JP3701163B2 - 動画表示特性の評価装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は表示装置の評価装置に関するものであり、特に、表示装置の動画表示特性の評価装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、表示装置として、LCDやPDPなどが普及するにしたがって、これらの表示装置の動画表示特性が従来のCRTを用いた表示装置と異なる事が明らかになってきた。これは、従来のCRTがインパルス型表示装置であるのに対して、LCDやPDPがホールド型表示装置である事に起因している。
【0003】
このようなインパルス型表示装置とホールド型表示装置の動画表示特性や、その動画表示特性を評価する方法については、例えば、信学技報、EID96-4,pp.19-26(1996-06)に詳しく掲載されている。これによると、動画表示特性を人間の主観的判断による官能検査により評価し、動画表示特性を5段階で評価する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような人間の官能検査を用いた評価では、5段階評価しかできないため、微妙な評価や客観的評価ができず、動画質向上のための数値目標などが決定できなかった。また、測定環境の厳密な整備や、被験者の人数を多く集めなければならない等、費用、時間などが多くかかっていた。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、数値目標による管理が容易な動画表示特性の評価装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では、
動画像を表示する表示装置の動画表示特性を評価する装置であって、
評価対象となる前記表示装置の動画像を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段で撮影した静止画像を時系列的に取り込み、取り込んだ複数の時系列静止画像を空間的にずらしながら重ねあわせて合成し、該合成した画像を画像処理する画像処理手段とを備え、
前記画像処理手段は、前記合成した画像の情報を用いて、前記評価対象となる動画表示特性に対応する物理量を数値化して評価を実施すること
を特徴とする動画表示特性の評価装置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明による動画表示特性評価装置は、その一実施形態において、ランダムトリガ動作が可能なシャッタ機能付き撮影素子(CCD)と、撮影素子(CCD)で撮影した画像を取り込み、取り込んだ複数の画像をずらしながら重ねあわせ、合成した画像を画像処理する画像処理コントローラと、動画質評価用画像を表示している測定対象の表示装置の表示制御信号を入力とし、撮影素子(CCD)のトリガ入力にトリガ出力を出力するトリガ出力回路とで構成されており、評価対象の表示装置に表示した動画像を、前記撮影素子により撮影し、前記画像処理コントローラでずらしながら重ねあわせて合成した画像及び、その断面プロット形を評価数値とする様に構成されている。
【0008】
本発明によれば、測定環境を厳密に整備する必要や、被験者を多く集める必要が無いために、測定のための費用や時間が短く、また、官能評価による5段階評価以上の高精度で客観性の高い数値評価が可能となる。
【0009】
以下、本実施形態の動画表示特性装置をより具体的に説明する。
【0010】
図1に本実施形態における動画表示特性の評価装置のブロック図を示す。本動画表示特性評価装置は、動画像信号発生回路100と、CCD120と、コントローラ200とを備えて構成されている。
【0011】
動画像信号発生回路100は測定対象の表示装置110に測定用動画像の画像信号及び制御信号を供給すると共に、その回路内の撮影用トリガ発生回路104で測定タイミングに合わせた撮影トリガを発生させ、CCD120に供給している。
【0012】
CCD120は供給された撮影トリガにより、動画像表示している表示装置110の表示領域の全部もしくは一部を撮影し、撮影した画像データをコントローラ200に逐次転送する。
【0013】
コントローラ200は、例えばCPU、メモリおよび入出力手段を備えた周知のコンピュータシステムにおいて、以下に説明するような処理に対応するプログラムを実行させることにより実現する。
【0014】
コントローラ200ではまず、CCD120から転送された画像データを時系列静止画として保存する(時系列静止画保存ブロック210)。ここで、各矩形領域2101はそれぞれ1つの静止画を例示している。取得すべき静止画としては、表示装置の全表示領域に示された画像である必要はなく、動画像の少なくとも一部を表示しているものであれば、表示領域中の一部領域に示された画像であっても良い。
