JP3716061B2 - ターボ冷凍機 - Google Patents

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    • F25B7/00Compression machines, plants or systems, with cascade operation, i.e. with two or more circuits, the heat from the condenser of one circuit being absorbed by the evaporator of the next circuit

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はターボ冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のターボ冷凍機の1例が図12に示されている。ターボ圧縮機1を運転すると、このターボ圧縮機1から吐出された高圧のガス冷媒は凝縮器2に入り、ここで伝熱管3内を流過する冷却水等の冷却媒体に放熱することによって凝縮液化する。
【0003】
この液冷媒は中間冷却器4に入り、その高圧側絞り機構24で中間圧力まで絞られることにより液冷媒の一部が蒸発してエリミネータ26で液滴を分離した後、ターボ圧縮機1の高段側羽根車8に吸い込まれる。残部の液冷媒は蒸発潜熱によって冷却された後、低圧側絞り機構25によって絞られることにより流量が調整されると同時に断熱膨張して低圧の気液二相流となる。この冷媒は蒸発器5に入り、ここで伝熱管6内を流過するブライン、冷水等の被冷却媒体から吸熱することによって蒸発気化して低圧のガス冷媒となり、ターボ圧縮機1に再び吸い込まれる。
【0004】
ターボ圧縮機1の遠心式羽根車7及び8は回転軸9に固着されて密閉ハウジング10の内部に収納されている。この回転軸9に固着された小歯車11は歯車室19内において大歯車12と噛合し、この大歯車12は誘導電動機13の出力軸14に固着されている。ターボ圧縮機1の回転軸9は軸受15、16によって軸承され、誘導電動機13の出力軸14は軸受17、18によって軸承されている。
【0005】
歯車室19の底部に形成された油溜り20内の潤滑油は油ポンプ21によって抽出されて油冷却器22に入り、ここで伝熱管23内を流過する冷却媒体と熱交換することによって冷却され、フィルタ27で異物が除去された後、小歯車11、大歯車12、軸受15、16、17、18に供給されてこれらを潤滑した後油溜り20に戻る。
【0006】
この冷凍サイクルのモリエル線図が図12(B)に示されている。Aの状態でターボ圧縮機1に吸い込まれた冷媒ガスは低段側羽根車7で圧縮されることによりBの状態となり、Cの状態で高段側羽根車8に吸い込まれて圧縮されることによりDの状態となる。このガス冷媒は凝縮器2で冷却されることによりEの状態となり、次いで、凝縮することによりFの状態の飽和液冷媒となる。この飽和液冷媒は中間冷却器4の高圧側絞り機構24によって絞られることによりGの状態となる。そして、その一部は蒸発してCの状態となって高段側羽根車8に吸い込まれる。残部は冷却されることによりHの状態となり、低圧側絞り機構25によって絞られることによりIの状態となる。この冷媒は蒸発器5で蒸発することによってAの状態となって、ターボ圧縮機1に吸い込まれる。なお、Jは飽和液線、Kは飽和蒸気線である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のターボ冷凍機においては、ターボ圧縮機1の回転軸9は軸受15、16により軸承され、誘導電動機13の出力軸14は軸受17、18により軸承され、かつ、誘導電動機13の動力は大歯車12及び小歯車11を介してターボ圧縮機1に伝達されるため、ターボ圧縮機1、増速機構及び誘導電動機13の構造が複雑となり、その寸法、重量及びコストが嵩むのみならず機械的損失が大きいので冷凍機の成績係数(COP)が低いという問題があった。
【0008】
また、軸受15、16、17、18及び歯車11、12は潤滑油によって潤滑されるため、潤滑油を定期的に交換する必要があるとともに潤滑油と冷媒とが互いに溶け込むのを回避できない。潤滑油中に溶け込んだ冷媒はその温度、圧力が上昇すると蒸発するので油ポンプ21のキャビテーションや軸受15、16、17、18の潤滑不良及び焼き付き等の不具合を惹起する。また、冷媒中に潤滑油が溶け込むと、凝縮器2や蒸発器5の伝熱性能が低下するので、冷凍能力の低下、消費動力の増加、冷凍機の異常停止等を惹起するおそれがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために発明されたものであって、その要旨とするところは、(1)蒸発器で蒸発ガス化したガス冷媒を吸い込んで圧縮するターボ圧縮機から吐出された高圧ガス冷媒が凝縮器で冷却媒体に放熱することによって凝縮し、絞り機構で絞られた後、蒸発器で被冷却媒体から吸熱することによって蒸発して上記ターボ圧縮機に循環するターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機の羽根車が直結されたインバータモータの出力軸を軸承する軸受を設け、上記軸受は、上記蒸発器の液溜りから抽出された飽和液冷媒を液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、上記軸受に供給することにより潤滑されるものであって、上記ターボ圧縮機に設けた吸込ベーンと上記インバータモータとを互いに関連させて制御する制御装置を設けたことを特徴とするターボ冷凍機にある。
