JP3716381B2 - 梁のたわみを制御するライズ可調節型外側pc鋼材工法及びこの工法に使うpc鋼材の可動支持装置 - Google Patents

梁のたわみを制御するライズ可調節型外側pc鋼材工法及びこの工法に使うpc鋼材の可動支持装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法及びこの工法に使うPC鋼材の可動支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)梁及び床スラブのたわみを制御するために、梁や床スラブ内にPC鋼材を懸垂状に配置し、そのPC鋼材に緊張力を導入する方法がある。
上記方法のたわみを制御する原理を、図6を用いて説明する。
横方向に延びる梁等の横部材1とこの横部材1の両端に剛に結合された縦方向に延びる柱等の縦部材2,2とで架構01が構成され、その横部材1にはその自重、積載荷重等の鉛直荷重が作用しており、横部材1の両端間にPC鋼材3が懸垂状に配置されている。そして、PC鋼材3に緊張力Pが導入されると、横部材1を吊り上げる吊上力Wが発生し、この吊上力Wにより横部材1に作用している自重、積載荷重等の鉛直荷重がキャンセルされ、横部材1のたわみを制御することができる。
なお、懸垂状に配置されたPC鋼材3のその両端の中心を結ぶ直線と懸垂状に配置されたPC鋼材3の中間部分のPC鋼材3の中心との間の横部材の成方向の間隔(寸法)をライズrという。
(2)PC構造物の構築方法において、図7及び図8に示すように、プレテンションまたはポストテンション方式でプレストレスが導入され上面を開口した横断面凹形でその長手方向の中間位置に、PCケーブルの挿通孔を有する少なくとも一個のダイヤフラム6を設けたプレストレストコンクリート梁5を製作し、この梁5を柱7等の取付位置に配設した後、前記横断面凹形の開口内に、前記挿通孔を貫通させてPCケーブル8を懸垂状に配置し、このPCケーブル8に緊張力Pを導入し、このPCケーブル8を緊張状態に維持させ、梁5のたわみを制御する方法も提案(例えば、特許公報第2659329号参照)されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記(1)の方法においは、PC鋼材3が横部材1内に埋設されるため、そのライズrが一定になり、その吊上力Wも一定になって、倉庫等で積載荷重の変動が大きい建物において、そのたわみを適切に制御することが困難である。
(2)のPC構造物の構築方法においては、梁5の横断面凹形の開口内にコンクリートを後打ちしない場合でも、梁5の上側に該梁5と一体にコンクリート造の床スラブ9を形成するため、PCケーブル8が梁5内に配置されて、ライズが一定になり、吊上力も一定になって、倉庫等で積載荷重の変動が大きい建物に適用しても、その梁のたわみを適切に制御することができない。
この発明の解決しようとする課題は、従来技術の上記のような欠点を有しない梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法及びこの工法に使うPC鋼材の可動支持装置を提供すること、換言すると、梁に作用する荷重に応じてPC鋼材のライズを容易に変更できる梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法及びこの工法に使うPC鋼材の可動支持装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法は、間隔をおいて構築された複数本の柱と、各柱間に構築されかつその端が前記柱に結合された梁と、該梁の上側に構築されかつ前記梁に結合された床とを備えた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御する方法において、柱間に位置する梁の中間部分の一方又は両方の側面に、少なくとも一個のPC鋼材の可動支持装置を設け、梁が合されている柱又は該柱の近傍の梁或は床にそれぞれ端固定具を設け、前記可動支持装置はPC鋼材の受け部のあるガイドを備え、前記ガイドは梁の側面に取り付けられた案内部材に案内されて梁の成方向に移動可能になっており、梁の側方に位置する前記ガイド又はその支持部と前記床の下面との間にジャッキを設け、前記ジャッキの作動により前記ガイドのPC鋼材の受け部と前記端固定具のPC鋼材の受け部との梁の成方向の間隔を前記梁に作用する荷重に対応した値に調節して、前記ガイドを梁に対して固定し、PC鋼材の中間の部分を前記ガイドの受け部に係合させかつその端を端固定具の受け部に係合させた状態にして、PC鋼材の端を引っ張ってPC鋼材に緊張力を導入して、PC鋼材の端部を端固定具に適宜のやり方で固定し、前記ジャッキを外さずにPC鋼材に緊張力が導入された状態を維持させることを特徴とするものである。
