JP3716202B2 - 携帯電話装置および携帯電話装置の操作補助部材 - Google Patents

携帯電話装置および携帯電話装置の操作補助部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話装置、および携帯電話装置の操作性を向上させる携帯電話装置の操作補助部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話装置は、通話のためだけでなく携帯情報端末としても用いられるようになった。例えば、インターネットを介して取得した情報の閲覧、ゲーム、電子メールの送受信等の用途にも用いられるようになった。これらの用途に携帯電話装置を使用する場合、使用者は携帯電話装置に設けられたキーを操作する。
【0003】
図12は、従来の携帯電話装置のキーを操作する様子を示す説明図である。携帯電話装置は片手で持てる大きさなので、操作者は片手で携帯電話装置を持ち、親指の先端付近で各キーを押下して操作することが多い。図12(a)は、親指側のキーを押下する様子を示し、図12(b)は、親指から遠い位置にあるキーを押下する様子を示す。
【0004】
携帯電話装置は、携帯性向上のため小型軽量化が図られ、幅のサイズも小さくなっている。その結果、操作者は、親指以外の指で携帯電話装置を支え、押下するキーの位置に応じて、手を開いたり閉じたりし、また、親指を曲げたり伸ばしたりして各キーを押下していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、親指以外の指で携帯電話装置を支えると、携帯電話装置の保持が不安定になり、キーを押下しにくいという問題があった。特に、親指の動きが不自然になるため、親指にかかる負担が大きく、疲労やストレスを感じる場合があった。
【0006】
本発明は、安定して保持することができる携帯電話装置、および携帯電話装置を保持しやすくし、疲労を感じさせないようにする携帯電話装置の操作補助部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯電話装置は、キーが配置されるケース体と、一端がケース体の近傍に配置される棒部材と、棒部材の他端がケース体の側面から離れた状態を維持するように、棒部材に力を加えるばね部材とを備え、棒部材は、棒部材の内部を摺動することによって棒部材から突き出る部分の長さが変化する延長部材を備えたことを特徴とする。
【0008】
のような構成によれば、携帯電話装置を保持しやすい長さに棒部材を調整することができる。
【0009】
弾性体によって形成され、棒部材の一端を支持する棒部材支持部を備え、棒部材支持部とケース体とが嵌合してもよい。
【0010】
ばね部材は、コイルばねであり、ばね部材の一端が棒部材の一端の内部に挿入され、ばね部材の他端がケース体に固定されてもよい。
【0011】
ケース体は、円柱状の軸を有し、棒部材は、一端にリング型の部材を有し、棒部材は、リング型の部材に軸が通されることによってケース体に支持されるようにしてもよい。
【0012】
棒部材は、外周に突起を備え、ばね部材は、コイルばねであり、ばね部材の一端が突起に押し当てられ、ばね部材の他端がケース体に固定されてもよい。
【0013】
また、本発明による携帯電話装置は、キーが配置されるケース体と、一端が鈎型に湾曲した棒部材と、棒部材の一端が取り付けられる板部材とを備え、ケース体は、板部材と嵌合するケース体嵌合部を備え、板部材は、ケース体と嵌合する板部材嵌合部を備え、携帯電話装置の長手方向に摺動し、棒部材は、変形すると元の形状に回復しようとすることを特徴とする。
【0014】
のような構成によれば、携帯電話装置を保持しやすい位置に棒部材を移動させることができる。
【0015】
ケース体は、棒部材を引っかけることによって、棒部材をケース体の近傍に固定するフック部を備えていることが好ましい。そのような構成によれば、携帯電話装置を使用しないときであっても、棒部材が邪魔にならないようにすることができる。
【0017】
