JP3708494B2 - 光パスネットワークおよびノードおよびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

光パスネットワークおよびノードおよびプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPネットワークにおけるバーストデータ転送に利用する。なお、本発明は、IPネットワークにおける光パス設定に先立って行われるシグナリング用の光パケットを転送する際にも応用することができる。
【0002】
【従来の技術】
IP(Internet Protocol)網におけるデータ転送では、ノードがIPパケットのヘッダ情報を読み取り、その宛先方路に対して当該IPパケットを転送する。これを複数のノード間で繰り返し行い、その結果、IPパケットは所望の宛先に辿り着く。このようなIPパケットの転送方法では、個々のIPパケット単位で転送が行われるため、個々のIPパケットのそれぞれについて、そのヘッダ情報を読み取ることが必要になる。
【0003】
一方、昨今では、動画データ等の一連の多量データ転送に対する需要が急増している。このような一連の多量データはバーストデータと呼ばれており、多数のIPパケットに分割して収容される。このようなバーストデータ転送に対し、その個々のIPパケット単位での転送を行っていたのでは非効率的であるため、特定のノード間でカットスルーパスを設定し、このカットスルーパスでは、IPパケットのヘッダ情報を読み取ることなく、一気に転送が行われる。特に、光パスを用いたデータ転送には有効である。
【0004】
すなわち、ノード間の伝送路に光パスを用いたデータ転送では、各ノードで、光パスを伝送して到来した光信号を電気信号にいったん変換し、IPパケットのヘッダ情報を読み取り、その宛先方路を判定した後に、再度、光信号に変換して再び光パスに送出する処理が必要になる。これに対し、波長パスによるカットスルーパスを用いたデータ転送では、ヘッダ情報を読み取るために、光信号を電気信号にいったん変換する必要がなく、カットスルーパスの始点から終点まで光信号のまま転送できるため、きわめて効率の良いバーストデータ転送を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、波長パスを用いたバーストデータ転送には最適なカットスルーパスであるが、バーストデータ転送に先立って事前にカットスルーパスを設定しておく処理が必要になる。
【0006】
すなわち、発側のノードから着側のノードに向けてカットスルーパス設定のためのリクエストを送出する。このリクエストが格納されたリクエストパケットはIPパケットであり、各ノードでヘッダ情報が読み取られながら、着側のノードに到達する。この途中で、網リソースの不足などのために、カットスルーパスの設定が困難である場合には、その旨を通知するための信号が発側のノードに向けて送出される。発側のノードでは、これを受けてカットスルーパスの設定をリトライするか、あるいは、断念する。
【0007】
また、カットスルーパスは、発側のノードから着側のノードまで、一本で結ばれることが望ましいが、発側のノードと着側のノードとの間の距離によっては、光信号のロスやクロストークによる信号品質劣化が著しくなり、いずれかのノードで3R(Reshaping,Retiming,Regenerating)処理が必要になる場合があり、3R処理をいずれのノードで行うかといった計算を行う必要がある。
【0008】
このように、カットスルーパス自体はバーストデータ転送に最適であるが、データ送出元となるユーザは、自己がこれから送出しようとするデータのデータ量を考慮し、網リソースの確保を行ってカットスルーパスを設定する必要があり、その設定に手間と時間を要するという問題がある。
【0009】
また、カットスルーパスの設定に成功し、バーストデータ転送が行われた後に、当該カットスルーパスの解放が行われるが、データ送出元となるユーザが解放リクエストを送出しない限り、カットスルーパスの解放は行われず、カットスルーパスの無効保留が行われる可能性が否めない。
【0010】
さらに、従来、発側のノードがバーストデータを送出する経路は、所定のポリシにより一つに定まっている。例えば、“最短経路を最適経路とする”というポリシに基づけば、発側のノードと着側のノードとの間が最短となる経路にバーストデータは送出される。そして、その経路上の中継ノードで、リソース確保の可否が判定される。
【0011】
このように、従来は、所定のポリシにより定まる一つの経路上でリソース確保が試みられ、リソース確保が困難であり、発側のノードがリトライする場合でも同じ経路に対してリトライが行われている。
【0012】
本発明は、このような背景に行われたものであって、複数の経路を設定し、その内のいずれかでカットスルーパスの設定が成功すればよいというポリシに基づきバーストデータ転送を行うことにより、確実で速やかなバーストデータ転送を行うことができる光パスネットワークおよびノードおよびプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。また、本発明は、カットスルーパスの設定に要する手間と時間および無効保留を少なくすることができる光パスネットワークおよびノードおよびプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
本明細書における発側のノードおよび着側のノードとは、データ転送に先立ってパス設定のためのリクエストを送出する側のノードを発側のノードといい、このリクエストの終端先となるノードを着側のノードという。パス設定後におけるデータ転送の際には、発側のノードまたは着側のノードのいずれもがデータ発信元またはデータ受信先になることができる。また、設定されたパスは、単方向パスであっても双方向パスであってもよい。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バーストデータ転送に先立ってカットスルーパス設定を行わなくてもよいことを特徴とする。また、本発明は、バーストデータ転送が終了すると速やかにカットスルーパスの解放を行うことを特徴とする。さらに、本発明は、3R処理が必要となる箇所を事前に計算する必要がないことを特徴とする。これにより、カットスルーパスの設定に要する手間と時間および無効保留を少なくすることができる。
【0015】
また、本発明は、発側のノードと着側のノードとの間に複数の経路を設定し、そのいずれかでカットスルーパスの設定に成功すればよいというポリシに基づきバーストデータ転送を行うことにより、確実で速やかなバーストデータ転送を行うことができることを特徴とする。
【0016】
なお、発側のノードと着側のノードとの間に複数の経路を設定する際には、例えば、等距離の経路が複数有るときには最も距離の短い経路を複数選択したり、あるいは、距離の異なる経路が複数有るときには距離の短い経路から順に複数の経路を選択するなどのポリシに基づいて行う。
【0017】
すなわち、本発明の第一の観点は光パスネットワークであって、本発明の特徴とするところは、発側のノードと、着側のノードと、前記発側のノードと前記着側のノードとの間の経路に配置された中継ノードとを備え、この中継ノードは、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、この光パスを設定する手段は、バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段とを備え、前記カットスルーパス設定手段は、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、この判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段とを備え、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段を備え、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄する手段を備えたところにある。
【0018】
これにより、複数の経路の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができる。
【0019】
あるいは、前記カットスルーパス設定手段は、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、この判定する手段の判定結果を前記発側のノードに通知する手段と、前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段とを備え、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段と、前記複数の経路の内、前記通知する手段の通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する手段とを備え、前記中継ノードは、自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備え、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄する手段を備えたところにある。
【0020】