前記案内部材は、例えば、後記の可動板、該可動板に設けた梁の成方向の案内溝、該案内溝に通された後記梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトにて構成され、可動部材を梁の成方向に案内するものである。
また、この発明の工法においては、梁の成方向に移動可能なガイド又はその支持体と床の下面との間に前記下面に当てた反力板を介してジャッキを設け
なお、梁の側面のPC鋼材の可動支持装置を設ける部分に金属製の滑り板を取り付け、可動支持装置を梁の側面へ取り付け易くする。
【0005】
この発明の前記ライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置は、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置において、PC鋼材のガイドがPC鋼材の受け部を備え、前記ガイド又は該ガイドの支持体に可動部材が取り付けられ、滑り板が梁の側面に取り付け得るようにされ、前記可動部材に梁の成方向の長溝が設けられ、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が床の下面に当てる反力板に取り付けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトが前記滑り板のボルト孔及び可動部材の長溝に通されて、前記可動部材の長溝と前記ボルトとの係合により可動部材が梁の成方向に移動可能に案内され、前記ボルトのねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にされるようになっていることを特徴とするものである。
また、反力板が床の下面に取り付け得るようにされ、かつ滑り板が梁の側面に取り付け得るようにされて、前記反力板と前記滑り板とが一体に結合されていると、可動支持装置は、まとまったものになり、梁の側面への取付が容易になる。
前記PC鋼材の可動支持装置としては、例えば、ガイド又は該ガイドの支持体に可動板が取り付けられ、可動板に案内溝が設けられ、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が床の下面に当てる反力板に取り付けられ、可動板を梁に押し付ける抑え板が設けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトを、可動板の案内溝、抑え板のボルト孔に通し、前記ボルトねじ部にナットがねじ込まれ、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にさるようにする。
PC鋼材の可動支持装置は、通常、柱間に位置する梁の両方の側面の1以上の対応位置にそれぞれ設ける。
【0006】
【実施例】
実施例1は、図1〜図3に示され、この発明の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法を鉄筋コンクリート造の架構10に適用した例である。
図1に示すように、鉄筋コンクリート造の柱11が間隔をおいて複数本構築され、各柱11間に鉄筋コンクリート造の梁12が前記柱11と一体に構築され、前記梁12の上側に鉄筋コンクリート造の床スラブ13が前記梁12と一体に構築されて、架構10が構築されている。
図1及び図2に示すように、柱11間に位置する梁12の両側の側面に、それぞれ4個(複数個)の可動支持装置20を間隔をおいて互いに対応させて配設する。梁12に対応する各柱11の上部に端固定具15を固定する。4個の可動支持装置20及び2個の端固定具15は略懸垂曲線上に位置するように配置する。各可動支持装置20のガイド21の挿通孔(PC鋼材の受け部)21aと端固定具15の挿通孔(PC鋼材の受け部)にPC鋼材(例えば、PC鋼線、PC鋼より線、PC鋼棒)16を挿通し、PC鋼材16に緊張力を導入し、PC鋼材16の端部を端固定具15に適宜のやり方で固定し、PC鋼材16に緊張力が導入された状態を維持させ得るようにする。
【0007】
PC鋼材の可動支持装置20は、図2及び図3に示す構成を有している。
この可動支持装置20は、梁12の両側の互いに対応する位置に同じ構成の可動支持装置を配置し、少なくとも一対のボルトで互いに連結して梁に取り付ける場合に使うようになっている。可動支持装置20のガイド21は、長手方向の挿通孔21aのある短い鋼製の角柱体21aで構成され、この角柱体21aはその両端に短い足21bを備えている。短い足21bの端は略矩形の鋼製の可動板22に溶接等にて接合されている。可動板22の中央には上下方向に延びる案内溝22aが形成されている。角柱体21aの上側に、間隔をおいて1対のジャッキ23,23が配され、各ジャッキ23の下端23aが角柱体21aに結合され、各ジャッキ23の上端23bが鋼製の反力板24に適宜の手段で結合されている。上記ジャッキ23としては、例えば、ねじジャッキを使うが、他の形式のジャッキを使ってもよい。