【0010】
他の特徴とするところは、(2)蒸発器で蒸発ガス化したガス冷媒を吸い込んで圧縮するターボ圧縮機から吐出された高圧ガス冷媒が凝縮器で冷却媒体に放熱することによって凝縮し、絞り機構で絞られた後、蒸発器で被冷却媒体から吸熱することによって蒸発して上記ターボ圧縮機に循環するターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機の羽根車が直結されたインバータモータの出力軸を軸承する軸受を設け、上記軸受は、上記凝縮器で凝縮した飽和液冷媒を液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、上記軸受に供給することにより潤滑されるものであって、上記ターボ圧縮機に設けた吸込ベーンと上記インバータモータとを互いに関連させて制御する制御装置を設けたことを特徴とするターボ冷凍機にある。
【0011】
他の特徴とするところは、(3)上記手段()に記載のターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機を多段ターボ圧縮機とするとともに上記凝縮器で凝縮した飽和液冷媒の一部が蒸発することによって残部の液冷媒を冷却する中間冷却器を設け、この中間冷却器で冷却された液冷媒を上記液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、上記軸受に供給するとともに上記中間冷却器で蒸発した冷媒を上記多段ターボ圧縮機の中間吸込口に吸い込ませることにある。
【0012】
他の特徴とするところは、(4)蒸発器で蒸発ガス化したガス冷媒を吸い込んで圧縮するターボ圧縮機から吐出された高圧ガス冷媒が凝縮器で冷却媒体に放熱することによって凝縮し、絞り機構で絞られた後、蒸発器で被冷却媒体から吸熱することによって蒸発して上記ターボ圧縮機に循環するターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機の羽根車が直結されたインバータモータの出力軸を軸承する軸受を設け、上記軸受は、上記凝縮器で凝縮した飽和液冷媒を過冷却器によって過冷却状態とした後、上記軸受に供給することにより潤滑されるものであって、上記ターボ圧縮機に設けた吸込ベーンと上記インバータモータとを互いに関連させて制御する制御装置を設けたことを特徴とするターボ冷凍機にある。
【0013】
他の特徴とするところは、(5)上記手段()に記載のターボ冷凍機において、上記過冷却器によって過冷却状態とした液冷媒を更に液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態として上記軸受に供給することにある。
【0014】
他の特徴とするところは、(6)上記手段(4)又は(5)に記載のターボ冷凍機において、上記過冷却器は上記飽和液冷媒を上記冷却媒体と熱交換させて過冷却することにある。
【0015】
他の特徴とするところは、(7)上記手段(4)又は(5)に記載のターボ冷凍機において、上記過冷却器は上記飽和液冷媒を上記冷却媒体と熱交換させて過冷却することにある。
【0016】
他の特徴とするところは、(8)上記手段(4)又は(5)に記載のターボ冷凍機において、上記過冷却器上記蒸発器の内部に設置された伝熱管からなり、この伝熱管内を流過する上記飽和液冷媒を管外の冷媒の蒸発潜熱により過冷却することにある。
【0017】
他の特徴とするところは、(9)上記手段(4)又は(5)に記載のターボ冷凍機において、上記過冷却器は上記蒸発器の上流側に設置され、上記飽和液冷媒を上記絞り機構を流過した冷媒の蒸発潜熱により過冷却することにある。
【0018】
他の特徴とするところは、(10)上記手段(4)又は(5)に記載のターボ冷凍機において、上記過冷却器上記絞り機構と並列に接続され、上記飽和液冷媒をこれから分岐して小容量の絞り機構を流過した冷媒の蒸発潜熱により過冷却することにある。
【0019】