また、本発明による携帯電話装置の操作補助部材は、携帯電話装置を保持しやすくするために携帯電話装置のケース体に取り付けられる携帯電話装置の操作補助装置であって、一端を中心に回転するように移動する棒部材と、棒部材の位置を一定に維持するように、棒部材に力を加えるばね部材とを備え、棒部材は、棒部材の内部を摺動することによって棒部材から突き出る部分の長さが変化する延長部材を備えたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明による携帯電話装置の操作補助部材は、携帯電話装置を保持しやすくするために鈎部材を備える携帯電話装置のケース体に取り付けられる携帯電話装置の操作補助装置であって、一端が鈎型に湾曲した棒部材と、棒部材の一端が取り付けられる板部材とを備え、板部材は、ケース体の鈎部材と嵌合する板部材嵌合部を備え、板部材嵌合部は、所定の方向に延びる溝であり、棒部材は、変形すると元の形状に回復しようとすることを特徴とする。
【0019】
のような構成によれば、所定の方向に板部材を摺動させることができ、携帯電話装置を保持しやすい位置に棒部材を移動させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態を示す外観図である。操作補助部材2は、キーが配置された携帯電話装置1のケース体の側面に設けられる。ケース体とは、携帯電話装置の筐体である。操作補助部材2が設けられる側面は、操作時に携帯電話装置1を保持する手の親指側の側面である。すなわち、操作補助部材2は、操作者が携帯電話装置1の背面(キー120が設けられた面の反対側の面)に触れるようにして携帯電話装置1を保持したときに親指側を向く側面に設けられる。以下、右手で携帯電話装置を操作する者を対象に、操作補助部材2が設けられる場合を例に説明する。
【0023】
操作補助部材2は、アーム(棒部材)3と、アーム3を支持するアーム支持部(棒部材支持部)5とを備える。アーム3は中空になっていて、アーム3の内側を摺動する延長部材4を備える。延長部材4は、アーム3の内部を摺動することによってアーム3から突き出る部分の長さが変化する。すなわち、アーム3は、延長部材4が内側を摺動することによって伸縮する構成である。アーム3と延長部材4は、例えば、金属や樹脂等の材料によって形成される。本例に示すアーム3は、一つの延長部材4を備える二段階の構成である。さらに、延長部材4の内部を摺動する他の延長部材を備え、各延長部材が摺動することによって伸縮する三段階以上の構成であってもよい。
【0024】
アーム支持部5は、ゴム等の弾性体によって形成される。したがって、アーム3に力が加えられるとアーム支持部5は変形し、アーム3は、アーム支持部5を中心に回転するように移動する。以下、操作補助部材2が取り付けられる側面121とアーム3とが平行になっていない状態を「開いた状態」と記す。また、アーム3と側面121とが平行になっている状態を「閉じた状態」と記す。後述するように、アーム3には、コイルばねによって、開いた状態を維持する力が加えられる。操作者がアーム3に力を加えなければ、アーム3はコイルばねの力によって、図1に示すような開いた状態になる。
【0025】
一方、操作者がアーム3を側面121に近づけるように力を加えると、アーム3はアーム支持部5を中心にして側面121方向に回転する。ケース体の側面121に設けられたフック6は、アーム3を引っかけて固定し、閉じた状態を維持する。すなわち、アーム3が携帯電話装置の近傍に配置される状態を維持する。図2は、アーム3がフック6によって固定された状態を示す外観図である。
【0026】
操作時にはアーム3をフック6から外し、アーム3が開いた状態で携帯電話装置1を操作する。携帯電話装置1を使用しないときには、アーム3をフック6に固定する。アーム3をフック6に固定することで、携帯電話装置1を収納する時にアーム3が邪魔にならないようにすることができる。
【0027】
図3は、アーム支持部5にアーム3が取り付けられる状態を示す説明図である。図3では、アーム支持部5とアーム3を断面図として示し、断面の切り口部分のみを斜線で示す。アーム支持部5は、アーム3を挿入する挿入口11を有する。アーム3は、挿入口11に挿入され、接着剤等によってアーム支持部5に取り付けられる。
