JP3710447B2 - 導尿器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排尿障害によって膀胱内の残尿を排出する時に使用する導尿器であって、収容器にメインルーメン及び排尿チューブをコンパクトに収納することができ、置き場所を取らないと共に、携帯用として便利な形態に改良された導尿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図9に示すような自己導尿用カテーテルが知られている(たとえば、特許文献1参照)。即ち、この自己導尿用カテーテル81は、尿路としてのメインルーメン87を有する所定長さの本体チューブ82の前端側側面に尿入口84が、後端側側面に尿出口85がそれぞれメインルーメン87と連通して開口して設けられ、該尿出口85が設けられた部分がそれ以外の部分より径大のコネクター部83に形成されている、排尿障害の際に使用する自己導尿用カテーテル81であって、コネクター部83の長さ方向中央部より前端側に尿出口85が開口し、該尿出口85より後端側のコネクター部83の長さが指で充分に把持可能な長さとなっており、かつ尿出口85の後端側周囲となるコネクター部83の外周面に尿拡散防止用突起88が少なくともメインルーメン87の内径の0.5倍以上の高さで設けられていることを特徴とし、上記自己導尿用カテーテル81は、不使用時には、携帯用ケース811に収納された状態でキャップ810により密封保管されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−253548号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の図9に示されているような自己導尿用カテーテル81は、排尿時に手指や衣服を汚さないという効果を奏するものの、メインルーメン87の部分が長い(標準男性用で約250mm)ので、これを携帯用ケース811に収納すると更に長尺となり、携帯用として不便であるばかりでなく、保管・持ち運び中の不使用時には、携帯用ケース811に収めたまま寝かせておくと場所を取り、そして、立てて置く場合には、別途、立掛け用の容器を用意しておかなければならなかったり、予め、携帯用ケース811に吊り具を取付けておく必要がある等の問題があった。さらに、自己導尿用カテーテル81の使用時は、携帯用ケース811からキャップ810を外した状態となることから、消毒液が漏れやすくなっており、この点についての問題もあった。
【0005】
本発明に係る導尿器は、上記課題を解決するために為されたものであり、尿路を形成するメインルーメンと排尿チューブとを接続するコネクター部分に、メインルーメンを巻込み収納すると共に消毒液を液密に収容する第一収納部と、この第一収納部と背中合わせに排尿チューブを折畳み収納する第二収納部とを形設して、導尿器の不使用時には、上記メインルーメン及び排尿チューブを上記各収納部にコンパクトに収めることができるようにして、置き場所を取らず、携帯に便利な形態とした、しかも、導尿器の使用時に液漏れのない導尿器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明者は、導尿器のメインルーメンは本来耐キンク性を備えていると共に屈撓可能である点に着目し、導尿器の不使用時には、上記メインルーメンを収容器に巻込み収納するようにすれば、導尿器をコンパクトな形態で携行できて便利ではないかと想起すると共に、排尿時に手指や衣服を汚さないようにメインルーメンに連結使用する排尿チューブは、屈撓自在で復元性を有する軟弾性のものを利用して、この排尿チューブを収容器に折畳み収納できるようにすれば、導尿器を一層コンパクトな形態にすることができるものと考え至った。
【0007】
そして、種々テストを重ねた結果、メインルーメンと排尿チューブ間を連結するコネクター部分に仕切板を設け、この仕切板の上面側に開閉蓋付きの第一収納部を設けて、消毒液に浸漬したメインルーメンを液密に巻込み収納するようにすると共に、仕切板の下面側に開閉蓋付きの第二収納部を設けて、排尿チューブを折畳み収納するようにして、所期の目的を達成できることができたものである。
【0008】
