JP3691598B2 - Constant weight weighing method and constant weight weighing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にネギ、ニラ等の野菜、果物、水産物、畜産物等を一定重量ずつ計量する定重量計量方法及び定重量計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばネギを100gずつ1パックに包装する場合、まず、作業者がネギを手で台秤に載せて、台秤の表示が予め定めた許容重量範囲内となるように台秤上のネギの量を手で加減して約100gのネギを計量する。そして、この計量済みのネギを手作業により、又は包装機により1パックずつ包装し、これによって1パック100gのネギの包装ができあがる。
【0003】
しかし、上記手作業で計量する方法では、能率が悪いので、ネギを計量し初めてから包装するまでに相当の時間を要し、この計量作業によってネギの鮮度が低下するという問題がある。また、多くの作業者を必要とすると共に、多大な人件費が掛かるという問題もある。
【0004】
この問題を解決するために、全自動式組合せ秤を使用する方法がある。しかし、全自動式組合せ秤を使用する場合、この組合せ秤への被計量物の供給や各計量ホッパへの被計量物の供給を自動的に行う必要があり、このような自動供給は、被計量物の形状、性状、重量等に応じて使用する供給装置等を変更しなければならないことがある。このように、全自動式組合せ秤を使用する場合は、1台の全自動式組合せ秤により計量できる被計量物の種類が少なく、従って、多種類の被計量物を計量するには、その被計量物の種類に応じて形式の異なる複数種類の全自動式組合せ秤を用意する必要があり、コストが嵩むという問題がある。
【0005】
そこで、比較的多種類の被計量物を計量することができ、しかも費用が比較的低廉な半自動式組合せ秤を使用することができる。この半自動式組合せ秤は、図15に示すように、傾斜させて設けた合計14台の計量ホッパ1−1〜1−14を備えている。各計量ホッパ1−1〜1−14は、ロードセル2−1〜2−14により支持されており、下部には排出ゲート3−1〜3−14が設けられている。この半自動式組合せ秤を使用して1組が100gのネギ4を計量する場合は、まず、作業者が各計量ホッパにネギ4を例えば約25gずつ投入する。すると、各計量ホッパに投入されたネギの重量が計量されて、この組合せ秤に設けられている中央演算処理装置(図示せず)がこれら計量値を種々に組合わせて合計重量が目標重量の100g又は許容重量範囲内の計量値の組合せを選択し、この選択された計量値と対応するネギを各計量ホッパから排出させて集合コンベア5上に落下させる。集合コンベア5は、この組合せに選択された合計重量が約100gのネギ4を図15(a)の矢印6の方向に搬送して取り出し位置7に送り込むことができる。作業者は、この取り出し位置7に送り出されたネギ4を束ねて包装機(図示せず)にかけることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図15に示す半自動式組合せ秤では、作業者は、ネギ4が排出されて空になった計量ホッパを探してその空の計量ホッパにネギを投入するのであるが、作業者は組合せに選択されて空になった計量ホッパを予測することができないので、この空になった計量ホッパを探すことが作業者にとって大きな負担となっており、計量速度の低下の原因の一つとなっている。また、例えば4台の計量ホッパ1−1〜1−4内のネギ4が組合せに選択されて集合コンベア5上に排出されると、これらの4束のネギ4は集合コンベア5の右端から左端までの略全域に亘って分散し、これら全てのネギ4が排出位置7に到達する時間はこの集合コンベア5の略全長の距離を移動する時間を要し、搬送能率が悪く、この事も計量速度の低下の原因の一つとなっている。更に、各計量ホッパから排出されて排出位置7に搬送されてくるネギ4を作業者が1つに束ねる必要があり、この束ねる時間によっても計量時間を実質的に長びかせている。このように、この半自動式組合せ秤により計量する方法でも、計量速度が比較的遅く、しかも多くの手間が掛かるという問題がある。
【0007】
本発明は、計量速度が比較的速く、作業者の労力を軽減できる定重量計量方法及び定重量計量装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る定重量計量方法は、所定の中心重量を基準にして重量の重い側と軽量側に夫々複数で同数の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量を基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち物品の重量の属する重量ランクを判定する段階と、夫々の物品を重量ランクごとに保持する段階と、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品を排出する段階と、を具備することを特徴とするものである。
【0010】
第2の発明に係る定重量計量方法は、所定の中心重量を含むように定めた中心重量ランク及びこの中心重量ランクを基準にしてそれよりも重量の重い側と軽量側に夫々複数で同一の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量を基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち物品の重量の属する重量ランクを判定する段階と、夫々の物品を重量ランクごとに保持する段階と、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように、上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品、又は上記中心重量ランクに属する物品を排出する段階と、を具備することを特徴とするものである。
【0011】
第1及び第2の発明に係る定重量計量方法によると、物品の重量の属する重量ランクを判定して各物品を各重量ランクごとに保持し、そして予め定めた組を構成する重量ランクの物品を1つの組として排出する。この排出した1つの組をなす物品の合計重量は、目標重量又はそれに近い重量である。
【0013】
第5の発明に係る定重量計量装置は、物品の重量を計量する計量手段と、所定の中心重量を基準にして重量の重い側と軽量側に夫々複数で同一の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量を基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判定手段と、重量ランクと対応して設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手段と、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品を1つの組として上記保持手段から排出する排出手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0014】
第6の発明に係る定重量計量装置は、物品の重量を計量する計量手段と、所定の中心重量を含むように定めた中心重量ランク及びその中心重量ランクを基準にしてそれよりも重量の重い側と軽量側に夫々複数で同数の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量を基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判定手段と、重量ランクと対応して設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手段と、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように、上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品、又は上記中心重量ランクに属する物品を1つの組として上記保持手段から排出する排出手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0015】
第5及び第6の発明に係る定重量計量装置は、計量手段により物品の重量を計量し、ランク判定手段がその物品の重量に基づいて物品の重量ランクを判定し、その判定した物品がその重量ランクと対応する保持手段に供給される。そして、予め定めた組を構成する重量ランクの物品を保持手段から排出する。この排出した1つの組をなす物品の合計重量は、目標重量又はそれに近い重量である。
【0016】
第3の発明に係る定重量計量装置は、物品の重量を計量する計量手段と、所定の中心重量を基準にして重量の重い側と軽量側に夫々複数で同数の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量を基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判定手段と、重量ランクと対応して設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手段と、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品を1つの組として上記保持手段から受け入れる受入手段と、を具備することを特徴とするものである。第4の発明に係る定重量計量装置は、物品の重量を計量する計量手段と、所定の中心重量を含むように定めた中心重量ランク及びその中心重量ランクを基準にしてそれよりも重量の重い側と軽量側に夫々複数で同数の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量を基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判定手段と、重量ランクと対応して設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手段と、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように、上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品、又は上記中心重量ランクに属する物品を1つの組として上記保持手段から受け入れる受入手段と、を具備するものである。
【0017】
第3及び第4の発明に係る定重量計量装置によると、受入手段は、予め定めた重量ランクの組合せを構成する物品を1つの組として対応する保持手段から受け入れることができる。
【0018】
第7の発明に係る定重量計量装置は、第3、第4、第5又は第6の発明の定重量計量装置において、上記計量手段による計量済み物品の平均計量値と上記中心重量との差が予め定めた重量差以上となったときに警報信号を出力する警報手段を設けたことを特徴とするものである。
【0019】
第7の発明に係る定重量計量装置によると、物品の平均計量値と予め設定されている所定の中心重量との差が予め定めた重量差以上となったときに警報信号を出力することができるので、両者の重量差を上記所定重量差未満に抑えることができる。つまり、物品の平均重量値と中心重量との重量差を小さい状態に維持できると、中心重量を基準にして重量の重い側に分布する計量値の個数と軽量側に分布する計量値の個数を略等しくすることができるので、重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する計量値の個数を互いに略等しくすることができる。その結果、合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる物品の組を排出できる確率を高めることができる。
【0020】
第8の発明に係る定重量計量装置は、第3、第4、第5、第6又は第7の発明の定重量計量装置において、上記計量手段による計量済み物品の計量値のばらつきの拡大又は縮小に応じて上記各重量ランクの夫々の重量範囲の幅を拡大又は縮小するランク幅変更手段を設けたことを特徴とするものである。
【0021】
第8の発明に係る定重量計量装置によると、物品の計量値のばらつきの拡大又は縮小に応じて各重量ランクの夫々の重量範囲の幅を拡大又は縮小することができる。つまり、計量値(物品の重量)のばらつきが拡大すると、予め定めた複数のいずれの重量ランクにも属しない過重量又は不足重量の物品が計量されることにより組合せの成立する割合が低下し、これによって計量能率が低下するので、これを避けるために各重量ランクの夫々の重量範囲の幅を拡大して計量値がいずれかの重量ランクに属すこととなるようにしている。これによって、合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる物品の組を排出できる確率の低下を防止することができる。そして、計量値のばらつきが縮小すると、例えば最大重量の属する最大重量ランクや最小重量の属する最小重量ランクに属する物品が計量されなくなることがあるので、これを避けるために各重量ランクの夫々の重量範囲の幅を縮小して各重量ランクに計量値が属すこととなるようにしている。そして、このように各重量ランクの重量範囲の幅を縮小することにより、1つに組合わされた物品の合計重量のばらつきがその縮小した分だけ小さくなり計量精度の向上を図ることができる。
【0022】
第9の発明に係る定重量計量装置は、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の発明の定重量計量装置において、上記保持手段から上記1つの組として排出されるべき物品の組合せが存在していないときに、組合せに不足する物品の属する上記重量ランクを示す信号を出力する出力手段を設けたことを特徴とするものである。
【0023】
第9の発明に係る定重量計量装置によると、出力手段は、保持手段から1つの組として排出されるべき物品の組合せが存在していないときに、組合せに不足する物品の属する重量ランクを示す信号を出力する。つまり、予め定めた重量ランクの組合せを構成する物品を1つの組として排出するが、この組を構成する物品のうち不足する物品があるために排出できない場合に、その不足する物品の属する重量ランクを示す信号を出力する。
【0024】
第10の発明に係る定重量計量装置は、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の発明の定重量計量装置において、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる組合せを構成する上記各重量ランクと対応する上記各保持手段を互いに接近して設けたことを特徴とするものである。
【0025】
第10の発明に係る定重量計量装置によると、1つの組として排出される各物品が収容されている保持手段を互いに接近して設けたことにより、保持手段内の物品を纏まった状態で一か所に排出することができる。
【0026】
第11の発明に係る定重量計量装置は、物品の重量を計量する計量手段と、所定の中心重量を基準にして重量の重い側と軽量側に夫々複数で同数の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量を基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判定手段と、重量ランクと対応して設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持部を有し、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品の組合せが予め定められており、これら重量ランクの組合せを構成する物品が上記保持部に供給された際に、それら保持部を先端側に搬送することによってその保持部に供給された物品を排出する排出コンベヤと、を具備することを特徴とするものである。第12の発明に係る定重量計量装置は、物品の重量を計量する計量手段と、所定の中心重量を含むように定めた中心重量ランク及びその中心重量ランクを基準にしてそれよりも重量の重い側と軽量側に夫々複数で同数の重量ランク数を予め定めると共に、上記重量の重い側と軽量側の上記各重量ランクの夫々の重量範囲が上記中心重量ランクを基準にして互いに略対称となるように予め定めてあり、これら複数の重量ランクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判定手段と、重量ランクと対応して設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持部を有し、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となるように上記重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する物品の組合せが予め定められており、これら重量ランクの組合せを構成する物品又は上記中心重量ランクに属する物品が上記保持部に供給された際に、それら保持部を先端側に搬送することによってその保持部に供給された物品を排出する排出コンベヤと、を具備することを特徴とするものである。
【0027】
第11及び第12の発明に係る定重量計量装置は、第5及び第6の発明に係る定重量計量装置の保持手段を保持部とし、排出手段を排出コンベアとしたものであり、第5及び第6の発明と同様に作用する。
【0028】
第13の発明に係る定重量計量装置は、第11又は第12の発明の定重量計量装置において、上記ランク判定手段により重量ランクの判定された物品を供給すべき上記排出コンベアに光を照射する発光手段を設けた構成としたことを特徴とするものである。
【0029】
第13の発明に係る定重量計量装置によると、ランク判定手段により重量ランクの判定された物品を供給すべき排出コンベアに光を照射することができる。つまり、作業者は、各排出コンベア全体を見ていると、計量済み物品を供給すべき排出コンベアに光が照射されるので、その光の照射に従って物品を排出コンベアに供給することができる。
【0030】
