JP3717410B2 - 簀の子形の床マット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の入口の床の上に敷いたり、その床に設けた浅い窪みの中に嵌め入れ、建物に入る人の靴底に付着する水、泥や砂埃を除いて床や窪みの底に落としたり、プールサイド、浴室、ベランダなどの床や道路の上に置き、水、泥、砂埃などを床や路面に落とすための簀の子形の床マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平5−192292号公報によって、対向した2つの側壁、この両側壁の間に設けられた踏み面部、上記両側壁から外に突出した係合凸部を有する押出し型材製の桟部材と、穴を有する薄板部、この薄板部の両側に設けられ、前記桟部材の係合凸部がスライドして揺動可能に嵌合するC形断面の凹部を有する押出し型材製の連結部材とからなり、上記連結部材の両側の凹部を2本の桟部材の相対向した側壁の係合凸部にスライドして嵌合し、連結部材を介して多数の桟部材を揺動可能に連結した床マットが公知である。この床マットは、建物の入口の床に敷き、その上を歩く人の靴底に付着する水、泥や砂埃を桟部材の踏み面部で除去し、連結部材の薄板部に設けた穴から床に落とし、泥や砂埃が建物内に持ち込まれるのを防ぐ。そして、桟部材の係合凸部は連結部材のC形断面の凹部に揺動可能に嵌合しているため、端(はじ)から多角形状に巻き込んで保管、運搬したり、床の上に溜まった泥や砂埃を掃除することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公知の床マットは、桟部材の係合凸部が連結部材の凹部にスライドして嵌合しているだけで、凹部の両端を塞ぐ手段を備えていないため、係合凸部が桟部材ごと連結部材の凹部からスライドして抜け出し、分解したり、抜け出さないまでもスライドして移動し、桟部材の両端部や連結部材の両端部が不揃いになる。
【0004】
更に、連結部材で連結される二本の桟部材の間隔は、連結部材が同じである限り一定で、その間隔を広くして靴底から除去した泥や砂埃を連結部材にある穴から早く床に落とすとか、ハイヒールの歩行者が多い場合は間隔を狭くしてハイヒールの踵底が間隔に落ち込まないようにするとか、桟部材の間隔を同じ連結部材を使って建物に適したデザインとなるように広狭に変化させることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記公知の床マットと同様に桟部材と連結部材をスライドして嵌合し、連結部材を介して桟部材を巻き込むことができるように揺動可能に連結して構成するのではあるが、上述した従来の床マットの問題点を解消することを目的に開発されたもので、対向した2つの側壁を有する本体、上記両側壁よりも上に位置して本体に設けられ、靴や足で踏まれる踏み面部、及び上記両側壁に背中合わせに設けられたC形断面の対をなす凹部を備えた桟部材と、穴を有する薄板部、及びこの薄板部の両側に設けられ、前記C形断面の凹部にスライドして揺動可能に嵌合する係合凸部を備えた連結部材と、前記桟部材の両端部に取外し可能に取付けられてC形断面の対をなす凹部の各端部を塞ぐ端板とからなり、前記係合凸部を桟部材の両側壁に背中合わせに設けられたC形断面の凹部にスライドして嵌合し、連結部材を介して桟部材を揺動可能に連結する簀の子形の床マットであって、桟部材の両側壁に背中合わせに設けた対をなすC形断面の凹部を、上下方向に複数対設け、その各対の背中合わせの間隔を違わせたことを特徴とする。そして、両側壁に設けた背中合わせの上の凹部と、下の凹部との上下方向の中心間の1/2の位置を、側壁の高さの1/2に位置させることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
