JP3713397B2 - 棒材加工装置および棒材供給機 - Google Patents
棒材加工装置および棒材供給機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3713397B2 JP3713397B2 JP36473698A JP36473698A JP3713397B2 JP 3713397 B2 JP3713397 B2 JP 3713397B2 JP 36473698 A JP36473698 A JP 36473698A JP 36473698 A JP36473698 A JP 36473698A JP 3713397 B2 JP3713397 B2 JP 3713397B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- hollow tube
- guide rail
- oil
- processing apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B13/00—Arrangements for automatically conveying or chucking or guiding stock
- B23B13/08—Arrangements for reducing vibrations in feeding-passages or for damping noise
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B13/00—Arrangements for automatically conveying or chucking or guiding stock
- B23B13/02—Arrangements for automatically conveying or chucking or guiding stock for turning-machines with a single working-spindle
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒材を加工するための棒材加工装置および棒材供給機に関し、より詳細には、棒材の防振効果の高い棒材加工装置および棒材供給機に関する。
【0002】
【従来の技術】
棒材の先端部分に切削加工を施すNC自動旋盤等の棒材加工装置が知られている。加工すべき棒材は棒材加工装置に、給送方向後方に隣接して設置された棒材供給機によって供給される。該棒材供給機は、棒材加工機に向かって真っ直ぐに延びるガイドレールをもち、棒材は送り矢によってガイドレールに沿って給送方向前方に前進されて、棒材加工装置に供給される。棒材加工装置は長手方向に延びるスピンドルを有し、棒材はスピンドルの中を通って給送される。棒材の先端部がコレットチャックによって把持され、棒材は加工中、高速回転されながら、バイトによって加工され、製品が作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、棒材は加工される間、高速回転されるので、特に、棒材が曲がっていたり、撓んだりしている場合には、棒材供給機のガイドレールや棒材加工機の主軸と干渉し、振動やそれに伴う騒音の原因となる。
例えば、特公昭53−22716号に記載の主軸装置には、主軸内に加工すべき棒材を保持するための管状の間隔部材が設けられている。間隔部材を棒材と主軸との間に介装することにより、棒材の一部が偏心しても、棒材が間隔部材に接するので主軸との接触が防止される。しかし、このような主軸装置においては、間隔部材の内壁と棒材との間に、棒材が軸線方向に自由に移動できる程度の隙間が形成されており、棒材と間隔部材との間の接触による振動および騒音を回避することができない。また、この構成では、加工すべき棒材の外径が変わるたびに、棒材が軸線方向に自由に移動できる程度の隙間を形成する大きさの内径をもつ内装管に交換しなければならず、交換作業を頻繁に行わなければならず、作業が煩雑であった。
【0004】
そこで、本発明は作業の簡略化を図ることができ、簡易な構成で防振効果の高い棒材加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、加工すべき棒材の先端部を把持するコレットチャックをもち、棒材を高速回転させるスピンドルを備えた棒材加工装置であって、前記コレットチャックと同軸状に配置され、前記コレットチャック近傍から棒材供給方向後方に前記スピンドルを貫通して延びる中空管を有し、該中空管には、両端が開放し、かつ、内部に収容された棒材の回転によって棒材の周面のまわりに油層が作られる大きさの内径をもつ第一棒材通路が形成されており、更に、該中空管の中に向けて開口するオイル注入口と、該オイル注入口にオイルを供給するためのオイル供給手段とを有することを特徴とする棒材加工装置によって達成することができる。
【0006】
本発明にかかる棒材加工機は、以下のように作用する。棒材加工装置の給送方向後方に隣接して設けられた棒材供給機によって、加工すべき棒材が棒材加工装置に向けて給送される。棒材供給機には、棒材加工機に向かって真っ直ぐに延びるガイドレールと、該ガイドレールの中を前後移動する送り矢が設けられている。ガイドレール内で棒材の後端が送り矢によって前方に押され、棒材が中空管の第一棒材通路の中に給送される。棒材の先端部はコレットチャックによって把持固定され、スピンドルによって高速回転される。その間、第一棒材通路の中には、オイルがオイル注入口を介して供給される。オイルは、棒材の回転速度が速まるにしたがって、棒材の周面が油を連れ回って、棒材と第一棒材通路を構成する内壁面との間に油層を形成する。これにより、棒材が持ち上げられ、また、油層が棒材と第一棒材通路の内壁面との間でクッションの役割を果たし、両者間の接触が防止され、振動及び騒音が防止される。また、第一棒材通路の内壁面と内部に収容された棒材の周面との間の隙間は、油層が形成される大きさでよいので、異なる外径や断面形状をもつ種々の棒材ことに交換する必要がなく、作業を簡略化できる。
【0007】
