JP3696022B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫に関し、特に内部に引き出し式の収納容器が配され、前面が回動式の扉で開閉される冷却室を有する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
冷蔵庫の冷凍室や冷蔵室といった冷却室においては、その前面を回動式の扉で閉塞するとともに、その室内に前後方向にスライド可能な引き出し式の収納容器を配することがある。
【0003】
従来のこの種の冷却室においては、開扉動作に伴って収納容器を引き出すための構造を採用していない。そのため、一旦扉を開いてから冷却室内の収納容器を引き出し、その後、収納容器内の収納物を取り出さなければならず、余分な動作をユーザーに強いることになっている。
【0004】
ところで、このような冷蔵庫の引き出し式収納容器は、容易に取り外して庫外に持ち出すことができるように着脱自在に設けられていることが好ましい。そのため、収納容器と扉を単に連結して開扉動作に伴って収納容器を引き出せるようにしただけでは、上記従来の問題は解決されるものの、収納容器を容易に取り外せないことから使い勝手が悪いものになる。
【0005】
また、冷蔵庫の引き出し式収納容器においては、内容積をできるだけ大きく確保することが望まれるため、開扉動作に伴って引き出すための引き出し機構を設けることによる内容積の減少をできるだけ小さくすることが求められる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、回動式の扉で開閉され、内部に引き出し式の収納容器が配された冷却室において、開扉動作に伴って収納容器を引き出すことができ、しかも、かかる引き出し機構を設けたことによる収納容器の内容積の減少が小さく、かつ、収納容器が着脱自在なものを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷蔵庫は、冷却室と、該冷却室の前面を閉塞する扉であって、その幅方向一端部に配された鉛直な軸を中心に回動可能な扉と、前記冷却室内に取り外し可能に配され、左右の容器支えに支持されて前後方向にスライド可能な収納容器とを備える冷蔵庫において、前記扉に、扉背面から後方に突出して前記収納容器の底部前と係合する扉側係合部材を設け、記扉側係合部材の後に上方に突出する係合凸部を設け前記収納容器の底部前方に前記係合凸部が下方から着脱自在に差し込まれる係合凹部を前記収納容器の底面から下方へ突出形成された枠の内側に設けるとともに、前記収納容器の底面から前記枠の下方に向かって傾斜した形状をなしているリブを前記枠の前側に複数設けて、前記係合凸部と前記係合凹部との係合が解除されている状態において、前記扉の閉扉動作に伴って前記係合凸部が前記係合凹部に差し込まれることにより前記係合凸部と前記係合凹部が係合し、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合されている状態において、前記扉の開閉動作に伴って該係合により前記収納容器が前後にスライドするものである。
【0008】
本発明の冷蔵庫では、冷却室内において左右の容器支えにより支持された収納容器は、扉背面に設けた扉側係合部材の係合凸部と収納容器の底面前端部に設けた係合凹部との係合により、扉の開閉動作に伴って前後にスライドする。このように開扉動作に伴って収納容器を引き出すことができるので、開扉後にさらに収納容器を引き出すといった余分な動作が不要となる。また、扉背面の係合凸部が収納容器底面の係合凹部に着脱自在に差し込まれているため、両者の係合を解除して、収納容器を容易に取り外すことができ、使い勝手がよい。
【0009】
さらに、取り外した収納容器を元に戻す際に、係合凹部と係合凸部とを係合させてなくても、閉扉したときに、閉扉動作に伴って前方から係合凹部に近付く係合凸部を、上記リブの傾斜形状に案内させて自動的に係合凹部内に入り込ませることができる。そのため、取り外した収納容器を元に戻す際に、ユーザーが意図的に係合凹部に係合凸部を挿入させる必要がない。
【0010】
本発明の冷蔵庫においては、前記収納容器の底部前端部における扉回動軸側に前記枠が形成されており、前記リブはその前端が前記収納容器の幅方向中央寄りに向くように傾斜した姿勢に配されている場合がある。
【0011】
本発明の冷蔵庫においては、前記扉が90度を超える最大開き角度を有しており、前記係合凹部が、前記冷却室の幅方向に延びる溝であって、前記扉を前記最大開き角度から所定角度閉じるまで、引き出された前記収納容器が後方に押し込まれないように、その溝幅が前記係合凸部の大きさよりも大きく設定されている場合がある。扉が90度を超える最大開き角度を有する場合、最大開き角度から90度まで閉じられる際には、係合凸部は前後方向よりもむしろ左右方向に動こうとする。そのため、係合凸部と係合凹部との係合に遊びがない場合には、両者間に余計なよじりが発生してしまう。そこで、このようなよじりが発生しないように、最大開き角度から所定角度閉じるまで収納容器が後方に押し込まれないよう係合凹部の溝幅を係合凸部の大きさよりも十分に大きく設定することが好ましい。