図示の各実施形態において、10は桟部材で、対向した2つの側壁12,12を有する本体11、上記両側壁よりも上に位置して本体と一体に、又は本体とは別体に設けられ、靴や足で踏まれる踏み面部13、及び上記両側壁に背中合わせに設けられ、側壁の外面に開放したC形断面の対をなす凹部を備え、凹部は背中合わせの間隔が広い上の一対14−1,14−1と、間隔が狭い下の一対14−2、14−2からなる。この桟部材はプラスチックや、金属、例えばアルミ合金を押出し成形した押出し型材を所望の長さに切断したものである。尚、C形断面の凹部14−1,14−2とは凹部の円弧が半円より大、例えば3/4円弧を有し、後述の連結部材の係合凸部をスライドして揺動可能に受入れるが、側壁の外面に開放した1/4円弧の開放部から係合凸部を外に脱出させない凹部のことである。
【0007】
30は穴32を有する薄板部31と、この薄板部の両側に設けられ、前記桟部材の両側壁のC形断面の凹部14−1や、14−2にスライドして揺動可能に嵌合する係合凸部33,33を備えた連結部材で、この連結部材もプラスチックや、金属例えばアルミ合金を押出し成形した押出し型材を、桟部材の長さに対応した所望の長さに切断するか、或いは1mなど一定の長さに金型で成形し、桟部材の長さに応じ複数本を突き合わせて連らね、余分を切り除く。尚、押出し型材の場合、穴32は型材を押出し後、その薄板部31にプレス加工で形成し、金型で一定の長さに成形する場合は、穴32は成形の際に薄板部に同時に形成する。そして、桟部材の凹部14−1や14−2と揺動可能に嵌合するため、図1(B)に拡大して示したように、係合凸部33の外周の円弧の曲率は桟部材の両側壁のC形断面の凹部の内周の円弧の曲率より僅かに小で、且つ薄板部31の厚さtを上記凹部の側壁12の外面に開放した開放部Oよりも薄くし、これにより、係合凸部33を凹部14−1、又は14−2にスライドして嵌合すると、桟部材の側壁12と連結部材とは係合凸部33と凹部14−1、又は14−2を支点にして薄板部31の各面が凹部14の開放部の縁に当接する範囲で揺動可能になる。この場合、側壁の外面に開放した凹部14−1,14−2の開放部を、図示のように外に向かってハ字形に開かせると揺動範囲は、破線で示すようにより大になる。
【0008】
寸法を例示すると、桟部材の幅は約25〜60mm程度、高さは床に置くものが約15〜20mm程度、床に設けた深さ25mm位の窪み24の中に収めるものが約20〜30mm程度、連結部材30の薄板部11の幅は約15〜25mm程度、その薄板部の厚さは約2mm程度、凹部14や係合凸部33の円弧の曲率半径は約2mm前後であり、桟部材、連結部材の長さや使用本数は設置すべき床や、床の窪みの状況に応じて所望に定める。尚、床に置くものでも、後述のように補助桟部材を使用して躓かないようにすれば、桟部材の高さは20mmより高くてもよい。
【0009】
図1の桟部材の本体11は両側壁12,12の上端よりも少し下を連結する上壁はあるが、下壁が無い逆U字形断面で、この上壁の上に踏み面部13を上面に有する踏み面部材21をスライドして嵌合保持する。このため、両側壁の上端に内向きの保持突起15,15が対向して設けてある。踏み面部材は、図では上壁と保持突起15,15が形成する空間にスライドして嵌め込める可撓性の軟質プラスチック製の基部21′と、基部21′の上に接着などで取付けられて保持突起15,15の対向間隔から上に突出するブラシや絨毯状の踏み面部13からなるもの21Aと、上記と同様な基部21′の上面に一体に成形されて保持突起15,15の対向間隔から上に突出する複数の突起からなる踏み面部13を備えた合成ゴムや軟質プラスチックで押出し成形したもの21Bが示してあるが、踏み面部材は上壁と保持突起15,15が形成する空間にスライド又は圧入して嵌め込める基部と、基部の上面に一体に設けられるか、又は別体で接着などで固定され、保持突起15,15の対向間隔から上に突出する踏み面部を備え、靴裏の汚れの除去や、靴で踏んだときの感触をソフトにするものであればどのようなものでもよい。又、後述のように、踏み面部材は、例えば耐摩耗性の合金からなる押出し型材製とし、その下部を上壁と保持突起15,15が形成する空間にスライドではなく圧入して固定するものでも、上壁と一体に山と谷が連続した凹凸の踏み面部13を設けたものでもよい。
