JP3692948B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数種の図柄を変動表示可能な表示部を複数有する図柄表示装置を備え、これら各表示部に変動表示される図柄停止させて、その停止時の図柄の組合せが予め定めた当り図柄の組合せとなったときに当り遊技状態とするパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図柄表示装置の複数の図柄表示器の変動表示が順次停止し、その変動結果が予め定められた大当り図柄の組合せを表示したときに大当り遊技状態となって変動入賞装置が所定の態様で駆動されるパチンコ機等の遊技機が多数市場に提供されている。このようなパチンコ機においては、大当り遊技状態の予備状態とも言えるリーチ状態、即ち、最後に変動停止する第2図柄表示器を除く第1図柄表示器が変動停止したときであって、第1図柄表示器に表示される図柄と最後に変動停止する第2図柄表示器に表示される図柄の組合せが大当り図柄の組合せとなる可能性がある状態を効果音やランプ等で遊技者に報知し、大当り遊技状態となる期待感を与え、遊技の雰囲気を高めるようにしていた。そして、上記したリーチ状態における図柄表示器の変動態様は、ほとんどすべての機種で既に停止した第1図柄表示器にリーチ目を表示したままの状態で最後の第2図柄表示器だけを変動表示するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、リーチ状態における変動パターンが画一化して、初期の目的である遊技者の期待感を盛り上げるという点で魅力に欠け、遊技者に飽きられる傾向にあった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技者の期待感を今迄以上に盛り上げることが可能な変動パターンを呈するパチンコ機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、以下の特徴的手段を採用した。なお、実施例との対応関係等を括弧書きで示している。
すなわち、本発明では、複数種の図柄を変動表示可能な表示部(図柄表示器13a〜13c)を複数有する図柄表示装置(図柄表示装置12)を備え、これら各表示部に変動表示される図柄停止させて、その停止時の図柄の組合せが予め定めた当り図柄の組合せ(同一図柄の組合せ)となったときに当り遊技状態とするパチンコ機において、
始動条件の成立を検出する検出スイッチ(始動入賞玉検出スイッチ19a〜19c)と、
その検出スイッチが前記始動条件の成立を検出すると、前記各表示部において図柄の変動を開始させる変動開始制御手段(マイクロコンピュータ50の変動開始処理、S114)と、
前記変動開始制御手段により変動開始した前記各表示部のうち最後に変動停止する第2表示部(右図柄表示器13c)を除く第1表示部(左・中図柄表示器13a,13b)において図柄の変動を停止させる第1停止制御手段(マイクロコンピュータ50の左・中変動停止処理、S118、S122)と、
前記第1停止制御手段により第1表示部において図柄の変動が停止され、その第1表示部に停止表示される図柄と第2表示部に表示される変動中の図柄のうちいずれかとの組合せが前記当り図柄の組合せとなる可能性がある場合、前記第1表示部において図柄を遊技者に識別可能な速度(速度B)にて再変動させる再変動制御手段(マイクロコンピュータ50の変動再開始処理、S132)と、
前記再変動制御手段により前記第1表示部にて前記再変動が行われるのにともなって実行されるとともに、前記第2表示部において変動中の図柄を遊技者に識別可能な速度かつ前記再変動されている第1表示部の図柄とは異なる速度(速度C)に変更させる速度変更制御手段(マイクロコンピュータ50の右速度変更処理、S134)と、
前記再変動制御手段により再変動されている前記第1表示部の図柄、及び前記速度変更制御手段により速度変更されて変動されている前記第2表示部の図柄を、それぞれ停止表示させる第2停止制御手段(マイクロコンピュータ50の変動停止処理、S138)と
を備え、
前記当り遊技状態となる場合、前記第2停止制御手段により変動停止された前記第1表示部及び第2表示部における図柄の組合せが前記当り図柄の組合せとなることを特徴とする。なお、この場合において、前記第2停止制御手段は、前記第1表示部の図柄変動と前記第2表示部の図柄変動とをほぼ同時に停止させるよう停止表制御することが好ましい。
【0005】
【作用】
