JP3709492B2 - 単結晶引上げ装置のヒータ取付構造 - Google Patents

単結晶引上げ装置のヒータ取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、るつぼに貯留された半導体融液から半導体単結晶を引上げる単結晶引上げ装置に関し、特に上記るつぼを加熱するためのヒータの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の取付構造として、チャンバ内で半導体融液を貯留するるつぼを囲むようにヒータが設けられ、このヒータにグラファイト製の一対の中間電極が接続され、更に冷却水通路を有する一対の下部電極が上記一対の中間電極にそれぞれ結合された単結晶引上装置におけるヒーター電極構造が開示されている(特開平10−87393号)。この電極構造では、下部電極が上面に凹円錐面が形成され周面に雄ねじが形成された大径部と、大径部の下端に連設された小径部と、小径部内から大径部内にかけて形成され冷却水が通過可能な冷却水通路とを有する。また中間電極は下面が上記凹円錐面に相応する凸円錐面に形成された大径部と、大径部の上端に連設された中径部と、中径部の上端に連設されヒータの脚部下端の着座部の貫通孔に挿通しかつナットを螺合可能な小径ねじ部とを有する。更に中間電極の大径部にはナット部材が嵌入され、このナット部材の上端部内周には中間電極の大径部の肩部に係止可能な着座部が設けられる。
【0003】
このように構成されたヒータの取付手順を説明する。先ず中間電極の大径部にナット部材を嵌入した状態で中間電極を下部電極に載せ、ナット部材を下部電極の大径部の雄ねじに螺合する。これによりナット部材の着座部にて中間電極の大径部が下部電極の大径部に圧接され、凸円錐面が凹円錐面に密着して中間電極が下部電極に結合される。次に中間電極の小径ねじ部にヒータの着座部の貫通孔を嵌入し、小径ねじ部の貫通孔から上方に突出した部分にナットが螺合される。
【0004】
このように構成されたヒーター電極構造では、ヒータの径方向への熱膨張やヒータの振動等に起因して、ナット部材が熱応力により破損する場合があるけれども、中間電極及び下部電極の結合部は損傷しない。即ち、ナット部材が破損しても、下部電極から中間電極への電流供給は、互いに一様に接触した接触面(凸円錐面及び凹円錐面)を介して行われるので、局部的に電流が集中せず、冷却水通路内の冷却水の温度が過度に上昇することはない。この結果、冷却水通路の上部に水蒸気による空間が発生せず、中間電極及び下部電極の結合部は冷却水通路を通る冷却水により効率的に冷却されるので、上記結合部が損傷することはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の特開平10−87393号公報に示された単結晶引上におけるヒーター電極構造では、中間電極の中径部上面はヒータの着座部下面より小さいため、着座部は中径部から張り出し、その先端にヒータの脚部が位置する構造、即ち着座部の張り出した先端にヒータの重量が作用する片持ち梁構造となる。このため、熱応力に起因して中間電極の小径ねじ部に螺合されたナットが弛むと、上記着座部の大部分が中径部上面から浮き上がり、着座部下面と中径部上面との接触面積が極めて小さくなって電流密度が極めて大きくなるとともに、浮き上がった着座部と中径部との間で放電が発生し、これらの部材を損傷するおそれがあった。
本発明の目的は、ナットが弛んでもヒータの着座部と中間電極との接触面積の減少を阻止することにより、着座部及び中間電極間の電流密度の増大及び放電の発生を防止し、着座部及び中間電極の損傷を防止することができる、単結晶引上げ装置のヒータ取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1及び図4に示すように、チャンバ13内で半導体融液14を貯留するるつぼ12を囲むようにヒータ16が設けられ、ヒータ16に複数の脚部31,33がチャンバ13の底壁13aに向って突設され、脚部31,33の下端に着座部41,43が水平方向に延びて設けられ、中間電極24の上面から突設された中間電極用雄ねじ部24bが着座部41,43に挿通されてこの中間電極用雄ねじ部24aにナット28が螺合され、中間電極24の下端が下部電極26及び絶縁スリーブ27を介してチャンバ13の底壁13aに取付けられ、着座部41,43が中間電極24を介して下部電極26に電気的に接続された単結晶引上げ装置のヒータ取付構造の改良である。
その特徴ある構成は、中間電極24の上面が着座部41,43の下面のうち少なくとも脚部31,33の中心線Gを含む部分を受けるように構成されたところにある。