本発明は、このような観点から為されたものである。以下、本発明の具体的な構成について説明する。即ち、請求項1に記載した本発明に係る導尿器は、尿路を形成する耐キンク性を有するメインルーメンと、軟弾性を有する排尿チューブとを、仕切板に固着したコネクターを介して接続すると共に、前記仕切板の上面側に前記メインルーメンを巻込み且つ消毒液を液密に収納可能にした第一収納部を、前記仕切板の下面側に前記排尿チューブを折畳み収納可能にした第二収納部とからなる収容器を、それぞれ設けたことを特徴とする。
【0009】
このように、コネクターを固着した仕切板の上面側に、メインルーメンと該メインルーメンを消毒する消毒液とを密封収納可能にした第一収納部を形成すると共に、仕切板の下面側に、排尿チューブを収納可能にした第二収納部を形成したので、導尿器の不使用時には、メインルーメン及び排尿チューブを各々の収納部にコンパクトに収納でき、従って導尿器の置き場所を取らず、携帯に便利な形態とすることができるという作用効果が得られる。
【0010】
また、請求項2に記載した発明に係る導尿器は、請求項1に記載したものの構成に加え、前記収容器の第一収納部の囲繞側壁の一部に、軟弾性を有する部位を一体に設け、当該部位の中央に縦方向の切込みを入れて、当該切込みが、前記メインルーメンの外部への導出口となるように形成したことを特徴とする。
【0011】
このように、第一収納部の囲繞側壁の一部に軟弾性を有する部位を設け、ここに形成した切込み導出口からコネクターを外部へ導出することにより、導尿器を使用している間でも、消毒液が第一収納部から外部へ漏出することを防止できるという作用効果が得られる。
【0012】
そして、請求項3に記載した発明に係る導尿器は、請求項2に記載したものの構成に加え、前記軟弾性を有する部分を露出可能に被覆する被覆部材を前記囲繞側壁に設けたことを特徴とする。
【0013】
このように、被覆部材により軟弾性を有する部分を被覆することにより、不使用時に切込みから消毒液が漏れるのを有効防止することができる。軟弾性ゆえに切込みから消毒液が漏れる恐れは極めて少ないが、その部分を被覆部材で覆うほうが、より確実な漏れ防止を行うことができる。使用する時は、軟弾性を有する部分を露出させ、使用した後は再度被覆する。
【0014】
そして、請求項4に記載した発明に係る導尿器は、請求項2又は3に記載したものの構成に加え、コネクターは短管状の三部材が連結して形成され、その内の第一部材の一端部が、メインルーメンの下端のジョイント部に接続され、その中間部が第一収納部の囲繞側壁の切込み導出口に挿入され、その他端部が軟弾性短管よりなる第二部材の一端部に接続され、また、第三部材はその一端部が前記第二部材の他端部に接続され、その中間部が収容器の仕切板に固着され、その下端部が排尿チューブの上端部に接続されるものであることを特徴とし、請求項5に記載したように、好ましくは、上記コネクターの第一部材は硬質の短管よりなり、その断面形状は両端部が真円形であり、中間部が縦長の楕円形であることを特徴とする。
【0015】
このように、コネクターを三部材からなる構成とし、その内の第二部材を軟弾性短管とすることにより、不使用時に、メインルーメンを第一収納部に巻込み収納し易くし、また、第一部材を剛性短管とすると共に、好ましくは、その中間部の断面形状を縦長の楕円形にしておけば、上記第一部材を、第一収納部の囲繞側壁に形成した軟弾性の切込み導出口に挿着した時に、第一収納部の外へ消毒液が漏出することを防止できるという作用効果が得られる。
【0016】
また、請求項6に記載した発明に係る導尿器は、請求項1乃至請求項5に記載したものの構成に加え、収容器の第一収納部の囲繞側壁の上縁部にパッキンを周設し、且つ、第一収納部の囲繞側壁の対向する二ヶ所に、係止爪を立上げ形成した弾発係止部を設け、そして、前記第一収納部を被蓋する第一蓋体に、前記係止爪に符合する位置に被係止爪を設けると共に、蝶番を介して、前記第一収納部を第一蓋体で開閉自在に密封するようにしたことを特徴とする。これにより、第一収納部を第一蓋体で被蓋すれば、パッキン、弾発係止部及び蝶番の作用により、導尿器の使用時、不使用時に関係なく、第一収納部内の消毒液の漏出を防止することができるという作用効果が得られる。
【0017】
そして又、請求項7に記載した発明に係る導尿器は、請求項1乃至請求項6に記載したものの構成に加え、収容器の第二収納部と当該第二収納部を被蓋する第二蓋体間を、ねじ込み方式又は蝶番を介し弾発係止手段を利用して被蓋するようにしたことを特徴とする。これにより、導尿器の不使用時には、軟弾性の排尿チューブを第二収納部内に簡単に折畳み収納することができるという作用効果が得られる。
【0018】