他の特徴とするところは、(11)上記手段(4)又は(5)に記載のターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機を多段ターボ圧縮機とし、高圧側絞り機構及び低圧側絞り機構を具備する中間冷却器を設けるとともに上記飽和液冷媒の一部を上記中間冷却器の低圧側絞り機構の上流側に導入するバイパス経路を設け、上記過冷却器は上記バイパス経路に介装され、上記飽和液冷媒をこれから分岐して小容量の絞り機構を流過した中間圧力の冷媒の蒸発潜熱により過冷却することにある。
【0020】
他の特徴とするところは、(12)上記手段(4)又は(5)に記載のターボ冷凍機において、上記蒸発器で吸熱する他の小形冷凍サイクルを設け、上記過冷却器を上記小形冷凍サイクルの蒸発器によって構成したことにある。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態が図1に示されている。ターボ圧縮機30の遠心式羽根車31はインバータモータ32の出力軸33に固着されている。そして、これら羽根車31及びインバータモータ32は1の密閉ハウジング34内に収納されている。
インバータモータ32にはインバータ35によって周波数が調整された電流が接続端子36を介して供給される。ターボ圧縮機30には吸込ベーン37が設けられ、この吸込ベーン37をモータ38により開閉することによってターボ圧縮機30に吸入される冷媒ガスの量が調整される。
【0022】
そして、インバータ35及び吸込ベーン37は制御装置48からの指令を受けて同時に互いに関連して制御される。インバータモータ32の出力軸33はラジアル軸受39、40及びスラスト軸受41、42によって軸承されている。蒸発器5の下部に形成された液溜り43内の飽和液冷媒は液冷媒ポンプ44により抽出され、この液冷媒ポンプ44により所定の圧力、即ち、過冷却状態になるように加圧された後、軸受39ないし42に供給されてこれらを潤滑する。そして、軸受39ないし42を潤滑した後の液冷媒はその自重及び差圧によって蒸発器5のハウジング45内に戻る。
【0023】
しかして、ターボ冷凍機の運転時、ターボ圧縮機30から吐出されたガス冷媒は凝縮器2のハウジング46内に入り、ここで伝熱管3内を流過する冷却媒体に放熱することにより凝縮液化する。この液冷媒は絞り機構47に入り、ここで絞られることによって断熱膨張すると同時にその流量が調整されて気液二相となる。そして、この冷媒は蒸発器5のハウジング45内に入り、ここで伝熱管6内を流過する被冷却媒体を冷却することによって蒸発気化した後、ターボ圧縮機30に吸入されて再び圧縮される。
【0024】
この冷凍サイクルのモリエル線図が図1(B)に示されている。Aの状態でターボ圧縮機30に吸い込まれた冷媒ガスは羽根車31で圧縮されることによりBの状態となる。このガス冷媒は凝縮器2で冷却されてCの状態となり、次いで、凝縮することによりDの状態の飽和液冷媒となる。この飽和液冷媒は絞り機構47によって絞られることによりEの状態となり、次いで、蒸発器5で蒸発することによってAの状態となってターボ圧縮機30に吸い込まれる。なお、Jは飽和液線、Kは飽和蒸気線である。
【0025】
しかして、ターボ圧縮機30をインバータモータ32によって駆動しているため、インバータ周波数を高くすることによりターボ圧縮機30を高速で回転させることができる。従って、従来のように増速機構を要しないので、ターボ冷凍機の構造が簡素化され、その寸法、重量及びコストを低減しうるとともに機械的損失を低減しうるので、冷凍機の成績係数を向上しうる。また、ターボ圧縮機30に吸込ベーン37を設け、この吸込ベーン37の開度、即ち、吸入ガス量とインバータモータ32の回転数とを互いに関連させて制御装置48により制御しているので、ターボ圧縮機30の効率を向上することができ、従って、冷凍機の成績係数を向上しうる。
【0026】
更に、インバータモータ32の出力軸33にターボ圧縮機30の羽根車31を直結したため、これらを1の密閉ハウジング34内に収納することができるとともに構造を簡素化しうるので、寸法、重量及びコストを低減しうるとともに機械的損失を低減できる。更に、インバータモータ32の出力軸33を液冷媒により潤滑される軸受39ないし42によって軸承したため、従来のように潤滑油を用いる必要がない。従って、従来のように潤滑油の定期的交換が不要となるとともに潤滑油と冷媒とが互いに溶け込むことはないので、油ポンプのキャビテーション、軸受の潤滑不良、凝縮器や蒸発器の伝熱性能の悪化を防止することができる。
【0027】
また、蒸発器5の液溜り43から抽出された飽和液冷媒を液冷媒ポンプ44により加圧した後、軸受39ないし42に供給しているため、軸受39ないし42に供給された液冷媒は図1(B) のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となっているので、この液冷媒が軸受39ないし42で蒸発することはなく、従って、軸受39ないし42を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0028】
