JP3705899B2 - 軸受の試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の軸受の性能を評価するために、泥水を軸受に散布する軸受の試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軸受の試験装置としては、例えば、図2に示すようなものがある。この軸受の試験装置は、上部に試験槽111を、下部に泥水タンク112を備える。この試験槽111の中には、図示しない回転可能なシャフトと一端側で連結されると共に、他端側で軸受113を取り付ける連結部114を設けている。また、上記泥水タンク112の側部には、ポンプ115を設けている。そして、上記ポンプ115は、泥水タンク112の中の泥水116を吸い上げて、配管117を通して試験槽111のノズル118に供給する。上記ノズル118は試験槽111内の軸受113に泥水を吹き掛ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の軸受の試験装置では、試験槽111と泥水タンク112とは別体であり、ポンプ115は泥水タンク112の外側に設けられて、ポンプ115と試験槽111内のノズル118とが、試験槽111の外側に配置された長い配管117で繋がれているため、この長い配管117が泥水の中の泥で詰まり易いという問題があった。また、配管の詰まりに対するメンテナンスまたは補修に労を要するという問題もあった。さらに、試験槽111から泥水タンク112を通してポンプ115に戻る泥水に濃度のむらがあるため、均一な濃度の泥水を軸受113に散布することができないという問題があった。また、泥水の濃度にむらがあるために、泥水中の泥でポンプ115が詰まってポンプ115が故障を起こし易く、極めて困難な修繕を要するという問題もあった。さらにまた、このように、泥の詰まりが生じると泥水の交換が必要であるが、泥水の交換に伴う清掃と調整が極めて面倒であるという問題もあった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、配管等が泥水によって詰まりにくく、かつ、均一な濃度の泥水を軸受に散布でき、かつ、メンテナンスや補修が簡単な軸受の試験装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の軸受の試験装置は、底部に泥水を溜める試験槽と、上記試験槽の上記底部に設けられたポンプと、上記試験槽の内部に軸受を取り付けるための連結部と、上記ポンプから配管を通して吐出された泥水を上記軸受に吹きかけるノズルとを備えていることを特徴としている。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、上記試験槽の底部に溜められた泥水は、この底部に設けられたポンプによって直接吸い上げられ、試験槽内の配管を経てノズルから吐出され、被試験体である軸受に吹き掛けられる。軸受に吹き掛けられた泥水は、落下して試験槽の底部に戻り、再びポンプによって吸い上げられて、泥水は試験槽の中で循環される。
【0007】
上記ポンプと配管は、試験槽内に設けられているから、配管が短くなり、したがって、配管が泥で詰まることがない。また、配管長さが短くなるから、配管に滞留する無駄な泥水が少なくなって、ひいては、必要な泥水量およびタンクの容量を少なくできる。さらに、ポンプは試験槽の底部に設けられているから、このポンプの吸い込みによって泥水を撹拌して、均一な濃度の泥水を軸受に散布できる。また、泥水の濃度が均一になっているため、泥による詰まりや故障がなくなる。また、配管やポンプは試験槽の内部に設けられているから、それらから漏れが生じても、その泥水は試験槽の底部に直接戻る。したがって、泥水の損失等の問題が生じない。
【0008】
請求項2に記載の軸受の試験装置は、請求項1に記載の軸受の試験装置において、上記試験槽は上記ポンプが設けられている底部に泥水を導く傾斜面を有していることを特徴としている。
【0009】
請求項2の軸受の試験装置によれば、軸受から落下する泥水中の泥は、試験槽の底部に連なる傾斜面を伝ってポンプが設けられた試験槽の底部に導かれる。したがって、ポンプの近傍には、常に泥が導かれるから、ポンプの近傍の泥水の濃度が均一化されて、均一な濃度の泥水を軸受に散布でき、また、泥の詰まりによる配管やポンプの故障がなくなる。
【0010】
請求項3に記載の軸受の試験装置は、請求項1または2に記載の軸受の試験装置において、上記ポンプから吐出された泥水を上記ノズルに導かないで、試験槽に戻すバイパス配管が設けられていることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の軸受の試験装置は、ポンプから吐出される泥水の一部は、ノズルに導かれることなく、バイパス配管に流れ、底部の泥水に直接戻される。このバイパス配管から直接戻された泥水が、底部に溜まった泥水を撹拌するから、泥水の濃度が均一になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明による軸受の試験装置の縦断面図である。この試験装置は、略密閉された箱型の試験槽11を備える。この試験槽11の下部には、底部12に連なって傾斜面13を設けている。また、上記試験槽11の一つの側壁14の中央部に、側壁14を貫くシャフト21を備えている。このシャフト21は、その端部22に、被試験体である軸受20を設置するための連結部23を備えている。また、この試験槽11の上壁15に、負荷装置24を鉛直方向に貫通させて、軸受20に荷重を掛けるようにしている。さらに、上記試験槽11の底部12には、ポンプ30を設けている。吐出用の配管31は、このポンプ30から鉛直上方に伸びている。上記配管31の先端部に下方に向けてノズル33を固定し、このノズル33から軸受20に泥水を散布するようにしている。また、上記配管31の途中から、バイパス配管35が分岐している。このバイパス配管35の先端は下方に向いている。ポンプ30から吐出された泥水の一部は、バイパス配管35から試験槽11に直接戻して、試験槽11内の泥水34を撹拌するようにしている。
