JP3693971B2 - 光スペクトルアナライザー及び光スペクトル検出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光スペクトルアナライザー及び光スペクトル検出方法に関し、特に波長分割多重(WDM)された光伝送信号の各波長の光パワーをモニターする機能を有する光スペクトルアナライザー及び光スペクトル検出方法に関するものである。
【0002】
このような機能を有する光スペクトルアナライザーとしては、分光器と受光素子(PD)アレイとで構成されたものが知られており(例えば特開平9-210783号公報)、このような光スペクトルアナライザーは、機械的可動部を有するものに比べて信頼性が高く、長期間の使用が要求される光伝送装置に適用することが好ましいものとしてその重要性が増して来ている。
【0003】
【従来の技術】
図17には、上記のような機械的可動部の無い従来の光スペクトルアナライザ
ーが示されている。同図において、1は光ファイバーであり、この光ファイバー1からの出力光は、偏光補償板2によってP偏光及びS偏光に分離され、以って偏光依存性が抑圧され、レンズ3を通り分光器としての回折格子4に送られる。
【0004】
この回折格子4では、波長分割多重された光伝送信号における波長成分毎に空間的に分離し、レンズ5を介して反射ミラー60で反射した後、受光素子アレイ7に入力される。
このような構成により、波長分割多重された信号光が回折格子4で波長毎に分離され、測定精度を上げるために反射ミラー60を経由することにより、より長い経路が形成され、予め波長が割り当てられた複数の受光素子(図示せず)から成る受光素子アレイ7に入射し、この入射した信号光の波長とそのパワーが出力されて測定されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の光スペクトルアナライザーにおいては、受光素子アレイによって、波長分割多重された光伝送信号を検出する構成を備えているため、波長及び光パワーの分解能が制限され、高精度の測定が困難であるという課題があった。
【0006】
すなわち、現状の波長分割多重光通信システムにおいては、波長分解能として、1波長の検出用に割り当てられる受光素子数は物理的に3素子程度が限度であり、波長測定において受光素子アレイに光ビームの中心(ピーク)が入射しない場合にはその測定精度が劣化するという課題があった。
【0007】
これを、図1(1)に示す例で説明すると、受光素子アレイ7が、例えば受光素子PD1〜PD5…で構成されている場合、反射ミラー60からの入射光がパワー分布▲1▼を有するような場合、この入射光のピークが受光素子PD2とPD3との間に形成され、受光素子の中心と光ビームの中心とが合わない結果、例えば受光素子PD3に割り当てられた波長λ3を検出すべきであるにも関わらず、隣接した受光素子PD2に割り当てられた波長λ2を誤って検出してしまうということになる。
【0008】
従って本発明は、分光器と受光素子アレイとで構成される光スペクトルアナライザー及びその光スペクトル検出方法において、受光素子アレイを構成する受光素子数を増やさずに、常に各受光素子の中心に光ビームを入射させるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明[1]に係る光スペクトルアナライザーは、分光器と、該分光器の出力光を回折可能な音響光学素子と、それぞれに割当波長が割り当てられた複数の受光素子を有し、該音響光学素子による回折光又は非回折光を入力する受光素子アレイと、該複数の受光素子の検出強度に基づき、該受光素子アレイが入力した光の、該割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御する制御回路とを備えたことを特徴としている。
【0010】
すなわち、本発明[1]に係る光スペクトルアナライザーでは、図17に示した従来の光スペクトルアナライザーにおける反射ミラー60の代わりに、音響周波数を変調することにより屈折率(回折角)が変化する物質を有する音響光学素子を用い、受光素子アレイが検出した光の、割当波長に対する波長偏差を制御回路が検出して音響光学素子の回折角度を制御するようにしている。
【0011】
これにより、図1(2)に示すように、音響光学素子を用いなかった場合の入射光のパワー分布▲1▼の状態(同図(1)に対応)から、パワー分布▲2▼の状態に波長シフトされる。従って、この例では受光素子PD3の中心と入射光のピークとが一致するようになり、以ってこの入射光の波長(及びパワー)は、予め受光素子PD3に割り当てられた波長λ3として測定されることになる。
【0012】