【0028】
アーム支持部5は、挿入口11に通じる中空部14を有するように形成される。また、挿入口11に挿入されるアーム3の先端には、穴15が設けられる。アーム支持部5の中空部14には、コイルばね21の一端21aが入れられ、さらに一端21aは、アーム3の穴15に挿入される。このように、アーム支持部5に取り付けられたアーム3には、コイルばね21の一端21aが挿入される。そして、コイルばね21はアーム3の内側から力を加え、開いた状態を維持しようとする。なお、コイルばね21の他端21bは、携帯電話装置1のケース体内部で固定される。
【0029】
また、アーム支持部5は、第一の凹部12および第二の凹部13を有するように形成される。携帯電話装置1のケース体には、第一の凹部12および第二の凹部13に対応する凸部が設けられる。第一の凹部12および第二の凹部13とケース体の凸部とが嵌合することによって、アーム支持部5はケース体に取り付けられる。
【0030】
図4は、操作補助部材2が取り付けられた携帯電話装置1の取付部分の断面図である。図4に示すように、操作補助部材2の第一の凹部12および第二の凹部13が、携帯電話装置1のケース体の凸部に嵌合して、アーム支持部5はケース体に取り付けられる。また、携帯電話装置1の内側から、コイルばね21の一端21aが、アーム支持部5に取り付けられたアーム3の穴15に挿入される。
【0031】
携帯電話装置1の内部には、L字型に折れ曲がったL字型突起16が設けられる。コイルばね21の他端21bは、L字型突起16に引っかかることによって固定される。この結果、一端21aはアーム3に力を加え、開いた状態を維持しようとする。
【0032】
次に、操作補助部材2が取り付けられた場合の携帯電話装置1の操作について説明する。図5は、操作補助部材2が取り付けられた状態でキーを操作する様子を示す説明図である。図5(a)は、親指側のキーを押下する様子を示し、図5(b)は、親指から遠い位置にあるキーを押下する様子を示す。操作者は、親指以外の指で携帯電話装置1のケース体を支えるとともに、親指と人差し指との間にアーム3を添える。そして、アーム3が親指と人差し指との間に押し当てられた状態で、親指を動かしてキーを押下する。親指から遠い位置にあるキーを押下する場合、アーム3が側面121に押されるが、アーム3はコイルばねの力によって親指の付け根付近を押し戻そうとする。このように、アーム3は、親指の付け根付近がキーに近づきすぎないようにする。
【0033】
このように操作補助部材2を取り付けることによって、親指以外の指だけでなく、手の広い範囲で携帯電話装置1を支えられるようになる。したがって、操作時に携帯電話装置1を安定に保持できるようになり、キーを押下しやすくなる。また、親指の付け根とキーとの間が近づきすぎないように、アーム3によって力が加えられる。そのため、親指の付け根とキーボタンの位置がほぼ一定に保たれ、親指が不自然な動きをすることを防止できる。この結果、操作者が疲労やストレスを感じることもなくなる。
【0034】
また、アーム3は、延長部材4によって伸縮する。そのため、操作者は、携帯電話装置1を保持しやすい長さにアーム3を調整することができる。
【0035】
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。
本例の操作補助部材は、アーム支持部が変形してアームを回転させるのではなく、軸をを中心にアームを回転させるものである。図6は、携帯電話装置1のケース体うち、操作補助部材を取り付ける部分の断面図である。図7は、軸にアームおよびコイルばねが取り付けられる状態を示す説明図である。
【0036】
図6に示すように、ケース体には、アームの回転軸となる円柱状の軸31が設けられる。また、ケース体の内部には、L字型に折れ曲がったL字型突起16が設けられる。
【0037】
