JP3707604B2 - 搬送折帳列の分岐搬送装置 - Google Patents

搬送折帳列の分岐搬送装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンベヤーによって一定の重なりピッチで列をなして搬送されてくる折帳(例えば、新聞)を計数して、予め定めた部数に塞き止め区分けする塞止め手段と、予め定めた部数を別個の搬送方向下流側コンベヤーに選択的に分岐する分岐手段とを有する搬送折帳列の計数区分搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンベヤー上を一定の重なりピッチで列をなして搬送される折帳を計数して予め定めた標準部数(以下、定数という)又は定数以外の部数(以下、端数という)に区分けし、且つ、その下流に分岐したコンベヤーのそれぞれに予め定めた部数の折帳列を配分し、コンベヤーを切り替えて搬送する従来の技術に関しては、例えば、実公昭55−17725号公報及び特開平2−117562号公報に開示されているものがある。
【0003】
実公昭55−17725号公報に開示されているもの(従来技術1)は、一定の重なりピッチで搬送される折帳列(印刷物)をコンベヤー上の計数位置で計数し、その計数値に基づいて折帳列を塞き止めて区分けする塞止め部材(塞止め区分板)と、前記計数位置で計数された折帳を搬送する搬送方向上流側のコンベヤーの下流端の上方に設けられ且つ前記塞止め部材の直前に設けられた折帳の案内板(ぺーパーガイド部材)と、前記搬送方向上流側のコンベヤーの下流端と案内板との間を通過してくる折帳列に割り込ませて折帳列の搬送経路を変更させる分岐部材(搬送路を変換する区分板)とからなり、搬送方向上流側のコンベヤーから搬送されてくる折帳列は強制搬送されることなく、分岐部材の搬送方向下流側で分岐しているコンベヤーのうちの何れかのコンベヤーに誘導されるように構成されている。
【0004】
計数後の折帳列は、案内板によって表面をならされて、搬送方向上流側のコンベヤーの下流端から乗り出すようにして、前記各先端辺の作用位置を形成するコンベヤーの屈曲して下降する傾斜部に入る。案内板の後方に待機している塞止め部材は、作用位置に向け空気圧シリンダーによって移動し塞き止め、あるいは、分岐部材は、空気圧シリンダーによって角変位させられ、その先端辺が搬送折帳列の作用位置に挿入され、折帳列の搬送経路を変更する。
【0005】
次に、特開平2−117562号公報に開示されているもの(従来技術2)は、前記従来技術1よりも搬送速度が速い場合に対応できるように、搬送される折帳(被搬送物)をコンベヤー上の計数位置で計数し、その計数値に基づいて折帳を塞き止め区分けする塞止め手段を、連続するように2つに分けて設けられたコンベヤーの各下流端から乗り出すようにして作用位置を形成する折帳列の搬送経路に、塞止め手段(第1区分装置)及び第2塞止め手段(第2区分装置)が設けられ、それらの搬送方向上流側に従来技術1と同様に案内板が設けられ、各塞止め手段の塞止め部材(第1区分板及び第2区分板)が適宜作動させられ、塞き止め区分けが行われるようになっている。前記2つに分けて設けられたコンベヤーから搬送されてくる折帳列は、強制搬送されることなく搬送される。
【0006】
第2塞止め手段の搬送方向下流側には、折帳列の搬送経路を変更させる分岐手段(第3区分装置)が設けられ、前記第2塞止め手段の搬送方向上流側のコンベヤーの下流端と案内板との間を通過してくる折帳列に分岐部材(区分板)を割り込ませ、又は待機位置に復帰させることによって、折帳列は分岐部材の搬送方向下流側で分岐しているコンベヤーのうちの何れかのコンベヤーに誘導されるように構成されている。折帳列の案内板は各塞止め部材の作動時に後続する折帳列の乱れ防止に用いられている。
【0007】
折帳列を分岐したコンベヤーのうちの何れかのコンベヤーに誘導させるには、例えば計数値に基づいて計数された折帳を定数と2種類の端数との和として部数を設定した場合、塞止め手段(第3区分板)では、設定部数の塞止め区分けが行われ、分岐手段(第3区分装置)では、定数分と第1端数分との境界が分岐手段を通過するときに、分岐部材の先端辺が角変位作動して第1端数分が上部のコンベヤーに切り替えられ、第2塞止め手段(第2区分装置)では、第1端数分と第2端数分との境界が第2塞止め手段を通過するときに、第2端数分が塞き止められ、搬送折帳列に生じた間隔をぬって分岐部材(第3区分板)が復帰し、再度、元の搬送経路、即ち下部のコンベヤー(第1下流側搬送路)に切り替えられ、第2端数分が先行の定数分の後を搬送される。
【0008】
又、前記下部のコンベヤー(第1下流側搬送路)は、折帳列を塞き止めるべく第2塞止め部材(第2区分板)が作動すると、下部のコンベヤーのみ通常の搬送速度より高速度で駆動されるように切り替えられ、第2塞止め部材(第2区分板)が復帰作動すると、元の等速度に切り替えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術1では、折帳列がコンベヤー上の計数位置を通過して搬送され、案内板で折帳列の上面がならされながら前記搬送方向上流側のコンベヤーの末端に達する。更に、その末端からこの案内板に上面を押さえられながら、その下流に分岐する搬送方向下流側のコンベヤーまでの空間、所謂コンベヤーの屈曲して下降する傾斜部に入る。ここでは、搬送されてくる各折帳が、搬送方向上流側のコンベヤーの末端のローラーから空中にオーバーハングし、その先行部は湾曲を描く格好で垂れ下がりながら下流コンベヤーに乗り移っていく。
【0010】
この垂れ下がり具合は、所謂折帳の腰によって変わると共に、折帳の搬送速度によっても変わってくる。従来技術1は、この湾曲を描く格好で垂れ下がり搬送される折帳列をその湾曲して垂れ下がった部分で塞き止め又は分岐させているので、塞き止め部材及び分岐部材による折帳列に対する区分け及び分岐するときの作用位置が定まらず、区分けされた束内の部数に増減が生じ、区分けされた束内の部数が不正確になるという問題(問題1)がある。
【0011】
又、計数後の折帳列は、単に、コンベヤーに乗り、折帳列の上面を開放したままで搬送されるため、折帳がコンベヤーに対して滑り易く、折帳がずれ易く、又、折帳に対して障害物となる案内板が折帳の正確な搬送を阻害するので、予め定められた部数に対して、塞き止め区分けされた束内の部数の増減が生じ易いという問題(問題2)がある。
【0012】
更に、塞止め部材の先端辺が作用位置へ移動して折帳列を塞き止めたとき、塞き止められずに下流に搬送されなければならない折帳が、前記先端辺によって搬送方向上流側のコンベヤーの末端のローラーに強い力で押し付けられ、搬送を阻害されると共に、搬送を阻害された折帳がコンベヤーに擦られて汚れるという問題(問題3)がある。
【0013】