【本発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の導尿器の実施例を示す透視側面図であり、図2は、本発明でコネクターの第一部材の断面形状を示す側面図であり、図3は、本発明の第一収納部の囲繞側壁の導出口からコネクターを導出する状態を示す正面図であり、図4は、本発明の収容器の第一収納部と第一蓋体との開閉機構を示す一部切欠正面図であり、図5は、本発明の使用状態を示す側面図であり、図6は、本発明に係る導尿器の不使用時の状態を示す透視平面図であり、図7は、本発明に係る導尿器の不使用時の状態を示す透視底面図である。図8は、図3に示す導尿器の変形例を示す図である。
【0019】
図示したように、本発明の導尿器1は、尿路を形成する耐キンク性のメインルーメン11と軟弾性の排尿チューブ13と、この両者を連結するコネクター12、及び、上記コネクター12を固着した仕切板141の上面側に、上記メインルーメン11を巻込んで消毒液Dを液密に収納できるようにした第一収納部14aと、上記仕切板141の下面側に、上記排尿チューブ13を折畳み収納できるようにした第二収納部14bとから構成されるものである。
【0020】
上記導尿器1のメインルーメン11の外径や長さは、女性用に解剖学的統計で設定した標準的な数値であって、患者に対応させて変更される。例えば、成人男性用であれば標準外径を3mm〜4mm、標準長さを約250mmとする等、患者の体型に合わせて長さや外径を変更することができる。メインルーメン11の材質は、非ポリ塩化ビニル樹脂であるポリウレタン、1,2ポリブタジエン、エチレンと他の単量体との共重合体、プロピレンと他の単量体との共重合体等の内から選ばれるものであって、これらは耐薬品性(消毒液等に耐える)に優れ、適度な屈撓性、弾発復元性を備えていると共に、尿道から膀胱に至るまで挿入する間に、捩れたり腰折れを起さない耐キンク性を有するものである。
【0021】
一方、上記メインルーメン11にコネクター12を介して接続される排尿チューブ13は、耐薬品性を備えていると共に極めて優れた屈撓性を有するシリコンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴム等の内から選ばれ好適に使用される。
【0022】
そして、上記メインルーメン11と排尿チューブ13間を接続するコネクター12は、硬質短管状の第一部材121と、上記排尿チューブ13と同様の軟弾性の材質からなる第二部材122と、硬質短管状の屈折部を有する第三部材123からなり、図1乃至図3に示すように、上記第一部材121の一端部が、メインルーメン11の下端のジョイント部111に接続され、その中間部は、第一収納部14aの囲繞側壁142の軟弾性部位143に形成された切込み導出口144に挿入される部分であって、その他端部が上記第二部材122の一端部に接続され、また、上記第三部材123は、その一端部が上記第二部材122の他端部に接続され、その中間部が、図1に示すように、収容器14の仕切板141の中央より偏った位置から中央寄りに屈折させて立上げ形成され、その下端部が排尿チューブ13の上端部に接続されるようになっている。
【0023】
上記コネクター12の第一部材121は、耐薬品性を有するポリテトラフルオロエチレン、オレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等からなる硬質の短管であって、その断面形状は、図2に示すように、両端部が真円形であり、中間部が縦長の楕円形であることが好ましい。これにより、図3に示すように、第一部材121の中間部を、矢印方向から第一収納部14aの軟弾性部位143に形成した切込み導出口144へ挿着したときに、軟弾性部位143からの弾圧で、中間部の楕円形部分が潰されない状態にシールされ、第一収納部14a内の消毒液Dが、第一収納部14aから外へ漏出することが防止される。
【0024】