本例に用いられるアーム(棒部材)41は、一端に軸31を挿入するリング型の部材(以下、単にリングと記す。)42を備える。リング42の内径は、軸31の直径と等しくなるように定められる。なお、アーム41の内部は中空になっていて、第一の実施の形態に示すアーム3と同様に、延長部材(図7において図示せず。)を備える。
【0038】
また、コイルばね21の内径は、軸31の直径と等しくなるように定められる。リング42およびコイルばね21には、軸31が挿入される。アーム41は、外周に突起43を有するように形成され、突起43にはコイルばね21の一端21aが押し当てられる。
【0039】
図8は、リング42およびコイルばね21に軸31を挿入することによって、アーム41とコイルばね21をケース体に取り付けたときの断面図である。コイルばね21の他端21bは、L字型突起16によって固定される。この結果、一端21aは突起43に力を加え、開いた状態を維持しようとする。
【0040】
アーム41を閉じるように力を加えると、アーム41は閉じた状態になる。ケース体は、第一の実施の形態と同様にフック(図8において図示せず。)を備え、閉じた状態を維持できるようにする。
【0041】
本例における操作は、第一の実施の形態と同様である。操作時にコイルばね21が突起43に力を加え、開いた状態を維持しようとする。したがって、第一の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、アーム41は、延長部材によって伸縮する構成であるので、携帯電話装置を保持しやすい長さに調整することができる。
【0042】
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。
図9(a)は、本例の操作補助部材の外観図である。操作補助部材51は、アーム(棒部材)52と、金属板(板部材)53とを備える。アーム52は、弾力性を有する材料によって形成する。例えば、ばね用のステンレス鋼によって形成する。また、アーム52は、一本の棒状体の一端が鈎型に湾曲した形状になるように形成する。アーム52の湾曲した一端は、金属板53に固定される。例えば、溶接によって固定される。
【0043】
金属板53は、携帯電話装置1の側面121に収まる形状であり、側面121に接するように取り付けられる。そして、金属板53には、所定の方向に延びる溝(板部材嵌合部)54が設けられる。溝54は、金属板54が側面121に取り付けられた状態で、側面121の長手方向と平行となる方向に延びるように設けられる。
【0044】
携帯電話装置1の側面121には、鈎部材(ケース体嵌合部)55a,55bが設けられる。図10は鈎部材55aの形状を示す斜視図である。鈎部材55aは、L字型に曲がった形状をしており、その先端には、鈎状の突起56が設けられている。鈎部材55bは、鈎部材55aと同様の形状である。金属板53は、溝54と鈎部材55a,55bの突起56とが嵌合することによって、側面121に取り付けられる。
【0045】
図9(b)は、操作補助部材51が携帯電話装置1に取り付けられたときの外観図である。溝54は、側面121の長手方向と平行になるように設けられているので、金属板53は、鈎部材55a,55bに引っかけられた状態で、側面121上を摺動する。
【0046】
アーム52は、操作者によって側面121方向に押されると、閉じた状態に変形し、力が解放されると元の形状に戻る。側面121にはフック6が設けられ、アーム52を閉じた状態に維持することができる。
【0047】
操作者が、キー操作を行う場合には、操作補助部材51が取り付けられた状態で手に保持する。上述の第一、第二の実施の形態と同様、親指以外の指で携帯電話装置1のケース体を支えるとともに、親指と人差し指との間にアーム52を添える。そして、アーム52が親指と人差し指の間に押し当てられた状態で親指を動かしてキーを押下する。アーム52は、側面121側に押されると変形する。このとき、アーム52は元の形状に回復しようとし、この結果、親指の付け根付近を押し戻そうとする。
【0048】
従って、第一、第二の実施の形態と同様、手の広い範囲で携帯電話装置を保持できるようになる。また、親指の付け根とキーとの間が近づきすぎないように、アーム52によって力が加えられ、親指が不自然な動きをすることを防止できる。この結果、操作者が疲労やストレスを感じなくなる。