上記手段により、検出スイッチが始動条件の成立を検出すると、変動制御手段により各表示部において図柄の変動が開始される。その後、第1停止制御手段は前記各表示部のうち最後に変動停止する第2表示部を除く第1表示部において図柄の変動を停止させる。そして、その第1表示部に停止表示される図柄と第2表示部に表示される変動中の図柄のうちいずれかとの組合せが前記当り図柄の組合せとなる可能性がある場合、再変動制御手段は前記第1表示部において図柄を遊技者に識別可能な速度にて再変動させる。その再変動が行われるのにともなって速度変更制御手段は、前記第2表示部において変動中の図柄を遊技者に識別可能な速度かつ前記再変動されている第1表示部の図柄とは異なる速度に変更させる。さらにその後、第2停止制御手段は、前記再変動されている前記第1表示部の図柄、及び前記速度変更されて変動されている前記第2表示部の図柄を、それぞれ停止表示させる。以上により、第1表示部に停止表示される図柄と第2表示部に表示される変動中の図柄のうちいずれかとの組合せが当り図柄の組合せとなる可能性がある所謂リーチの場合において、前記再変動が行われるとともに前記速度変更が行われて、第1表示部の図柄と第2表示部の図柄とがあたかも追い駆けっこするかのような変動パターンを生み出すことが可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。まず、図3及び図4を参照して実施例に係る遊技機としてのパチンコ機1の構成について説明する。図3は、パチンコ機1の正面図であり、図において、パチンコ機1の額縁状に形成された前面枠2の開口には、金枠3が周設されている。そして、その金枠3には、ガラスを有するガラス扉枠4と前面板5とが開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤6が配置され、前面板5の表面には、打球を貯留し、かつ図示しない打球発射位置に打球を供給する上皿7が固定されている。更に、前面枠2の下方には、打球発射装置40(図4参照)の一部である操作ハンドル8、前記上皿7に貯留しきれなかった景品玉を貯留する下皿9が設けられている。
【0007】
前記遊技盤6の前面には、ほぼ円状に設けられる誘導レール10によって区画された遊技領域11が形成されている。遊技領域11のほぼ中央には、本実施例の要部を構成する可変表示装置としての図柄表示装置12が配置されている。この図柄表示装置12は、後述する始動入賞口18a〜18cに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する始動記憶表示LED14と、複数の可変表示部を構成する複数(本実施例の場合には、3つ)の図柄表示器13a〜13cとを含んでいる。始動記憶表示LED14は、図柄表示器13a〜13cの変動表示中又は大当り遊技状態中に打球が始動入賞口18a〜18cに入賞したときに記憶保留され、その保留された数だけ始動記憶表示LED14が点灯し、図柄表示器13a〜13cの変動開始毎に1つずつ消灯するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。
【0008】
また、本実施例における図柄表示器13a〜13cは、7セグメントLEDで構成されており、それによって表示される識別情報としての図柄は、数字の「0」〜「9」までの十種類である。そして、この図柄表示器13a〜13cは、打球が始動入賞口18a〜18cに入賞したことに基づいて上記した数字を遊技者に識別できない程の速さで変動表示し、一定時間(例えば、5秒)経過したときに、まず左の図柄表示器13aの変動表示が停止され、次いで所定時間経過後に中の図柄表示器13bの変動表示が停止され、更に所定時間経過後に右の図柄表示器13cが停止するように制御される。停止時に3つの図柄表示器13a〜13cに表示される図柄が全て同一の数字となったときには、大当り遊技状態となり、後述するように変動入賞装置15を駆動制御して短時間に多数の入賞玉が発生するようになっている。なお、リーチ状態となったときには、後に詳述するように変動速度が遊技者が図柄(数字)を識別できる程度の速さに変更される。
【0009】
上記した図柄表示装置12の下方に変動入賞装置15が配置されている。変動入賞装置15は、開閉板16を有しており、その開閉板16が図示しないアタッカーソレノイド17(ただし、図2のブロック図に表示)によって開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装置15には、開閉板16が開放した状態で受け入れた入賞玉を検出する入賞玉数検出スイッチ21と開閉板16内に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉を検出するV入賞玉検出スイッチ20(図示しない;ただし、共に図2のブロック図に表示)とが設けられている。上記のように構成される変動入賞装置15は、前記大当り遊技状態となったときに開閉板16が一定時間(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放し、そのような開放状態をV入賞口に入賞玉が入賞することを条件として所定回数(例えば、16回)繰り返すようになっている。しかして、入賞玉数検出スイッチ21は、開閉板16の1回の開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用され、V入賞玉検出スイッチ20は、開閉板16が繰り返して開放される条件を検出するために使用されるものである。