他方、塞止め部材が折帳列を塞き止めると、下流の折帳列の最後尾との間に間隔が開けられ、所定時間後に塞止め部材は復帰する。この塞止めによって先頭が重なり合った搬送方向上流側の折帳は、搬送方向上流側のコンベヤーの末端のローラーと案内板との間を通過するために上面がならされるときにブレーキが掛けられ、折帳列が乱れるという問題(問題4)がある。
【0014】
又、分岐部材が折帳列に割り込み折帳列が経路変更されて搬送されるときは、前記問題2と同様に、折帳がコンベヤーに対して滑り易く、折帳がずれ易く、且つ、案内板に折帳列の表面が接触しながら搬送方向上流側のコンベヤーの末端のローラーとの間をくぐり抜けようとするときに、折帳列は搬送を阻害される。更に、前記分岐部材によって経路変更された折帳列は、分岐部材を渡り板として下流コンベヤーに搬送されるが、分岐部材との摩擦力により、折帳列にはここでもブレーキが掛けられる。このため、折帳列はコンベヤーによって忠実に搬送されなくなり、この部分での紙詰まりが多発するという問題(問題5)がある。
【0015】
従来技術2は、既述のように、折帳列を塞き止め区分けし、又、分岐するときに、搬送方向上流側のコンベヤーの末端のローラーに対する案内板、塞止め部材及び分岐部材の各関係が従来技術1と略同様であって、従来技術2には、従来技術1の問題(問題1乃至問題5)と同様の問題があると共に、速い速度で搬送される折帳列を定数と2種類の端数を処理するために、2つの塞止め部材がそれぞれ搬送方向に順次離して設けられているので、コンベヤーが長尺になって設置スペースが広がるという問題(問題6)がある。
【0016】
又、2つの塞止め部材のうち一方の第2塞止め部材が、コンベヤーの搬送方向下流側ヘ設けられ、折帳が計数後に塞止め作用位置まで搬送される距離が遠くなり、この間、折帳はコンベヤーに対して滑り易く、ずれ易い状態で搬送されるので、輪転機の速度が上昇していくと塞止め区分けが不正確になり易く、高速化に対応できないという問題(問題7)がある。
【0017】
この発明は、上記に示すような従来の技術が抱えていた諸問題を一挙に解決し、折帳列が、乱れ無く確実に搬送され、乱れ無く確実に塞き止められ、乱れ無く確実に分岐され、且つ乱れ無く下流へ確実に搬送されると共に、少部数の端数を高速印刷中に塞止め分岐処理することが可能である比較的小形且つ製造コストが安価な、搬送折帳列の分岐搬送装置を提供することをすることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明の搬送折帳列の分岐搬送装置は、折帳を一定の重なりピッチで列をなして搬送するコンベヤー及び計数区分された折帳を分岐搬送するコンベヤーからなるコンベヤー部と、一定の重なりピッチで列をなして搬送されてくる折帳をコンベヤーの搬送路中の計数位置で計数する計数装置と、その計数値と搬送量とによる制御信号を分岐搬送装置に入力する制御手段と、その制御信号に基づいて予め定めた部数毎に折帳列を区分搬送する分岐搬送装置とを有する計数区分搬送装置の分岐搬送装置であって、計数区分された折帳の搬送経路を制御信号により選択分岐する分岐手段と、制御信号により折帳列を区分け作動する塞止め手段及び塞止め手段による塞止め作用位置の直ぐの搬送方向下流側の位置で且つ分岐手段による分岐作用位置の搬送方向上流側の位置に設けられ、塞止め手段による塞止め作用が行われるコンベヤーによって搬送されそこを通過する折帳列を当該コンベヤーとの間に挟んで強制的に搬送する押圧搬送手段とからなる第1強制搬送手段と、分岐手段の搬送方向下流側で分岐された上下両側のコンベヤーの少なくとも上側のコンベヤーに誘導される折帳列を当該コンベヤーとの間に挟んで強制的に搬送する押圧搬送手段からなる第2強制搬送手段とを有している
そして、第1強制搬送手段の押圧搬送手段及び第2強制搬送手段の押圧搬送手段は、第1強制搬送手段の押圧搬送手段とコンベヤーとによって折帳を挟む位置と第2強制搬送手段の押圧搬送手段とコンベヤーとによって折帳を挟む位置との間の距離が折帳の搬送方向長さ以下になるよう設定されている。
その搬送折帳列の分岐搬送装置によって、折帳列は確実に分岐搬送される。
【0019】
そして、第1強制搬送手段が、コンベヤーによって搬送される折帳列をコンベヤーのローラーに向けて押し付け力を調整可能に押し付け得るように設けられた第1押えローラーと、この第1押えローラーを回転可能に且つコンベヤーのローラーに対して変位可能に支持するアームとを有し、コンベヤーのローラーと第1押えローラーとの間を通過する折帳列の厚みに応じて、折帳列を押し付けつつこれらローラーの間隔を変更することが可能である。
【0020】
又、第2強制搬送手段が、第1強制搬送手段によって強制搬送されつつ分岐手段によって誘導される折帳列を分岐手段の搬送方向下流側のコンベヤーのローラーに向けて押し付け力を調整可能に押し付け得るように設けられた第2押えローラーと、第2押えローラーを回転可能に且つコンベヤーのローラーに対して変位可能に支持するアームとを有し、分岐手段の搬送方向下流側のローラーと第2押えローラーとの間を通過する折帳列の厚みに応じて、折帳列を押し付けつつこれらローラーの間隔を変更することが可能である。
それにより、あらゆる厚みの折帳列は無理なく搬送される。
【0021】
そして、塞止め手段が第1押えローラーの変位に追従可能に設けられ、且つ塞止め手段の塞止め部材が待機位置と作動位置との間を移動可能に設けられ、更に塞止め手段の塞止め部材の塞止め面が、搬送される折帳の先行辺に対して略平行に設けられている。
【0022】
又、塞止め手段が2系列併設されていると共に、これらが第1押えローラーの変位に追従可能に設けられ、且つ2系列の塞止め手段の各塞止め部材が系列ごとにそれぞれ個別に待機位置と作動位置との間を移動可能に設けられ、更に、2系列の塞止め手段の各塞止め部材の塞止め面が、搬送される折帳の先行辺に対して略平行且つ略同一な面に設けられている。
それにより、搬送されてくる折帳に対して2系列の塞止め手段を同一条件で選択的に作動させ得るので、折帳列の高速搬送における確実な塞止めが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態における分岐搬送装置を図面に従って説明する。
なお、以下の説明においての上下左右の方向は、図1〜図3における方向である。
先ず、この発明の実施の形態における分岐搬送装置について説明する。
【0024】
図1に示すように、計数区分搬送装置2は、図示しない輪転機、例えば新聞輪転機の折部から排出された折帳Aが図示しないコンベヤーによって一定の重なりピッチPの折帳列Bとなって左側から右方に搬送されて導入されるようになっており、列をなして搬送導入されてくる折帳列Bの折帳Aを計数位置Xで計数する計数装置3と、計数位置Xの折帳Aを順次搬送する第1コンベヤー41、その搬送方向下流側(右方)に続く第2コンベヤー42並びに第2コンベヤー42の搬送方向下流側(右方)に続く分岐されたコンベヤーである第3コンベヤー43及び第4コンベヤー44からなるコンベヤー部40と、列をなして搬送されてくる折帳Aを塞き止めて区分けすると共に、搬送方向下流側の処理装置への搬送経路を選択分岐する分岐搬送装置1とを具備する。