二つの可動支持装置20,20の各可動板22を平行に配し、各可動板22の外側に少なくとも1対のボルト孔を穿った鋼製の抑え板25を配し、各抑え板25のボルト孔、可動板22の案内溝22a等にボルトbを通し、ボルトbの先のねじ部にナットをねじ込んで、各可動支持装置20を連結して、梁12に取り付け得るようにする。
【0008】
次に、PC鋼材支持装置20の梁12への取付方等を説明する。
架構10の梁12の両側の側面のPC鋼材の可動支持装置20を配設すべき位置に鋼製の滑り板26を固着し、各滑り板26及び梁12に梁の成方向に間隔をおいて少なくとも二つのボルト孔を穿設する。
両側の滑り板26の外側面にそれぞれ可動支持装置20の可動板22及び抑え板25を当て、可動支持装置20の反力板24のボルト孔及び床スラブ13のボルト孔にボルトbを通し、そのボルトbの先のねじ部にナットnをねじ込んで反力板24を床スラブ3に取り付ける。
次に、梁12及び滑り板26のボルト孔、可動板22の案内溝22a及び抑え板25のボルト孔にそれぞれボルトbを通し、これらのボルトbの先のねじ部にナットnをねじ込んで、対の可動支持装置20,20を連結し、それぞれ梁12に固着する。
【0009】
それから、各可動支持装置20のガイド21の挿通孔21aと端固定具15の挿通孔にPC鋼材16を挿通する。そして、各可動支持装置20のガイド21の挿通孔21aの中心軸線と端固定具15の挿通孔の中心軸線との間の梁の成方向の間隔、すなわち、ライズrが、梁12に作用する荷重に対応する位置にない時には、ナットnを弛めて、抑え板25による締め付け解除し、可動板22を移動可能にし、各ジャッキ23を作動させ、可動板22を滑り板26に対してスライドさせて、ガイド21を下方に移動させ或は上方に移動させて、それらのライズが所定の値になるように調節する。それから、ナットnを締め付けて、抑え板25を介して可動板22を滑り板26に押し付けて、各可動支持装置20のガイド21を梁12に対して固定する。その後、PC鋼材16に緊張力を導入し、PC鋼材16の両端の部分を端固定具15に適宜のやり方で固定して、PC鋼材16に緊張力が導入された状態を維持する。
【0010】
そして、梁12に作用する荷重が大きく変化するような場合には、PC鋼材16に導入されていた緊張力を解除し、ナットnを弛めて、抑え板25による締め付け解除し、各ジャッキ23を作動させ、可動板22を滑り板26に対してスライドさせて、ガイド21を下方に移動させ或は上方に移動させて、それらのライズを前記荷重に対応できる値になるように調節する。それから、ナットnを締め付けて、抑え板25を介して可動板22を滑り板26に押し付けて、PC鋼材の可動支持装置20のガイド21を梁12に対して固定する。その後、PC鋼材16に緊張力を導入し、PC鋼材16の端部を端固定具15に適宜のやり方で固定して、PC鋼材16に緊張力が導入された状態を維持する。
実施例1では、ジャッキ23の一方の端をガイド21に取付け、ジャッキ23の他方の端を反力板24に取付けて、ガイド21の梁12の成方向の移動を、ジャッキ23と、ボルト・ナットb・nによる締付とにより阻止するようになっている。ジャッキ23は外さない
【0011】
実施例2は、図4及び図5に示され、実施例1との相違点はPC鋼材の可動支持装置30の構成の相違のみである。
実施例2のPC鋼材の可動支持装置30は、実施例1と同様に、梁12の両側の互いに対応する位置に同じ構成の可動支持装置30を配置し、少なくとも1対のボルトで互いに連結して梁12に取り付ける場合に使うのである。
各可動支持装置30,30のガイド31は、長手方向の挿通孔31aのある短い鋼製の角柱体31aで構成され、この角柱体31aはその両端に短い足31bを備えている。短い足31bの端に大きい矩形の鋼製の可動板32が溶接等にて接合されている。可動板32の中央には上下方向に延びる案内溝32aが形成されている。角柱体31aの上側に、間隔をおいて1対のジャッキ33,33が配され、各ジャッキ33の下端33aが角柱体31aに結合され、各ジャッキ33の上端33bが鋼製の反力板34に適宜の手段で結合されている。反力板34にはこれと直角に可動板32よりも大きい矩形の鋼製の滑り板36が溶接、ねじ止め等にて接合されている。抑え板35のボルト孔の間隔に合わせた間隔をおいて滑り板36の上下方向の中心線上に複数のボルト孔が穿設されている。
