JP3687554B2 - 時刻データ受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時刻情報を含む電波を受信する時刻データ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、各国(例えば日本、アメリカ、ドイツ等)では、時刻コードすなわちタイムコード入り長波標準電波が送出されており、この標準電波を受信して時刻を計時する電波時計が知られている。
【0003】
例えば、我が国ではJG2AS(実験局)から、図2(a)に示すようなフォーマットのタイムコードで振幅変調した40kHzの長波標準電波が送出されている。そして電波時計が、この変調の幅を検出し、図3に示すように幅が0.8秒間のものを「0」符号に、0.5秒間のものを「1」符号に各々振り分ける。そして図2(a)に示すように上記1分間のフレームの開始時点である正分(毎分0秒)の立ち上がりに先頭マーカー(M)が反応する。そして先頭マーカー(M)は、パルス幅が0.2秒のものが配され、またこれと同じパルス幅のポジションマーカー(P0〜P5)が9(P1)、19(P2)、29(P3)、39(P4)、49(P5)、59(P0)秒の時点にも配されている。このためフレームの境界には、ほぼ1秒の間隔を置いてパルス幅0.2秒のものが2個(すなわちマーカー(M)で示されるものとP0で示されるもの)配されていることになるが(これにより新フレームの開始を認識できることになる)、この2個のパルスのうち前者であるマーカー(M)は、フレーム基準マーカー(M)である。すなわち(M)で示されるパルスの立上り時点が現在時刻の分の桁の正確な更新時となる。そして、符号化して送信される、上記フレーム内には、分、時、積算日(1月1日からの日数)、時パリティ、分パリティ、将来の拡張のフィールド(例えば、サマータイム導入用)、年(西暦下2桁)、曜日、うるう秒等の各データを示すフィールドがあり、上記順で2進化10進数によって配されている。
【0004】
このような標準電波を受信して時刻を計時する電波時計では、環境ノイズによりデータ化けによる誤受信が生ずる場合があった。しかし、受信情報にはパリティが少ないので誤受信しないようにすると、より多くの情報量が必要になりフレーム数を多く取らなければならないため受信に時間がかかる、受信成功確率が下がるなどの問題があった。
【0005】
そこで、例えば、タイムコードを3フレーム受信して、各フレームにおける整合性判断、3フレーム間の整合性判断、及び受信年月日から曜日を算出して、受信したタイムコードの曜日データとの比較による整合判断等を行い、時刻を修正するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法では、所定の桁が3回とも同じ値に化けるような場合(例えば、1時が2時に化けた場合)には、受信データ自体の整合性があると判断されるため、誤修正していてもわからないという問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、誤修正の確率がより低く信頼性のより高い時刻データ受信装置および時刻データ修正方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図9に示すように、
基準クロック信号を計数して少なくとも時、分の時刻データを得る第1、第2の時刻計数手段(例えば、第1計時計数回路8、第2計時計数回路11など)と、前記第1の時刻計数手段の時刻データを表示する表示手段(例えば、表示部14など)と、
タイムコードを含む電波を受信して、少なくとも時、分の受信時刻データを得る電波受信手段(例えば、アンテナ4、受信回路5など)と、
この電波受信手段によって得られた受信時刻データを、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データと比較する比較手段(例えば、CPU2など)と、
この比較手段による比較結果、前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データの少なくとも何れか一方との差が所定範囲内にある場合に、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データを、前記受信時刻データに基づいて修正する第1の時刻修正手段(例えば、CPU2など)と、