第14の発明に係る定重量計量装置は、第13の発明の定重量計量装置において、上記ランク判定手段により物品の重量ランクが判定された際に、上記発光手段から発せられる光の光軸が、予め定めた所定箇所を照射する方向から物品を供給すべき上記排出コンベアを照射する方向に移動する構成としたことを特徴とするものである。
【0031】
第14の発明に係る定重量計量装置によると、ランク判定手段により物品の重量ランクが判定された際に、発光手段から発せられる光の光軸が予め定めた所定箇所を照射する方向から物品を供給すべき排出コンベアを照射する方向に移動する。従って、作業者は、所定箇所を照射する光の移動する方向を目で追えば、物品を供給すべき排出コンベアを見つけることができ、その排出コンベアに物品を供給することができる。
【0032】
第15の発明に係る定重量計量装置は、第3、第4、第5又は第6の発明において、上記保持手段が、保持ホッパであることを特徴とするものである。
【0034】
第16の発明に係る定重量計量装置は、第15の発明の定重量計量装置において、物品の合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる重量ランクの組合せと対応する上記保持ホッパを互いに接近して設け、これら組をなす保持ホッパの下方にこれら保持ホッパから物品が供給される集合ホッパを設けたことを特徴とするものである。
【0035】
第16の発明に係る定重量計量装置によると、1つの組として排出される各物品が収容されている保持ホッパを互いに接近して設けてあり、この保持ホッパから排出された物品を集合ホッパに供給する。このように、1つの組を構成する物品を集合ホッパに一旦保持しているので、所望のタイミングでこの1つの組を構成する物品を纏まった状態でこの集合ホッパから一か所に排出することができる。
【0036】
第17の発明に係る定重量計量装置は、第16の発明の定重量計量装置において、上記集合ホッパから物品が供給される補助集合ホッパを上記集合ホッパの下方に設けたことを特徴とするものである。
【0037】
第17の発明に係る定重量計量装置によると、集合ホッパに収容されている物品を補助集合ホッパに受け入れて溜めておくことができる。
【0038】
第18の発明に係る定重量計量装置は、第15、第16、又は第17の発明の定重量計量装置において、上記いずれの重量ランクにも属していないランク外重量の計量済み物品が供給される排除ホッパを設けたことを特徴とするものである。
【0039】
第18の発明に係る定重量計量装置によると、いずれの重量ランクにも属していないランク外重量の物品を排除ホッパに供給することができる。このように、ランク外物品を排除ホッパに供給して溜めておくことができるので、計量ホッパ内に投入したランク外物品を取り出す必要がなく、順次物品を計量することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明に係る第1実施形態の定重量計量装置を説明する。この定重量計量装置は、本発明の定重量計量方法を使用している。まず、この実施形態に係る定重量計量装置により物品を定重量に計量する理論について説明する。
例えばネギを定重量の100g(合計目標重量TW)を計量する場合において、作業者が集積されたネギの中から目安でその半分の約50gを2回取り上げて合計重量が約100gとなるように計量する方法があるが、作業者が1回に取り上げたネギの計量値の分布は、図5に示すように正規分布曲線に近い曲線となる。この分布曲線の平均重量は、1回取り出し目標重量Cの50gに近い重量となる。これは、作業者には秤に表示される計量値を読み取って、できるだけ目標重量Cに近い重量のネギを取り上げようとする修正心が働くからである。
【0041】
ここで、この計量値のばらつきR(35〜65g)をn=6個の重量ランク(重量ランク1〜6)にランク分けする。重量ランク1〜6の夫々の重量範囲の幅(ランク幅e)を5gとする。この重量ランク1〜6において、中心重量Cを中心として重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランク、即ち、重量ランク1と6、重量ランク2と5、重量ランク3と4に属する物品の計量値の和の範囲は、
となる。
【0042】
即ち、いずれの重量ランクの組合せ(1)〜(3)においてもその計量値の和は、100±5gの範囲となる。一方、作業者が目標重量Cを50gとして勘でネギを2回取り上げたときの重量は、
Min35g+Min35g=Min 70g
Max65g+Max65g=Max130g
となり、計量値の和は、100±30gの範囲となり、上記取り出し方法は作業者の勘で取り出した場合のばらつきの約6倍(30/5=6)の精度となる。
【0043】
次に、上記の予め定めた重量ランク(1と6)、(2と5)、(3と4)の各組合せを構成する物品の合計重量のばらつきrを式で表すと、
r=2R/n ・・・・(1)
と表すことができる。ただし、Rは、作業者の勘によって1回に取り上げた物品の計量値のばらつきであり、図5の例では30gである。nは、重量ランクの数である。
(1)式より、ランク数nを多くすれば計量精度が向上するし、作業者が1回に取り上げる物品の重量のばらつきRが小さくなってきたときに各重量ランクの重量範囲の幅を狭めることによっても計量精度が向上することを意味する。
【0044】
また、上記例では、合計目標重量TW=100gに対して誤差が±5gとするアベレージシステムとして説明したが、計量値の下限を規制するいわゆるミニマムシステムとして管理する場合は、1回取り出しの目標重量CをTW/2(合計目標重量/2)よりプラス側にe/2だけずらせばよい。即ち、
1回取り出しの目標重量C=TW/2+e/2 ・・・・(2)
とすればよい。
【0045】
次に、上記計量理論を適用したこの実施形態に係る定重量計量装置を各図を参照して説明する。この実施形態の定重量計量装置は請求項12に係る発明と対応している。図1は平面図、図2は正面図、図3は側面図である。図に示す8は減算式ランク秤、9(9−1〜9−6)は排出コンベアである。
減算式ランク秤(以下、単に「ランク秤」という。)8は、被計量物であるネギ4を保持する計量容器10と、この計量容器10内のネギの重量を計量する計量部11と、ランク判定手段とを具備している。
計量容器10は、多量のネギが揃えて載置されている容器である。
計量部11は、1回取り出しの目標重量Cをねらって作業者が計量容器10内からネギ4を取り出したときにその取り出されたネギ4の重量Wを計量することができるものである。この計量部11は、図6に示すように、ロードセル12及びCPU(中央演算処理装置)13を備えており、ロードセル12の出力信号をA/D変換器14を介してCPU13に入力させ、このCPU13で演算処理して計量信号を生成する。
ランク判定手段は、その1回で取り出されたネギ4の重量(計量信号)が上述した重量ランク1〜6のうちいずれの重量ランクに属するかを判定してその判定結果を出力すると共に、いずれの重量ランクにも属していない場合はその旨を示す信号を出力するものである。なお、この重量ランクを判定するプログラムは、図6に示す記憶部15に記憶されており、この判定プログラムに基づいてCPU13が重量ランクの判定を行う。
【0046】
排出コンベア9は、図1に示すように、6台設けられており3台ずつ2列に並べてある。各排出コンベア9−1〜9−6には重量ランク1〜6の各ネギの束が夫々供給される。そして、排出コンベア(9−1と9−6)、(9−3と9−4)、(9−2と9−5)は互いに向かい合うように配置してある。そして、図1に示す6台の排出コンベアのうちの左端の2台の排出コンベア9−1と9−6に重量ランク1と6のネギ4の束が供給されると、この重量ランク1と6のネギ4の束が各排出コンベア9−1と9−6の先端部に送られて排出され、その下方に設けられている集合コンベア16上に落下して図1の右方向に搬送されて所定の排出位置に排出されるようになっている。同様に、図1に示す6台の排出コンベアのうちの中央又は右端の各2台の排出コンベア(9−3と9−4)又は(9−2と9−5)に重量ランク(3と4)又は(2と5)のネギ4の束が供給されると、この重量ランク(3と4)又は(2と5)のネギ4の束が各排出コンベアの先端部に送られて排出され、その下方に設けられている集合コンベア16上に落下して図1の右方向に搬送されて所定の排出位置に排出される。
【0047】
なお、重量ランク1〜6の各重量範囲は、図5に示すように、35〜40g、40〜45g、45〜50g、50〜55g、55〜60g、60〜65gである。ただし、各重量ランクの境界重量は、軽量側の重量ランクに含めている。
【0048】
各排出コンベア9−1〜9−6は、図3に示すように、モータが接続する駆動プーリ17と従動プーリ18にコンベアベルト19が掛けられており、このコンベアベルト19の搬送面には各プーリ17、18と平行する方向に沿って互いに所定の間隔を隔てて7枚のゴム製の仕切り板20が突設されている。このコンベアベルト19の搬送面と互いに隣合う2枚の仕切り板20、20がネギ4の束を保持する保持部21を形成している。この保持部21に対して、作業者がランク秤8から1回取り出しの目標重量Cをねらって取り出したネギ4の束を、その重量ランクと対応する排出コンベアの各保持部21に供給する。その際、作業者は、その各保持部21に供給したネギ4の束を仕切り板20に沿う方向に揃えるようにしている。各排出コンベア9−1〜9−6は、保持部21を1ピッチずつ先端部に向かう方向に駆動する。なお、各排出コンベアは、図3に示すように、先端部に向かって高さが低くなるように傾斜している。これによって、作業者が排出コンベアにネギ4の束を供給し易くしている。
【0049】
図3に示す22は光電式の検出器である。この検出器22は、6台の各排出コンベア9−1〜9−6の先端部の上方に設けられており、各排出コンベアの先端部に移動している保持部21内にネギ4の束が供給されていない場合に排出コンベアを駆動し、ネギ4の束を収容する保持部21が排出コンベアの先端部に移動してきた時にそのネギ4の束を検出して排出コンベアを停止させてネギ4の束を排出する為の待機状態を維持することができる。そして、互いに向かい合う1組の排出コンベア(9−1と9−6)、排出コンベア(9−3と9−4)又は排出コンベア(9−2と9−5)の両方の先端部にネギ4の束を収容する保持部21が移動してきた時に、その2台の排出コンベアを駆動して両方の保持部21に収容されているネギ4の2つの束を集合コンベア16上に排出させるように作動する。ただし、ネギ4の束を集合コンベア16上に排出するタイミングは、前回排出したネギ4の束と今回排出するネギ4の束が混在しないように、又は後段の包装機(図示せず)のタイミングと合うように所定の時間間隔がおかれている。
【0050】
図2及び図3に示す23−1〜23−6(23−1、23−3は図には現れていない。)は照明器具である。この照明器具23−1〜23−6は、作業者がランク秤8から取り出したネギ4の束をどの排出コンベア9−1〜9−6上に供給すべきかを示す為のものである。つまり、各照明器具23−1〜23−6は、6台の各排出コンベア9−1〜9−6の夫々の上方に設けられており、ランク判定手段による判定結果に基づいてその判定された重量ランクのネギ4の束が供給されるべき排出コンベアの上方に設けられている照明器具が点灯し、その照明器具の光がその下方の排出コンベアの上面を照射することができる。図1に示す排出コンベア9−4上に円で描かれている部分は、その排出コンベア9−4の上方に設けられている照明器具23−4が照射している状態を示している。従って、排出コンベア9−4が照明器具23−4によって照射されているときは、その取り出したネギ4の束が重量ランク4に属しているので、作業者は、そのネギ4の束をその光が照射されている排出コンベア9−4上に供給すればよい。
【0051】
なお、ランク秤8から取り出したネギ4の束をどの排出コンベア上に供給すべきかを示すものとして、照明器具23−1〜23−6以外にも表示部24、及びスピーカ25も設けられている。表示部24は、ランク秤8から取り出されたネギ4の束の重量と対応する重量ランクを表示することができるし、スピーカ25は重量ランクを音声によって作業者に知らせることができる。作業者は、これら照明器具23−1〜23−6、表示部24、及びスピーカ25のうち所望の1又は2以上の器具を自由に選択して使用することができる。
【0052】
図6は、この定重量計量装置の電気回路を示すブロック図である。同図に示す26は入力部である。この入力部26を操作して重量ランクのランク数n、各重量ランクの重量範囲等を入力することができる。27はコンベア制御部、28はコンベア駆動回路であり、これらは排出コンベア9−1〜9−6を駆動させるためのものである。
【0053】
次に、上記構成の定重量計量装置の動作を説明する。ここで、1パックに包装するネギ4の合計目標重量WTを100gとし、ランク秤8からの1回取り出しの目標重量Cを50gとする。まず、作業者がランク秤8に載置されている多量のネギから1回取り出しの目標重量C=50gをねらってネギ4の束を取り出す。すると、ランク判定手段がその取り出されたネギ4の束の重量の属する重量ランク(例えば重量ランク4)を判定し、この判定結果に基づいてその重量ランク4と対応する照明器具(例えば照明器具23−4)が点灯してその照明器具23の下方に配置されている排出コンベア(例えば排出コンベア9−4)に光を照射する。作業者は、この光が照射されている排出コンベア9上の空の保持部21のうち先端部に近い保持部から順にそのネギ4の束を供給する。これで待機状態となる。ただし、ネギ4の束を供給した保持部21よりも先端部に近い側に空の保持部21があると、その排出コンベア9が駆動してそのネギ4の束が供給された保持部21を排出コンベアの先端部に向かって移動させ、検出器22がそのネギ4の束を検出した時に停止する。これで待機状態となる。また、ネギ4の束の供給された保持部21を先端部側に搬送する為の排出コンベア9の起動は、例えば作業者がスイッチ(図示せず)をその都度操作してもよいし、ランク秤8の計量が終了した時から所定時間経過時に自動的に所定時間だけ駆動させるようにしてもよい。以降、同様にして、作業者がランク秤8に載置されているネギ4から1回取り出しの目標重量C=50gをねらってネギを取り出し、照明器具23が光を照射している排出コンベア9上の空の保持部21のうち先端部に近い保持部21から順にその取り出したネギ4の束を供給することを続ける。
【0054】
そして、図1に示すように、互いに向かい合う排出コンベア(9−1と9−6)、排出コンベア(9−3と9−4)又は排出コンベア(9−2と9−5)の両方の先端部の保持部21にネギ4の束が供給されている状態となった時は、その両方の排出コンベアが駆動して各先端部から合計2束のネギ4を集合コンベア16上に排出する。集合コンベア16上に排出された2束のネギ4はこの集合コンベア16によって搬送されて後段の包装機(図示せず)に供給される。このようにして集合コンベア16に纏めて排出されて包装機に供給される各ネギの束の重量は、予め定めた組をなす重量ランク(1と6)、重量ランク(3と4)又は重量ランク(2と5)の夫々の合計重量であり、これら各合計重量は、図5を参照して説明したように、100±5gとなる。
【0055】
このように、上記定重量計量装置によると、作業者によってランク秤8から取り出されたネギ4の束を供給すべき排出コンベア9が照明器具23によって光が照射されるので、作業者は、ネギ4の束を供給すべき排出コンベア9を探す必要がなく、その光を目当てにして簡単に素早くネギ4の束を対応する排出コンベア9に供給することができる。また、この照明器具23によらなくても、表示部24に表示されている重量ランクを見たり、スピーカ25の音声を聞くことによって対応する排出コンベア9にそのネギ4の束を簡単に素早く供給することもできる。つまり、各排出コンベア9−1〜9−6に対して各重量ランク1〜6が予め定められているので、ネギ4の束の重量ランクを表示部24等によって認識することができれば対応する重量ランクの排出コンベア9を特定できるから、そのネギ4の束を速やかに対応する排出コンベア9に供給することができる。
【0056】
そして、排出コンベア(9−1と9−6)、排出コンベア(9−3と9−4)、排出コンベア(9−2と9−5)のように、組み合わせられる重量ランクのネギ4の束を保持する対の排出コンベアの先端部を互いに接近して設けてあるので、これら組み合わせられる2束のネギ4を纏まった状態で集合コンベア16上の一か所に排出することができ、これによって、1つの組をなす2束のネギ4を一か所に纏めるための搬送時間を省略することができる。即ち、図15に示す従来の半自動式組合せばかりでは、各計量ホッパ1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7からネギ4の束を集合コンベア5上にばらばらに排出された場合は、これらの7束のネギ4を集合コンベア5から排出するためにはこの集合コンベア5の全長の距離を移動させる時間を必要とするが、この搬送時間を省略することができる。そして、2束のネギ4を纏まった状態で集合コンベア16上の一か所に排出しているので、この集合コンベア16の出口に排出された際に改めて束ねる必要もなく、従って、計量速度の向上と作業の簡単化を図ることができる。
【0057】
ただし、各排出コンベア9−1〜9−6に対して夫々照明器具23−1〜23−6を設けたが、これら照明器具の代わりに1台の照明装置29を設けた構成とすることができる。この照明装置29は、図3、図4に示すように、1台の照明器具30を内枠31に設けてあり、この内枠31が互いに平行する2辺の各外面に突設されている軸32、32を中心にして回動自在に外枠33に支持されている。この外枠33は、互いに平行する2辺の各外面に突設されている軸34、34を中心にして回動自在に支持板35、35に支持されている。この支持板35は例えば天井36に固定して設けられている。そして、外枠33に設けた各軸34は、天井面に対して平行すると共に、集合コンベア16の搬送方向37とも平行する方向に配置されており、内枠31に設けた各軸32は、天井面に対して平行すると共に、集合コンベア16の搬送方向37に対して直角をなす方向に配置されている。また、外枠33に設けられている一方の軸34にはモータ38の回転軸39が連結しており、このモータ38の駆動によって外枠33が軸34を中心にして所望の角度を揺動する。そして、内枠31に設けられている一方の軸32にはモータ40の回転軸41が連結しており、このモータ40の駆動によって内枠31が軸32を中心にして所望の角度を揺動する。