【0010】
また、遊技領域11には、始動入賞口18a〜18cが設けられている。この始動入賞口18a〜18cは、図柄表示装置12の図柄表示器13a〜13cの変動表示を許容するものであり、このため、始動入賞口18a〜18cは、打球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ19a〜19c(図示しない;ただし、図2のブロック図に表示)を内蔵している。また、始動入賞口18aは、図柄表示装置12と変動入賞装置15との間に、始動入賞口18b,18cは、変動入賞装置15の開閉板16の左右にそれぞれ配置されている。
【0011】
更に、遊技領域11には、図柄表示装置12の両側にチューリップ式入賞口22a,22bが設けられ、変動入賞装置15の斜め上方左右に入賞口23a,23bが配置されている。これらの入賞口22a,22b、23a,23bには、図示しないが各種の遊技状態に応じて点灯したり点滅したりする動作ランプ24(ただし、図2のブロック図に表示)が内蔵されている。また、遊技領域11の左右両側には、大当り遊技状態となったときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りランプ25a,25bも配置されている。また、遊技領域11の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回収されるアウト口26も設けられている。
【0012】
上記した大当りランプ25a,25bや動作ランプ24は、大当り遊技状態時に所定の態様で点滅したり点灯したりするものであるが、本実施例においては、図柄表示装置12がリーチ状態となったときにも異なる態様で表示制御される。しかして、遊技盤6に設けられるこれら大当りランプ25a,25bや動作ランプ24は、主として当該パチンコ機1で遊技をしている遊技者に対してその旨を報知したり遊技の雰囲気を高めるために表示駆動されるものであり、他の遊技客や遊技場の店員に対しては、パチンコ機1の前面枠2の上部に設けられる枠ランプ装置27によって大当り状態やリーチ状態を報知し且つその雰囲気を高めている。そして、枠ランプ装置27内には、複数の枠ランプ28が内蔵され、該枠ランプ28は、後述するターミナル端子基板39を介して制御基板ボックス33内に収納されている遊技制御回路基板33aに接続され、遊技状態が大当り遊技状態となったときやリーチ状態となったときに表示制御される。
【0013】
次に、図4を参照してパチンコ機の裏面構造について説明する。図において、パチンコ機1の裏面には、機構板30が設けられている。この機構板30のほぼ中央には、正方形状の開口部31が開設され、該開口部31に前記遊技盤6の裏面に固着される入賞玉集合カバー32が臨んでいる。この入賞玉集合カバー32は、遊技盤6に設けられる前記複数の入賞装置や入賞口の裏面を覆うもので、それらの入賞装置や入賞口に入賞した入賞玉を下方に誘導するものである。また、入賞玉集合カバー32の裏面には、後述するマイクロコンピュータ50を含む制御回路が構成された遊技制御回路基板33aを収納する制御基板ボックス33が固着されている。
【0014】
一方、前記機構板30は、周知のように、発生した入賞玉を1個づつ処理し、その処理される入賞玉に対応して所定個数の景品玉を排出するための各種の機構が設けられるものである。このため、機構板30の前面側には、発生した入賞玉を一か所に集めて入賞玉処理装置38に送る入賞玉集合樋が形成され、機構板30の後面側には、景品玉を排出するための各種の機構が設けられている。これらの機構について説明すると、機構板30の最上部には、図示しない景品玉の補給機構から補給される景品玉を多数貯留する景品玉タンク34が設けられ、該景品玉タンク34の下方に景品玉を整列させる景品玉誘導樋35が傾斜して設けられている。この景品玉誘導樋35は、景品玉が2列になるように整列させている。また、景品玉誘導樋35に接続してカーブ樋36が設けられ、景品玉誘導樋35内に貯留された景品玉による玉圧を弱めている。そして、景品玉誘導樋35によって2列に整列させられて流下してきた景品玉は、景品玉排出装置37に供給される。景品玉排出装置37は、周知のように所定個数(例えば、15個)の景品玉を収納する収納筒の上下に交互に開閉するストッパー部材を設け、該ストッパー部材を入賞玉を1個づつ処理する前記入賞玉処理装置38によって駆動することにより1個の入賞玉に対応する所定個数の景品玉を払出すものである。そして、景品玉排出装置37から排出された景品玉は、景品玉排出通路を介して前記上皿7又は下皿9に導かれるようになっている。
【0015】
また、機構板30の上部一側には、パチンコ機1への給電端子やパチンコ機1とホールコンピュータ(図示しない)とを接続する端子が集約して形成されるターミナル端子基板39が設けられている。このターミナル端子基板39には、前記制御基板ボックス33に収納される遊技制御回路基板33aと前記枠ランプ装置27の枠ランプ28とを接続する端子も設けられている。なお、パチンコ機1の裏面下部一側に設けられている打球を弾発するための打球発射装置40には、ターミナル端子基板39を介して給電されていることは、言うまでもない。
