JP3707397B2 - サイレントチェーン用スプロケットおよびこれを用いた内燃機関のサイレントチェーン式伝達装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の動弁装置等に用いられるサイレントチェーン式伝達装置、特にそのスプロケットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば内燃機関の動弁装置においては、近年、タイミングベルトよりも信頼性に優れ、かつ同時に、ローラチェーンに比べて静粛性に優れたサイレントチェーン式の伝達装置が多く採用される傾向にある(例えば特開2001−27109号公報等参照)。
【0003】
図9および図10は、一般的なサイレントチェーン1の構成を示しており、図示するように、サイレントチェーン1は、スプロケット2の外周の歯3に噛み合う複数の主リンクプレート4を、連結ピン5でもって長手方向に交互に連結した構成となっている。各主リンクプレート4は、基本的に同一の形状をなすもので、一対の山部の間に谷部が形成されており、それぞれの山部の位置に、上記連結ピン5が貫通する貫通孔が設けられている。そして、複数の主リンクプレート4を積層してなるサイレントチェーン1の両側には、谷部を具備しない形状をなすガイドリンクプレート6がそれぞれ配置されており、主リンクプレート4と同様に、連結ピン5によって連結されている。この一対のガイドリンクプレート6の内側の間隔は、図示するように、スプロケット2の歯3の歯幅よりも極僅かだけ大きく設定されており、歯3の歯幅方向の側面に各ガイドリンクプレート6がそれぞれ対向するようになっている。このガイドリンクプレート6によって、サイレントチェーン1はスプロケット2に対し正しく案内され、サイレントチェーン1の歯幅方向のずれ、ひいてはスプロケット2からの脱落が防止される。
【0004】
また、上記のようにガイドリンクプレート6が設けられていることから、サイレントチェーン1とスプロケット2との噛み合い時における歯3の歯先とガイドリンクプレート6との干渉を回避するために、歯先の両側に、図示するように、適宜な面取部7がそれぞれ形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように歯3の両側に面取部7を切欠形成すると、その分だけ、スプロケット2とサイレントチェーン1との実質的な噛み合い接触面積が減少するので、接触時の面圧が高くなる、などの点で好ましくない。しかし、その反面、面取部7が過度に小さいと、過渡的に、歯先側面とガイドリンクプレート6との干渉が発生することがある。
【0006】
例えば、内燃機関のカムシャフトに設けたスプロケット2をサイレントチェーン1で駆動する構成においては、シリンダヘッドの軸受部から前方へ突出したカムシャフトの前端部にスプロケット2が取り付けられ、いわば片持ち状態に支持されていることから、サイレントチェーン1の張力によって、スプロケット2がサイレントチェーン1の内周側に傾く、という現象が発生する。特に、サイレントチェーン1には、内燃機関の回転変動やカムシャフトの駆動トルクが作用することから、その張力は常時大きく変動しており、この変動に伴って、軸受部のクリアランスやカムシャフトの曲げ変形により、スプロケット2が過渡的に比較的大きく傾くのである。そして、このようにスプロケット2が傾斜していると、図11に示すように、サイレントチェーン1の走行経路に対しスプロケット2外周部が斜めに片寄ったものとなり、一方のガイドリンクプレート6と歯先の一方の側面とが干渉してしまう。なお、図中に干渉領域を斜線を施して示す。
【0007】
サイレントチェーン1の張力に起因するスプロケット2の傾斜の方向は定まっているので、上記のようなガイドリンクプレート6と歯先との干渉は、常にスプロケット2の一方の側で生じる。そのため、スプロケット2やガイドリンクプレート6の偏摩耗が問題となる。また、このような干渉が生じている状況では、噛み合い時に大きな騒音を発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、スプロケットの歯先の面取部の大きさを、張力による該スプロケットの傾斜を考慮して、非対称なものとした。
【0009】
すなわち、請求項1に係る発明は、複数枚の主リンクプレートの両側にそれぞれガイドリンクプレートを配置してなるサイレントチェーンが巻き掛けられるサイレントチェーン用スプロケットにおいて、歯先の両側に、上記ガイドリンクプレートとの干渉を避けるための面取部がそれぞれ設けられているとともに、サイレントチェーンの張力によるスプロケットの傾斜に対し、サイレントチェーンとの噛み合い点におけるスプロケット外周部の軸方向の変位方向と同じ側となる一方の面取部が、他方の面取部よりも大きく形成されていることを特徴としている。
