JP3711364B2 - 回転ダンパ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、回転することにより開閉動作する回転蓋や回転扉等の回転軸として機能する軸体を有する回転ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆるラップトップ式やノート型のパソコンのディスプレイ部、洋式便器の便座や便蓋、折り畳み式の携帯電話のブッシュボタン装備カバー等の蓋体は、本体部に対して左右又は上下に例えば約90度から約150度の範囲で回動して開閉するように設けられている。この場合、開放動作又は閉成動作を遅動させるため、蓋体あるいは本体部に接続される軸体を有していると共に、この軸体の周面と軸体を保持しているケースの内面との間に充填された粘性液体を有する回転ダンパが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した蓋体のうち、例えば、携帯電話のプッシュボタン装備カバーなどは、例えば約145度程度拡開するように設けられているとする場合、軽量であるため、カバーを拡開する際に、誤って約145度という拡開範囲以上開けてしまう場合がある。また、通話中、誤って手がカバーにかかり、必要以上に拡開してしまう場合もある。一旦所定角度以上拡開してしまった場合には、再度使用する場合、拡開角度が所定の角度に定まらなかったり、回転ダンパ自体が破壊され、その機能を全く果たさなくおそれもある。このことは、蓋体自体が軽量である折り畳み式の携帯電話に限らず、上記したラップトップパソコンや洋式便器等の蓋体においても、使用者が誤って必要以上の負荷を加えることにより発生するおそれがある。
【0004】
また、使用者が手等で必要以上の負荷を加える場合だけでなく、携帯電話やラップトップパソコンなどを誤って床、地面等に落下させてしまった場合にも、電話やパソコンそのものの機能だけでなく、回転ダンパの機能が損なわれるおそれがある。
【0005】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、蓋体に対し、通常の回転角範囲を超えてその拡開方向に更なる負荷が加わった場合にも、破損を防止することができる回転ダンパを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の回転ダンパは、ロータと軸部とを有し、ロータの周面と本体ケースの内面との間に密閉的に充填された粘性液体を介して回転自由に装填された第1の回転軸と、
第1の回転軸の軸部に連結され第1の回転軸と一緒に回転可能であると共に、本体ケースの内面に突設された第1のストッパ壁部に当接することにより第1の回転軸の回転範囲を規制する第1の突起を有し、かつ第1の弾性部材により常態において拡開方向に付勢されている第2の回転軸と、
一端部が本体ケースから突出するように配設されている第3の回転軸であって、第2の回転軸に突設された第2のストッパ壁部に当接することにより該第3の回転軸の回転範囲を規制する第2の突起を有し、第1の突起が第1のストッパ壁部に当接するまでの所定の回転角度の範囲までは第1及び第2の回転軸と一緒に回転し、一方の回転方向に対して更なる負荷がかかった場合には、第2の突起が第2のストッパ壁部に当接するまで単独で回転し、該更なる負荷を解除した場合には所定の回転角度の範囲まで閉成方向に単独で回転して復帰するように、第2の回転軸に対して第2の弾性部材を介して連結されている第3の回転軸と、
を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】
例えば、本体ケースを固定し、第3の回転軸を制御対象物の蓋体に連結した場合、閉成時のロック状態を解除すると、第1の弾性部材の付勢力により、第3の回転軸は第1及び第2の回転軸と共に所定角度まで、すなわち、第1の突起が第1のストッパ壁部に当接するまで拡開方向に回転する。この際、第1の回転軸のロータの周面と本体ケースの内面との間に充填された粘性液体により、開放動作はゆっくり行われる。通常は、この状態で使用する。蓋体に対し、拡開方向へ更なる負荷がかかった場合には、第3の回転軸のみが第2の突起が第2のストッパ壁部に当接するまで単独で回転する。これにより、蓋体に対する過剰負荷による回転ダンパの破損が防止される。蓋体に対する過剰負荷が解除された場合には、第2の弾性部材の復帰力により、通常の使用角度まで第3の回転軸が閉成方向に回転する。
【0008】
使用後は、蓋体を手等により閉じると、第3の回転軸が第2の回転軸及び第1の回転軸と共に回転し閉成する。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図において、1は本実施例の回転ダンパであり、本体ケース2、第1の回転軸3、第2の回転軸4、第3の回転軸5を有して構成される。
【0010】