【0058】
次に、この照明装置29の作用を説明する。この照明装置29の照明器具30は常時点灯しており、ランク秤8の計量容器10を照射する方向をホームポジションとしている。まず、作業者がランク秤8から1回取り出しの目標重量C=50gをねらってネギ4の束を取り出すと、ランク判定手段がその重量ランクを判定し、この判定信号に基づいて照明装置29の2台のモータ38、40が駆動する。このモータ38の駆動によって照明器具30の照射方向が変更してその照射光が目標とする重量ランクと対応する排出コンベア9に向かって移動する。そして、その目標とする排出コンベア9の上面を所定時間だけ照射した後に元のホームポジションを照射する方向に戻る。このように、この照明装置29によると、ホームポジションを照射する照射光が目標とする排出コンベア9に向かって移動するので、作業者は、その照射光の移動を目で追いかけるだけでその取り出したネギ4の束を供給すべき排出コンベア9を見つけることができ、従って、排出コンベア9へのネギ4の束の供給を容易に素早く行うことができる。
【0059】
なお、この定重量計量装置は、作業者がランク秤8から取り出したネギ4の束を対応する排出コンベア9に供給する速度によって計量速度が決まるので、計量速度を上げようとする場合は、図1に示す排出コンベア9−1の側方に上記と同等の別個のランク秤8をもう1台配置して、別の作業者にこのランク秤8を使用させて上記と同様にしてネギ4の束を各排出コンベア9−1〜9−6に供給させるとよい。
【0060】
次に、上記計量理論を適用した第2実施形態に係る定重量計量装置を各図を参照して説明する。この実施形態の定重量計量装置は請求項15に係る発明と対応している。図7はこの定重量計量装置の構造を示す概略縦断面図である。図に示す42はランク秤、43−2、43−3、43−4、43−6は保持ホッパ、44−1〜44−3は集合ホッパ、45−1〜45−3は補助集合ホッパである。
ランク秤42は、被計量物であるネギ4を保持する計量ホッパ46と、この計量ホッパ46内のネギの重量を計量する計量部と、ランク判定手段と、を具備している。
計量ホッパ46は、作業者が多量のネギ4が揃えて載置されている溜容器47から1回取り出しの目標重量C=50gをねらって取り出したネギ4の束がその作業者によって投入されるホッパである。
【0061】
計量部は、計量ホッパ46に投入されたネギ4の束の重量Wを計量することができるものである。この計量部11は、図8に示すように、ロードセル48及びCPU(中央演算処理装置)49を備えており、ロードセル48の出力信号をA/D変換器14を介してCPU49に入力させ、このCPU49で演算処理して計量信号を生成する。
ランク判定手段は、計量ホッパ46に1回で投入されたネギ4の束の重量(計量信号)が上述した重量ランク1〜6のうちいずれの重量ランクに属するかを判定してその判定結果を出力すると共に、いずれの重量ランクにも属していない場合はその旨を示す信号を出力するものである。なお、この重量ランクを判定するプログラムは、図8に示す記憶部50に記憶されており、この判定プログラムに基づいてCPU49が重量ランクの判定を行う。
【0062】
保持ホッパ43−2、43−3、43−4、43−6、集合ホッパ44−1〜44−3、及び補助集合ホッパ45−1〜45−3は、図7に示すように、互いに組み合わされて全体の輪郭形状が菱形に形成されている。そして、この菱形は、合計9つの小さい菱形に区画されており、この9つの小さい菱形は、外側の輪郭を形成する大きい菱形の互いに対向する各辺を3等分する各点のうち互いに向かい合う点どうしを結ぶ合計4本の直線とその大きい菱形の4つの辺によって区画されている。そして、上部にある1つの小さい菱形及びこの菱形の下部と隣接する2つの小さい菱形の3つの各区画は、夫々が中央の仕切り板51によって左右に仕切られて小三角形に区画されている。このようにして、この大きな菱形は、6つの小三角形と6つの小菱形に区画されている。そして、上部の1段目の2つの小三角形の各区画は、左から重量ランク3、4に属するネギ4の束を保持する為の保持ホッパ43−3、43−4が形成されており、その下側の2段目の4つの小三角形の各区画は、左から重量ランク6、3、4、2に属するネギ4の束を保持する為の保持ホッパ43−6、43−3、43−4、43−2が形成されており、その下側の3段目の3つの小菱形の各区画は、左から重量ランク1と6、3と4、2と5に属する両方の重量ランクのネギ4の束を集合させて保持する為の集合ホッパ44−1、44−2、44−3が形成されている。そして、その下側の4段目の2つの小菱形の各区画は、左から重量ランク(1と6又は3と4)、又は(3と4又は2と5)に属する両方の重量ランクのネギ4の束を集合させて保持する為の補助集合ホッパ45−1、45−2が形成されており、最下部の5段目の1つの小菱形の区画は、重量ランク(1と6)、(3と4)、又は(2と5)に属する両方の重量ランクのネギ4の束を集合させて保持する為の補助集合ホッパ45−3が形成されている。この補助集合ホッパ45−3から排出されたネギ4の束は、包装機(図示せず)の受入れ部に直接投入される。
【0063】
また、図7に示すように、計量ホッパ46により重量が計量されて重量ランクが判定されたネギ4の束を、その重量ランクと対応する各保持ホッパ43、集合ホッパ44、補助集合ホッパ45を通して最終的に最下部の補助集合ホッパ45−3から排出することができるように、計量ホッパ46の左側と右側の各下方位置、及び各ホッパにゲート52−1〜52−28を設けてある。そして、同図に示す53−1、53−2は排除ホッパである。この排除ホッパ53−1、53−2は、いずれの重量ランクにも属していないランク外重量の計量済みのネギ4、及び今回計量したネギ4の束が投入されるべき重量ランクの保持ホッパに既に前回計量済みのネギ4の束が投入されている場合(満杯である場合)にその今回計量されたネギ4の束が供給される。この排除ホッパ53−1、53−2は、いずれか一方を省略してもよい。
【0064】
なお、重量ランク1〜6の各重量範囲は、第1実施形態と同様に、図5に示すように、35〜40g、40〜45g、45〜50g、50〜55g、55〜60g、60〜65gである。ただし、各重量ランクの境界重量は、軽量側の重量ランクに含めている。従って、集合ホッパ及び補助集合ホッパに夫々保持されているネギの重量は、第1実施形態と同様に100±5gとなり、この重量精度で計量されたネギ4の束を包装機に供給することができる。
【0065】
また、計量ホッパ46から排出されたネギ4の束がそのネギ4の束の重量ランク、例えば3又は4と対応する保持ホッパ43−3又は43−4に投入されると、その保持ホッパの下方に設けられている同重量ランクの保持ホッパ43−3又は43−4を通過させてその下方の集合ホッパ44−2に投入されるようになっている。そして、集合ホッパ44−2に組を構成する2種類の重量ランク3と4のネギ4の束が投入されると、その下方に設けられている補助集合ホッパ45−1又は45−2を通過させて最下部の補助集合ホッパ45−3に投入されるようになっている。
【0066】
そして、計量ホッパ46から排出されたネギ4の束がそのネギ4の束の重量ランク6と対応する保持ホッパ43−6に投入されると、その保持ホッパの下方に設けられている集合ホッパ44−1に投入されるようになっている。そして、この集合ホッパ44−1には重量ランク1と対応する重量のネギ4の束も投入されるようになっている。そして、集合ホッパ44−1に組を構成する2種類の重量ランク1と6のネギ4の束が投入されると、上記と同様にしてその下方に設けられている補助集合ホッパ45−1を通過させて最下部の補助集合ホッパ45−3に投入されるようになっている。
【0067】
更に、計量ホッパ46から排出されたネギ4の束の重量ランク2又は5とすると、そのネギ4の束は、対応する集合ホッパ44−3に投入されるようになっている。そして、集合ホッパ44−3に組を構成する2種類の重量ランク2と5のネギ4の束が投入されると、上記と同様にしてその下方に設けられている補助集合ホッパ45−2を通過させて最下部の補助集合ホッパ45−3に投入されるようになっている。
【0068】
上記のようにして、最下部の補助集合ホッパ45−3に組を構成する2種類の重量ランクのネギ4の束が投入されると、所定のタイミングで包装機にそのネギ4の束を投入するようになっている。ただし、各保持ホッパは、計量ホッパ46から1回計量分のネギ4の束が投入されている場合にはその後の計量分のネギ4の束が投入されないようになっており、同様に、集合ホッパ44及び補助集合ホッパ45も、1組の予め定められている2種類の重量ランクのネギ4の束が投入されている場合にはその後の計量分のネギ4の束が投入されないようになっている。つまり、作業者が、1回取り出しの目標重量C=50gをねらって取り出したネギ4の束を計量ホッパ46に投入すると、自動的に対応する2種類の重量ランクのネギ4の束が組み合わされて包装機に投入される。
【0069】
図8は、この定重量計量装置の電気回路を示すブロック図である。同図に示す26は入力部である。この入力部26を操作して第1実施形態と同様に重量ランクのランク数n、各重量ランクの重量範囲等を入力することができる。そして、同図に示すように、CPU49には、ゲート制御部54を介してゲート駆動回路55が接続しており、このゲート駆動回路55には各ゲート52−1〜52−28を開閉させるエアーシリンダ等の駆動部(図示せず)が接続している。CPU49は、記憶部50に記憶されている所定のプログラムに従って各ゲート52−1〜52−28を所定のタイミングで開閉するように駆動部を駆動させることができる。
【0070】
次に、上記構成の定重量計量装置の動作を説明する。ここで、1パックに包装するネギ4の合計目標重量WTを100gとし、1回取り出しの目標重量Cを50gとする。まず、作業者が溜容器47に載置されている多量のネギ4から1回取り出しの目標重量C=50gをねらって1束のネギ4を取り出してその取り出したネギ4の束を計量ホッパ46に投入する。すると、ランク判定手段がその取り出されたネギ4の束の重量に基づいてその重量の属する重量ランク、例えば重量ランク1を判定すると、ゲート52−1、52−3、52−7、52−14を順に開閉してそのネギ4の束を集合ホッパ44−1に投入する。次に、計量ホッパ46に投入されたネギの重量ランクを6と判定すると、ゲート52−1、52−3、52−8、52−15を順に開閉してそのネギ4の束を集合ホッパ44−1に投入する。これでこの集合ホッパ44−1に予め定めた重量ランク1と6に属する各ネギ4の束が投入されたので、ゲート52−21、52−25を順に開閉してその2束からなる1組のネギ4を最下部の補助集合ホッパ45−3に投入し、所定のタイミングで排出ゲート52−27、52−28を開閉してネギ4を包装機に投入することができる。
【0071】
同様にして、計量ホッパ46に投入されたネギ4の束の重量ランクを3と判定すると、ゲート52−1、52−4、52−9、52−16を順に開閉してそのネギを集合ホッパ44−2に投入し、次に計量ホッパ46に投入されたネギの重量ランクを4と判定すると、ゲート52−2、52−5、52−10、52−17を順に開閉してそのネギ4の束を集合ホッパ44−2に投入する。重量ランクを2、5と判定した場合も、同様にして集合ホッパ44−3に投入することができる。このようにして各集合ホッパ44−1〜44−3に投入されたネギ4の束は、上記と同様にして所定のタイミングで排出ゲート52−27、52−28を開閉してネギ4の束を包装機に投入することができる。このようにして包装機に投入された各ネギ4の重量は、予め定めた組をなす重量ランク(1と6)、(3と4)、(2と5)の夫々の合計重量であり、図5を参照して説明したように、100±5gとなる。
【0072】
このように、上記定重量計量装置によると、作業者が1台の計量ホッパ46にネギ4の束を順次供給するだけで、計量ホッパ46に供給されたネギ4の束が自動的に予め定められた重量ランクどうしが組み合わされて最下部の保持集合ホッパ45−3から所定のタイミングで包装機に投入される。これによって、図15に示す従来の半自動式組合せ秤のように作業者がネギ4の束を投入する計量ホッパ46を探す作業が不要であるし、広い範囲に亘って配置された14台の各計量ホッパ1−1〜1−14にネギ4の束を投入する作業も不要であるので、作業が簡単で容易に行うことができる。つまり、計量速度の向上を図ることができる。
【0073】
そして、図7に示すように、計量ホッパ46、保持ホッパ、集合ホッパ、及び補助集合ホッパは、夫々の底に設けられているゲート52−1〜52−28の先端部でネギ4の束を保持するが、これらゲートの先端部は略真っ直ぐに形成され、その長さがネギ4の長さよりも少し長い目に形成されている。従って、計量ホッパ46に投入されたネギ4の束は、ゲートの先端部に沿う纏まった状態で保持ホッパ、集合ホッパ、及び補助集合ホッパに順次投入されてその纏まった状態で包装機に投入することができる。
【0074】
また、組合せを構成する重量ランク(1と6)、(3と4)、(2と5)のネギ4の束を最下部の1台の補助集合ホッパ45−3に投入し、この1台の補助集合ホッパから1組の重量が約100gのネギ4の束を包装機に投入することができる。従って、図15に示す従来の半自動式組合せ秤では必要とする1つの組を構成する複数の束のネギ4を取り出し位置7の一か所に纏めるための搬送時間を省略することができるし、集合コンベア5の取り出し位置7に排出されたネギ4を纏める作業も不要とすることができ、これによっても計量速度の向上と作業の簡単化を図ることができる。
【0075】
更に、図7に示すように、2台の補助集合ホッパ45−1、45−2は、3台の各集合ホッパ44−1〜44−3から排出されたネギ4の束を傷付けずに、絡み合わないようにして最下部の補助集合ホッパ45−3に供給する役目を果たすと共に、略合計目標重量TWに組み合わされたネギ4を溜めておき、途切れないように順次これらのネギ4を最下部の補助集合ホッパ45−3から包装機に投入することができるようにしてこの定重量計量装置の計量速度の向上を図る役目を果たしている。ただし、構造を簡単にする為に、この2台の補助集合ホッパ45−1、45−2を省略し、3台の各集合ホッパ44−1〜44−3から排出されるネギ4の束を最下部の補助集合ホッパ45−3で受け入れることができるようにこの最下部の補助集合ホッパの上方にシュートを設けた構成とすることができる。
【0076】
勿論、図7に示すように、組み合わせられる重量ランクのネギ4の束を保持する保持ホッパ43−3と43−4を互いに隣接させて設けたが、互いに離れた位置に設けてもよい。要は、組み合わせられる重量ランクのネギ4の束を集合ホッパ44−1〜44−3に投入することができるように、保持ホッパと集合ホッパとを接続した構成とすればよい。
【0077】
そして、第2実施形態において、3台の補助集合ホッパ45−1〜45−3を設けたが、この3台の補助集合ホッパを省略して、図9(a)に示すように、3台の集合ホッパ44−1〜44−3の下方に集合コンベア16を設けた構成としてもよいし、図9(b)に示すように、これら3台の集合ホッパ44−1〜44−3の下方にバケットコンベア56を設けた構成としてもよい。各バケット57には、略合計目標重量TWに組み合わされたネギ4が投入される。
【0078】
第3実施形態を図10を参照して説明する。第3実施形態の定重量計量装置は、図7に示す第2実施形態の定重量計量装置の保持ホッパ43−6、43−3、43−4、43−2と集合ホッパ44−1〜44−3との間に各重量ランク1、6、3、4、2、5に属する重量のネギ4の束を保持する為の上記と同等の保持ホッパ43−1、43−6、43−3、43−4、43−2、43−5を各重量ランクごとに2台ずつ設けた構成としたものであり、これ以外は第2実施形態と同等であり、同様に動作する。このように、保持ホッパ43を増加させた目的は、予め定めた重量ランクのネギ4の束の組合せのできる確率が小さくなった状況においては組合せの成立しないネギ4の束を対応する各保持ホッパで溜めておき、組合せのできる確率が高くなった状況においてこれら保持ホッパに溜めてあるネギ4の束を排出できるようにする為である。これによって、この定重量計量装置の稼働率を高めることができる。なお、この増設した保持ホッパ43に設けられているゲートは第2実施形態の保持ホッパに設けられているゲートと同様に適切なタイミングで開閉する。
【0079】
第4実施形態を図11を参照して説明する。第4実施形態の定重量計量装置と図7に示す第2実施形態の定重量計量装置と相違するところは、第2実施形態では、1台のランク秤42を設けた構成としたのに対して、第4実施形態では、2台のランク秤42を設け、この2台の各ランク秤42を構成する各計量ホッパ46と46により計量されて重量ランクの判定されたネギ4の束を第2実施形態と同等の各保持ホッパ、集合ホッパ、補助集合ホッパを介して包装機に投入する構成としたところである。これ以外は第2実施形態と同等であるので詳細な説明を省略する。
【0080】
第4実施形態の定重量計量装置によると、計量ホッパ46(ランク秤42)を2台設けてあるのでネギ4の束の計量能力を第2実施形態の定重量計量装置の約2倍に上げることができる。
【0081】
第5実施形態を図12を参照して説明する。第5実施形態の定重量計量装置と図7に示す第2実施形態の定重量計量装置と相違するところは、計量ホッパ46及び保持ホッパの配置を変更したところである。これ以外は第2実施形態と同等であるので詳細な説明を省略する。
即ち、第5実施形態の定重量計量装置は、図12に示すように、計量ホッパ46を重量ランク3と4のネギ4の束を保持する為の集合ホッパ44−3の上方に設け、この集合ホッパ44−3と計量ホッパ46の間であって右側に重量ランク4に属する重量のネギ4の束を保持するための保持ホッパ43−4が縦に7台設けられている。この7台の保持ホッパの左側に重量ランク3、5、2、6、1に属する重量のネギ4の束を夫々保持するための保持ホッパ43−3、43−5、43−2、43−6、43−1が縦に6台、5台、4台、3台、2台ずつ順に設けられている。なお、重量ランク3、5、2、6、1と対応する各保持ホッパの各列の上端部には5枚の振分けゲート58を設けてあり、この振分けゲート58は、計量ホッパ46から排出されたネギ4の束を対応する重量ランク3、5、2、6、1の保持ホッパに振り分けることができる。