前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データとの差が所定範囲内にない場合に、前記第2の時刻計数手段の時刻データのみを前記受信時刻データに基づいて修正する第2の時刻修正手段(例えば、CPU2など)と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、第1、第2の時刻計数手段によって2種類の時刻データが得られ、表示手段によって第1の時刻計数手段の時刻データが表示され、比較手段によって電波受信手段によって得られた受信時刻データと第1、第2の時刻計数手段の時刻データと比較され、その比較の結果、第1の時刻修正手段によって、受信時刻データと、第1、第2の時刻計数手段の時刻データの少なくとも何れか一方との差が所定範囲内にある場合は、第1、第2の時刻計数手段の時刻データが、受信時刻データに基づいて修正され、第2の時刻修正手段によって、受信時刻データと、第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データとの差が所定範囲内にない場合は、第2の時刻計数手段の時刻データのみが受信時刻データに基づいて修正され、表示手段によって表示される第1の時刻計数手段の時刻データはそのままとなるので、誤修正の可能性が低くなる。
また、第2の修正手段によって第1の時刻計数手段を修正しなかった受信時刻データが仮に正しい場合においても、次に受信したデータと、第2の修正手段によって修正された第2の時刻計数手段の時刻データとの比較によって差が所定範囲内であると判別されることとなり、その受信時刻データに基づいて第1、第2の時刻計数手段が修正されるので、結局正しい時刻データに基づいて修正されることになる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の時刻データ受信装置において、
前記受信時刻データ、前記第1、第2の時刻データは、更に日のデータを含み、
前記第1の時刻修正手段は、前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データの時・分と、前記第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の日とが一致する場合に、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データの時・分、及び日を前記受信時刻データに基づいて修正するものであり、
前記第2の時刻修正手段は、前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データの時・分と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データの時・分との差が所定範囲内になく、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の日と異なる場合に、前記第2の時刻計数手段の時刻データの時・分及び日を前記受信時刻データに基づいて修正するものであることを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、受信時刻データ、第1、第2の時刻データは、更に日のデータを含み、第1の時刻修正手段により、比較手段による比較の結果、受信時刻データの時・分が、第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の日とが一致する場合に、第1、第2の時刻計数手段の時刻データの時・分、及び日が受信時刻データに基づいて修正され、第2の時刻修正手段により、比較手段による比較の結果、受信時刻データの時・分と、第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データの時・分との差が所定範囲内になく、且つ受信時刻データの日と、第1、第2の時刻計数手段の双方の日と異なる場合に、第2の時刻計数手段の時刻データの時・分及び日が受信時刻データに基づいて修正され、第1の時刻計数手段の時刻データの時・分及び日はそのままであるので、受信時刻データの正確性が高いときには表示用、表示用でない双方の時刻データも書き換え、正確性が低いときは、表示用でない時刻データのみを受信時刻データに基づいて書き換えることとなり、誤修正の確率が低くなる。また、第2の修正手段によって表示用の時刻データが書き換えられなかった場合の受信時刻データが正しかった場合においても、次回の受信時刻データと、表示用でない時刻データとが比較され、その差が所定範囲内であれは、受信時刻データが採用されるので、結局正しく修正されることとなる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の時刻データ受信装置において、