【0012】
本発明の冷蔵庫においては、前記収納容器の左右の側面にそれぞれ突起が設けられ、前記左右の容器支えがこの突起の走行する前後方向に延びる溝により構成されており、この溝の前側に前記突起の前方への動きを止めるストッパを設けた場合がある。この場合、開扉動作に伴って前方に引き出された収納容器は、容器支えである溝の前端に設けたストッパによって容器側面の突起が係止され、該突起の更なる前方への動きが規制される。そのため、収納容器が開扉動作に伴って庫外に完全に飛び出すことを防止することができる。
【0013】
本発明の冷蔵庫においては、前記係合凹部が、前記底上げ部の底面から下方に突出形成された枠の内側に設けられており、前記扉側係合部材に当て部を設け、開扉時に前記係合凹部の前記枠の側面がこの当て部に当たるようにして、開扉時における前記収納容器の側面と扉背面との接触を回避する場合がある。この場合、開扉時に、収納容器の側面が扉背面の比較的柔らかい扉内側材やガスケットなどに接触するのを回避して、それらの破損を防止することができる。
【0014】
また、本発明の冷蔵庫は、冷却室と、該冷却室の前面を閉塞する扉であって、その幅方向一端部に配された鉛直な軸を中心に回動可能な扉と、前記冷却室内に取り外し可能に配され、左右の容器支えに支持されて前後方向にスライド可能な収納容器とを備える冷蔵庫において、前記収納容器は、扉回動軸側の前方角部を丸めて、扉回動軸側側面の前方と前面の扉回動軸側とをなだらかな湾曲面でつないだ形状をなし、前記冷却室の下面を構成する仕切の前部における前記冷却室の幅方向中央より反扉回動軸側に前記収納容器の下面を支える支持体を設け、前記扉に、扉背面から後方に突出して前記収納容器の底部前方と係合する扉側係合部材を設け、前記扉側係合部材の後部に上方に突出する係合凸部を前記扉の幅方向中央より扉回動軸側に設け、前記収納容器の底面前方に前記係合凸部が下方から着脱自在に差し込まれる幅方向に延びる係合凹部を前記収納容器の底面から下方へ突出形成された枠の内側に設けるとともに、前記収納容器の底面から前記枠の下方に向かって傾斜した形状をなしているリブを前記枠の前側に複数設けて、前記係合凸部と前記係合凹部との係合が解除されている状態において、前記扉の閉扉動作に伴って前記係合凸部が前記係合凹部に差し込まれることにより前記係合凸部と前記係合凹部が係合し、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合されている状態において、前記扉の開閉動作に伴って該係合により前記収納容器が前後にスライドするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明の1実施形態に係る冷蔵庫10の正面図、図2は製氷室12の内部を示す平面図、図3は製氷室12の内部を示す正面図、図4は製氷室12の側面断面図である。
【0017】
この冷蔵庫10は、図1に示すように、冷凍温度帯8と冷蔵温度帯9とを左右に分離して設けた冷凍冷蔵庫である。紙面向かって左側の冷凍温度帯8には、その上下方向中央部に製氷室12が設けられ、製氷室12の上側に第1冷凍室14が、下側に第2冷凍室15が、それぞれ設けられている。右側の冷蔵温度帯9には、略上半分に複数の棚を備える冷蔵室16が設けられ、略下半分に上段の野菜室17と下段のボトル収納室18との上下2段の引き出し式収納室が設けられている。
【0018】
以下、この冷蔵庫10の製氷室12について説明する。
【0019】
製氷室12は、その内部に、製氷皿20と、該製氷皿20を動作させる機械部22と、製氷された氷を貯める貯氷容器24とを備えて、自動製氷装置の製氷部を構成している。
【0020】
製氷室12の前面は、矩形の扉26により閉塞されている。この扉26は、その幅方向一端部(ここでは左側端部)に配された鉛直な軸28を中心に回動自在となるように、製氷室12前面の冷蔵庫本体に固設された上下のヒンジ金具29,29に取り付けられている。
【0021】
扉26には、扉背面から後方に突出して貯氷容器24の底部前端部と係合する合成樹脂製の扉側係合部材38が取り付けられている。この扉側係合部材38は、扉背面を形成する薄肉樹脂製の扉内側材40に取り付けられており、その取付位置は、扉回動軸28寄りの扉背面下端部に設定されている。扉側係合部材38は、扉内側材40に取り付けられる取付基部42と、この取付基部42から後方に延びる板状の後方延設部44と、この後方延設部44の先端に設けられた上方に突出する水平断面円形の係合ピン46よりなる。