【0025】
計数区分搬送装置2において、折帳列Bの折帳Aは、コンベヤー部40によって順次右方に向って搬送され、途中、計数位置Xにおいて計数装置3によって計数され、下流に設けられた分岐搬送装置1によって塞止め処理及び分岐処理をされ、その後、更に下流(右方)に搬送され、下流に接続されている堆積処埋装置4又は他に設けられた処理装置(図示しない)によって堆積処理される。
【0026】
計数区分搬送装置2の各構成部分について説明する。
コンベヤー部40は、計数装置3の計数位置Xにおける折帳Aを上方から挟む上方コンベヤーを備える第1コンベヤー41と、計数後の折帳列Bを搬送すると共に、後述の分岐搬送装置1が関与して塞止め作用が行われる第2コンベヤー42と、後述の分岐搬送装置1が関与して搬送経路の分岐作用が行われ、下方に分岐された折帳列Bを堆積処理装置4まで搬送する第3コンベヤー43と、同じく上方に分岐された折帳列Bを図示しない他の堆積処理装置まで搬送する第4コンベヤー44とから構成されている。
【0027】
第1コンベヤー41、第2コンベヤー42、第3コンベヤー43及び第4コンベヤー44は、同じ速度で輸転機に同調して運転されるようになっている。
計数装置3は、折帳列Bを上下から挟んで搬送可能であるように上方コンベヤーを有する第1コンベヤー41の搬送面の上方に設けられ、計数位置Xを通過する折帳列Bの折帳Aを個々に検知して計数し、計数信号を制御手段Sに入力するように制御手段Sに接続されている。
【0028】
計数装置3によって計数された予め定められた部数、即ち所定部数の端数C又は定数Dの最後尾の折帳Aの搬送移動距離は、前記所定部数の端数C又は定数Dの計数完了信号と、コンベヤー部40と連動する図示しないロータリーエンコーダーから出力されるパルス信号の数(パルス数)を基に、制御手段Sによって演算される。そして、その結果出力された制御信号(図示しない)によって、後述の分岐搬送装置1における搬送の塞止め作動及び搬送経路の分岐作動が制御される。なお、これら制御系に関しては、この発明の主たる部分ではないので、詳細な説明を省略する。
【0029】
先ず、この発明の実施の第1形態における分岐搬送装置1について説明する。図2に示すように、分岐搬送装置1は、押えローラー58と列をなして搬送されてくる折帳Aを塞ぎ止めて区分けする塞止め手段10とをもつ第1強制搬送手段50、第1強制搬送手段50の搬送方向下流側の第2強制搬送手段60、及び搬送方向下流側の処理装置への搬送経路を選択分岐する分岐手段20から構成されている。押えローラー58は、コンベヤー部40の第2コンベヤー42と共同して作用し、塞止め手段10は、塞止め部材12が1つ設けられた1系列である。
【0030】
第1強制搬送手段50において、押えローラー58と共同して作用する第2コンベヤー42は、第1コンベヤー41の搬送面よりも下方に段差Gを設けた搬送面を有し、塞止め部材12による折帳列Bの塞止め作用位置Yから搬送方向上流側の搬送面の搬送長さが、少なくとも折帳1部の搬送方向長さよりも長く設けられ、塞止め作用位置Yの搬送方向下流側の適宜な位置に第2コンベヤー42の末端の駆動ローラー421が設けられている。
【0031】
又、第2コンベヤー42の上方には、第2コンベヤー42によって搬送される折帳列Bや第2コンベヤー42上に塞ぎ止められている折帳Aの上面を案内する案内板70が設けられている。
即ち、図2において、搬送装置を挟んで手前と後方とで互に平行に図の紙面に平行に設けられているフレームF、Fの各上端縁から立ち上がったブラケット51、51に軸83の両端が支持されており、軸83に一端が取り付けられた平行なアーム71、71の各他端には軸72の両端が取り付けられている。
【0032】
軸72には、案内板70の基端部の両側の耳部70a、70aが取り付けられ、案内板70は、下方の第2コンベヤー42に向い且つ搬送方向下流側に向って傾斜し、解放されている先端側が第2コンベヤー42に近接しており、その傾きは調整可能である。しかも、案内板70の先端側は適宜に撓み得るようになっている。
第1強制搬送手段50には、図2及び図5に示すように、第2コンベヤー42の末端の駆動ローラー421の上にある折帳列B(図1参照)を挟んで強制搬送するために、その上方に補助コンベヤーが設けられている。
【0033】
第1強制搬送手段50において、軸83と同様にブラケット51、51に両端が支持され、駆動手段(図示しない)で回転駆動される駆動軸52には、間隔をあけて互に平行なアーム53、53の基端部が回転可能に支持され、下方の第2コンベヤー42に向い且つ搬送方向下流側に向って傾斜して角変位可能なアーム53、53の先端部には、軸54の両端が取り付けられている。
【0034】
駆動軸52には、アーム53、53間において間隔をあけた一対の駆動ローラー59、59が一体的に取り付けられ、軸54には、一対の駆動ローラー59、59に対向する一対の押えローラー58、58が回転可能に取り付けられていると共に、押えローラー58、58間において塞止め手段10が取り付けられており、押えローラー58は適宜な最小の隙間をあけて駆動ローラー421に対向し、押えローラー58と駆動ローラー59とには、適宜数の丸ベルトMが間隔をあけて互に平行に巻き掛けられている。
【0035】
塞止め手段10は、貫通穴88(図6参照)に設けられた軸受(図示しない)を介して、軸54にその軸方向で間隔をあけて対向するように取り付けられた基台80、80とこれらの間に渡された2つのブラケット85、86からなる枠組みを有しており、この枠組みに、折帳列Bを塞止める塞止め部材12と、塞止め部材12を待機位置から作動位置14までの間を移動させる塞止め駆動部材(空気圧シリンダー)11と、これらの間を連絡する例えばスプリングのような弾性部材38を介在させた緩衝機構15とが設けられている。
【0036】
塞止め部材12は、計数装置3の計数信号に基づく制御手段Sからの指令により、折帳列Bを予め定めた計数部数ごとに塞止めるのであり、緩衝機構15は、塞止め作動時の不要なストロークを吸収し、且つ折帳Aの上面を過大な力で押し付けて紙面を損傷させないようにするのである。
更に、塞止め手段10の基台80、80の中間部の側面に設けられたピン81、81と、ブラケット51において駆動ローラー59の駆動軸52の上部に両端が固定された軸83とには、リンク82、82の両端が回転可能に支持されている。
【0037】