本発明の第2の実施形態が図2に示されている。この第2の実施形態においては、ターボ圧縮機が2段ターボ圧縮機50とされ、その遠心式羽根車51、52はいずれもインバータモータ32の出力軸33に固着されている。そして、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒の一部を蒸発させることによって残部の液冷媒を冷却する中間冷却器53が設けられている。この中間冷却器53はハウジング54の内部を仕切板58で区画することによって形成された高圧室59及び低圧室60と、高圧室59に内蔵された高圧側絞り機構55、低圧室60に内蔵された低圧側絞り機構56及びミストセパレータ57を具備している。
【0029】
凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒は高圧室59内に供給され、ここで高圧側絞り機構55により絞られることによって中間圧となり、低圧室60内でその一部が蒸発することによって残部が冷却される。蒸発した冷媒ガスはミストセパレータ57を流過する過程でこれに含まれるミストを分離除去した後、ターボ圧縮機50の中間吸込口61から第2段羽根車52に吸い込まれて圧縮される。冷却された液冷媒は低圧側絞り機構56で再び絞られることによって断熱膨張し、かつ、流量を調整されて蒸発器5に供給される。
この中間冷却器53で冷却された液冷媒の一部が液冷媒ポンプ44により加圧された後、軸受39ないし42に供給されてこれらを潤滑するようになっている。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同様であり、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0030】
しかして、この第2の実施形態においては、軸受39ないし42に供給された液冷媒は図2(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となるので、液冷媒が軸受39ないし42で蒸発するのを阻止することができるとともに液冷媒ポンプ44を第1の実施形態に比し小形化し、かつ、その駆動動力を節減できる。
【0031】
本発明の第3の実施形態が図3に示されている。この第3の実施形態においては、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒が液冷媒ポンプ44によって加圧された後、軸受39ないし42に供給されるようになっている。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同様であり、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省略する。しかして、この第3の実施形態においては、軸受39ないし42に供給された液冷媒は図3(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となっているのでこの液冷媒によって軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0032】
本発明の第4の実施形態が図4に示されている。この第4の実施形態においては、凝縮器4で凝縮された飽和液冷媒が過冷却器62の容器63内に入り、その伝熱管64を流過する冷却媒体と熱交換することによって過冷却された後、軸受39ないし42に供給されるようになっている。そして、伝熱管64から流出した冷却媒体は凝縮器2の伝熱管3に流入するようになっている。
【0033】
なお、図4(C)に示すように、冷却媒体を分岐させてその一部を過冷却器62の伝熱管64に流入させ、残部を凝縮器2の伝熱管3に流入させることができ、また、図4(D)に示すように、液冷媒を伝熱管64内を流過させて管外の冷却媒体と熱交換させるようにすることもできる。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同様であり、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施形態においては、液冷媒は冷却媒体により約5deg℃冷却されて図4(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となって軸受39ないし42に供給される。
【0034】
本発明の第5の実施形態が図5に示されている。この第5の実施形態においては、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒が過冷却器62で過冷却された後、液冷媒ポンプ44で加圧されて軸受39ないし42に供給されるようになっている。他の構成は図4に示す第4の実施形態と同様であり、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