【0010】
図1の桟部材を連結部材によって床マットに組立てるには、平行に配列した所定の本数の桟部材の隣接した2本宛の相対向した側壁にある凹部14−1同志、又は14−2同志に連結部材30の両側にある係合凸部33,33をスライドして嵌合することにより連結する。凹部14−1,14−1の背中合わせの間隔は広く、凹部14−2,14−2の背中合わせの間隔は狭いので、図1(B)に示したように、同じ連結部材30の両側の係合凸部33,33を2本の桟部材の相対向した側壁にある上の凹部14−1同志にスライドして嵌合することにより組立てた場合の桟部材間の間隔S1は、下の凹部14−2同志にスライドして嵌合することにより組立てた場合の間隔S2よりも広くなる。こうして、同じ幅の連結部材を使用しながら組立てた場合の桟部材間の間隔を広くしたり、狭くしたりすることができる。当然連結部材30の幅が異なるものを用意すれば、それだけ多くの間隔にすることが可能になる。
【0011】
2本宛の桟部材の相対向した側壁の凹部14−1、又は14−2に連結部材30の両側の係合凸部33,33をスライドして嵌合することにより連結後、各桟部材の両端に夫々後述のようにプラスチックや金属で成形した端板40を取外し可能に固定して各凹部14−1,14−2の両端を閉じ、連結部材が係合凸部33と一体に凹部から抜け出るのを阻止し、連結状態を維持すると共に、保持突起15,15の間にスライドして嵌めた踏み面部材21が抜け出るのを阻止する。つまり、端板40は、各凹部14−1,14−2が無く、両側壁の上端間を結ぶ上縁と、下端間を結ぶ下縁とを有する桟部材の端面の外形と同形状で、桟部材が保持突起15の間に保持した踏み面部材の基部21′が抜け出るのも阻止する。
【0012】
上記のようにして組立てると、隣接した2本の桟部材の間には連結部材の薄板部31でつながった広い間隔S1や、狭い間隔S2を生じさせることができ、踏み面部13が靴裏や足裏から除去した泥や砂埃は薄板部に形成された穴32を通って床や窪み24の底に落ちる。そして、前述したように各桟部材の側壁12と連結部材30とは係合凸部33と凹部14−1、又は14−2を支点に揺動可能であるため、図1Cに示すように、多角形状に巻くことができる。従って、運搬、保管の際にスペースをとらないと共に、床や窪み24の底に落ちた泥や砂埃を掃除する際は、床マットの全体を持ち上げたり、移動させたりすることなく、端(はじ)からめくって巻き、少ない労力で掃除できる。又、桟部材間の間隔を広くした場合は靴底から除去した泥や砂埃を連結部材の薄板部の穴から迅速に床や窪みの底に落とすことができ、ハイヒールの歩行者が多い場合は間隔を狭くしてハイヒールの踵底が間隔に落ち込むのを防げる。更に、桟部材間の間隔を、この床マットが置かれる建物の入口の雰囲気にデザイン的に調和したものに撰択できる。例えば、床マットの全体の中に桟部材の間隔を広くした部分と、間隔を狭くした部分とを設け、デザインに変化をもたせ、単調になるのを防ぐ。更に、各桟部材の両側壁よりも下に位置して一体又は別体の踏み面部を本体に設け、各桟部材の上下を逆にして連結部材で連結することにより踏み面部の変化で別のデザインの床マットが得られる。
【0013】