また、本発明の上記目的は、更に、前記中空管の後方に真っ直ぐに延び、かつ、上向きに開放する開口部を有するガイドレール部材と、前記開口部を閉じる蓋部材とを有し、前記開口部が前記蓋部によって閉じられている状態において、これらの内部に、前記第一棒材通路と同じ大きさの内径をもち、かつ、同軸状に延びる第二棒材通路が形成されており、更に、1つの棒材通路を形成するように、前記第一棒材通路と前記第二棒材通路とを互いに一体的に連結する連結手段を有することを特徴とする、前記棒材加工装置と組み合わせて使用する棒材供給機によって達成することができる。
上記棒材供給機によれば、前記第一棒材通路を延長することができ、棒材が長い場合でも、棒材全体が棒材通路内に収容され、棒材全体にわたって、油層によって、棒材と棒材通路の内壁面との間の接触が防止され、振動及び騒音が防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、第一の実施の形態にかかる、特に、短尺材加工用に適した棒材加工装置と、棒材加工装置に棒材を供給するための棒材供給機とを有する棒材加工システム全体を概略的に示す側面図である。なお、スピンドルは棒材加工装置の内部に設けられているが、スピンドルの形状が分かるように実線で示してある。また、図2は、スピンドル及び棒材通路をもつ中空管を示す拡大図である。
図1に示すように、NC自動旋盤等の棒材加工装置2には、棒材Wの給送方向後方に配置された棒材供給機4によって、加工すべき棒材Wが供給される。棒材加工装置2は、水平方向に延びる、加工中に棒材Wを高速回転させるためのスピンドル6を有する。スピンドル6の先端には、棒材Wの先端部を把持して固定するコレットチャック8が設けられている。図2を見て分かるように、スピンドル6の中には、コレットチャック8と同軸状に配置され、コレットチャック8近傍から棒材供給方向後方に前記スピンドル6を貫通し、更に、前記スピンドル6の後方に突出して延びる中空管10が設けられている。中空管10の長さLは、加工すべき棒材Wの略全体を収容することができる長さに設定されている。本実施の形態においては、棒材加工装置2には短尺材加工用であり、通常、棒材Wの長さは1m以内である。従って、中空管10の長さは略1mである。中空管10の内部は、両端が開放した円筒状の棒材通路12が形成されている。棒材通路12の内径は、加工されるべき棒材Wの外径より大きく、棒材Wが棒材通路12内に収容されるとき、棒材Wの外周面と棒材通路12の内壁面との間に隙間Sが形成される。中空管10は、隙間Sの大きさが、棒材の回転によって周面がオイルをつれまわり、棒材Wの周りに油層を形成することができるように設定されており、好ましくは、棒材の振れを防止する上で、隙間Sは0.5mm〜1mmであるのが最も好ましく、1mm〜3mmであってもよい。また、中空管10は、加工すべき棒材の外径によって、隙間Sの大きさが、棒材の回転によって周面がオイルをつれまわり、棒材Wの周りに油層を形成することができるものに交換可能に設けられている。
【0009】
図3は、図2に示す線III-III に沿った中空管の横断面図であり、オイル注入口と中空管の棒材通路との位置関係を示している。
図1に示すように、中空管10の長手方向中間部には、棒材通路12内にオイルを注入するためのオイル注入口14が形成されている。オイル注入口14は、図3に示すように、棒材通路12内の棒材Wに対して水平方向に開口している。更に、オイル注入口14は、オイルポンプ16に接続され、それにより、棒材加工装置2に設けられたオイルタンク26からオイルがオイル注入口に供給されるようになっている。オイルは、棒材加工装置2のバイト近傍に供給する切削油と同じである。また、図1に示すように、中空管10の後端部の下方に、後端部から漏れ出たオイルを収集するためのオイルトレー22が棒材供給機4に対して取付られている。また、オイルトレー22と棒材加工装置2との間にはホース24が設けられ、その一端はオイルトレー22に連結され、他端は棒材加工装置2のオイルタンク26に向けられている。
【0010】
図1を再び参照すると、棒材供給機4が、棒材加工装置2の後方に隣接して設置されている。棒材供給機4は、棒材加工装置2に向かって真っ直ぐに延び、かつ、中空管10と同軸状に配置されたガイドレールを有する。ガイドレールの内部には、棒材Wを前方に給送するための送り矢20が収容されている。送り矢20は、全体的に断面円形の棒状部材であり、その外径は加工すべき棒材Wの外径と略同じ、あるいは、それより小さく、棒材通路12の中に出入り自在である。また、送り矢20は、棒材Wの後端面に当接する先端面をもつ。送り矢20は、無端チェーン(図示せず)を介してモータ(図示せず)に連結されており、それにより、ガイドレール内で前後移動される。また、ガイドレールの側方には、複数の棒材Wを保持するための材料棚(図示せず)が設けられている。ガイドレールの上方には、図1に示すように、ガイドレールと平行に設けられた回転軸に取り付けられ、回転することによって材料棚から棒材Wを1つづつ取り出してガイドレールに投入するための複数の割出板が設けられている。
【0011】
本実施の形態にかかる棒材加工装置2及び棒材供給機4は、以下の通り作用する。
初め、送り矢20は、ガイドレールの後方位置に退避している。棒材供給機4及び棒材加工装置2の運転を開始すると、コントローラによって割出板が回転され、新たな棒材Wが材料棚から取り出されて、ガイドレールの中の送り矢20の前方に投入される。送り矢20が無端チェーンを介してモータによって前方に移動され、その前端面が棒材Wの後端面に当接する。更に、送り矢20が前方に移動すると、それにより、棒材Wが棒材加工装置2に向かって前方に給送され、棒材加工装置2の中空管10の棒材通路12の中に挿入される。棒材Wの先端部がコレットチャック8から所定長さだけ突出した所定位置に到達すると、コレットチャック8が閉じて棒材Wを把持して固定する。棒材Wはこの位置にあるとき、全体が中空管10の棒材通路12の中に収容されている。この送り矢20は、棒材Wの後方に2mm〜3mm程度のところに位置している。
【0012】