【0016】
以上、パチンコ機1及び遊技盤6に設けられる各種の構成について説明したが、上記した図柄表示装置12や変動入賞装置15等は、図2に示す制御回路によって制御される。この制御回路は、前記制御基板ボックス33に収納される遊技制御回路基板33aに形成されており、再変動表示制御手段を構成する制御中枢としての同時再可変表示制御手段を構成するマイクロコンピュータ50を含んでいる。マイクロコンピュータ50には、外部ROM51、外部RAM52が接続されている。外部ROM51には、処理手順を示したプログラムデータが格納され、外部RAM52は、必要なデータの書き込み、呼出しが行われるようになっている。前記始動入賞検出スイッチ19a〜19c、入賞玉数検出スイッチ21、V入賞玉検出スイッチ20は、フリップフロップからなる波形整形回路53を介してマイクロコンピュータ50に接続されている。
【0017】
クロック発生回路55は、分周回路54を介して外部割込み信号をマイクロコンピュータ50のINT 端子に出力している。そして、その外部割込み信号に同期してマイクロコンピュータ50は、外部ROM51に格納されているメインプログラムを実行する。また、電源回路57に電源が給電されるとリセット信号発生回路56からリセット信号がマイクロコンピュータ50に出力され、そのリセット信号により初期プログラムが起動される。
【0018】
マイクロコンピュータ50の各出力ポートには、表示器駆動回路58、表示器選択回路59、第1フラッシュ回路60、第2フラッシュ回路61、停止図柄識別信号出力端子62及びドライバ63が接続されている。表示器駆動回路58、表示器選択回路59には、図柄表示器13a〜13c及び始動記憶表示LED14が接続されている。それらの表示器は、マイクロコンピュータ50から選択データと、表示データとを定周期で出力することにより、ダイナミック駆動される。
【0019】
第1フラッシュ回路60及び第2フラッシュ回路61には、枠ランプ28が接続され、大当り遊技状態となったときに大当り信号によって第1フラッシュ回路60が駆動され、リーチ状態となったときにリーチ信号によって第2フラッシュ回路61が駆動されてそれぞれの態様で枠ランプ28を表示駆動する。また、停止図柄識別信号出力端子62には、停止時に図柄表示器13a〜13cに表示される図柄に対応する停止図柄識別信号が出力されるようになっている。この停止図柄識別信号は、キャラクターコードでシリアル信号として出力されている。したがって、停止図柄識別信号出力端子62にパソコン等を介して外部の印字装置やデイスプレイ等の表示装置と接続することによって、当り図柄パターンを含む停止図柄パターンを知ることができる。なお、停止図柄識別信号は、パラレル信号として直接印字装置に出力しても良い。
【0020】
ドライバ63は、マイクロコンピュータ50からの信号に応じて、アタッカーソレノイド17を駆動し、大当りランプ25a,25b、動作ランプ24の点灯、あるいは点滅動作を制御する。
【0021】
上記した制御回路によって制御される動作のうち、図柄表示器13a〜13cの変動表示の処理手順を示した変動表示サブルーチンを図1を参照して説明する。まず、大当り遊技状態時には、図柄表示器13a〜13cは、通常大当り表示処理に使用されるので、ステップ100で大当りフラグがセットされていると判断された場合には、以下の変動表示サブルーチン処理が実行されることはない。
【0022】
一方、大当りフラグがセットされていないと判断された場合には、図柄表示器13a〜13cの状態をステップ102〜ステップ108で判断する。具体的には、ステップ102ですべての図柄表示器13a〜13cが変動中である状態(状態フラグF=1)であるか否かが判断され、ステップ104で左の図柄表示器13aだけが変動停止した状態(状態フラグF=2)であるか否かが判断され、ステップ106で左中の図柄表示器13a,13bが変動停止した状態(状態フラグF=3)であるか否かが判断され、ステップ108で左中の図柄表示器13a,13bで表示される図柄の組合せがリーチ状態(状態フラグF=4)であるか否かが判断される。
【0023】
上記したいずれの状態でもないとき(変動中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このときには、ステップ110で始動入賞口18a〜18cへの打球の入賞を記憶する始動記憶カウンタCの値が1以上であるか否かが判断され、始動記憶カウンタCに記憶値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理が実行されることがなく終了する。
【0024】
始動記憶カウンタCの値が1以上のときには、ステップ112でタイマt1,t2,t3がセットされ、ステップ114ですべての図柄表示器13a〜13cの変動が速度Aで開始され、状態フラグFの値に「1」がセットされる。タイマt1,t2,t3は、それぞれの図柄表示器13a〜13cの変動時間を規制するものであり、
