JP3711134B2 - 霧の発生実験器 - Google Patents

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Description

本発明は、霧の発生を観察するための実験器に関し、特に理科教材に好適な霧の発生実験器に関する。
水の温度変化による自然現象には、霧や雲等の生成や空気の対流などがあり、これらの自然現象を観察することは水の状態変化や気象を学習する上で重要である。
実開平6−43663号公報 特開2000−242162号公報
特許文献1は、蒸発の様子を視覚的に把握できる蒸発計を開示する。
特許文献2は、水の温度変化による自然現象観察器を開示する。この自然現象観察器は、水の温度変化による各種の自然現象(雲・霧・水の対流など)の学習用の装置であるが、容器の内部に冷却源を備えるものではない。
従来、霧や雲の発生を観察するために、適量の温水を入れて密閉した透明な容器の上部に氷を入れたビーカーを載せ、容器内の空気を冷却することで、容器内上部に霧や雲を発生したものがあった。
しかし、従来の実験器は温水の温度と量を適正に管理しなければならず、しかも氷を冷却源に用いているので温度管理が難しかった。そのため確実に霧や雲を発生させることが難しかった。また、容器内部で対流が発生しにくく、発生したとしてもわずかであったので観察が難しかった。
本発明はかかる課題を解決するためになされたもので、霧や雲を確実かつ容易に発生させることができ、しかも、その様子を外部から直接観察することができる霧の発生実験器を提供することを目的とする。
本発明に係る霧の発生実験器は、温水(湯またはぬるま湯)を溜めるための盆形状の容器と、前記容器内に載置される台座と、少なくとも一部が透明部材で構成され、前記台座上に載置される筒状体と、前記筒状体の前記台座と接しない端に設けられる蓋部と、前記筒状体の内部に設けられる冷却源とを備え、前記台座は前記筒状体を受ける第1部分を含み、前記台座の前記第1部分の断面はコの字状をなし、その端が前記容器に接するように載置されることにより前記台座の前記第1部分と前記容器の間に隙間が設けられ、さらに、前記第1部分で開口が設けられ、前記開口により前記筒状体の内部を空気が対流又は循環するように構成されているものである。
好ましくは、前記台座は、前記第1部分から突出する第2部分とを備え、前記第2部分には前記筒状体に内接してこれを保持する第1保持部及び前記冷却源を保持する第2保持部が設けられている。
好ましくは、前記冷却源は、内部に保冷材を収納する筒状の冷却棒と、前記冷却棒の一端又は両端を塞ぐ栓とを備えるものであって、その長さは前記筒状体よりも長いことを特徴とするものである。
好ましくは、前記冷却源は、前記筒状体の略中央に設けられる。
好ましくは、前記蓋部には、前記冷却源を保持するために前記冷却源の断面よりも大きな開口部が設けられ、前記蓋部の開口部と前記冷却源との隙間により前記筒状体の内部を空気が対流又は循環するように構成されている。
本発明によれば、霧や雲を確実かつ容易に発生させることができる。しかも、その様子を外部から直接観察することができる。
発明の実施の形態に係る霧の発生実験器について図面を参照して説明する。
図1は、発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の斜視図である。
図2は、発明の実施の形態に係る冷却源の斜視図である。
図3は、発明の実施の形態に係る台座の斜視図である。
図4は、発明の実施の形態に係る台座による筒状体と冷却源の保持の説明図である。
図1において、符号1は湯またはぬるま湯を溜めるための盆形状の容器、符号2は前記容器内に載置される台座、符号3は前記台座上に載置される筒状体である。筒状体3の少なくとも一部(図の例では筒の全体)がアクリル樹脂等の透明部材で構成されていて、その内部を観察できるようになっている。符号4は前記筒状体の前記台座と接しない端(図では上端)に設けられる蓋部、符号5は前記筒状体の内部に設けられる冷却源(図では3本)である。蓋部4には3つの棒状の冷却源5をそれぞれ保持するための3つの穴が設けられている。穴の寸法は冷却源5の断面より少し大きく、したがってこれらの間に隙間Aが生じている。
