JP3688911B2 - 外壁パネルの透水性比較装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁パネルの違いを、種類の異なる外壁パネルとの透水性の差により比較してもらうようになされた外壁パネルの透水性比較装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅建物の外壁には、断熱性などを高める上で、内部に気泡を含んだ軽量気泡コンクリートよりなる外壁パネルが使用されている。この外壁パネルとしては、気泡同士が独立しているいわゆる独立気泡のものや、気泡同士がミクロの毛細管で連続しているいわゆる連続気泡のものなどがある。これらの外壁パネルの違いは、住宅建物のカタログに紹介したり、展示場に訪れた購入予定者に口頭で説明したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際に住宅建物の外壁に使用されている外壁パネルは、外観上は略同じであるため、その透水性の違いなどをカタログで紹介したり、口頭で説明しても、容易に理解してもらい難く、説明に時間がかかって煩わしくなる。
【0004】
さらに、カタログでの紹介や口頭での説明の場合、透水性の違いなどを写真で見て把握してもらうだけになってしまうので、それぞれの外壁パネルの透水性の差を強く印象付けることができないといった不都合を生じることとなる。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、種類の異なる外壁パネルの透水性の違いを容易に把握でき、その透水性の差を印象付けることができる外壁パネルの透水性比較装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明が講じた解決手段は、外壁パネルの透水性比較装置として、透明の保護カバーにより覆われてなる展示室を具備する。この展示室内に、種類の異なる外壁パネルにより内部に液体が貯留可能に形成されてなる複数の試験器を互いに隣接して展示する。各試験器に、その周囲の一部に前方に開口する開口部を備えるとともに、この開口部を水密状態で遮蔽する透明板を備える。そして、各試験器の内部に貯留された液体の経時的な透水による変化量を透明板を介して覗き見ることによって各試験器の透水性を比較するようになされたものである。
【0007】
この場合、各試験器の内部に貯留された液体を透明板を介して覗き見ることによって、各試験器内部の液体の経時的な透水による変化量が一目で比較されることになり、種類の異なる外壁パネルの差が明確なものとなる。これにより、種類の異なる外壁パネルの透水性の違いを容易に把握してもらえ、その透水性の差を印象付けることが可能となる。
【0008】
しかも、各試験器の周囲において内部から染み出す液体のシミの出具合により、各外壁パネルの透水性の差を各試験器によって実体験することが可能となる。
【0009】
さらに、展示室が保護カバーにより覆われているので、展示室内を気密状態にすることが可能となり、各試験器内の液体の蒸発が効果的に抑制され、各試験器内の液体の透水による変化量が正確に把握されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は外壁パネルの透水性比較装置1の全体構成の概略を示し、図2は同透水性比較装置1の使用状態を説明している。
【0012】
すなわち、この外壁パネルの透水性比較装置1は、図1及び図2に示すように、展示室2を具備している。
【0013】
展示室2は、平面視で略矩形状を呈するプレート状の展示台3と、この展示台3を前後左右方向及び上方から覆う透明の保護カバー4とを備えている。
【0014】
展示台2は、図2に示すフロア面11に据え付けられた台座12の上面に設置されている。この場合、台座12上に設置された展示台3は、大人Xの股下高さ付近に位置している。
【0015】