これと同時に、オイルポンプ16によってオイルがオイル注入口14を介して棒材通路12の中に供給される。スピンドル6によって棒材Wが高速回転される。なお、このとき送り矢20と棒材Wとは端面が互いに当接しているだけであり、互いに連結されていないので、棒材Wの回転に伴って送り矢20は回転せず、また、棒材Wの振動が伝わることはない。棒材Wの回転速度が速まるにしたがって、棒材Wの周面がオイルを連れ回って、棒材Wと棒材通路12を構成する内壁面との間の隙間Sに油層が形成される。これにより、棒材W全体が、中空管10の中心軸線に向かって持ち上げられる。従って、棒材Wの高速回転中、棒材Wは油層に取り囲まれ、中空管10の棒材通路12の内壁面に接触することがない。オイルの流量は、棒材通路12内に収容された棒材Wと棒材通路12の内壁面との間の隙間Sがほぼオイルで満たされる程度の流量に設定されている。オイルは、中空管10の開放した両端から流出する。中空管10の後端部から流出したオイルは、オイルトレー22によって収集され、ホース24を介して棒材加工装置2のオイルタンク26に戻される。また、中空管10の前端部から流出したオイルは、オイルタンク26の中に直接流れ込み、オイルはオイルタンク26の中に収集される。オイルは、再びオイルポンプ16によってオイルタンク26から棒材通路12の中に供給されて、循環利用される。油層が棒材Wと棒材通路12の内壁面との間でクッションの役割を果たし、両者間の接触が防止される。
【0013】
棒材Wの加工が終了した先端部分は、バイトによって突っ切られる。次いで、コレットチャック8が開放し、送り矢20が中空管10の中で棒材Wの後端面を押しながら、棒材Wを次の製品加工位置まで前進させる。これを繰り返して、棒材Wの先端部を加工し、製品が次々と突っ切られる。残材の長さがこれ以上製品を加工することができない長さになったとき、送り矢20は中空管10の中で更に前進し、残材をコレットチャック8の前方に押し出し、残材処理を行う。
図4は、本発明の第二の実施の形態にかかる棒材加工装置および棒材供給機の全体を示す概略図である。また、図5および図6は、図4に示す線V-V に沿った矢視断面図であり、そのうち、図5は、蓋部材が退避位置にあり、ガイドレール部材の開口部が開放している状態を、また、図6は、蓋部材が閉じ位置にあり、ガイドレール部材の開口部が閉じられている状態を示す。
【0014】
第二の実施の形態にかかる棒材加工装置30は、上記第一の実施の形態と比べて、棒材加工装置2の後方に突出する中空管10の後端部の長さが短い点、また、中空管10の後端部に密封材またはO−リング89が設けられている点を除いて、同様に構成されているので、同様な構成については同じ符号で示し、これらについての詳細な説明は省略する。
図4に示すように、NC自動旋盤等の棒材加工装置30には、棒材Wの給送方向後方に配置された棒材供給機32によって、加工すべき棒材Wが供給される。図4を見て分かるように、スピンドル6の中には、コレットチャック8と同軸状に配置され、コレットチャック8近傍から棒材供給方向後方に前記スピンドル6を貫通し、更に、前記スピンドル6の後方に突出して延びる中空管10が設けられている。中空管10の内部には棒材通路12が形成されている。中空管10は、後に詳述するように、加工すべき棒材の径に対応した内径を有するものに取替え可能に設けられている。
【0015】
図4を再び参照すると、棒材供給機32が、棒材加工装置30の後方に隣接して設置されている。図5に示すように、棒材供給機32は、棒材加工装置30に向かって真っ直ぐに延び、かつ、上向きに開放した開口部34aを有するガイドレール部材34と、ガイドレール部材34の上方に設けられ、かつ、開口部34aに向かって開放する蓋部材36を有する。図4に示すように、棒材供給機32の運転の初期位置において、送り矢38はガイドレール部材34の後部分に収容されており、棒材(新材)は、後述の材料棚84から、棒材取出し機構86によって、ガイドレール部材34の前部分に投げ入れられる。蓋部材36は、棒材が収容されるガイドレール部材34の前部分を覆う。また、送り矢38の羽根部分38aが前方に移動するにしたがって、互いに干渉しないように、部分的に開放することができるように、蓋部材32は2つの蓋部分36aと36bに分割されている。蓋部分36aと36bのそれぞれは、別々にシリンダ64によって開閉される。
【0016】
ガイドレール部材34および蓋部材36のそれぞれは、図5および図6に示すように、同じ幅を有し、略断面矩形の角材で構成されている。図6に示すように、ガイドレール部材34の開口部34aが蓋部材36によって閉じられているとき、これらの間に、棒材通路12と同じ内径を有する棒材通路46が形成される。棒材通路46の上半分が蓋部材36に、また、下半分がガイドレール部材34に形成されている。また、ガイドレール部材34の内部には、棒材Wを前方に給送するための送り矢38が収容されている。送り矢38は、全体的に断面円形の棒状部材であり、その外径は棒材通路12の内径より小さく、棒材通路12に出入り自在である。また、送り矢38の後端部には、平らなプレート状の羽根部分38aが設けられている。
【0017】
図5に示すように、棒材供給機32の基台40には、ガイドレール部材34の下方に長手方向に延びる固定プレート部材42が固定されている。固定プレート部材42は、ガイドレール部材34の横幅と同じ寸法を有し、この固定プレート部材42の上に、ガイドレール部材34が整列して載置されている。ガイドレール部材34と固定プレート部材42の両側には、これらを挟むようにして長手方向に延びる2つのプレート状の横移動規制部材部材48、50が設けられている。横移動規制部材48、50はそれぞれ、固定プレート部材42に対してねじ52,54によって固定され、それらの間に介装されているガイドレール部材34の横方向の移動を規制する。また、横移動規制部材48,50のそれぞれには、水平方向にガイドレール部材34に向かって突出するキー部材56,58が設けられており、また、ガイドレール部材34には、キー部材56、58を受け入れる、長手方向に延びる溝部60,62が形成されている。これらによって、ガイドレール部材34の縦方向の移動が規制される。
【0018】