上記ジャッキ33としては、例えば、ねじジャッキを使うが、その他の形式のジャッキを使うこともよい。
二つの可動支持装置30,30の可動板32及び滑り板36を平行に配し、抑え板35のボルト孔、滑り板36のボルト孔、案内板32の溝孔32a等にボルトbを通し、ボルトbの先のねじ部にナットをねじ込んで、各可動支持装置30,30を連結して、梁12の側面に取り付け得るようになっている。
【0012】
架構10の梁12の側面のPC鋼材の可動支持装置30を配設すべき位置に上下方向に抑え板35及び滑り板36のボルト孔と同じ間隔をおいて少なくとも二つのボルト孔を穿設し、梁12の両側にそれぞれ可動支持装置30,30を配し、各可動支持装置30の反力板34のボルト孔及び床スラブ3のボルト孔にボルトbを通し、これらのボルトbの先のねじ部にナットnをねじ込んで反力板34を床スラブ3に取り付ける。
次ぎに、梁12のボルト孔、滑り板36のボルト孔、可動板32の案内溝32a及び抑え板35のボルト孔にそれぞれボルトbを通し、ボルトbの先のねじ部にナットnをねじ込んで、対の可動支持装置30,30を連結するとともに、各可動支持装置30のガイド31をそれぞれ梁12に対して固着する。
PC鋼材16の挿通の仕方、PC鋼材16への緊張力の導入の仕方、各可動支持装置30のガイド31の位置、すなわち、ライズの調節の仕方等は実施例1と同じである。
【0013】
【発明の作用効果】
この発明は、特許請求の範囲の欄に記載した構成を備えることにより、次の(イ)〜(ホ)の作用効果を奏する。
(イ)請求項1発明のライズ可調節型外側PC鋼材工法は、間隔をおいて構築された複数本の柱と、各柱間に構築されかつその端が前記柱に結合された梁と、該梁の上側に構築されかつ前記梁に結合された床とを備えた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御する方法において、柱間に位置する梁の中間部分の一方又は両方の側面に、少なくとも一個のPC鋼材の可動支持装置を設け、梁が合されている柱又は該柱の近傍の梁或は床にそれぞれ端固定具を設け、前記可動支持装置はPC鋼材の受け部のあるガイドを備え、前記ガイドは梁の側面に取り付けられた案内部材に案内されて梁の成方向に移動可能になっており、梁の側方に位置する前記ガイド又はその支持部と前記床の下面との間にジャッキを設け、前記ジャッキの作動により前記ガイドのPC鋼材の受け部と前記端固定具のPC鋼材の受け部との梁の成方向の間隔を前記梁に作用する荷重に対応した値に調節して、前記ガイドを梁に対して固定し、PC鋼材の中間の部分を前記ガイドの受け部に係合させかつその端を端固定具の受け部に係合させた状態にして、PC鋼材の端を引っ張ってPC鋼材に緊張力を導入して、PC鋼材の端部を端固定具に適宜のやり方で固定し、前記ジャッキを外さずにPC鋼材に緊張力が導入された状態を維持させるから、次の(1)〜(3)の効果を奏する。
(1)倉庫等のような積載荷重の変動が大きい大スパン構造体の梁(及び床スラブ)のたわみを適切に制御することができ、このことにより構造体の高いグレードの性能を確保でき、構造体の耐久性を向上させることが可能となる。また、リニュアルにより構造体の用途が変更され、積載荷重が増大して、梁(及び床スラブ)のたわみの制御が困難になる場合に、この発明を適用すると、積載荷重の増大に容易に対応することができる。
(2)ジャッキによりガイドの位置の調節が容易になり、かつジャッキの存在によりガイドの梁の成方向への変位を確実に阻止することができる。
(3)PC鋼材の可動支持装置は、柱間に位置する梁の中間部分の一方又は両方の側面に配置され、可動支持装置のガイドは梁の側面に配置された案内部材に沿って梁の成方向に移動可能になっており、梁の側方の前記ガイド又はその支持部と前記床の下面との間にジャッキを設けるから、ジャッキを外さないでPC鋼材に緊張力が導入された状態を維持させるようにしても、可動支持装置のガイド、案内部材、ジャッキ等が梁の下側の空間を狭めることがない。
【0014】
(ロ)請求項2の発明のライズ可調節型外側PC鋼材工法は、間隔をおいて構築された複 数本の柱と、各柱間に構築されかつその端が前記柱に結合された梁と、該梁の上側に構築されかつ前記梁に結合された床とを備えた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御する方法において、柱間に位置する梁の中間部分の一方又は両方の側面に、少なくとも一個のPC鋼材の可動支持装置を取り付け、梁が結合されている柱又は該柱の近傍の梁或は床にそれぞれ端固定具を取り付け、前記可動支持装置は梁の成方向に移動可能なガイドを備え、該ガイド又は該ガイドの支持体と前記床の下面との間に該下面に当てた反力板を介してジャッキが設けられ、ジャッキの作動により前記ガイドのPC鋼材の受け部と前記端固定具のPC鋼材の受け部との梁の成方向の間隔を前記梁に作用する荷重に対応した値に調節して、前記ガイドを梁に対して固定し、前記ガイドの受け部にPC鋼材の中間の部分を係合させかつ前記PC鋼材の端の部分を端固定具の受け部に係合させた状態にして、PC鋼材の端を引っ張ってPC鋼材に緊張力を導入して、PC鋼材の端の部分を端固定具に適宜のやり方で固定し、前記ジャッキを外さずにPC鋼材に緊張力が導入された状態を維持させるから、前記(1)〜(3)の効果を奏し得るだけでなく、次の(4)の効果を奏する。