それにより、塞止め手段10は、駆動軸52と基台80に固定された軸54、及びブラケット51に固定された軸83と基台80に固定されたピン81とを支点軸としたリンク82、基台80及びアーム53からなる四辺形リンク構造で支持されており、図2に示すように、第2コンベヤー42の搬送面に対して上流側がやや鈍角になるように傾けられ、塞止め部材12による第2コンベヤー42上の塞止め作用位置Yが押えローラー58と駆動ローラー421とが折帳列Bを挟む位置よりも上流側となる姿勢となっている。
【0038】
塞止め部材12は、図6に示すように、先端縁側となる塞止め作用部13及び折帳列Bを塞止める塞止め面17を有すると共に、塞止め面17に取り付けられ斜め上方に向く羽根状の押え部材16を有し、図5に示すように塞止め面17の背面が基台80の内面側に取り付けたガイド部材84に沿わされている。そして、塞止め部材12は、ガイド部材84に沿って下方向に変位することによって、塞止め作用部13が搬送される折帳列Bを塞ぎ止めるように設けられている。
【0039】
そして、塞止め部材12の上端は、空気圧シリンダー11のロッド先端部に連結部材及び弾性部材(例えば圧縮コイルばね)38を有する緩衝機構15を介して連結されており、塞止め部材12は、空気圧シリンダー11の作動によって、待機位置と作動位置14との間を移動するように構成されている。
【0040】
また、アーム53の中間部には、サブフレームF1に固定されたブラケットF2に取り付けられた空気圧シリンダー55のロッド先端部56が、ピン57によって連結されている。搬送されている折帳列Bの厚みに追従して押えローラー58が上下するのに伴いアーム53が駆動軸52を中心に角変位する、即ち、空気圧シリンダー55のロッドが進退するのであるが、アーム53の自由端に軸54を介して取り付けられた塞止め手段10及び押えローラー58等の重量を考慮して空気圧シリンダー55の空気圧を調整することによって折帳列Bを第2コンベヤー42の駆動ローラー421に押し付ける押えローラー58の押し付け力を適宜に加減することができる。
【0041】
即ち、第1強制搬送手段50は、押えローラー58が、押えローラー58と駆動ローラー421との間を通過する折帳列Bの厚みに追従して移動するとともに、適宜に調整された空気圧を送り込まれた空気圧シリンダー55の出力によって折帳列Bを押えローラー58と駆動ローラー421とで挟み、両ローラーの回転によって、折帳列Bを強制搬送させるように構成されている。
【0042】
また、押えローラー58が折帳列Bの厚みに追従して上下することにより、塞止め手段10では、塞止め作用部13が折帳列Bの上面からの距離を維持しながら移動するので、塞止め部材12の待機位置における塞止め作用部13は、塞止め作用位置Yを通過する折帳列Bの上面に対し常に一定の距離を維持する。
【0043】
図1及び図2に示すように、コンベヤー部40において、第2コンベヤー42の搬送方向下流側(右方)に続いて、2つに分岐して下流の堆積処理装置4に接続する第3コンベヤー43と下流の堆積処理装置(図示しない)に接続する第4コンベヤー44とが設けられている。
【0044】
第3コンベヤー43は、上流端の駆動ローラー431が第2コンベヤー42の下流端の駆動ローラー421に対し下方段差をもつて近接して右方に位置し、下流端のローラー432が更に右下方の堆積処理装置4の投入口付近に位置し、上流端の駆動ローラー431と下流端のローラー432とに、適宜数の丸ベルトMが間隔をあけて巻き掛けられ、且つ同様に丸ベルトが巻き掛けられたローラー433、435、436からなる第1補助コンベヤー43a及びローラー434、435からなる第2補助コンベヤー43bとから構成されている。
【0045】
第4コンベヤー44は、上流端の駆動ローラー441が第2コンベヤー42の下流端の駆動ローラー421に対し上方段差をもって且つ分岐手段20が設けられる間隔をあけて右方に位置し、下流端のローラー442が更に右方に位置し、上流端の駆動ローラー441と下流端のローラー442とに、適宜数の丸ベルトMが間隔をあけて巻き掛けられて、且つ同様に丸ベルトが巻き掛けられたローラー61、441からなる第1補助コンベヤー44a及びローラー62、63からなる第2補助コンベヤー44bとから構成されている。
【0046】
後述するように第3コンベヤー43の第1補助コンベヤー43a、第4コンベヤー44の第1補助コンベヤー44a及び分岐手段20に関与する軸23は、第2コンベヤー42の下流端の駆動ローラー421及び第3コンベヤー43の上流端の駆動ローラー431と第4コンベヤー44の上流端の駆動ローラー441との中間において第2コンベヤー42の搬送面の延長面上に中心を有する位置で、角変位可能に両端部がフレームFに支持されている。
【0047】
第3コンベヤー43は、上方に対向する第1補助コンベヤー43a及び第2補助コンベヤー43bを備え、第4コンベヤー44は、導入部に後述の分岐手段20と第4コンベヤー44とを接続する斜上向きの第1補助コンベヤー44aと第2補助コンベヤー44bとを備えている。
【0048】
前記の軸23には、第3コンベヤー43の第1補助コンベヤー43aの上流端ローラー436と第4コンベヤー44の第1補助コンベヤー44aの上流端のローラー61が、図4に示すように、個々に適宜の軸方向に間隔をあけ、適宜の順に並んで回転可能に支持されている。
【0049】
第3コンベヤー43の中間部においてその上方位置にある駆動軸437にはアーム72の基部とローラー435が支持され、アーム438の先端部にはローラー433が支持され、ローラー433は第3コンベヤー43の中間部の丸ベルトMに近接している。
【0050】
そして、上流端のローラー436、ローラー435及びローラー433に丸ベルトMが巻き掛けられて三角形をなして、第3コンベヤー43の第1補助コンベヤー43aが構成されている。
又、ローラー435と第3コンベヤー43の下流端のローラー432の上方に近接するローラー434とに丸ベルトMが巻き掛けられて第3コンベヤー43の第2補助コンベヤー43bが構成されている。
【0051】
軸23に支持された上流端のローラー61と第4コンベヤー44の上流端の駆動ローラー441とに丸ベルトMが巻き掛けられて第4コンベヤー44の第1補助コンベヤー44aが構成されており、上流端のローラー61は、第3コンベヤー43の第1補助コンベヤー43aの上流端のローラー436より多少大径である。図2において、ローラー61は右回転、ローラー436は左回転するように駆動され、互いに逆回転するようになっいる。
【0052】
図2及び図4に示すように、第4コンベヤー44の上方に接する第2補助コンベヤー44bは、上流端のローラー63と下流端の駆動ローラー443とに丸ベルトMが巻き掛けられて構成されている。その上流端のローラー63は、軸23の略上方においてフレームF、Fに掛け渡されたサブフレームF1に取り付けられたブラケット68、68に支持されている軸64(後述の第2強制搬送手段60も取り付けられている)に回転可能に支持され、下流端の駆動ローラー443は、第4コンベヤー44の上流端の駆動ローラー441と下流端のローラー442との中間位置にある。