横移動規制部材48,50の上縁は、ガイドレール部材34の高さより高く上方に突出しており、かつ、互いに同じ高さ寸法を有する。それらの上面48a、50aは平らであり、図5に示すように、これらは、送り矢38の前後移動の案内面を構成する。
他方、図5に示すように、棒材供給機32の本体の上部には、油圧シリンダ64が設けられ、油圧シリンダ64は、蓋部材36を図5に示す上方位置または退避位置と、図6に示す下方位置または閉じ位置との間で移動させる。油圧シリンダ64のロッド64aの下端には、断面矩形の固定プレート66が取付けられている。固定プレート部材66は、蓋部材36の横幅と同じ寸法を有し、この固定プレート部材66の下方に、蓋部材36が整列して設けられている。蓋部材36と固定プレート部材66の両側には、これらを挟むようにして長手方向に延びる2つのプレート状の横移動規制部材部材68,70が設けられている。横移動規制部材68,70はそれぞれ、固定プレート部材66に対してねじ72,74によって固定され、それらの間に介装されている蓋部材36の横方向の移動を規制する。横移動規制部材68,70の下縁は、蓋部材36の下縁より高い位置にあり、蓋部材36の下縁がそれらの間で下方に突出している。また、横移動規制部材68,70のそれぞれには、水平方向に蓋部材36に向かって突出するキー部材76,78が設けられており、また、蓋部材36には、キー部材76,78を受け入れる、長手方向に延びる溝部80,82が形成されている。これらによって、蓋部材36の縦方向の移動が規制される。
【0019】
図6に示すように、蓋部材36の閉じ位置において、ガイドレール部材34の上面と蓋部材36の下面、横移動規制部材48の上面48aと横移動規制部材68の下面、更に、横移動規制部材50の上面50aと横移動規制部材70の下面とが互いに当接する。横移動規制部材48,50の上縁および横移動規制部材68,70の下縁との間の隙間と、ガイドレール部材34の上面および蓋部材36の下面との間の隙間とは、異なる高さに位置し、互いに整列しておらず、従って、連通していない。すなわち、ガイドレール部材34の上面と蓋部材36の下面との当接部が、横移動規制部材48,50の上縁部によって閉じられ、当接部からのオイルの漏れが防止される。
図4および図5に示すように、ガイドレール部材34の側方には、加工すべき複数の棒材を載置するための材料棚84と、材料棚84から棒材を1つづつ取り出すための取出し機構86が設けられているが、これらは周知の構成を有するので、詳細な説明は省略する。
【0020】
図7は、棒材加工装置30の中空管10と、棒材供給機32のガイドレール部材34および蓋部材36との連結部を示す。
図7に示すように、ガイドレール部材34および蓋部材36の棒材通路46の前端部には、中空管10の後端部を受入れ可能な段付き挿入部87が形成されている。この段付き挿入部87の中に中空管10の後端部が挿入されて、互いに連結さる。これにより、同じ内径を有する棒材通路12と棒材通路46が同軸状に一体的に連結され、棒材加工装置30から棒材供給機32側まで、1つの棒材通路が形成される。中空管10の後端部の外周面にはO−リング89が設けられ、中空管10と、ガイドレール部材34および蓋部材36との間の連結部からのオイル漏れが防止される。
【0021】
第二の実施の形態にかかる棒材加工装置30および棒材供給機32に設けられた中空管10、ガイドレール部材34、および、蓋部材36は、加工すべき棒材の外径に適した内径をもつ棒材通路12,46が形成されたものに取替え可能である。図7に示すように、棒材加工機30の主軸台88の後端には、中空管10を把持して固定するための中空管固定具90が取付けられている。中空管固定具90は、中空管10と同軸状に位置し、中空管10の外形より大きな内径をもつ管状部分90aを有する。管状部分90aは、その前端部に中空管10が受け入れられ、その後端部には、中空管10を把持して固定するためのクランプ部90eが設けられている。クランプ部90eは、次のようにして形成される。管状部分90aの中間部分において、中空管固定具90のほぼ半周にわたって周方向に延びる第一の切り込み90bと、第一の切り込み90bの中間部分と交わり、かつ、中空管10の先端まで軸線方向に延びる第二の切り込み90cとで、この第二の切り込み90cを挟んで互いに対向する2つの可動部分が形成される。可動部分の第二の切り込み90cに沿った上側端部分を機械加工することによりフランジ部分90dが形成されている。フランジ部分90dには、対向する他方の可動部分の端部分まで延び、かつ、軸線方向に互いに離間して配置された2つのボルト92が設けられている。中空管をクランプ部90eに挿入し、次いで、ボルト92を締め込むことによって、クランプ部90eの実質的な内径が縮径され、これにより、中空管10は、クランプ部90eにしっかりと固定される。
【0022】
図7および図8を見て分かるように、主軸台88のスピンドル6の内部には、軸線方向に延び、スピンドル6によって回転される主軸管91が設けられている。主軸管91の前端部にはコレットチャック8の後端部の雄ねじと螺合する雌ねじ8aが形成されている。中空管10の外径は、主軸管91の回転が伝達されないように、主軸管91の内径より小さく設定されており、本実施の形態においては、主軸管91の内径が15mmであるのに対して、中空管10の外径は13mmである。また、コレットチャック8は、加工すべき棒材の外径に適したものに取替えられるが、本実施の形態は太材を加工する場合を示しており、その内径は主軸管91と同径である。従って、中空管10は、中空管固定具90、主軸管91、更に、コレットチャック8の中に挿入されている。なお、振動および騒音を防止するには、加工が終了するまで棒材を中空管10内に収容することができることが好ましく、中空管10は、コレットチャック8の中まで延びていることが望ましい。しかし、細材を加工する場合には、コレットチャック8の内径が小さいので、中空管10をその中に挿入することができないので、中空管10は、コレットチャック8の後方近傍で終端する比較的短いものを使用する。
【0023】