端板40には側壁12,12の間に打込める楔形の打込み部41を設け、この打込み部を側壁の間に打込んで端板40を桟部材の両端に取外し可能に固定してもよいし、端板40に凹部の対、例えば14−2に合致する一対の孔をあけ、その孔から凹部14−2の各端部にタッピングネジ42をねじ込み、そのネジの頭部で端板40を桟部材の両端に取外し可能に固定してもよい。又、軸部を孔に挿入し、頭部の外から軸部を孔内で拡張して取付ける各種のプラスチックやアルミ等の拡張式リベットが存在するのでタッピングネジの代わりに上記リベットを使用し、その頭部で端板を固定してもよい。端板をタッピングネジや上記拡張式リベットで固定するときは、連結部材の長さを桟部材よりも少し短くし、凹部14−1,14−2の各端部にタッピングネジやリベットの軸部を挿入する空間部を形成しておけばよい。そして、端板を打込み部で固定したときは、端板を工具で咬えて打込み部を側壁の間から引き抜き、タッピングネジで固定したときはドライバでネジが弛む方向にタッピングネジを回して外に取出し、端板を外す。又、拡張式リベットで固定したときは、回転するドリルをリベットの頭部から端板の孔を経て凹部に押込み、リベットの頭部、軸部をドリルで粉砕してその屑を外に取り除き、端板を外す。
【0014】
そして、使用中に、桟部材のどれかが破損した場合は、破損した桟部材の一端に固定した端板を外し、その両側の連結部材の係合凸部から破損した桟部材の凹部14−1、又は14−2をスライドして取り除き、新しい桟部材の両側壁の凹部14−1、又は14−2を両側の連結部材の係合凸部にスライドして嵌合し、新しい桟部材の両端部に端板を固定すればよい。又、連結部材のどれかが破損した場合は、その連結部材の両側に位置する2本の桟部材の一端の端板を外し、両桟部材の相対向した側壁の凹部14−1、又は14−2から破損した連結部材を両側の係合凸部ごとスライドして取り除き、新しい連結部材の両側の係合凸部を両側の桟部材の相対向した側壁の元の凹部にスライドして嵌合し、両桟部材の一端から外した端板を再び固定すればよい。こうして、組立てゝある全部の桟部材や連結部材を分解することなく、破損した桟部材や連結部材を簡単に取換えて元通りに修復できる。更に、桟部材の保持突起15,15の間にスライドして嵌めた踏み面部材の踏み面部が摩耗したときも端板を外して新しい踏み面部材と取り換えることができる。
【0015】
図2(A)、(B)、(C)に三種類の桟部材の実施例を示す。(A)の桟部材の本体は両側壁12,12の上端間を連結する上壁が有り、下壁が無い逆U字形断面で、上壁は山と谷とが連続した凹凸の踏み面部13を一体に有する。そして、両側壁の下端には、踏み面部材21の基部21′をスライドして嵌め込むための相対向したコ字形保持部20が設けてある。(B)の桟部材の本体は、両側壁の上端間を連結する上壁と、下端間を連結する下壁とを有する箱形断面で、上壁には踏み面部が上壁から上に突出する踏み面部材の基部21′をスライドして嵌め込む複数のU形溝17が設けてある。この踏み面部材21は、拡大して示したように、踏み面部がブラシからなる細幅のもので、上記U形溝17に嵌め込む基部21′はU形金属板の間にブラシの下部を挿入し、接着剤で固めて形成してある(図5も参照)。そして、スライドして嵌め込んだ基部が上に抜けるのを防ぐためU形溝17の上面には相対向した突起17′が設けてある。(C)の桟部材の主体は両側壁の下端間を連結する下壁は有るが、上壁がないU字形断面で、両側壁の上端には相対向したコ字形保持部20を設け、このコ字形保持部の間に踏み面部材21の基部21′をスライドして嵌め込んであり、その踏み面部13は両側壁12,12の上端よりも上に位置する。
【0016】
上記(A)や(C)、その他の図示した以外の桟部材の相対向したコ字形保持部20,20の間に嵌め込む踏み面部材の基部21′は靴で踏まれても変形しない材質、例えば金属の帯材とする。このコ字形保持部20や、前記U形溝17で保持した踏み面部材も、前記保持突起15で保持した踏み面部材と同様に、踏み面部13が摩耗したときは端板40を外し、コ字形保持部やU形溝からスライドして取出して新しいものに取り換えることができる。
【0017】