【0082】
このように構成された定重量計量装置によると、図12に示すように、作業者と計量ホッパ46との間には保持ホッパ43、集合ホッパ44、補助集合ホッパ45が設けられていないので、作業者がネギ4の束を計量ホッパ46に投入し易く、これによって時間当たりにネギ4の束を計量ホッパ46に投入する回数の増加を図ることができ、その結果、計量速度の向上を図ることができる。
【0083】
そして、この定重量計量装置は、第2実施形態と同様に、作業者が1回取り出しの目標重量C(=50g)を狙って取り出したネギ4の束を計量ホッパ46に投入すると、そのネギ4の束の重量ランクを判定してその重量ランクと対応する最上端の保持ホッパにそのネギ4の束を投入する。最上端の保持ホッパに投入されたネギの束は、各ゲートの開閉によりその下方に設けられている集合ホッパに投入され、集合ホッパに予め定めた2種類の重量ランクのネギ4の束が投入されると、その集合ホッパのゲートが開閉して最下部の補助集合ホッパ45−3を介して所定のタイミングで包装機に投入される。なお、保持ホッパ、集合ホッパからネギが排出されない状態でその保持ホッパ、集合ホッパに投入すべき重量ランクのネギ4の束が計量ホッパ46から排出されると、そのネギ4の束を順次排除ホッパ53−1に溜めておくことができる。
【0084】
第6実施形態を図13を参照して説明する。第6実施形態の定重量計量装置は、減算式ランク秤8と、載置台59と、集合コンベア60と、からなっている。
減算式ランク秤8は、第1実施形態のものと同等であり、多量のネギ4が揃えて載置されている計量容器10と、1回取り出しの目標重量C=50gをねらって作業者がこの計量容器10内からネギ4の束を取り出したときにその取り出されたネギ4の束の重量Wを計量する計量部11(図には現れていない。)と、その1回で取り出されたネギ4の束の重量が重量ランク1〜6のうちいずれの重量ランクに属するかを判定してその判定結果を出力すると共に、いずれの重量ランクにも属していない場合はその旨を示す信号を出力するランク判定手段と、を具備している。
なお、この減算式ランク秤8には、第1実施形態と同等の表示部24とスピーカ25が設けられている。表示部24は、ランク秤8から取り出されたネギ4の束の重量と対応する重量ランクを表示することができるし、スピーカ25は重量ランクを音声によって作業者に知らせることができる。
【0085】
載置台59は、重量ランクの判定されたネギ4の束を載せておくための台であり、この載置台59の上面は、図13に示すように左から重量ランク1、6、3、4、2、5に属するネギ4の束を1束ずつ載置できるように仕切り棒61、・・・・で6つの区画62−1〜62−6に区画されている。この6つの区画は、互いに組み合わせられる重量ランク(1と6)、(3と4)、(2と5)の区画が隣合わせに配置されている。載置台59のこれら区画62−1〜62−6した部分が保持手段である。
【0086】
集合コンベア60は、ベルトコンベアであり、図13に示すようにコンベアベルトの搬送面に各プーリと平行する方向に沿って互いに所定の間隔を隔てて多数のゴム製の仕切り板63、・・・・が突設されている。このコンベアベルトの搬送面と互いに隣合う2枚の仕切り板63、63により形成された受入部に予め定めた組を構成する重量ランクのネギ4の束が供給される。この集合コンベア60が、請求項5に記載の受入れ手段である。
【0087】
次に、上記定重量計量装置を使用して合計目標重量TW(=100g)のネギを計量する手順を説明する。この際、作業者を、図13に示すようにランク秤8の横側に1人と、載置台59と集合コンベア60の間に1人を配置する。まず、作業者64がランク秤8に集積されたネギ4の中から1回取り出し目標重量Cの50gに近い重量のネギ4の束を取り上げる。すると、その取り上げたネギ4の束の重量ランク、例えば重量ランク3が表示部24に表示されるので、その表示を見て載置台59の上面に予め定められている6つの重量ランクの区画62−1〜62−6うちからそのネギ4の束の重量ランク3と対応する区画62−3内に載せる。このようにして重量ランクが判定されたネギ4の束が載置台59上に順次載置されると、別の作業者65がその載置台59上に載置されたネギ4の束を、予め定めた重量ランク(1と6)、(3と4)又は(2と5)のものどうしを手で纏めて持ち上げて後方の集合コンベア60に形成されている空の受入部に順次供給する。これを順次行うことにより、合計重量が100±5gのネギ4を計量して集合コンベア60で送り出すことができる。
【0088】
この定重量計量装置は、第1実施形態のものと比較して6台の排出コンベアを省略することができ、これによって装置の構造が簡単となり、装置のコストを下げることができる。
【0089】
ただし、第1乃至第6の実施形態において、図5に示す重量ランクの判定された各ネギ4の束の平均重量が、重量ランク1〜6に対して予め定めた重量範囲(35〜65g)の中心重量C(=50g)から重い側又は軽い側にずれると、予め定めた重量ランクの組合せの(1と6)、(3と4)及び(2と5)に属するネギの夫々の束数に違いが生じ、組み合わせられずに排出コンベア9又は保持ホッパ43に残留するものが増加し、最終的にはこの定重量計量装置を停止させることがある。そこで、このような不都合を回避するために、重量ランクが判定された各ネギ4の束の平均重量が、中心重量C(=50g)の重い側に予め定めた上限重量以上となった場合、又は軽い側に予め定めた下限重量以下となった場合に、その旨を表示部24に表示させると共に、スピーカ25により警報させて作業者に知らせる構成とするとよい。この表示部24やスピーカ25が請求項8に記載の警報手段である。このように構成すると、作業者がこの表示を見て又は警報を聞くことによりランク秤8から取り上げるネギ4の束の重量、又は計量ホッパ46に投入するネギ4の束の重量を中心重量C(=50g)に近づけることによりこの定重量計量装置が停止することを回避させることができ、ひいては計量速度の低下を防止することができる。なお、ネギ4の束の重量を中心重量C(=50g)に近づけることができるように、作業者がランク秤8から取り上げたネギ4の束の重量、又は計量ホッパ46に投入したネギ4の束の重量を表示部24に表示されるようにしてあり、作業者はこの表示を見てネギ4の束の重量を調整することができる。
【0090】
そして、第1乃至第6の実施形態において、ランク秤8により重量ランクの判定されたネギ4の束を、作業者がそのネギ4の束の重量ランクと対応する排出コンベア9に供給する際に、その排出コンベア9の全ての保持部21にネギ4の束が供給されている状態であり、そのネギ4の束をその排出コンベア9に供給することができない事態が生じることがある。また、計量ホッパ46に投入されたネギ4の束の重量ランクが判定され、そのネギ4の束を対応する保持ホッパ43に投入する際に、その保持ホッパ43の全てにネギ4の束が供給されている状態であり、そのネギ4の束をその保持ホッパ43に投入することができない事態が生じることがある。このような事態が生じるとこの定重量計量装置を停止させることがある。そこで、このような事態を回避する為に、予め定めた重量ランクの組を構成する一方の重量ランクのネギ4の束が計量されている場合に、この組を構成する他方の重量ランク(不足する重量ランク)を表示部24に表示させたり、スピーカ25により音声で作業者に知らせる構成とすると良い。この表示部24やスピーカ25が請求項10に記載の出力手段である。このように構成すると、作業者がこの表示を見て又は音声を聞いてランク秤8から取り上げるネギ4の束の重量、又は計量ホッパ46に投入するネギ4の束の重量を調整することができ、表示部24に表示されている重量ランクのネギ4の束を排出コンベア9又は計量ホッパ46から保持ホッパ43に投入させることができる。その結果、予め定めた2種類の重量ランクのネギ4の束が揃うのでそれを排出させることができる。これによって、定重量計量装置の停止を回避することができ、計量速度の向上を図ることができる。
【0091】
また、第1乃至第6の実施形態において、重量ランクの判定された各束のネギ4の重量ばらつきの拡大又は縮小に応じて各重量ランクの夫々の重量範囲の幅を拡大又は縮小するランク幅変更手段を設けた構成とすることができる。このランク幅変更手段が請求項9に記載のランク幅変更手段である。即ち、ランク幅変更手段は、ランク秤8から取り上げられた1束のネギ4の計量値、又は計量ホッパ46に投入された1束のネギ4の計量値を予め設定された計量回数分だけ自動的に記憶部に記憶し、そしてこの記憶した計量値の標準偏差σを演算して例えば3σ(2σ〜3σの範囲内で設定されている。)を全体のばらつきRとみなし、次に、このRを予め設定されている例えば重量ランク数6(=n)で除算して各重量ランク1〜6の重量範囲の幅として設定を自動的に変更するようにしたものである。これを式で表すと、
重量範囲の幅e=R/n=3σ/n
となる。ただし、アベレージシステムの場合は、合計目標重量TW=中心重量Cであるので中心重量Cを変更する必要はないが、ミニマムシステムの場合は、
中心重量C=TW+e/2
としているので、上式を代入すると、
中心重量C=TW+(3σ)/(2n)
となり、σが変化した分だけ中心重量Cを自動的に変更するようにする。
なお、簡易的には、標準偏差σを演算する代わりに、予め設定された数十回の計量により得られた計量値のばらつきをRとして使用することができる。
【0092】
このように構成することにより、例えば重量ランクの判定されたネギ4の束の計量値のばらつきが拡大していずれの重量ランクにも属しないネギ4の束が計量された場合に、各重量ランク1〜6の夫々の重量範囲の幅を拡大させて計量値がいずれかの重量ランクに属すこととなるようにして、予め定めた重量ランクの組合せを構成するネギ4の組合わせを排出できる確率の低下を防止することができ、これによって計量能率の低下を防止することができる。そして、作業者の慣れにより計量値のばらつきが縮小して重量ランク6や重量ランク1に属する物品が例えば殆ど計量されなくなった場合に、各重量ランク1〜6の重量範囲の幅を縮小して各重量ランクに計量値が属すこととなるようにする。そして、このように各重量ランクの重量範囲の幅を縮小することにより、組み合わされたネギ4の束の合計重量値のばらつきをその縮小した分だけ小さくすることができ、これによって計量精度の向上を図ることができる。
【0093】
更に、第1乃至第6の実施形態において、図5に示すように、重量ランク1〜6の各重量範囲の幅を全て同一の5gとしたが、図14に示すように、重量ランク3と4を1つの重量ランク(3−4)に統合してこの重量ランク(3−4)の重量範囲の幅を10gとし、他の重量ランク1、2、5、6の重量範囲の幅を5gとした構成としてもよい。即ち、中心の重量ランク(3−4)の重量範囲を45〜55gとする。この場合、重量ランク(3−4)に属する重量のネギ4の束を2束組合わせて合計目標重量TW(=100g)とするのネギ4の束を作ることとする。この場合でも、組み合わされたネギ4の合計重量は100±5gとなり、上記実施形態と同様である。つまり、第1乃至第6の実施形態では、重量ランク3と4のうちのいずれか一方の重量ランクに属するネギ4の束が2回以上計量されてもそれら同種類の重量ランクのネギを組合わせて排出することができないが、上記構成とすると、その重量ランク3と4のうちのいずれか一方の重量ランクに属するネギが2回以上計量された時にそれら同種類の重量ランクのネギを組合わせて排出することができる。これによって、計量能率が向上し、計量速度を上げることができ、しかも計量精度の低下はない。
【0094】
次に、第1実施形態において、重量ランク3と4を1つの重量ランク(3−4)に統合した場合について説明する。図1に示すように、排出コンベア9−3に重量ランク3を対応させ、排出コンベア9−4に重量ランク4を対応させてあるが、排出コンベア9−3と9−4の両方を1つの重量ランク(3−4)に対応させ、この重量ランク(3−4)に属するネギ4の束が計量された時は、そのネギ4の束を排出コンベア9−3と9−4に交互に供給することとし、両方の排出コンベア9−3と9−4の先端にネギ4の束が搬送されたときにこの2束のネギ4を集合コンベア16上に排出させるようにする。
【0095】
また、他の例として、図1に示す重量ランク3と4に対応する2台の排出コンベア9−3と9−4のうちのいずれか1台、例えば排出コンベア9−3を省略し、残した排出コンベア9−4に重量ランク(3−4)に属するネギ4の束を供給してもよい。この場合、排出コンベア9−4の各保持部21に計量済みのネギ4の束を2束ずつ供給することとし、排出コンベア9−4の先端に2束のネギ4が収容されている保持部21が搬送されたときにこの2束のネギ4を集合コンベア16上に排出するようにする。なお、排出コンベア9−4の先端に移動している保持部21内にネギ4が1束供給されているか、又は2束供給されているかを判定する為に、その保持部21内のネギ4の嵩(高さ)を検出する検出器を設けることとする。
【0096】
次に、第2実施形態において、重量ランク3と4を1つの重量ランク(3−4)に統合した場合について説明する。図7に示すように、2台の保持ホッパ43−3に重量ランク3を対応させ、2台の保持ホッパ43−4に重量ランク4を対応させてあるが、4台の各保持ホッパ43−3、43−4を重量ランク(3−4)に対応させ、この重量ランク(3−4)に属するネギ4の束が計量された時は、そのネギ4の束を保持ホッパ43−3と43−4に交互に投入することとし、保持ホッパ43−3と43−4にネギ4の束が投入されたときにこの2束のネギ4を集合ホッパ44−2に投入して補助集合ホッパ45−3を介して包装機に供給するようにする。
【0097】
また、他の例として、図7に示す重量ランク3と4に対応する各保持ホッパ43−3、43−4に重量ランク(3−4)に属するネギ4の束を2束ずつ投入してもよい。この場合、保持ホッパ43−3又は43−4に2束のネギが投入されたときにこの2束のネギ4を集合ホッパ44−2に投入するようにする。なお、各保持ホッパ43−3、43−4にネギ4が1束投入されているか、又は2束供給されているかを判定する為に、その投入回数を記憶部に記憶して2回の投入があったときに集合ホッパ44−2に投入するようにする。
【0098】
【発明の効果】
第1及び第2の発明に係る定重量計量方法によると、物品を各重量ランクごとに保持するので、重量ランクの判定された物品を供給すべき保持位置が定まっており、従って物品をその供給すべき保持位置に速やかに供給することができるという効果がある。そして、予め定めた組を構成する重量ランクの物品を排出させるのであるから、この組を構成する重量ランクの物品を互いに接近して保持して溜めておくことにより、これら組を構成する物品を纏まった状態で一か所に排出することができ、これによって、1つの組をなす物品を一か所に纏めるための搬送時間を省略することができるし、改めて束ねる必要もなく、従って、計量速度の向上と作業の簡単化を図ることができるという効果がある。
【0099】
第5及び第6の発明に係る定重量計量装置によると、物品を各重量ランクごとに対応する保持手段により保持するので、重量ランクの判定された物品を供給すべき保持手段が定まっており、従って物品をその供給すべき保持手段に速やかに供給することができるという効果がある。そして、予め定めた組を構成する重量ランクの物品を保持手段から排出させるのであるから、この組を構成する重量ランクの物品を保持する保持手段を互いに接近して設けておくことにより、これら組を構成する物品を纏まった状態で一か所に排出することができ、これによって、1つの組をなす物品を一か所に纏めるための搬送時間を省略することができるし、改めて束ねる必要もなく、従って、計量速度の向上と作業の簡単化を図ることができるという効果がある。
【0100】
第3及び第4の発明に係る定重量計量装置は、例えば作業者が組を構成する物品を対応する保持手段から取り出して受入手段に供給することができ、これによって排出手段を省略した簡易な定重量計量装置を提供することができる。
【0101】
第7の発明に係る定重量計量装置によると、物品の平均計量値と予め設定されている中心重量との差が予め定めた重量差以上となったときに警報信号を出力する構成としたことにより、重量の重い側と軽量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランクに属する計量値の個数を互いに略等しくすることができる。これによって合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる物品の組を排出できる確率を高めることができるので、計量能率の向上が図られ、これによって計量速度を速めることができる。そして、計量能率が向上するので作業者の労力の軽減を図ることができる。
【0102】
第8の発明に係る定重量計量装置は、物品の計量値のばらつきの拡大又は縮小に応じて各重量ランクの夫々の重量範囲の幅を拡大又は縮小する構成である。従って、例えば計量値のばらつきが拡大していずれの重量ランクにも属しない過重量又は不足重量の物品が計量された場合に、各重量ランクの夫々の重量範囲の幅を拡大させて計量値がいずれかの重量ランクに属すこととなるようにして合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる物品の組を排出できる確率の低下を防止することができ、これによって計量能率の低下を防止することができる。そして、計量値のばらつきが縮小して最大重量ランクや最小重量ランクに属する物品が例えば殆ど計量されなくなった場合に、各重量ランクの重量範囲の幅を縮小して各重量ランクに計量値が属すこととなるようにする。そして、このように各重量ランクの重量範囲の幅を縮小することにより、1つに組合わされた物品の合計重量のばらつきをその縮小した分だけ小さくすることができ、これによって計量精度の向上を図ることができる。
【0103】