これにより、複数の経路の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができることに加え、カットスルーパスの設定に失敗した経路については、速やかにバーストデータの転送を中止することにより、無効となるトラヒックおよびリソースの確保を回避することができる。
【0021】
あるいは、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段を備え、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記中継ノードに通知する手段と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する手段とを備え、前記中継ノードは、自己が前記通知する手段の通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えたところにある。
【0022】
これにより、複数の経路の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができることに加え、カットスルーパスの設定に失敗した経路については、速やかにバーストデータの転送を中止することにより、無効となるトラヒックおよびリソースの確保を回避することができる。
【0023】
あるいは、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段を備え、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記発側のノードに通知する手段と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する手段とを備え、前記発側のノードは、前記通知する手段の通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止する手段を備え、前記中継ノードは、自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えたところにある。
【0024】
これにより、複数の経路の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができることに加え、カットスルーパスの設定に失敗した経路については、速やかにバーストデータの転送を中止することにより、無効となるトラヒックおよびリソースの確保を回避することができる。
【0025】
本発明の第二の観点は発側のノードであって、本発明の特徴とするところは、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、この判定結果を発側のノードに通知し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送する光パスネットワークに設けられ、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段と、前記複数の経路の内、前記通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する手段とを備えたところにある。
【0026】
あるいは、本発明の第二の観点は発側のノードであって、本発明の特徴とするところは、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ転送先となる着側のノードは、複数の経路からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を発側のノードに通知する光パスネットワークに設けられ、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段と、前記複数の経路の内、前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止する手段とを備えたところにある。
【0027】
本発明の第三の観点は中継ノードであって、本発明の特徴とするところは、発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記複数の経路の内、カットスルーパスの設定不可が通知された経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する光パスネットワークに設けられ、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、この光パスを設定する手段は、バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段とを備え、前記カットスルーパス設定手段は、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、この判定する手段の判定結果を前記発側のノードに通知する手段と、前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段とを備え、自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えたところにある。
【0028】
あるいは、本発明の第三の観点は中継ノードであって、本発明の特徴とするところは、発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を中継ノードに通知する光パスネットワークに設けられ、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、この光パスを設定する手段は、バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段とを備え、前記カットスルーパス設定手段は、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段とを備え、自己が前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路の中の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えたところにある。
【0029】
本発明の第四の観点は着側のノードであって、本発明の特徴とするところは、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ送出元となる発側のノードは、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する光パスネットワークに設けられ、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄する手段を備えたところにある。
【0030】
あるいは、本発明の第四の観点は着側のノードであって、本発明の特徴とするところは、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ送出元となる発側のノードは、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する光パスネットワークに設けられ、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記中継ノードに通知する手段と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する手段とを備えたところにある。
【0031】
あるいは、本発明の第四の観点は着側のノードであって、本発明の特徴とするところは、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ送出元となる発側のノードは、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する光パスネットワークに設けられ、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記発側のノードに通知する手段と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する手段とを備えたところにある。
【0032】
本発明の第五の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、この判定結果を発側のノードに通知し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送する光パスネットワークに設けられた発側のノードを制御する装置に相応する機能として、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する機能と、前記複数の経路の内、前記通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する機能とを実現させるところにある。
【0033】