本体ケース2は、第1のケース体21と第2のケース体22とから構成されている。このように2分割したのは、各回転軸3〜5を本体ケース2内に配設しやすくするためであり、本体ケース2の構成は、このように2分割したものに限定されるものではないことはもちろんである。
【0011】
第1のケース体21は、有底略筒状に形成されている。そして、底壁部21aの内面には後述の第1の回転軸3を軸支するための軸棒21bが突設されている。また、この第1のケース体21の周壁21cは、その中途から底壁部21aまでの厚みが厚く、中途から開放端部21dまでの厚みが薄く形成され、中途(境界部)には段差部21eが形成されている。従って、第1のケース本体21の底壁部21a寄りは内径が小さい小内径部となっており、開放端部21d寄りは内径の大きい大内径部となっている。また、第1のケース体21の開放端部21d寄りの周壁21cには適宜間隔をおいて、第2のケース体22に設けた係合爪22bを係合するための係合孔21fが設けられている。
【0012】
第2のケース体22は、略筒状に形成され、周壁22aの一端付近には上記した第1のケース本体21に係合するための係合爪22bが設けられている。また、一端側には第1の回転軸3の軸部32との間に間隙22dが形成される程度の幅(厚み)で内方に突出し、後述の第1のコイルスプリングを配設するためのスプリング受けとしての機能も果たす端壁部22cが設けられている。さらに、この端壁部22cの一部の幅(厚み)はより厚く形成され、すなわち、第1の回転軸の軸部32の周面に接する程度に厚く形成され、この部分が第1のストッパ壁部22eとして機能する。すなわち、後述の第2の回転軸4に設けられる第1の突起43は、上記した間隙22d内に臨むように配設されており、この間隙22d内を、第1のストッパ壁部22eのいずれかの端面22f,22gに当接するまで移動するように設けられる。従って、円周方向に沿ったこの間隙22dの長さあるいは第1のストッパ壁部22eの円周方向に沿った長さに対する第1の突起43の円周方向に沿った長さの関係により、第1の回転軸3及び第2の回転軸4の回転角度が規制されることになる。
【0013】
また、本実施例では、本体ケース2は、第2のケース体22の他端側に、後述の第3の回転軸5の抜け防止のためのキャップ23を有しているが、例えば、第2のケース体22に抜け防止用の突片などを設けておけば、本実施例のように別部材としてのキャップ23を配設することは必ずしも必要ではない。さらに、本実施例では使用の際に本体ケース2を固定して第3の回転軸5を制御対象となる蓋体に接続するため第2のケース体22の外周面に回り止め用突起24を設けているが、他の回り止め手段を用いてもよいことはもちろんであるし、第3の回転軸5を固定して、本体ケース2を制御対象となる蓋体に接続する場合には、第3の回転軸5に回り止め手段を設けることができることももちろんである。なお、符号25はガタつき防止用のOリングである。
【0014】
第1の回転軸3は、例えば略楕円形で、その周面と第1のケース体21の小内径部の内面との間に僅かな隙間が形成される程度の大きさに形成されたロータ31とロータの31の一面に突設された軸部32とから構成され、ロータ31の底部に設けた軸受け孔31bを、上記した第1のケース体21に設けた軸棒21bに挿通させることにより配設される。なお、ロータ31の形状は、本実施例のような略楕円形に制限されるものではなく、略円形等であってもよい。
【0015】
第1の回転軸3のロータ31の周面と第1のケース体21の小径部の内面との間に形成される僅かな隙間には、シリコンオイル等の粘性液体8が充填される。第1のケース体21の段差部21eと第2のケース体22の端壁部22cとの間に形成される隙間には、粘性液体8の漏れ防止のため、略中央部に軸部32の挿通孔33aを備えたシール用環状蓋33が配設されている。また、符号34及び35は、それぞれ、シール用環状蓋33の挿通孔33aと軸部32との隙間、及びシール用環状蓋33の外周面と第1のケース体21の大内径部の内面との隙間から粘性液体8の漏れを防止するために配設されるOリングであり、シール用環状蓋33、Oリング34,35により、粘性液体8がロータ31の周面と第1のケース体21の内面との間に密閉的に保持されることになる。但し、粘性液体8を密閉的に保持する手段はこのシール用環状蓋33等を配設する手段に限定されるものではない。
【0016】
なお、この第1の回転軸3において、軸部32は配設した際に、シール用環状蓋33の挿通孔33aから突出するような長さに形成されることはもちろんである。
【0017】
第2の回転軸4は、小径部41と大径部42とを有する全体として略筒状に形成され、小径部41と大径部42の境界付近には内部を仕切る隔壁部44が設けられている。小径部41の端面には、第1の突起43が突設されている。小径部41に形成される孔部41aには、第1の回転軸3の軸部32が圧入され、第1の回転軸3と第2の回転軸4とが連結される。この際、第1の突起43は、上記した第2のケース体22と第1の回転軸3の軸部32とにより形成される間隙22d内に位置するように配設される。第2の回転軸4は第1の回転軸3と一緒に回転するものであるため、本実施例では第1の回転軸3の軸部32を小径部41の孔部41aに圧入して連結しているが、両者をネジ止め等により一体にしてもよいことはもちろんであり、さらには、成形上面倒ではあるが、第1の回転軸3と第2の回転軸4とを一体成形してもよいことはもちろんである。