また、棒材供給機32のガイドレール部材34の取替えは、まず、ねじ54を外し、横移動規制部材50を横方向に移動させて取り外す。更に、ガイドレール部材34を固定部材42の上で横方向に摺動させて取り外す。引き続く加工工程で加工すべき棒材の内径に適した内径の棒材通路46をもつガイドレール部材34を選択し、固定部材42の上面に載置し、更に、溝部60の中にキー部材56が受け入れられるようにして、横移動規制部材48の側面に当接させる。次いで、横移動規制部材50を、キー部材58が溝部62の中に受け入れられるようにして、ガイドレール部材34の側面に当接させ、次いで、横移動規制部材50をねじ54で固定部材42に対して固定する。
更に、棒材供給機32の蓋部材36の取替えは、まず、ねじ72または74を外し、横移動規制部材68または70を横方向に移動させて取り外す。これにより蓋部材36が外れる。引き続く加工工程で加工すべき棒材の外径に適する内径の棒材通路46をもつ蓋部材36を選択し、横移動規制部材68または70を、キー部材76または78が溝部80または82の中に受け入れられるようにして、蓋部材36の側面に当接させる。次いで、それをねじ76または78で、固定部材66に対して固定する。
【0024】
中空管10の後端部は、ガイドレール部材34および蓋部材36の前端部の段付き受入れ部に挿入して、互いに連結する。
棒材供給機32および棒材加工装置30は、以下の通り作動する。図1に示すように、送り矢38は、初め、ガイドレール部材34の後方位置に退避している。また、蓋部材36aおよび36bは、上方の退避位置に位置している。棒材が、棒材取出し機構86によって材料棚84から取出され、送り矢38の前方のガイドレール部材34の前部分の中に投入される。次いで、蓋部材36aおよび36bがシリンダ64によって閉じ位置まで移動され、ガイドレール部材34の開口部34aが蓋部材36によって閉じられる。引き続き、送り矢38が無端チェーンを介してモータによって前方に移動され、その前端面が棒材Wの後端面に当接する。更に、送り矢38が前方に移動すると、それにより、棒材Wが棒材加工装置30に向かって前方に給送され、棒材加工装置30の中空管10の棒材通路12の中に挿入される。棒材Wの先端部がコレットチャック8から所定長さだけ突出した所定位置に到達すると、コレットチャック8が閉じて棒材Wを把持して固定する。
【0025】
これと同時に、オイルポンプ16によってオイルがオイル注入口14を介して棒材通路12、46の中に供給される。スピンドル6によって棒材Wが高速回転される。なお、このとき、この送り矢20は棒材Wの後方に2mm〜3mm程度のところに位置しており、互いに連結されていないので、棒材Wの回転に伴って送り矢20は回転せず、また、棒材Wの振動が伝わることはない。棒材Wの回転速度が速まるにしたがって、棒材Wの周面がオイルを連れ回って、棒材Wと棒材通路12、46を構成する内壁面との間の隙間Sに油層が形成される。棒材の回りに油層が形成されるように、隙間Sの大きさは、0.5mm〜1mmであるのが最も好ましく、1mm〜3mmであってもよい。これにより、棒材W全体が、棒材通路12、46の中心軸線に向かって持ち上げられる。従って、棒材Wの高速回転中、棒材Wは油層に取り囲まれ、棒材通路12、46の内壁面に接触することがない。オイルの流量は、棒材Wと棒材通路12、46の内壁面との間の隙間Sがほぼオイルで満たされる程度の流量に設定されている。オイルは、開放した中空管10の前端およびガイドレール部材34の後端から流出する。ガイドレール部材34の後端部から流出したオイルは、図1に示す第一の実施例と同様にして回収され、再循環される。
【0026】
棒材Wの加工が終了した先端部分は、バイトによって突っ切られる。次いで、コレットチャック8が開放し、送り矢20がガイドレール34または中空管10の中で棒材Wの後端面を押しながら、棒材Wを次の製品加工位置まで前進させる。送り矢38の羽根部分38aが前方に移動し、蓋部材36aに近づくと、シリンダ64によって退避位置に移動され、更に、前方の蓋部分36b近づくと、同様にして開放され、互いに干渉しないようになっている。棒材Wの先端部を加工し、製品が次々と突っ切られ、残材の長さがこれ以上製品を加工することができない長さになったとき、送り矢38は中空管10の中で更に前進し、残材をコレットチャック8の前方に押し出し、残材処理を行う。
上記第一の本実施の形態においては、中空管10が棒材Wの全体を収容することができる長さを有し、棒材W全体が油層によって取り囲まれているので、中空管10の棒材通路12の内壁面との接触が断たれ、振動や騒音を防止することができる。また、本実施の形態においては、特に、棒材加工装置2が短尺材加工用であり、加工すべき棒材Wは比較的長さの短い棒材である。すなわち、棒材Wの重さは比較的軽く、また、後端部の撓みも比較的小さい。従って、短尺材の場合は、棒材Wがオイルによって中空管10の中心軸線に向かってより確実に持ち上げられ、高い防振及び防音効果が得られる。
【0027】
また、上記第一の実施の形態においては、棒材W全体が油層によって持ち上げられるので、例えば、振れ止め装置等の他の防振用手段が不要なので、部品との物理的接触を回避することができ、振動の原因をなくすことができる。
更に、上記第一の実施の形態においては、送り矢20の外径が加工すべき棒材Wの外径と略同じ、あるいは、それより小さく設定されている。従って、中空管10の棒材通路12の内径を決定する際に、送り矢20の外径を考慮に入れる必要がない。内径は、加工すべき棒材Wの外周面と棒材通路12の内壁面との間に最適な大きさの隙間Sが形成され、棒材Wに対してオイルによる流体力学的求心作用が働く程度に決定すればよい。また、その隙間Sの最適な大きさには幅があるので、所定範囲内の外径の棒材Wであれば、同じ中空管10で種々の棒材Wに対して使用することができる。
【0028】
更に、上記第一の実施の形態によれば、バイト近傍に供給する切削油と同じオイルを使用するので、棒材加工装置2内で異なる種類のオイルの混合を回避することができる。また、1つのオイルタンク26を設ければ足り、両者の混合を防止する手段が不要となる。
更に、上記第一の実施の形態によれば、オイル注入口14が中空管10の中間部に設けられているので、両端が開放した棒材通路12内に1つのオイル注入口14で棒材W全体にわたって均一にオイルを供給することができる。