前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データの時・分と、前記第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計時計数手段における時刻データの日とが異なる場合に、前記第1の時刻計数手段の時刻データの時・分を前記受信時刻データに基づいて修正するとともに、前記第2の時刻計数手段の時・分、及び日を前記受信時刻データに基づいて修正する第3の時刻修正手段(例えば、CPU2など)を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、第3の時刻修正手段によって、比較手段による比較の結果、受信時刻データの時・分と、第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ受信時刻データの日と、第1、第2の時刻計時計数手段における時刻データの日とが異なる場合に、第1の時刻計数手段の時刻データの時・分が受信時刻データに基づいて修正され、日はそのままである一方で、第2の時刻計数手段の時、分、及び日が受信時刻データに基づいて修正され、第1、第2の時刻計数手段と不一致の受信時刻データの日に関しては、表示手段によって表示される第1の時刻計数手段の日は修正されないため、正確性の高い時・分データのみを表示することができる。そして、その正確性が低い受信時刻データの日がたとえ正しかった場合においても、第1、第2の時刻計数手段と不一致の受信時刻データの日に基づいて修正された第2の時刻計数手段の日と、次の受信時刻データの日と比較され、差が所定範囲内であると判別されることにより採用されるので、結局正しい日に修正されることとなる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載の時刻データ受信装置において、
前記第1、第2の時刻修正手段の何れか一方によって前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データが修正された場合にその修正時からの経過日を計数する、第1、第2の経過日計数手段(例えば、第1経過日カウンタ9、第2経過日カウンタ12など)と、
この第1、第2の経過日計数手段によって計数された修正時からの経過日が、所定期間を超えているか否かを判断することにより、前記受信時刻データとの比較の可否を判断する経過日判断手段(例えば、CPU2など)と、
を備えることを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、経過日判断手段によって、第1、第2の経過日計数手段により計数された修正時からの経過日が、所定期間を超えているか否かにより受信時刻データとの比較の可否が判断されるので、第1又は第2の時刻計数手段に生じる誤差による受信時刻データとの比較への影響を防ぐことが出来る。
即ち、第1、第2時刻計数手段による時刻データが、所定期間以上経過した場合、誤差により分データの値がずれる場合があり、この場合比較手段による比較が正しく行われない場合があるが、経過日判断手段によって修正時からの経過日が所定期間経過しているときは、比較を行わないようにすることができることとなって、より誤修正の確率を低くすることができる。
ここで、所定期間は、任意に設定してよく、時刻計数手段が受信時刻データの比較に影響を与えない範囲であることが望ましい。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の時刻データ受信装置において、
前記電波受信手段は、複数の受信時刻データを受信し、
この複数の受信時刻データの整合性を所定の整合性判断条件に基づいて判断する整合性判断手段(例えば、CPU2など)と、
この整合性判断手段によって、前記受信時刻データのうち、少なくとも時、分のデータが整合性判断条件を満たしていると判断された場合に、前記比較手段による前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段との比較がなされるように構成されていることを特徴ととしている。
【0017】
ここで、整合性とは連続して受信した複数の時刻データに一定の規則性、共通性が認められることをいい、整合性判断手段とは、上記規則性、共通性の有無或いは程度を判断する手段のことである。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、電波受信手段によって、複数の受信時刻データが受信され、整合性判断手段によって、この複数の受信時刻データの整合性が所定の整合性判断条件に基づいて判断され、また、整合性判断の結果、受信時刻データのうち、少なくとも時、分のデータが整合性判断条件を満たしていると判断された場合に、比較手段による前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段との比較がなされるように構成されているので、受信時刻データ自体の整合性を確認してから、第1、第2の時刻計数手段のデータと比較されることとなって、より誤修正の確率が低くなることとなる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の時刻データ受信装置において、