【0022】
貯氷容器24は、上方に開口する水平断面概略矩形状をなす有底箱状の容器である。貯氷容器24は、製氷室12の左右両側面に設けられた容器支え30,30に支持されて、製氷室12内を前後方向にスライド可能に配されている。詳細には、容器支え30が前後方向に延びる溝状のレールにより構成されており、貯氷容器24の左右両側面の後端部にこのレール内を走行する突起32が設けられて、この突起32と容器支え30であるレールとの係合により、貯氷容器24の後端部が前後方向に摺動自在に支持されている。
【0023】
貯氷容器24は、また、製氷室12の下面前端部に設けられた滑車36により、その底面が支えられている。この滑車36は、図3,7に示すように、製氷室12とその下方の第2冷凍室15との間を仕切る仕切34の上面に回動自在に埋設されている。
【0024】
貯氷容器24の底面は、全体にわたって同じ高さではなく、前方から扉側係合部材38の後端部を受け入れるように、扉回動軸28側の前方角部における底面部分が他の底面部分よりも底上げされており、この底上げ部48の下方に扉側係合部材38の後端部が延在している。
【0025】
この底上げ部48には、扉側係合部材38の係合ピン46が下方から着脱自在に差し込まれる係合凹部50が設けられており、扉26の開閉動作に伴って係合ピン46と係合凹部50とが係合することにより貯氷容器24が前後にスライドするようになっている。
【0026】
係合凹部50は、貯氷容器24の幅方向に延びる溝状をなしており、係合ピン46は、扉26の開閉動作に伴ってこの係合凹部50内を走行しながら、開扉時には貯氷容器24を前方に引き出し、また、閉扉時には後方に押し込む。詳細には、図10に示すように、符号26Aで示す閉扉時には、係合ピン46は係合凹部50の左端に位置しており、この状態から符号26B〜Dで示す開扉動作に伴って、係合ピン46は、係合凹部50内を走行しながら係合凹部50の前壁を前方に押圧することにより、貯氷容器24を前方に引き出す。閉扉時には、逆に、係合ピン46は、係合凹部50内を走行しながら係合凹部50の後壁を後方に押圧することにより、貯氷容器24を後方に押し込む。
【0027】
係合凹部50は、図9に示すように、底上げ部48の底面から下方に突出形成された枠52により、その内側に設けられている。この枠52の前側縁部には、複数のリブ54が係合凹部50の長手方向に沿って並設されている。リブ54は、底上げ部48の底面から枠52の下端に向かって漸次に立ち上がるように傾斜した形状をなしている。また、リブ54は、図2に示すように、その前端が容器24の幅方向中央寄りに向くように傾斜した姿勢に配されている。
【0028】
図2,4に示すように、容器支え30の前端には、貯氷容器24の飛び出しを防止するためのストッパ56が設けられている。ストッパ56は、貯氷容器24の側面に設けられた突起32の前方への動きを規制するものである。詳細には、突起32に前方に突出するリブ33が設けられており、このリブ33がストッパ56と当接するようになっている。
【0029】
図5に示すように、開扉動作とともに引き出された貯氷容器24は、左右側面の突起32が容器支え30前端のストッパ56で係止されることにより、更なる前方への引き出しが規制される。そのため、この係止された状態が扉26の最大開き時となる。扉26の最大開き角度は、通常90度より大きく、この実施形態では105度に設定されている(図10の符号26Dの状態)。
【0030】
このように扉26の最大開き角度が105度の場合、図10に示すように、符号26Dで示す105度の状態から符号26Eで示す90度の状態まで閉じられる際に、係合ピン46は、貯氷容器24の押し込み方向である前後方向よりも、該押し込み方向に垂直な左右方向に動こうとする。そのため、係合ピン46と係合凹部50との係合に遊びがない場合には、両者間に余計なよじりが発生してしまう。そこで、このようなよじりが発生しないように、この実施形態では、係合凹部50の溝幅αを係合ピン46の直径βよりも十分に大きく設定して(例えば、直径β=12mmに対して溝幅α=16mm)、最大開き角度105度から100度程度まで貯氷容器24が後方に押し込まれないようにしている。なお、よじりの発生をより効果的に抑えるためには、90度まで容器24が押し込まれないように上記溝幅αと直径βを設定することが好ましい(例えば、直径β=12mmに対して溝幅α=40mm)。
【0031】
図6に示すように、扉26の開閉時に貯氷容器24の側面が扉背面に接触しないように、貯氷容器24における扉回動軸28側の前方角部24aを丸めて容器24の左側面と前面とをなだらかな湾曲面でつないだ形状にするとともに、扉側係合部材38に当て部58を設けて、開扉時に係合凹部50の枠52の側面がこの当て部58に当たるようにしている。当て部58は、図2に示すように、扉側係合部材38の後方延設部44の根元側に設けられた段差部44a(図4参照)に設けられており、段差部44aの扉回動軸28側を斜めに切り欠くことにより形成されている。