上記第二の実施の形態においては、ガイドレール部材34と蓋部材36とによって、中空管10の棒材通路12の後方に棒材通路46が延長されるので、加工すべき棒材がいわゆる長尺材(例えば、1m以上)である場合にも、棒材全体を棒材通路12、46内に収容することができ、油層によって棒材全体を棒材通路12、46の中心軸線に向かって持ち上げることができ、棒材通路12、46の内壁面に接触せず、振動や騒音を防止することできる。
【0029】
また、上記第二の実施の形態においては、中空管10と、ガイドレール部材34および蓋部材36に取替え可能になっているので、加工すべき棒材の径の大きさによって、棒材との間に油層が形成される大きさの隙間Sが形成される内径の棒材通路12,46をもつものに交換して、確実に棒材の回りに油層が形成されるようにすることができる。
更に、上記第二の実施の形態においては、ねじ52,54,72,74の取外しおよび取付けだけで、ガイドレール部材34及び蓋部材36の交換が可能であるので、交換作業が容易である。また、横移動規制部材48,50,68,70によって横方向の移動が規制され、また、キー部材56,58、76,78と溝部60,62,80,82とによって、縦方向の移動が規制されるので、簡易な構成で、これらを固定することができる。
【0030】
更に、上記第二の実施の形態においては、横移動規制部材48,50の上縁および横移動規制部材68,70の下縁との間の隙間と、ガイドレール部材34の上面および蓋部材36の下面との間の隙間とが、互いに整列せずに異なる高さに位置し、互いに連通していない。従って、ガイドレール部材34と蓋部材36との間の隙間が、横移動規制部材48、50の上縁部によって閉じられ、オイルの漏れが防止される。
更に、上記第一および第二の実施の形態においては、棒材Wと押し矢とが連結されていないので、棒材加工中、棒材Wと送り矢20との間の振動伝達経路が断たれている。従って、送り矢20と棒材供給機4のガイドレールとの接触が原因となる振動や騒音が生じなく、棒材加工装置2と棒材供給機4とを含む棒材加工システム全体としての防振効果が高い。
【0031】
更に、上記第一および第二の実施の形態においては、送り矢20は、全体的に断面円形の棒状部材であり、棒材Wの後端面に当接する先端面によって、棒材を前方に移動させるようになっているので、例えば、送り矢が、先端部に設けられたフィンガーチャック等の把持部によって棒材の後端部を保持するようになっている場合のように、棒材の後端部を把持を把持可能とするため段状に縮径加工する必要がなく、作業を簡略化することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記第一の実施の形態においては、棒材W全体が中空管10内に収容されるようになっている。しかし、中空管10の長さは、加工すべき棒材Wの前端部及び中間部を収容するようにし、後端部を棒材振れ止め装置で支持する一方、撓みやすい中間部をオイルの流体力学的求心作用によって持ち上げるようにしてもよい。
【0032】
また、上記第一の実施の形態においては、中空管10の長さは1mであり、特に、1m以下の長さの短尺材に適している例を説明し、また、第二の実施の形態は、1m以上の長尺部材に適している例を説明した。しかし、第一の実施の形態における中空管10の長さは、加工すべき棒材の長さによって適宜、延長したり、短縮したりしてもよい。また、短尺材の場合であっても、第二の実施の形態のように、短い中空管10の後方にガイドレール部材34と蓋部材36とを設け、棒材通路46を延長する構成としてもよい。
更に、上記第二の実施の形態においては、オイル注入口14およびオイルポンプ16は、棒材加工装置30側に設けられているが、これらは、棒材通路12,46のほぼ中央部に設けられていればよく、棒材供給機32側に設けられていてもよい。
【0033】
更に、上記第二の実施の形態においては、中空管10の後端部が、ガイドレール部材34および蓋部材36の前端部の段付き受入れ部に挿入されて、互いに連結されているが、これらは、略液漏れのしない、他の態様で互いに連結されていてもよく、例えば、シール材を介して、端面を互いに当接して連結されていてもよい。
更に、上記第一および第二の実施の形態においては、棒材と中空管10の内壁との間の隙間Sは、0.5mm〜1mmであることが最も好ましく、また、1mm〜3mmであってもよいが、隙間Sの大きさは、棒材の回転によって回りに油層が作られればよく、オイルの粘度によって異なる大きさであってもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、作業の簡略化を図ることができ、簡易な構成で防振効果の高い棒材加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる特に短尺材加工用の棒材加工装置と、棒材加工装置に棒材を供給するための棒材供給機とを有する棒材加工システム全体を概略的に示す側面図である。なお、スピンドルは棒材加工装置の内部に設けられているが、スピンドルの形状が分かるように実線で示してある。
【図2】スピンドル及び棒材通路をもつ中空管を示す拡大図である。
【図3】図2に示す線III-III に沿った中空管の横断面図であり、オイル注入口と中空管の棒材通路との位置関係を示している。
【図4】本発明の第二の実施の形態にかかる棒材加工装置および棒材供給機の全体を示す概略図である。
【図5】図4に示す線V-V に沿った矢視断面図であり、蓋部材が退避位置にあり、ガイドレール部材の開口部が開放している状態を示す。
【図6】図4に示す線V-V に沿った矢視断面図であり、蓋部材が閉じ位置にあり、ガイドレール部材の開口部が閉じられている状態を示す。
【図7】棒材加工装置の中空管の後端部と、棒材供給機のガイドレール部材および蓋部材との連結部を示す詳細図である。
【図8】棒材加工装置の中空管の前端部の近傍を示す詳細図である。
【符号の説明】
2棒材加工装置
6スピンドル
8コレットチャック
10中空管
12第一棒材通路
14オイル注入口
16オイルポンプ(オイル供給手段)
34ガイドレール部材
36蓋部材
34a 開口部
46 棒材通路
W 棒材
S 隙間
Claims (5)
