JP2001201249A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001201249A
JP2001201249A JP2000012836A JP2000012836A JP2001201249A JP 2001201249 A JP2001201249 A JP 2001201249A JP 2000012836 A JP2000012836 A JP 2000012836A JP 2000012836 A JP2000012836 A JP 2000012836A JP 2001201249 A JP2001201249 A JP 2001201249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回動式の扉で開閉され、内部に引き出し式の
収納容器が配された冷蔵庫の冷却室において、開扉動作
に伴って収納容器を引き出すことができ、しかも、かか
る引き出し機構を設けたことによる収納容器の内容積の
減少が小さく、かつ、収納容器が着脱自在なものを提供
する。 【解決手段】 製氷室12の前面を開閉する回動式の扉
26に、扉背面から後方に突出して製氷容器24の底部
前端部と係合する扉側係合部材38を設け、その後端部
を収納するように貯氷容器24の底面の一部に他の底面
部分よりも底を高くした底上げ部48を設け、扉側係合
部材38に上方に突出する係合凸部46を設けるととも
に、底上げ部48に係合凸部46が下方から着脱自在に
差し込まれる係合凹部50を設けて、扉26の開閉動作
に伴って係合凸部46と係合凹部50とが係合すること
により貯氷容器24が前後にスライドするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特
に内部に引き出し式の収納容器が配され、前面が回動式
の扉で開閉される冷却室を有する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】冷蔵庫
の冷凍室や冷蔵室といった冷却室においては、その前面
を回動式の扉で閉塞するとともに、その室内に前後方向
にスライド可能な引き出し式の収納容器を配することが
ある。
【0003】従来のこの種の冷却室においては、開扉動
作に伴って収納容器を引き出すための構造を採用してい
ない。そのため、一旦扉を開いてから冷却室内の収納容
器を引き出し、その後、収納容器内の収納物を取り出さ
なければならず、余分な動作をユーザーに強いることに
なっている。
【0004】ところで、このような冷蔵庫の引き出し式
収納容器は、容易に取り外して庫外に持ち出すことがで
きるように着脱自在に設けられていることが好ましい。
そのため、収納容器と扉を単に連結して開扉動作に伴っ
て収納容器を引き出せるようにしただけでは、上記従来
の問題は解決されるものの、収納容器を容易に取り外せ
ないことから使い勝手が悪いものになる。
【0005】また、冷蔵庫の引き出し式収納容器におい
ては、内容積をできるだけ大きく確保することが望まれ
るため、開扉動作に伴って引き出すための引き出し機構
を設けることによる内容積の減少をできるだけ小さくす
ることが求められる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、回動式の扉で開閉され、内部に引き出し式
の収納容器が配された冷却室において、開扉動作に伴っ
て収納容器を引き出すことができ、しかも、かかる引き
出し機構を設けたことによる収納容器の内容積の減少が
小さく、かつ、収納容器が着脱自在なものを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、冷却
室と、該冷却室の前面を閉塞する扉であって、その幅方
向一端部に配された鉛直な軸を中心に回動可能な扉と、
前記冷却室内に配され、左右の容器支えに支持されて前
後方向にスライド可能な収納容器とを備える冷蔵庫にお
いて、前記扉に、扉背面から後方に突出して前記収納容
器の底部前端部と係合する扉側係合部材を設け、この扉
側係合部材の後端部を収納するように前記収納容器の底
面の一部に他の底面部分よりも底を高くした底上げ部を
設け、前記扉側係合部材の後端部に上方に突出する係合
凸部を設けるとともに、前記収納容器の前記底上げ部に
前記係合凸部が下方から着脱自在に差し込まれる係合凹
部を設けて、前記扉の開閉動作に伴って係合凸部と係合
凹部とが係合することにより前記収納容器が前後にスラ
イドするものである。
【0008】本発明の冷蔵庫では、冷却室内において左
右の容器支えにより支持された収納容器は、扉背面に設
けた扉側係合部材の係合凸部と収納容器の底面前端部に
設けた係合凹部との係合により、扉の開閉動作に伴って