【0053】
分岐手段20は、第3コンベヤー43及び第4コンベヤー44が共用する前記軸23に取り付けられ、軸23と共に角変位することによって折帳列Bの搬送経路を選択的に変える分岐部材22と分岐部材22を角変位させる分岐駆動部材(例えば空気圧シリンダー)21とから構成されている。
図2、図3及び図4に示すように、分岐作動をする先端に分岐作用部25が形成された楔状断面の台形の分岐部材22は、その基端縁部には長手方向で分割された取付耳部26が突出している。
【0054】
取付耳部26は、既述の軸23における第3コンベヤー43の第1補助コンベヤー43aの上流端のローラー436及び第4コンベヤー44の第1補助コンベヤー44aの上流端のローラー61の取付け間隙に挿入され、それらのローラー436、61を挟むようにして軸23に固定されている。
【0055】
更に、軸23の一端側には、アーム24の基端部が固定され、アーム24の先端部は、ピン27aにより空気圧シリンダー21のロッド先端部に連結され、空気圧シリンダー21の基端部は、フレームFに固定されたブラケットF3にピン27bを介して取り付られている。従って、空気圧シリンダー21の作動によるアーム24を介しての軸23の角変位は、分岐部材22の軸23を中心とした角変位となる。そして、軸23の他端側には、分岐部材22の角変位量を規制するストッパー28が設けられいる。
【0056】
更に、軸23の上部には、第4コンベヤー44の第1補助コンベヤー44aの上流端のローラー61、61・・・と共同して作用し、そこを通過する折帳列Bを挟めるように設けた押えローラー62、62を有する第2強制搬送手段60が設けられている。
【0057】
第2強制搬送手段60においては、第1補助コンベヤー44aの上流端のローラー61、61の上に乗るように配された押えローラー62、62は、第4コンベヤー44の第2補助コンベヤー44bの上流端のローラー63の軸64に基端部が角変位可能に取り付けられたアーム65の先端部に回転可能に設けられている。
【0058】
更に、アーム65に一体となってベルクランク状に設けられたアーム66の先端部と、フレームF、Fに掛け渡されたサブフレームF1に取り付けられたブラケット68、68とには、引張コイルばね67が取り付けられ、そして引張コイルばね67の端部とブラケット68とを繋ぐ調整ねじにより調整され得る引張コイルばね67のばね力により押えローラー62、62・・・が常にローラー61、61・・・に押し付けられ、押えローラー62とローラー61とで折帳列Bを挟むように作用する。
【0059】
又、前記アーム65とフレームFとに図示しないストッパーが設けられ、折帳列Bが無いときの前記各押えローラー61の間隔及び各ローラー62の間隔を適宜な間隔に維持可能となっている。
そして、第2強制搬送手段60の押えローラー62とローラー61との対向部と、前記第1強制搬送手段50の押えローラー58と駆動ローラー421との対向部との間の距離が折帳1部の搬送方向長さ以下になるように構成されている。
【0060】
次に、この発明の実施の第2形態における分岐搬送装置1について説明する。この発明の実施の第2形態における分岐搬送装置1は、図1に示す第1形態における分岐搬送装置1と同様に、第1強制搬送手段50と、第2強制搬送手段60と、分岐手段20とから構成され、図3に示すように、第1強制搬送手段50が、第1塞止め手段10と第2塞止め手段30の2系列の塞止め手段を有する点でのみ第1形態における分岐搬送装置1と相違し、他は第1形態における分岐搬送装置1と同一であり、しかも、第1塞止め手段10は、第1形態における分岐搬送装置1の塞止め手段10と同一である。
【0061】
従って、以下、第2塞止め手段30について説明する。なお、第1塞止め手段10の構成については重複を避けて省略する。
第2塞止め手段30は、第1形態の塞止め手段と同一である第1塞止め手段10に併設されている。
【0062】
第2塞止め手段30も、駆動軸52と基台80に固定された軸54及びブラケット51に固定された軸83と基台80に固定されたピン81とを支点軸としたリンク82、基台80及びアーム53からなる四辺形リンク構造で支持されており、図3に示すように、第2コンベヤー42の搬送面に対して上流側がやや鈍角になるように傾けられ、第2塞止め部材32による第2コンベヤー42上の塞止め作用位置Yが押えローラー58と駆動ローラー421とが折帳列Bを挟む位置よりも上流側となる姿勢となっている。
【0063】
第2形態における分岐搬送装置1においては、第1形態の塞止め手段10の場合の基台80、80とブラケット85、86との枠組みにおけるブラケット86に替えて、図6に示すように基台80、80の上端部にブラケット87が取り付けられ、基台80、80とブラケット85、87との枠組みが具備されている。この枠組みに、第1形態の塞止め手段10と同一の第1塞止め手段10に加えて、第2塞止め手段30が設けられている。
【0064】
第2塞止め手段30は、折帳列Bを塞止める第2塞止め部材32と、第2塞止め部材32を待機位置から作動位置34までの間を移動させる第2塞止め駆動部材(第2空気圧シリンダー)31と、これらの間を連絡する第2緩衝機構35とが設けられている。
【0065】
第2塞止め部材32は、計数装置3の計数信号に基づく制御手段Sからの指令により、折帳列Bを予め定めた計数部数ごとに塞止めるものであり、第2緩衝機構35は、塞止め作動時の不要なストロークを吸収し、且つ折帳Aの上面を過大な力で押し付けて紙面を損傷させないようにするものである。
【0066】
第2塞止め部材32は、下方開口のコ字形をなし、第1塞止め部材12を上方から囲う状態、即ち、第1塞止め部材12、第1緩衝機構15及び連結部材がコ字形の両脚部で形成された空間部に嵌まる状態となり、脚部先端側に折帳列Bを塞止める部分となる第2塞止め作用部33、33及び折帳列Bを塞止める第2塞止め面37、37を有すると共に、第2塞止め面37、37に取り付けられ斜め上方に向く羽根状の第2押え部材36、36を有し、第2塞止め面37、37は、第1塞止め部材12の第1塞止め面17の両側の端面に沿うようになる。
【0067】
図6に示すように、第2塞止め部材32の第2塞止め面37、37は、第1塞止め部材12の第1塞止め面17と略同一な面になるように、第2塞止め部材32の両脚部の背面が基台80の前面のガイドに沿わされ、第2塞止め部材32は、ガイドに沿って下方向に変位することによって、塞止め作用部33、33が搬送される折帳列Bを塞ぎ止めるように設けられている。
【0068】
そして、第2塞止め部材32の上端は、第2空気圧シリンダー31のロッド先端部に連結部材及び弾性部材(例えば圧縮コイルばね)38を有する第2緩衝機構35を介して連結されており、第2塞止め部材32は、第2空気圧シリンダー31の作動によって、第2待機位置と作動位置34との間を移動するように構成されている。