あるいは、本発明の第五の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ転送先となる着側のノードは、複数の経路からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記発側のノードに通知する光パスネットワークに設けられた発側のノードを制御する装置に相応する機能として、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する機能と、前記複数の経路の内、前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止する機能とを実現させるところにある。
【0034】
あるいは、本発明の第五の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記複数の経路の内、カットスルーパスの設定不可通知を受け取った経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する光パスネットワークに設けられた中継ノードを制御する装置に相応する機能として、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する機能を実現させ、この光パスを設定する機能として、バーストデータの先頭パケットの到来を検出する機能と、この検出する機能によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定機能と、バーストデータの最終パケットの到来を検出する機能と、この検出する機能によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放機能とを実現させ、前記カットスルーパス設定機能として、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する機能と、この判定する機能の判定結果を前記発側のノードに通知する機能と、前記判定する機能の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する機能と、この一時蓄積する機能に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送機能とを実現させ、自己の前記一時蓄積する機能に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する機能を実現させるところにある。
【0035】
あるいは、本発明の第五の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を中継ノードに通知する光パスネットワークに設けられた中継ノードを制御する装置に相応する機能として、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する機能を実現させ、この光パスを設定する機能として、バーストデータの先頭パケットの到来を検出する機能と、この検出する機能によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定機能と、バーストデータの最終パケットの到来を検出する機能と、この検出する機能によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放機能とを実現させ、前記カットスルーパス設定機能として、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する機能と、前記判定する機能の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する機能と、この一時蓄積する機能に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送機能とを実現させ、自己が前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路の中の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己の前記一時蓄積する機能に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する機能を実現させるところにある。
【0036】
あるいは、本発明の第五の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ送出元となる発側のノードは、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する光パスネットワークに設けられた着側のノードを制御する装置に相応する機能として、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄する機能を実現させるところにある。
【0037】
あるいは、本発明の第五の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ送出元となる発側のノードは、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する光パスネットワークに設けられた着側のノードを制御する装置に相応する機能として、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記中継ノードに通知する機能と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する機能とを実現させるところにある。
【0038】
あるいは、本発明の第五の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ送出元となる発側のノードは、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する光パスネットワークに設けられた着側のノードを制御する装置に相応する機能として、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記発側のノードに通知する機能と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する機能とを実現させるところにある。
【0039】
本発明の第六の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0040】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置を用いて、確実で速やかなバーストデータ転送を行うことができ、また、カットスルーパスの設定に要する手間と時間および無効保留を少なくすることができる光パスネットワークおよびノードを実現することができる。
【0041】
このように、本発明は、事前にカットスルーパスを設定するのではなく、バーストデータの転送と共に、設定できるところまでカットスルーパスの設定を行い、カットスルーパスの設定が困難になった時点で、IP転送に切り換えることを特徴とする。これにより、本発明は、バーストデータ転送に先立ってカットスルーパス設定を行わなくてもよいことを特徴とし、カットスルーパスの設定に要する手間と時間を少なくすることができる。
【0042】
また、本発明は、発側のノードと着側のノードとの間に複数の経路を設定し、そのいずれかでカットスルーパスの設定に成功すればよいというポリシに基づきバーストデータ転送を行うことにより、確実で速やかなバーストデータ転送を行うことができることを特徴とする。
【0043】
例えば、前記先頭パケットのヘッダ情報として、後続のバーストデータ量情報が書込まれ、前記先頭パケットの到来を検出する手段は、この後続のバーストデータ量情報を参照してバーストデータの先頭パケットを検出する手段を備えることができる。このとき、前記バーストデータ量情報は、例えば、前記先頭パケットに後続するパケット数情報またはパケット長情報である。
【0044】
また、例えば、前記最終パケットのヘッダ情報として、当該パケットがバーストデータの最終パケットである旨を表示する情報が書込まれ、前記最終パケットの到来を検出する手段は、この最終パケットである旨を表示する情報を参照してバーストデータの最終パケットを検出する手段を備えることができる。
【0045】
これにより、本発明は、バーストデータ転送が終了すると速やかにカットスルーパスの解放を行うことを特徴とし、カットスルーパスの無効保留を少なくすることができる。
【0046】
前記設定の可否を判定する手段は、例えば、次段のノードまでのカットスルーパスを設定するための空き波長の有無と、自己のノードまでの許容転送速度と次段のノードまでの許容転送速度との差異と、バーストデータの信号品質とをそれぞれ判定する手段を備える。
【0047】
また、到来するバーストデータの先頭パケットの信号品質劣化に起因して前記設定の可否を判定する手段によりカットスルーパスが設定不可と判定されたときに、その旨を前段のノードに通知する手段が設けられ、この通知する手段による通知にしたがって到来するバーストデータを3R処理する手段を備えることが望ましい。
【0048】