しかして、この第5の実施形態においては、軸受39ないし42に供給された液冷媒は図5(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となるので、軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0035】
本発明の第6の実施形態が図6に示されている。この第6の実施形態においては、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒が過冷却器66の容器68内に入り、ここで伝熱管67内を流過する被冷却媒体と熱交換することによって過冷却されるようになっている。
【0036】
なお、図6(C)に示すように、蒸発器5の伝熱管6を流過することによって冷却された被冷却媒体を過冷却器66の伝熱管67に流入させることができ、また、図6(D)に示すように、蒸発器5の伝熱管6を流過することによって冷却された被冷却媒体が過冷却器66の容器68内を流過する過程で伝熱管67内を流過する飽和液冷媒を冷却するようにすることもできる。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同様である。
この第6の実施形態においては、軸受39ないし42に供給された液冷媒は図6(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となるので、軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0037】
本発明の第7の実施形態が図7に示されている。この第7の実施形態においては、蒸発器5のハウジング45内に設置された伝熱管70が過冷却器を構成している。しかして、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒の一部が伝熱管70に入り、この内部を流過する過程で管外の冷媒の蒸発潜熱により過冷却されるようになっている。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同様である。この第7の実施形態においては、軸受39ないし42に供給された液冷媒は図7(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となるので、軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0038】
本発明の第8の実施形態が図8に示されている。この第8の実施形態においては、過冷却器72が蒸発器5の上流側に設置され、絞り機構47で断熱膨張した気液二相の冷媒が過冷却器72の容器74に導入されてここで一部が蒸発するようになっている。
【0039】
しかして、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒が過冷却器72の伝熱管73内を流過する過程で管外の冷媒の蒸発潜熱によって過冷却される。なお、図8(C)に示すように、飽和液冷媒を容器74内に導き、伝熱管73内を流過する冷媒の蒸発潜熱により過冷却することもできる。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同様である。この第8の実施形態においては、軸受39ないし42に供給された液冷媒は図8(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となるので、軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0040】
本発明の第9の実施形態が図9に示されている。この第9の実施形態においては、過冷却器76が絞り機構47と並列に接続されている。
しかして、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒は分岐して大部分は絞り機構47を経て蒸発器5に流入するが、一部は小容量の絞り機構79を経て過冷却器76の容器78内に入り、伝熱管77内を流過する飽和液冷媒と熱交換することによって蒸発した後、蒸発器5に導入される。伝熱管77内を流過する過程で管外の冷媒の蒸発潜熱により過冷却された液冷媒は軸受39ないし42に供給される。
【0041】
なお、図9(C)に示すように、小容量の絞り機構79を流過した冷媒を過冷却器76の伝熱管77に導き、容器78内を流過する飽和液冷媒を過冷却することもできる。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同様である。しかして、軸受39ないし42に供給された液冷媒は、図9(B)のモリエル線図上にPで示す過冷却状態となるので、軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0042】
