JPH10163970A - 空間情報伝送装置 - Google Patents

空間情報伝送装置

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JPH10163970A
JPH10163970A JP8323156A JP32315696A JPH10163970A JP H10163970 A JPH10163970 A JP H10163970A JP 8323156 A JP8323156 A JP 8323156A JP 32315696 A JP32315696 A JP 32315696A JP H10163970 A JPH10163970 A JP H10163970A
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祐一 木村
Hirohisa Yamashita
裕久 山下
Masaaki Hanashima
正昭 花嶋
Takehiro Kurono
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラー発生の多い状況でも高い実質通信速度
が確保できる空間情報伝送装置を提供する。 【解決手段】 送信データは、インターフェース部11
からエラー判定用コード発生部12と一時送信データ保
存部13に送られる。コード発生部12は、送信データ
をブロック分割し、ブロックごとに誤り判定用コードを
付加してE/O変換部16と発光部17を介して空間に
伝送する。受光部19で受信された信号は、O/E変換
部18を介して、データ解読部20に送られる。受信さ
れた信号がデータであれば、エラー判定部15に転送さ
れ、誤りがなければデータを復元して、インターフェイ
ス部11に転送する。誤りがあれば、再送要求信号をE
/O変換部16を通じて相手側に送る。再送要求信号を
受信した相手側は、一時送信データ保存部13から再送
信号を読み出して、再送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを光あるい
は電磁波により空間伝送する空間情報伝送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の局地データ通信網(LAN)を接
続する方法としては、光ファイバケーブルや公衆回線、
専用回線を利用する方法がある。
【0003】しかし、光ファイバは敷設費用が高いほ
か、公道、水路などを横切る場合は設置許可が必要とな
るなど、新規導入が困難である。一方、後者の場合は既
存の通信網を利用するため、比較的簡単に導入できる
が、十分な通信速度を確保しようとすると、通信費用が
高額になるという問題点があった。
【0004】これに対して、信号を光・電磁波等(以下
光と呼ぶ。)に変換して空間中を伝送する空間情報伝送
装置を用いた場合には、伝送経路自体を設置する必要が
ないため、容易に設置でき、かつ、十分な通信速度を安
価なランニングコストで実現することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空間情報伝送
装置は光の散乱等により、伝送経路が長くなるほど伝搬
中に発生するエラーが多くなるほか、天候や空気中のチ
リなどによる信号の減衰やノイズの発生などの影響を受
けやすいという問題があった。
【0006】例えば、光ファイバによる通信のエラー率
は一般に1×10-13以下であるが、空間伝送の場合は
10km程度の伝送距離の場合でエラー率は1×10-9
程度となり、雨天など天候の影響が大きい場合にはエラ
ー率は1×10-5〜10-3程度まで上昇する。
【0007】このため、2つのLANの間を単純に空間
伝送装置を用いて接続した場合は、エラーが頻繁に発生
して再送処理が多くなり、この再送信号にLAN内部の
通信も占有されて、LAN内部での通信速度も低下する
という問題があった。
【0008】本発明は、エラー発生の多い状況でも高い
実質通信速度が確保できる空間情報伝送装置を提供する
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光により空間
を介して情報を伝送する空間情報伝送装置において、
(1)接続された外部のネットワークとの間でビット化
された送受信データの転送を行うインターフェース部
と、(2)インターフェース部に転送された送信データ
を一定時間蓄積する一時送信データ保存部と、(3)送
信データを伝送時のエラー発生率に対応したビット長を
有するブロックに分割し、ブロックごとに誤り判定用コ
ードを付加して送信データ信号を生成するエラー判定用
コード発生部と、(4)送信データ信号の各ビット列情
報を順次送信光信号に変換するE/O変換部と、(5)
この送信光信号を外部ネットワークの伝送速度より高速
の伝送速度で空間に伝送する発光部と、(6)空間中を
伝送されてきたビット化された情報を有する光信号を受