これによれば、3R処理を施す箇所を事前に計算しておく必要がなく、信号品質劣化が発生した時点で3R処理を施せばよいので、カットスルーパスの設定に要する手間と時間を少なくすることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の光パスネットワークを図1ないし図13を参照して説明する。図1は本実施例の光パスネットワークの概念図である。図2は本実施例の光パス設定部のブロック構成図である。図3は第一および第四実施例のカットスルーパス設定部のブロック構成図である。図4は第一および第三実施例の発側のノードのブロック構成図である。図5は第一および第二実施例の着側のノードのブロック構成図である。図6は第二および第四実施例のカットスルーパス設定部のブロック構成図である。図7は第二および第四実施例の発側のノードのブロック構成図である。図8は第三実施例のカットスルーパス設定部のブロック構成図である。図9は第三および第四実施例の着側のノードのブロック構成図である。図10は本実施例のバーストデータの先頭パケットの構成図である。図11は本実施例のバーストデータの最終パケットの構成図である。図12は本実施例の3R処理構成を説明するための図である。図13は本実施例の3R用トランクの配置を説明するための図である。
【0050】
(第一実施例)
第一実施例の光パスネットワークは、図1に示すように、発側のノードAと、着側のノードNと、発側のノードAと着側のノードNとの間の経路に配置された中継ノードB〜Mとを備え、この中継ノードB〜Mは、図2に示すように、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する光パス設定部1を備え、この光パス設定部1は、バーストデータの先頭パケットの到来を検出するバーストデータ先頭検出部11と、このバーストデータ先頭検出部11によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定部12と、バーストデータの最終パケットの到来を検出するバーストデータ終了検出部13と、このバーストデータ終了検出部13によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放部14とを備え、カットスルーパス設定部12は、図3に示すように、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定するカットスルーパス設定可否判定部22と、このカットスルーパス設定可否判定部22の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積するバーストデータバッファ24と、このバーストデータバッファ24に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送部25とを備え、発側のノードAと着側のノードNとの間には、図1に示すように、複数の経路#1、#2、#3があらかじめ設定され、発側のノードAは、図4に示すように、この複数の経路#1、#2、#3に同一のバーストデータをそれぞれ送出するバーストデータマルチキャスト送信部29を備え、着側のノードNは、図5に示すように、複数の経路#1、#2、#3からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄するバーストデータマルチキャスト受信部30を備えたことを特徴とする。
【0051】
これにより、複数の経路#1、#2、#3の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードNまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができる。
【0052】
なお、本実施例では、カットスルーパスの設定に失敗した場合には、その中継ノードにおいて、バーストデータは、切換器21を介してバーストデータバッファ24に蓄積され、IP転送部25により、IP転送が行われる。また、IP転送中であっても設定部23はカットスルーパスの設定にリトライし、カットスルーパスの設定に成功すれば、バーストデータバッファ24に蓄積されたバーストデータは、切換器27を介してカットスルーパスに送出される。また、このときに、速度変換が必要であれば速度変換部26により速度変換を行うことができる。
【0053】
したがって、本実施例では、カットスルーパスの設定失敗といっても、途中の伝送路に障害が発生しない限り、あるいは、バーストデータの転送を中止しない限り、発側のノードAから送出されたバーストデータは着側のノードNに到着する。この際、発側のノードAと着側のノードNとの間に、一回もカットスルーパスが途切れることなく設定された場合と比較すると、途中でカットスルーパスが途切れてIP転送に切り換わった場合、あるいは、いったんIP転送に切り換わったが、その後に、カットスルーパスの設定が再び行われてカットスルーパスによる転送に戻った場合は、着側のノードNへのバーストデータの到着は遅くなる。これにより、複数の経路#1、#2、#3の中で、同一のバーストデータの着側のノードNへの到着時刻が異なる。本実施例では、このような概念に基づき説明を行う。
【0054】
第一実施例では、このような到着時刻の異なる同一バーストデータの中から最も速く到着したバーストデータのみを受信する。
【0055】
(第二実施例)
第二実施例の光パスネットワークは、図1に示すように、発側のノードAと、着側のノードNと、発側のノードAと着側のノードNとの間の経路に配置された中継ノードB〜Mとを備え、この中継ノードB〜Mは、図2に示すように、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する光パス設定部1を備え、この光パス設定部1は、バーストデータの先頭パケットの到来を検出するバーストデータ先頭検出部11と、このバーストデータ先頭検出部11によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定部12と、バーストデータの最終パケットの到来を検出するバーストデータ終了検出部13と、このバーストデータ終了検出部13によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放部14とを備え、カットスルーパス設定部12は、図6に示すように、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定するカットスルーパス設定可否判定部22と、このカットスルーパス設定可否判定部22の判定結果を発側のノードAに通知する判定結果通知部28と、カットスルーパス設定可否判定部22の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積するバーストデータバッファ24と、このバーストデータバッファ24に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送部25とを備え、図1に示すように、発側のノードAと着側のノードNとの間には、複数の経路#1、#2、#3があらかじめ設定され、発側のノードAは、図7に示すように、この複数の経路#1、#2、#3に同一のバーストデータをそれぞれ送出するバーストデータマルチキャスト送信部29と、複数の経路#1、#2、#3の内、判定結果通知部28の通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止するマルチキャスト停止制御部31とを備え、中継ノードB〜Mは、図6に示すように、自己のバーストデータバッファ24に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する廃棄制御部32を備え、着側のノードNは、図5に示すように、複数の経路#1、#2、#3からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄するバーストデータマルチキャスト受信部30を備えたことを特徴とする。
【0056】
これにより、複数の経路#1、#2、#3の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードNまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができることに加え、カットスルーパスの設定に失敗した経路については、中継ノードB〜Mからの通知にしたがい発側のノードAが速やかにバーストデータの転送を中止することにより、無効となるトラヒックおよびリソースの確保を回避することができる。
【0057】
(第三実施例)