(4)PC鋼材の可動支持装置のガイド又は該ガイドの支持部と床の下面との間に該下面に当てた反力板を介してジャッキを設け、ジャッキの作動により前記ガイドのPC鋼材の受け部と前記端固定具のPC鋼材の受け部との梁の成方向の間隔を前記梁に作用する荷重に対応した値に調節して、前記ガイドを梁に対して固定して、PC鋼材の端を引っ張ってPC鋼材に緊張力を導入して、PC鋼材の端の部分を端固定具に適宜のやり方で固定し、前記ジャッキを外さずにPC鋼材に緊張力が導入された状態を維持させるから、前記間隔、すなわち、ライズの調節後の前記ガイドの梁への固定力が充分でない場合でも、前記反力板の存在によりジャッキに作用する荷重を床で無理なく受けることができる。
【0015】
)請求項3の発明のPC鋼材の可動支持装置は、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置において、PC鋼材のガイドがPC鋼材の受け部を備え、前記ガイド又は該ガイドの支持体に可動部材が取り付けられ、滑り板が梁の側面に取り付け得るようにされ、前記可動部材に梁の成方向の長溝が設けられ、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が床の下面に当てる反力板に取り付けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトが前記滑り板のボルト孔及び可動部材の長溝に通されて、前記可動部材の長溝と前記ボルトとの係合により可動部材が梁の成方向に移動可能に案内され、前記ボルトのねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にされるから、次の(5)〜(8)の効果を奏する。
(5)PC鋼材の可動支持装置を梁の側面に取り付け、そのジャッキを操作することにより、PC鋼材の受け部のあるガイドを所望位置に容易に位置させることができ、ライズの調節操作が容易になる。また、梁の側面にガイド、可動板、ジャッキ等からなるPC鋼材の可動支持装置が配設されることになるから、可動支持装置の配設により梁の下側の空間が狭められることがない。
(6)ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が床の下面に当てる反力板に取り付けられているため、ジャッキを操作しない限り、ガイドの梁の成方向への変位を確実に阻止することができ、ジャッキに作用する荷重を床で無理なく受けることができる。
(7)可動部材の長溝に通して可動部材を梁の成方向に案内する複数の前記ボルトのねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付けにより可動板が梁の側面に対して固定されるから、可動部材、その長溝及び複数のボルトは、ガイドの案内手段と固定手段とを兼ねることになり、装置の構造が簡単になる。
(8)梁の側面に滑り板を取り付けるため、ガイド又はその支持体に取り付けた可動部材が前記滑り板に接触して梁の成方向へ移動することになり、可動部材等を円滑に移動させ ることができる。
(ニ)請求項4に係る発明のPC鋼材の可動支持装置は、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置において、ガイド又はその支持体に可動板が取り付けられ、可動板に案内溝が設けられ、反力板が床の下面に取り付け得るようにされ、かつ滑り板が梁の側面に取り付け得るようにされて、前記反力板と前記滑り板とが一体に結合されてあり、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が前記反力板に取り付けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトが、滑り板のボルト孔及び可動板の案内溝に通されて、前記可動部材の長溝と前記ボルトとの係合により可動部材が梁の成方向に案内され、前記ボルトのねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にされるから、前記(5)〜(8)の効果を奏することができるだけでなく、次の(9)の効果を奏する。