上記の制御回路は、該受光素子アレイを構成する各受光素子毎に予め割り当てられている波長と該受光素子が検出した光の波長との波長偏差を検出する波長偏差検出回路と、該波長偏差から該割り当てられている波長に対応した該受光素子に入射させるためのビーム回折角を算出するビーム回折角算出回路と、該ビーム回折角から該音響周波数を算出して該音響光学素子に与える音響周波数算出回路と、で構成することができる。
【0013】
また、上記の波長偏差検出回路は、該受光素子アレイが検出した光のピーク波長を算出する算出部と、該ピーク波長と該受光素子アレイにおける受光素子の内の最も近いものとの波長偏差を検出する検出部とで構成することができる。
【0014】
さらに、上記の算出部は、各受光素子の強度を求めて該強度からガウス分布を求めることにより該ピーク波長を算出することができる。
ここで、上記の光スペクトルアナライザーは、受光素子アレイから音響光学素子までのフィードバックループを用いて音響光学素子の回折光の角度調整を行っているが、このようなフィードバックループを用いない光スペクトルアナライザーも本発明により実現可能である。
【0015】
すなわち、音響光学素子による出射光及び回折光をそれぞれ入射するとともに互いに各受光素子の間隙を補うように2つの受光素子アレイを設ければ、いずれか一方の受光素子アレイにより正確な波長検出を行うことができる。
【0016】
なお、上記の音響光学素子としては、反射型又は透過型いずれのものを用いてもよく、出射光及び/又は回折光を用いて受光素子アレイで波長検出を行うことができる。
なお、上記の光スペクトルアナライザーには、該波長分割多重入力信号を直交成分に分離する偏光補償板をさらに含めることができる。
【0017】
さらに、上記の分光器としては、該偏光補償板の出力光を波長成分毎に空間分離する回折格子を用いることができる。
また、本発明[1]では、上記の目的を達成するため、分光器の出力光を音響光学素子を介して、それぞれに割当波長が割り当てられた複数の受光素子アレイで検出する際に、該受光素子アレイが検出した光の、該割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御することを特徴とした光スペクトル検出方法が提供される。
【0018】
そして、上記の回折角度の制御は、該受光素子アレイを構成する各受光素子毎に予め割り当てられている波長と該受光素子が検出した光の波長との波長偏差を検出し、該波長偏差から該割り当てられている波長に対応した該受光素子に入射させるためのビーム回折角を算出し、該ビーム回折角から該音響周波数を算出して該音響光学素子に与えることにより行うことができる。
【0019】
上記の波長偏差の検出は、該受光素子アレイが検出した光のピーク波長を算出し、該ピーク波長と該受光素子アレイにおける受光素子の内の最も近いものとの波長偏差を検出することにより行うことができる。
また、上記ピーク波長の算出は、各受光素子の強度を求めて該強度からガウス分布を求めることにより行うことができる。
【0020】
一方、上記の本発明[1]の場合には、受光素子アレイによって波長分割多重された光伝送信号を全波長成分または多くの波長成分について同時に検出する構成を備えているため、波長及び光パワーの分解能を高精度化するためには受光素子アレイのチャネル数、すなわち受光素子数の増加が必須となり、受光素子アレイの多チャネル化に伴う歩留まりの問題によるコストアップが生じてしまう。
【0021】
特に最近では信号光のチャネル数が100チャネル以上にもなり、受光素子アレイの数は数100素子、或いは1000素子を越えるものが必要になって来ている。
このようなことに鑑み、本発明[2]に係る光スペクトルアナライザーでは、波長分割多重信号を入力する分光器と、該分光器の出力光を回折可能な音響光学素子と、該音響光学素子による回折光又は非回折光の少なくとも1波長分を検出する受光素子アレイと、該分光器の出力光が、該波長分割多重信号の各波長が順次該受光素子アレイに与えられるように該音響光学素子の回折角度を制御する制御回路とを備え、受光素子アレイとして最小限度の受光素子数を設けることにより波長分割多重信号光の検出を行うようにしている。
【0022】
すなわち、この場合の受光素子アレイは、音響光学素子による回折光または非回折光の少なくとも1波長分を検出するもので良い。そして、制御回路は、分光器の出力光である波長分割多重信号の各波長が例えば1波長成分又は2波長成分づつ順次受光素子アレイに与えられるように該音響光学素子の回折角度を制御している。
【0023】
従って、図2に原理的に示すように、入射光Linは音響光学素子6によって波長λ1,λ2,λ3,…λnの波長分散した反射光Loutになるが、この場合、受光素子アレイ7は例えば一つの波長成分のみを検出できるだけの受光素子を備えていれば良い。