前後にスライドする。このように開扉動作に伴って収納
容器を引き出すことができるので、開扉後にさらに収納
容器を引き出すといった余分な動作が不要となる。
【0009】また、扉背面の係合凸部が収納容器底面の
係合凹部に着脱自在に差し込まれているため、両者の係
合を解除して、収納容器を容易に取り外すことができ、
使い勝手がよい。
【0010】さらに、このような引き出し機構を収納す
るための空間を、収納容器の底面の一部を底上げするこ
とにより設けているため、収納容器の底面全体を底上げ
して冷却室底面との隙間に引き出し機構を収納する場合
に比べて、収納容器の内容積の減少を抑えることができ
る。
【0011】本発明の冷蔵庫においては、前記係合凹部
が、前記底上げ部の底面から下方に突出形成された枠の
内側に設けられており、該係合凹部の前側縁部に複数の
リブが設けられ、該リブが、前記底上げ部の底面から前
記枠の下端に向かって漸次に立ち上がるように傾斜した
形状をなしている場合がある。この場合、取り外した収
納容器を元に戻す際に、係合凹部と係合凸部とを係合さ
せてなくても、閉扉したときに、閉扉動作に伴って前方
から係合凹部に近付く係合凸部を、上記リブの傾斜形状
に案内させて自動的に係合凹部内に入り込ませることが
できる。そのため、取り外した収納容器を元に戻す際
に、ユーザーが意図的に係合凹部に係合凸部を挿入させ
る必要がない。
【0012】本発明の冷蔵庫においては、前記扉が90
度を超える最大開き角度を有しており、前記係合凹部
が、前記冷却室の幅方向に延びる溝であって、前記扉を
前記最大開き角度から所定角度閉じるまで、引き出され
た前記収納容器が後方に押し込まれないように、その溝
幅が前記係合凸部の大きさよりも大きく設定されている
場合がある。扉が90度を超える最大開き角度を有する
場合、最大開き角度から90度まで閉じられる際には、
係合凸部は前後方向よりもむしろ左右方向に動こうとす
る。そのため、係合凸部と係合凹部との係合に遊びがな
い場合には、両者間に余計なよじりが発生してしまう。
そこで、このようなよじりが発生しないように、最大開
き角度から所定角度閉じるまで収納容器が後方に押し込
まれないよう係合凹部の溝幅を係合凸部の大きさよりも
十分に大きく設定することが好ましい。
【0013】本発明の冷蔵庫においては、前記収納容器
の左右の側面にそれぞれ突起が設けられ、前記左右の容
器支えがこの突起の走行する前後方向に延びる溝により
構成されており、この溝の前端に前記突起の前方への動
きを止めるストッパを設けた場合がある。この場合、開
扉動作に伴って前方に引き出された収納容器は、容器支
えである溝の前端に設けたストッパによって容器側面の
突起が係止され、該突起の更なる前方への動きが規制さ
れる。そのため、収納容器が開扉動作に伴って庫外に完
全に飛び出すことを防止することができる。
【0014】本発明の冷蔵庫においては、前記係合凹部
が、前記底上げ部の底面から下方に突出形成された枠の
内側に設けられており、前記扉側係合部材に当て部を設
け、開扉時に前記係合凹部の前記枠の側面がこの当て部
に当たるようにして、開扉時における前記収納容器の側
面と扉背面との接触を回避する場合がある。この場合、
開扉時に、収納容器の側面が扉背面の比較的柔らかい扉
内側材やガスケットなどに接触するのを回避して、それ
らの破損を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の1実施形態に係る冷蔵庫1
0の正面図、図2は製氷室12の内部を示す平面図、図
3は製氷室12の内部を示す正面図、図4は製氷室12
の側面断面図である。
【0017】この冷蔵庫10は、図1に示すように、冷
凍温度帯8と冷蔵温度帯9とを左右に分離して設けた冷
凍冷蔵庫である。紙面向かって左側の冷凍温度帯8に
は、その上下方向中央部に製氷室12が設けられ、製氷
室12の上側に第1冷凍室14が、下側に第2冷凍室1
5が、それぞれ設けられている。右側の冷蔵温度帯9に
は、略上半分に複数の棚を備える冷蔵室16が設けら
れ、略下半分に上段の野菜室17と下段のボトル収納室
18との上下2段の引き出し式収納室が設けられてい
る。
【0018】以下、この冷蔵庫10の製氷室12につい
て説明する。
【0019】製氷室12は、その内部に、製氷皿20
と、該製氷皿20を動作させる機械部22と、製氷され
た氷を貯める貯氷容器24とを備えて、自動製氷装置の
製氷部を構成している。
【0020】製氷室12の前面は、矩形の扉26により
閉塞されている。この扉26は、その幅方向一端部(こ
こでは左側端部)に配された鉛直な軸28を中心に回動
自在となるように、製氷室12前面の冷蔵庫本体に固設
された上下のヒンジ金具29,29に取り付けられてい