信する受光部と、(7)受光部が受信した光信号を順次
電気信号に変換するO/E変換部と、(8)この電気信
号が再送要求信号か受信データ信号かを判定するデータ
解読部と、(9)受信データ信号中に含まれる誤り判定
用コードにより受信データ信号中の誤りの有無を判定
し、誤りがあればE/O変換部に再送要求信号を転送
し、誤りがなければ受信データ信号から受信データを復
元してインターフェース部に転送するエラー判定部と、
(10)受信電気信号中の再送要求信号に応答して、一
時送信データ保存部に対し、再送を要求された送信デー
タブロックのエラー判定用コード発生部への転送を指示
する再送制御部と、を備えることを特徴とする。
【0010】これにより、伝送データのエラー判定が伝
送器内部で処理される。また、送信データを一時保存す
る一時送信データ保存部を有するため、通信エラー時に
外部ネットワークからデータの再送を受ける必要がな
い。さらに、エラーの発生状況に応じて、データを送信
する際のブロックサイズを変更する機能を有している。
【0011】また、テスト信号を空間伝送する手段と、
光信号及びテスト信号の伝送率を監視する手段と、光信
号の伝送率が予め設定した下限値を下回ると送受信デー
タの伝送経路を他の空間情報伝送装置あるいは光ファイ
バ若しくは信号線に切り替えると共に、切り替え後にテ
スト信号の伝送率が予め設定した上限値を上回ると送受
信データの伝送経路を再び空間伝送に切り替える切り替
え手段と、をさらに備えてもよい。これにより、データ
の伝送率に応じて伝送経路を自動的に切り替える機能を
有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は本実施形態のブロック構成図
である。
【0013】まず、本実施形態の基本構成を説明する。
LAN10等の外部ネットワークに接続されるインター
フェース部11の送信データポート11Aに、互いに接
続されたエラー判定用コード発生部12と一時送信デー
タ保存部13が接続されている。さらに、エラー判定用
コード発生部12はE/O変換部16を介して、空間デ
ータ通信路120への送信用の発光部17に接続され、
送信部を構成している。
【0014】一方、受信用の受光部19は、O/E変換
部18を介して、データ解読部20に接続されている。
さらに、データ解読部20はエラー判定部15と再送制
御部14に接続され、エラー判定部15がインターフェ
ース部11の受信データポート11Bに接続されて、受
信部を構成している。
【0015】なお、エラー判定部15はE/O変換部1
6に、再送制御部14は一時送信データ保存部にもそれ
ぞれ接続され、再送を制御している。
【0016】次に、本実施形態の動作を説明する。図2
に示すように2つのLANを本実施形態の空間情報伝送
装置を用いて接続した場合を考える。ここで、図3は、
本例において伝送されるデータのフォーマットの1例で
あり、図4はデータ送受信動作のフローチャートであ
る。
【0017】図2に示す例では、LAN−A100及び
LAN−B110にはそれぞれサーバA101、サーバ
B111が設置され、それぞれに複数の端末102、1
12が接続されている。このLAN−A、B間を図1に
その構成を示した本実施形態の空間情報伝送装置10
3、113により接続している。それぞれのLAN10
0、110内の最大伝送速度は10Mbpsであり、空
間情報伝送装置A103、B113間の空間データ通信
路120の最大伝送速度は100Mbpsである。この
伝送速度はあくまで1例であるが、空間データ通信路1
20の伝送速度は外部ネットワークとの伝送速度よりも
高速にする必要がある。
【0018】この空間情報伝送装置A103、B113
内部の動作を図1〜図5を用いて説明する。ここで、図
2に示すLAN−A100からLAN−B110に対し
て、図3に示すフォーマットを有する送信データ200
が送られるとする。送信データ200は、ヘッダ部20
1とデータ部202から構成されている。まず、LAN
−A100から空間情報伝送装置A103に送信データ
200が転送される。
【0019】送信データ200を受け取った送信側の装
置A103は図4に示すフローチャートに従って、送信
処理を行う。送信データ200は、図1に示すようにイ
ンターフェース部11を介して、エラー判定用コード発
生部12及び一時送信データ保存部13に送られる(S
1)。一時送信データ保存部13では、再送要求に備え
て、送られてきた送信データ200を一定時間保存する
(S2)。
【0020】エラー判定用コード発生部12は送信デー
タ200をブロックに分割して(以下パケットと呼
ぶ。)、送信データ200に基づいたエラー判定用コー
ド212を作成し(S3)、このコード212と独自の
ヘッダ情報211を送信データのパケットに付加して送
信データ210を生成する(S4)。エラー判定コード
には、パリティ・チェックやCRC(Cyclic Redundanc