【0018】
第2の回転軸4の大径部42は、第2のケース体22の内面に接する程度の外径を有しており、小径部41と大径部42との間に形成される段差部45と、上記した第2のケース体2の端壁部22cとの間には、第2の回転軸4の小径部41の外周囲に外装されるようにして第1の弾性部材としてのコイルスプリング6が装填される。この第1のコイルスプリング6は、第1の回転軸3及び第2の回転軸4を常態において拡開方向に付勢するようにねじられて配設されている。
【0019】
第2の回転軸の大径部42に形成されている孔部42aには、後述の第3の回転軸5が挿入配設されるが、該第3の回転軸5の回転範囲を規制するため、第2の回転軸4の大径部42には、その周壁に、内方に突出している部分が一部に形成されている。この内方に突出している部分は、第3の回転軸5に設けた、第2の突起53aが当接することによりその回転範囲を規制する第2のストッパ壁部42bであり、該第2の突起53aは、第2の回転軸4の大径部42のうち、内方に突出していない部分と第3の回転軸5の内側軸部51とにより形成される間隙42cに位置している。従って、この間隙42cの円周方向に沿った長さあるいは第2のストッパ壁部42bの円周方向に沿った長さに対する第3の回転軸5に設けられた第2の突起53aの円周方向に沿った長さとの関係により第3の回転軸5が独立して回転する回転角の範囲が決定されることになる。
【0020】
第3の回転軸5は、略円柱状に形成され、上記したように、一端54側が第2の回転軸4の大径部42の孔部42aに挿通され、他端55側が本体ケース2のキャップ23に形成された軸挿通孔23aから突出するように配設される。第3の回転軸5は全体としては略円柱状に形成されているが、第2の弾性部材としてのコイルスプリング7装填用の溝52が、一端面側から刻設されており、該溝52を境としてその内方に内側軸部51が、外方に外側軸部53が形成された構造である。そして、外側軸部53の一端面には円周方向に沿って所定長さの第2の突起53aが設けられ、その結果、上記したように、内側軸部51と第2の回転軸4の大径部42の内面との間に形成される間隙42cに位置するように配設されている。
【0021】
なお、本実施例では、第3の回転軸5を制御対象となる蓋体に接続する構成であるため、他端55側は角形に形成されている。
【0022】
本実施例の回転ダンパ1は次のように機能する。
例えば、折り畳み式の携帯電話に使用する場合、その本体側に本実施例の回転ダンパ1の本体ケース2を固定し、プッシュボタン装備カバーの基端部に設けられた軸受けに第3の回転軸5の角形の他端55を連結する。
【0023】
閉成状態、すなわち、携帯電話の場合には、その本体とプッシュボタン装備カバーとが折り畳まれ内面同士が対面し合っている場合には、任意のロック機構によりその状態が保持されている。携帯電話を使用しようとする場合、該ロック機構を解除する。その結果、第1のコイルスプリング6の付勢力により、第2の回転軸4及び第1の回転軸3がX方向に回転し始める。この際、第1の回転軸3のロータ31周面に充填された粘性液体8の粘性抵抗を受け、第1の回転軸3及びこれに連結された第2の回転軸4はゆっくりと回転する。回転角度は、本実施例では、図2に示すように約145度となるように、間隙22d及び第1のストッパ壁部22eの円周方向に沿った長さと、第1の突起43の円周方向に沿った長さとの関係を設定している。そして、第1の突起43の一端面43aが第1のストッパ壁部22eの一端面22fに当接すると回転が止まる。第1及び第2の回転軸3,4がX方向に回転する場合、第2の回転軸4に形成された第2のストッパ壁部42bの一端面42cが第3の回転軸5に設けた第2の突起53aの一端面に当接するため、第3の回転軸5は第2の回転軸4と共に回転する。第1及び第2の回転軸3,4が拡開方向(X方向)に回転し始めたとき、同時に第3の回転軸5も回転するようにするため、すなわち、遊びをなくすためには、上記した閉成状態において、図4に示すように、第2のストッパ壁部42bの一端面42cと第2の突起53aの一端面とが接触するように設定しておくことが好ましい。
【0024】
その結果、第1及び第2の回転軸3,4がX方向に回転し始めると同時に第3の回転軸5も回転し、制御対象物の蓋体が所定角度まで開放する。通常は、携帯電話の場合、この状態で使用する。
【0025】