【0015】
次に、保存された一連の時系列静止画を動画像の移動方向、移動量に同調するよう、空間的にずらしながら合成し、合成画像2201を作成する(時系列静止画ずらし合成ブロック220)。合成画像2201の輝度分布は、図中に示した動画像の移動速度に対応した矢印2102に沿って、各静止画の対応する領域の画素値を加えていくことで求められる。詳細については具体例を挙げて後述する。
【0016】
このようにして得られた合成画像は人間が動画像を追従しながら目視し、認識している画像とほぼ等しくなるよう生成されている。本実施形態では、この合成画像の断面プロファイルや輝度情報から動画表示特性としての数値を解析して求めている(数値解析ブロック230)。
【0017】
さらに、詳細を説明するために動画像信号発生回路100のブロック図を図2に示す。動画像信号発生回路100では、測定対象の表示装置110の解像度や周波数特性にあわせて、ドットクロック周波数や解像度を設定して、ドットクロック発生回路101や制御信号発生回路102からドットクロックや水平同期、垂直同期信号などを発生させる。次にこれらの制御信号を用いて測定用の動画像信号を動画像信号発生回路103で発生させる。
【0018】
本実施形態では測定用の動画像として、一定速度で横スクロールする3つのパターンを用意した。これを図3に示す。
【0019】
パターン(1)は背景階調内に一定の塗りつぶし階調でべた塗りした縦バーである。背景階調に対してバーが横方向にスクロールし、片方の短部に到達すると他端からスクロールを再開するようになっている。図3では背景階調が白で、塗りつぶし階調が黒になっているが、背景階調や塗りつぶし階調、バーの横幅やスクロールの移動速度などは測定画像パラメータとして変更可能である。特に、移動速度は重要なパラメータで、本実施形態では1書き換え周期あたりの移動画素数(ppf:Pixel Per Frame)で定義した。
【0020】
次に、パターン(2)はパターン(1)の塗りつぶし部分が1周期の波(孤立波)状に連続的に変化しているものである。図3では背景階調が白で波の中心が黒となっている。背景階調や波の位相、幅、スクロール速度などが同じく変更可能である。
【0021】
最後に、パターン(3)はパターン(2)の1周期の波が連続的になり、背景が無くなったものである。
【0022】
なお、本発明で使用するパターンは上記パターンに限定されるものではなく、評価の対象となる表示特性に応じて、パターンの形状、輝度、色、階調、移動方向、移動速度等を設定する構成としても良い。
【0023】
本実施形態の評価装置においては、上記のような3種類のパターンのいずれかを動画(スクロール)表示するわけであるが、これらのスクロール表示を人間が目視した場合、人間の目はスクロールに合わせて追従しながら表示を観ている。この場合、人間が認識する画像とは、スクロールにあわせて移動しながら(場所をずらしながら)輝度を時間積分した結果の画像である。
【0024】
すなわち、この人間の目によって知覚された画像を再現するためには、表示装置が表示している画像を連続して撮影し、スクロール方向にずらしながら合成すればよい。この時の撮影の周期(サンプリング周期)は少なくとも1書き換え周期(1フレーム)の1/2が必要(ナイキスト周波数)であり、さらに、人間の目の時間分解能が1/300秒程度であることを考えると、約3m秒以下である事が望ましい。本実施形態では表示の1フレームは16.6m秒(60Hz)としてあるため、1フレームを6分割以上に等間隔に分割し、撮影することが望ましい。
【0025】
ところで、同一のフレーム内で6回以上の連続撮影をするには撮影周波数360Hz以上のCCDカメラが必要である。このような高速度CCDカメラは画素数が限られたものになってしまうために、本実施形態においては、図3のようなスクロール動画表示時に、表示パターンが同じ場所に戻ってくるフレームを検知し、同じ画像を表示する時間的に異なるフレーム上で、タイミングを変化させながら6回以上の撮影をする事とした。
【0026】
上記のような撮影に必要なトリガは撮影用トリガ発生回路104から発生する。この撮影用トリガ発生回路104のブロック図を図4に示す。
【0027】
撮影用トリガ発生回路104においては、1/nフレームカウンタ131とドットクロックカウンタ132、コンパレータ135で、1フレームにn回撮影する場合の1/nタイミングを出力する。ドットクロックカウンタ132は1フレーム期間のドットクロックをカウントしているカウンタである。このドットクロックカウンタ132の出力値が1/nフレームカウンタ131の出力値と一致した時、コンパレータ135の出力が正になる。1/nフレームカウンタ131は内部に1フレームのドットクロック数をn分の1した値を保持しており、1回撮影する毎に出力値をその値だけカウントアップするため、常にフレーム内での連続タイミングを出力できる。