【0010】
上記の面取部は、テーパ状の直線、あるいは適宜な曲率の円弧、さらにはより複雑な曲線、等の適宜な形状とすることができるが、いずれの場合でも、一方の面取部が他方の面取部よりも大きい。より具体的には、小さい方の面取部と対称形状の面取部を想定したときに、この仮想の面取部を全て含み、かつこれよりも大きな範囲のものとして、一方の面取部が設けられている。
【0011】
スプロケットがサイレントチェーンの張力によって傾斜すると、該スプロケットの外周部は、その傾斜に伴って軸方向へ変位する。つまり、周方向のある点では前方へ変位し、これと180°離れた反対側の点では後方へ変位する。このとき、サイレントチェーンとの噛み合い点に着目すると、この噛み合い点が例えば前方へ変位すると、正規位置を走行しようとするサイレントチェーンに対しては、その前方に位置するガイドリンクプレートとの間で干渉が生じやすくなる。従って、このような場合には、前方となる側の面取部を大きく形成しておくことで、干渉が回避される。逆に、噛み合い点が後方へ変位するのであれば、正規位置を走行しようとするサイレントチェーンに対しては、その後方に位置するガイドリンクプレートとの間で干渉が生じやすくなるので、このような場合には、後方となる側の面取部を大きく形成しておくことで、干渉を回避できる。
【0012】
また請求項2に係る発明は、このようなスプロケットを利用した内燃機関のサイレントチェーン式伝達装置に関するものであって、請求項1記載のスプロケットが被駆動用スプロケットとして設けられており、他の駆動用スプロケットとの間に、サイレントチェーンが巻き掛けられている。このような構成では、サイレントチェーンの張力によって被駆動用スプロケットがチェーン内周側へ傾くが、その傾斜を考慮して面取部を非対称とすることで、干渉を回避できる。
【0013】
さらに請求項3に係る発明は、例えばDOHC型動弁装置あるいはV型内燃機関等に好適なように、上記被駆動用スプロケットを2つ備えており、他の駆動用スプロケットとの三者の間に、サイレントチェーンが巻き掛けられている。このような構成では、やはり、サイレントチェーンの張力によって被駆動用スプロケットがそれぞれチェーン内周側へ傾くが、それぞれの噛み合い点での傾斜を考慮して面取部を非対称とすることで、干渉を回避できる。
【0014】
より具体的な請求項4の発明においては、内燃機関の本体部から突出するように回転自在に支持された2本の回転軸の先端部にそれぞれ上記被駆動用スプロケットが取り付けられており、これらのスプロケットの前面側の面取部がそれぞれ後面側の面取部よりも大きく形成されている。
【0015】
また請求項5に係る内燃機関のサイレントチェーン式伝達装置においては、上記サイレントチェーンは、相対的に大きな面取部に対応する一方の側のガイドリンクプレートが、他方のガイドリンクプレートに比べて、スプロケット内周側へ長く形成されている。すなわち、面取部を大きくすると、噛み合いの初期における歯側面との間の隙間は大きくなる。しかもスプロケットが張力により傾斜した状態では、大きな面取部を有する側において、その傾斜に伴い、歯とサイレントチェーンとの噛み合いの深さが相対的に浅くなる。このような現象に対し、本発明のようにガイドリンクプレートを延長することで、スプロケットが傾斜した状態でも確実にサイレントチェーンを案内することが可能となる。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、スプロケットの歯先の面取部を、チェーン張力によるスプロケットの噛み合い点での傾斜方向に対応して予め非対称としておくことにより、面取部の形成に伴う噛み合い接触面積の減少を最小限にしつつ、スプロケットの傾斜によるガイドリンクプレートとの干渉を確実に回避できる。従って、この干渉に伴う噛み合い騒音の発生やガイドリンクプレートの偏摩耗等を防止できる。
【0017】
また、請求項5のように、面取部が大となる方のガイドリンクプレートを長くすることで、スプロケットが傾斜した状態においても、チェーンの走行安定性を高く確保することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は、この発明に係るスプロケット2の要部をサイレントチェーン1とともに示している。特に、スプロケット2がチェーン張力によって傾斜した状態を示している。なお、サイレントチェーン1は、前述したように複数枚の主リンクプレートを重ねて連結することで構成されているが、図1では全体の外形のみを模式的に示してある。
【0020】