本発明の第10の実施形態が図10に示されている。この第10の実施形態においては、凝縮器2で凝縮した飽和液冷媒の一部を分岐して中間冷却器53の低圧室60に導入するバイパス経路80が設けられ、このバイパス経路80に小容量の絞り機構81及び過冷却器82が介装されている。
【0043】
しかして、飽和液冷媒の一部は小容量の絞り機構81で絞られることによって中間圧力に減圧された後、過冷却器82の容器83内に入り、ここで蒸発することによって絞り機構81の上流側から分岐して伝熱管84内を流過する飽和液冷媒を過冷却した後、中間冷却器53の低圧室60内に導かれる。伝熱管84内を流過することによって過冷却された飽和液冷媒は軸受39ないし42に導かれる。
【0044】
なお、図10(C)に示すように、小容量の絞り機構81で減圧された冷媒を過冷却器82の伝熱管84内で蒸発させることにより管外の飽和液冷媒を過冷却することもできる。他の構成は図2に示す第2の実施形態と同様であり、対応する部材には同じ符号が付してその説明を省略する。しかして、軸受39ないし42に供給された液冷媒は、図10(B)のモリエル線図上にP10で示す過冷却状態となるので、軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0045】
本発明の第11の実施形態が図11に示されている。この第11の実施形態においては、小形の冷凍サイクル90が設けられ、この冷凍サイクル90は圧縮機91、凝縮器92、絞り機構93、蒸発器94等からなる。上記凝縮器92は蒸発器5のハウジング45内に設置された伝熱管によって構成され、上記蒸発器94はその容器95内に飽和液冷媒が流過する伝熱管96を設置することによって過冷却器を構成している。
【0046】
しかして、この小形の冷凍サイクル90の圧縮機91を運転すると、圧縮機91から吐出された冷媒が伝熱管92内を流過する過程で管外の冷媒の蒸発潜熱により冷却されて液化する。この液冷媒は絞り機構93を経て過冷却器94の容器95内に入り、ここで伝熱管96内を流過する飽和液冷媒から吸熱することによって蒸発した後圧縮機91に吸入されて再び圧縮される。伝熱管96内を流過することによって過冷却された液冷媒は軸受39ないし42に供給される。しかして、軸受39ないし42に供給された液冷媒は、図11(B)のモリエル線図上にP11で示す過冷却状態となるので、軸受39ないし42を効果的に潤滑できる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の第1の発明においては、ターボ圧縮機をインバータモータによって駆動しているため、インバータ周波数を高くすることによりターボ圧縮機を高速で回転させることができる。従って、従来のように増速機構を要しないので、ターボ冷凍機の構造が簡素化され、その寸法、重量及びコストを低減しうるとともに機械的損失を低減しうるので、その成績係数を向上しうる。
【0048】
また、ターボ圧縮機に吸込ベーンを設け、この吸込ベーンの開度、即ち、吸入ガス量とインバータモータの回転数とを互いに関連させて制御装置により制御しているので、ターボ圧縮機の効率を向上することができ、従って、ターボ冷凍機の成績係数を向上しうる。
【0049】
更に、インバータモータの出力軸にターボ圧縮機の羽根車を直結したため、これらを1の密閉ハウジング内に収納することができるとともに構造を簡素化しうるので、その寸法、重量及びコストを低減しうるとともに機械的損失を低減できる。
【0050】
そして、インバータモータの出力軸を液冷媒により潤滑される軸受によって軸承したため、潤滑油を用いる必要がなく、従って、潤滑油の定期的交換が不要となるとともに潤滑油と冷媒が互いに溶け込むことはないので、油ポンプのキャビテーション、軸受の潤滑不良、凝縮器や蒸発器の伝熱性能の悪化等を防止することができる。
【0051】
また、蒸発器の液溜りから抽出された飽和液冷媒を液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、軸受に供給しているため、液冷媒が過冷却状態で軸受に供給され、軸受で蒸発することはないので、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0052】
請求項2記載の第2の発明においては、前記段落0047〜0050に記載の作用効果を奏すると共に、凝縮器で凝縮した飽和液冷媒を液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、軸受に供給するため、軸受に供給される液冷媒を容易に過冷却状態とすることができるので、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0053】