第三実施例の光パスネットワークは、図1に示すように、発側のノードAと、着側のノードNと、発側のノードAと着側のノードNとの間の経路に配置された中継ノードB〜Mとを備え、この中継ノードB〜Mは、図2に示すように、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する光パス設定部1を備え、この光パス設定部1は、バーストデータの先頭パケットの到来を検出するバーストデータ先頭検出部11と、このバーストデータ先頭検出部11によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定部12と、バーストデータの最終パケットの到来を検出するバーストデータ終了検出部13と、このバーストデータ終了検出部13によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放部14とを備え、カットスルーパス設定部12は、図8に示すように、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定するカットスルーパス設定可否判定部22と、カットスルーパス設定可否判定部22の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積するバーストデータバッファ24と、このバーストデータバッファ24に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送部25とを備え、発側のノードAと着側のノードNとの間には、複数の経路#1、#2、#3があらかじめ設定され、発側のノードAは、図4に示すように、この複数の経路#1、#2、#3に同一のバーストデータをそれぞれ送出するバーストデータマルチキャスト送信部29を備え、着側のノードNは、図9に示すように、複数の経路#1、#2、#3からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記中継ノードに通知する受信結果通知部33と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄するバーストデータマルチキャスト受信部30とを備え、中継ノードB〜Mは、図8に示すように、自己が受信結果通知部33の通知により着側のノードNが受信に成功した経路以外の経路の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己のバーストデータバッファ24に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する転送中止制御部34を備えたことを特徴とする。
【0058】
これにより、複数の経路#1、#2、#3の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードNまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができることに加え、カットスルーパスの設定に失敗した経路については、着側のノードNからの通知により中継ノードB〜Mが速やかにバーストデータの転送を中止することにより、無効となるトラヒックおよびリソースの確保を回避することができる。
【0059】
(第四実施例)
第四実施例の光パスネットワークは、図1に示すように、発側のノードAと、着側のノードNと、発側のノードAと着側のノードNとの間の経路に配置された中継ノードB〜Mとを備え、この中継ノードB〜Mは、図2に示すように、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する光パス設定部1を備え、この光パス設定部1は、バーストデータの先頭パケットの到来を検出するバーストデータ先頭検出部11と、このバーストデータ先頭検出部11によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定部12と、バーストデータの最終パケットの到来を検出するバーストデータ終了検出部13と、このバーストデータ終了検出部13によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放部14とを備え、カットスルーパス設定部12は、図3に示すように、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定するカットスルーパス設定可否判定部22と、カットスルーパス設定可否判定部22の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積するバーストデータバッファ24と、このバーストデータバッファ24に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送部25とを備え、図1に示すように、発側のノードAと着側のノードNとの間には、複数の経路#1、#2、#3があらかじめ設定され、発側のノードAは、図17に示すように、この複数の経路#1、#2、#3に同一のバーストデータをそれぞれ送出するバーストデータマルチキャスト送信部29を備え、着側のノードは、図9に示すように、複数の経路#1、#2、#3からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を発側のノードAに通知する受信結果通知部33と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄するバーストデータマルチキャスト受信部30とを備え、発側のノードAは、図7に示すように、受信結果通知部33の通知により着側のノードNが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止するマルチキャスト停止制御部31を備え、中継ノードB〜Mは、図6に示すように、自己のバーストデータバッファ24に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する廃棄制御部32を備えたことを特徴とする。
【0060】
これにより、複数の経路#1、#2、#3の内、カットスルーパスの設定に失敗した経路があっても、いずれかの経路がカットスルーパスの設定に成功してバーストデータを着側のノードNまで転送できればよいので、バーストデータを確実に速く転送することができることに加え、カットスルーパスの設定に失敗した経路については、着側のノードNからの通知により発側のノードAが速やかにバーストデータの転送を中止することにより、無効となるトラヒックおよびリソースの確保を回避することができる。
【0061】
(第五実施例)
本実施例のノードは、情報処理装置であるコンピュータ装置を用いて実現することができる。すなわち、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の光パスネットワークに設けられた発側のノードAを制御する装置に相応する機能として、複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出するバーストデータマルチキャスト送信部29に相応する機能と、複数の経路#1、#2、#3の内、カットスルーパス設定部12の判定結果通知部28からの通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止するマルチキャスト停止制御部31に相応する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第三実施例の発側のノードAを制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0062】
あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の光パスネットワークに設けられた発側のノードAを制御する装置に相応する機能として、複数の経路#1、#2、#3に同一のバーストデータをそれぞれ送出するバーストデータマルチキャスト送信部29に相応する機能と、複数の経路#1、#2、#3の内、着側のノードNの受信結果通知部33からの通知により着側のノードNが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止するマルチキャスト停止制御部31に相応する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第四実施例の発側のノードAを制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0063】
あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の光パスネットワークに適用される中継ノードを制御する装置に相応する機能として、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する光パス設定部1に相応する機能を実現させ、この光パス設定部1に相応する機能として、バーストデータの先頭パケットの到来を検出するバーストデータ先頭検出部11に相応する機能と、このバーストデータ先頭検出部11によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定部12に相応する機能と、バーストデータの最終パケットの到来を検出するバーストデータ終了検出部13に相応する機能と、このバーストデータ終了検出部13によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放部14に相応する機能とを実現させ、カットスルーパス設定部12に相応する機能として、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定するカットスルーパス設定可否判定部22に相応する機能と、このカットスルーパス設定可否判定部22の判定結果を発側のノードAに通知する判定結果通知部28に相応する機能と、カットスルーパス設定可否判定部22の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積するバーストデータバッファ24に相応する機能と、このバーストデータバッファ24に相応する機能に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送部25に相応する機能とを実現させ、自己のバーストデータバッファ24に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する廃棄制御部32に相応する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第二および第四実施例の中継ノードB〜Mを制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0064】
あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の光パスネットワークに設けられた中継ノードB〜Mを制御する装置に相応する機能として、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する光パス設定部1に相応する機能を実現させ、この光パス設定部1に相応する機能として、バーストデータの先頭パケットの到来を検出するバーストデータ先頭検出部11に相応する機能と、このバーストデータ先頭検出部11によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定部12に相応する機能と、バーストデータの最終パケットの到来を検出するバーストデータ終了検出部13に相応する機能と、このバーストデータ終了検出部13によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放部14に相応する機能とを実現させ、カットスルーパス設定部12に相応する機能として、次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定するカットスルーパス設定可否判定部22に相応する機能と、このカットスルーパス設定可否判定部22の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積するバーストデータバッファ24に相応する機能と、このバーストデータバッファ24に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送部25に相応する機能とを実現させ、自己が着側のノードNの受信結果通知部33からの通知により着側のノードNが受信に成功した経路以外の経路の中の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己のバーストデータバッファ24に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する廃棄制御部32に相応する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第三実施例の中継ノードB〜Mを制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0065】
あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の光パスネットワークに設けられた着側のノードNを制御する装置に相応する機能として、複数の経路#1、#2、#3からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄するバーストデータマルチキャスト受信部30に相応する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第一および第二実施例の着側のノードNを制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0066】
あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の光パスネットワークに設けられた着側のノードNを制御する装置に相応する機能として、複数の経路#1、#2、#3からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を中継ノードB〜Mに通知する受信結果通知部33に相応する機能と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄するバーストデータマルチキャスト受信部30に相応する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第三実施例の着側のノードNを制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0067】
あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の光パスネットワークに設けられた着側のノードNを制御する装置に相応する機能として、複数の経路#1、#2、#3からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を発側のノードAに通知する受信結果通知部33に相応する機能と、前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄するバーストデータマルチキャスト受信部30に相応する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第四実施例の着側のノードNを制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0068】
本実施例のプログラムは本実施例の記録媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュータ装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
【0069】
これにより、コンピュータ装置を用いて、確実で速やかなバーストデータ転送を行うことができ、また、カットスルーパスの設定に要する手間と時間および無効保留を少なくすることができる光パスネットワークおよびノードを実現することができる。
【0070】
(その他の実施例)
前記先頭パケットのヘッダ情報として、図10に示すように、後続のバーストデータ量情報が書込まれ、バーストデータ先頭検出部11は、この後続のバーストデータ量情報を参照してバーストデータの先頭パケットを検出する。前記バーストデータ量情報は、前記先頭パケットに後続するパケット数情報またはパケット長情報である。
【0071】
前記最終パケットのヘッダ情報として、図11に示すように、当該パケットがバーストデータの最終パケットである旨を表示する情報が書込まれ、バーストデータ終了検出部13は、この最終パケットである旨を表示する情報を参照してバーストデータの最終パケットを検出する。
【0072】
カットスルーパス設定可否判定部22は、次段のノードまでのカットスルーパスを設定するための空き波長の有無と、自己のノードまでの許容転送速度と次段のノードまでの許容転送速度との差異と、バーストデータの信号品質とをそれぞれ判定する。
【0073】
カットスルーパス設定可否判定部22は、到来するバーストデータの先頭パケットの信号品質劣化に起因してカットスルーパスが設定不可と判定したときに、その旨を前段のノードに通知する。前段のノードは、図12に示すように、この通知にしたがって到来するバーストデータを3R処理する3R用トランク35を備える。
【0074】
図13の3R用トランク35の挿入例では、光クロスコネクト37の出力ポートに3R用トランク35を設けておき、3R処理を施す必要のあるカットスルーパスは、光クロスコネクト37により3R用トランク35が接続された出力ポートに接続される。3R用トランク35で3R処理を施されたカットスルーパスは、再び光クロスコネクト37の入力ポートに接続され、所望の出力ポートから出力される。3R制御部36は、信号品質劣化通知を受け取ると、光クロスコネクト37に指示を出してカットスルーパスを3R用トランク35に接続する。
【0075】
これによれば、3R処理を施す箇所を事前に計算しておく必要がなく、信号品質劣化が発生した時点で3R処理を施せばよいので、カットスルーパスの設定に要する手間と時間を少なくすることができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、確実で速やかなバーストデータ転送を行うことができる。また、カットスルーパスの設定に要する手間と時間および無効保留を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の光パスネットワークの概念図。
【図2】本実施例の光パス設定部のブロック構成図。
【図3】第一および第四実施例のカットスルーパス設定部のブロック構成図。
【図4】第一および第三実施例の発側のノードのブロック構成図。
【図5】第一および第二実施例の着側のノードのブロック構成図。
【図6】第二および第四実施例のカットスルーパス設定部のブロック構成図。
【図7】第二および第四実施例の発側のノードのブロック構成図。
【図8】第三実施例のカットスルーパス設定部のブロック構成図。
【図9】第三および第四実施例の着側のノードのブロック構成図。
【図10】本実施例のバーストデータの先頭パケットの構成図。
【図11】本実施例のバーストデータの最終パケットの構成図。