【0049】
また、第三の実施の形態では、金属板53は、図9(b)に示すように側面121上を摺動できる。そのため、操作者は、携帯電話装置1を保持しやすい位置にアーム52を移動させることができる。
【0050】
携帯電話装置を使用しないときには、操作補助部材51を鈎部材55a,55bから外しておけばよい。あるいは、アーム52をフック6に固定しておいてもよい。
【0051】
次に、本発明の第四の実施の形態について説明する。
図11は、本例の操作補助部材の外観図である。操作補助部材61は、塊状の形状であり、軟質の弾性体によって形成される。例えば、ゴムやスポンジによって形成される。操作補助部材61は、面ファスナ64等によって側面121に取り付けられる。そして、操作補助部材61は、携帯電話装置1が親指以外の指で支持され、携帯電話装置のキーが親指によって押下される場合に、掌の一部に接触するように形成される。例えば、携帯電話装置1が親指以外の指によって支持されたときに、側面121との接触面62の反対側が掌の中央に位置するように形成される。ただし、接触面62を底面とした場合の操作補助部材61の高さは均一である必要はなく、キー120を操作する親指によって包み込まれる部分が掌の中央に位置するように形成すればよい。すなわち、図11に示すように、キー120の近辺における高さと、表示部131の近辺における高さが異なっていてもよい。
【0052】
なお、面ファスナとしては、マジックテープ(登録商標)等がある。
【0053】
操作者は、親指以外の指で携帯電話装置1のケース体を支えるとともに、掌の一部で操作補助部材61を支える。そして、親指で操作補助部材61を包み込むようにした状態でキー120を押下する。親指から遠い位置にあるキーを押下する場合、操作補助部材61は押し込まれて変形する。このとき、操作補助部材61は弾性体であるので、元の形状に回復しようとする。この結果、操作補助部材61は、親指の付け根付近をキーの反対方向に押し戻そうとする。このように、操作補助部材61は、親指の付け根付近がキー120に近づきすぎないようにする。
【0054】
このように、操作補助部材61が取り付けられた携帯電話装置1を、親指以外の指と掌を用いて支えるので、安定に保持することができる。また、親指の付け根とキーとの間が近づきすぎないように、操作補助部材61によって力が加えられ、親指が不自然な動きをすることを防止できる。この結果、操作者が疲労やストレスを感じなくなる。さらに、操作補助部材61の材料としてゴムやスポンジ等の弾性体を用いれば、操作補助部材61を安価に形成することができる。
【0055】
第四の実施の形態において、操作補助部材61を側面121に取り付ける手段は、面ファスナに限定されない。例えば、操作補助部材61にネジを通すための穴を設け、ネジによって携帯電話装置1に取り付けられてもよい。あるいは、バンド等によって携帯電話装置1と束ねられて固定されてもよい。面ファスナ、ネジ、バンドのいずれを用いても、操作補助部材61を携帯電話装置1から着脱可能とすることができる。また、着脱可能とせずに、接着剤等によって固着させてもよい。
【0056】
また、本例では、操作補助部材61をゴムやスポンジ等の弾性体で形成する場合について説明したが、操作補助部材61は、気体(例えば、空気)が注入されることによって形状を維持する袋として形成されてもよい。この場合、操作補助部材61は、ゴムやビニールによって形成し、風船のように気体を注入して形状を維持させる。また、操作補助部材61に、弁部を設け、気体を出し入れできるようにする。このような構成とすれば、携帯電話装置1から取り外したときには空気を抜いて小さく畳むことができる。
【0057】
気体が注入される袋として形成する場合であっても、上述の場合と同様に、面ファスナ、ネジ、バンド等によって取り付けられる。ネジによって取り付ける場合には、袋にネジを通すためのへりを設ければよい。また、接着剤等によって固着させてもよい。
【0058】
第四の実施の形態に示す発明は、以下のような携帯電話装置の操作補助部材であってもよい。
