JP3094180U - 移動通信機器のヒンジ装置 - Google Patents

移動通信機器のヒンジ装置

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JP3094180U JP2002007374U JP2002007374U JP3094180U JP 3094180 U JP3094180 U JP 3094180U JP 2002007374 U JP2002007374 U JP 2002007374U JP 2002007374 U JP2002007374 U JP 2002007374U JP 3094180 U JP3094180 U JP 3094180U
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Inventor
安太郎 清水
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国上精機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒンジ装置の構造が簡単で、コストダウンを図
ることができるとともに、軽量化が得られる移動通信機
器のヒンジ装置を提供することにある。 【解決手段】機器本体10側に設けられヒンジ軸80の
軸方向に突出する係合凸部61を有する合成樹脂材料か
らなる固定部材60と、カバー20側に設けられヒンジ
軸80の軸方向に移動自在であると共に、固定部材60
の係合凸部61と係合する凹部51aと凸部51bを周
方向に交互に形成したカム面50aを有する合成樹脂材
料からなるカム部材50と、カバー20側に設けられカ
ム部材50を固定部材60側に弾性的に押圧し、係合凸
部61とカム面50aとを弾性的に接合する付勢ばね7
0とを具備した移動通信機器のヒンジ装置にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、携帯電話、PHS、PDA、パソコン等の移動通信機器 のヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、携帯電話について説明すると、携帯電話は、通信機器を内蔵し、表面 にキーボードを有する機器本体と、この機器本体に対して開閉自在に枢支された 表示部を有するカバーとを備えている。そして、使用時にはカバーを開状態とし てキーボードを操作したり、表示部に表示される情報を得ることができ、不使用 時にはカバーを閉状態とすることで、キーボード及び表示部を保護することがで きるようになっている。
【0003】 従って、機器本体とカバーとの枢支部にはヒンジ軸を有するヒンジ装置が設け られ、片手で持ちながら手指の操作によってカバーを開閉でき、しかも開閉の節 度感を持たせるためにカム面を有するカム部材と、カム面に接合するピンを備え 、カバーの開閉に伴ってピンがカム面を摺動するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のヒンジ装置は、ヒンジ軸がカバーのヒンジ部に対応した 形状で、カバーのハウジングに内蔵された構造であり、部品点数が多く、重量が 増すと共に組立てが面倒であることから、コストアップの原因となっている。
【0005】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 構造的に簡単で組立作業性の向上を図り、軽量化とコストダウンを図ることがで きる移動通信機器のヒンジ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、前記目的を達成するために、機器本体と、この機器本体に回動自 在に枢支され機器本体の表面を開閉するカバーと、前記機器本体とカバーとを枢 支するヒンジ軸を有し、前記カバーを開状態及び閉状態に保持する移動通信機器 のヒンジ装置であって、前記機器本体側に設けられ前記ヒンジ軸の軸方向に突出 する係合凸部を有する合成樹脂材料からなる固定部材と、前記カバー側に設けら れ前記ヒンジ軸の軸方向に移動自在であると共に、前記固定部材の係合凸部と係 合する凹部と凸部を周方向に交互に形成したカム面を有する合成樹脂材料からな るカム部材と、前記カバー側に設けられ前記カム部材を前記固定部材側に弾性的 に押圧し、前記係合凸部とカム面とを弾性的に接合する付勢ばねとを備えている 。