【図12】本実施例の3R処理構成を説明するための図。
【図13】本実施例の3R用トランクの配置を説明するための図。
【符号の説明】
1 光パス設定部
11 バーストデータ先頭検出部
12 カットスルーパス設定部
13 バーストデータ終了検出部
14 カットスルーパス解放部
21、27 切換器
22 カットスルーパス設定可否判定部
23 設定部
24 バーストデータバッファ
25 IP転送部
26 速度変換部
28 判定結果通知部
29 バーストデータマルチキャスト送信部
30 バーストデータマルチキャスト受信部
31 マルチキャスト停止制御部
32 廃棄制御部
33 受信結果通知部
34 転送中止制御部
35 3R用トランク
36 3R制御部
37 光クロスコネクト
A〜N ノード

Claims (12)

  1. 発側のノードと、着側のノードと、前記発側のノードと前記着側のノードとの間の経路に配置された中継ノードとを備え、
    この中継ノードは、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、
    この光パスを設定する手段は、
    バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、
    バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段と
    を備え、
    前記カットスルーパス設定手段は、
    次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、
    この判定する手段の判定結果を前記発側のノードに通知する手段と、
    前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、
    この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段と
    を備え、
    前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、
    前記発側のノードは、
    この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段と、
    前記複数の経路の内、前記通知する手段の通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する手段と
    を備え、
    前記中継ノードは、自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備え、
    前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信し他のバーストデータは廃棄する手段を備えた
    ことを特徴とする光パスネットワーク。
  2. 発側のノードと、着側のノードと、前記発側のノードと前記着側のノードとの間の経路に配置された中継ノードとを備え、
    この中継ノードは、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、
    この光パスを設定する手段は、
    バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、
    バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段と
    を備え、
    前記カットスルーパス設定手段は、
    次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、
    前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、
    この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段と
    を備え、
    前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、
    前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段を備え、
    前記着側のノードは、
    前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記中継ノードに通知する手段と、
    前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する手段と
    を備え、
    前記中継ノードは、自己が前記通知する手段の通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えた
    ことを特徴とする光パスネットワーク。
  3. 発側のノードと、着側のノードと、前記発側のノードと前記着側のノードとの間の経路に配置された中継ノードとを備え、
    この中継ノードは、到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、
    この光パスを設定する手段は、
    バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、
    バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段と
    を備え、
    前記カットスルーパス設定手段は、
    次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、
    前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、
    この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段と
    を備え、
    前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、
    前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段を備え、
    前記着側のノードは、
    前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記発側のノードに通知する手段と、
    前記最も早く到着したバーストデータ以外のバーストデータは廃棄する手段と
    を備え、
    前記発側のノードは、前記通知する手段の通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止する手段を備え、
    前記中継ノードは、自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えた
    ことを特徴とする光パスネットワーク。
  4. 中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、この判定結果を発側のノードに通知し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送する光パスネットワークに設けられ、
    複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段と、
    前記複数の経路の内、前記通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する手段と
    を備えたことを特徴とする発側のノード。
  5. 中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ転送先となる着側のノードは、複数の経路からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を発側のノードに通知する光パスネットワークに設けられ、
    複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する手段と、
    前記複数の経路の内、前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止する手段と
    を備えたことを特徴とする発側のノード。
  6. 発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記複数の経路の内、カットスルーパスの設定不可が通知された経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する光パスネットワークに設けられ、
    到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、
    この光パスを設定する手段は、
    バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、
    バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段と
    を備え、
    前記カットスルーパス設定手段は、