図2を参照して冷却源5について説明する。冷却源5は、内部に飽和食塩水などの保冷材を収納する筒状の冷却棒5aと、前記冷却棒の両端を塞ぐゴム栓5bとを備えるものである(なお一端のみを塞ぐだけでも実験は可能である)。保冷材を密封するためにゴム栓5bにビニールテープ5cを巻きつけるとよい。冷却棒5aの長さは筒状体3よりも長く、蓋部4の穴を通って冷却源5の一部が外部に露出するようになっている。
図3及び図4を参照して台座2について説明する。台座2は、筒状体3の端面をその上面で受ける第1部分2aと、前記第1部分から突出する第2部分2bとを備える。第1部分2aの断面は浅いコの字形状をしている。その高さはトレイ1に溜められるお湯又はぬるま湯の深さよりも少し高い程度であり、第1部分2aの表面はお湯又はぬるま湯に浸らない(図4参照。図4は台座2の側面図である。図中のHWはお湯又はぬるま湯を示す)。第2部分2bの断面はやや深いコの字形状をしている。第1部分2aと第2部分2bは互いに結合されている。第1部分2aには複数の開口部2a−1が設けられている。第2部分2bには筒状体3に内接してこれを保持する第1保持部2b−1及び冷却源5を保持する第2保持部2b−2が設けられている。冷却源5は第1部分2a上に載置される。図3及び図4では、第1保持部2b−1は第2部分2bの垂直部分に該当し、筒状体3が円筒形であるときは、第1保持部2b−1の両端部Bで筒状体3に内接する。筒状体3が台座2の上に安定して載ればよいので、筒状体3の内面と第1保持部2b−1の間に多少隙間があってもよい。第2保持部2b−2は第2部分2bの水平部分に設けられた3つの円形の穴である。この大きさは冷却源5の断面よりも少し大きく、その位置は蓋部4に設けられる穴の位置と一致している。したがって、冷却源5は筒状体3内をほぼ垂直に設置される。開口部2a−1により筒状体3の内部を空気が対流又は循環するように構成されている(開口部2a−1は直接お湯やぬるま湯に接することがなく、お湯やぬるま湯との間に隙間が開いている。別の言い方をすればお湯やぬるま湯で開口部2a−1は塞がれない。この隙間を通じて空気が筒状体3内に流入するとともに、内部で発生した霧が外部へ流れ出る)。なお、第2部分2bに開口部2b−3を設けるようにしてもよい。
図の例では、冷却源5は筒状体3の略中央に設けられている。
蓋部4には、冷却源5を保持するために冷却源5の断面よりも大きな穴(開口部)が設けられている。その形状と大きさは図3の第2保持部2b−2と同様である。蓋部4の穴(開口部)と冷却源5との隙間Aにより筒状体3の内部を空気が対流又は循環するように構成されている。
トレイ1の材質はポリプロピレン樹脂、台座2の材質はステンレス鋼、筒状体3の材質はアクリル樹脂、蓋部4の材質はステンレス鋼、冷却源5の冷却棒5aの材質はアルミ、ゴム栓5bは合成ゴムである。
発明の実施の形態に係る霧の発生実験器は、3本のアルミ製の冷却棒5aからなる冷却源5と、これら冷却源5を収納する透明の筒状体3、台座2及び蓋部4とを備える。冷却源5と蓋部4の間には隙間があり、台座2には開口部2a−1が設けられているので、透明な筒状体3の内部を空気が循環するようになっている。トレイ1にぬるま湯を溜めるとともに、冷却棒5a内に食塩水を入れて冷やし、この状態で透明の筒状体3内に載置する。トレイ1から上昇した暖かく湿った空気が冷却源5に触れ、そこで霧状になって透明の筒状体3の内部を降下し、下から出て行く、といった霧(または雲)の発生とその対流を観察することができる。
次に、図5〜図9を参照して、発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の使い方を説明する。
まず、冷却棒5aに食塩水を入れて封印した後、冷凍庫で冷やす。例えば、下記の要領で飽和食塩水を作る
・水500gに対して塩179gを溶かす。
・作った飽和食塩水を冷却棒の7分目程度まで流し込む。飽和食塩水は冷却時に膨張するので、冷却棒に一杯入れない。
・冷却棒の両端にゴム栓を押し込む。このときゴム栓5bをビニールテープ5cで固定すると、冷凍中にゴム栓5bがはずれるのを防止できる。
図5に示すように、台座2をトレイ1に置き、さらに、台座2の上に筒状体3を載せる。