上記した(A)、(B)、(C)の三種類の桟部材の両側壁に設けた背中合わせの間隔が広い上の凹部14−1と、間隔が狭い下の凹部14−2との上下方向の中心間の1/2の位置14′を側壁12の高さHのほゞ1/2に位置させてある。従って、この三種類の桟部材はどれも上下を逆にした倒立状態で、他の正立状態の桟部材と連結部材30で連結することができる。例えば、図2(D)ではU形溝17を上壁に有する(B)の桟部材を倒立し、その左右の正立した(A)や(C)の桟部材と連結部材30で連結してある。この場合、倒立した(B)の桟部材の、下になった背中合わせの間隔が広い凹部14−1と、正立している背中合わせの間隔が狭い(A)や(C)の桟部材の凹部14−2に連結部材30の両側の係合凸部33,33をスライドして嵌合したり、同じく倒立した(B)の桟部材の、上になった背中合わせの間隔が狭い凹部14−2と、正立している背中合わせの間隔が広い(A)や(C)の桟部材の上の凹部14−1に連結部材の両側の係合凸部をスライドして嵌合し、倒立した桟部材と、正立している桟部材とを連結部材で揺動可能に連結することができ、このときの隣接した2本の桟部材の間の間隔S3は、背中合わせの間隔が広い14−1同志を連結した間隔S1と、背中合わせの間隔が狭い14−2同志を連結した間隔S2との中間になる。このように、上下の凹部14−1,14−2の、上下方向の中心間の1/2の位置14′を側壁の高さHのほゞ1/2に位置させた正立、倒立のどちらにでも使用できる桟部材を連結して床マットを構成するときは、同じ幅の連結部材を使用して隣接した桟部材の間隔を三様に変化させることができる。
【0018】
倒立した(B)の桟部材の上に向いた下壁の平らな上面には、滑り止め用の粒子を固着した、布やすりのような滑り止めテープや、着色したり、模様を表現した装飾テープなどのテープ22を貼着し、踏め面部にする。
【0019】
図3にも本発明の床マットに使用可能な桟部材の実施例を示す。その本体11は上壁を有する逆U形断面の複数(図では2つ)の補助桟18…を補助連結壁19により一体に連結した例えばアルミ合金を押出し成形した型材からなり、その補助連結壁19には押出し成形後に長手方向に不連続な穴19′を加工し、連結部材30の薄板部31に設けた穴32と同様に、靴底から除去した泥や、砂埃などを床や、床に設けた窪み24の底に落とすようにしてある。
【0020】
上記各補助桟18の上壁には踏み面部13を一体に設けてもよいが、図示の実施例では上壁の両側から突出する両側壁の上端部に相対向した内向きの保持突起15を設け、山と谷が連続した凹凸の踏み面部13を上面に有する耐摩耗性の合金から押出し成形した踏み面部材21を保持突起の間にスライドして取付けたり、圧入して取付けたりするようになっている。勿論、各補助桟18を下壁を有するU字形断面にし、その各両側壁の上端には、保持突起の代わりに、相対向したコ形保持部20,20を設け、踏み面部材の基部をスライドして取付けるようにしてもよい。
【0021】
そして、両側の補助桟の各外側壁12には、図1の実施例と同様に、C形断面で、側壁の外面に開放した凹部を、上の一対と、下の一対の2対設け、上の一対の凹部14−1の背中合わせの間隔は広く、下の一対の凹部14−2の背中合わせの間隔は狭くなっている。従って、段落0010で述べ、図1(B)に示したように同じ連結部材30で連結した場合、桟部材10,10の隣接間隔を広くしたり、狭くしたりすることができる。又、連結部材30との連結を維持する端板40は、各補助桟の両端に取付ければよく、それには各補助桟の両側壁の間に軽く打込める楔形の打込み部を端板に設け、これを打込んで端板を固定するのが最も簡単である。
【0022】
図2,図3の実施例の桟部材も、同じ幅の連結部材で揺動可能に連結し、隣接した2本の桟部材間の間隔を広狭に変化させることができると共に、端板を桟部材の両端に取付け、連結した組立状態を維持し、且つ運搬、保管、掃除の際に巻き込むことができる。又、端板を外し、破損した桟部材や連結部材を新しいものと交換できると共に、桟部材にスライド嵌合して取付けた踏み面部材の踏み面部が摩耗したときは、その踏み面部材も新しいものと交換できる。