保護カバー4は、展示台3をそれぞれ前後方向から覆う左右方向に長い略矩形状の第1及び第2透明板4a,4bと、展示台3をそれぞれ左右方向から覆う略正方形状の第3及び第4透明板4c,4dと、展示台3を上方から覆う左右方向に長い第5透明板4eとからなり、展示台3とで左右方向に長い略ボックス状に形成されてなる。この保護カバー4つまり第1〜第5透明板4a〜4eは、例えばポリカーボネートなどの強化プラスチック材料により構成され、その各辺をそれぞれ接着剤(図示せず)で接着することにより、展示室2内を略気密状態に保持するようにしている。
【0016】
この展示室2内には、種類の異なる外壁パネルよりなる2つの第1及び第2試験器5,6が、展示台3短手方向の手前側(図2では左側)から見て展示台3の長手方向(左右方向)に互いに隣接して展示されている。この各試験器5,6としては、双方共に内部に気泡を含んだ軽量気泡コンクリートよりなる略矩形状の外壁パネル片5a,6aをそれぞれ組み立てたものが適用されている。そして、第1試験器5(図1では左側)を組み立てるに当たり、独立気泡の外壁パネル片5a,…が4枚用いられている。また、第2試験器6(図1では右側)を組み立てるに当たり、連続気泡の外壁パネル片6a,…が4枚用いられている。
【0017】
各試験器5,6は、展示台3上にそれぞれ伏せて安定良く設置される外壁パネル片5a,6aの左右両側縁及び後縁に対し残る3枚の各外壁パネル片5a,6aを水密状態に接着して組み付けられている。これにより、前方に開口する開口部としての前方開口部5b,6b及び上方に開口する上方開口部5c,6cがそれぞれ形成されてなる。
【0018】
第1試験器5の各外壁パネル片5aでは、独立気泡であるために敢えて薄肉なものが適用されている。これに対し、第2試験器6の各外壁パネル片6aでは、連続気泡であるために第1試験片5のものよりも厚肉な略2倍の肉厚のものが適用されている。この場合、各試験器5,6の内部寸法、つまり上下方向内寸法、左右方向内寸法及び前後方向内寸法(奥行き方向内寸法)は、それぞれ一致するようになされている。
【0019】
各試験器5,6の前方開口部5b,6bにはそれぞれ透明板7が装着されている。この各透明板7は、例えばアクリル材料よりなり、各試験器5,6の前方開口部5b,6bを水密状態で遮蔽するようになされている。各試験器5,6は、それぞれ透明板7により前方開口部5b,6bを遮蔽することによって内部容積が一致するようになされている。各試験器5,6内には、それぞれ上方開口部5c,6cを介して同量の水Rが満水状態に貯留されるようになっている。この場合、各試験器5,6の外壁パネル片5a,6aの肉厚に差があるため、第1試験器5はその下面にスペーサ8(図1に表れる)を介して展示台3上に設置されている。これにより、各試験器5,6内に当初満水状態に貯留された互いの水Rの水位が前方より見て一致するようになっている。
【0020】
次に、この外壁パネルの透水性比較装置1の使用方法を図1及び図2に基づいて説明する。
【0021】
この場合、使用するに当たり、展示台3の上面に、独立気泡の外壁パネル片5aよりなる第1試験器5をスペーサ8を介して装着すると共に、連続気泡の外壁パネル片6aよりなる第2試験器6を装着し、この各試験器5,6を展示台3長手方向(左右方向)に互いに隣接するように展示しておく。
【0022】
先ず、展示室2の展示台3の上面に装着した第1試験器5及び第2試験器6の内部にそれぞれ上方開口部5c,6cを介して水Rを同量注入する。このとき、各試験器5,6内に満水状態に貯留した互いの水Rの水位は前方より見て互いに一致している。
【0023】
次いで、展示台3に対し保護カバー4を装着し、展示室2内を気密状態にする。これにより、各試験器5,6内の水Rの蒸発を効果的に抑制できることになる。
【0024】
しかる後、例えば数十分経過した後、各試験器5,6の透水性を比較する。すなわち、大人X自らの目で、第1及び第2試験器5,6内に貯留されてから数十分経過後の水Rの水位をそれぞれ透明板7を介して覗き見る。このとき、第1試験器5周囲の薄肉な外壁パネル片5aには大した変化が見受けられないものの、第2試験器6周囲の外壁パネル片6aには、厚肉であるにもかかわらず内部から水Rが染み出すシミRa,…(図1に表れる)の発生が随所に窺える。
【0025】