第9の発明に係る定重量計量装置によると、予め定めた重量ランクの組合せを構成する物品のうち不足する物品があるために保持手段から排出できない場合に、その不足する物品の属する重量ランクを示す信号を出力手段が出力する構成である。従って、その出力信号を例えば表示手段に表示させることにより、作業者が表示手段に表示されている重量ランクを見て、次回以降に計量される物品の重量がその表示手段に表示されている重量ランクに属する重量となるように計量手段に供給される物品の重量を調整することができ、これによってその不足する重量ランクに属する物品が計量されることとなり、予め定めた組を構成する各物品を保持手段から排出させることができる。これによって、物品を排出できないために保持手段が満杯となってこの定重量計量装置が停止することを防止することができる。
【0104】
第10の発明に係る定重量計量装置によると、1つの組として排出される各物品が収容されている保持手段を互いに接近して設けた構成としたので、保持手段から組を構成する物品を纏まった状態で一か所に排出することができる。これによって、物品を排出位置に搬送するための搬送時間を短縮することができるし、物品を例えば包装する際に、あらためて束ねたり纏める必要がなく、従って、この束ねたり纏める作業の手間と時間を解消することができるという効果がある。そして、保持手段から纏まった状態で排出された物品をその纏まった状態で包装機に供給することができる。
【0105】
つまり、図15に示す従来の半自動式組合せ秤では、例えば4台の計量ホッパ1−1〜1−7内のネギ4が組合せに選択されて集合コンベア5上に排出されると、これらのネギ4は集合コンベア5の右端から左端までの略全域に亘って分散するので、ネギ4を排出位置7に搬送するための搬送時間が長く掛かり搬送能率が悪いし、集合コンベア5の右端から左端までの略全域に亘って分散するネギ4が集合コンベア5によって排出位置7に搬送された時に、ネギ4の4つの束を作業者が1つに纏める必要もある。これに対して、第11の発明によると、1つの組を構成する各物品を纏まった状態で一か所に排出することができるので、搬送時間を短縮することができるし、物品を纏める手間も掛からないという効果がある。
【0106】
第11及び第12の発明に係る定重量計量装置は、第5及び第6の発明に係る定重量計量装置と同等の効果を奏する。
【0107】
第13の発明に係る定重量計量装置によると、ランク判定手段により重量ランクの判定された物品を供給すべき排出コンベアに光を照射する構成としたので、作業者は、例えば表示部に表示される重量ランクを見る必要がなく、光の照射された排出コンベアに物品を供給すればよい。これによって、物品を供給すべき排出コンベアを簡単に見つることができるので作業が容易となる。
【0108】
第14の発明に係る定重量計量装置によると、作業者は、所定箇所を照射する光の移動する方向を目で追うことによって物品を供給すべき排出コンベアを極めて簡単に見つけることができる。従って、作業者は、物品を供給すべき対応する排出コンベアに極めて簡単にその物品を供給することができる。
【0109】
第15の発明に係る定重量計量装置は、第5及び第6の発明に係る定重量計量装置と同等の効果を奏する。
【0110】
第16の発明に係る定重量計量装置によると、1つの組として排出される各物品が収容されている保持ホッパを互いに接近して設け、この保持ホッパから排出された物品を集合ホッパに受け入れて保持する構成としたので、集合ホッパから組を構成する物品を所望のタイミングで纏まった状態で一か所に排出することができる。これによって、この定重量計量装置の後段に包装機を設けた場合に、定重量の物品を適切なタイミングで各組ごとに包装機に供給することができる。
【0111】
第17の発明に係る定重量計量装置によると、集合ホッパに収容されている物品を補助集合ホッパに受け入れて溜めておくことができる構成としたので、定重量計量装置の後段に例えば包装機を設けた場合に、この定重量計量装置の計量速度が包装機の包装速度よりも速くなった際には余剰となった物品を補助集合ホッパに溜めておくことができるし、定重量計量装置の計量速度が包装機の包装速度よりも遅くなった際には補助集合ホッパ内の物品を供給することができ、これによって、定重量計量装置と包装機の稼働率の向上を図ることができる。
【0112】
第18の発明に係る定重量計量装置によると、ランク外物品を排除ホッパに供給して溜めておくことができる構成としたので、計量ホッパ内に投入したランク外物品を取り出す必要がなく、順次新たな物品の計量を行うことができ、これによってこの定重量計量装置の停止時間を短縮して稼働率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る定重量計量装置の平面図である。
【図2】同第1実施形態に係る定重量計量装置の正面図である。
【図3】同第1実施形態に係る定重量計量装置の側面図である。
【図4】同第1実施形態に係る定重量計量装置に設けられている照明器具の他の例を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。
【図5】同第1実施形態に係る定重量計量装置に予め設定されている重量ランクの組合せを示す図である。
【図6】同第1実施形態に係る定重量計量装置の電気回路を示すブロック図である。
【図7】同発明の第2実施形態に係る定重量計量装置の概略構成を示す図である。
【図8】同第2実施形態に係る定重量計量装置の電気回路を示すブロック図である。
【図9】(a)は同第2実施形態に係る定重量計量装置の補助集合ホッパを省略した例を示す図、(b)は更に他の例を示す図である。
【図10】同発明の第3実施形態に係る定重量計量装置の概略構成を示す図である。
【図11】同発明の第4実施形態に係る定重量計量装置の概略構成を示す図である。
【図12】同発明の第5実施形態に係る定重量計量装置の概略構成を示す図である。
【図13】同発明の第6実施形態に係る定重量計量装置の概略構成を示す平面図である。
【図14】同発明に係る定重量計量装置に予め設定されている重量ランクの組合せの他の例を示す図である。
【図15】(a)は従来の半自動式組合せ秤の平面図、(b)は同組合せ秤の横断面図、(c)は同組合せ秤の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ランク秤
9 排出コンベア
10 計量容器
11 計量部
12 ロードセル
16 集合コンベア
20 仕切り板
21 保持部
22 検出器
23 照明器具
24 表示部
29 照明装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention particularly relates to a constant weight measuring method and a constant weight measuring apparatus for weighing vegetables such as leeks, leek and the like, fruits, marine products, livestock products, etc. at a constant weight.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, when packaging green onions in a pack of 100 g each, first, the operator puts the green onions on the platform scale by hand, and the amount of the onions on the platform scale is adjusted so that the display of the platform scale is within a predetermined allowable weight range. Weigh about 100g of green onion by hand. Then, the weighed leeks are packaged one by one by hand or with a packaging machine, thereby completing the leek of 100 g per pack.
[0003]
However, the above-described manual weighing method has a low efficiency, so that it takes a considerable time from weighing the onion to packaging it for the first time. There is also a problem that a large number of workers are required and a large labor cost is required.
[0004]
To solve this problem, there is a method using a fully automatic combination weigher. However, when a fully automatic combination weigher is used, it is necessary to automatically supply the objects to be weighed to this combination weigher and the objects to be weighed to each weighing hopper. It may be necessary to change the supply device used according to the shape, properties, weight, etc. of the weighing object. In this way, when using a fully automatic combination weigher, there are few types of objects to be weighed by one fully automatic combination weigher. There is a problem that it is necessary to prepare a plurality of types of fully-automatic combination weighers of different types according to the type of the weighing object, which increases costs.
[0005]
Therefore, it is possible to use a semi-automatic combination weigher that can measure relatively many kinds of objects to be weighed and is relatively inexpensive. As shown in FIG. 15, the semi-automatic combination weigher includes a total of 14 weighing hoppers 1-1 to 1-14 provided to be inclined. Each weighing hopper 1-1 to 1-14 is supported by load cells 2-1 to 2-14, and discharge gates 3-1 to 3-14 are provided in the lower part. When using this semi-automatic combination weigher to measure 100 g of
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the semi-automatic combination weigher shown in FIG. 15, an operator searches for a weighing hopper that has been emptied after the
[0007]
An object of the present invention is to provide a constant-weight weighing method and a constant-weight weighing device capable of reducing the labor of an operator with a relatively high weighing speed.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
1st inventionThe constant weight weighing method is based on a predetermined center weight on the heavy side and the light side respectively.The same numberThe number of weight ranks is determined in advance, and the weight ranges of the respective weight ranks on the heavy side and the light side are determined in advance so as to be substantially symmetric with respect to the center weight. Determining the weight rank to which the weight of the article belongs among the ranks, holding each article for each weight rank, and the heavier side of the weight so that the total weight of the articles is equal to or close to the target weight. Discharging the articles belonging to each of the two weight ranks in a symmetrical relationship on the lightweight side.
[0010]
Second inventionThe constant weight weighing method is based on a center weight rank determined to include a predetermined center weight, and on the heavy side and lighter side based on the center weight rank.Multiple and identicalThe number of weight ranks is determined in advance, and the weight ranges of the respective weight ranks on the heavy side and the light side are determined in advance so as to be substantially symmetric with respect to the center weight. Determining the weight rank to which the weight of the article belongs among the ranks, holding each article for each weight rank, and the heavy side of the weight so that the total weight of the articles is equal to or close to the target weight. And discharging an article belonging to each of the two weight ranks which are symmetrical to each other on the lightweight side, or an article belonging to the central weight rank.
[0011]
1st and 2nd inventionAccording to the constant weight weighing method according to the above, the weight rank to which the weight of the article belongs is determined, each article is held for each weight rank, and the articles of the weight rank constituting the predetermined set are discharged as one set. . The total weight of the discharged articles is a target weight or a weight close thereto.
[0013]