この請求項1に記載された単結晶引上げ装置のヒータ取付構造では、ヒータ16への通電及びその停止を繰返すと、ヒータ16の着座部41,43や中間電極用雄ねじ部24a等が熱膨張及び熱収縮を繰返し、熱応力によりナット28が弛む場合がある。このとき着座部41,43は撓まず、着座部41,43の下面と中間電極24の上面との接触面積は減少しないので、着座部41,43及び中間電極24間を流れる電流密度は増大せず、かつ着座部41,43と中間電極24との間で放電が発生することもない。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1に示すように、下部電極26の上面が中間電極24の下面のうち少なくとも脚部31,33の中心線Gを含む部分を受け、かつ絶縁スリーブ27の上面が下部電極26の下面のうち脚部31,33の中心線Gを含む部分を受けるように構成されたことを特徴とする。
この請求項2に記載された単結晶引上げ装置のヒータ取付構造では、下部電極26及び絶縁スリーブ27が中間電極24を安定した状態で支持することができる。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、更に図6に示すように、中間電極84の上面が着座部41の下面全体を受け、下部電極86の上面が中間電極84の下面全体を受け、かつ絶縁スリーブ87の上面が下部電極86の下面全体を受けるように構成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載された単結晶引上げ装置のヒータ取付構造では、下部電極86及び絶縁スリーブ87が中間電極84を上記請求項2より更に安定した状態で支持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図5に示すように、単結晶引上げ装置10はシリコン単結晶11をチョクラルスキー法(CZ法)により引上げる装置である。この装置10は気密容器であるチャンバ13と、このチャンバ13内に設けられシリコン融液14を貯留する石英るつぼ12と、石英るつぼ12を囲むように設置され石英るつぼ12内の原料15(シリコン多結晶体)を加熱・融解してシリコン融液14にするヒータ16とを備える。
【0010】
石英るつぼ12は石英により略半球状に形成される。チャンバ13の中央下部にはシャフト19が立設され、このシャフト19の上端には石英るつぼ12を収容するサセプタ20が設けられる。また石英るつぼ12はシコリン融液14の液面を常に一定レベルに保つようにシャフト19を介して昇降可能に構成される。一方、石英つぼ12の上方かつ石英るつぼ12の軸線上にはこの軸線を中心に回転可能にかつ昇降可能に構成されたワイヤケーブル21が吊下げられ、このワイヤケーブル21の下端にはシリコン融液14に浸してシリコン単結晶11を引上げるための種結晶22が取付けられる。
【0011】
ヒータ16は図3及び図4に示すように、略円筒状に形成されたヒータ本体23と、このヒータ本体23の下端に等間隔に突設された4本の第1〜第4脚部31〜34と、これらの脚部31〜34の下端に水平方向にそれぞれ延びて設けられた4つの第1〜第4着座部41〜44とを有する。ヒータ本体23には上縁及び下縁から交互に切り込んで下方及び上方にそれぞれ延びる複数のスリット23aが形成され、第1〜第4着座部41〜44はヒータ本体23の半径方向内向きに突設される。また第1〜第4着座部41〜44には通孔41a〜44aがそれぞれ形成される。この実施の形態では互いに対向する第1着座部41と第3着座部43とに直流電圧が印加され、これにより図3の実線矢印で示すように電流が流れるように構成される。第1着座部41と第3着座部43のチャンバ13の底壁13aへの取付構造は同一であるので、代表して第1着座部41の取付構造を示し、第3着座部43の取付構造は省略する。なお、第2及び第4着座部42,44は図示しないが電気絶縁部材を介してチャンバ13の底壁13aに取付けられる。
【0012】
第1着座部41は図1及び図2に示すように、中間電極24,下部電極26及び絶縁スリーブ27を介してチャンバ13の底壁13aに取付けられる。中間電極24は導電率が比較的高く、耐熱性に優れ、かつ結晶汚染のおそれが少ないグラファイトにより円柱状に形成される。中間電極24の下面中央には孔中心線が中間電極24の軸線に一致するねじ孔24aが形成され、中間電極24の上面中央には中間電極用雄ねじ部24bが上方に向って突設される。この中間電極用雄ねじ部24bに第1着座部41の通孔41aを嵌入したときに、中間電極24の上面が第1着座部41の下面のうち少なくとも第1脚部31の中心線G(第1脚部31の重心を通る鉛直線)を含む部分を受けるように構成される。また中間電極用雄ねじ部24bにはナット28が螺合可能に構成される。
【0013】
下部電極26は導電率が比較的高い銅,銅合金,ステンレス鋼等により形成され、円板状に形成された大径部26aと、この大径部26aの下面中央に下方に向って突設された小径部26bと、大径部26aの上面中央に上方に向って突設された下部電極用雄ねじ部26cとを有する。下部電極用雄ねじ部26cには中間電極24のねじ孔24aを螺合可能に構成される。また下部電極26内には小径部26b及び大径部26aを通って下部電極用雄ねじ部26cの上端近傍まで達する冷却水通路26dが形成され、この冷却水通路26dには冷却水が通るように構成される。
【0014】