【0023】
桟部材の本体の側壁の高さが20〜30mm程度で、床に設けた窪みのなかに収める床マットでも、躓くことがないようにすれば窪みのなかに収めず、床の上に置いて使用することができる。図4は、躓きを無くすために床マットの前端の桟部材の前と、後端の桟部材の後に連結部材30で連結する直角三角形状の補助桟部材50であって、その本体51は桟部材の本体の側壁12とほゞ同高の側壁52と、側壁52の上端から斜め下向きに延びる傾斜壁53とを少なくとも有し、側壁52には本体の側壁12に設けられた凹部14−1,14−2と対向する同じC形断面の上下の凹部54−1、54−2を設ける。本体には側壁52の下端と傾斜壁53の傾斜した下端とを連結する一体の水平な底壁を設けてもよいし、設けなくてもよい。
【0024】
図示の実施例では、傾斜壁53の上面には山と谷が連続した滑り止めの凹凸条が一体に設けてあるが、傾斜壁53の上面を平らにし、そこに前述した滑り止めテープなどを貼着してもよい。この補助桟部材50もプラスチックや、金属、例えばアルミ合金を押出し成形した押出し型材を桟部材10と同じ長さに切断して得る。そして、連結部材30の両側にある係合凸部33,33の一方を床マットの前端の桟部材の前に向いた側壁、及び後端の桟部材の後に向いた側壁にある夫々上又は下の凹部14−1又は14−2にスライドして嵌合すると共に、他方の係合凸部を補助桟部材50の側壁にある上又は下の凹部にスライドして嵌合し、図2(D)に示すように、連結部材を介して傾斜壁53を有する補助桟部材50を床マットの前端の桟部材の前と、後端の桟部材の後に広狭、所望の間隔で揺動可能に連結する。これにより高さがある桟部材を連結部材で連結して組立てた床マットを床に置いても、その床マットの上に前端又は後端から靴や足を踏み込む際、前端の前、及び後端の後に補助桟部材の傾斜壁53が位置するので躓くことがない。そして、前端や後端の桟部材と補助桟部材との間隔を矢張り広狭に変化して桟部材同志の間隔のデザインに対応できると共に、靴や足から除かれた泥や砂埃はその間隔を連結する連結部材の薄板部31の孔32から床に落ちる。又、補助桟部材50は、床マットの前端の桟部材の前と、後端の桟部材の後に連結部材によって揺動可能に連結されているので多角形状に支障なく巻き込める。
【0025】
この補助桟部材50の端面にも、凹部54−1、54−2がない補助桟部材の端面と外形が同形状の直角三角形の端板(図示せず)を取外し可能に固定して凹部54−1、54−2の各端部を閉じ、連結部材が係合凸部33と一体に上記凹部から抜け出るのを阻止し、連結状態を維持する。凹部54−1、54−2を有する側壁52は1つなので、例えば、傾斜壁53の下端部近くの裏側に、C形断面の凹部55を設け、端板には上記凹部54−1又は54−2と、55に合致する孔をあけ、その孔から両凹部の各端部にタッピングネジをねじ込んだり、拡張式リベットの軸部を挿入して拡張したりしてネジやリベットの頭部で端板を補助桟部材の端面に固定すればよい。尚、タッピングネジやリベットで上記のように端板を補助桟部材の端面に固定する際は、連結部材の長さを補助桟部材や桟部材の長さよりも少し短くし、凹部54−1又は54−2の各端部にタッピングネジをねじ込んだり、拡張式リベットの軸部を挿入する空間を形成する。この補助桟部材の交換や、この補助桟部材を連結している連結部材の交換などの際は、タッピングネジや拡張式リベットで固定した端板を段落0013で述べたようにして外せばよい。
【0026】