【0028】
次に、スクロール測定位置カウンタ133とスクロール現位置カウンタ134、コンパレータ136で動画スクロール表示のスクロール位置が元の位置に戻ってきたかどうかを検出する。スクロール現位置カウンタ134は現在スクロールしている位置を、スクロール移動量を垂直同期毎に足し算することでカウントしている。一方、スクロール測定位置カウンタ133はスクロールを開始して、最初に撮影した時のスクロール位置を保持しており、両者の出力が一致した時にコンパレータ136の出力が正になる。
【0029】
以上の2つのコンパレータの出力が両方とも正になった時、アンド回路137の出力が正となり、撮影用出力トリガが出力される。スクロール測定位置カウンタ133は1/nフレームカウンタ131のカウントがn回カウントアップして繰り上がった時、移動速度分の画素数だけカウントアップして、次のスクロール測定位置を示すために、フレーム間の撮影の連続性も保たれる。
【0030】
このようにして撮影用トリガ出力回路104から出力されたトリガは、移動速度やフレーム内撮影分割数nによって異なるタイミングとなるために、CCD120は、外部からのランダムトリガによりシャッタが可能なCCDカメラを用いて、外部からのトリガにより正確なシャッタリングをしている。
【0031】
また、CCDの撮影方式としては全画面を一括して撮影するプログレッシブスキャン方式のCCDを用いている。その露光時間(シャッタ時間)は、前にも述べたように、人間の目の時間分解能が約1/300秒であることから、1/300秒以下である事が望ましく、本実施形態では露光時間は1/500秒としてある。
【0032】
次に、コントローラ200での処理について詳細に説明をする。以下の説明では、測定対象の表示装置110として、液晶表示装置を用いて、上記の動画像信号発生回路100とCCD120で測定した例を説明する。なお、動画表示は白背景に黒べた塗りのパターン(1)としている。このパターン(1)をスクロールしないで表示(静止画表示)しているときの表示部をCCD120で撮影した画像を図5に示す。このパターン(1)のバーの幅は32画素である。
【0033】
このパターン(1)を移動速度8ppf(pixel per frame)でスクロールした時の表示部をCCD120で連続的に撮影した静止画像の一つを図6に示す。本コントローラ200では、上記のような静止画を時系列的に取得し、時系列静止画保存ブロック210に保存する。
【0034】
図6に示す静止画には、液晶の電圧―輝度応答の遅れによりパターン(1)のバーの左右に中間調が表示されている。本例ではパターンは右から左へとスクロールしているため、黒べたパターンの右の中間調領域は次第に白へと変化するはずであり、左の中間調領域は次第に黒へと変化するはずである。
【0035】
なお、本例ではフレーム内撮影分割数nはn=16として、この図6を含めて、合計32枚(2フレーム分)の時系列静止画を撮影した。フレーム内撮影分割数は上記のように6以上である事が望ましいが、さらに、精度の点から移動量の2倍以上であることが望ましいため、n=16とした。
【0036】
この時系列静止画を連続的に観測するとまさしく、黒べたパターンが右から左に、中間調を変化させながら移動していく様子が見れた。この場合、n枚目とn+16枚目の静止画は中間調のパターンは同一で、場所だけが1フレームの移動量分だけ異なっている。本例では等速移動量8ppfであるから測定対象の表示装置上で8画素分、場所が移動している事になる。人間の目はこの移動を追いかけて、常に注視点がずれていくため、時系列静止画の各静止画毎にそのフレーム内時間タイミングに合わせて、スクロール方向にずらしながら各画像を合成する事で、人間の目によって知覚された画像を再現することが可能となる。
【0037】
つまり、本例のように移動量8ppfで、フレーム内分割数16の場合、2/16のタイミングの静止画は1画素ずらし、8/16のタイミングの静止画は4画素ずらし、14/16のタイミングの静止画は7画素ずらして、合成する必要が有るという事である。このようにして合成した画像を図7に示す。本実施形態のコントローラ200では時系列静止画ずらし合成ブロック220により上述した合成処理を実施している。
【0038】
図7の合成画像には、応答速度の遅れとホールド型表示装置によるボケが加わり、静止画である図5と同様に見えるべき画像がスクロールする事でだいぶぼやけている。実際に目視による観察でも、これとほぼ等しいように観察される。これが動画表示の表示特性(動画表示特性)の劣化である。このような劣化は移動速度により変化が有り、移動速度が大きいほど劣化が大きい事が分かっている。本実施形態では、このような動画表示特性の劣化を数値で評価するために、コントローラ200の数値解析ブロック230により、この合成画像の輝度情報、および断面輝度プロファイルを解析し、数値化する。
【0039】