t1<t2<t3;t2−t1≒t3−t2
の関係にある。また、速度Aは、変動している図柄が遊技者に識別できない速さであり、各図柄表示器13a〜13cの変動速度を速度Aで統一しても良いし、異なる速度(例えば、A1,A2,A3)で設定しても良いが、いずれの場合も図柄が識別できない速さに設定することが望ましい。そして、ステップ116でタイマt1のタイムアップが判断されるが、タイムアップしてないときには、タイムアップするまでステップ116→変動表示サブルーチン終了・・・変動表示サブルーチン開始→ステップ102→ステップ116→・・・を繰り返す。
【0025】
しかして、タイマt1がタイムアップしたと判別されたときには、ステップ118で左の図柄表示器13aの変動表示が停止されると共に状態フラグFの値に「2」がセットされる。以下同様にステップ120でタイマt2がタイムアップしたか否かが判断され、タイムアップしたと判断された場合には、ステップ122で中の図柄表示器13bの変動表示が停止されると共に状態フラグFの値に「3」がセットされる。そして、左・中の図柄表示器13a,13bの変動表示が停止したときには、ステップ124でその表示がリーチ表示であるか否かが判断される。
【0026】
リーチ表示でない場合には、ステップ126でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt3がタイムアップするまでステップ126→変動表示サブルーチン終了・・・変動表示サブルーチン開始→ステップ106→ステップ124→ステップ126→・・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ138に進む。
【0027】
一方、リーチ表示であると判別された場合には、ステップ128で既にリーチフラグがセットされているか否かが判断され、セットされていなければステップ130でリーチフラグをセットすると共にタイマt4を新たにセットし、且つ状態フラグFの値に「4」をセットする。ここで、タイマt4は、リーチ状態のときに最後に変動停止する右側の図柄表示器13cの変動時間を延長するものであり、t4>(t3−t2)の関係となる値(複数の値の中からランダムに1つの値を抽出するようにしても良い)に選ばれる。また、タイマt4は、既に停止した左・中の図柄表示器13a,13bの変動を再度開始したときの変動時間としても機能する。このため、次のステップ132で左・中変動を速度Bで再開始し、ステップ134で右変動の変動速度を速度Cに変更する。この場合における速度の関係は、前記速度Aと比較して、例えば、A≫B>C又はA≫C>Bであり且つBとCとが比較的近似した値となるように設定される。このようにBとCとが近似し且つ図柄が識別できる速度に設定されることにより、再度変動開始した図柄表示器13a,13bに表示される図柄と未だ確定していない右側の図柄表示器13cに表示される図柄とが追い駆けっこするような状態で変動されるので、遊技者の大当り図柄の組合せとなるか否かの期待感を盛り上げることができ、リーチ状態における今迄にない変動パターンを楽しむことができる。なお、リーチ状態だけでなく通常の変動時においても、各図柄表示器の変動速度を図柄を識別できる速度であって且つ異なった値の速度に設定することにより、各図柄表示器に表示される図柄が相互に追い駆けっこするような状態で変動するので、今迄にない変動パターンを楽しむことができる。この場合において、変動中に相互の相対的な速度が変化する(同一速度を含む)ようにしても良い。
【0028】
しかして、ステップ136でタイマt4がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt4がタイムアップするまでステップ136→変動表示サブルーチン終了・・・変動表示サブルーチン開始→ステップ108→ステップ136→・・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ138に進む。
【0029】
リーチ表示でないときのタイマt3がタイムアップしたとき、リーチ表示であるときのタイマt4がタイムアップしたときには、ステップ138ですべての図柄表示器13a〜13cの変動表示が停止される。この際、リーチ状態における停止においては、左・中の図柄表示器13a,13bに表示される停止図柄として、再変動開始前に表示された図柄が表示される。その後、ステップ140で大当り図柄の組合せであるか否かが判断され、大当りでないと判断されたときには、ステップ142でリーチフラグをリセットすると共に状態フラグをリセットし、ステップ146で停止図柄識別信号の出力処理をした後に変動表示サブルーチンを終了する。
【0030】