図示するように、スプロケット2の歯3は、その歯先の両側に面取部7a,7bを備えているが、本発明においては、これらの面取部7a,7bが非対称となっており、面取部7aに比べて面取部7bの方が大となっている。具体的には、面取部7aは、歯元部側面8に接する半径Raの円弧からなり、歯先における切欠量がdである。また、面取部7bは、歯元部側面8に接する半径Rbの円弧からなり、歯先における切欠量がeである。そして、Ra<Rbで、かつd<eの関係となっている。
【0021】
この例では、スプロケット2が張力により傾斜したときに、噛み合い点におけるスプロケット2外周部は、図示するように、図の下方へ変位する。しかしながら、上記のように、予め面取部7bを大きく設定しておくことで、図下方のガイドリンクプレート6との干渉が確実に回避される。
【0022】
図2は、面取部7bの異なる実施例を示している。この面取部7bは、歯元部側面8に接する半径Rcの円弧からなるが、歯先における切欠量は、小さな面取部7aの切欠量と等しいdとなっている。そして、Ra<Rcの関係がある。なお、図1の実施例と比較した場合、Ra<Rb<Rcであることが望ましい。このような構成においても、面取部7bは、他方の面取部7aを対称としたものよりも大きな領域を占めることになる。
【0023】
図3は、上記のように構成されたスプロケット2と組み合わされるサイレントチェーン1を改良した実施例を示しており、上記の面取部7b側となるガイドリンクプレート6bが、他方の側のガイドリンクプレート6aに比べて、スプロケット2内周側へ長く延長されている。図4は、各々のガイドリンクプレート6a,6bを対比して示したものである。このようにガイドリンクプレート6bを長く形成することで、大きな面取部7bを有していても過度の遊びを生じることがなくなり、サイレントチェーン1の走行安定性が向上する。また、スプロケット2が張力で傾斜した状態でも、サイレントチェーン1が確実に案内される。
【0024】
図5は、内周側および外周側の双方にスプロケットを噛み合わせるようにしたサイレントチェーン1に用いられるガイドリンクプレート6a,6bの例を示しており、図4と同様に、面取部7bの側となるガイドリンクプレート6bが他方のガイドリンクプレート6aに比べて、チェーン内周側へ長く形成されている。なお、各ガイドリンクプレート6aのチェーン外周側つまり背面側には、チェーン外周側のスプロケットと噛み合うための山部9および谷部10が形成されている。
【0025】
次に、図6は、この発明を内燃機関の動弁装置におけるサイレントチェーン式伝達装置に適用した実施例を示している。この伝達装置は、下方に駆動用スプロケットであるクランクスプロケット11が位置するとともに、上方に、被駆動用スプロケットである一対のカムスプロケット2が配置され、これらの三者の間に、サイレントチェーン1が巻き掛けられている。なお、クランクスプロケット11は、図の時計回り方向に回転し、従って、その回転方向に沿ってサイレントチェーン1が走行する。また、クランクスプロケット11とカムスプロケット2との間に、それぞれチェーンガイド12,13が設けられているとともに、一対のカムスプロケット2の間にもチェーンガイド14が設けられている。なお、チェーンの緩み側となるチェーンガイド12は、可動式の構成であり、適宜な張力を付与するように、油圧テンショナ15を上部に備えている。このようなチェーンの配置において、カムスプロケット2の噛み合い点は、それぞれA点およびB点となる。
【0026】
上記のカムスプロケット2は、それぞれ図示せぬカムシャフトの前端部に取り付けられており、カムシャフトの軸受部からいわゆる片持ち状に突出した形となっているので、サイレントチェーン1の張力によって、図6に矢印Fで示すように、それぞれチェーン内周側へ傾くことになる。
【0027】
図7は、噛み合い点Aにおけるカムスプロケット2の傾斜状態を、図6に矢印Xで示す左下側から、より詳しくは、噛み合い点Aにおけるサイレントチェーン1走行方向に対し垂直な方向から、見たものとして示している。従って、図7の右方が機関前方となる。ここで、カムスプロケット2の傾斜に伴う噛み合い点Aの軸方向の変位に着目すると、図から明らかなように、図7の右方つまり機関前方へ変位する。つまり、カムスプロケット2に対するチェーン巻き付け角が180°を超えない一般的な構成であれば、力Fの方向に沿って機関前方へ変位しようとする180°の範囲内に噛み合い点Aが含まれる位置関係になることから、噛み合い点Aは必ず機関前方へ変位することとなる。そのため、このような張力による傾斜が発生したときには、スプロケット2の前面2a側で歯先とガイドリンクプレート6とが干渉する虞がある。従って、サイレントチェーン1の回転方向に沿って最初の噛み合い点となるA点に対応するカムスプロケット2(図6左側のカムスプロケット2)については、前面2a側の面取部を後面2b側の面取部よりも相対的に大きく形成する必要がある。なお、図中の線Lは、サイレントチェーン1の走行中心線を示す。