【0007】 前記構成によれば、カバーの開閉操作に伴って係合凸部がカム部材のカム面を 摺動し、カム部材が付勢ばねの付勢力に抗してヒンジ軸の軸方向に進退する。従 って、係合凸部がカム面の凸部を乗り越えて自動的に凹部に係合するため、カバ ーを開状態及び閉状態にするとき、係合凸部がカム面の凸部の斜面を摺動しなが らスムーズに凹部に係合し、開状態及び閉状態に保持される。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は移動通信機器としての携帯電話を示し、通信機器を内蔵した機器本体1 0の表面にはキーボード11及びマイク12が設けられている。機器本体10に は後述するヒンジ装置13を介してカバー20が設けられ、カバー20には表示 部としての液晶パネル21及びスピーカ22が設けられている。
【0010】 ヒンジ装置13は、機器本体10と一体に設けられた一対の固定部13a,1 3bを有し、この一対の固定部13aと13bとの間にカバー20と一体に設け られた回動部23が介在されている。
【0011】 図2に示すように、一方の固定部13aの内側には円形凹陥部13cが設けら れ、この円形凹陥部13cには回動部23の一端から突設された円柱部30が回 動自在に嵌合されている。他方の固定部13bの内側には矩形凹陥部14が設け られ、この矩形凹陥部14には合成樹脂材料によって成形された固定部材60が 係合されている。
【0012】 固定部材60は、図3及び図4に示すように、矩形凹陥部14に係合する矩形 部60aに鍔部60bを有しており、この鍔部60bには一対の係合凸部61が 一体に突設されている。さらに、固定部材60には軸方向に貫通する貫通孔62 が設けられ、この貫通孔62の内周面には環状凸部63が設けられている。貫通 孔62にはヒンジ軸80が挿通されている。ヒンジ軸80は、その基端部に固定 部材60の環状凸部63に係合される頭部80aを有し、先端部にはワッシャ7 1が係合される環状溝80bが設けられている。
【0013】 ヒンジ軸80はカバー20の回動部23に設けられた空洞部40に挿入されて おり、ワッシャ71は空洞部40の内周面に設けられた環状凸部40aに接した 状態に設けられている。
【0014】 さらに、空洞部40の内部にはカム部材50が固定部材60に隣接して設けら れている。カム部材50は円筒体の端面にその周方向に凹部51aと凸部51b を交互に2個ずつ設けたカム面50aを有しており、凹部51aと凸部51bに 係合凸部61が摺動及び係合するようになっている。さらに、カム部材50の軸 心にはヒンジ軸80の軸方向に移動自在に嵌合する貫通孔52が設けられ、外周 部にはカバー20と一緒に回動するように回動部23と係合する係合段部53が 設けられている。
【0015】 また、カム部材50とワッシャ71との間にはヒンジ軸80に嵌合した状態で コイルスプリングからなる付勢ばね70が圧縮した状態で介在されている。そし て、付勢ばね70の付勢力によってカム部材50を固定部材60方向に押圧し、 凹部51a及び凸部51bからなるカム面50aと係合凸部61とを弾性的に接 触させている。
【0016】 次に、カム面50aについて図5の展開図に基づき説明する。カム面50aの 凸部51bは、凹部51aから上り勾配の急傾斜面aを有し、この急傾斜面aは 点P1まで延長している。この点P1からさらに延長して傾斜面bを有し、頂点 P2まで延長している。頂点P2から下り勾配の緩傾斜面cを有し、この緩傾斜 面cは点P3まで延長し、さらにP3から下り勾配の急傾斜面dを有している。
【0017】 機器本体10に対してカバー20が閉状態になっているとき、カバー20が自 然に開くことなく、使用者が手指によってカバー20を付勢ばね70の付勢力に 抗して開かない限り閉状態に保持される。機器本体10に対してカバー20が開 状態になっているとき、カバー20が自然に回動することなく、使用者が手指に よってカバー20を付勢ばね70の付勢力に抗して閉じない限り閉状態に保持さ れる。
【0018】 すなわち、図6(a)(b)〜図8(a)(b)に示すように、係合凸部61 がカム面50aの凹部51aに係合してカバー20が閉じた状態に保持されてい る状態から手指によって付勢ばね70の付勢力に抗してカバー20を開く方向に 回動させると、係合凸部61は急傾斜面aを摺動しながらP1を通過する。そし て、係合凸部61が頂点P2を超えると、付勢ばね70の付勢力によって緩傾斜 面cを自動的に摺動しながら下り、カバー20が自動的に開放し、点P3を超え て急傾斜面dに達すると、カバー20が完全に開放する位置まで一挙に開放され る。そして、係合凸部61が凹部51aに係合すると、カバー20は開放状態で 保持される。なお、カバー20が開放状態からを閉じる操作は前述と逆に、係合 凸部61は急傾斜面d→緩傾斜面c→傾斜面b→急傾斜面aの順に摺動しながら 閉じる。