前記受信時刻データは、年、月、日、曜日、時、分のデータを含み、
前記整合性判断手段は、前記受信時刻データのうち、年、月、日データから曜日を算出し、当該算出曜日データと、受信時刻データの受信曜日データとが一致するか否かによって整合性を判断する曜日検証整合性判断手段を有する(例えば、CPU2など)ことを特徴としている。
【0020】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、受信時刻データには、年、月、日、曜日、時、分のデータが含まれ、整合性判断手段は曜日検証整合性判断手段を有し、この曜日検証整合性判断手段によって、受信時刻データのうち、年、月、日データから曜日を算出し、当該算出曜日データと、受信時刻データの受信曜日データとが一致するか否かの曜日検証による整合性判断が実施されるので、受信時刻データの整合性判断がより確実に行われることとなって誤修正の確率がより低くなる。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6記載の時刻データ受信装置において、
操作者の手動による手動時刻データに基づいて第1、第2の時刻計数手段の時刻データを修正する手動時刻修正手段(例えば、CPU2など)を備えていることを特徴としている。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、手動時刻修正手段によって、操作者の手動による手動時刻データに基づいて第1、第2の時刻計数手段の時刻データが修正されるので、時刻修正が多様な方法で可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を、図面を参照して時刻データ受信装置について詳細に説明する。
【0024】
まず構成を説明する。
図1は、本発明の主要回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の時刻データ受信装置1は、CPU2、RAM3、アンテナ4、受信回路5、発振回路6、第1分周回路7、第1計時計数回路8、第1経過日カウンタ9、第2分周回路10、第2計時計数回路11、第2経過日カウンタ12、スイッチ部13、表示部14、ROM15等から構成されている。
【0025】
CPU2は、ROM15に記憶されたプログラムに従って、電波受信処理及び時刻修正処理を制御する。即ち、CPU2は、受信回路5で得られるタイムコードに基づいて第1計時計数回路8(或いは第2計時計数回路11)で計数される現在時刻データの整合性判断処理を行い、整合性判断の結果、修正された現在時刻データを、第1計時計数回路8(或いは第2計時計数回路11)へ出力して現在時刻データを書き換える事で時刻修正処理を実行し、処理結果を、現在時刻として表示部14に表示させる。
【0026】
CPU2は、前記整合性判断処理において、受信したタイムコードデータの各フレームにおける時分桁の整合性判断、3フレーム間のデータを比較する整合性判断、曜日の検証による整合性判断、後述する第1データ、第2データとの比較による整合性判断の制御を行う。
【0027】
また、CPU2は、スイッチ部13のスイッチ入力に応じて、動作モードの切換え等のスイッチ処理、電波受信処理、手動修正処理等の制御を行う。
【0028】
RAM3は、CPU2制御の下、CPU2で処理されたデータを記憶すると共に、記憶しているデータをCPU2に出力するのに用いられる。このRAM3には、受信時刻データメモリ領域31、手動修正データメモリ領域32、修正フラグメモリ領域33等が設けられている。
【0029】
受信時刻データメモリ領域31は、電波を受信して得られたタイムコードのデータ即ち受信時刻データを記憶するメモリ領域である。ここで受信時刻データとは、時・分データの他に曜日データ、日付データ、年データ等を含む。具体的に、受信時刻データメモリ領域31には、更に受信時分メモリ領域X1〜X3、受信曜日メモリ領域Y1〜Y3、受信日付メモリ領域D1〜D3等が設けられている。
【0030】