【0024】
そして、制御回路15が音響光学素子6を制御することにより、最初は図示の如く受光素子アレイ7がλ1の反射光を検出するが、制御回路15が音響光学素子6を周波数制御することにより、受光素子アレイ7は、順次、波長λ2,λ3,…λnを検出できるようになり、以って最終的に波長分割多重信号の全ての波長が小さな受光素子アレイ7によって検出できることになる。
【0025】
また本発明[2]では、該音響光学素子として、反射型又は透過型のものを用いることができる。
さらに本発明[2]では、上記の複数の適用システムの波長間隔を、C band及びL bandの間隔にすることができる。
【0026】
さらに本発明[2]においても、上記の本発明[1]で示したフィードバック機能を利用して、制御回路は、それぞれに割当波長が割り当てられた複数の受光素子アレイが検出した光の、該割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御することが可能である。
【0027】
さらに、この本発明[2]においても、波長分割多重信号を入力する分光器の出力光を音響光学素子が回折するとき、その回折光又は非回折光の少なくとも1波長分を受光素子アレイで検出し、該波長分割多重信号の各波長成分が順次該受光素子アレイに与えられるように、制御回路が、該音響光学素子の回折角度を制御する光スペクトル検出方法が提供される。
なお、上記波長偏差の検出は、該受光素子アレイが検出した光のピーク波長を算出し、該ピーク波長と該受光素子アレイにおける受光素子の内の最も近いものとの波長偏差を検出することにより行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明 [1] の実施例
図3は、本発明に係る光スペクトルアナライザーを用いた全体構成の実施例を示したものである。この構成例においては、図17の従来例と比較すれば分かるように、反射ミラー60の代わりに変調電圧を印加することにより屈折率(回折角)が変化する音響光学素子6を用いると共に、受光素子アレイ7から音響光学素子6に至るフィードバックループに制御回路10を設けている点が異なっている。
【0029】
この制御回路10は、波長偏差検出回路11とビーム回折角算出回路12と変調周波数算出回路13と変調回路14との直列回路で構成されており、波長偏差検出回路11はさらにピーク波長算出部111と波長偏差検出部112との直列回路で構成されている。
【0030】
このような本発明の実施例における動作を各回路毎に順次説明する。まず、波長偏差検出回路11について説明する。
図4は、波長偏差検出回路11を構成するピーク波長算出部111の実施例を示したものである。このピーク波長算出部111においては、まず、受光素子アレイ7を構成する各受光素子への入力信号光の強度を検出する(ステップS1)。
【0031】
これは、図5に示す如く、受光素子アレイ7における例えば受光素子PD1〜PD3における入力信号光の強度が図示のように、それぞれ強度a〜cとして測定されたことが示されている。
このように検出された強度a〜cに基づいて、そのガウス分布を求める(ステップS2)。これにより、図示の如く、ガウス分布Gが得られる。
【0032】
この結果、ガウス分布Gに伴って、ピーク点Pが求められる(ステップS3)。
そして、受光素子PD1〜PD3にそれぞれ予め割り当てた波長λ1〜λ3に基づいて、ピーク点Pの波長λpを算出する(ステップS4)。
なお、受光素子アレイ7の各受光素子に対する割当波長は、音響光学素子6に対して変調電圧を印加しない初期状態で初期値としての波長を割り当てておく必要がある。
【0033】
図6は、波長偏差検出部112の実施例を示しており、今、割当波長の数をnとすると、これに対応してn個のコンパレータC1〜Cnを設け、それぞれに、図4及び5で求めたピーク波長λpを共通に入力すると共に、各コンパレータC1〜Cnの他方の端子に割当波長λ1〜λnを入力する。
【0034】
そして、これらのコンパレータC1〜Cnの出力信号は差分値として差分検出部D1〜Dnでそれぞれ検出され、これが最小値抽出部Eに与えられることにより、この最小値抽出部Eにおいて最小差分値を波長偏差Δλとして抽出される。
このようにして、波長偏差Δλが検出された後、この波長偏差Δλを用いて、図3に示したビーム回折角算出回路12においてビーム回折角θが算出される。
【0035】
図7には、波長偏差検出回路11で検出した波長偏差Δλと、ビーム回折角θとの関係が示されており、最も近い受光素子に入射させるためのビーム回折角θは、音響光学素子6と受光素子アレイ7との距離、波長偏差Δλに相当する位置ずれなどを幾何学的に考慮することにより容易に求めることができる。