y Check)等の様々な誤り検出方法を用いることが可能
である。ヘッダ情報211は任意であり、必ずしも含む
必要はないが、本装置を複数接続する場合には、送信−
受信先を特定するための情報を含むことが好ましい。
【0021】分割する際のブロックごとのサイズ、すな
わちビット長は、例えば、後述する再送の発生率を再送
制御部14で監視することにより、伝送エラーの発生率
を監視して最適なビット長を設定する。つまり、伝送の
エラー率が高いときには、パケットのビット長を短くし
て、パケットサイズを小さくし、伝送のエラー率が低い
ときには、パケットのビット長を長くして、パケットサ
イズを大きくする。後に詳述する再送処理はパケット単
位で行われるため、同じエラー発生率でもパケット長が
短いほど、再送するデータ量が少なくなり、効率的な伝
送ができる。一方、伝送されるパケットに付加されるヘ
ッダ情報211とエラー判定用コード212のサイズは
パケットサイズに依存せず、一定である。したがって、
伝送される信号であるパケット全体210に占めるデー
タ部202の占める割合は、パケットサイズが大きいほ
ど大きい。したがって、エラーが少なく再送も少ない場
合には、パケットサイズを大きくして一つのパケットで
より多くのデータを送るほうが効率的になる。
【0022】こうして生成された送信パケット210
は、E/O変換部16に送られ、各ビットごとに電気信
号から光信号へ変換されて(S5)、発光部17から空
間データ通信路120に送られる(S6)。
【0023】続いて、受信側の動作を説明する。受信側
の装置B113は、図5に示すフローチャートに従っ
て、受信処理を行う。図1に示すように、空間データ通
信路120を伝送されてきた光信号は、受光部19によ
って受信され(S11)、O/E変換部18で電気信号
に変換された後(S12)、データ解読部20に送られ
る。データ解読部20では、送られてきた光信号が相手
側からの再送要求信号であるか、データ信号であるかを
チェックする(S13)。再送要求信号である場合は受
信した信号を再送制御部14に転送し(S14)、デー
タ信号である場合はエラー判定部15に受信したパケッ
ト210を転送する(S15)。
【0024】エラー判定部15では、受信パケット21
0中のエラー判定用コード212により、データ部20
2内にエラーが発生していないかをチェックする(S1
6)。エラーが発生していると判断した場合は、そのパ
ケットの再送を相手側、すなわち、装置A103、に要
求する(S17〜S19、詳細は後述する。)。エラー
が発生していないと判断した場合は、ヘッダ部211と
エラー判定用コード212を削除して、もとのデータ2
00に復元した上で(S20)、インターフェース部1
1を介して外部のLAN−B110に転送する(S2
1)。
【0025】次に、再送要求動作について説明する。図
2に示す受信側の装置B113は、図1に示すエラー判
定部15で受信データにエラーがあると判定すると、図
5のフローチャートに示すように再送要求データを作成
して(S17)、E/O変換部16に送る(S18)。
この再送要求データの形式はいかなる形式でも良いが、
データ信号ではなく再送要求信号であること、再送を要
求するデータブロック、送信先、送信元を特定するため
のデータを含む形式であることが好ましい。E/O変換
部16は、この信号を光信号に変換して、発光部17か
ら空間データ通信路120に送出する(S19)。この
再送信号を受信した装置A103は、上述した受信側の
動作に基づいて受信信号を処理し(S11〜S13)、
データ解読部20から再送制御部14にこの再送要求信
号を転送する(S14)。再送要求信号を受信した再送
制御部14は、一時送信データ保存部13に対して指定
されたブロックをエラー判定用コード発生部12に転送
するよう指示する(S22、S23)。エラー判定用コ
ード発生部12は、図4のフローチャートに示すように
送られてきた再送データを通常の送信データと同様に処
理して(S3、S4)、E/O変換部16、発光部17
を介して相手側の装置B113に再送する(S5、S
6)。
【0026】例えば、サーバA101からサーバB11
1へ10Mbitsのデータを転送する場合、全経路上
の遅延を無視して、エラーが全くない場合を考えると、
伝送は約1秒間で終了する。しかし、空間データ通信路
でエラーが発生して、再送が必要になる場合に、単純に
サーバA101からサーバB102へ全データを再送す
ると、さらに再送に1秒以上かかり、見かけの通信速度
は半分(5Mbps)以下に低下する。
【0027】本実施形態では、上述したように、再送に
は一時送信データ保存部13に保存したデータを利用す
るため、外部のLANとの通信は必要なく、再送速度は
主として空間データ通信路120の通信速度に依存す
る。空間データ通信路120は外部のネットワークとの