請求項3記載の第3の発明においては、上記第2の発明の作用効果を奏すると共に、中間冷却器で冷却された液冷媒を液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後軸受に供給するため、軸受に供給される液冷媒を容易に過冷却状態とすることができるので、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0054】
請求項4記載の第4の発明においては、凝縮器で凝縮した飽和液冷媒を過冷却器によって過冷却状態とした後、軸受に供給するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0055】
請求項5記載の第5の発明においては、上記第4の発明の作用効果を奏すると共に、過冷却器によって過冷却状態とした液冷媒を更に液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態として軸受に供給するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0056】
請求項記載の第の発明においては、過冷却器は飽和液冷媒を冷却媒体と熱交換させて過冷却するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0057】
請求項記載の第の発明においては、過冷却器は飽和液冷媒を被冷却媒体と熱交換させて過冷却するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0058】
請求項記載の第の発明においては、過冷却器は蒸発器の内部に設置された伝熱管からなり、この伝熱管内を流過する飽和液冷媒を管外の冷媒の蒸発潜熱により過冷却するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0059】
請求項記載の第の発明においては、過冷却器は蒸発器の上流側に設置され、飽和液冷媒を絞り機構を流過した冷媒の蒸発潜熱により過冷却するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0060】
請求項10記載の第10の発明においては、過冷却器は絞り機構と並列に接続され、飽和液冷媒をこれから分岐して小容量の絞り機構を流過した冷媒の蒸発潜熱により過冷却するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0061】
請求項11記載の第11の発明においては、過冷却器は飽和冷媒液の一部を中間冷却器の低圧側絞り機構の上流側に導入するバイパス経路に介装され、飽和液冷媒をこれから分岐して小容量の絞り機構を流過した中間圧力の冷媒の蒸発潜熱により過冷却するため、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【0062】
請求項12記載の第12の発明においては、過冷却器を小形冷凍サイクルの蒸発器によって構成したため、軸受に供給される液冷媒を容易に過冷却することができるので、軸受を液冷媒によって効果的に潤滑することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図、(C)、(D)はそれぞれ変形例を示す部分的系統図である。
【図5】 本発明の第5の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図である。
【図6】 本発明の第6の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図、(C)、(D)はそれぞれ変形例を示す部分的系統図である。
【図7】 本発明の第7の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図である。
【図8】 本発明の第8の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図、(C)は変形例を示す部分的系統図である。
【図9】 本発明の第9の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図、(C)は変形例を示す部分的系統図である。
【図10】 本発明の第10の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図、(C) は変形例を示す部分的系統図である。
【図11】 本発明の第11の実施形態を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図である。
【図12】 従来のターボ冷凍機を示し、(A)は系統図、(B)はモリエル線図である。
【符号の説明】
30 ターボ圧縮機
31 羽根車
37 吸込ベーン
38 モータ
34 密閉ハウジング
2 凝縮器
3 伝熱管
46 ハウジング
47 絞り機構
5 蒸発器
6 伝熱管
45 ハウジング
43 液溜り
32 インバータモータ
35 インバータ
33 出力軸
39、40、41、42 軸受
44 液冷媒ポンプ