【0059】
弾性体によって形成される携帯電話装置の操作補助部材であってもよい。
【0060】
気体が注入されることによって形状を維持する袋として形成される携帯電話装置の操作補助部材であってもよい。
【0061】
面ファスナによって携帯電話装置に取り付けられる携帯電話装置の操作補助部材であってもよい。
【0062】
ネジによって携帯電話装置に取り付けられる携帯電話装置の操作補助部材であってもよい。
【0063】
バンドによって携帯電話装置と束ねられる携帯電話装置の操作補助部材であってもよい。
【0064】
携帯電話装置に固着される携帯電話装置の操作補助部材であってもよい。
【0065】
上記の各例では、右手で携帯電話装置を操作する者を対象にして操作補助部材が設けられる場合を説明した。左手で携帯電話装置を操作する者を対象にする場合には、反対側の側面に操作補助部材を設ければよい。
【0066】
【発明の効果】
本発明の携帯電話装置によれば、キーが配置されるケース体と、一端がケース体の近傍に配置される棒部材と、棒部材の他端がケース体の側面から離れた状態を維持するように、棒部材に力を加えるばね部材とを備え、棒部材は、棒部材の内部を摺動することによって棒部材から突き出る部分の長さが変化する延長部材を備えている。従って、親指以外の指だけでなく、手の広い範囲で携帯電話装置を支えることができ、携帯電話装置を安定に保持できる。また、親指の付け根とキーとの間が近づきすぎないように力が加えられ、親指が不自然な動きをすることを防止できる。この結果、操作者が疲労やストレスを感じなくなる。
【0067】
また、本発明の携帯電話装置によれば、キーが配置されるケース体と、一端が鈎型に湾曲した棒部材と、棒部材の一端が取り付けられる板部材とを備え、ケース体は、板部材と嵌合するケース体嵌合部を備え、板部材は、ケース体と嵌合する板部材嵌合部を備え、携帯電話装置の長手方向に摺動し、棒部材は、変形すると元の形状に回復しようとする。従って、親指以外の指だけでなく、手の広い範囲で携帯電話装置を支えることができ、携帯電話装置を安定に保持できる。また、親指の付け根とキーとの間が近づきすぎないように力が加えられ、親指が不自然な動きをすることを防止できる。この結果、操作者が疲労やストレスを感じなくなる。
【0069】
また、本発明の携帯電話装置の操作補助部材は、携帯電話装置を保持しやすくするために携帯電話装置のケース体に取り付けられる携帯電話装置の操作補助装置であり、一端を中心に回転するように移動する棒部材と、棒部材の位置を一定に維持するように、棒部材に力を加えるばね部材とを備え、棒部材は、棒部材の内部を摺動することによって棒部材から突き出る部分の長さが変化する延長部材を備えている。従って、親指以外の指だけでなく、手の広い範囲で携帯電話装置を支えることができ、携帯電話装置を安定に保持できる。また、親指の付け根とキーとの間が近づきすぎないように力が加えられ、親指が不自然な動きをすることを防止できる。この結果、操作者が疲労やストレスを感じなくなる。
【0070】
また、本発明の携帯電話装置の操作補助部材は、携帯電話装置を保持しやすくするために鈎部材を備える携帯電話装置のケース体に取り付けられる携帯電話装置の操作補助装置であり、一端が鈎型に湾曲した棒部材と、棒部材の一端が取り付けられる板部材とを備え、板部材は、ケース体の鈎部材と嵌合する板部材嵌合部を備え、板部材嵌合部は、所定の方向に延びる溝であり、棒部材は、変形すると元の形状に回復しようとする。従って、親指以外の指だけでなく、手の広い範囲で携帯電話装置を支えることができ、携帯電話装置を安定に保持できる。また、親指の付け根とキーとの間が近づきすぎないように力が加えられ、親指が不自然な動きをすることを防止できる。この結果、操作者が疲労やストレスを感じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態を示す外観図である。
【図2】 アームがフックによって固定された状態を示す外観図である。
【図3】 アーム支持部にアームが取り付けられる状態を示す説明図である。