5th inventionThe constant weight weighing device according to the present invention includes weighing means for weighing the article, and a heavy weight side and a light weight side based on a predetermined center weight.Multiple and identicalThe number of weight ranks is determined in advance, and the weight ranges of the respective weight ranks on the heavy side and the light side are determined in advance so as to be substantially symmetric with respect to the center weight. Rank determining means for determining the weight rank to which the weight of the above-mentioned weighed article belongs among ranks, holding means provided corresponding to the weight rank and supplied with the article of the corresponding weight rank, and the total weight of the articles is the target weight Or a discharging means for discharging articles belonging to each of the two weight ranks, which are symmetrical to each other on the heavy side and the lightweight side, as a set from the holding means so as to have a weight close to that. It is a feature.
[0014]
6th inventionThe constant weight weighing device according to the present invention comprises a weighing means for weighing an article, a center weight rank determined to include a predetermined center weight, and a heavier side and a lighter side based on the center weight rank. EachThe same numberThe number of weight ranks is determined in advance, and the weight ranges of the respective weight ranks on the heavy side and the light side are determined in advance so as to be substantially symmetric with respect to the center weight. Rank determining means for determining the weight rank to which the weight of the above-mentioned weighed article belongs among ranks, holding means provided corresponding to the weight rank and supplied with the article of the corresponding weight rank, and the total weight of the articles is the target weight Or the articles belonging to each of the two weight ranks, which are symmetrical to each other on the heavy side and the light side, or the articles belonging to the central weight rank are discharged from the holding means as one set so that the weight is close to that. And a discharging means.
[0015]
5th and 6th inventionThe constant weight weighing device according to the present invention measures the weight of an article by the weighing means, the rank determining means determines the weight rank of the article based on the weight of the article, and the determined article corresponds to the weight rank. To be supplied. And the article of the weight rank which comprises the predetermined group is discharged | emitted from a holding means. The total weight of the discharged articles is a target weight or a weight close thereto.
[0016]
The constant weight weighing device according to the third invention is provided with weighing means for weighing the article, and a plurality of the same number of weight ranks on the heavy side and the light side on the basis of a predetermined center weight. The weight ranges of the respective weight ranks on the heavy side and the light side are determined in advance so as to be substantially symmetric with respect to the center weight. Rank determination means for determining the weight rank to which the weight of the item belongs, holding means provided corresponding to the weight rank and supplied with the article of the corresponding weight rank, and the total weight of the articles so as to become the target weight or a weight close thereto. Receiving means for receiving, from the holding means, one set of articles belonging to two weight ranks that are symmetrical to each other on the heavy side and the lightweight side. It is intended. A constant weight weighing device according to a fourth invention is a weighing means for weighing an article, a center weight rank determined to include a predetermined center weight, and a weight heavier than that based on the center weight rank. A plurality of the same number of weight ranks are determined in advance on each of the light weight side and the light weight side, and the weight ranges of the heavy weight side and the light weight side are substantially symmetrical with respect to the center weight. And a rank determination means for determining a weight rank to which the weight of the weighed article belongs among the plurality of weight ranks, and a holding unit provided corresponding to the weight rank and supplied with the corresponding weight rank. Means and an article belonging to each of the two weight ranks that are symmetrical to each other on the heavy side and the light side so that the total weight of the article is equal to or close to the target weight, or Articles belonging to the weight ranks as one set is to anda receiving means for receiving from said holding means.
[0017]
3rd and 4thAccording to the constant weight weighing apparatus according to the invention, the receiving means can receive articles constituting a combination of predetermined weight ranks as a set from the corresponding holding means.
[0018]
7th inventionThe constant weight weighing device3rd, 4th, 5th or 6thIn the constant weight weighing device of the invention, there is provided a warning means for outputting a warning signal when the difference between the average weight value of the articles weighed by the weighing means and the center weight exceeds a predetermined weight difference. It is characterized by.
[0019]
7th inventionAccording to the constant weight weighing apparatus according to the present invention, an alarm signal can be output when the difference between the average weighing value of the articles and the predetermined center weight set in advance is equal to or greater than a predetermined weight difference. Can be suppressed to less than the predetermined weight difference. In other words, if the weight difference between the average weight value and the center weight of the article can be kept small, the number of measurement values distributed on the heavy side and the number of measurement values distributed on the light side can be calculated based on the center weight. Since it can be made substantially equal, the number of measurement values belonging to each of the two weight ranks that are symmetrical to each other on the heavy side and the light side can be made substantially equal to each other. As a result, it is possible to increase the probability that a set of articles whose total weight is equal to or close to the target weight can be discharged.
[0020]
Eighth inventionThe constant weight weighing deviceThird, fourth, fifth, sixth or seventh inventionIn the constant weight weighing apparatus, rank width changing means for expanding or reducing the width of each weight range of each of the weight ranks according to the expansion or reduction of the variation in the measured value of the weighed article by the weighing means is provided. It is characterized by.
[0021]
Eighth inventionAccording to the constant weight weighing device according to the present invention, the width of the respective weight ranges of the respective weight ranks can be expanded or reduced in accordance with the expansion or reduction of the variation in the weighing value of the article. That is, when the variation of the measured value (the weight of the article) increases, the proportion of the combination is reduced by weighing an overweight or underweight article that does not belong to any of a plurality of predetermined weight ranks, As a result, the weighing efficiency is lowered, and in order to avoid this, the width of each weight range of each weight rank is expanded so that the measured value belongs to one of the weight ranks. As a result, it is possible to prevent a decrease in the probability of discharging a set of articles whose total weight is equal to or close to the target weight. If the variation in the measured value is reduced, for example, articles belonging to the maximum weight rank to which the maximum weight belongs or the minimum weight rank to which the minimum weight belongs may not be weighed. The range is reduced so that the weight value belongs to each weight rank. And by reducing the width of the weight range of each weight rank in this way, the variation in the total weight of the articles combined into one is reduced by the reduced amount, and the measurement accuracy can be improved.