上記のパターン(1)をスクロール移動速度1、2、4、8ppfの移動量でスクロールした時の合成画像の断面輝度プロファイルを図8に示す。移動速度が大きくなるに従い、中間調領域が広がり、ぼやけが大きくなる事がわかる。この断面輝度プロファイルを解析する事により、動画表示特性を数値化できる。
【0040】
まず、この断面輝度プロファイルの白輝度レベルと黒輝度レベルの比率を静止画のコントラスト比と比較して、ダイナミック−コントラスト比(Dynamic-C.R.)として、数値化できる。これを図9に示す。図9のグラフから、移動速度が大きくなるに従い、Dynamic-C.R.が下がっていく事が観測された。これは動画の移動速度が速ければ速いほど、その表示のコントラスト値が下がってしまうという事である。
【0041】
また、断面輝度プロファイルの左右の中間調領域の大きさや、半値幅も数値化できる。これらを図10に示す。図10は、パターン(1)の断面輝度プロファイルの半値幅およびパターン(1)の前後に現れる中間調の領域の幅と、移動速度との関係を示している。なお、グラフ縦軸の画素数パラメータとは、CCD120の撮像画面上での幅を表しており、表示画面上の画素数に対応している。本グラフから、左右の中間調領域の大きさは移動速度が大きくなるに比例して大きくなり、よりぼやけが大きくなっている事が示されている。また、半値幅は移動速度が大きくなるに従い、小さくなる事が観測できた。
【0042】
本実施形態では、動画表示パターンとしてパターン(1)を例に用いたが、パターン(2)やパターン(3)を用いた場合でも同様な評価ができる。特に、パターン(2)やパターン(3)はDynamic-C.R.の値がより厳しい値となり、パターン的にも自然画等の実画像に近づくため、Dynamic-C.R.特性の評価に適している。
【0043】
また、本実施形態では、撮影用トリガ発生回路104を動画像信号発生回路100内に構成したが、動画像信号発生回路として汎用の画像信号源を用いた場合には、撮影用トリガ発生回路104を画像信号源と測定対象の表示装置との間に設置し、動画移動量などのデータを入力するようにしてもかまわない。
【0044】
さらに、本実施形態における動画表示特性のDynamic-C.R.、中間調幅、半値幅などの数値化は一例であり、表示装置の動画表示特性に起因して現れうる評価項目、例えば動画像の境界領域におけるぼやけや色変化等を検出するために設定される他のパラメータについても、上記と同様に数値化が可能である。
【0045】
以上のように、本実施形態では、動画像信号発生回路やCCDおよびコントローラをもちいることで、人間の目によって知覚された画像を再現できる事から、官能試験をするために、測定環境を厳密に整備する必要や、被験者を多く集める必要が無いため、測定のための費用や時間が短く、また、画像の輝度情報や断面輝度プロファイルを数値化するために、官能評価による5段階評価以上の数値評価が可能なため、数値目標による管理が容易で、高精度の評価が可能となる動画表示特性の評価方法および評価装置が提供できる。
【0046】
【発明の効果】
表示装置の動画表示特性を評価する手段として、本発明を導入することにより、官能試験をするための測定環境を厳密に整備する必要や、被験者を多く集める必要が無いために、測定のための費用や時間が短く、また、官能評価による5段階評価以上の数値評価が可能なため、数値目標による管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における表示装置の動画表示性能評価装置のブロック図。
【図2】図1の実施形態における動画像信号発生回路100のブロック図。
【図3】図1の実施形態における測定用動画像パターンを説明する説明図。
【図4】図1の実施形態における撮影用トリガ発生回路のブロック図。
【図5】図1の実施形態の評価装置で撮影した静止画像を示す説明図。
【図6】図1の実施形態の評価装置で連続的に撮影した動画像の1例を示す説明図。
【図7】図1の実施形態の評価装置で連続的に撮影した動画像をずらしながら合成した画像を示す説明図。
【図8】図1の実施形態の評価装置における合成画像の断面輝度プロファイルを示すグラフ。
【図9】図1の実施形態の評価装置における動画表示特性評価結果の1例(Dynamic C.R.)を示すグラフ。
【図10】図1の実施形態の評価装置における動画表示特性評価結果の1例(中間調幅、半値幅)を示すグラフ。
【符号の説明】
100…動画像信号発生回路、101…ドットクロック発生回路、102…制御信号発生回路、103…動画像信号発生回路、104…撮影用トリガ発生回路、110…測定対象の表示装置、120…CCD、131…1/nフレームカウンタ、132…ドットクロックカウンタ、133…スクロール測定位置カウンタ、134…スクロール現位置カウンタ、135…コンパレータ、136…コンパレータ、137…アンド回路、200…コントローラ、210…時系列静止画保存ブロック、220…時系列静止画ずらし合成ブロック、230…数値化解析ブロック。