(9)反力板が床の下面に取り付け得るようにされ、かつ滑り板が梁の側面に取り付け得るようにされて、前記反力板と前記滑り板とが一体に結合されているから、可動支持装置の主な構成要素がひとまとめになり、可動支持装置の梁への取付けが容易になる。
(ホ)請求項5発明のPC鋼材の可動支持装置は、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置において、ガイド又はその支持体に可動板が取り付けられ、可動板に案内溝が設けられ、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が床の下面に当てる反力板に取り付けられ、可動板を梁に押し付ける抑え板が設けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルト、可動板の案内溝、抑え板のボルト孔に通されて、前記ボルトねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にされるから、前記(5)〜(7)の効果を奏することができるだけでなく、次の(10)の効果を奏する。
(10)梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通され複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトを、可動板の案内溝及び抑え板のボルト孔に通して、前記ボルトのねじ部にナットをねじ込んで締め付けると、抑え板が可動板を梁の側面側に押し付けて、可動板が梁に固定され、前記ナットの締付を解除すると、可動板が梁の成方向に移動可能になり、可動板の固定及び該固定の解除を容易に行なうことができ、装置の構造が簡単になり、装置をコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の架構の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法を概略的に示す正面図
【図2】 実施例1の梁の側面に取り付けたPC鋼材の可動支持装置の正面図
【図3】 図2に示すA−A線で横断したPC鋼材の可動支持装置の側面図
【図4】 実施例2の梁の側面に取り付けたPC鋼材の可動支持装置の正面図
【図5】 図4に示すB−B線で横断したPC鋼材の可動支持装置の側面図
【図6】 従来の鉄筋コンクリート造の梁にPC鋼材を懸垂状に埋込み、そのPC鋼材を緊張力が導入された状態に維持してたわみを制御する原理を示す説明図
【図7】 従来の鉄筋コンクリート造の横断面凹形の梁中にPC鋼材を懸垂状に配置し、そのPC鋼材を緊張力が導入された状態に維持してそのたわみを制御するようにした構造物の正面図
【図8】 図に示す構造物の梁をそのC−C線で横断した側面図
【符号の説明】
10 鉄筋コンクリート造の架構
11 柱
12 梁
13 床
15 端固定具
16 PC鋼材
20,30 PC鋼材の可動支持装置
21,31 ガイド
21a,31a 角柱体
21a,31a 挿通孔(受け部)
21b,31b 足
22,32 可動板
22a,32a 案内溝
23,33 ジャッキ
24,34 反力板
25,35 抑え板
26,36 滑り板
〜b ボルト
〜n ナット

Claims (5)

  1. 間隔をおいて構築された複数本の柱と、各柱間に構築されかつその端が前記柱に結合された梁と、該梁の上側に構築されかつ前記梁に結合された床とを備えた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御する方法において、柱間に位置する梁の中間部分の一方又は両方の側面に、少なくとも一個のPC鋼材の可動支持装置を設け、梁が合されている柱又は該柱の近傍の梁或は床にそれぞれ端固定具を設け、前記可動支持装置はPC鋼材の受け部のあるガイドを備え、前記ガイドは梁の側面に取り付けられた案内部材に案内されて梁の成方向に移動可能になっており、梁の側方に位置する前記ガイド又はその支持部と前記床の下面との間にジャッキを設け、前記ジャッキの作動により前記ガイドのPC鋼材の受け部と前記端固定具のPC鋼材の受け部との梁の成方向の間隔を前記梁に作用する荷重に対応した値に調節して、前記ガイドを梁に対して固定し、PC鋼材の中間の部分を前記ガイドの受け部に係合させかつその端を端固定具の受け部に係合させた状態にして、PC鋼材の端を引っ張ってPC鋼材に緊張力を導入して、PC鋼材の端部を端固定具に適宜のやり方で固定し、前記ジャッキを外さずにPC鋼材に緊張力が導入された状態を維持させることを特徴とする梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法。