転送速度よりも高速であるため、0.1秒で全データの
再送が終了する。この時の見かけの通信速度は9Mbp
sとなり、転送速度の低下を抑えることができる。さら
に、データをパケット化していることにより、エラーの
起こったパケットだけを再送すればすむため、再送時間
はさらに短くなり、効率的な伝送が可能となる。また、
上述の伝送速度の差のために、空間データ通信路120
では、データは時間的に圧縮して伝送される。したがっ
て、パケットの送信は連続して行われず、パルス的に行
われる。このパケットと次のパケットの送信の間の隙間
を利用して先のパケットの再送処理を行うことが可能と
なる。これにより、エラーによる再送処理を行った場合
でも、見かけの通信速度をほとんど低下させることなく
送信することが可能となる。
【0028】またパケットのサイズを可変する機能を備
えているため、さらに、効率的な伝送が可能である。例
えば、天候などの要因でエラー発生率が1×10-4程度
まで悪化した場合を考える。エラー発生はデータ中に平
均して起こると仮定すると、10kbit以上の長さの
パケットでは、1個のパケットに必ず1個以上のエラー
が含まれることになり、再送を繰り返しても常にエラー
が発生して伝送不能になってしまう。これに対して、パ
ケットの長さを短くして、例えば256bit長のパケ
ットを用いると、エラーが含まれるパケットは、送信さ
れた内の40個に1個の割合となるので、再送により増
大する通信量は、約2.6%に抑えることができる。
【0029】また、図6に示すように空間データ通信路
を直列で接続して、中継装置Aに接続された端末Aから
中継装置Cに接続された端末Bにデータを転送する場
合、従来の装置では、エラーの発生率は中継装置A−B
間と中継装置B−C間のそれぞれで発生するエラー率を
累積したものとなり、それぞれのエラー率が1×10-9
だとすると、約2×10-9程度になる。そして、連結す
る中継装置が増えれば増えるほどエラー率は累積して上
昇する。したがって、再送が増加して、みかけの通信速
度は低下してしまう。しかし、本実施形態の装置を用い
た場合には、それぞれの中継装置でエラーを訂正して送
信できるため、通信路全体でのエラーの発生をみかけ上
0に抑えることができる。また、上述した理由により、
見かけの通信速度の低下を抑えることができる。
【0030】次に、本実施形態の他の応用例としてデー
タ転送路の切り替え機能を追加した実施形態について説
明する。伝送路切り替え機能は図1に係る実施形態に図
7に示す切り替え機能を付け加えたものである。切り替
え機能の具体的な構成は、図7に示すように他の空間情
報伝送装置などによる他の伝送路21と、受信データの
伝送率を監視する切り替え判定部22と、テスト信号を
発生するテストデータ発生部23とからなる。他の伝送
路21はインターフェース部11に接続され、切り替え
判定部22はエラー判定部15とインターフェース部1
1の間に接続される。テストデータ発生部23は、切り
替え判定部22とエラー判定用コード発生部12の間に
接続される。
【0031】続いて、本切り替え機能の動作を説明す
る。切り替え判定部22では、エラー判定部15から送
られてくる受信データの受信状況から伝送率を算出して
監視する。図8は、切り替え判定部22で監視される伝
送率の例を示す。降雨などの天候的な要因によって伝送
エラーが頻繁に生じると、データの再送が頻繁に繰り返
されるため、伝送率は図8に示すように低下する。伝送
率が予め定められた下限値r0を下回ると(図8に示す
時刻t1の時点)、インターフェイス部11に切り替え
信号を送り、データの伝送路を空間データ通信路120
から他の伝送路21に切り替える。切り替え後、テスト
データ発生部23で発生したテスト信号を上述したデー
タ信号と同様の手法により空間データ通信路120を介
して伝送し、その伝送率を切り替え判定部22により監
視する。
【0032】伝送路切り替え後は、再びテスト信号の伝
送率が下限値r0を上回っても、切り替えられた状態は
維持され、データは他の伝送路21を介して伝送され
る。その後、テスト信号の伝送率が予め定められた上限
値r1を超えたなら(図8に示す時刻t2の時点)、デ
ータの伝送路を再び、他の伝送路21から空間データ通
信路120に切り替える。伝送率がこの上限値r1、下
限値r0の間を超えて頻繁に振動するような場合には、
上述の切り替えを繰り返す。
【0033】設定する下限値r0、上限値r1と他の伝
送路21の伝送率r2をr0<r1<r2の関係にすれ
ば、切り替えにより、最低でもr0を超える伝送率を確
保することができる。設定する上限、下限値は他の伝送
路の速度及びランニングコスト等を考慮して決めるのが
好ましい。
【0034】これにより、安定した伝送率を確保し、高
速通信とランニングコストの低減を両立させることがで
きる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内部に送信データの一時保存部を有し、エラー訂正コー