- 加工すべき棒材の先端部を把持するコレットチャックをもち、棒材を高速回転させるスピンドルを備えた棒材加工装置であって、前記コレットチャックと同軸状に配置され、前記コレットチャック近傍から棒材供給方向後方に前記スピンドルを貫通して延びる中空管と、該中空管を把持して固定するための中空管固定具とを有し、前記中空管には、両端が開放し、かつ、内部に収容された棒材の回転によって棒材の周面のまわりに油層が作られる大きさの内径をもつ円筒状の第一棒材通路が形成されており、更に、該中空管の中に向けて開口するオイル注入口と、該オイル注入口にオイルを供給するためのオイル供給手段とを有することを特徴とする棒材加工装置。
- 前記中空管は、加工すべき棒材の全体を前記第一棒材通路内に収容することができるように、前記スピンドルの後方に突出して延びている、ことを特徴とする請求項1に記載の棒材加工装置。
- 前記中空管は、加工すべき棒材の全体を収容することができる長さを有する、ことを特徴とする請求項2に記載の棒材加工装置。
- 更に、前記中空管の後方に真っ直ぐに延び、かつ、上向きに開放する開口部を有するガイドレール部材と、前記開口部を閉じる蓋部材とを有し、前記開口部が前記蓋部材によって閉じられている状態において、これらの内部に、前記第一棒材通路と同じ大きさの内径をもち、かつ、同軸状に延びる第二棒材通路が形成されており、また、1つの棒材通路を形成するように、前記第一棒材通路と前記第二棒材通路とを互いに一体的に連結する連結手段とを有し、該連結手段は、前記ガイドレール部材および前記蓋部材の前記第二棒材通路の前端部に形成された、前記棒材加工装置の前記中空管の後端部を受入れるための段付き挿入部を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の棒材加工装置と組み合わせて使用する棒材供給機。
- 更に、長手方向に延び、かつ、前記ガイドレール部材または前記蓋部材の両側面を挟んで配置され、少なくとも一方が取外し可能に設けられた2つの横移動規制部材と、該横移動規制部材に設けられ、前記ガイドレール部材および前記蓋部材のそれぞれに向かって横方向に突出するキー部材と、前記ガイドレール部材および前記蓋部材のそれぞれに形成された、前記キー部材を受け入れるための凹部とを有する、ことを特徴とする請求項4に記載の棒材供給機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36473698A JP3713397B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-12-22 | 棒材加工装置および棒材供給機 |
EP19990307804 EP0999003B1 (en) | 1998-10-02 | 1999-10-04 | Bar processing apparatus and bar loader |
DE69932577T DE69932577T2 (de) | 1998-10-02 | 1999-10-04 | Stangenbehandlungsgerät und Stangenladegerät |
HK00105969A HK1026660A1 (en) | 1998-10-02 | 2000-09-21 | Bar processing apparatus and bar loader |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28151198 | 1998-10-02 | ||
JP10-281511 | 1998-10-02 | ||
JP36473698A JP3713397B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-12-22 | 棒材加工装置および棒材供給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000167701A JP2000167701A (ja) | 2000-06-20 |
JP3713397B2 true JP3713397B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=26554218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36473698A Expired - Lifetime JP3713397B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-12-22 | 棒材加工装置および棒材供給機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0999003B1 (ja) |
JP (1) | JP3713397B2 (ja) |
DE (1) | DE69932577T2 (ja) |
HK (1) | HK1026660A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016013502A1 (ja) * | 2014-07-23 | 2016-01-28 | シチズンホールディングス株式会社 | 振れ止め装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5009588B2 (ja) | 2006-10-26 | 2012-08-22 | 株式会社ツガミ | 主軸装置 |
ATE506131T1 (de) * | 2007-04-27 | 2011-05-15 | Moser Mechanik | Zentrierfutter zur zentrierung von materialstangen |
JP5190822B2 (ja) * | 2008-01-16 | 2013-04-24 | 育良精機株式会社 | 棒材供給機 |