る。
【0021】扉26には、扉背面から後方に突出して貯
氷容器24の底部前端部と係合する合成樹脂製の扉側係
合部材38が取り付けられている。この扉側係合部材3
8は、扉背面を形成する薄肉樹脂製の扉内側材40に取
り付けられており、その取付位置は、扉回動軸28寄り
の扉背面下端部に設定されている。扉側係合部材38
は、扉内側材40に取り付けられる取付基部42と、こ
の取付基部42から後方に延びる板状の後方延設部44
と、この後方延設部44の先端に設けられた上方に突出
する水平断面円形の係合ピン46よりなる。
【0022】貯氷容器24は、上方に開口する水平断面
概略矩形状をなす有底箱状の容器である。貯氷容器24
は、製氷室12の左右両側面に設けられた容器支え3
0,30に支持されて、製氷室12内を前後方向にスラ
イド可能に配されている。詳細には、容器支え30が前
後方向に延びる溝状のレールにより構成されており、貯
氷容器24の左右両側面の後端部にこのレール内を走行
する突起32が設けられて、この突起32と容器支え3
0であるレールとの係合により、貯氷容器24の後端部
が前後方向に摺動自在に支持されている。
【0023】貯氷容器24は、また、製氷室12の下面
前端部に設けられた滑車36により、その底面が支えら
れている。この滑車36は、図3,7に示すように、製
氷室12とその下方の第2冷凍室15との間を仕切る仕
切34の上面に回動自在に埋設されている。
【0024】貯氷容器24の底面は、全体にわたって同
じ高さではなく、前方から扉側係合部材38の後端部を
受け入れるように、扉回動軸28側の前方角部における
底面部分が他の底面部分よりも底上げされており、この
底上げ部48の下方に扉側係合部材38の後端部が延在
している。
【0025】この底上げ部48には、扉側係合部材38
の係合ピン46が下方から着脱自在に差し込まれる係合
凹部50が設けられており、扉26の開閉動作に伴って
係合ピン46と係合凹部50とが係合することにより貯
氷容器24が前後にスライドするようになっている。
【0026】係合凹部50は、貯氷容器24の幅方向に
延びる溝状をなしており、係合ピン46は、扉26の開
閉動作に伴ってこの係合凹部50内を走行しながら、開
扉時には貯氷容器24を前方に引き出し、また、閉扉時
には後方に押し込む。詳細には、図10に示すように、
符号26Aで示す閉扉時には、係合ピン46は係合凹部
50の左端に位置しており、この状態から符号26B〜
Dで示す開扉動作に伴って、係合ピン46は、係合凹部
50内を走行しながら係合凹部50の前壁を前方に押圧
することにより、貯氷容器24を前方に引き出す。閉扉
時には、逆に、係合ピン46は、係合凹部50内を走行
しながら係合凹部50の後壁を後方に押圧することによ
り、貯氷容器24を後方に押し込む。
【0027】係合凹部50は、図9に示すように、底上
げ部48の底面から下方に突出形成された枠52によ
り、その内側に設けられている。この枠52の前側縁部
には、複数のリブ54が係合凹部50の長手方向に沿っ
て並設されている。リブ54は、底上げ部48の底面か
ら枠52の下端に向かって漸次に立ち上がるように傾斜
した形状をなしている。また、リブ54は、図2に示す
ように、その前端が容器24の幅方向中央寄りに向くよ
うに傾斜した姿勢に配されている。
【0028】図2,4に示すように、容器支え30の前
端には、貯氷容器24の飛び出しを防止するためのスト
ッパ56が設けられている。ストッパ56は、貯氷容器
24の側面に設けられた突起32の前方への動きを規制
するものである。詳細には、突起32に前方に突出する
リブ33が設けられており、このリブ33がストッパ5
6と当接するようになっている。
【0029】図5に示すように、開扉動作とともに引き
出された貯氷容器24は、左右側面の突起32が容器支
え30前端のストッパ56で係止されることにより、更
なる前方への引き出しが規制される。そのため、この係
止された状態が扉26の最大開き時となる。扉26の最
大開き角度は、通常90度より大きく、この実施形態で
は105度に設定されている(図10の符号26Dの状
態)。
【0030】このように扉26の最大開き角度が105
度の場合、図10に示すように、符号26Dで示す10
5度の状態から符号26Eで示す90度の状態まで閉じ
られる際に、係合ピン46は、貯氷容器24の押し込み
方向である前後方向よりも、該押し込み方向に垂直な左
右方向に動こうとする。そのため、係合ピン46と係合
凹部50との係合に遊びがない場合には、両者間に余計
なよじりが発生してしまう。そこで、このようなよじり
が発生しないように、この実施形態では、係合凹部50
の溝幅αを係合ピン46の直径βよりも十分に大きく設
定して(例えば、直径β=12mmに対して溝幅α=1