【0014】
上記構成の軸受の試験装置において、シャフト21を回転させて、軸受20を回転させ、負荷装置24で軸受20に負荷をかけると共に、ポンプ30を駆動する。そうすると、試験槽11の底部12にある泥水34はポンプ30によって吸い上げられて、配管31を通ってノズル33から軸受20に散布される。上記軸受20に吹き掛けられた泥水は、試験槽11の下部に溜まった泥水34上に滴下して、試験槽11の下部12に溜まった泥水34を撹拌する。さらに、この試験槽11の下部の泥水34は、バイパス配管35から直接試験槽11に戻された泥水によって撹拌される。
【0015】
上記試験槽11の泥水34の中の泥は、傾斜面13に沿って平坦な底部12に誘導される。このため、泥水34の中の泥は常にポンプ30の下側に導かれて、ポンプ30によって吸い上げられる。したがって、泥水34の濃度が均一化される。したがって、配管31、バイパス配管35およびポンプ30に泥が詰まって、故障するようなことがない。また、均一な濃度の泥水で良好な試験を行うことができる。
【0016】
また、ポンプ30が試験槽11の中に設置され、ポンプ30からノズル33までの距離が短くなるので、配管31の長さが短くなって、配管31の詰まりが一層起こりにくくなる。万一、配管31が泥で詰まっても、配管31が短いから、補修が容易である。また、配管31の長さが短くて、配管31内の泥水の量が少なくて済むから、無駄な泥水の量が少なくでき、試験槽11を小さくでき、少量の泥水で試験を行うことができる。
【0017】
また、上記ポンプ30は泥水が循環する試験槽11の中に設置されているので、配管31やポンプ30から泥水が漏れるようなことがあっても、泥水はポンプ30の存在する試験槽11に直接戻るため、泥水の損失が無く、泥水を補給する必要もない。このように、配管31、ポンプ30の液密を重要視する必要がないから、配管31やポンプ30の製造が容易になり、かつ、メンテナンスが不要になる。また、従来のように軸受の試験装置の外部に配管した場合のような、漏れた泥水によって起こる汚れの問題も生じない。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1の軸受の試験装置は、試験槽の底部に溜めた泥水の中にポンプを設けているので、ポンプからノズルに至る配管が極めて短くなり、泥水中の泥による配管の詰まりを防止できる。万一、泥水によって配管が詰ったとしても、配管の長さが短いから、補修が簡単にできる。また、配管長いが短いので、従来のように長い配管中に存在する多量の泥水が不要となり、泥水の量を少なくできて、試験槽を小さくすることができる。さらに、ポンプと配管が試験槽の内部に設けられているから、泥水がポンプや配管から漏れるようなことがあっても、泥水はポンプの存在する試験槽に戻るため、泥水の損失が無く、泥水を補給する必要がない。また、漏れた泥水によって起こる汚れの問題も生じない。
【0019】
請求項2の軸受の試験装置は、請求項1に記載の軸受の試験装置において、上記試験槽は上記ポンプが設けられている底部に泥水を導く傾斜面を有しているので、泥水中の泥は、傾斜面に沿ってポンプのある試験槽の底部に導かれて吸い上げられ、泥が滞留することがなく、泥水の濃度を均一化できる。したがって、泥水が均一な濃度となるので、安定した試験条件が得られると共に、配管の詰まりやポンプの故障を少なくすることができる。
【0020】
請求項3の軸受の試験装置は、請求項1または2に記載の軸受の試験装置において、上記ポンプから吐出された泥水を上記ノズルに導かないで、試験槽に戻すバイパス配管を設けているので、底部に溜まった泥水を撹拌し、泥水濃度を均一にできる。したがって、軸受に散布する泥水が均一な濃度となって、安定した試験条件が得られると共に、配管の詰まりやポンプの故障を一層少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る軸受の試験装置の断面図である。
【図2】 従来の軸受の試験装置の断面図である。
【符号の説明】
11…試験槽、 12…底部、 13…傾斜面、 20…軸受、
23…連結部、 31…配管、 33…ノズル、 34…泥水、
35…バイパス配管。

Claims (3)

  1. 底部に泥水を溜める試験槽と、
    上記試験槽の上記底部に設けられたポンプと、
    上記試験槽の内部に軸受を取り付けるための連結部と、
    上記ポンプから配管を通して吐出された泥水を上記軸受に吹きかけるノズルとを備えていることを特徴とする軸受の試験装置。
  2. 請求項1に記載の軸受の試験装置において、
    上記試験槽は上記ポンプが設けられている底部に泥水を導く傾斜面を有していることを特徴とする軸受の試験装置。
  3. 請求項1または2に記載の軸受の試験装置において、
    上記ポンプから吐出された泥水を上記ノズルに導かないで、試験槽に戻すバイパス配管が設けられていることを特徴とする軸受の試験装置。
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