ドを含んだパケット送信を行うこととしているので、伝
送時のエラー発生率が高くなっても、高速の伝送速度を
有する伝送装置間だけで再送処理を行うことができるた
め、外部のネットワークに影響を与えることがなく、高
速の伝送速度が確保でき、効率的で低コストの伝送手段
が実現できる。また、エラー発生率に応じてパケットサ
イズを可変することにより、常に効率的な伝送を行うこ
とができる。
【0036】さらに、伝送速度に応じて伝送経路を自動
的に切り替える機能を付け加えれば、雨天などで空間伝
送のエラー率が高くなる場合でも、常に高速で効率的な
伝送経路を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るブロック構成図であ
る。
【図2】図1に係る実施形態の使用例を示す図である。
【図3】図2に係る実施例で使用されるデータの形式を
示す図である。
【図4】図1に係る実施形態の送信処理のフローチャー
トである。
【図5】図1に係る実施形態の受信処理のフローチャー
トである。
【図6】図1に係る実施形態の他の使用例を示す図であ
る。
【図7】請求項2に係る切り替え機能のブロック構成図
である。
【図8】伝送率の変化例を示した図である。
【符号の説明】
10…外部ネットワーク、11…インターフェース部、
11A…送信データポート、11B…受信データポー
ト、12…エラー判定用コード発生部、13…一時送信
データ保存部、14…再送制御部、15…エラー判定
部、16…E/O変換部、17…発光部、18…O/E
変換部、19…受光部、20…データ解読部、21…他
の伝送路、22…切り替え判定部、23…テストデータ
発生部、100…LAN−A、101…サーバA、10
2…Aの端末、103…空間情報伝送装置A、110…
LAN−B、111…サーバB、112…Bの端末、1
13…空間情報伝送装置B、120…空間データ通信
路、200…サーバから転送されるデータのフォーマッ
ト、201…ヘッダ部、202…データ部、210…パ
ケットデータのフォーマット、211…ヘッダ部、21
2…エラー判定用コード
フロントページの続き (72)発明者 黒野 剛弘 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長が電磁波領域又は光領域にある光に
    より空間を介して情報を伝送する空間情報伝送装置にお
    いて、 接続された外部のネットワークとの間でビット化された
    送受信データの転送を行うインターフェース部と、 前記インターフェース部に転送された前記送信データを
    一定時間蓄積する一時送信データ保存部と、 前記送信データを、伝送時のエラー発生率に対応したビ
    ット長を有するブロックに分割して、前記ブロックごと
    に誤り判定用コードを付加して送信データ信号を生成す
    るエラー判定用コード発生部と、 前記送信データ信号の各ビット列情報を順次送信光信号
    に変換するE/O変換部と、 前記送信光信号を前記外部ネットワークの伝送速度より
    高速の伝送速度で空間に伝送する発光部と、 空間中を伝送されてきたビット化された情報を有する光
    信号を受信する受光部と、 前記受光部が受信した前記光信号を順次電気信号に変換
    するO/E変換部と、 前記受信電気信号が再送要求信号か受信データ信号かを
    判定するデータ解読部と、 前記受信データ信号中に含まれる誤り判定用コードによ
    り前記受信データ信号中の誤りの有無を判定し、誤りが
    あれば前記E/O変換部に再送要求信号を転送し、誤り
    がなければ前記受信データ信号から受信データを復元し
    て前記インターフェイス部に転送するエラー判定部と、 前記受信電気信号中の前記再送要求信号に応答して、前
    記一時送信データ保存部に対し、再送を要求された送信
    データブロックの前記エラー判定用コード発生部への転
    送を指示する再送制御部と、 を備える空間情報伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の空間情報伝送装置において、
    テスト信号を空間伝送する手段と、前記光信号及び前記
    テスト信号の空間伝送率を監視する手段と、前記光信号
    の前記空間伝送率が予め設定した下限値を下回ると前記
    送受信データの伝送経路を他の空間情報伝送装置あるい
    は光ファイバ若しくは信号線に切り替えると共に、前記
    切り替え後に前記テスト信号の前記空間伝送率が予め設
    定した上限値を上回ると前記送受信データの伝送経路を
    再び空間伝送に切り替える切り替え手段と、をさらに備
    えていることを特徴とする空間情報伝送装置。
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