【0036】
このようにして、ビーム回折角算出回路12でビーム回折角θが求められると、このビーム回折角θに基づいて変調周波数算出回路13において変調周波数faが算出される。
すなわち、光ビームの回折角θと音響周波数faとの関係は、次式によって与えられることが既に知られている。
【0037】
θ=λ・fa/Va ……式(1)
ただし、fa:音響波周波数
θ:回折角
Va:音響波速度
λ:最も近い受光素子に割り当てられた波長
従って、上記の式(1)を音響周波数faについて解くと次式のようになる。
【0038】
fa=θ・Va/λ ……式(2)
この式(2)において、音響波速度Va及び波長λは既知の値であるので、上記のようにビーム回折角算出回路12で求めた回折角θを代入すれば音響周波数faが得られることになる。
【0039】
このようにして、変調周波数検出回路13で変調周波数faが求められると、この周波数faが変調回路14に与えられることにより、変調回路14は音響光学素子6を周波数faによって駆動することとなり、その出射ビームの回折角を制御することができる。
【0040】
この結果、図1(2)に示したように、受光素子PD2とPD3の中間に光ビームが入射されたような場合(パワー分布▲1▼)でも、波長偏差Δλ分だけ波長シフトすることにより、最も近い、予め割り当てた波長の受光素子PD3の中心に入射光のビーム中心(パワー分布▲2▼)が来るように制御されることとなる。
【0041】
上記の実施例では、音響光学素子の制御特性に基づいてフィードバック制御を行い、以って光ビームが割当受光素子の中心に来るように制御しているが、このようなフィードバック制御を行わない場合の実施例が図8に示されている。
すなわち、この実施例の場合には二組の受光素子アレイ71及び72を用意し、図示の如く、受光素子アレイ71を構成する受光素子PD1〜PD4の間隙を他の受光素子アレイ72における受光素子PD5〜PD7が補えるような関係に各受光素子PD1〜PD7を配置したものである。
【0042】
従って、同図(3)に示すように、入射光α1に対して、透過光α2と回折光α3とが回折角θで分離されて出力されることを利用し、透過光α2は、例えば、同図(1)に示した受光素子アレイ71を照射するようにし、他方、回折光α3は同図(2)に示す受光素子アレイ72を照射するように配置させている。
【0043】
これにより、透過光α2においてその中心が受光素子PD2とPD3の間隙に位置するような場合でも、回折光α3の中心が受光素子PD6と一致するので、この回折光α3によって正確な波長を測定することが可能となる。
なお、上記の実施例において、図3に示した場合には反射型の音響光学素子を示し、図8の実施例では透過型の音響光学素子6を示したが、図9に示すように、同図(1)に示す透過型の音響光学素子でも、同図(2)に示す反射型の音響光学素子のいずれでも、それぞれの実施例に適用することが可能である。
【0044】
またさらに、上記の実施例では、音響光学素子を変調させる周波数を求めるためにビーム回折角を求めたが、波長偏差検出回路11で求めた波長偏差Δλに基づいて屈折率を求め、これによって変調周波数faを求めてもよい。
本発明 [2] の実施例
図10に示すこの実施例では、図3に示した本発明[1]の実施例と比較すれば分かるように、受光素子アレイ7が波長分割多重(WDM)信号の全て又は多くを同時に受光するのではなく、1波長成分又はそれ以上の少ない波長成分だけ検出できる数の受光素子を備えたものとなっており、制御回路15は、この受光素子アレイ7で音響光学素子からの回折光が受光できるように順次波長をシフトして行くように制御する点が異なっている。
【0045】
なお、この実施例では、受光素子アレイ7から制御回路15に同期信号SYNが与えられているが、これは受光素子アレイ7で受光したことを検出したことを制御回路15に知らせるものであり、制御回路15はこれに基づいて次の波長が受光素子アレイ7で検出されるように変調回路15を介して音響光学素子6を制御するようになっている。
【0046】
但し、予めこの波長間隔を切り替える時間を設定しておけば、特にこのような同期信号SYNを用いなくてもよいので点線で図示されている。
図11には、制御回路15から変調回路14を経て音響光学素子6に与える変調周波数を制御した場合の受光素子アレイの反射光Loutの波長の変化が示されている。
【0047】
すなわち、図10に示したような或る状態においては、図2に示したように例えば受光素子アレイ7には反射光Lout(λ1,λ2,…λn)の内の波長λ1成分のみが入射するようになっているが、この状態から、図11(1)〜(3)に示すように変調回路14の出力周波数をf1からf3にステップ的に変化させている。
【0048】