また、本発明では、図4に示すように、上記収容器14の第一収納部14aの囲繞側壁142の上縁部にパッキング145を周設し、且つ、第一収納部14aの囲繞側壁142の対向する二ヶ所に、係止爪147を立上げ形成した弾発係止部146を設けると共に、蝶番151を介して、第一収納部14aに第一蓋体15を開閉自在に取付けている。即ち、第一収納部14aの囲繞側壁142の対向する二ヶ所に配設する上記弾発係止部146は、液密に囲まれたボックス型の凹陥部内を、スプリング148の弾発力により矢印方向にスライド移動するように取付けられている。そして、上記第一蓋体15を第一収納部14aに被せて押付けてやれば、第一蓋体15に形成した被係止爪152が係止爪147に弾発的に引っ掛かり、第一蓋体15を確実且つ容易に閉じることができる。また、第一蓋体15を開ける場合には、弾発係止部146の外壁面を内側へ指先で押付けてやると共に、第一蓋体15に凸設した指掛け部153を押上げれば、第一蓋体15を確実且つ容易に開けることができる。これにより、導尿器1の使用時、不使用時を問わず、第一収納部14a内の消毒液Dの液漏れを防止することができる。
【0025】
なお、第一収納部14a内には、導尿器1の使用時並びに不使用時を問わず、常に、0.025%程度の塩化ベンゼトニウム溶液等の消毒液Dを満しておくが、この消毒液Dはやや粘稠性を帯びているので、上述した構成の第一蓋体15付き第一収納部14aから液漏れを生ずることはない。
【0026】
そして、収容器14の第二収納部14bに第二蓋体16を被蓋する場合は、蝶番161を介し、第二収納部14bの上縁外周部に形成した膨出係止部149に、第二蓋体16の内周縁部に形成した被係止部163を弾圧係着して被蓋するか、或いは、図示してないが、蝶番161を取付けずに、第二蓋体16を収容器14と別個に形成し、これを第二収納部14bにねじ込み被蓋するようにしてもよい。別個に形成した場合は、第ニ蓋体16と収容器14とを合成樹脂製の紐(ストリング)により連結しておくことが、第ニ蓋体16の紛失を防止するために好ましい。なお、第一蓋体15及び上記前者の第二蓋体16には、蝶番151、161の対向位置に指掛け部153、162を形成しておくと蓋体の開閉に便利である。
【0027】
本発明の導尿器1を使用する時には、第一収納部14aを被蓋する第一蓋体15を開け、図6に示す如く、第一収納部14a内に巻込まれ消毒液Dに浸り収まっているメインルーメン11及びこれをジョイント部111で連結したコネクター12の第一部材121を、図3に示すように、囲繞側壁142の軟弾性部位143に形成した切込み導出口144から導出したのち第一蓋体15を閉じ、そして、第二収納部14bを被蓋する第二蓋体16を開け、図7に示す如く、第二収納部14bに折畳まれ収まっている排尿チューブ13を引出す。そして、図5に示すように、第一収納部14aから導出したメインルーメン11を尿道から膀胱に到るまで挿入して、メインルーメン11の先端の尿入口112から、メインルーメン11及び排尿チューブ13を通して、矢印方向へ尿Uを排出することができる。
【0028】
そして、尿Uを排出したのち導尿器1を使用しない時には、第一蓋体15を開け、メインルーメン11及びコネクター12を第一収納部14aに巻込み収めて第一蓋体15で被蓋し、そして、排尿チューブ13を第二収納部14bに折畳み収めて第二蓋体16で被蓋するものである。
【0029】
なお、図8に示す本実施形態の変形例のように、囲繞側壁142の外周に被覆部材18を回転自在に設け、この被覆部材18に形成した開口部19を矢印方向に回転させることにより軟弾性部位143に合わせ、これにより、軟弾性部位143を露出可能に構成することができる。つまり、導尿器1の使用時に開口部19を回転して軟弾性部位143を露出させ、使用後は、被覆部材18を再び回転させて開口部19の位置をずらすことにより軟弾性部位143を再び被覆することができる。軟弾性部位143自体が軟弾性を有しているから切込み導出口144から消毒液が漏れる恐れは極めて少ないが、その部分を被覆部材18で覆うほうが、より確実な漏れ防止を行うことができる。さらに、メインルーメン11を外部操作により第1収納部14a内に巻き入れるための巻き入れ構造(図示なし)を設けることもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、コネクターを固着した仕切板の上面側に、メインルーメンと該メインルーメンを消毒する消毒液とを密封収納可能にした第一収納部を形成すると共に、仕切板の下面側に、排尿チューブを収納可能にした第二収納部を形成したので、導尿器の不使用時には、メインルーメン及び排尿チューブを各々の収納部にコンパクトに収納でき、従って導尿器の置き場所を取らず、携帯に便利な形態とすることができる。即ち、メインルーメンは適度な屈撓性と耐キンク性を有するので、第一収納部に巻込んでコンパクトに収納できると共に、排尿チューブも屈撓自在な軟弾性材料よりなるので、これを第二収納部に折畳んでコンパクトに収納することができるものである。