【0028】
また、図8は、噛み合い点Bにおけるカムスプロケット2の傾斜状態を、図6に矢印Yで示す上方から、つまり噛み合い点Bにおけるサイレントチェーン1走行方向に対し垂直な方向から、見たものとして示している。従って、図8の下方が機関前方となる。このカムスプロケット2の傾斜に伴う噛み合い点Bの軸方向の変位に着目すると、カムスプロケット2のほぼ最上部に位置する噛み合い点Bは、図8の下方つまり機関前方へ変位する。そのため、このような張力による傾斜が発生したときには、スプロケット2の前面2a側で歯先とガイドリンクプレート6とが干渉する虞がある。従って、噛み合い点Bに対応するカムスプロケット2(図6右側のカムスプロケット2)についても、前面2a側の面取部を後面2b側の面取部よりも相対的に大きく形成する必要がある。なお、図中の線Lは、サイレントチェーン1の走行中心線を示す。
【0029】
ここで、図6左側のカムスプロケット2と右側のカムスプロケット2とで、必ずしも、同一の面取部の大きさとする必要はなく、噛み合い点Aにおける傾斜の影響の程度、噛み合い点Bにおける傾斜の影響の程度、をそれぞれ勘案して、全面2aおよび後面2bの面取部の大きさを設定することが、より望ましい。
【0030】
なお、この発明は、上記のようにクランクスプロケットからカムスプロケットを直接駆動する動弁機構のみならず、中間のスプロケットを介して駆動力を順次伝達する2ステージ型の動弁機構にも適用することが可能である。また、動弁機構以外の補機の駆動等のための伝達装置に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスプロケットの要部をサイレントチェーンとともに示す要部拡大図。
【図2】面取部の形状を変更した実施例を示す図1と同様の要部拡大図。
【図3】一方のガイドリンクプレートを長くした実施例を示すチェーンの断面図。
【図4】それぞれのガイドリンクプレートを対比して示す平面図。
【図5】外周側でも噛み合うサイレントチェーンに用いられるガイドリンクプレートの例を示す図4と同様の平面図。
【図6】内燃機関の動弁機構に用いたサイレントチェーン式伝達装置全体の正面図。
【図7】噛み合い点Aを示す図6の矢印X方向から見た説明図。
【図8】噛み合い点Bを示す図6の矢印Y方向から見た説明図。
【図9】一般的なサイレントチェーンの平面図。
【図10】同じく断面図。
【図11】スプロケットの傾斜に伴う干渉の説明図。
【符号の説明】
1…サイレントチェーン
2…スプロケット
6,6a,6b…ガイドリンクプレート
7,7a,7b…面取部
Claims (5)
- 複数枚の主リンクプレートの両側にそれぞれガイドリンクプレートを配置してなるサイレントチェーンが巻き掛けられるサイレントチェーン用スプロケットにおいて、歯先の両側に、上記ガイドリンクプレートとの干渉を避けるための面取部がそれぞれ設けられているとともに、サイレントチェーンの張力によるスプロケットの傾斜に対し、サイレントチェーンとの噛み合い点におけるスプロケット外周部の軸方向の変位方向と同じ側となる一方の面取部が、他方の面取部と対称形状の面取部を想定したときにこの仮想の面取部を全て含みかつこれよりも大きな範囲を占めるように、他方の面取部よりも大きく形成されていることを特徴とするサイレントチェーン用スプロケット。
- 請求項1記載のスプロケットが被駆動用スプロケットとして設けられており、他の駆動用スプロケットとの間に、サイレントチェーンが巻き掛けられていることを特徴とする内燃機関のサイレントチェーン式伝達装置。
- 上記被駆動用スプロケットを2つ備え、他の駆動用スプロケットとの三者の間に、サイレントチェーンが巻き掛けられていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のサイレントチェーン式伝達装置。
- 内燃機関の本体部から突出するように回転自在に支持された2本の回転軸の先端部にそれぞれ上記被駆動用スプロケットが取り付けられており、これらのスプロケットの前面側の面取部がそれぞれ後面側の面取部よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のサイレントチェーン式伝達装置。
- 上記サイレントチェーンは、相対的に大きな面取部に対応する一方の側のガイドリンクプレートが、他方のガイドリンクプレートに比べて、スプロケット内周側へ長く形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の内燃機関のサイレントチェーン式伝達装置。
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