受信時分メモリ領域X1〜X3は、1分毎に連続して3回タイムコードTCを受信して、これらより抽出した受信時分データが記憶されるメモリ領域である。受信曜日メモリ領域Y1〜Y3は、上記上記受信時分メモリ領域X1〜X3に記憶した時間データと共に送られてくるタイムコードTCから、図2(b)に示すように割り当てられた曜日データが抽出されて記憶されるメモリ領域である。
受信日付メモリ領域D1〜D3は、上記受信時分メモリ領域X1〜X3に記憶した時間データと共に送られてきた積算日データを変換して得られた日データ(何月何日)と、年データ(西暦下二桁)とが記憶されるメモリ領域である。尚、この日データと年データとから、CPU2が曜日を演算して、その演算された曜日と、前記受信曜日データとが照合されて、受信データの整合性を判断される。
【0031】
また、受信時分メモリ領域X3には、現在時刻データとして、実際に第1計時計数回路8(第2計時計数回路11)を書き換えるデータも記憶される。即ちCPU2は、上記のように受信時に受信時分メモリ領域X3に記憶した受信時分データに第1計時計数回路8(第2計時計数回路の現在時刻を修正する時までの経過時間を加えた時分データを、上書きして受信時分メモリ領域X3に記憶させる。同様に、積算日メモリ領域D3にも、受信時と修正時の間に日付が変わる場合は、その経過日時を加えた日付データが上書きされて記憶される。
【0032】
手動修正データメモリ領域32は、電波時計操作者が手動で修正した、分・時・曜日・日付・年等のデータを記憶するメモリ領域である。
【0033】
修正フラグメモリ領域33は、受信したタイムコードデータ(分・時・曜日・日付データ等)に基づいて、第1の計時計数回路8(または第2計時計数回路11)の現在時刻データを修正する際の命令内容である修正フラグを記憶するメモリ領域である。
【0034】
アンテナ4は、例えば、JG2AS(実験局)等から送出される長波標準電波を受信し、これを対応する電気信号にして受信回路5に出力する。
【0035】
受信回路5はCPU2からの受信開始・終了信号Cの入力により起動し、アンテナ4からの上記電気信号から特定周波数のものを選択し、その信号から前記時刻コードすなわちタイムコードTCを得てCPU2に出力し、その後、再び上記受信開始・終了信号Cを入力すると作動を停止するスーパヘテロダイン形の受信回路である。
【0036】
この受信回路5は、図示しないが、アンテナ4から出力された上記電気信号より不要な周波数をカットして特定周波数信号を取出す同調回路と、上記特定周波数信号を増幅する高周波増幅回路と、局部発振器として利用されるPLL周波数シンセサイザと、上記高周波増幅回路で増幅された信号に上記PLL周波数シンセサイザからの信号を混合する混合器と、この混合器からの信号から、所望の中間周波信号を取出すバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタで取出した中間周波信号からベースバンド信号を得る検波回路と、この検波回路で得られたベースバンド信号をデジタル信号に変換して前記タイムコードTCとしてCPU2に出力するA/D変換回路と、からなる。
【0037】
発振回路6は、常時、一定周波数のクロック信号を第1分周回路7及び第2分周回路10に出力している回路である。
第1分周回路7、第1計時計数回路8、及び第1経過日カウンタ9は、表示部14に表示するための時刻データである第1データを算出するのに用いる回路部であり、第2分周回路10、第2計時計数回路11、及び第2経過日カウンタ12は、受信データと比較するための時刻データである第2データを算出するための回路部である。(尚、第2データは、前回受信した時刻データである。)本装置1が正常に動作している場合は、第1計時計数回路8、第2計時計数回路11は同じ時刻をカウントしている。
【0038】
第1分周回路7は、発振回路6からの上記クロック信号を計数して計数値が1秒に対応する値になる度に1分信号Sを第1計時計数回路8及びCPU2に出力する回路部である。
【0039】
第1計時計数回路8は、第1分周回路7からの上記1秒信号Sを計数して、現在時刻データ、即ち時データ、分データ、秒データ等と、日付データとを得て、これを、CPU2に出力すると共に、第1経過日カウンタ9に一日信号Dを出力する。また、CPU2から出力される時刻データに基づいて、計数している現在時刻データ、及び日付データを修正する回路である。
【0040】
第1経過日カウンタ9は、CPU2によって、第1計時計数回路8が更新されたその経過日をカウンタするのに用いられ、第1計時計数回路8より1日信号Dを計数して、CPU2に出力する回路部である。尚、第1計時計数回路8で得られる時刻データは、更新されてから15日以内である場合にのみ、受信データとの比較に用いられる設定になっている。それは、一般的な時計の1ヵ月の誤差は±20秒であるため、30秒以上の誤差が出ない15日以内を有効期限の範囲として設定している。