48 制御装置

Claims (12)

  1. 蒸発器で蒸発ガス化したガス冷媒を吸い込んで圧縮するターボ圧縮機から吐出された高圧ガス冷媒が凝縮器で冷却媒体に放熱することによって凝縮し、絞り機構で絞られた後、蒸発器で被冷却媒体から吸熱することによって蒸発して上記ターボ圧縮機に循環するターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機の羽根車が直結されたインバータモータの出力軸を軸承する軸受を設け、上記軸受は、上記蒸発器の液溜りから抽出された飽和液冷媒を液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、上記軸受に供給することにより潤滑されるものであって、上記ターボ圧縮機に設けた吸込ベーンと上記インバータモータとを互いに関連させて制御する制御装置を設けたことを特徴とするターボ冷凍機。
  2. 蒸発器で蒸発ガス化したガス冷媒を吸い込んで圧縮するターボ圧縮機から吐出された高圧ガス冷媒が凝縮器で冷却媒体に放熱することによって凝縮し、絞り機構で絞られた後、蒸発器で被冷却媒体から吸熱することによって蒸発して上記ターボ圧縮機に循環するターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機の羽根車が直結されたインバータモータの出力軸を軸承する軸受を設け、上記軸受は、上記凝縮器で凝縮した飽和液冷媒を液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、上記軸受に供給することにより潤滑されるものであって、上記ターボ圧縮機に設けた吸込ベーンと上記インバータモータとを互いに関連させて制御する制御装置を設けたことを特徴とするターボ冷凍機。
  3. 上記ターボ圧縮機を多段ターボ圧縮機とするとともに上記凝縮器で凝縮した飽和液冷媒の一部が蒸発することによって残部の液冷媒を冷却する中間冷却器を設け、この中間冷却器で冷却された液冷媒を上記液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態とした後、上記軸受に供給するとともに上記中間冷却器で蒸発した冷媒を上記多段ターボ圧縮機の中間吸込口に吸い込ませることを特徴とする請求項記載のターボ冷凍機。
  4. 蒸発器で蒸発ガス化したガス冷媒を吸い込んで圧縮するターボ圧縮機から吐出された高圧ガス冷媒が凝縮器で冷却媒体に放熱することによって凝縮し、絞り機構で絞られた後、蒸発器で被冷却媒体から吸熱することによって蒸発して上記ターボ圧縮機に循環するターボ冷凍機において、上記ターボ圧縮機の羽根車が直結されたインバータモータの出力軸を軸承する軸受を設け、上記軸受は、上記凝縮器で凝縮した飽和液冷媒を過冷却器によって過冷却状態とした後、上記軸受に供給することにより潤滑されるものであって、上記ターボ圧縮機に設けた吸込ベーンと上記インバータモータとを互いに関連させて制御する制御装置を設けたことを特徴とするターボ冷凍機。
  5. 上記過冷却器によって過冷却状態とした液冷媒を更に液冷媒ポンプによって加圧して過冷却状態として上記軸受に供給することを特徴とする請求項記載のターボ冷凍機。
  6. 上記過冷却器は上記飽和液冷媒を上記冷却媒体と熱交換させて過冷却することを特徴とする請求項4又は5記載のターボ冷凍機。
  7. 上記過冷却器は上記飽和液冷媒を上記被冷却媒体と熱交換させて過冷却することを特徴とする請求項4又は5記載のターボ冷凍機。
  8. 上記過冷却器は上記蒸発器の内部に設置された伝熱管からなり、この伝熱管内を流過する上記飽和液冷媒を管外の冷媒の蒸発潜熱により過冷却することを特徴とする請求項4又は5記載のターボ冷凍機。
  9. 上記過冷却器は上記蒸発器の上流側に設置され、上記飽和液冷媒を上記絞り機構を流過した冷媒の蒸発潜熱により過冷却することを特徴とする請求項4又は5記載のターボ冷凍機。
  10. 上記過冷却器は上記絞り機構と並列に接続され、上記飽和液冷媒をこれから分岐して小容量の絞り機構を流過した冷媒の蒸発潜熱により過冷却することを特徴とする請求項4又は5記載のターボ冷凍機。
  11. 上記ターボ圧縮機を多段ターボ圧縮機とし、高圧側絞り機構及び低圧側絞り機構を具備する中間冷却器を設けるとともに上記飽和液冷媒の一部を上記中間冷却器の低圧側絞り機構の上流側に導入するバイパス経路を設け、上記過冷却器は上記バイパス経路に介装され、上記飽和液冷媒をこれから分岐して小容量の絞り機構を流過した中間圧力の冷媒の蒸発潜熱により過冷却することを特徴とする請求項4又は5記載のターボ冷凍機。
  12. 上記蒸発器で吸熱する他の小形冷凍サイクルを設け、上記過冷却器を上記小形冷凍サイクルの蒸発器によって構成したことを特徴とする請求項4又は5記載のターボ冷凍機。
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