DE102009030251B4 (de) | 2009-06-23 | 2014-10-30 | Fmb Maschinenbaugesellschaft Mbh & Co. Kg | Lademagazin mit mitfahrendem Kanalsystem zum Be- und Entladen von Drehautomaten und System umfassend ein erstes und ein zweites Lademagazin sowie einen Drehautomaten |
JP6176496B2 (ja) * | 2012-10-26 | 2017-08-09 | 育良精機株式会社 | 棒材供給機及び送り矢セット |
JP5910972B2 (ja) * | 2013-07-19 | 2016-04-27 | 育良精機株式会社 | 芯出し用治具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0108182B1 (fr) * | 1982-11-05 | 1986-12-17 | Sameca S.A. | Dispositif guide barre pour tour multibroche |
JPS6071102A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-23 | Citizen Watch Co Ltd | 棒材供給装置 |
US5343788A (en) * | 1992-08-31 | 1994-09-06 | Spego, Inc. | Hydrodynamic support pump |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP36473698A patent/JP3713397B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-10-04 DE DE69932577T patent/DE69932577T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-04 EP EP19990307804 patent/EP0999003B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-09-21 HK HK00105969A patent/HK1026660A1/xx unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016013502A1 (ja) * | 2014-07-23 | 2016-01-28 | シチズンホールディングス株式会社 | 振れ止め装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HK1026660A1 (en) | 2000-12-22 |
EP0999003A2 (en) | 2000-05-10 |
EP0999003A3 (en) | 2003-01-29 |
EP0999003A8 (en) | 2001-04-04 |
DE69932577D1 (de) | 2006-09-14 |
EP0999003B1 (en) | 2006-08-02 |
JP2000167701A (ja) | 2000-06-20 |
DE69932577T2 (de) | 2006-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1180412B1 (en) | Machine tool | |
KR19990064300A (ko) | @기하학적인 절삭인변을 갖는 금속절삭회전 절삭공구 또는 절삭영역 내의 공작물을 냉각및 윤활처리하는 방법과 이러한 방법을 수행하기 위한 작동스핀들 | |
JP3713397B2 (ja) | 棒材加工装置および棒材供給機 | |
CN100471602C (zh) | 管材自动下料机 | |
CN210909198U (zh) | 一种便于清理废屑的车床 | |
CN113020983A (zh) | 一种高效的锁芯套切槽工序自动加工设备 | |
US4726717A (en) | Deep-bore drilling machine | |
US7024974B2 (en) | Vertical machine tool with a movable main spindle | |
US20030044247A1 (en) | System and method for boring a workpiece | |
JP3549638B2 (ja) | 工具 | |
US5586477A (en) | Bar stock feeder method and apparatus having separable guide tube sections | |
JPS59232701A (ja) | 多軸旋盤のための案内棒装置 | |
EP0894559B1 (en) | Bar loader | |
JPH05269615A (ja) | ガンドリルマシン | |
JP3134196U (ja) | 旋盤加工機、および、ローディング装置 | |
JP4362331B2 (ja) | 棒材供給機 | |
US2080830A (en) | Lathe | |
KR200261176Y1 (ko) | 서브 스핀들의 공작물 배출장치 | |
CN214979172U (zh) | 一种高效的锁芯套切槽工序自动加工设备 | |
RU2088384C1 (ru) | Многоцелевой портальный станок | |
CN219378999U (zh) | 一种高效紧固件表面螺纹加工设备 | |
JP7180023B1 (ja) | 冷却流体供給構造 | |
CN212762338U (zh) | 一种用于机床主轴与工作头的连接装置 | |
KR100203810B1 (ko) | 시엔시 선반의 가공물 회수장치 | |
JP3064238B2 (ja) | 棒材供給機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050822 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |