JP3697330B2 - 空間情報伝送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを光あるいは電磁波により空間伝送する空間情報伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の局地データ通信網(LAN)を接続する方法としては、光ファイバケーブルや公衆回線、専用回線を利用する方法がある。
【0003】
しかし、光ファイバは敷設費用が高いほか、公道、水路などを横切る場合は設置許可が必要となるなど、新規導入が困難である。一方、後者の場合は既存の通信網を利用するため、比較的簡単に導入できるが、十分な通信速度を確保しようとすると、通信費用が高額になるという問題点があった。
【0004】
これに対して、信号を光・電磁波等(以下光と呼ぶ。)に変換して空間中を伝送する空間情報伝送装置を用いた場合には、伝送経路自体を設置する必要がないため、容易に設置でき、かつ、十分な通信速度を安価なランニングコストで実現することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、空間情報伝送装置は光の散乱等により、伝送経路が長くなるほど伝搬中に発生するエラーが多くなるほか、天候や空気中のチリなどによる信号の減衰やノイズの発生などの影響を受けやすいという問題があった。
【0006】
例えば、光ファイバによる通信のエラー率は一般に1×10-13以下であるが、空間伝送の場合は10km程度の伝送距離の場合でエラー率は1×10-9程度となり、雨天など天候の影響が大きい場合にはエラー率は1×10-5〜10-3程度まで上昇する。
【0007】
このため、2つのLANの間を単純に空間伝送装置を用いて接続した場合は、エラーが頻繁に発生して再送処理が多くなり、この再送信号にLAN内部の通信も占有されて、LAN内部での通信速度も低下するという問題があった。
【0008】
本発明は、エラー発生の多い状況でも高い実質通信速度が確保できる空間情報伝送装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光により空間を介して情報を伝送する空間情報伝送装置において、(1)接続された外部のネットワークとの間でビット化された送受信データの転送を行うインターフェース部と、(2)インターフェース部に転送された送信データを一定時間蓄積する一時送信データ保存部と、(3)送信データを伝送時のエラー発生率に対応したビット長を有するブロックに分割し、ブロックごとに誤り判定用コードを付加して送信データ信号を生成するエラー判定用コード発生部と、(4)送信データ信号の各ビット列情報を順次送信光信号に変換するE/O変換部と、(5)この送信光信号を外部ネットワークの伝送速度より高速の伝送速度で空間に伝送する発光部と、(6)空間中を伝送されてきたビット化された情報を有する光信号を受信する受光部と、(7)受光部が受信した光信号を順次電気信号に変換するO/E変換部と、(8)この電気信号が再送要求信号か受信データ信号かを判定するデータ解読部と、(9)受信データ信号中に含まれる誤り判定用コードにより受信データ信号中の誤りの有無を判定し、誤りがあればE/O変換部に再送要求信号を転送し、誤りがなければ受信データ信号から受信データを復元してインターフェース部に転送するエラー判定部と、(10)受信電気信号中の再送要求信号に応答して、一時送信データ保存部に対し、再送を要求された送信データブロックのエラー判定用コード発生部への転送を指示する再送制御部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、伝送データのエラー判定が伝送器内部で処理される。また、送信データを一時保存する一時送信データ保存部を有するため、通信エラー時に外部ネットワークからデータの再送を受ける必要がない。さらに、エラーの発生状況に応じて、データを送信する際のブロックサイズを変更する機能を有している。
【0011】
