JP3700423B2 - 自動車用冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用冷却装置であって、特に自動車に搭載されたラジエータや空調用コンデンサに冷却風が流れるようにするものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用冷却装置において、ラジエータや空調用コンデンサに電動冷却ファンからの冷却風を送風するものが周知である。例えば、エンジン冷却水の温度に応じて、電動モータにて駆動される電動冷却ファンをパルス幅変調制御(PWM制御、電動モータに印加された印加電圧のデューティ比を制御)を行うものや、2つの抵抗の使用数を切り換えて、電動冷却ファンの回転数をハイ、ローの2段階に制御するものが周知である。
【0003】
このようなものにおいて、車両搭乗時にイグニッションスイッチもしくはアクセサリースイッチをオンすると、車両制御装置により、エンジン冷却水の水温が所定水温以上であると、PWM制御を行う制御信号に応じて電動冷却ファンを駆動したり、リレー等のスイッチ手段をオンして電動冷却ファンを駆動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような電動冷却ファンの起動時においては、電動モータの回転数が低いため、電動モータでの逆起電力が小さく、モータ印加電圧がモータ捲線にかかる。このため、電動モータの回転数がある程度まで上がるまでは、過大な突入電流が流れ、フロント回りのバッテリ電圧が降下し、ヘッドライトが一瞬暗くなったりするという問題がある。
【0005】
この問題に対処するため、上記PWM制御を行うものでは、電動モータ起動時には、徐々にデューティー比を大きくすることが実施されている。このようにすることで、上記問題を、その機能を利用して解決できるので、部品点数を大幅に増加させずに比較的容易に行うことができる。
また、リレー等のスイッチ手段をオンして電動冷却ファンを駆動するものにおいても、電動モータ起動時には、先ずその回転数をローとしてからハイにすることで、比較的容易に上記問題に対処することができる。
【0006】
一方、低コスト化のニーズから、電動冷却ファンの回転数をPWM制御あるいは抵抗による段階的な制御を行わずに、車載バッテリと電動モータの間にオンオフスイッチのみを設けて、必要な時に上記回転数を所定回転数のみに制御するものがある。
しかしながら、このような構成にすると、元々電動モータの回転数を可変制御する機能が無いため、上記した突入電流の問題を直ぐさま対処することができないという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、電動冷却ファンの回転数が所定回転数に制御される自動車用冷却装置において、上記した突入電流の問題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために請求項1に記載の発明においては、車両に搭載された冷却用熱交換器に冷却風が流れるようにする冷却用ファン(4)と、車両に搭載されたバッテリ(1)から電力が供給されて冷却用ファン(4)を駆動する電動モータ(2)と、バッテリ(1)から電動モータ(2)への電力供給ラインに設けられて電動モータ(2)に通電を行うMOSトランジスタ(8)と、バッテリ(1)からMOSトランジスタ(8)のゲートにゲート電圧を印加してMOSトランジスタ(8)をオンさせるものであって、電動モータ(2)の起動時には、MOSトランジスタ(8)のゲートに印加されるゲート電圧の立ち上がりを遅延して、電動モータ(2)の突入電流を低減する回路手段(9、R2、R3、C2)を備えたことを特徴としている。
【0009】
この発明によれば、回路手段(9、R2、R3、C2)によりゲート印加電圧の立ち上がりを遅延しているため、MOSトランジスタ(8)は飽和領域で制御され、ドレイン電流の立ち上がりを緩やかにさせることができ、電動モータ(2)の突入電流を低減することができる。
この場合、回路手段(9、R2、R3、C2)としては、具体的には、請求項2に記載の発明のように、抵抗(R1)とコンデンサ(C1)にて構成される積分回路(9)を備えるようにすることができる。また、より具体的には、請求項3に記載の発明のように、抵抗(R1)の一端をバッテリ(1)から電動モータ(2)に電力を供給するラインに接続し、抵抗(R1)とコンデンサ(C1)の接続点をMOSトランジスタ(8)のゲートに接続するようにすることができる。
【0010】