【0031】
また、第一収納部の囲繞側壁の軟弾性部位に形成した切込み導出口から、メインルーメンに連結した断面楕円形の第一部材を外部へ導出すると共に、第一収納部に第一蓋体を被蓋すれば、導尿器を使用している間であっても、消毒液が第一収納部から外部へ漏出することを防止できるという作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導尿器の実施例を示す透視側面図である。
【図2】本発明でコネクターの第一部材の断面形状を示す側面図である。
【図3】本発明の第一収納部の囲繞側壁の導出口からコネクターを導出する状態を示す正面図である。
【図4】本発明の収容器の第一収納部と第一蓋体との開閉機構を示す一部切欠正面図である。
【図5】本発明の使用状態を示す側面図である。
【図6】本発明の不使用時の状態を示す透視平面図である。
【図7】本発明の不使用時の状態を示す透視底面図である。
【図8】図3に示す導尿器の変形例を示す図である。
【図9】従来技術の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 導尿器
11 メインルーメン
111 ジョイント部
112 尿入口
12 コネクター
121 第一部材
122 第二部材
123 第三部材
13 排尿チューブ
14 収容器
14a 第一収納部
14b 第二収納部
141 仕切板
142 囲繞側壁
143 軟弾性部位
144 切込み導出口
145 パッキング
146 弾発係止部
147 係止爪
148 スプリング
15 第一蓋体
151 蝶番
152 被係止爪
153 指掛け部
16 第二蓋体
161 蝶番
162 指掛け部
D 消毒液
U 尿

Claims (7)

  1. 尿路を形成する耐キンク性を有するメインルーメンと、軟弾性を有する排尿チューブとを、仕切板に固着したコネクターを介して接続すると共に、
    前記仕切板の上面側に前記メインルーメンを巻込み且つ消毒液を液密に収納可能にした第一収納部を、前記仕切板の下面側に前記排尿チューブを折畳み収納可能にした第二収納部とからなる収容器を、それぞれ設けたことを特徴とする導尿器。
  2. 前記収容器の第一収納部の囲繞側壁の一部に、軟弾性を有する部位を一体に設け、当該部位の中央に縦方向の切込みを入れて、当該切込みが、前記メインルーメンの外部への液密導出口となるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の導尿器。
  3. 前記軟弾性を有する部分を露出可能に被覆する被覆部材を前記囲繞側壁に設けたことを特徴とする請求項2に記載の導尿器。
  4. 前記コネクターは短管状の三部材が連結して形成され、その内の第一部材の一端部が、メインルーメンの下端のジョイント部に接続され、その中間部が第一収納部の囲繞側壁の切込み導出口に挿入され、その他端部が軟弾性短管よりなる第二部材の一端部に接続され、また、第三部材はその一端部が前記第二部材の他端部に接続され、その中間部が収容器の仕切板に固着され、その下端部が排尿チューブの上端部に接続されるものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の導尿器。
  5. コネクターの第一部材は硬質の短管よりなり、その断面形状は、両端部が真円形であり、中間部が縦長の楕円形であることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の導尿器。
  6. 収容器の第一収納部の囲繞側壁の上縁部にパッキンを周設し、且つ、第一収納部の囲繞側壁の対向する二ヶ所に、係止爪を立上げ形成した弾発係止部を設け、そして、前記第一収納部を被蓋する第一蓋体に、前記係止爪に符合する位置に被係止爪を設けると共に、蝶番を介して、前記第一収納部を第一蓋体で開閉自在に密封するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の導尿器。
  7. 収容器の第二収納部と当該第二収納部を被蓋する第二蓋体間を、ねじ込み方式又は蝶番を介し弾発係止手段を利用して被蓋するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の導尿器。
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