【0069】
次に、この発明の実施の第1形態における分岐搬送装置1の作動の流れについて、図1及び図7乃至図10を用い説明する。この作動の流れは、折帳列Bから区分けされた定数Dが第3コンベヤー43へ搬送され、定数Dに続く折帳列Bから分岐手段20によって分岐された端数Cが第4コンベヤー44へ搬送され、再び、端数Cに続く折帳列Bから区分けされた定数Dが第3コンベヤー43へ搬送される、という例についての説明である。なお、コンベヤー部40は、前記のように同じ速度で輪転機に同調して運転されるようになっているので、折帳列Bは、運転速度に影響されずに、乱れなく確実に安定状態で搬送されるようになっている。
【0070】
この作動説明に当たって、計数装置3によって計数された予め定められた部数の最後尾の折帳Aの搬送移動距離は、コンベヤー部40と連動する図示しないロータリーエンコーダーから出力されるパルス数と、計数装置3が出力する折帳Aの計数完了信号とを基に、制御手段S(図1参照)で演算される。その結果出力される制御信号(図示しない)によって塞止め手段10の空気圧シリンダー11が作動し、塞止め工程が制御される。
また、分岐手段20の空気圧シリンダー21が作動し、折帳列Bの分岐工程が制御される。なお、これらの制御系に関する詳細な説明は、この発明の主たる部分ではないので、前述と同様に省略する。
【0071】
図7は、塞止め手段10によって塞ぎ止められ区分けされた定数D1が、下段の第3コンベヤー43を経て、堆積処理装置4に搬送されて、且つ、次の定数D2の折帳列Bの先頭部分が第1強制搬送手段50によって強制的に搬送されると共に、先行する定数D1の折帳A1の最後尾から間隔P1をあけられて第3コンベヤー43ヘ導入される状態を示す。
【0072】
先行する定数D1は、第3コンベヤー43の下流の堆積処理装置4で堆積処理される。第1強制搬送手段50の押えローラー58は、折帳列Bの厚みに応じて折帳列Bを押し付けつつ駆動ローラー421との間隔を変更可能となっている。図8は、前記間隔P1をあけられて後続する定数D2の最後尾の折帳A2とそれに続く端数Cの先頭の折帳A3との間に、分岐手段20の分岐部材22が挿入された状態を示す。
【0073】
例えば、予め定められた部数に達し、計数完了信号が出力され、且つその後続折帳列Bを第4コンベヤー44側に分岐させる場合には、定数D2の最後尾の折帳A2が分岐作用位置Zまで搬送されると、分岐手段20の空気圧シリンダー(分岐駆動部材)21のロッドが縮退するように作動し、アーム24(図2及び図3参照)を介して分岐部材22が軸23を中心にして角変位し、分岐作用部25が折帳Aの上に下降し、区分けするように後続する端数Cの折帳A3との間に挿入される。
【0074】
端数Cの先頭の折帳A3は、分岐部材22が挿入され易い形態を保つように、第1強制搬送手段50によってしっかりと挟まれながら、第2コンベヤー42の搬送面に略平行に直進するようにして強制的に搬送され、折帳列Bを分岐させる位置である分岐作用位置Zが、常に安定するように維持されている。
【0075】
前記分岐手段20の作動は、分岐部材22の分岐作用部25が待機位置から作動位置29まで角変位し、途中、前記分岐作用位置Zにおいて折帳列Bの折帳A2と折帳A3との間に挿入される。そして、後続の端数Cの折帳A3が、まさに上段の第4コンベヤー44の方へ分岐しようとしている状態を示す。
【0076】
折帳列Bに挿入された分岐部材22によって、先行する定数D2と後続の端数Cとなるべき折帳列Bとは分断される。先行する定数D2は、第3コンベヤー43によって下流へ搬送され、後続する端数Cは、第1強制搬送手段50によって強制的に送り出されると共に、分岐部材22の上面を沿うようにして第2強制搬送手段60のローラー61と押えローラー62の対向部に向けて搬送されていく。
【0077】
図9は、分岐部材22の分岐作動によって、一方は先行する定数D2が第3コンベヤー43の下流の堆積処理装置4によって堆積処理され、他方は折帳列Bが第4コンベヤー44の方へ分岐され第1強制搬送手段50の駆動ローラー421と押えローラー58の対向部、つまり第1強制搬送手段50の強制搬送部下流端及び第2強制搬送手段60のローラー61と押えローラー62との対向部、つまり第2強制搬送手段60の強制搬送部上流端の強制搬送作用によって、端数Cの最後尾の折帳A5が確実に搬送されている状態を示す。
【0078】
その過程において、第4コンベヤー44を搬送中の端数Cの最後尾の折帳Aが塞止め手段10の下方の塞止め作用位置Yに至り、塞止め手段10の空気圧シリンダー(塞止め駆動部材)11のロッドが伸長し、塞止め部材12が作動位置14まで移動し、塞止め手段10の塞止め作用部13が定数D3の先行の折帳A4を塞ぎ止めている状態を示す。
【0079】
第1強制搬送手段50の駆動ローラー421及び押えローラー58の対向部と、第2強制搬送手段60の前記各ローラー61、62の対向部との間の距離が、折帳1部の搬送方向長さ以下に設けられているので、端数Cを確実に搬送させ分岐させることができるようになっている。
【0080】
図10は、第4コンベヤー44で搬送される端数Cの最後尾の折帳A5が、例えば第2強制搬送手段60のローラー61と押えローラー62との対向部に達し、後続の定数D3を塞ぎ止めている塞止め作用位置Yから間隔P2を開けられると、分岐部材22の分岐作用部25が、この間隔P2の空間を横切って待機位置に復帰し、且つ、先行する端数Cは、第4コンベヤー44によって搬送される状態を示す。
【0081】
この間隔P2は、分岐部材22の分岐作用部25が復帰するに必要な適宜な間隔であり、パルス数(間隔P2の他の検出方法としては、光電装置やタイマーなどが用いられる)によって計算され、空気圧シリンダー21が作動してロッドが伸長する。これによって分岐作用部25は、待機位置へ復帰すると共に、塞止め部材12も待機位置に復帰し、塞ぎ止められていた後続の折帳列Bの定数D3が、第1強制搬送手段50を経て強制的に遅滞なく第3コンベヤー43へ搬送され始める。
【0082】
以上のようにして、図示しない制御装置によって予め定められた部数の定数DD2、D3は、第3コンベヤー43ヘ、端数Cは、第4コンベヤー44へ搬送され、下流に接続される堆積処理装置4などによって処理される。なお、塞ぎ止められ区分けされて分岐される端数C又は定数Dの分岐経路は、それぞれ第3コンベヤー43又は第4コンベヤー44の何れかに限定されるものではなく、適宜に第3コンベヤー43又は第4コンベヤー44に選択的に搬送するべく制御可能であることは言うまでもない。
【0083】