また、上記冷却用ファン(4)は、電動モータ(2)への電力供給が遮断されている状態であっても、車両が走行することで風圧により回転する。このため、電動モータ(2)は、発電機状態となり、誘起電圧が発生する。そして、電動モータ(2)の回転数が高くなって、上記誘起電圧が高くなると、この誘起電圧がMOSトランジスタ(8)のゲート印加電圧となる。したがって、電動モータ(2)への電力供給が遮断されている状態であっても、電動モータ(2)の回転数が高くなって、ゲート印加電圧がしきい値電圧より高くなると、MOSトランジスタ(8)がオンするため、この状態で電動モータ(8)に通電を行おうと、回路手段(9、R2、R3、C2)による突入電流の低減効果が得られないという問題がある。
【0011】
そこで、請求項1記載の発明においては、回路手段(9、R2、R3、C2)として、冷却用ファン(4)が風圧により回転し電動モータ(2)に誘起電圧が発生しているときに、誘起電圧が所定電圧以上であると誘起電圧によってMOSトランジスタ(8)をオンさせ、誘起電圧が所定電圧より低いとMOSトランジスタ(8)をオフさせるようにし、上記した所定電圧として、MOSトランジスタ(8)が誘起電圧によってオンしているときに電動モータ(2)への通電が行われても突入電流が規定値以下に制限されるような値に設定したことを特徴としている。
【0012】
この発明によれば、風圧によって冷却用ファン(4)の回転数が所定回転数以上になり電動モータ(2)による誘起電圧によってMOSトランジスタ(8)がオンしているときに、電動モータ(2)への通電が行われても突入電流が規定値以下に制限されるため、この場合においても突入電流による問題を生じないようにすることができる。
【0013】
なお、上記した括弧内の符号は後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の自動車用冷却装置について図1を用いて説明する。図1は、自動車用冷却装置のシステム図である。
1は車両に搭載された12Vの2次電池(以下、バッテリという)、2はバッテリ1から電力が供給されて冷却ファン4を駆動する電動モータ(誘導性負荷で、定格200Wのもの)、3はバッテリ1と電動モータ2との間に設けられたリレースイッチである。
【0015】
リレースイッチ3は、図示しない駆動用のコイルに電流が流れるとオンし、コイルに流れる電流が遮断されるとオフするようになっている。コイルへの通電・遮断は、図示しない車両制御用の制御装置により制御され、この制御装置には、エンジンのエンジン冷却水の温度を検出する水温センサ(図示しない)からの検出信号が入力されている。
【0016】
この制御装置は、上記した水温センサの検出信号が所定温度以上で、エンジン冷却水を冷却する必要があると判定すると、上記したコイルをオンし、電動モータ2に通電が行われるようにする。この実施形態においては、電動モータ2は、図1に示す回路によって、所定回転数のみで駆動されるようになっている。
5は上記エンジン冷却水を冷却する冷却用熱交換器であるラジエータである。電動モータ2は、冷却ファン4を駆動し、この冷却ファン4にて発生する冷却風は、上記ラジエータ5に向かって送風される。これにより、ラジエータ5内を流れるエンジン冷却水が冷却される。なお、図中12は、冷却用ファン4で発生する冷却風をラジエータに導くガイドをなすファンシュラウドである。
【0017】
次に、本発明の要部である突入電流低減回路6について説明する。突入電流低減回路6は、図1に示すように、バッテリ1と電動モータ2との間に設けられている。なお、図中の○は、コネクタ端子を示しており、突入電流低減回路6は、バッテリ1と電動モータ2との間に図示しないコネクタにて接続されている。
突入電流低減回路6は、MOSトランジスタ8と積分回路9とを有する。MOSトランジスタ8は、本実施形態では溝ゲートタイプ又はプレーナタイプのエンハンスメント型電界効果トランジスタである。MOSトランジスタ8は、バッテリ1から電動モータ2への電力供給ライン7に設けられ、電動モータ2に通電を行って電動モータ2を駆動する。
【0018】
積分回路9は、抵抗R1(抵抗値240kΩ)とコンデンサC1(容量100μF)とからなり、抵抗R1とコンデンサC1とは、バッテリ1の+B端子とアース端子との間に直列に接続されている。抵抗R1とコンデンサC1との間の接続点は、上記MOSトランジスタ8のゲートGに接続されている。これにより、積分回路9の出力は、MOSトランジスタ8のゲート電圧となる。
【0019】
また、コンデンサC1には、並列に抵抗R2(抵抗値180kΩ)が接続されている。言い換えると、抵抗R2は、抵抗R1に直列に接続されている。また、コンデンサC1と直列で、抵抗R1と並列にダイオード10が接続されている。ダイオード10は、上記リレースイッチ3をオンからオフするときに、コンデンサC1に蓄えられた電荷を素早く放電し、MOSトランジスタ8のスイッチングを確実に行うためのものである。
【0020】