連結部材30にも踏み面部13を設けてもよい。例えば、図5に示すように、アルミ合金を押出し成形して桟部材と同じ長さに切断した金属型材の連結部材の薄板部31の中央に上面が開放したU形溝部34を上向きに設け、その内部にブラシによって踏み面部が形成された踏み面部材21の基部21′をスライドして嵌め込む。その際、踏み面部材21の長さをU形溝部34よりも少し短くしてU形溝部の両端に踏み面部材が入っていない空間部を形成し、U形溝部の両端のU形空間部34aを工具で挟んで潰し、踏み面部材21がスライドしてU形溝部から抜け出るのを阻止する。上記基部21′は、段落0015で述べたようにU形金属板の間に踏み面部を形成するブラシの下部を挟んで接着などで固定して形成すればよい。そして、U形溝部34の開放した上面には相対向した内向きの突起34′,34′を設け、踏み面部材の基部21′がU形溝部34から上に脱出するのを阻止する。連結部材のU形溝部34に取付ける踏み面部材は踏み面部がブラシで形成されたものであることに限定されないが、このように連結部材にも踏み面部材を取付けることによって靴底からの泥落とし効果が高まる。そして、泥や砂埃などを落とす穴32はU形溝部34の両側の薄板部31に設ける。
【0027】
薄板部31の中央には、U形溝部34と逆に下向きの脚35を設け、脚35の下端はギザギザの踏み面部13にしてある。従って、この連結部材30を、上下を逆にし、薄板部の両側の係合凸部33,33を2本の桟部材の相対向した側壁にある凹部14−1又は14−2にスライドして嵌合し、両桟部材を揺動可能に連結すると、脚35は上に向き、その先端のギザギザの踏み面部は、桟部材の踏み面部と相俟って靴底からの泥落とし効果を高める。
【0028】
ブラシによる踏み面部を上に向けて使用するか、ギザギザの踏み面部を上に向けて使用するかは床マットの使用状況に応じて選択すればよい。図5に示した連結部材30は薄板部31の中央にU形溝部34と脚部35とを直交した十字形に有するため、踏み面部材21を取付けたU形溝部を上に向けるか(図5B)、先端に踏み面部を有する脚35を上に向けるか(図5C)を選択することができるが、薄板部の中央に、U形溝部34を上向きに有し、そのU形溝部にブラシによる踏み面部を有する踏み面部材を取付けた連結部材と、先端に踏み面部13を有する上向きの脚部を有する連結部材とを別々に作り、使い分けて選択してもよい。いずれにしても、薄板部31にはU形溝部34や、脚35の両脇に泥や砂埃を下に落とす穴32を設けておく。桟部材の外側凹部又は内側凹部の端部にタッピングネジをねじ込んだり、拡張式リベットの軸部を挿入して端板を桟部材の両端に固定するときは、この連結部材の長さを桟部材よりも少し短くし、桟部材の外側凹部や内側凹部の端部にタッピングネジをねじ込んだり、上記リベットの軸部を挿入できる空間を生じさせる。
【0029】
上述した図1,図2,図3の桟部材は、床に設けた深さ25mm程度の浅い窪み24(図1C参照)の中に収め、靴底から除いた泥や砂埃などを連結部材30の薄板部31の穴32から窪みの底に落とす床マットに適し、踏み面部13は床の上面から上に少し突出して靴底を擦り、靴底に付着した泥や砂埃などを除く。しかし、図4の補助桟部材50を床マットの前端と、後端の桟部材に連結部材を介して連結することにより床の上に置いても躓くことがない床マットにすることができる。更に、桟部材の高さを15mm程度に低くすると、補助桟部材50を使用することなく床に置いても躓かない床マットを構成することができる。
【0030】
図示の各実施例の桟部材の両側壁に設けた上下の対の凹部は背中合わせの間隔が広い14−1を上、間隔が狭い14−2を下にしたが、逆に間隔が広い14−1を下、間隔が狭い14−2を上にしてもよいと共に、上の凹部と下の凹部を図示のように上下に隣接させず、上下方向に離して設けてもよい。
【0031】
連結部材で連結して組立てた床マットを床に敷く際は、桟部材の床と接触する部分(正立した桟部材の本体の下壁の下面や、両側壁の下端間、或いは倒立した桟部材の下に向いた上壁の下面や、両側壁の上端間)に、図2Dに示したように、合成ゴム、スポンジ材質などで成形した緩衝帯材25を接着などで取付け、靴で踏まれた際にガタ付いて床との接触音が発生したり、床の上をずれ動いたりするのを防止することが好ましい。