以上、上記の分岐搬送装置1の作動において、ローラー61を支える軸23に設けられている第3コンベヤー43用のローラー436、436・・・は、ローラー61、61・・・に対し直径が小さく、前記したように逆方向に回転していても、第2強制搬送手段60のローラー61及び押えローラー62の対向部を通過する折帳列Bの搬送を妨げることはない。
【0084】
また、分岐される折帳列Bは、第1強制搬送手段50の駆動ローラー421及び押えローラー58の対向部を通過中又は通過し終えると直ぐに、その下流の第2強制搬送手段60に受け渡されるので、折帳Aは、第4コンベヤー44に確実に強制的に搬送される。
【0085】
次に、この発明の実施の第2形態における分岐搬送装置1の作動について、説明する。
第1形態の塞止め手段10と同一の第1塞止め手段10が第1形態の塞止め手段10と同様に折帳列Bの塞止め作用をするのであるが、第2塞止め手段30も制御手段S(図1参照)からの制御信号に基づいて第1塞止め手段10とは別に第1塞止め手段10と同様な折帳列Bの塞止め作用をするのである。
【0086】
即ち、制御手段S(図1参照)からの制御信号に基づく第2空気圧シリンダー31の作動によりロッドが伸長し、第2塞止め部材32が作動位置34まで移動し、折帳列を前後に分離し後続の折帳列の進行を塞止め、同じくロッドの短縮により、第2塞止め部材32が作動位置34から上方に退避し、後続の折帳列の進行を許すのである。
【0087】
そして、その塞止め作用は、第2塞止め面37、37が第1塞止め面17と略同一な面となる関係にあるため、第1塞止め手段10と同じである。そして、第1塞止め部材12と第2塞止め部材32とは、少なくとも一方が作動位置14(34)にあるときには、他方は退避位置に上昇している。
【0088】
折帳列Bの搬送速度が高速である場合及び折帳列Bの折帳Aを1部乃至僅少部数だけ分離して分岐搬送する場合に、高速で搬送される折帳列B及び1部乃至僅少部の折帳Aが塞止め作用位置Yを通過する時間が短く、即ち、塞止め手段10における塞止め部材12の作動位置14に対する上下動の時間より短い。従って、実施の第1形態のような単一の塞止め手段10のみの塞止め作用では間にあわないことになる。
【0089】
そこで、実施の第2形態のように、複数の塞止め手段、即ち第1塞止め手段10及び第2塞止め手段30が併設され、高速で搬送される折帳列B及び1部乃至僅少部の折帳Aを分離して分岐搬送する場合には、一方の塞止め部材の上昇の直後に他方の塞止め部材が作動位置14(34)に下降することにより、高速で搬送される折帳列B及び1部乃至僅少部の折帳Aが塞止め作用位置Yを通過する短い時間に対応して塞止め作用が行われる。
【0090】
【発明の効果】
この発明の搬送折帳列の分岐搬送装置においては、次のような効果が奏される。
(1)この発明の分岐搬送装置に関しては、第1強制搬送手段の強制搬送作用部末端と第2強制搬送手段の強制搬送作用部先端との間の距離を折帳列部の搬送方向長さ以下に設け、且つ、これらの間に分岐手段を設けたので、折帳列を確実に分岐搬送することができる。
【0091】
(2)請求項2の分岐搬送装置に関しては、第1強制搬送手段の押えローラーが折帳列の厚みに応じて挟みつつローラーの間隔を変更可能であるので、この位置における折帳列を強制的に遅滞なく正確に搬送することができる。
【0092】
(3)請求項3の分岐搬送装置に関しては、第2強制搬送手段の押えローラーが折帳列の厚みに応じて挟みつつローラーの間隔を変更可能であるので、この位置における折帳列を強制的に遅滞なく正確に搬送することができる。
(4)請求項4の分岐搬送装置に関しては、上記(2)項及び(3)項の効果が同時に得られる。
【0093】
(5)請求項5及び請求項6の分岐搬送装置に関しては、第1強制搬送手段及び第2強制搬送手段の各押えローラーの押し付け力を適宜に調整することができるので、最適な力で折帳を挟みながら紙面を損なうことなく確実に分岐搬送することができる。
【0094】
(6)請求項6及び請求項7の分岐搬送装置に関しては、第1強制搬送手段に塞止め手段を備え、折帳の厚みに応じて塞止め手段が押えローラーの上下動に追従可能にしたので、折帳列を挟みつつローラーの間隔を変更可能であり、待機位置における塞止め部材の折帳への塞止めるタイミングを常に同じにすることができ輸転機の高速化に対応することができ、折帳列を正確に塞止め区分することができる。
【0095】
(7)請求項8の分岐搬送装置に関しては、第1強制搬送手段の押えローラーの上下動に追従可能に設けられた塞止め手段を2系列併設したので、折帳列の搬送速度が高速である場合でも1部乃至僅少部の折帳を搬送方向にスペースを増すことなく容易に分岐搬送が可能であり、計数区分搬送装置の搬送方向長さを短縮することができると共に、小形化が可能となる。
【0096】
即ち、以上の効果が相乗されることによって、折帳列の塞止め区分処理及び分岐処理が極めて正確に行い得ると共に、紙詰まりなどが極めて少なく、且つ印刷品質を損なうことなく輪転機の高速化に対応し、処理速度の高速化を図ることができる。更に、コンベヤーの経路を最小限にできるので、比較的小形且つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態における分岐搬送装置が設けられた計数区分搬送装置の全体側面図である。
【図2】図1における分岐搬送装置の拡大側面図である。
【図3】この発明の実施の第2形態における分岐搬送装置の図2と同様の拡大側面説明図である。
【図4】この発明の実施の第1形態及び第2形態における分岐搬送装置の分岐手段の平面展開図である。
【図5】この発明の実施の第1形態における分岐搬送装置の塞止め手段を有する第1強制搬送手段の押えローラーの平面展開図である。
【図6】この発明の実施の第2形態における分岐搬送装置の2系列の塞止め手段を有する第1強制搬送手段の斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態における分岐搬送装置の作動(第1段)説明図である。
【図8】この発明の実施の形態における分岐搬送装置の作動(第2段)説明図である。
【図9】この発明の実施の形態における分岐搬送装置の作動(第3段)説明図である。
【図10】この発明の実施の形態における分岐搬送装置の作動(第4段)説明図である。
【符号の説明】
A(1、2、3、4、5) 折帳
B 折帳列
C 端数
D(1、2、3) 定数
F フレーム
F1 サブフレーム
F2、F3 ブラケット
G 段差
M 丸ベルト
P 重なりピッチ
P1、P2 間隔
S 制御手段
X 計数位置
Y 塞止め作用位置
Z 分岐作用位置
1 分岐搬送装置
2 計数区分搬送装置
3 計数装置
4 堆積処理装置
10 塞止め手段(第1塞止め手段)
11 塞止め駆動部材(空気圧シリンダー)
12 塞止め部材(第1塞止め部材)
13 塞止め作用部(第1塞止め作用部)
14 作動位置
15 緩衝機構(第1緩衝機構)
16 押え部材
17 塞止め面(第2塞止め面)