6mm)、最大開き角度105度から100度程度まで
貯氷容器24が後方に押し込まれないようにしている。
なお、よじりの発生をより効果的に抑えるためには、9
0度まで容器24が押し込まれないように上記溝幅αと
直径βを設定することが好ましい(例えば、直径β=1
2mmに対して溝幅α=40mm)。
【0031】図6に示すように、扉26の開閉時に貯氷
容器24の側面が扉背面に接触しないように、貯氷容器
24における扉回動軸28側の前方角部24aを丸めて
容器24の左側面と前面とをなだらかな湾曲面でつない
だ形状にするとともに、扉側係合部材38に当て部58
を設けて、開扉時に係合凹部50の枠52の側面がこの
当て部58に当たるようにしている。当て部58は、図
2に示すように、扉側係合部材38の後方延設部44の
根元側に設けられた段差部44a(図4参照)に設けら
れており、段差部44aの扉回動軸28側を斜めに切り
欠くことにより形成されている。
【0032】図7,8に示すように、ストッパ56が設
けられた容器支え30の前端部には、前方に引き出した
貯氷容器24を製氷室12から取り外すことができるよ
うに、上方に開かれた切り欠き部57が設けられてい
る。貯氷容器24の突起32がこの切り欠き部57を通
って容器支え30から外れ、これにより貯氷容器24が
庫外に取り外される。
【0033】なお、符号60(図8参照)は、容器支え
30のストッパ56とのこすれ防止のために、貯氷容器
24の左右両側面に設けられた、小さく突出する細長い
突条であり、突起32のリブ33の前端から前方に延び
て形成されている。また、符号62(図3参照)は、扉
側係合部材38の後端部に設けられた切り欠きである。
この切り欠き62は、閉扉時に扉側係合部材38の後端
部が仕切34に当たって扉26が閉まらなくなるのを防
止するために、当該後端部の下面を扉回動軸28側にお
いて斜めに切り欠くことにより形成されている。
【0034】以上よりなる本実施形態の冷蔵庫10の製
氷室12では、扉26を開けると、その開扉動作に伴っ
て、図5,7に示すように、扉26に係合された貯氷容
器24が前方に引き出される。
【0035】引き出される際に、図6に示すように、貯
氷容器24底部の係合凹部50の枠52側面が扉側係合
部材38の当て部58に当たって、貯氷容器24の側面
が扉背面に接触しないようになっている。そのため、扉
背面の扉内側材40やガスケット66を保護することが
できる。
【0036】引き出された貯氷容器24は、引き出し機
構を構成する係合ピン46と係合凹部50との係合が、
ピン46を凹部50に下方から着脱自在に差し込むこと
によりなされているため、図8に示すように、貯氷容器
24の前端部を持ち上げることにより、両者の係合を解
除して、容易に貯氷容器24を庫外に取り外すことがで
きる。
【0037】取り外した貯氷容器24を庫内に戻す際に
は、扉26を開けた状態で、貯氷容器24を容器支え3
0に支持させて、ある程度後方に押し込んでおく。そし
て、その状態から扉26を閉める。すると、閉扉動作に
伴って、係合ピン46が係合凹部50に前方から近づ
き、係合凹部50の前側縁部に設けられたリブ54に案
内されて枠52を乗り越え、係合凹部50内に入り込
む。そのため、ユーザーは係合ピン46を係合凹部50
にわざわざ差し込む必要はなく、使い勝手がよい。特
に、この実施形態では、リブ54を前端ほど容器24の
幅方向中央寄りに向くように傾斜した姿勢に配したこと
から、係合ピン46の動きとリブ54の傾斜姿勢とが略
同じ方向に向くため(図10参照)、よりスムーズに係
合ピン46を係合凹部50に案内することができる。
【0038】本実施形態における製氷室12であると、
上記のように開扉動作に伴って貯氷容器24を引き出す
ことができるので、開扉後にさらに貯氷容器24を引き
出すといった余分な動作が不要となる。また、引き出し
た貯氷容器24を容易に庫外に取り外すことができ、使
い勝手がよい。
【0039】さらに、上記引き出し機構を収納するため
の空間を、貯氷容器24の底面を一部だけ底上げするこ
とにより設けているため、貯氷容器24の底面全体を底
上げしてその下方に引き出し機構を収納する場合に比べ
て、貯氷容器24の内容積の減少を抑えることができ
る。
【0040】なお、上記実施形態においては、貯氷容器
24底部の係合凹部50として、容器幅方向に延びる溝
状のものを挙げたが、扉26の開閉時における係合ピン
46の容器幅方向の動きを許容するものであれば、これ
に限定されることなく、例えば円形状であってもよい。
また、製氷室12に限定らず、回動式扉で開閉され、か
つ、内部に引き出し式容器が収納された冷却室であれ