これにより、各試験器5,6内の水Rの経時的な透水による変化量(水位の変化)を一目で比較することが可能となり、種類の異なる外壁パネルの差が明確なものとなる。このため、種類の異なる外壁パネルの透水性の違いを容易に把握してもらうことができ、その透水性の差を印象付けることができる。
【0026】
しかも、厚肉であるにもかかわらず第2試験器6の周囲においてのみ発生するシミRaにより、各外壁パネルの透水性の差を各試験器5,6によってわかり易く実体験することができる。
【0027】
さらに、この外壁パネルの透水性比較装置1を、住宅展示場に設置しておき、この住宅展示場を訪れた人に比較してもらうことで、外壁パネルの種類の違いによって透水性がどのように異なるかを目の当たりに知ってもらうことができる。
【0028】
さらに、展示台3に対し保護カバー4を装着して展示室2内を略気密状態にすることにより、各試験器5,6内の水Rの蒸発を効果的に抑制し、各試験器5,6内の水Rの透水による変化量を正確に把握することができる。
【0029】
なお、本実施形態では、種類の異なる外壁パネルよりなる2つの第1及び第2試験器5,6の透水性を比較できるようにしたが、種類の異なる外壁パネルよりなる3つ以上の試験器の透水性を比較できる透水性比較装置が構成されていても良い。この場合には、例えば、独立気泡の第1試験器及び連続気泡の第2試験器に加えて、気泡同士が部分的に一部連続する外壁パネル片よりなる第3試験器などとの透水性をも比較することができる。
【0030】
また、本実施形態では、4枚の外壁パネル片5a,6aにより各試験器5,6を形成したが、外壁パネル片の枚数が限定されるものではなく、底部と開口部を有する周囲とを備えていれば各試験器が何枚の外壁パネルで形成されていても良い。しかも、各試験器が厚肉な単一の外壁パネル片により形成されるようにしても良く、この場合には、単一の外壁パネル片の内部を液体貯留可能にくり抜いて上方及び前方に開口する開口部を形成する必要がある。
【0031】
さらに、上記実施形態では、第1試験器5の外壁パネル片5aとして、第2試験器6の外壁パネル片6aの肉厚の略半分のものを適用したが、第2試験器の外壁パネル片と同厚の厚肉な独立気泡の外壁パネル片により第1試験器が形成されていても良いのは勿論である。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明における外壁パネルの透水性比較装置によれば、各試験器内の液体を透明板を介して覗き見ることで、各試験器内の液体の経時的な透水による変化量を一目で比較することが可能となり、種類の異なる外壁パネルの差を明確にして、種類の異なる外壁パネルの透水性の違いを容易に把握でき、その透水性の差を印象付けることができる。
【0033】
しかも、各試験器周囲でのシミの出具合によって各外壁パネルの透水性の差を実体験することができる。さらに、展示室を保護カバーにより覆うことで、展示室内を気密状態にし、各試験器内の液体の蒸発を効果的に抑制して、各試験器内の液体の透水による変化量を正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる外壁パネルの透水性比較装置の全体構成の概略を示す斜視図である。
【図2】外壁パネルの透水性比較装置の側面図である。
【符号の説明】
1 透水性比較装置
2 展示室
4 保護カバー
5 第1試験器
5a 前方開口部(開口部)
6 第2試験器
6a 前方開口部(開口部)
7 透明板
R 水(液体)

Claims (1)

  1. 透明の保護カバーにより覆われてなる展示室を具備し、
    この展示室内には、種類の異なる外壁パネルにより内部に液体が貯留可能に形成されてなる複数の試験器が互いに隣接して展示され、
    各試験器は、その周囲の一部に前方に開口する開口部を備えているとともに、この開口部を水密状態で遮蔽する透明板を備えており、
    各試験器の内部に貯留された液体の経時的な透水による変化量を透明板を介して覗き見ることによって各試験器の透水性を比較するようになされたことを特徴とする外壁パネルの透水性比較装置。
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