20 分岐手段
21 分岐駆動部材(空気圧シリンダー)
22 分岐部材
23、54、64、72、83 軸
24、53、65、66、71、438 アーム
25 分岐作用部
26 取付耳部
27、27a、27b、57、81 ピン
28 ストッパー
29 作動位置
30 第2塞止め手段
31 第2塞止め駆動部材(空気圧シリンダー)
32 第2塞止め部材
33 第2塞止め作用部
34 作動位置
35 第2緩衝機構
36 第2押え部材
37 第2塞止め面
38 弾性部材(圧縮コイルばね)
40 コンベヤー部
41 第1コンベヤー
42 第2コンベヤー(第1強制搬送手段)
421、431、435、441、443 駆動ローラー
43 第3コンベヤー
432、433、434、436、442、61、63 ローラー
44 第4コンベヤー
43a、44a 第1補助コンベヤー
43b、43b 第2補助コンベヤー
437、444、52 駆動軸
50 第1強制搬送手段
51、68、85、87 ブラケット
55 空気圧シリンダー
56 ロッド先端部
58、61、62 押えローラー
59 駆動ローラー
60 第2強制搬送手段
67 引張コイルばね
70 案内板
70a 耳部
80 基台
82 リンク
84 ガイド部材
86 平板部材
88 貫通孔

Claims (8)

  1. 折帳を一定の重なりピッチで列をなして搬送するコンベヤー及び計数区分された折帳を分岐搬送するコンベヤーからなるコンベヤー部と、一定の重なりピッチで列をなして搬送されてくる折帳をコンベヤーの搬送路中の計数位置で計数する計数装置と、その計数値と搬送量とによる制御信号を分岐搬送装置に入力する制御手段と、該制御信号に基づいて予め定めた部数毎に折帳列を区分搬送する分岐搬送装置とを有する計数区分搬送装置の分岐搬送装置において、
    計数区分された折帳の搬送経路を前記制御信号により選択分岐する分岐手段と、
    前記制御信号により折帳列を区分け作動する塞止め手段及び該塞止め手段による塞止め作用位置の直ぐの搬送方向下流側の位置で且つ前記分岐手段による分岐作用位置の搬送方向上流側の位置に設けられ、前記塞止め手段による塞止め作用が行われるコンベヤーによって搬送されそこを通過する折帳列を当該コンベヤーとの間に挟んで強制的に搬送する押圧搬送手段とからなる第1強制搬送手段と、
    前記分岐手段の搬送方向下流側で上下に分岐されたコンベヤーの上側のコンベヤーに誘導される折帳列を当該コンベヤーとの間に挟んで強制的に搬送する押圧搬送手段からなる第2強制搬送手段とを有し、
    前記第1強制搬送手段の押圧搬送手段及び前記第2強制搬送手段の押圧搬送手段は、該第1強制搬送手段の押圧搬送手段とコンベヤーとによって折帳を挟む位置と該第2強制搬送手段の押圧搬送手段とコンベヤーとによって折帳を挟む位置との間の距離が折帳の搬送方向長さ以下になるよう設定された
    ことを特徴とする搬送折帳列の分岐搬送装置。
  2. 第1強制搬送手段の押圧搬送手段は、コンベヤーによって搬送される折帳列をコンベヤーのローラーに向けて押し付け可能に設けられた第1押えローラーと、該第1押えローラーを回転可能に且つコンベヤーのローラーに対して変位可能に支持するアームとを有し、
    前記コンベヤーのローラーと前記第1押えローラーとの間を通過する折帳列の厚みに応じて、折帳列を押し付けつつこれらローラーの間隔を変更することが可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送折帳列の分岐搬送装置。
  3. 第2強制搬送手段の押圧搬送手段は、第1強制搬送手段によって強制搬送されつつ分岐手段によって誘導される折帳列を分岐手段の搬送方向下流側のコンベヤーのローラーに向けて押し付けることが可能に設けられた第2押えローラーと、該第2押えローラーを回転可能に且つコンベヤーのローラーに対して変位可能に支持するアームとを有し、
    分岐手段の搬送方向下流側のローラーと前記第2押えローラーとの間を通過する折帳列の厚みに応じて、折帳列を押し付けつつこれらローラーの間隔を変更することが可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送折帳列の分岐搬送装置。
  4. 第1強制搬送手段の押圧搬送手段は、コンベヤーによって搬送される折帳列をコンベヤーのローラーに向けて押し付け可能に設けた第1押えローラーと、該第1押えローラーを回転可能に且つコンベヤーのローラーに対して変位可能に支持するアームとを有し、前記コンベヤーのローラーと前記第1押えローラーとの間を通過する折帳列の厚みに応じて、折帳列を押し付けつつこれらローラーの間隔を変更することが可能であり、
    第2強制搬送手段の押圧搬送手段は、前記第1強制搬送手段によって強制搬送されつつ分岐手段によって誘導される折帳列を分岐手段の搬送方向下流側のコンベヤーのローラーに向けて押し付け可能に設けた第2押えローラーと、該第2押えローラーを回転可能に且つコンベヤーのローラーに対して変位可能に支持するアームとを有し、分岐手段の搬送方向下流側のローラーと前記第2押えローラーとの間を通過する折帳列の厚みに応じて、折帳列を押し付けつつこれらローラーの間隔を変更することが可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送折帳列の分岐搬送装置。
  5. 第1押えローラーがその押し付け力を調整可能に設けられたたことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の搬送折帳列の分岐搬送装置。
  6. 第2押えローラーがその押し付け力を調整可能に設けられた
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の搬送折帳列の分岐搬送装置。
  7. 塞止め手段が第1押えローラーの変位に追従可能に設けられ、且つ塞止め手段の塞止め部材が待機位置と作動位置との間を移動可能に設けられ、更に塞止め手段の塞止め部材の塞止め面が、搬送される折帳の先行辺に対して略平行に設けられた
    ことを待徴とする請求項2又は請求項4に記載の搬送折帳列の分岐搬送装置。
  8. 塞止め手段が2系列併設されていると共に、これらが第1押えローラーの変位に追従可能に設けられ、且つ2系列の塞止め手段の各塞止め部材が系列ごとにそれぞれ個別に待機位置と作動位置との間を移動可能に設けられ、更に、2系列の塞止め手段の各塞止め部材の塞止め面が、搬送される折帳の先行辺に対して略平行且つ略同一な面に設けられた
    ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の搬送折帳列の分岐搬送装置。
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