[0022]
Ninth inventionThe constant weight weighing deviceThird, fourth, fifth, sixth, seventh or eighth inventionOutput means for outputting a signal indicating the weight rank to which articles lacking in the combination belong when there is no combination of articles to be discharged as one set from the holding means. It is characterized by providing.
[0023]
Ninth inventionAccording to the constant weight weighing device according to the present invention, when there is no combination of articles to be discharged as one set from the holding means, the output means outputs a signal indicating the weight rank to which articles lacking in the combination belong. . That is, if the articles constituting the combination of the predetermined weight ranks are discharged as one set, but cannot be discharged because there are insufficient articles among the articles constituting the set, the weight rank to which the insufficient articles belong A signal indicating is output.
[0024]
10th inventionThe constant weight weighing deviceThird, fourth, fifth, sixth, seventh, eighth or ninth inventionIn the constant weight weighing apparatus, the holding means corresponding to the weight ranks constituting the combination in which the total weight of the articles becomes a target weight or a weight close thereto is provided close to each other. .
[0025]
10th inventionAccording to the constant weight weighing apparatus according to the present invention, the holding means for storing the articles to be discharged as one set are provided close to each other, so that the articles in the holding means are discharged together in one place. can do.
[0026]
A constant weight weighing apparatus according to an eleventh invention is provided with weighing means for weighing an article, and a predetermined number of weight ranks on a heavy side and a light side on the basis of a predetermined center weight. The weight ranges of the respective weight ranks on the heavy side and the light side are determined in advance so as to be substantially symmetric with respect to the center weight. Rank determination means for determining the weight rank to which the weight of the item belongs, and a holding unit provided corresponding to the weight rank and supplied with the article of the corresponding weight rank, and the total weight of the articles is a target weight or a weight close thereto The combination of the articles belonging to each of the two weight ranks that are symmetrical to each other on the heavy side and the lightweight side is determined in advance, and the articles constituting the combination of the weight ranks are described above. When supplied to the lifting unit is for the discharge conveyor for discharging the articles supplied to the holding portion by conveying them holding portion on the distal end side, characterized in that it comprises a. A constant weight weighing apparatus according to a twelfth aspect of the invention is a weighing means for weighing an article, a center weight rank determined to include a predetermined center weight, and a weight heavier than that based on the center weight rank. A plurality of the same number of weight ranks are determined in advance on each of the light weight side and the light weight side, and the respective weight ranges of the heavy weight side and the light weight side are substantially symmetrical with respect to the central weight rank. The rank determination means for determining the weight rank to which the weight of the weighed article belongs among the plurality of weight ranks, and the articles of the corresponding weight rank provided corresponding to the weight rank are supplied. A set of articles belonging to each of the two weight ranks having a holding portion and having a symmetric relationship between the heavy side and the light side so that the total weight of the article is equal to or close to the target weight. When an article constituting a combination of these weight ranks or an article belonging to the central weight rank is supplied to the holding part, the holding part is conveyed to the front end side to convey the holding part. A discharge conveyor for discharging the articles supplied to.
[0027]
Eleventh and twelfth inventionsThe constant weight weighing device5th and 6th inventionThe holding means of the constant weight weighing device according to the above is a holding part, and the discharging means is a discharging conveyor,5th and 6th inventionWorks in the same way.
[0028]
13th inventionThe constant weight weighing device11th or 12th inventionThe constant weight weighing apparatus is characterized in that a light emitting means for irradiating light is provided to the discharge conveyor to which the article whose weight rank is determined by the rank determining means is to be supplied.
[0029]
According to the constant weight weighing apparatus of the thirteenth aspect, light can be irradiated to the discharge conveyor to which the article whose weight rank has been determined by the rank determination means is to be supplied. That is, when the operator looks at the entire discharge conveyors, light is emitted to the discharge conveyor to which the weighed articles are to be supplied, so that the articles can be supplied to the discharge conveyor according to the irradiation of the light.
[0030]
The constant-weight weighing device according to a fourteenth invention is the constant-weight weighing device according to the thirteenth invention, wherein the optical axis of the light emitted from the light-emitting means when the weight rank of the article is determined by the rank determining means. The apparatus is characterized in that it moves in the direction of irradiating the discharge conveyor from which the article is to be supplied from the direction of irradiating a predetermined location.
[0031]
According to the constant weight weighing apparatus of the fourteenth aspect, when the weight determination unit determines the weight rank of the article, the article is removed from the direction in which the optical axis of the light emitted from the light emitting unit irradiates a predetermined position. It moves in the direction of irradiating the discharge conveyor to be supplied. Therefore, the operator can find the discharge conveyor to which the article is to be supplied and visually supply the article to the discharge conveyor by following the direction in which the light that irradiates the predetermined portion moves.
[0032]
A constant weight weighing device according to a fifteenth aspect of the invention is:In the third, fourth, fifth or sixth invention, the holding means is a holding hopper.It is characterized by.
[0034]
A constant weight weighing apparatus according to a sixteenth aspect is the constant weight weighing apparatus according to the fifteenth aspect, wherein the holding hoppers corresponding to the combination of the weight ranks in which the total weight of the articles becomes a target weight or a weight close thereto are brought close to each other. A collecting hopper to which articles are supplied from these holding hoppers is provided below the holding hoppers forming these sets.
[0035]
According to the constant weight weighing device according to the sixteenth aspect of the present invention, the holding hoppers accommodating the articles discharged as one set are provided close to each other, and the articles discharged from the holding hopper are used as the collecting hopper. Supply. As described above, since the articles constituting one set are once held in the collective hopper, the articles constituting the one set are discharged from the collective hopper to one place at a desired timing. Can do.
[0036]
A constant weight weighing apparatus according to a seventeenth aspect is the constant weight weighing apparatus according to the sixteenth aspect, wherein an auxiliary collective hopper to which articles are supplied from the collective hopper is provided below the collective hopper. It is.
[0037]
According to the constant weight weighing device according to the seventeenth aspect of the present invention, articles stored in the collective hopper can be received and stored in the auxiliary collective hopper.
[0038]
A constant-weight weighing device according to an eighteenth invention is the constant-weight weighing device according to the fifteenth, sixteenth, or seventeenth invention, in which weighed articles of unranked weight that do not belong to any of the weight ranks are supplied. An exclusion hopper is provided.
[0039]
According to the constant weight weighing device according to the eighteenth aspect of the invention, an article with an unranked weight that does not belong to any weight rank can be supplied to the exclusion hopper. In this way, since the non-ranked articles can be supplied to the exclusion hopper and stored, it is not necessary to take out the non-ranked articles put into the weighing hopper, and the articles can be weighed sequentially.
[0040]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A constant weight weighing apparatus according to a first embodiment of the present invention will be described. This constant weight weighing apparatus uses the constant weight weighing method of the present invention. First, the theory of weighing an article to a constant weight using the constant weight weighing device according to this embodiment will be described.
For example, when measuring a constant weight of 100 g (total target weight TW) of an onion, the operator picks up about 50 g of the half of the accumulated leek twice and makes the total weight about 100 g. There is a method of weighing, but the distribution of the measured value of the leek picked up by the operator at one time is a curve close to a normal distribution curve as shown in FIG. The average weight of this distribution curve is a weight close to 50 g of the target weight C taken out once. This is because the operator has a corrective mind to read the measured value displayed on the scale and pick up the green onion whose weight is as close as possible to the target weight C.
[0041]
Here, the variation R (35 to 65 g) of the measured value is ranked into n = 6 weight ranks (weight ranks 1 to 6). The width (rank width e) of the respective weight ranges of the weight ranks 1 to 6 is 5 g. In the weight ranks 1 to 6, two heavy weight ranks that are symmetrical to each other on the heavy side and the light weight side with respect to the central weight C, that is, weight ranks 1 and 6, weight ranks 2 and 5, and
It becomes.
[0042]
That is, in any combination of weight ranks (1) to (3), the sum of the measured values is in the range of 100 ± 5 g. On the other hand, the weight when the operator picks up the onion twice with the target weight C as 50 g,
Min35g + Min35g = Min 70g
Max65g + Max65g = Max130g
Thus, the sum of the measured values is in a range of 100 ± 30 g, and the above-described extraction method has an accuracy of about 6 times (30/5 = 6) of the variation when the operator takes out with the intuition of the operator.
[0043]
Next, a variation r of the total weight of articles constituting each combination of the above-described predetermined weight ranks (1 and 6), (2 and 5), and (3 and 4) is expressed by an equation:
r = 2R / n (1)
It can be expressed as. However, R is the variation of the measured value of the article picked up at once by the operator's intuition, and is 30 g in the example of FIG. n is the number of weight ranks.
From equation (1), if the number n of ranks is increased, the measurement accuracy is improved, and the width of the weight range of each weight rank is narrowed when the variation R of the weight of the articles picked up by the operator is reduced. This also means that the weighing accuracy is improved.
[0044]
In the above example, the average system has been described with an error of ± 5 g with respect to the total target weight TW = 100 g. C may be shifted by e / 2 to the plus side of TW / 2 (total target weight / 2). That is,
Target weight for one-time removal C = TW / 2 + e / 2 (2)
And it is sufficient.
[0045]
Next, a constant weight weighing apparatus according to this embodiment to which the above weighing theory is applied will be described with reference to the drawings. The constant weight weighing device of this embodiment corresponds to the invention according to
A subtractive rank scale (hereinafter simply referred to as “rank scale”) 8 includes a measuring
The measuring
The weighing unit 11 can measure the weight W of the
The rank determination means determines whether the weight (measurement signal) of the
[0046]
As shown in FIG. 1, six
[0047]
In addition, each weight range of the weight ranks 1-6 is 35-40g, 40-45g, 45-50g, 50-55g, 55-60g, 60-65g, as shown in FIG. However, the boundary weight of each weight rank is included in the weight rank on the lightweight side.
[0048]
As shown in FIG. 3, each of the discharge conveyors 9-1 to 9-6 has a
[0049]
[0050]
23-1 to 23-6 (23-1 and 23-3 are not shown in the figure) shown in FIGS. 2 and 3 are lighting fixtures. The lighting fixtures 23-1 to 23-6 are used to indicate on which discharge conveyors 9-1 to 9-6 the bundle of
[0051]
In addition to the lighting fixtures 23-1 to 23-6, a
[0052]
FIG. 6 is a block diagram showing an electric circuit of the constant weight weighing device. 26 shown in the figure is an input unit. By operating the
[0053]
Next, the operation of the constant weight weighing apparatus having the above configuration will be described. Here, the total target weight WT of the
[0054]
And as shown in FIG. 1, the front-end | tip of both the discharge conveyors (9-1 and 9-6), discharge conveyors (9-3 and 9-4), or discharge conveyors (9-2 and 9-5) which face each other When the bundle of
[0055]
As described above, according to the constant weight weighing device, since the
[0056]
And a bundle of
[0057]
However, although the lighting fixtures 23-1 to 23-6 are provided for the discharge conveyors 9-1 to 9-6, respectively, a configuration in which one
[0058]
Next, the operation of the
[0059]
In this constant weight weighing device, the weighing speed is determined by the speed at which the operator feeds the bundle of
[0060]
Next, a constant weight weighing apparatus according to a second embodiment to which the above weighing theory is applied will be described with reference to the drawings. The constant weight weighing device according to this embodiment corresponds to the invention according to
The
In the weighing
[0061]
The measuring unit can measure the weight W of the bundle of
The rank determination means determines which weight rank of the above-described weight ranks 1 to 6 the weight (measurement signal) of the
[0062]
As shown in FIG. 7, the holding hoppers 43-2, 43-3, 43-4, 43-6, the collecting hoppers 44-1 to 44-3, and the auxiliary collecting hoppers 45-1 to 45-3 are combined with each other. Thus, the entire contour shape is formed in a diamond shape. And this rhombus is divided into a total of nine small rhombuses, and these nine small rhombuses are points that face each other among the points that equally divide the opposite sides of the large rhombus that forms the outer contour into three equal parts. It is demarcated by a total of four straight lines that connect each other and four sides of the large rhombus. Each of the three sections of one small rhombus in the upper part and two small rhombuses adjacent to the lower part of the rhombus is divided into left and right sides by a central partition plate 51 and divided into small triangles. In this way, the large rhombus is divided into six small triangles and six small rhombuses. And each section of the two small triangles in the upper first stage is formed with holding hoppers 43-3 and 43-4 for holding a bundle of
[0063]
Further, as shown in FIG. 7, a bundle of
[0064]
In addition, each weight range of the weight ranks 1-6 is 35-40g, 40-45g, 45-50g, 50-55g, 55-60g, 60 ~ as shown in FIG. 5 similarly to 1st Embodiment. 65 g. However, the boundary weight of each weight rank is included in the weight rank on the lightweight side. Accordingly, the weights of the leeks held in the collecting hopper and the auxiliary collecting hopper are 100 ± 5 g as in the first embodiment, and a bundle of
[0065]
When the bundle of
[0066]
When the bundle of
[0067]
Further, if the
[0068]
As described above, when a bundle of
[0069]
FIG. 8 is a block diagram showing an electric circuit of the constant weight weighing device. 26 shown in the figure is an input unit. By operating this
[0070]
Next, the operation of the constant weight weighing apparatus having the above configuration will be described. Here, the total target weight WT of the
[0071]
Similarly, when it is determined that the weight rank of the bundle of
[0072]
As described above, according to the constant weight weighing apparatus, the operator simply supplies the bundle of
[0073]
As shown in FIG. 7, the weighing
[0074]
In addition, a bundle of
[0075]
Further, as shown in FIG. 7, the two auxiliary collecting hoppers 45-1 and 45-2 do not damage the bundle of
[0076]
Of course, as shown in FIG. 7, the holding hoppers 43-3 and 43-4 for holding the bundles of the
[0077]
In the second embodiment, the three auxiliary collecting hoppers 45-1 to 45-3 are provided. However, the three auxiliary collecting hoppers are omitted, and three auxiliary collecting hoppers are provided as shown in FIG. The
[0078]
A third embodiment will be described with reference to FIG. The constant weight weighing device of the third embodiment includes holding hoppers 43-6, 43-3, 43-4, 43-2 and collecting hoppers 44-1 to 44-44 of the constant weight weighing device of the second embodiment shown in FIG. 3, holding hoppers 43-1, 43-6, 43-3 equivalent to the above for holding a bundle of
[0079]
A fourth embodiment will be described with reference to FIG. The difference between the constant weight weighing device of the fourth embodiment and the constant weight weighing device of the second embodiment shown in FIG. 7 is that the second embodiment has a configuration in which one
[0080]
According to the constant weight weighing device of the fourth embodiment, since two weighing hoppers 46 (rank scales 42) are provided, the weighing capacity of the
[0081]
A fifth embodiment will be described with reference to FIG. The difference between the constant weight weighing device of the fifth embodiment and the constant weight weighing device of the second embodiment shown in FIG. 7 is that the arrangement of the weighing
That is, in the constant weight weighing device of the fifth embodiment, as shown in FIG. 12, the weighing
[0082]
According to the constant-weight weighing device configured in this way, as shown in FIG. 12, the holding hopper 43, the collecting
[0083]
Then, as in the second embodiment, when the operator puts in the weighing hopper 46 a bundle of
[0084]
A sixth embodiment will be described with reference to FIG. The constant weight weighing apparatus according to the sixth embodiment includes a
The
The
[0085]
The mounting table 59 is a table for placing a bundle of
[0086]
The
[0087]
Next, a procedure for weighing the leeks of the total target weight TW (= 100 g) using the constant weight weighing device will be described. At this time, as shown in FIG. 13, one worker is arranged on the side of the
[0088]
This constant-weight weighing device can omit six discharge conveyors as compared with that of the first embodiment, thereby simplifying the structure of the device and reducing the cost of the device.