【0041】
第2分周回路10、第2計時計数回路11、第2経過日カウンタ12は、前述した通り、第2のデータを算出するための回路部であって、それぞれ、第1分周回路7、第1計時計数回路8、第1経過日カウンタ9と同様の機能であるので、詳細な説明を省く。
【0042】
スイッチ部13は、各種スイッチを備え、これらのいずれかが操作された時に、対応するスイッチ入力信号をCPU2に出力する回路である。スイッチ部13は、基本時計モードと電波受信モードとを切換えるモード切換スイッチSW1、電波受信による時刻修正処理をスタートさせる電波修正スイッチSW2、手動による時刻修正処理をスタートさせる手動修正スイッチSW3、手動修正による修正時刻データ入力用の修正入力スイッチSW4等を有する。尚、電波受信モードとは、定期的に、例えば、1日に3回という頻度で、自動的に時刻データを含む電波を受信して時刻修正処理を行うモードのことであり、基本時計モードとは、電波修正スイッチSW2がONにならない限りは、時刻データを含む電波の受信、及び時刻修正処理を行わないモードのことである。
【0043】
表示部14は、CPU2からのデータ、例えば、第1計時計数回路8による現在時刻データ等をデジタル表示する。
【0044】
ROM15は、本発明の時刻修正処理のプログラムやシステムプログラム等を格納している。
【0045】
次に、本実施例における、以上のような構成の時刻データ受信装置1の概略動作(ゼネラルフロー)を図4に示すフローチャートに沿って以下に説明する。
【0046】
まず、時刻データ受信装置1のCPU2は、スイッチ入力の有無を判別する(ステップS1)。そして、CPU2が、何らかのスイッチ入力があったと判別した場合(ステップS1:Yes)は、ステップS2に移行し、スイッチ入力がないと判別した場合(ステップS1:No)は、ステップS8へ移行する。
【0047】
次いで、ステップS2において、CPU2は、手動修正スイッチSW3の入力がONか否かを判断する。そして、CPU2が、手動修正スイッチSW3がONされたと判別した場合には(ステップS2:Yes)、ステップS3に移行し、手動修正スイッチSW3が操作されていないと判別した場合(ステップS2:No)はステップS5に移行する。
【0048】
ステップS3において、時刻データ受信装置1の操作者は、修正入力スイッチSW4を用いて時刻・日付等を修正する。CPU2はその修正時刻・日付等の入力信号を受信すると、同データをRAM3の手動修正データメモリ領域32に保存し、同手動で設定された時刻・日付等のデータに基づいて、第1計時計数回路8・第2計時計数回路11のデータを書き換え(ステップS4)、ステップS8に移行する。
【0049】
ステップS5において、CPU2は、ステップS1でスイッチ入力されたのが電波修正スイッチSW2であるか否かを判別する。そして、CPU2が、電波修正スイッチSW2がONされたと判別した場合(ステップS5:Yes)は、ステップS6に移行して、後で詳述する電波修正処理を行い、ステップS8に移行する。また、CPU2が、電波修正スイッチSW2がONされていないと判別した場合(ステップS5:No)は、その他のスイッチ(図示省略)が入力されたと判別して、そのスイッチ入力に応じたスイッチ処理を行った(ステップS7)後、ステップS8に移行する。
【0050】
ステップS8において、CPU2は、モード切換スイッチSW1の入力によって、電波修正モードに設定されているか否かを判別する。そして、CPU2が、電波修正モードに設定されていないと判別した場合(ステップS8:No)は、基本時計モードに設定されていると判別してステップS11に移行する。また、CPU2が、スイッチSW1の操作によって電波修正モードに設定されていると判別した場合(ステップS8:Yes)は、ステップS9に移行する。
【0051】
ステップS9において、CPU2は、第1計時計数回路8の現在時刻が、午前2時または4時になっているか否かを判別し、該当する時刻であると判別した場合は(ステップS9:Yes)、後述のステップS6と同様の電波修正処理を実行して(ステップS10)、ステップS11に移行する。一方、CPU2が、午前2時または4時でないと判別した場合(ステップS9:No)は、直接ステップS11に移行する。
【0052】
ステップS11において、CPU2は、第1計時計数回路8の現在時刻データを表示部14にデジタル表示するが、このステップS11の処理を終えるとステップS1に工程を戻り、以下、上述同様の動作を繰り返すことになる。
【0053】