図6に示すように、トレイ1にぬるま湯HWを筒状体3の下面が浸からない程度のところまで流し込む。ぬるま湯の温度は30℃〜35℃が適温である。ぬるま湯から湯気が上がっていないことを確認すること。
図7に示すように、冷凍庫から取り出した冷却源5を台座の第2保持部(丸穴)2b−2に入れて立てる。その後、蓋部4を被せる。
図8に示すように、筒状体3を少し持ち上げることにより筒状体3の下部に生じた隙間に火をつけた線香を近づけ、隙間から線香の煙を筒状体3の内部に少し入れる。その後、筒状体3を再び台座2上に載せる。
しばらく放置すると、図9に示すように筒状体3の中に霧Fが発生する。
以上のように、本発明の実施の形態に係る霧発生実験器によれば、霧や雲を確実かつ容易に発生することができるとともに、その様子を外部から直接観察することができる。しかも、内部で空気の対流や循環が生じるように構成されているので、発生した霧や雲の動きを理解することができ、実際の気象現象を理解する大きな助けとなる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の斜視図である。 発明の実施の形態に係る冷却源の斜視図である。 発明の実施の形態に係る台座の斜視図である。 発明の実施の形態に係る台座による筒状体と冷却源の保持の説明図である。 発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の使い方の説明図である。 発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の使い方の説明図である(続き)。 発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の使い方の説明図である(続き)。 発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の使い方の説明図である(続き)。 発明の実施の形態に係る霧の発生実験器の使い方の説明図である(続き)。
符号の説明
1 トレイ(容器)
2 台座
2a 第1部分
2a−1 開口部
2b 第2部分
2b−1 第1保持部
2b−2 第2保持部
2b−3 開口部
3 筒状体
4 蓋部
5 冷却源
5a 冷却棒
5b ゴム栓
5c ビニールテープ(封止部材)
A 蓋と冷却棒の間の隙間
F 霧
HW お湯又はぬるま湯
S 煙

Claims (5)

  1. 温水を溜めるための盆形状の容器と、前記容器内に載置される台座と、少なくとも一部が透明部材で構成され、前記台座上に載置される筒状体と、前記筒状体の前記台座と接しない端に設けられる蓋部と、前記筒状体の内部に設けられる冷却源とを備え、
    前記台座は前記筒状体を受ける第1部分を含み、前記台座の前記第1部分の断面はコの字状をなし、その端が前記容器に接するように載置されることにより前記台座の前記第1部分と前記容器の間に隙間が設けられ、さらに、前記第1部分で開口が設けられ、前記開口により前記筒状体の内部を空気が対流又は循環するように構成されていることを特徴とする霧の発生実験器。
  2. 前記台座は、前記第1部分から突出する第2部分とを備え、前記第2部分には前記筒状体に内接してこれを保持する第1保持部及び前記冷却源を保持する第2保持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の霧の発生実験器。
  3. 前記冷却源は、内部に保冷材を収納する筒状の冷却棒と、前記冷却棒の一端又は両端を塞ぐ栓とを備えるものであって、その長さは前記筒状体よりも長いことを特徴とする請求項1記載の霧の発生実験器。
  4. 前記冷却源は、前記筒状体の略中央に設けられることを特徴とする請求項1記載の霧の発生実験器。
  5. 前記蓋部には、前記冷却源を保持するために前記冷却源の断面よりも大きな開口部が設けられ、前記蓋部の開口部と前記冷却源との隙間により前記筒状体の内部を空気が対流又は循環するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の霧の発生実験器。
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