【図4】 操作補助部材の取付部分の断面図である。
【図5】 操作補助部材が取り付けられた状態でキーを操作する様子を示す説明図である。
【図6】 本発明の第二の実施の形態による操作補助部材が取り付けられるケース体の断面図である。
【図7】 軸にアームおよびコイルばねが取り付けられる状態を示す説明図である。
【図8】 操作補助部材の取付部分の断面図である。
【図9】 本発明の第三の実施の形態を示す外観図である。
【図10】 鈎部材の形状を示す斜視図である。
【図11】 本発明の第四の実施の形態を示す外観図である。
【図12】 従来の携帯電話装置のキーを操作する様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 携帯電話装置
2 操作補助部材
3 アーム
4 延長部材
5 アーム支持部
6 フック
11 挿入口
12 第一の凹部
13 第二の凹部
15 穴
16 L字型突起
21 コイルばね

Claims (9)

  1. キーが配置されるケース体と、
    一端がケース体の近傍に配置される棒部材と、
    棒部材の他端がケース体の側面から離れた状態を維持するように、棒部材に力を加えるばね部材とを備え、
    棒部材は、棒部材の内部を摺動することによって棒部材から突き出る部分の長さが変化する延長部材を備えた
    ことを特徴とする携帯電話装置。
  2. 弾性体によって形成され、棒部材の一端を支持する棒部材支持部を備え、棒部材支持部とケース体とが嵌合する請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. ばね部材は、コイルばねであり、ばね部材の一端が棒部材の一端の内部に挿入され、ばね部材の他端がケース体に固定される請求項1または請求項2に記載の携帯電話装置。
  4. ケース体は、円柱状の軸を有し、
    棒部材は、一端にリング型の部材を有し、
    棒部材は、リング型の部材に前記軸が通されることによってケース体に支持される請求項1に記載の携帯電話装置。
  5. 棒部材は、外周に突起を備え、
    ばね部材は、コイルばねであり、ばね部材の一端が前記突起に押し当てられ、ばね部材の他端がケース体に固定される請求項1または請求項4に記載の携帯電話装置。
  6. キーが配置されるケース体と、
    一端が鈎型に湾曲した棒部材と、
    前記棒部材の一端が取り付けられる板部材とを備え、
    ケース体は、板部材と嵌合するケース体嵌合部を備え、
    板部材は、ケース体と嵌合する板部材嵌合部を備え、携帯電話装置の長手方向に摺動し、
    棒部材は、変形すると元の形状に回復しようとする
    ことを特徴とする携帯電話装置。
  7. ケース体は、棒部材を引っかけることによって、棒部材をケース体の近傍に固定するフック部を備えた請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の携帯電話装置
  8. 携帯電話装置を保持しやすくするために携帯電話装置のケース体に取り付けられる携帯電話装置の操作補助装置であって、
    一端を中心に回転するように移動する棒部材と、
    棒部材の位置を一定に維持するように、棒部材に力を加えるばね部材とを備え、
    棒部材は、棒部材の内部を摺動することによって棒部材から突き出る部分の長さが変化する延長部材を備えた
    ことを特徴とする携帯電話装置の操作補助部材。
  9. 携帯電話装置を保持しやすくするために鈎部材を備える携帯電話装置のケース体に取り付けられる携帯電話装置の操作補助装置であって、
    一端が鈎型に湾曲した棒部材と、
    前記棒部材の一端が取り付けられる板部材とを備え、
    板部材は、ケース体の鈎部材と嵌合する板部材嵌合部を備え、
    板部材嵌合部は、所定の方向に延びる溝であり、
    棒部材は、変形すると元の形状に回復しようとする
    ことを特徴とする携帯電話装置の操作補助装置。
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