    次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、
    この判定する手段の判定結果を前記発側のノードに通知する手段と、
    前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、
    この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段と
    を備え、
    自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えた
    ことを特徴とする中継ノード。
  7. 発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を中継ノードに通知する光パスネットワークに設けられ、
    到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する手段を備え、
    この光パスを設定する手段は、
    バーストデータの先頭パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定手段と、
    バーストデータの最終パケットの到来を検出する手段と、
    この検出する手段によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放手段と
    を備え、
    前記カットスルーパス設定手段は、
    次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する手段と、
    前記判定する手段の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する手段と、
    この一時蓄積する手段に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送手段と
    を備え、
    自己が前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路の中の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己の前記一時蓄積する手段に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する手段を備えた
    ことを特徴とする中継ノード。
  8. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、この判定結果を発側のノードに通知し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送する光パスネットワークに設けられた発側のノードを制御する装置に相応する機能として、
    複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する機能と、
    前記複数の経路の内、前記通知によりカットスルーパスの設定が不可となった経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  9. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    中継ノードがバーストデータの先頭パケットの到来を検出したときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定し、バーストデータの最終パケットの到来を検出したときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放し、この際に、次段の中継ノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定し、判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積し、この蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送し、データ転送先と なる着側のノードは、複数の経路からそれぞれ到来する同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を前記発側のノードに通知する光パスネットワークに設けられた発側のノードを制御する装置に相応する機能として、
    複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出する機能と、
    前記複数の経路の内、前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路については前記同一のバーストデータの送出を中止する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム
  10. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記複数の経路の内、カットスルーパスの設定不可通知を受け取った経路については、前記同一のバーストデータの送出を中止する光パスネットワークに設けられた中継ノードを制御する装置に相応する機能として、
    到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する機能を実現させ、
    この光パスを設定する機能として、
    バーストデータの先頭パケットの到来を検出する機能と、
    この検出する機能によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定機能と、
    バーストデータの最終パケットの到来を検出する機能と、
    この検出する機能によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルーパス解放機能と
    を実現させ、
    前記カットスルーパス設定機能として、
    次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する機能と、
    この判定する機能の判定結果を前記発側のノードに通知する機能と、
    前記判定する機能の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する機能と、
    この一時蓄積する機能に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送機能と
    を実現させ、
    自己の前記一時蓄積する機能に前記同一のバーストデータが蓄積されており、当該同一のバーストデータの到来が所定時間途絶えた場合にはそのバーストデータを廃棄する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    発側のノードと着側のノードとがそれぞれ接続され、前記発側のノードと前記着側のノードとの間には、複数の経路があらかじめ設定され、前記発側のノードは、この複数の経路に同一のバーストデータをそれぞれ送出し、前記着側のノードは、前記複数の経路からそれぞれ到来する前記同一のバーストデータの内で最も早く到着したバーストデータを受信するとその旨を中継ノードに通知する光パスネットワークに設けられた中継ノードを制御する装置に相応する機能として、
    到来するIPパケットのIPアドレスにしたがって光パスを設定する機能を実現させ、
    この光パスを設定する機能として、
    バーストデータの先頭パケットの到来を検出する機能と、
    この検出する機能によりバーストデータの先頭パケットの到来が検出されたときには、カットスルーパスを次段の中継ノードまで設定するカットスルーパス設定機能と、
    バーストデータの最終パケットの到来を検出する機能と、
    この検出する機能によりバーストデータの最終パケットの到来が検出されたときには、既に設定されているカットスルーパスを前記最終パケット通過後に解放するカットスルー パス解放機能と
    を実現させ、
    前記カットスルーパス設定機能として、
    次段のノードまでのカットスルーパスの設定の可否を判定する機能と、
    前記判定する機能の判定結果が設定不可の場合には到来するバーストデータを一時蓄積する機能と、
    この一時蓄積する機能に蓄積されたバーストデータを構成する個々のパケットをそのIPアドレスにしたがって個々に転送するIP転送機能と
    を実現させ、
    自己が前記通知により前記着側のノードが受信に成功した経路以外の経路の中の中継ノードである場合には前記同一のバーストデータの送出を中止し自己の前記一時蓄積する機能に前記同一のバーストデータが蓄積されている場合にはそのバーストデータを廃棄する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項8ないし11のいずれかに記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読取り可能な記録媒体
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