次に、ステップS6、及びステップS10で実行される電波修正処理について図5〜図7に示すフローチャートに沿って説明する。
【0054】
前記のように、CPU2が、操作者によるスイッチ部13に接続された電波修正スイッチSW2の入力信号(ステップS5:Yes)の受信、或いは電波修正モード設定時の午前2時或いは4時である(ステップS9:Yes)と判別することによって、電波修正処理が開始される。
【0055】
この電波修正処理が開始されると、まず、CPU2は、電波の受信開始信号Cを受信回路5に出力して電波受信を開始させ(ステップS201)、電波受信状態であることを検出する(ステップS202)。次いで、CPU2は、受信回路5からタイムコードTCが出力されているか否かを判断し(ステップS203)、タイムコードTCの取込み処理が可能であると判断すると(ステップS203:Yes)、ステップS204に移行し、一方、タイムコードTCの受信が不可能であると判断すると(ステップS203:No)、エラー表示を表示部14に表示させて(ステップS250)、電波修正処理を終了させる。
【0056】
次いで、ステップS204でCPU2は、受信回路5から出力されたタイムコードTC中にフレーム基準マーカー(M)がないかを検索し(ステップS204)、フレーム基準マーカー(M)が検出されるまで、当該ステップS5の動作を繰り返す(ステップS204:No)。そして、CPU2は、フレーム基準マーカー(M)を検出する(ステップS204:Yes)と、フレーム基準マーカー(M)に続いて出力されたタイムコードTCから、時分データ、曜日データ、積算日データ、及び年データ等からなる時刻データを抽出する(ステップS205)。
【0057】
次いで、CPU2は、上記受信した時刻データを、RAM3の受信時刻データメモリ領域31の受信時分メモリ領域X1に記憶させ(ステップS206)、上記曜日データを受信時刻データメモリ領域31の受信曜日メモリ領域Y1に記憶させ(ステップS207)る。次いで、CPU2は、上記積算日データを日付データ(何月何日というデータ)に変換して、得られた日付データ、及び受信した年データを受信日付メモリ領域D1に記憶する(ステップS208)。
【0058】
次いで、ステップS209において、CPU2は、第1計時計数回路8の現在時刻データを表示部14に表示させ、ステップS210に移行する。
【0059】
次いで、ステップS210において、CPU2は、フレーム基準マーカー(M)の検出を3回行ったか否かを判断する。そして、3回検出した(RAM3の受信時刻データメモリ領域31のX1〜X3、Y1〜Y3、及びD1〜D3にデータ記憶済み)と判断した場合(ステップS210:Yes)、ステップS211へ移行する。
【0060】
一方、CPU2が、フレーム基準マーカー(M)を3回検出していないと判断した場合(ステップS210:No)、ステップS204に戻る。
【0061】
このように、ステップS204に戻ると、このステップS204において、CPU2は、次々送られてくるタイムコードTCの中から、上記フレーム基準マーカー(以下、第1フレーム基準マーカーという)の次に送られてくるフレーム基準マーカー(即ち、上記第1フレーム基準マーカーが送られてきた1分経過後に送られてくるフレーム基準マーカーであり、以下、第2フレーム基準マーカーという)をさがす。そして、上記第2フレーム基準マーカーを検出すると、そこから引き続くタイムコードTCより受信時分データ、受信曜日データ、及び受信積算日データを抽出し(ステップS205)、上記時分データをRAM3の受信時刻データメモリ領域31の受信時分メモリ領域X2に、上記曜日データを受信曜日メモリ領域Y2に、上記積算日データを日付データに変換し、年データと共に、受信日付メモリ領域D2に記憶する(ステップS205、S206、S207)。
【0062】
次いで、上記と同様にして、ステップS209にて表示部14に現在時刻を表示後、3回目の電波検出処理が行われる。即ち、CPU2はフレーム基準マーカーが3回検出されていないと判断して(ステップS210:No)、ステップS204に戻り、第3フレーム基準マーカーを見つけ、時・分、曜日、積算日、年等からなる時刻データを抽出して(ステップS205)、受信した同時分データをX3に、受信曜日データをY3に、受信積算日データを日付データに変換し、受信年データと共にD3に、それぞれ記憶する(ステップS205、S206、S207)。
【0063】
次いで、ステップS211において、CPU2は受信時刻データメモリ領域31に記憶された受信時刻データの1フレーム毎の整合性判断処理を行う。具体的には、図8に示すように、分、時、年、月、日を、10進法で表された桁ごとに整合性判断処理を行う。