絶縁スリーブ27は電気絶縁材料により形成され、フランジ部27aと、このフランジ部27aの下面に下方に向って突設された筒部27bとを有する。筒部27bはチャンバ13の底壁13aに形成された透孔13bに挿通可能に構成され、絶縁スリーブ27には下部電極26の小径部26bが挿通可能に構成される。また下部電極26の大径部26aの上面は中間電極24の下面のうち少なくとも第1脚部31の中心線Gを含む部分を受け、かつ絶縁スリーブ27のフランジ部27aの上面は下部電極26の大径部26aの下面のうち少なくとも第1脚部31の中心線Gを含む部分を受けるように構成される。この実施の形態では、大径部26aの外径は中間電極24の外径と同一に形成され、フランジ部27aの外径は大径部26aの外径と同一に形成される。即ち、大径部26aの上面は中間電極24の下面全体を受け、かつフランジ部27aの上面は大径部26aの下面全体を受けるように構成される。なお、中間電極24の外周面及び大径部26a又は小径部26bの外周面には図示しないがスパナ掛け部をそれぞれ形成することが好ましい。
【0015】
このように構成されたヒータの取付手順を図1に基づいて説明する。
予めチャンバ13の底壁13aの透孔13bに絶縁スリーブ27の筒部27bを挿通しておく。先ず下部電極26の下部電極用雄ねじ部26cに中間電極24のねじ孔24aを螺合し、この状態で下部電極26の小径部26bを絶縁スリーブ27に挿通する。次に中間電極24の中間電極用雄ねじ部24bにヒータ16の第1着座部41の通孔41aを嵌入し、通孔41aから上方に突出した中間電極用雄ねじ部24bにナット28を螺合する。これにより第1着座部41が中間電極24,下部電極26及び絶縁スリーブ27を介してチャンバ13の底壁13aに取付けられるので、第1着座部41が中間電極24を介して下部電極26に電気的に接続されるとともに、下部電極26が絶縁スリーブ27によりチャンバ13の底壁13aと電気的に絶縁される。
【0016】
このように構成されたヒータ取付構造では、ヒータ16への通電及びその停止を繰返すと、ヒータ16の第1着座部41や中間電極用雄ねじ部24b等が熱膨張及び熱収縮を繰返し、熱応力によりナット28が弛む場合がある。しかし、中間電極24の上面がヒータ16の第1着座部41のうち少なくとも第1脚部31の中心線Gを含む部分を受けるので、第1着座部41は撓まず、第1着座部41の下面と中間電極24の上面との接触面積は減少しない。この結果、第1着座部41から中間電極24に流れる電流密度は増大せず、かつ第1着座部41と中間電極24との間で放電が発生することもないので、第1着座部41及び中間電極24が損傷することはない。
また下部電極26の大径部26a及び絶縁スリーブ27のフランジ部27aが中間電極24と同一外径を有するので、大径部26a及びフランジ部27aが中間電極24を安定した状態で支持することができる。
【0017】
図6及び図7は本発明の第2の実施の形態を示す。図6及び図7において図1及び図2と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、中間電極84の上面が第1着座部41の下面全体を受け、下部電極86の上面が中間電極84の下面全体を受け、絶縁スリーブ87の上面が下部電極86の下面全体を受け、更に中間電極用雄ねじ部24bがねじ孔24aとともに中間電極84の軸線に一致するように構成される。即ち、中間電極84,下部電極86の大径部86a及び絶縁スリーブ27のフランジ部27aの外径は第1の実施の形態の中間電極,下部電極の大径部及び絶縁スリーブのフランジ部の外径より大きく形成される。また上記大径部86a及びフランジ部87aの外径は中間電極84の外径と同一に形成される。
【0018】
このように構成されたヒータ取付構造では、中間電極84の上面が第1着座部41の下面全体を受けるので、第1の実施の形態より更に安定した状態で支持することができ、ナット28が弛んでも第1着座部41は全く撓まない。また中間電極84及び下部電極86の大径部86aの外径を第1の実施の形態より大きくしたので、第1着座部41下面及び中間電極84上面の接触面積のみならず、中間電極84上面及び大径部86a上面の接触面積も第1の実施の形態より大きくなり、第1着座部41から中間電極84を介して大径部86aに流れる電流密度が第1の実施の形態より低下する。この結果、第1着座部41と中間電極84との間で放電が発生することはなく、第1着座部41及び中間電極84が損傷することはない。上記以外のヒータの取付手順及びヒータ取付構造の動作は第1の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0019】