【0019】 なお、カム部材50のカム面50aの傾斜は、カバー20が自動で閉じる地点 、すなわち急傾斜面aの頂点P2の位置はカバー20が閉じた最初の地点から略 28〜32°の角度であり、望ましくは30°の角度の開かれた地点に設定する 。従って、カバー20を30°位以上開く前にカバー20を開く力を解除すると 、カバー20は最初の地点まで自動的に戻って閉じ、カバー20を30°以上の 開くと、頂点P2を超えて自動的に開くようになっている。従って、カバー20 の開閉操作が容易であると共に、開閉操作に節度感が得られる。
【0020】 なお、前記実施形態においては、携帯電話のヒンジ装置について説明したが、 PHS、PDA、パソコン等の移動通信機器のヒンジ装置に適用できる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ヒンジ装置の構造が簡単で、コスト ダウンを図ることができるとともに、軽量化が得られる。また、カム機能と付勢 ばねによって、カバーの開閉操作が容易であると共に、開閉操作に節度感が得ら れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施形態を示す携帯電話の分
解した斜視図。
【図2】同実施形態のヒンジ装置の縦断側面図。
【図3】同実施形態のヒンジ装置の分解した斜視図。
【図4】同実施形態のヒンジ装置の分解した斜視図。
【図5】同実施形態のカム面の展開図。
【図6】同実施形態のカバーの開閉操作を示し、(a)
はヒンジ装置の側面図、(b)はカム面の展開図。
【図7】同実施形態のカバーの開閉操作を示し、(a)
はヒンジ装置の側面図、(b)はカム面の展開図。
【図8】同実施形態のカバーの開閉操作を示し、(a)
はヒンジ装置の側面図、(b)はカム面の展開図。
【符号の説明】
10…機器本体 13…ヒンジ装置 20…カバー 50…カム部材 50a…カム面 51a…凹部 51b…凸部 60…固定部材 61…係合凸部 70…付勢ばね 80…ヒンジ軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体と、この機器本体に回動自在に
    枢支され機器本体の表面を開閉するカバーと、前記機器
    本体とカバーとを枢支するヒンジ軸を有し、前記カバー
    を開状態及び閉状態に保持する移動通信機器のヒンジ装
    置であって、 前記機器本体側に設けられ前記ヒンジ軸の軸方向に突出
    する係合凸部を有する合成樹脂材料からなる固定部材
    と、 前記カバー側に設けられ前記ヒンジ軸の軸方向に移動自
    在であると共に、前記固定部材の係合凸部と係合する凹
    部と凸部を周方向に交互に形成したカム面を有する合成
    樹脂材料からなるカム部材と、 前記カバー側に設けられ前記カム部材を前記固定部材側
    に弾性的に押圧し、前記係合凸部とカム面とを弾性的に
    接合する付勢ばねと、 を具備したことを特徴とする移動通信機器のヒンジ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ軸は、前記固定部材、カム部
    材及び付勢ばねに貫通して設けられ、一端部に固定部材
    に固定される頭部、他端部に付勢ばねの端部を受けるワ
    ッシャを有していることを特徴とする請求項1記載の移
    動通信機器のヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 前記カム部材の凹部と凸部は周方向に交
    互に2個ずつ設けられ、凹部の位置が前記カバーの開状
    態と閉状態に対応していることを特徴とする請求項1記
    載の移動通信機器のヒンジ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07313329A (ja) * 1994-05-23 1995-12-05 Fumio Sato 絵 馬
JP2005121095A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Omron Corp 回転支持機構および電子機器
WO2011040362A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 Onami Eizo 撥ね上げ式眼鏡

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