同図(1)の時刻T1の場合には、変調周波数f1によって入射光Linが音響光学素子6から反射光Lout(λ1,λ2,…λn)として反射されるとき、その内の波長λ2成分のみが受光素子アレイ7に入射されるように構成している。
また、同図(2)の場合には、上記の式(1)に示す如く、制御回路15が変調回路14の音響波周波数faを大きくすると、回折角θは多くなることに伴い、周波数f1からf2に増大させているので、受光素子アレイ7には入射光Linに対する反射光Loutの波長λ3成分のみが入射されるようになる。
【0049】
さらに同図(3)の場合には、周波数f3を上記の周波数f2よりさらに高くしたことに伴い、受光素子アレイ7は、反射光Loutの波長λ4成分のみを入射するようにしている。
図12(1)〜(3)には、図11(1)〜(3)に示したそれぞれの場合における受光素子アレイ7への信号入力状態が示されている。
【0050】
すなわち、図12(1)の時刻T1(周波数f1)の場合には、受光素子アレイ7には、反射光Loutの内の波長λ2成分のみが入射された状態が示されており、同図(2)の時刻T2(周波数f2)の場合には、反射光Loutの波長λ3成分のみ、そして同図(3)の時刻T3(周波数f3)の場合には反射光Loutの波長λ4成分のみが入射するように構成されている。
【0051】
このように、変調回路14の出力信号周波数を、制御回路15が逐次ステップ的に変えることにより、同図(4)に一般的に示すように、時刻Tn(周波数fn)の場合には、受光素子アレイ7に反射光Loutの波長λn成分のみが入射されることとなる。
【0052】
図12に示したように、反射光を1波長成分シフトする場合には、受光素子アレイ7は2波長成分の長さに相当する受光素子の数を備えていれば良い。
また、このように周波数を変えた場合に1波長成分シフトする周波数について求める。
【0053】
まず上記の式(1)において、空気中の光波長λ=1.5μm、音響波周波数fa=10MHz、そして音響波速度Va=3Km/s(リチウムナイオベートの場合)とすると、
θ=0.005rad=0.3° ……式(3)
となる。
【0054】
一方、入射光の周波数間隔を50GHzとすると、下記の表に示す如く、波長間隔(波長差)は0.4nmとなることが分かる。
【0055】
【表1】
すなわち、周波数fは光の周波数を示しており、f=c(光速)/λ(光波長)=3×108/1.55×10-6=193,000GHzから求められた値に相当している。上記の表におけるチャネルCH30とCH30.5を比較すると、周波数は各々193,000GHzと193,050GHzであり、その周波数差は50GHzとなる。この値が周波数間隔50GHzに対応すると共に、波長間隔0.4nmに対応している。
【0056】
上記の波長間隔は、図12における隣接する波長同士間の間隔を示すものであるが、この波長間隔は実際には図13に示すようなビームずれ量Δlとして表わされる。
すなわち、図13に示すように、音響光学素子6と受光素子アレイ7との距離をdとし、波長間隔をΔλとしたとき、ビームずれ量Δlは下記の式によって与えられる。
【0057】
Δl=a×d×Δλ ……式(4)
但し、aは定数である。
ここで、上記の表から求めた波長間隔0.4nmと、図13に示した音響光学素子6と受光素子アレイ7との距離d=10cmを上記の式(4)に代入し、且つ定数aを種々の条件によって与えることにより、ビームずれ量Δlは図示の如く約100μmとして得られる。
【0058】
この結果、tanθ=10-3となり、θ=0.06°となる。
上記の式(3)でθ=0.3°が得られているので、10MHzで0.3°であるから、図13の例の場合におけるθ=0.06°の5倍となるので、必要ビームのシフトを行うためには、変調周波数を10/5=2MHzシフトすれば良いことが分かる。
【0059】
従って、一例として示した図11及び図12の場合には、変調回路14からの周波数は2MHz毎にステップ的にシフトさせて行けば良いことになる。
上記の図11及び図12に示した実施例では、反射光Loutを1波長成分だけ受光素子アレイ7に入射させているが、図14に示した実施例では、同じ1波長成分シフトさせる点で基本的な光学設計は図11及び図12の場合と同じではあるものの、同時に受光素子アレイ7上に入射する信号を1チャネル(波長成分)から2チャネルに増やした点が異なっている。すなわち、受光素子アレイ7の受光素子の数を2チャネル分に増やしている。
【0060】
このような図14に示した実施例の応用例が図15に示されている。