Claims (12)

  1. 動画像を表示する表示装置の動画表示特性を評価する装置であって、
    評価対象となる前記表示装置の動画像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮影した静止画像を時系列的に取り込み、取り込んだ複数の時系列静止画像を空間的にずらしながら重ねあわせて合成し、該合成した画像を画像処理する画像処理手段とを備え、
    前記画像処理手段は、前記合成した画像の情報を用いて、前記評価対象となる動画表示特性に対応する物理量を数値化して評価を実施すること
    を特徴とする動画表示特性の評価装置。
  2. 請求項1に記載の評価装置において、
    前記画像処理装置は、前記評価対象となる動画表示特性に対応する物理量として、断面輝度プロファイルの左右の中間領域の大きさを数値化することを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  3. 請求項に記載の評価装置において、
    前記画像処理装置は、前記評価対象となる動画表示特性に対応する物理量として、前記合成した画像の輝度分布および断面輝度プロファイルの少なくとも一方を数値化することを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  4. 請求項または3に記載の評価装置において、
    前記評価対象の表示装置は、動画質評価用画像として移動している動画像を表示しており、
    前記撮影した時系列画像をずらしながら合成する時のずらし量は、その撮影画像内で、前記移動速度に対応する量と等しいことを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  5. 請求項4に記載の評価装置において、
    前記評価対象の表示装置が表示している移動する画像は、移動方向に対して一定の幅の間、一定の輝度を表示することを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  6. 請求項4に記載の評価装置において、
    前記評価対象の表示装置が表示している移動する画像は、移動方向に対して一定の幅の間に、孤立した単一周期の波形状に変化する輝度分布の領域を有し、該領域の前後に位置する他の領域では一定の輝度を表示することを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  7. 請求項4に記載の評価装置において、
    前記評価対象の表示装置が表示している移動する画像は、移動方向に対して、一定の周期を持ち、連続的な波形状に変化する輝度分布を有することを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  8. 請求項1、3、4、5、6および7のいずれかに記載の評価装置において
    動画質評価用画像を表示している前記評価対象の表示装置の表示制御信号を入力とし、前記撮像手段の撮影タイミングを決定するためのトリガ信号を出力するトリガ出力回路をさらに備えることを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  9. 請求項8に記載の評価装置において
    前記時系列静止画の撮影タイミングもしくは前記トリガ出力回路のトリガ信号の出力タイミングは、前記評価対象の表示装置の1画面書き換え周期と同期がとられており、かつ、撮影された静止画像が1書き換え周期の整数分の1の時間で等間隔となるようなタイミングであることを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  10. 請求項9に記載の評価装置において、
    前記1書き換え周期を分割する整数値は、前記1書き換え周期の整数分の1の時間が3m秒以下の時間となるような数値であることを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  11. 請求項9または10に記載の評価装置において、
    前記1書き換え周期を分割する整数値は、前記評価対象の表示装置が表示する動画像の1書き換え周期あたりの移動量(画素数)の2倍以上の値であることを特徴とする動画表示特性の評価装置。
  12. 請求項1、3、4、5、6、7、8、9、10および11のいずれかに記載の評価装置において、
    前記各時系列静止画の撮影時間および前記撮像手段の露光時間のいずれか一方が3m秒以下であることを特徴とする動画表示特性の評価装置。
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