【0032】
図7,8に示すように、ストッパ56が設けられた容器支え30の前端部には、前方に引き出した貯氷容器24を製氷室12から取り外すことができるように、上方に開かれた切り欠き部57が設けられている。貯氷容器24の突起32がこの切り欠き部57を通って容器支え30から外れ、これにより貯氷容器24が庫外に取り外される。
【0033】
なお、符号60(図8参照)は、容器支え30のストッパ56とのこすれ防止のために、貯氷容器24の左右両側面に設けられた、小さく突出する細長い突条であり、突起32のリブ33の前端から前方に延びて形成されている。また、符号62(図3参照)は、扉側係合部材38の後端部に設けられた切り欠きである。この切り欠き62は、閉扉時に扉側係合部材38の後端部が仕切34に当たって扉26が閉まらなくなるのを防止するために、当該後端部の下面を扉回動軸28側において斜めに切り欠くことにより形成されている。
【0034】
以上よりなる本実施形態の冷蔵庫10の製氷室12では、扉26を開けると、その開扉動作に伴って、図5,7に示すように、扉26に係合された貯氷容器24が前方に引き出される。
【0035】
引き出される際に、図6に示すように、貯氷容器24底部の係合凹部50の枠52側面が扉側係合部材38の当て部58に当たって、貯氷容器24の側面が扉背面に接触しないようになっている。そのため、扉背面の扉内側材40やガスケット66を保護することができる。
【0036】
引き出された貯氷容器24は、引き出し機構を構成する係合ピン46と係合凹部50との係合が、ピン46を凹部50に下方から着脱自在に差し込むことによりなされているため、図8に示すように、貯氷容器24の前端部を持ち上げることにより、両者の係合を解除して、容易に貯氷容器24を庫外に取り外すことができる。
【0037】
取り外した貯氷容器24を庫内に戻す際には、扉26を開けた状態で、貯氷容器24を容器支え30に支持させて、ある程度後方に押し込んでおく。そして、その状態から扉26を閉める。すると、閉扉動作に伴って、係合ピン46が係合凹部50に前方から近づき、係合凹部50の前側縁部に設けられたリブ54に案内されて枠52を乗り越え、係合凹部50内に入り込む。そのため、ユーザーは係合ピン46を係合凹部50にわざわざ差し込む必要はなく、使い勝手がよい。特に、この実施形態では、リブ54を前端ほど容器24の幅方向中央寄りに向くように傾斜した姿勢に配したことから、係合ピン46の動きとリブ54の傾斜姿勢とが略同じ方向に向くため(図10参照)、よりスムーズに係合ピン46を係合凹部50に案内することができる。
【0038】
本実施形態における製氷室12であると、上記のように開扉動作に伴って貯氷容器24を引き出すことができるので、開扉後にさらに貯氷容器24を引き出すといった余分な動作が不要となる。また、引き出した貯氷容器24を容易に庫外に取り外すことができ、使い勝手がよい。
【0039】
さらに、上記引き出し機構を収納するための空間を、貯氷容器24の底面を一部だけ底上げすることにより設けているため、貯氷容器24の底面全体を底上げしてその下方に引き出し機構を収納する場合に比べて、貯氷容器24の内容積の減少を抑えることができる。
【0040】
なお、上記実施形態においては、貯氷容器24底部の係合凹部50として、容器幅方向に延びる溝状のものを挙げたが、扉26の開閉時における係合ピン46の容器幅方向の動きを許容するものであれば、これに限定されることなく、例えば円形状であってもよい。また、製氷室12に限定らず、回動式扉で開閉され、かつ、内部に引き出し式容器が収納された冷却室であれば、同様に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の冷蔵庫であると、回動式扉で開閉される冷却室でありながら、その内部の収納容器を開扉動作に伴って引き出すことができるので、開扉後にさらに収納容器を引き出すといった余分な動作が不要となる。また、引き出した収納容器を容易に取り外すことができ、使い勝手がよい。さらに、このような引き出し機構を収納するための空間を、収納容器の底面を一部だけ底上げすることにより設けているため、収納容器の内容積の減少を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。
【図2】該冷蔵庫の製氷室内部の平面図である。
【図3】該冷蔵庫の製氷室内部の正面図である。
【図4】該冷蔵庫の製氷室の側面断面図である。
【図5】該製氷室の最大開扉時における平面図である。
【図6】該製氷室の開扉途中における平面図である。