すなわち、入射光Linの周波数間隔が上記の50GHzの場合には、図14に示した実施例のように波長λ1,λ2,λ3,λ4,…というように0.4nmの波長間隔でビームが受光素子アレイ7上に形成され且つシフトされて行くが、入射光Linが50GHzから100GHzの周波数間隔に切り替わったような場合(システム切替時)には、上記の表に示す如く、周波数間隔100GHzの場合には波長間隔が0.8nmとなるので、図15に示す如く、周波数間隔50GHzの一つ置きにビームを形成すれば良いことになる。
【0061】
従って、例えば同図(1)の時刻T1(周波数f1)の場合、受光素子アレイ7には、周波数間隔50GHzでは2波長成分λ'2,λ2ビームが入射され、100GHzの場合には右側の1波長成分λ2ビームのみ入射されることになる。
図16には、図15に示したような50GHzと100GHzの周波数間隔を切り替える場合の反射光の状態が示されている。すなわち、点線が周波数間隔50GHzの反射光Loutであるとすると、実線は100GHzの周波数間隔の反射光Loutを示しており、100GHz適用システムと50GHz適用システムとを切り替えた時に図15に示すように一つの受光素子アレイ7で両方のシステムについて対応することが可能となる。
【0062】
このように波長分割多重(WDM)信号光の波長間隔はITU-Tグリッド波長として0.8nm,0.4nmなどが決められており、音響光学素子の屈折率はこの波長間隔に合わせて変化させれば良いことが分かる。
また、光ビームの出射位置の変化はITU-Tグリット波長の1波長成分だけでなく2波長成分でも3波長成分でも自由に選択することが可能となり、必要な波長精度及びコストとの兼合いで設計を行うことが可能となる。
【0063】
さらには、上記の適用システムの波長をC band及びL bandに共用させることができる。
また、受光素子アレイの動作状態を確認しておけば、動作不良の受光素子アレイの素子があってもその素子への入射を避けるようにフィードバックすることで、動作不良の受光素子アレイ素子があっても完全に波長分割多重(WDM)信号の測定が可能となる。
【0064】
さらには、図10において、制御回路15としては本発明[1]のような構成を特に備えていないものとして説明したが、本発明[1]を同様に適用することにより、少ない数の受光素子の受光素子アレイにおいても、受光素子アレイが検出した光の割当波長に対する波長偏差を検出して音響光学素子の回折角度をフィードバック制御すれば、より好ましい形で各受光素子の中心と光ビームのピークとを一致させることが可能となり、正確な光信号波長の検出が可能となる。
【0065】
(付記1)
分光器と、
該分光器の出力光を回折可能な音響光学素子と、
該音響光学素子による回折光又は非回折光の波長を検出する受光素子アレイと、
該受光素子アレイが検出した光の、割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御する制御回路と、
を備えたことを特徴とする光スペクトルアナライザー。
【0066】
(付記2)付記1において、
該制御回路が、
該受光素子アレイを構成する各受光素子毎に予め割り当てられている波長と該受光素子が検出した光の波長との波長偏差を検出する波長偏差検出回路と、
該波長偏差から該割り当てられている波長に対応した該受光素子に入射させるためのビーム回折角を算出するビーム回折角算出回路と、
該ビーム回折角から該音響周波数を算出して該音響光学素子に与える音響周波数算出回路と、
で構成されていることを特徴とした光スペクトルアナライザー。
【0067】
(付記3)付記2において、
該波長偏差検出回路が、該受光素子アレイが検出した光のピーク波長を算出する算出部と、該ピーク波長と該受光素子アレイにおける受光素子の内の最も近いものとの波長偏差を検出する検出部と、で構成されたことを特徴とする光スペクトルアナライザー。
【0068】
(付記4)付記3において
該算出部が、各受光素子の強度を求めて該強度からガウス分布を求めることにより該ピーク波長を算出することを特徴とした光スペクトルアナライザー。
(付記5)
分光器と、
該分光器の出力光を回折させる音響光学素子と、
該音響光学素子による出射光及び回折光をそれぞれ入射するとともに互いに各受光素子の間隙を補うように設けられた2つの受光素子アレイと、
を備えたことを特徴とする光スペクトルアナライザー。
【0069】
(付記6)付記1から5のいずれかにおいて、
該音響光学素子が、反射型又は透過型のものであることを特徴とした光スペクトルアナライザー。
(付記7)
該波長分割多重入力信号を直交成分に分離する偏光補償板をさらに含んでいることを特徴とした光スペクトルアナライザー。
【0070】
(付記8)付記7において、
該分光器が、該偏光補償板の出力光を波長成分毎に空間分離する回折格子であることを特徴とした光スペクトルアナライザー。
(付記9)