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、半導体単結晶としてシリコン単結晶を挙げたが、ガリウムヒ素単結晶又はその他の半導体単結晶でもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、単結晶引上げ装置としてCZ法による引上げ装置を挙げたが、融液に磁界を印加して融液の対流を抑制する連続チャージ型磁界印加チョクラルスキー法(CMCZ法)による引上げ装置,磁界印加を行わない連続チャージ型チョクラルスキー法(CCZ法)による引上げ装置或いはその他の引上げ装置でもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、第1〜第4着座部をヒータ本体の半径方向内向きに突設したが、第1〜第4着座部をヒータ本体の半径方向外向きに突設してもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、ヒータ本体の下端に4本の脚部を突設したが、2本,3本又は5本以上の脚部を突設してもよい。
更に、上記第1及び第2の実施の形態では、中間電極を円柱状に形成し、下部電極の大径部を円板状に形成したが、中間電極を多角柱状に形成し、下部電極の大径部を多角板状に形成してもよい。この場合、中間電極及び大径部の外周面にスパナ掛け部を形成する必要がなくなる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、中間電極の上面に突設された中間電極用雄ねじ部をヒータの着座部に挿通してこの中間電極用雄ねじ部にナットを螺合し、中間電極の下端を下部電極及び絶縁スリーブを介してチャンバの底壁に取付け、着座部を中間電極を介して下部電極に電気的に接続し、更に中間電極の上面が着座部の下面のうち少なくとも脚部の中心線を含む部分を受けるように構成したので、熱応力によりナットが弛んでも着座部は撓まず、着座部の下面と中間電極の上面との接触面積は減少しない。この結果、着座部及び中間電極間を流れる電流密度は増大せず、かつ着座部と中間電極との間で放電が発生しないので、着座部及び中間電極の損傷を防止することができる。
【0021】
また下部電極の上面が中間電極の下面のうち少なくとも脚部の中心線を含む部分を受け、かつ絶縁スリーブの上面が下部電極の下面のうち脚部の中心線を含む部分を受けるように構成すれば、下部電極及び絶縁スリーブが中間電極を安定した状態で支持することができる。
更に中間電極の上面が着座部の下面全体を受け、下部電極の上面が中間電極の下面全体を受け、かつ絶縁スリーブの上面が下部電極の下面全体を受けるように構成すれば、下部電極及び絶縁スリーブが中間電極を上記より更に安定した状態で支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の中間電極及び下部電極を含む図3のA部拡大断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】そのヒータの側面図。
【図4】そのヒータの平面図。
【図5】そのヒータを含む単結晶引上げ装置の要部断面図。
【図6】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する断面図。
【図7】図6のC−C線断面図。
【符号の説明】
10 単結晶引上げ装置
12 石英るつぼ(るつぼ)
13 チャンバ
13a 底壁
14 シリコン融液(半導体融液)
16 ヒータ
24,84 中間電極
24b 中間電極用雄ねじ部
26,86 下部電極
27,87 絶縁スリーブ
28 ナット
31 第1脚部
33 第3脚部
41 第1着座部
43 第3着座部
G 第1脚部の中心線

Claims (3)

  1. チャンバ(13)内で半導体融液(14)を貯留するるつぼ(12)を囲むようにヒータ(16)が設けられ、前記ヒータ(16)に複数の脚部(31,33)が前記チャンバ(13)の底壁(13a)に向って突設され、前記脚部(31,33)の下端に着座部(41,43)が水平方向に延びて設けられ、中間電極(24)の上面から突設された中間電極用雄ねじ部(24b)が前記着座部(41,43)に挿通されてこの中間電極用雄ねじ部(24b)にナット(28)が螺合され、前記中間電極(24)の下端が下部電極(26)及び絶縁スリーブ(27)を介して前記チャンバ(13)の底壁(13a)に取付けられ、前記着座部(41,43)が前記中間電極(24)を介して前記下部電極(26)に電気的に接続された単結晶引上げ装置のヒータ取付構造において、
    前記中間電極(24)の上面が前記着座部(41,43)の下面のうち少なくとも前記脚部(31,33)の中心線(G)を含む部分を受けるように構成されたことを特徴とする単結晶引上げ装置のヒータ取付構造。
  2. 下部電極(26)の上面が中間電極(24)の下面のうち少なくとも脚部(31,33)の中心線(G)を含む部分を受け、かつ絶縁スリーブ(27)の上面が前記下部電極(26)の下面のうち前記脚部(31,33)の中心線(G)を含む部分を受けるように構成された請求項1記載の単結晶引上げ装置のヒータ取付構造。
  3. 中間電極(84)の上面が着座部(41)の下面全体を受け、下部電極(86)の上面が前記中間電極(84)の下面全体を受け、かつ絶縁スリーブ(87)の上面が前記下部電極(86)の下面全体を受けるように構成された請求項1又は2記載の単結晶引上げ装置のヒータ取付構造。
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