次に、上記した突入電流低減回路6の作動について説明する。先ず、リレースイッチ3がオンされると、バッテリ1の電圧が積分回路9に印加される。そして、MOSトランジスタ8のゲートGには、積分回路9の出力が印加されるのであるが、このゲート印加電圧は、積分回路9の時定数によって、立ち上がりが遅延されて、ゆっくりと上昇する。そして、ゲート印加電圧がMOSトランジスタ8のしきい値電圧になると、MOSトランジスタ8はオンし始めるが、ゲート印加電圧が低い時には、MOSトランジスタ8は飽和領域で制御され、MOSトランジスタ8を流れるドレイン電流は制限される。
【0021】
このため、電動モータ2はゆっくりと起動され、徐々に回転数が増加する。つまり、積分回路9により、電動モータ2の起動時に、バッテリ1から印加されるMOSトランジスタ8のゲート印加電圧の立ち上がりを遅延し、ドレイン電流の立ち上がりを遅延する。このことによって、電動モータ2の突入電流が低減される。また、このように電動モータ2をゆっくりと起動するため、突発音の低減効果が得られる。なお、このゲート印加電圧の立ち上がりは、上記時定数によって任意に設定可能である。
【0022】
このように本実施形態では、電動モータ2の回転数が所定回転数のみに制御される自動車用冷却装置において、MOSトランジスタ8と積分回路9を用いるため、簡単な構成で上記した突入電流の問題を解決することができる。
また、構成部品が簡素であるため、形状的にも比較的小さく作ることができ、電動モータ2に組み込んだり、上記ファンシュラウド12に容易に搭載可能である。さらには、冷却用ファン4が発生する冷却風が当たる位置にMOSトランジスタ8や積分回路9を搭載すれば、電気発熱の冷却が行えるため、突入電流低減回路6の信頼性が向上するとともに、別個に上記電気発熱の熱を逃がす冷却フィンを使用する場合は、冷却フィンの小型化が可能で、コストを低減できる。
【0023】
また、本実施形態では、突入電流低減回路6は、コネクタによりバッテリ1と電動モータ2との間に簡単に接続でき、他のシステム配線を変更することがなく、実用上有利である。
ところで、冷却用ファン4は、ラジエータ5が車両走行風が当たりやすいように車両最前方部等に配置されるため、例えばラジエータ5の車両後方側に配置されている。従って、上記リレースイッチ3がオンされておらず、電動モータ2への電力供給が遮断されている状態であっても、車両が走行することで冷却ファン4および電動モータ2が走行風の風圧によって回転する。
【0024】
このため、電動モータ2は、発電機状態となり、誘起電圧(正極側を図1中M+、負極側を図1中M−)が発生する。そして、この電動モータ2の回転数が高くなって、誘起電圧が高くなると、MOSトランジスタ8のゲート印加電圧は、この誘起電圧を抵抗R1と抵抗R2とで分圧した値となる。したがって、電動モータ2の回転数が高くなって、ゲート印加電圧が上記しきい値電圧より高くなると、リレースイッチ3がオフであっても、勝手にMOSトランジスタ8がオンし、この状態でリレースイッチ3がオンとなっても、上記積分回路8の機能を果たさず、突入電流低減効果が得られないという問題がある。
【0025】
そこで、本実施形態では、積分回路9の設定により、電動モータ2の回転数が所定回転数(1500rpm)以下であるときは、上記MOSトランジスタ8がオンしないようにしている。ここで、上記1500rpmとは、車両が100km/hで走行しているときに、冷却用ファン4が風圧によって回転する回転数であり、冷却用ファン4の回転数が1500rpm以上であれば、電動モータ2での逆起電力がある程度大きくなって、リレースイッチ3をオンして電動モータ2を駆動しても、突入電流が規定値(例えば25A)より小さく突入電流の問題がそれほど生じないという回転数である。
【0026】
具体的な設定内容は、以下のようなものである。本実施形態では、電動モータ2の回転数が1500rpmである場合、上記誘起電圧が5〜6V程度である。このため、誘起電圧を6Vとすると、誘起電圧でのゲート印加電圧は、抵抗1と抵抗2との分圧値(2.57V)となる。この値は、MOSトランジスタ8のゲート電圧−ドレイン電流特性により,ドレイン電流が規定の突入電流以下に制限される電圧である。また、車両使用条件により、バッテリ1の電圧が8Vに低下したとして、MOSトランジスタ8を確実に駆動できるようにしなけらればならない。
【0027】
このため、ゲート印加電圧は、抵抗1と抵抗2との分圧値で決まるため、条件として、各抵抗値をバッテリ1の電圧が8Vに低下したときでも、MOSトランジスタ8オン時の電圧ドロップ(ドレイン−ソース間電圧)が製品仕様上問題のない値(本実施形態では0.5V以下)になるように設定する必要がある。この実施形態では、抵抗R1、R2の抵抗値を240kΩ、180kΩとしているため、ゲート印加電圧は、3.42Vとなり、上記した条件を満足する。このことにより、積分回路6は常時機能し、突入電流を常時確実に低減させることができる。
【0028】