また、テスト信号を空間伝送する手段と、光信号及びテスト信号の伝送率を監視する手段と、光信号の伝送率が予め設定した下限値を下回ると送受信データの伝送経路を他の空間情報伝送装置あるいは光ファイバ若しくは信号線に切り替えると共に、切り替え後にテスト信号の伝送率が予め設定した上限値を上回ると送受信データの伝送経路を再び空間伝送に切り替える切り替え手段と、をさらに備えてもよい。これにより、データの伝送率に応じて伝送経路を自動的に切り替える機能を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は本実施形態のブロック構成図である。
【0013】
まず、本実施形態の基本構成を説明する。LAN10等の外部ネットワークに接続されるインターフェース部11の送信データポート11Aに、互いに接続されたエラー判定用コード発生部12と一時送信データ保存部13が接続されている。さらに、エラー判定用コード発生部12はE/O変換部16を介して、空間データ通信路120への送信用の発光部17に接続され、送信部を構成している。
【0014】
一方、受信用の受光部19は、O/E変換部18を介して、データ解読部20に接続されている。さらに、データ解読部20はエラー判定部15と再送制御部14に接続され、エラー判定部15がインターフェース部11の受信データポート11Bに接続されて、受信部を構成している。
【0015】
なお、エラー判定部15はE/O変換部16に、再送制御部14は一時送信データ保存部にもそれぞれ接続され、再送を制御している。
【0016】
次に、本実施形態の動作を説明する。図2に示すように2つのLANを本実施形態の空間情報伝送装置を用いて接続した場合を考える。ここで、図3は、本例において伝送されるデータのフォーマットの1例であり、図4はデータ送受信動作のフローチャートである。
【0017】
図2に示す例では、LAN−A100及びLAN−B110にはそれぞれサーバA101、サーバB111が設置され、それぞれに複数の端末102、112が接続されている。このLAN−A、B間を図1にその構成を示した本実施形態の空間情報伝送装置103、113により接続している。それぞれのLAN100、110内の最大伝送速度は10Mbpsであり、空間情報伝送装置A103、B113間の空間データ通信路120の最大伝送速度は100Mbpsである。この伝送速度はあくまで1例であるが、空間データ通信路120の伝送速度は外部ネットワークとの伝送速度よりも高速にする必要がある。
【0018】
この空間情報伝送装置A103、B113内部の動作を図1〜図5を用いて説明する。ここで、図2に示すLAN−A100からLAN−B110に対して、図3に示すフォーマットを有する送信データ200が送られるとする。送信データ200は、ヘッダ部201とデータ部202から構成されている。まず、LAN−A100から空間情報伝送装置A103に送信データ200が転送される。
【0019】
送信データ200を受け取った送信側の装置A103は図4に示すフローチャートに従って、送信処理を行う。送信データ200は、図1に示すようにインターフェース部11を介して、エラー判定用コード発生部12及び一時送信データ保存部13に送られる(S1)。一時送信データ保存部13では、再送要求に備えて、送られてきた送信データ200を一定時間保存する(S2)。
【0020】
エラー判定用コード発生部12は送信データ200をブロックに分割して(以下パケットと呼ぶ。)、送信データ200に基づいたエラー判定用コード212を作成し(S3)、このコード212と独自のヘッダ情報211を送信データのパケットに付加して送信データ210を生成する(S4)。エラー判定コードには、パリティ・チェックやCRC(Cyclic Redundancy Check)等の様々な誤り検出方法を用いることが可能である。ヘッダ情報211は任意であり、必ずしも含む必要はないが、本装置を複数接続する場合には、送信−受信先を特定するための情報を含むことが好ましい。
【0021】
分割する際のブロックごとのサイズ、すなわちビット長は、例えば、後述する再送の発生率を再送制御部14で監視することにより、伝送エラーの発生率を監視して最適なビット長を設定する。つまり、伝送のエラー率が高いときには、パケットのビット長を短くして、パケットサイズを小さくし、伝送のエラー率が低いときには、パケットのビット長を長くして、パケットサイズを大きくする。後に詳述する再送処理はパケット単位で行われるため、同じエラー発生率でもパケット長が短いほど、再送するデータ量が少なくなり、効率的な伝送ができる。一方、伝送されるパケットに付加されるヘッダ情報211とエラー判定用コード212のサイズはパケットサイズに依存せず、一定である。したがって、伝送される信号であるパケット全体210に占めるデータ部202の占める割合は、パケットサイズが大きいほど大きい。したがって、エラーが少なく再送も少ない場合には、パケットサイズを大きくして一つのパケットでより多くのデータを送るほうが効率的になる。
【0022】
こうして生成された送信パケット210は、E/O変換部16に送られ、各ビットごとに電気信号から光信号へ変換されて(S5)、発光部17から空間データ通信路120に送られる(S6)。
【0023】
続いて、受信側の動作を説明する。受信側の装置B113は、図5に示すフローチャートに従って、受信処理を行う。図1に示すように、空間データ通信路120を伝送されてきた光信号は、受光部19によって受信され(S11)、O/E変換部18で電気信号に変換された後(S12)、データ解読部20に送られる。データ解読部20では、送られてきた光信号が相手側からの再送要求信号であるか、データ信号であるかをチェックする(S13)。再送要求信号である場合は受信した信号を再送制御部14に転送し(S14)、データ信号である場合はエラー判定部15に受信したパケット210を転送する(S15)。
【0024】
エラー判定部15では、受信パケット210中のエラー判定用コード212により、データ部202内にエラーが発生していないかをチェックする(S16)。エラーが発生していると判断した場合は、そのパケットの再送を相手側、すなわち、装置A103、に要求する(S17〜S19、詳細は後述する。)。エラーが発生していないと判断した場合は、ヘッダ部211とエラー判定用コード212を削除して、もとのデータ200に復元した上で(S20)、インターフェース部11を介して外部のLAN−B110に転送する(S21)。
【0025】
次に、再送要求動作について説明する。図2に示す受信側の装置B113は、図1に示すエラー判定部15で受信データにエラーがあると判定すると、図5のフローチャートに示すように再送要求データを作成して(S17)、E/O変換部16に送る(S18)。この再送要求データの形式はいかなる形式でも良いが、データ信号ではなく再送要求信号であること、再送を要求するデータブロック、送信先、送信元を特定するためのデータを含む形式であることが好ましい。E/O変換部16は、この信号を光信号に変換して、発光部17から空間データ通信路120に送出する(S19)。この再送信号を受信した装置A103は、上述した受信側の動作に基づいて受信信号を処理し(S11〜S13)、データ解読部20から再送制御部14にこの再送要求信号を転送する(S14)。再送要求信号を受信した再送制御部14は、一時送信データ保存部13に対して指定されたブロックをエラー判定用コード発生部12に転送するよう指示する(S22、S23)。エラー判定用コード発生部12は、図4のフローチャートに示すように送られてきた再送データを通常の送信データと同様に処理して(S3、S4)、E/O変換部16、発光部17を介して相手側の装置B113に再送する(S5、S6)。
【0026】
例えば、サーバA101からサーバB111へ10Mbitsのデータを転送する場合、全経路上の遅延を無視して、エラーが全くない場合を考えると、伝送は約1秒間で終了する。しかし、空間データ通信路でエラーが発生して、再送が必要になる場合に、単純にサーバA101からサーバB102へ全データを再送すると、さらに再送に1秒以上かかり、見かけの通信速度は半分(5Mbps)以下に低下する。
【0027】
本実施形態では、上述したように、再送には一時送信データ保存部13に保存したデータを利用するため、外部のLANとの通信は必要なく、再送速度は主として空間データ通信路120の通信速度に依存する。空間データ通信路120は外部のネットワークとの転送速度よりも高速であるため、0.1秒で全データの再送が終了する。この時の見かけの通信速度は9Mbpsとなり、転送速度の低下を抑えることができる。さらに、データをパケット化していることにより、エラーの起こったパケットだけを再送すればすむため、再送時間はさらに短くなり、効率的な伝送が可能となる。また、上述の伝送速度の差のために、空間データ通信路120では、データは時間的に圧縮して伝送される。したがって、パケットの送信は連続して行われず、パルス的に行われる。このパケットと次のパケットの送信の間の隙間を利用して先のパケットの再送処理を行うことが可能となる。これにより、エラーによる再送処理を行った場合でも、見かけの通信速度をほとんど低下させることなく送信することが可能となる。
【0028】
またパケットのサイズを可変する機能を備えているため、さらに、効率的な伝送が可能である。例えば、天候などの要因でエラー発生率が1×10-4程度まで悪化した場合を考える。エラー発生はデータ中に平均して起こると仮定すると、10kbit以上の長さのパケットでは、1個のパケットに必ず1個以上のエラーが含まれることになり、再送を繰り返しても常にエラーが発生して伝送不能になってしまう。これに対して、パケットの長さを短くして、例えば256bit長のパケットを用いると、エラーが含まれるパケットは、送信された内の40個に1個の割合となるので、再送により増大する通信量は、約2.6%に抑えることができる。
【0029】
また、図6に示すように空間データ通信路を直列で接続して、中継装置Aに接続された端末Aから中継装置Cに接続された端末Bにデータを転送する場合、従来の装置では、エラーの発生率は中継装置A−B間と中継装置B−C間のそれぞれで発生するエラー率を累積したものとなり、それぞれのエラー率が1×10-9だとすると、約2×10-9程度になる。そして、連結する中継装置が増えれば増えるほどエラー率は累積して上昇する。したがって、再送が増加して、みかけの通信速度は低下してしまう。しかし、本実施形態の装置を用いた場合には、それぞれの中継装置でエラーを訂正して送信できるため、通信路全体でのエラーの発生をみかけ上0に抑えることができる。また、上述した理由により、見かけの通信速度の低下を抑えることができる。
【0030】
次に、本実施形態の他の応用例としてデータ転送路の切り替え機能を追加した実施形態について説明する。伝送路切り替え機能は図1に係る実施形態に図7に示す切り替え機能を付け加えたものである。切り替え機能の具体的な構成は、図7に示すように他の空間情報伝送装置などによる他の伝送路21と、受信データの伝送率を監視する切り替え判定部22と、テスト信号を発生するテストデータ発生部23とからなる。他の伝送路21はインターフェース部11に接続され、切り替え判定部22はエラー判定部15とインターフェース部11の間に接続される。テストデータ発生部23は、切り替え判定部22とエラー判定用コード発生部12の間に接続される。
【0031】
続いて、本切り替え機能の動作を説明する。切り替え判定部22では、エラー判定部15から送られてくる受信データの受信状況から伝送率を算出して監視する。図8は、切り替え判定部22で監視される伝送率の例を示す。降雨などの天候的な要因によって伝送エラーが頻繁に生じると、データの再送が頻繁に繰り返されるため、伝送率は図8に示すように低下する。伝送率が予め定められた下限値r0を下回ると(図8に示す時刻t1の時点)、インターフェイス部11に切り替え信号を送り、データの伝送路を空間データ通信路120から他の伝送路21に切り替える。切り替え後、テストデータ発生部23で発生したテスト信号を上述したデータ信号と同様の手法により空間データ通信路120を介して伝送し、その伝送率を切り替え判定部22により監視する。
【0032】
伝送路切り替え後は、再びテスト信号の伝送率が下限値r0を上回っても、切り替えられた状態は維持され、データは他の伝送路21を介して伝送される。その後、テスト信号の伝送率が予め定められた上限値r1を超えたなら(図8に示す時刻t2の時点)、データの伝送路を再び、他の伝送路21から空間データ通信路120に切り替える。伝送率がこの上限値r1、下限値r0の間を超えて頻繁に振動するような場合には、上述の切り替えを繰り返す。
【0033】
設定する下限値r0、上限値r1と他の伝送路21の伝送率r2をr0<r1<r2の関係にすれば、切り替えにより、最低でもr0を超える伝送率を確保することができる。設定する上限、下限値は他の伝送路の速度及びランニングコスト等を考慮して決めるのが好ましい。
【0034】
これにより、安定した伝送率を確保し、高速通信とランニングコストの低減を両立させることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、内部に送信データの一時保存部を有し、エラー訂正コードを含んだパケット送信を行うこととしているので、伝送時のエラー発生率が高くなっても、高速の伝送速度を有する伝送装置間だけで再送処理を行うことができるため、外部のネットワークに影響を与えることがなく、高速の伝送速度が確保でき、効率的で低コストの伝送手段が実現できる。また、エラー発生率に応じてパケットサイズを可変することにより、常に効率的な伝送を行うことができる。
【0036】
さらに、伝送速度に応じて伝送経路を自動的に切り替える機能を付け加えれば、雨天などで空間伝送のエラー率が高くなる場合でも、常に高速で効率的な伝送経路を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るブロック構成図である。
【図2】図1に係る実施形態の使用例を示す図である。
【図3】図2に係る実施例で使用されるデータの形式を示す図である。
【図4】図1に係る実施形態の送信処理のフローチャートである。
【図5】図1に係る実施形態の受信処理のフローチャートである。
【図6】図1に係る実施形態の他の使用例を示す図である。
【図7】請求項2に係る切り替え機能のブロック構成図である。
【図8】伝送率の変化例を示した図である。
【符号の説明】
10…外部ネットワーク、11…インターフェース部、11A…送信データポート、11B…受信データポート、12…エラー判定用コード発生部、13…一時送信データ保存部、14…再送制御部、15…エラー判定部、16…E/O変換部、17…発光部、18…O/E変換部、19…受光部、20…データ解読部、21…他の伝送路、22…切り替え判定部、23…テストデータ発生部、100…LAN−A、101…サーバA、102…Aの端末、103…空間情報伝送装置A、110…LAN−B、111…サーバB、112…Bの端末、113…空間情報伝送装置B、120…空間データ通信路、200…サーバから転送されるデータのフォーマット、201…ヘッダ部、202…データ部、210…パケットデータのフォーマット、211…ヘッダ部、212…エラー判定用コード
Claims (2)
- 波長が電磁波領域又は光領域にある光により空間を介して情報を伝送する空間情報伝送装置において、
接続された外部のネットワークとの間でビット化された送受信データの転送を行うインターフェース部と、
前記インターフェース部に転送された前記送信データを一定時間蓄積する一時送信データ保存部と、
前記送信データを、伝送時のエラー発生率に対応したビット長を有するブロックに分割して、前記ブロックごとに誤り判定用コードを付加して送信データ信号を生成するエラー判定用コード発生部と、
前記送信データ信号の各ビット列情報を順次送信光信号に変換するE/O変換部と、
前記送信光信号を前記外部ネットワークの伝送速度より高速の伝送速度で空間に伝送する発光部と、
空間中を伝送されてきたビット化された情報を有する光信号を受信する受光部と、
前記受光部が受信した前記光信号を順次電気信号に変換するO/E変換部と、前記受信電気信号が再送要求信号か受信データ信号かを判定するデータ解読部と、
前記受信データ信号中に含まれる誤り判定用コードにより前記受信データ信号中の誤りの有無を判定し、誤りがあれば前記E/O変換部に再送要求信号を転送し、誤りがなければ前記受信データ信号から受信データを復元して前記インターフェイス部に転送するエラー判定部と、
前記受信電気信号中の前記再送要求信号に応答して、前記一時送信データ保存部に対し、再送を要求された送信データブロックの前記エラー判定用コード発生部への転送を指示する再送制御部と、
を備える空間情報伝送装置。 - 請求項1の空間情報伝送装置において、テスト信号を空間伝送する手段と、前記光信号及び前記テスト信号の空間伝送率を監視する手段と、前記光信号の前記空間伝送率が予め設定した下限値を下回ると前記送受信データの伝送経路を他の空間情報伝送装置あるいは光ファイバ若しくは信号線に切り替えると共に、前記切り替え後に前記テスト信号の前記空間伝送率が予め設定した上限値を上回ると前記送受信データの伝送経路を再び空間伝送に切り替える切り替え手段と、をさらに備えていることを特徴とする空間情報伝送装置。
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