ば、同様に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫であると、回動式扉で開
閉される冷却室でありながら、その内部の収納容器を開
扉動作に伴って引き出すことができるので、開扉後にさ
らに収納容器を引き出すといった余分な動作が不要とな
る。また、引き出した収納容器を容易に取り外すことが
でき、使い勝手がよい。さらに、このような引き出し機
構を収納するための空間を、収納容器の底面を一部だけ
底上げすることにより設けているため、収納容器の内容
積の減少を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の正面図であ
る。
【図2】該冷蔵庫の製氷室内部の平面図である。
【図3】該冷蔵庫の製氷室内部の正面図である。
【図4】該冷蔵庫の製氷室の側面断面図である。
【図5】該製氷室の最大開扉時における平面図である。
【図6】該製氷室の開扉途中における平面図である。
【図7】該製氷室の開扉時における側面断面図である。
【図8】該製氷室における貯氷容器の取り外し時の側面
図である。
【図9】貯氷容器の底面斜視図である。
【図10】該製氷室の扉開閉時における係合ピンと係合
凹部の係合状態を示す図である。
【符号の説明】
10……冷蔵庫 12……製氷室 24……貯氷容器 26……扉 28……扉回動軸 30……容器支え 32……突起 38……扉側係合部材 46……係合ピン 48……底上げ部 50……係合凹部 52……枠 54……リブ 56……ストッパ 58……当て部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA04 AA07 BA01 CA02 DA02 KA07 PA04 3L102 JA01 KA01 KB05 KB19 KD11 LB10 LB39 LE04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却室と、 該冷却室の前面を閉塞する扉であって、その幅方向一端
    部に配された鉛直な軸を中心に回動可能な扉と、 前記冷却室内に配され、左右の容器支えに支持されて前
    後方向にスライド可能な収納容器とを備える冷蔵庫にお
    いて、 前記扉に、扉背面から後方に突出して前記収納容器の底
    部前端部と係合する扉側係合部材を設け、 この扉側係合部材の後端部を収納するように前記収納容
    器の底面の一部に他の底面部分よりも底を高くした底上
    げ部を設け、 前記扉側係合部材の後端部に上方に突出する係合凸部を
    設けるとともに、前記収納容器の前記底上げ部に前記係
    合凸部が下方から着脱自在に差し込まれる係合凹部を設
    けて、前記扉の開閉動作に伴って係合凸部と係合凹部と
    が係合することにより前記収納容器が前後にスライドす
    ることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記係合凹部が、前記底上げ部の底面から
    下方に突出形成された枠の内側に設けられており、 該係合凹部の前側縁部に複数のリブが設けられ、 該リブが、前記底上げ部の底面から前記枠の下端に向か
    って漸次に立ち上がるように傾斜した形状をなしている
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記扉が90度を超える最大開き角度を有
    しており、 前記係合凹部が、前記冷却室の幅方向に延びる溝であっ
    て、前記扉を前記最大開き角度から所定角度閉じるま
    で、引き出された前記収納容器が後方に押し込まれない
    ように、その溝幅が前記係合凸部の大きさよりも大きく
    設定されていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】前記収納容器の左右の側面にそれぞれ突起
    が設けられ、前記左右の容器支えがこの突起の走行する
    前後方向に延びる溝により構成されており、 この溝の前端に前記突起の前方への動きを止めるストッ
    パを設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】前記係合凹部が、前記底上げ部の底面から
    下方に突出形成された枠の内側に設けられており、 前記扉側係合部材に当て部を設け、開扉時に前記係合凹
    部の前記枠の側面がこの当て部に当たるようにして、開
    扉時における前記収納容器の側面と扉背面との接触を回
    避したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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