なお、MOSトランジスタ8、抵抗R1およびコンデンサC1の組み合わせによっては、走行風による起電力が発生し徐々にゲート電圧が上昇した場合、MOSトランジスタ8がオンしようとする瞬間にトランジスタのミラー効果により入出力が発振し、ゲートしきい値電圧付近で電圧が保持されることがある。その場合には、抵抗R2の設定によらなくてもMOSトランジスタ8は走行風による起電力によってオンしないため、抵抗R2をなくすことができる。
(第2実施形態)
この実施形態においては、MOSトランジスタ8のゲート−ドレイン間にコンデンサC2を介在させ、また抵抗R1とコンデンサC1との間に抵抗R3を介在させている。コンデンサC2は、コンデンサC1に等価されるMOSトランジスタ8のゲート−ソース間の電荷容量を大きくするのと同様に機能する。つまり、MOSトランジスタ8は、上記コンデンサC2の電荷容量が大きくなるほどスイッチング動作が遅くなる。その動作原理は次の通りである。
【0029】
リレースイッチ3がオンすると、抵抗R1とR3とを介して電荷がゲート−ソース間に蓄えられ、蓄えられた電荷が所定量となり、ゲート−ソース間電圧がMOSトランジスタ8のしきい値電圧に達すると、MOSトランジスタ8はオンし始める。このとき、ドレイン−ソース間電圧は低下し、その電圧がゲート−ソース間電圧より小さくなると、抵抗R1とR3とを介して電荷がコンデンサC2に蓄えられる。その結果、ゲート−ソース間電圧の上昇は抑制されるため、MOSトランジスタ8のドレイン電流を制限することができる。そして、このようにすることで、上記した第1実施形態と比べて、部品点数は増加するが、コンデンサC1の容量を小さくできるため、本構成の方が回路の実装上有利となる。
(第3実施形態)
上記した第1、第2実施形態においては、MOSトランジスタ8を電動モータ2の下流側に設けるものを示したが、MOSトランジスタ8を電動モータ2の上流側に設けるようにしてもよい。この場合の実施形態(第1実施形態に対して変形させたもの)を図3に示す。MOSトランジスタ8としては、Pチャネル型のものを用いている。その作動は、基本的には図1に示す第1実施形態と同様である。
【0030】
また、上記した第1乃至第3実施形態では、リレースイッチ3によって電動モータ2に通電を行うものを示したが、そのスイッチ3としては、イグニッションスイッチ、A/Cスイッチなどと連動してオンされるものであってもよい。
また、冷却ファン4は、ラジエータ5に向かって冷却風を送風するものに限らず、ラジエータ5から空気を吸い込んで、ラジエータ5に冷却風を生じさせるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるシステム図である。
【図2】本発明の第2実施形態におけるシステム図である。
【図3】本発明の第3実施形態におけるシステム図である。
【符号の説明】
1…バッテリ、2…電動モータ、4…冷却用ファン、
8…MOSトランジスタ、9…積分回路。
Claims (3)
- 車両に搭載された冷却用熱交換器に冷却風が流れるようにする冷却用ファン(4)と、
車両に搭載されたバッテリ(1)から電力が供給されて前記冷却用ファン(4)を駆動する電動モータ(2)と、
前記バッテリ(1)から前記電動モータ(2)への電力供給ラインに設けられて前記電動モータ(2)に通電を行うMOSトランジスタ(8)と、
前記バッテリ(1)から前記MOSトランジスタ(8)のゲートにゲート電圧を印加して前記MOSトランジスタ(8)をオンさせるものであって、前記電動モータ(2)の起動時には、前記MOSトランジスタ(8)のゲートに印加される前記ゲート電圧の立ち上がりを遅延して、前記電動モータ(2)の突入電流を低減する回路手段(9、R2、R3、C2)とを備え、
前記回路手段(9、R2、R3、C2)は、前記冷却用ファン(4)が風圧により回転し前記電動モータ(2)に誘起電圧が発生しているときに、前記誘起電圧が所定電圧以上であると前記誘起電圧によって前記MOSトランジスタ(8)をオンさせ、前記誘起電圧が所定電圧より低いと前記MOSトランジスタ(8)をオフさせるようになっており、前記所定電圧は、前記MOSトランジスタ(8)が前記誘起電圧によってオンしているときに前記電動モータ(2)への通電が行われても前記突入電流が規定値以下に制限されるような値に設定されていることを特徴とする自動車用冷却装置。 - 前記回路手段(9、R2、R3、C2)は、抵抗(R1)とコンデンサ(C1)にて構成される積分回路(9)を備えて、前記電動モータ(2)の起動時に前記ゲート電圧の立ち上がりを遅延するものであることを特徴とする請求項1に記載の自動車用冷却装置。
- 前記抵抗(R1)の一端は前記バッテリ(1)から前記電動モータ(2)に電力を供給するラインに接続され、前記抵抗(R1)と前記コンデンサ(C1)の接続点は前記MOSトランジスタ(8)のゲートに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の自動車用冷却装置。
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