一方、大当りであると判断された場合には、ステップ144でリーチフラグをリセットすると共に状態フラグをリセットし、且つ大当りフラグをセットし、ステップ146で停止図柄識別信号の出力処理をした後に変動表示サブルーチンを終了する。なお、ステップ126でタイマt3がタイムアップしたときには、大当りを判定する必要がないため、中央の図柄表示器13bの変動表示を停止させると共に状態フラグだけをリセットして変動表示サブルーチンを終了するようにしてもよい。また、ステップ146の処理をステップ138の変動停止処理の次に実行するようにしても良い。
【0031】
以上、実施例に係るパチンコ機1の構成と作用について説明したが、この実施例によれば、最後に変動停止する右図柄表示器13cを除く既に変動停止した左・中図柄表示器13a,13bの図柄の組合せがいわゆるリーチ状態となったときに、既に停止した左・中図柄表示器13a,13bを再度変動表示開始し、最後に変動停止する右図柄表示器13cとほぼ同時に停止制御するようにしたので、リーチ時における変動パターンに今迄にない新鮮味を味わうことができ、遊技者の期待感を盛り上げることができる。特に、リーチ状態時における再変動開始図柄表示器における変動速度と図柄が確定していない図柄表示器における変動速度とをいろいろな値に設定することにより、変動パターンを変えることができ、より遊技者の興味を引き付けることが可能である。
【0032】
なお、上記した実施例では、図柄表示器13a〜13cを7セグメントLEDで構成したものを示したが、他の電気的図柄表示器(例えば、LCD表示器、ドットマトリックスLED等)や機械的図柄表示器(回転ドラムや回転円盤)を備えた図柄表示装置でも良い。また、各図柄表示器の停止順序も任意に設定すれば良い。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、第1表示部に停止表示される図柄と第2表示部に表示される変動中の図柄のうちいずれかとの組合せが当り図柄の組合せになる可能性がある所謂リーチの場合において、先に停止されている第1表示部の図柄を再変動させる再変動制御手段と、未だ停止していない第2表示部の図柄の速度を変更する速度変更制御手段との両手段の協働により、第1表示部の図柄と第2表示部の図柄とがあたかも追い駆けっこするかのような変動パターンを生み出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記制御回路によって制御される動作のうち図柄表示装置の駆動手順を示すフロー図である。
【図2】実施例に係るパチンコ機の遊技動作を制御する制御回路のブロック図である。
【図3】実施例に係るパチンコ機の正面図である。
【図4】実施例に係るパチンコ機の背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
6 遊技盤
12 図柄表示装置
13a〜13c 図柄表示器
15 変動入賞装置
33 制御基板ボックス
50 マイクロコンピュータ

Claims (2)

  1. 複数種の図柄を変動表示可能な表示部を複数有する図柄表示装置を備え、これら各表示部に変動表示される図柄停止させて、その停止時の図柄の組合せが予め定めた当り図柄の組合せとなったときに当り遊技状態とするパチンコ機において、
    始動条件の成立を検出する検出スイッチと、
    その検出スイッチが前記始動条件の成立を検出すると、前記各表示部において図柄の変動を開始させる変動開始制御手段と、
    前記変動開始制御手段により変動開始した前記各表示部のうち最後に変動停止する第2表示部を除く第1表示部において図柄の変動を停止させる第1停止制御手段と、
    前記第1停止制御手段により第1表示部において図柄の変動が停止され、その第1表示部に停止表示される図柄と第2表示部に表示される変動中の図柄のうちいずれかとの組合せが前記当り図柄の組合せとなる可能性がある場合、前記第1表示部において図柄を遊技者に識別可能な速度にて再変動させる再変動制御手段と、
    前記再変動制御手段により前記第1表示部にて前記再変動が行われるのにともなって実行されるとともに、前記第2表示部において変動中の図柄を遊技者に識別可能な速度かつ前記再変動されている第1表示部の図柄とは異なる速度に変更させる速度変更制御手段と、
    前記再変動制御手段により再変動されている前記第1表示部の図柄、及び前記速度変更制御手段により速度変更されて変動されている前記第2表示部の図柄を、それぞれ停止表示させる第2停止制御手段と
    を備え、
    前記当り遊技状態となる場合、前記第2停止制御手段により変動停止された前記第1表示部及び第2表示部における図柄の組合せが前記当り図柄の組合せとなることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記第2停止制御手段は、前記第1表示部の図柄変動と前記第2表示部の図柄変動とをほぼ同時に停止させるよう停止表制御することを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
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