このとき、さらに、拡開方向(X方向)に対して負荷がかかった場合には、第2の突起53aが第2のストッパ壁部42bの他端面42dに当接するまで、第3の回転軸5だけが単独で回転する。そして、第2のコイルスプリング7はねじられることになる。この第3の回転軸5の単独回転角の範囲は、制御対象物、例えば携帯電話を平らな板状(例えば、机表面)等で押さえつけてしまったり、落下させてしまったりしても回転ダンパ1が破損しない程度と考えるとすると、第1及び第2の回転軸3,4と共に回転する範囲が本実施例のように145度とした場合には40度程度とすることが好ましい。すなわち、閉成状態から第1及び第2の回転軸3,4と共に回転する角度と第3の回転軸5が単独で回転する角度を併せて180度程度、さらには余裕をみて185度程度とすることが好ましい。これにより、携帯電話を平らな机の表面等で押さえつけてしまったとしても、約180度拡開するだけで、回転ダンパ1の破損を防止することができる。なお、制御対象物が携帯電話でなく、ラップトップパソコン等であれば、通常の使用状態における好まし回転角度も異なるため、第3の回転軸5の単独回転角範囲も制御対象物に併せて適宜に設定できることはもちろんである。
【0026】
第3の回転軸5のみを単独で拡開方向に付勢していた力を解除した場合には、第2のコイルスプリング7がねじられているため、解除と同時に第3の回転軸5が該第2のコイルスプリング7の復帰力により、閉成方向(Y方向)に、第2の突起53aが第2のストッパ壁部42bの一端面42cに当接するまで、すなわち、本実施例においては閉成状態からの回転角度が145度の位置まで単独で回転する。
【0027】
制御対象物である携帯電話の使用が終了したならば、蓋体を閉成方向に手等で押圧すると、第3の回転軸5に設けられた第2の突起53aが第2の回転軸4に設けられた第2のストッパ壁部42bの一端面42cを押圧するため、第2の回転軸4及び第1の回転軸3も一緒にY方向に回転して閉成状態に戻る。その結果、第1の突起43も、その他端面43bが第1のストッパ壁部22eの他端面22gに当接するまで復帰することになる。
【0028】
なお、本発明の回転ダンパは上記した実施例に限定されるものではない。例えば、上記した実施例では第1及び第2の弾性部材として、共にコイルスプリングを用いているが、同様の機能を果たすものであればいかなる弾性部材であってもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明の回転ダンパによれば、制御対象物の蓋体を所定角度以上、すなわち、通常の使用範囲以上、何らかの原因で誤って拡開してしまったとしても、第3の回転軸が相対的に第1及び第2の回転軸と独立して回転する構造であるため、回転ダンパ自体が破損することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転ダンパの一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 図1の右側面図である。
【図3】 図1のA−A線断面図である。
【図4】 図1のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 回転ダンパ
2 本体ケース
21 第1のケース体
22 第2のケース体
22c 第1のストッパ壁部
3 第1の回転軸
4 第2の回転軸
42b 第2のストッパ壁部
43 第1の突起
5 第3の回転軸
53a 第2の突起
6 第1のコイルスプリング
7 第2のコイルスプリング
8 粘性液体

Claims (3)

  1. ロータと軸部とを有し、ロータの周面と本体ケースの内面との間に密閉的に充填された粘性液体を介して回転自由に装填された第1の回転軸と、
    第1の回転軸の軸部に連結され第1の回転軸と一緒に回転可能であると共に、本体ケースの内面に突設された第1のストッパ壁部に当接することにより第1の回転軸の回転範囲を規制する第1の突起を有し、かつ第1の弾性部材により常態において拡開方向に付勢されている第2の回転軸と、
    一端部が本体ケースから突出するように配設されている第3の回転軸であって、第2の回転軸に突設された第2のストッパ壁部に当接することにより該第3の回転軸の回転範囲を規制する第2の突起を有し、第1の突起が第1のストッパ壁部に当接するまでの所定の回転角度の範囲までは第1及び第2の回転軸と一緒に回転し、一方の回転方向に対して更なる負荷がかかった場合には、第2の突起が第2のストッパ壁部に当接するまで単独で回転し、該更なる負荷を解除した場合には所定の回転角度の範囲まで閉成方向に単独で回転して復帰するように、第2の回転軸に対して第2の弾性部材を介して連結されている第3の回転軸と、
    を有することを特徴とする回転ダンパ。
  2. 前記第1の弾性部材が、第2の回転軸の外周囲に外装されたコイルスプリングからなり、常態において第2の回転軸を拡開方向に付勢するようねじられて配設されている請求項1記載の回転ダンパ。
  3. 前記第2の弾性部材がコイルスプリングからなり、一方の回転方向に対して更なる負荷がかかった場合に該方向にねじられ、該更なる負荷が解除された場合には復帰するように設けられている請求項1又は2記載の回転ダンパ。
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