  2. 間隔をおいて構築された複数本の柱と、各柱間に構築されかつその端が前記柱に結合された梁と、該梁の上側に構築されかつ前記梁に結合された床とを備えた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のわみ制御する方法において、柱間に位置する梁の中間部分の一方又は両方の側面に、少なくとも一個のPC鋼材の可動支持装置を取り付け、梁が合されている柱又は該柱の近傍の梁或は床にそれぞれ端固定具を取り付け、前記可動支持装置梁の成方向に移動可能なガイドを備え、該ガイド又は該ガイドの支持体と前記床の下面との間に該下面に当てた反力板を介してジャッキが設けられ、ジャッキの作動により前記ガイドのPC鋼材の受け部と前記端固定具のPC鋼材の受け部との梁の成方向の間隔を前記梁に作用する荷重に対応した値に調節して、前記ガイドを梁に対して固定し、前記ガイドの受け部にPC鋼材の中間の部分を係合させかつ前記PC鋼材の端の部分を端固定具の受け部に係合させた状態にして、PC鋼材の端を引っ張ってPC鋼材に緊張力を導入して、PC鋼材の端の部分を端固定具に適宜のやり方で固定し、前記ジャッキを外さずにPC鋼材に緊張力が導入された状態を維持させることを特徴とする梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法。
  3. 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置において、PC鋼材のガイドがPC鋼材の受け部を備え、前記ガイド又は該ガイドの支持体に可動部材が取り付けられ、滑り板が梁の側面に取り付け得るようにされ、前記可動部材に梁の成方向の長溝が設けられ、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が床の下面に当てる反力板に取り付けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトが前記滑り板のボルト孔及び可動部材の長溝に通されて、前記可動部材の長溝と前記ボルトとの係合により可動部材が梁の成方向に移動可能に案内され、前記ボルトのねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にされるようになっていることを特徴とする梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置。
  4. 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置において、ガイド又はその支持体に可動板が取り付けられ、可動板に案内溝が設けられ、反力板が床の下面に取り付け得るようにされ、かつ滑り板が梁の側面に取り付け得るようにされて、前記反 力板と前記滑り板とが一体に結合されてあり、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が前記反力板に取り付けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルトが、滑り板のボルト孔及び可動板の案内溝に通されて、前記可動部材の長溝と前記ボルトとの係合により可動部材が梁の成方向に案内され、前記ボルトのねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にされるようになっていることを特徴とするた梁のたわみを制御するライズ可調節型アウトケーブル工法に使うPC鋼材支持装置。
  5. 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体の梁のたわみを制御するライズ可調節型外側PC鋼材工法に使うPC鋼材の可動支持装置において、ガイド又はその支持体に可動板が取り付けられ、可動板に案内溝が設けられ、前記ガイド又はその支持体にジャッキの一方の側の端が取り付けられ、ジャッキの他方の端が床の下面に当てる反力板に取り付けられ、可動板を梁に押し付ける抑え板が設けられ、梁の成方向に間隔をおいて穿たれた複数のボルト孔に通される複数のボルト又は梁の成方向に間隔をおいて植設される複数のボルト、可動板の案内溝、抑え板のボルト孔に通されて、前記ボルトねじ部にナットがねじ込まれて、該ナットの締付により可動板が梁の側面に対して固定され又は該ナットの締付の解除により可動板が梁の成方向に移動可能にされるようになっていることを特徴とするた梁のたわみを制御するライズ可調節型アウトケーブル工法に使うPC鋼材支持装置。
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