[0089]
However, in 1st thru | or 6th embodiment, the average weight of the bundle | flux of each
[0090]
And in 1st thru | or 6th embodiment, when an operator supplies the bundle | flux of the
[0091]
Further, in the first to sixth embodiments, the rank width for expanding or reducing the width of the respective weight ranges of each weight rank in accordance with the expansion or reduction of the weight variation of the
Weight range width e = R / n = 3σ / n
It becomes. However, in the case of an average system, it is not necessary to change the center weight C because the total target weight TW = the center weight C. However, in the case of a minimum system,
Center weight C = TW + e / 2
So, if you substitute the above formula,
Center weight C = TW + (3σ) / (2n)
Thus, the center weight C is automatically changed by the amount of change of σ.
For simplicity, instead of calculating the standard deviation σ, it is possible to use R as a variation in the measured value obtained by measuring several tens of times set in advance.
[0092]
By configuring in this way, for example, when the variation in the measured value of the bundle of
[0093]
Further, in the first to sixth embodiments, as shown in FIG. 5, the widths of the respective weight ranges of the weight ranks 1 to 6 are all set to 5 g, but as shown in FIG. 4 is integrated into one weight rank (3-4), the width of the weight range of this weight rank (3-4) is 10 g, and the width of the weight range of the other weight ranks 1, 2, 5, 6 is 5 g. The configuration may be as follows. That is, the weight range of the center weight rank (3-4) is set to 45 to 55 g. In this case, a bundle of
[0094]
Next, a case where the weight ranks 3 and 4 are integrated into one weight rank (3-4) in the first embodiment will be described. As shown in FIG. 1, the
[0095]
As another example, one of the two discharge conveyors 9-3 and 9-4 corresponding to the weight ranks 3 and 4 shown in FIG. 1, for example, the discharge conveyor 9-3 is omitted and left. A bundle of
[0096]
Next, a case where the weight ranks 3 and 4 are integrated into one weight rank (3-4) in the second embodiment will be described. As shown in FIG. 7, the
[0097]
As another example, two bundles of
[0098]
【The invention's effect】
First and secondAccording to the constant weight weighing method according to the invention, since the article is held for each weight rank, the holding position to which the article whose weight rank has been determined is determined, and therefore the article is quickly moved to the holding position to be supplied. There is an effect that can be supplied to. Then, since the articles of the weight rank constituting the predetermined set are discharged, the articles constituting the set are stored by holding the weight rank articles constituting the set close to each other. It can be discharged in one place in a bundled state, so that the transportation time for putting together a set of articles in one place can be omitted, and there is no need to bundle them again. There is an effect that speed can be improved and work can be simplified.
[0099]
5th and 6th inventionAccording to the constant weight weighing apparatus according to the present invention, since the article is held by the holding means corresponding to each weight rank, the holding means to which the article whose weight rank is determined is determined, and therefore the article should be supplied. There is an effect that it can be quickly supplied to the holding means. Since the articles having the weight rank constituting the predetermined set are discharged from the holding means, the holding means for holding the articles having the weight rank constituting the set are provided close to each other, so that these sets are arranged. Can be discharged in one place in a bundled state, so that it is possible to omit the transport time for collecting one set of articles in one place and to bundle them again Therefore, there is an effect that the measurement speed can be improved and the operation can be simplified.
[0100]
3rd and 4th inventionConstant weight weighing deviceIsFor example, the operator can take out the articles constituting the set from the corresponding holding means and supply them to the receiving means, thereby providing a simple constant weight weighing device in which the discharging means is omitted.
[0101]
7th inventionAccording to the constant weight weighing device according to the present invention, the alarm signal is output when the difference between the average weighing value of the article and the preset center weight is equal to or larger than the predetermined weight difference. The number of measurement values belonging to each of the two weight ranks in the heavy side and the light side can be made substantially equal to each other. As a result, it is possible to increase the probability that a set of articles whose total weight is equal to or close to the target weight can be discharged, so that the measurement efficiency can be improved, and thus the measurement speed can be increased. And since measurement efficiency improves, a worker's labor can be reduced.
[0102]
Eighth inventionThe constant weight weighing device according to the present invention is configured to expand or reduce the width of each weight range of each weight rank in accordance with the expansion or contraction of the variation in the measured value of the article. Therefore, for example, when an overweight or underweight article that does not belong to any weight rank is weighed due to an increase in the variation of the weight value, the weight value is increased by expanding the width of each weight range of each weight rank. It is possible to prevent a decrease in the probability of discharging a set of articles whose total weight is equal to or close to the target weight so as to belong to any weight rank, thereby preventing a decrease in measuring efficiency. Can do. Then, when the variation of the weighing value is reduced and the articles belonging to the maximum weight rank and the minimum weight rank are hardly weighed, for example, the weight range width of each weight rank is reduced and the weighing value belongs to each weight rank. To be. And by reducing the width of the weight range of each weight rank in this way, the variation in the total weight of the articles combined into one can be reduced by the reduced amount, thereby improving the weighing accuracy. Can be planned.
[0103]
Ninth inventionAccording to the constant weight weighing apparatus according to the present invention, when there is an insufficient article among the articles constituting the combination of the predetermined weight ranks, a signal indicating the weight rank to which the insufficient article belongs is output when the holding means cannot discharge. The means outputs. Accordingly, by displaying the output signal on the display means, for example, the operator looks at the weight rank displayed on the display means, and the weight of the article to be weighed after the next time is displayed on the display means. The weight of the articles supplied to the weighing means can be adjusted so as to be the weight belonging to the rank, whereby the articles belonging to the insufficient weight rank will be weighed, and each article constituting a predetermined set Can be discharged from the holding means. As a result, it is possible to prevent the constant weight weighing device from stopping due to the holding means being full because the article cannot be discharged.
[0104]
10th inventionAccording to the constant weight weighing apparatus according to the present invention, since the holding means for storing the articles discharged as one set is provided close to each other, the articles constituting the set are assembled from the holding means. Can be discharged in one place. As a result, the transport time for transporting the article to the discharge position can be shortened, and when packaging the article, for example, it is not necessary to bundle or bundle it again, so that the labor and time of the bundle and collect work are reduced. There is an effect that it can be eliminated. And the articles | goods discharged | emitted in the state gathered from the holding means can be supplied to a packaging machine in the gathered state.
[0105]
That is, in the conventional semi-automatic combination weigher shown in FIG. 15, for example, when the
[0106]
Eleventh and twelfth inventionsThe constant weight weighing device5th and 6th inventionThe same effect as the constant weight weighing device according to the present invention is achieved.
[0107]
According to the constant weight weighing apparatus according to the thirteenth aspect of the invention, since the discharge conveyor to which the article whose weight rank is determined by the rank determining means is to be supplied is configured to emit light, the operator is displayed on the display unit, for example. There is no need to see the weight rank, and the article may be supplied to the discharge conveyor irradiated with light. As a result, it is possible to easily find the discharge conveyor to which the article is to be supplied, so that the operation becomes easy.
[0108]
According to the constant weight weighing device according to the fourteenth aspect of the present invention, the operator can very easily find the discharge conveyor to which the article is to be supplied by following the direction in which the light that irradiates the predetermined portion moves. Therefore, the operator can supply the article very easily to the corresponding discharge conveyor to which the article is to be supplied.
[0109]
A constant weight weighing device according to a fifteenth aspect of the invention is:5th and 6th inventionThe same effect as the constant weight weighing device according to the present invention is achieved.
[0110]
According to the constant weight weighing device according to the sixteenth aspect of the present invention, the holding hoppers accommodating the articles discharged as one set are provided close to each other, and the articles discharged from the holding hopper are received by the collecting hopper. Since it is set as the structure hold | maintained, the articles | goods which comprise a group can be discharged | emitted in one place in the state put together by the desired timing from the collection hopper. As a result, when a packaging machine is provided at the subsequent stage of the constant-weight weighing device, articles of constant weight can be supplied to the packaging machine for each group at an appropriate timing.
[0111]
According to the constant weight weighing device according to the seventeenth aspect of the invention, since the articles accommodated in the collective hopper can be received and stored in the auxiliary collective hopper, for example, a packaging machine is provided at the subsequent stage of the constant weight weighing device. When it is provided, when the weighing speed of the constant weight weighing device becomes faster than the packaging speed of the packaging machine, surplus articles can be stored in the auxiliary collecting hopper, and the constant weight weighing device When the weighing speed becomes lower than the packaging speed of the packaging machine, the articles in the auxiliary collecting hopper can be supplied, thereby improving the operation rate of the constant weight weighing device and the packaging machine.
[0112]
According to the constant weight weighing device according to the eighteenth aspect of the invention, since the non-ranked article can be supplied to the exclusion hopper and stored, it is not necessary to take out the non-ranked article put into the weighing hopper, and sequentially A new article can be weighed, thereby shortening the stop time of the constant weight weighing apparatus and improving the operating rate.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a constant weight weighing device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the constant weight weighing device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a side view of the constant weight weighing device according to the first embodiment.
4A and 4B show another example of a lighting fixture provided in the constant weight weighing device according to the first embodiment, wherein FIG. 4A is a front view, and FIG. 4B is a bottom view.
FIG. 5 is a diagram showing combinations of weight ranks set in advance in the constant weight weighing device according to the first embodiment.
FIG. 6 is a block diagram showing an electric circuit of the constant weight weighing device according to the first embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing a schematic configuration of a constant weight weighing device according to a second embodiment of the invention.
FIG. 8 is a block diagram showing an electric circuit of the constant weight weighing device according to the second embodiment.
9A is a view showing an example in which the auxiliary collective hopper of the constant weight weighing device according to the second embodiment is omitted, and FIG. 9B is a view showing still another example.
FIG. 10 is a diagram showing a schematic configuration of a constant weight weighing device according to a third embodiment of the invention.
FIG. 11 is a diagram showing a schematic configuration of a constant weight weighing device according to a fourth embodiment of the invention.
FIG. 12 is a diagram showing a schematic configuration of a constant weight weighing device according to a fifth embodiment of the invention.
FIG. 13 is a plan view showing a schematic configuration of a constant weight weighing device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a view showing another example of combinations of weight ranks preset in the constant weight weighing device according to the invention.
15A is a plan view of a conventional semi-automatic combination weigher, FIG. 15B is a transverse sectional view of the combination weigher, and FIG. 15C is a longitudinal sectional view of the combination weigher.
[Explanation of symbols]
1 rank scale
9 Discharge conveyor
10 Weighing container
11 Weighing section
12 Load cell
16 Assembly conveyor
20 Partition plate
21 Holding part
22 Detector
23 Lighting equipment
24 display
29 Lighting equipment
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