分光器の出力光を音響光学素子を介して、受光素子アレイで検出する際に、該受光素子アレイが検出した光の、割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御することを特徴とした光スペクトル検出方法。
【0071】
(付記10)付記9において、
該回折角度の制御が、
該受光素子アレイを構成する各受光素子毎に予め割り当てられている波長と該受光素子が検出した光の波長との波長偏差を検出し、
該波長偏差から該割り当てられている波長に対応した該受光素子に入射させるためのビーム回折角を算出し、
該ビーム回折角から該音響周波数を算出して該音響光学素子に与えることにより行われることを特徴とした方法。
【0072】
(付記11)付記10において、
該波長偏差の検出が、該受光素子アレイが検出した光のピーク波長を算出し、該ピーク波長と該受光素子アレイにおける受光素子の内の最も近いものとの波長偏差を検出することにより行われることを特徴とした方法。
【0073】
(付記12)付記11において、
該ピーク波長の算出が、各受光素子の強度を求めて該強度からガウス分布を求めることにより行われることを特徴とした方法。
(付記13)
波長分割多重信号を入力する分光器と、
該分光器の出力光を回折可能な音響光学素子と、
該音響光学素子による回折光又は非回折光の少なくとも1波長成分を検出する受光素子アレイと、
該分光器の出力光が、該波長分割多重信号の各波長成分が順次該受光素子アレイに与えられるように該音響光学素子の回折角度を制御する制御回路と、
を備えたことを特徴とする光スペクトルアナライザー。
【0074】
(付記14)付記1、5、9、及び13の内のいずれかにおいて、
該音響光学素子が、反射型又は透過型のものであることを特徴とした光スペクトルアナライザー。
(付記15)付記14において、
該複数の適用システムの波長間隔が、C band及びL bandであることを特徴とする光スペクトルアナライザー。
【0075】
(付記16)付記13から15のいずれか一つにおいて、
該制御回路が、該受光素子アレイが検出した光の、割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御することを特徴とする光スペクトルアナライザー。
【0076】
(付記17)
波長分割多重信号を入力する分光器の出力光を音響光学素子が回折するとき、その回折光又は非回折光の少なくとも1波長分を受光素子アレイで検出し、該波長分割多重信号の各波長成分が順次外受光素子アレイに与えられるように制御回路が、該音響光学素子の回折角度を制御する光スペクトル検出方法。
(付記18)付記9において、
該波長偏差の検出が、該受光素子アレイが検出した光のピーク波長を算出し、該ピーク波長と該受光素子アレイにおける受光素子の内の最も近いものとの波長偏差を検出することにより行われることを特徴とした光スペクトル検出方法。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る光スペクトルアナライザー及びその光スペクトル検出方法によれば、音響光学素子による出射光又は回折光の波長を検出する受光素子アレイが検出した光の、割当波長に対する波長偏差を検出して音響光学素子の回折角度をフィードバック制御するように構成したので、受光素子アレイの受光素子数を増やさずに、常に各受光素子の中心と光ビームのピークとを一致させることが可能となり、正確な光信号波長のモニタが可能となる。
【0078】
また、本発明では、フィードバック制御を用いずに、二つの受光素子アレイにより、音響光学素子からの出射光及び回折光をそれぞれ受光して、互いに間隙を補うように配置された各受光素子においても同様に受光素子の中心と光ビームのピークとを一致させることが可能となる。
【0079】
また本発明では、音響光学素子による回折光又は非回折光の少なくとも1波長成分を受光素子アレイで検出し、分光器の出力光が、波長分割多重信号の各波長が順次該受光素子アレイに与えられるように該音響光学素子の回折角度を制御回路が制御するようにすることで、次のような効果が得られる。
【0080】
現在、波長分割多重チャネル数が32〜40チャネルさらには100チャネル以上と要求が増大しており、この要求に対応するための受光素子アレイの素子も増大しているが、受光素子アレイの素子数は256素子又は512素子が現実的な値である。これらの素子数の受光素子アレイを得るためには歩留まり、1ウエハーから取れるチップ数などの問題から受光素子アレイ素子の価格がアップしてしまうが、本発明では受光素子アレイの素子数を1チャネルの測定ができる程度の素子数とし、音響光学素子で受光素子アレイに入射する信号光を選択することにより、素子数を大幅に削減することが可能となり、大幅なコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に対する本発明[1]に係るスペクトルアナライザーの作用を説明するための図である。
