセス段階にある移動局(MS)のレベルで、この移動局(MS)により送受信基地局(BTS)に向けてアクセスチャンネル(RACH)上ですべてのアクセス・パケット(PA)を発信する前に、放送チャンネル(BCCH)を通じて受信される補正発信出力(TPo(BTS))の情報と、移動局(MS)によって前記の放送チャンネル上で受信される出力の測定値RP(MS)と、第2マージン成分(y)で増補された予め規定された所望受信出力Ro(BTS)に相当する所望受信出力(R′o(BTS))の内部情報とから、関係式
TPo(MS)=TPo(BTS)−RP(MS)+R′o(BTS)
によって、前記のアクセスパケット(PA)の最適発信出力(TPo(MS))を計算することを特徴とする請求項8に記載の方法。 - 放送チャンネル(BCCH)上に送られる補正発信出力(TPo(BTS))を示す情報が、コード化して得られる調整増分が移動局(MS)の公称発信出力に比べて十分に小さくなるように選択された所定数のビットでコード化されることを特徴とする請求項5から請求項9のいずれか一項に記載の方法。
- 補正された発信出力(TPo(BTS))情報のコード化ビットの数が3であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 第2マージン成分(y)が移動局(MS)における受信のフィルタ損失の事前推定値に等しいかまたはそれより大きく選ばれており、発信と受信に1つの同じアンテナを利用する移動局(MS)に適用されることを特徴とする請求項5から請求項11のいずれか一項に記載の方法。
- 基地局マージン成分(x)が、送受信基地局(BTS)のレベルで、受信ケーブル中の損失と発信ケーブル中及びフィルタの損失の差の事前推定値に等しいかあるいはそれより大きく選ばれており、発信と受信に1つの同じアンテナを利用する送受信基地局(BTS)に適用されることを特徴とする請求項5から請求項12のいずれか一項に記載の方法。
- 一群の移動局(MS)と通信する複数の送受信基地局(BTS)を含み、各送受信基地局(BTS)が1つの放送チャンネル(BCCH)上に規則的に発信するように構成された、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の方法を使用する無線通信システム(1)であって、少なくとも前記の送受信基地局(BTS)の1つは放送チャンネル(BCCH)上に規則的に前記のチャンネルの発信出力(TP(BTS))を表す情報を発信するように構成され、前記の送受信基地局(BTS)によって管理されるセルの中でアクセス段階にある少なくとも1つの移動局(MS)が、放送チャンネル(BCCH)の受信出力測定値を提供する手段と、この測定された出力を発信出力(TP(BTS))と比較し、移動局(MS)と送受信基地局(BTS)との間の伝搬損失の推定値を提供する手段と、伝搬損失の推定値と前記システム(1)のパラメータとから計算された最適発信出力レベル(TPo(MS))にアクセスパケット(PA)の発信出力を調整する手段とを含むことを特徴とする無線通信システム(1)。
- 受信された出力の測定値を提供する前記手段が、一組の受信出力測定値の平均化を行うように構成されていることを特徴とする請求項14に記載のシステム(1)。
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