【0032】
又、連結部材30の薄板部31の穴32や、補助連結壁19に設ける穴19′の形状は細長いものであることに限定されず、円形、三角形等、任意の形状のものを任意のパターンで配列してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上で明らかなように、本発明による床マットは、多角形状に巻き込むことができるほか、桟部材の両端に取外し可能に取付けた端板が凹部14−1と14−2の対の両端を塞ぐので、凹部にスライドして嵌合した連結部材の係合凸部や、桟部材の保持突起15、U形溝17、コ形保持部20にスライドして保持した踏み面部材の抜け出しを防いで組立状態を維持する。そして、同じ連結部材を使用して隣接した2本の桟部材の隣接間隔を広狭に変化させることができるので、間隔を広くして靴底から除去した泥や砂埃を連結部材にある穴から早く床や、窪みの底に落とすとか、ハイヒール靴の踵底が間隔に落ち込まないように狭くするとか、建物に適したデザインとなるように間隔を或る部分では広く、他の部分では狭くするなど変化をもたせることができる。そして、請求項2により桟部材の上面と下面に異なった踏み面部を設け、どちらの踏み面を上に向けても使用可能にして1つの桟部材を2種類に使用できると共に、上に向いた踏み面部が上面の桟部材と、上に向いた踏み面部が下面の桟部材とを連結部材で連結でき、且つその場合の両桟部材の隣接間隔は、上に向いた踏み面部が上面同志の桟部材を連結した場合の広狭とは異なるその中間になるのでデザインの多様化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は桟部材を連結部材で連結して床マットに組立てゝいる一例の斜視図、(B)は桟部材の隣接間隔を広狭に変化させた状態の正面図、(C)は組立てゝ床の凹部に収めた床マットを巻き上げている状態の説明図。
【図2】(A)、(B)、(C)は正立、倒立のどちらにも使用できる桟部材の断面図、(D)は同上の中央の桟部材を倒立、両側の桟部材を正立して組立てた状態の断面図。
【図3】桟部材の他の一例の断面図。
【図4】補助桟部材の断面図。
【図5】(A)は桟部材を別の連結部材で連結している状態の斜視図、(B)は同上の正面図、(C)は連結部材を、上下逆にした使用状態の説明図。
【符号の説明】
10 桟部材
11 桟部材の本体
12 本体の両側壁
13 踏み面部
14−1 側壁のC形断面の凹部
14−2 側壁のC形断面の凹部
21 踏み面部材
30 連結部材
31 連結部材の薄板部
32 薄板部の穴
33 薄板部の両側の係合凸部
40 端板
41 端板の打込み部
42 タッピングネジやリベット
Claims (2)
- 対向した2つの側壁を有する本体、上記両側壁よりも上に位置して本体に設けられ、靴や足で踏まれる踏み面部、及び上記両側壁に背中合わせに設けられたC形断面の対をなす凹部を備えた桟部材と、穴を有する薄板部、及びこの薄板部の両側に設けられ、前記C形断面の凹部にスライドして揺動可能に嵌合する係合凸部を備えた連結部材と、前記桟部材の両端部に取外し可能に取付けられてC形断面の対をなす凹部の各端部を塞ぐ端板とからなり、前記係合凸部を桟部材の両側壁に背中合わせに設けられたC形断面の凹部にスライドして嵌合し、連結部材を介して桟部材を揺動可能に連結する簀の子形の床マットであって、桟部材の両側壁に背中合わせに設けた対をなすC形断面の凹部を、上下方向に複数対設け、その各対の背中合わせの間隔を違わせたことを特徴とする簀の子形の床マット。
- 請求項1に記載の簀の子形の床マットにおいて、両側壁に設けた背中合わせの上の凹部と、下の凹部との上下方向の中心間の1/2の位置を、側壁の高さの1/2に位置させたことを特徴とする簀の子形の床マット。
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