【図2】本発明[2]に係る光スペクトルアナライザーの原理を説明するための図である。
【図3】本発明[1]に係るスペクトルアナライザーの全体構成例を示したブロック図である。
【図4】本発明[1]に係るスペクトルアナライザーに用いられるピーク波長算出部の実施例を示したブロック図である。
【図5】図3に示したピーク波長算出部の動作を説明するためのグラフ図である。
【図6】本発明[1]に係る光スペクトルアナライザーに用いられる波長偏差検出部の実施例を示したブロック図である。
【図7】本発明[1]に係る光スペクトルアナライザーで求めるビーム回折角と波長偏差との関係を示した概略図である。
【図8】本発明[1]に係る光スペクトルアナライザーの他の実施例を示したブロック図である。
【図9】本発明[1]に係る光スペクトルアナライザーに用いられる音響光学素子の種類を示したブロック図である。
【図10】本発明[2]に係る光スペクトルアナライザーの一実施例を示したブロック図である。
【図11】本発明[2]において音響光学素子の変調周波数と受光素子アレイへの入射波長との関係を示した図である。
【図12】本発明[2]において各時刻の受光素子アレイへの信号入力状態(1波長成分シフト例)を示した図である。
【図13】本発明[2]においてビームずれ量とビーム回折角との関係を説明するための図である。
【図14】本発明[2]において各時刻の受光素子アレイへの信号入力状態(2波長成分シフト例)を示した図である。
【図15】周波数間隔50GHz/100GHzの適用システムを共用した場合の各時刻の受光素子アレイへの信号入力状態を示した図である。
【図16】本発明[2]において適用システムを切替えるときの音響光学素子からの出力光を示した図である。
【図17】従来の光スペクトルアナライザーを示したブロック図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 偏光補償板
3,5 レンズ
4 回折格子(分光器)
6 音響光学素子
7,71,72 受光素子アレイ
PD1〜PD7 受光素子
10 制御回路
11 波長偏差検出回路
111 ピーク波長算出部
112 波長偏差検出部
12 ビーム回折角算出回路
13 変調周波数算出回路
14 変調回路
15 制御回路
図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (6)
- 分光器と、
該分光器の出力光を回折可能な音響光学素子と、
それぞれに割当波長が割り当てられた複数の受光素子を有し、該音響光学素子による回折光又は非回折光を入力する受光素子アレイと、
該複数の受光素子の検出強度に基づき、該受光素子アレイが入力した光の、該割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御する制御回路と、
を備えたことを特徴とする光スペクトルアナライザー。 - 分光器と、
該分光器の出力光を回折可能な音響光学素子と、
それぞれに割当波長が割り当てられた複数の受光素子を有し、該音響光学素子の出力光を入力する受光素子アレイと、
該複数の受光素子の検出強度に基づき、該受光素子アレイが入力した光の、該割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御する制御回路と、
を備えたことを特徴とする光スペクトルアナライザー。 - 分光器と、
該分光器の出力光を回折させる音響光学素子と、
複数の受光素子を備え、該音響光学素子による出射光及び回折光をそれぞれ入射するとともに互いに該複数の受光素子の間隙を補うように設けられた2つの受光素子アレイと、
を備えたことを特徴とする光スペクトルアナライザー。 - 分光器の出力光を音響光学素子を介して、それぞれに割当波長が割り当てられた複数の受光素子アレイで検出する際に、該受光素子アレイが検出した光の、該割当波長に対する波長偏差を検出して該音響光学素子の回折角度を制御することを特徴とした光スペクトル検出方法。
- 請求項1から3のいずれかにおいて、該音響光学素子が、反射型又は透過型のものであることを特徴とした光スペクトルアナライザー。
- 請求項4において、該波長偏差の検出が、該受光素子アレイが検出した光のピーク波長を算出し、該ピーク波長と該受光素子アレイにおける受光素子の内の最も近いものとの波長偏差を検出することにより行われることを特徴とした光スペクトル検出方法。
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