【図7】該製氷室の開扉時における側面断面図である。
【図8】該製氷室における貯氷容器の取り外し時の側面図である。
【図9】貯氷容器の底面斜視図である。
【図10】該製氷室の扉開閉時における係合ピンと係合凹部の係合状態を示す図である。
【符号の説明】
10……冷蔵庫
12……製氷室
24……貯氷容器
26……扉
28……扉回動軸
30……容器支え
32……突起
38……扉側係合部材
46……係合ピン
48……底上げ部
50……係合凹部
52……枠
54……リブ
56……ストッパ
58……当て部

Claims (6)

  1. 冷却室と、
    該冷却室の前面を閉塞する扉であって、その幅方向一端部に配された鉛直な軸を中心に回動可能な扉と、
    前記冷却室内に取り外し可能に配され、左右の容器支えに支持されて前後方向にスライド可能な収納容器とを備える冷蔵庫において、
    前記扉に、扉背面から後方に突出して前記収納容器の底部前と係合する扉側係合部材を設け、記扉側係合部材の後に上方に突出する係合凸部を設け
    前記収納容器の底部前方に前記係合凸部が下方から着脱自在に差し込まれる係合凹部を前記収納容器の底面から下方へ突出形成された枠の内側に設けるとともに、前記収納容器の底面から前記枠の下方に向かって傾斜した形状をなしているリブを前記枠の前側に複数設けて、
    前記係合凸部と前記係合凹部との係合が解除されている状態において、前記扉の閉扉動作に伴って前記係合凸部が前記係合凹部に差し込まれることにより前記係合凸部と前記係合凹部が係合し、
    前記係合凸部と前記係合凹部とが係合されている状態において、前記扉の開閉動作に伴って該係合により前記収納容器が前後にスライドする
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記収納容器の底部前端部における扉回動軸側に前記枠が形成されており、
    前記リブはその前端が前記収納容器の幅方向中央寄りに向くように傾斜した姿勢に配されている
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記扉が90度を超える最大開き角度を有しており、
    前記係合凹部が、前記冷却室の幅方向に延びる溝であって、前記扉を前記最大開き角度から所定角度閉じるまで、引き出された前記収納容器が後方に押し込まれないように、その溝幅が前記係合凸部の大きさよりも大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 前記収納容器の左右の側面にそれぞれ突起が設けられ、前記左右の容器支えがこの突起の走行する前後方向に延びる溝により構成されており、
    この溝の前に前記突起の前方への動きを止めるストッパを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 前記扉側係合部材に当て部を設け、開扉時に前記係合凹部の前記枠の側面がこの当て部に当たるようにして、開扉時における前記収納容器の側面と扉背面との接触を回避した
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 冷却室と、
    該冷却室の前面を閉塞する扉であって、その幅方向一端部に配された鉛直な軸を中心に回動可能な扉と、
    前記冷却室内に取り外し可能に配され、左右の容器支えに支持されて前後方向にスライド可能な収納容器とを備える冷蔵庫において、
    前記収納容器は、扉回動軸側の前方角部を丸めて、扉回動軸側側面の前方と前面の扉回動軸側とをなだらかな湾曲面でつないだ形状をなし、
    前記冷却室の下面を構成する仕切の前部における前記冷却室の幅方向中央より反扉回動軸側に前記収納容器の下面を支える支持体を設け、
    前記扉に、扉背面から後方に突出して前記収納容器の底部前方と係合する扉側係合部材 を設け、前記扉側係合部材の後部に上方に突出する係合凸部を前記扉の幅方向中央より扉回動軸側に設け、
    前記収納容器の底面前方に前記係合凸部が下方から着脱自在に差し込まれる幅方向に延びる係合凹部を前記収納容器の底面から下方へ突出形成された枠の内側に設けるとともに、前記収納容器の底面から前記枠の下方に向かって傾斜した形状をなしているリブを前記枠の前側に複数設けて、
    前記係合凸部と前記係合凹部との係合が解除されている状態において、前記扉の閉扉動作に伴って前記係合凸部が前記係合凹部に差し込まれることにより前記係合凸部と前記係合凹部が係合し、
    前記係合凸部と前記係合凹部とが係合されている状態において、前記扉の開閉動作に伴って該係合により前記収納容器が前後にスライドする
    ことを特徴とする冷蔵庫。
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