即ち、分データの1分桁の範囲は1〜9であり、10分桁の範囲は0から5である。しかし、例えば、図8に示すように、1分桁に11という値が記憶されていた場合、そのデータの整合性はないと判断される。同様にして、CPU2は、3フレームにおける全ての桁の整合性を判断する。
【0064】
次いで、ステップS212において、CPU2は、図9に示すように、3フレーム間の整合性判断処理を行う。即ち、上記タイムコードの1フレームは1分間ということから、3フレームから得られる3つの時分データの時間差が1分であるか、また、曜日データ、日付データは同じであるか否かを判別する。
【0065】
次いで、ステップS213では、上記ステップS212において日付データの整合性が取れた場合に、CPU2は、その日付データ、即ち、年月日のデータから該当曜日を算出し、その算出した曜日と、タイムコードから抽出した曜日とが、一致するか否かを検証してステップS214に移行する。尚、ステップS212において、日付データの整合性が取れなかった場合(ここでは3データ全てが異なっていた場合のみとし、2データの日付データの整合性が取れた場合はその日付データを基準データとして用いることとする)は、ステップS214に移行する。
【0066】
次いで、CPU2は、前記ステップS211〜S213における整合性判断処理に基づいて3フレーム分の全てのデータ、即ち、時分データ、日付データ、曜日データの全ての桁が整合しているか否かを判別し(ステップS214)、全て整合していると判別した場合(ステップS214:Yes)は、ステップS215に移行し、整合しない桁があると判別した場合(ステップS214:No)は、ステップS222に移行する。
【0067】
ステップS215において、CPU2は第2データ、即ち第2計時計数回路8から出力される時分・日付データが、15日の有効期限内であるか否かを、第2経過日カウンタ12の値から判別する。そして、CPU2が、有効期限内であると判別した場合(ステップS215:Yes)、ステップS216に移行し、一方、有効期限が経過したと判別した場合(ステップS215:No)、ステップS219に移行する。
【0068】
ステップS216において、CPU2は、第2計時計数回路11から出力される第2データ時・分、及び日付けと、全桁の整合性がとれている受信時刻データの時・分、及び日付とをそれぞれ比較し、一致したと判別した場合(ステップS217:Yes)は、ステップS218に移行し、一致しないと判別した場合(ステップS217:No)は、ステップS219に移行する。尚、ステップS217及び、ステップS219(後述)における、受信時刻データの時・分と、第1或いは第2データの時・分との比較において、その差が30秒以内であれば一致したもの、又は許容範囲内であると判別される設定になっている。
【0069】
ステップS218において、CPU2は、受信時刻データに対して、修正処理の命令のうち、修正フラグ=1(後述)を選択して、RAM3の修正フラグメモリ領域33に格納しておき、ステップS231に移行する。
【0070】
一方、第2データの有効期限が切れていた場合(ステップS215:No)、若しくは、第2データと受信時刻データとが一致しなかった場合(ステップS217:No)、ステップS219において、CPU2は、第1計時計数回路8から出力される第1データが有効期限内(15日以内)であるかを、第1経過日カウンタ9から判別する。そして、CPU2が、有効期限が切れていると判別した場合(ステップS219:No)は、ステップS222に移行し、有効期限内であると判別した場合(ステップS219:Yes)は、ステップS216と同様にして、第1データ、及び受信時刻データ中の、時分データ及び日付データ同士を比較する(ステップS220)。そして、CPU2が、受信時刻データと第1データとが一致しないと判別した場合(ステップS221:No)は、ステップS222に移行し、一致していると判別した場合(ステップS221:Yes)は、ステップS218に移行する。
【0071】
即ち、全桁が整合した受信データが、有効期限内の第1データ、或いは第2データと一致した場合は、修正フラグ=1がたてられる。尚、修正フラグ=1とは、第1データ及び第2データを、受信データの時分及び日付データに書き換える、即ち、第1計時計数回路8及び第2計時計数回路11の現在時刻を受信時刻データに基づいて書き換える、修正処理のことである。
【0072】
ステップS222において、CPU2は、3フレームからなる受信時刻データの時・分桁の整合性があるか否かを判別する。ここで、3フレームのうち、2フレームの整合性がある場合は、CPU2は整合性があると判別し(ステップS222:Yes)、ステップS223に移行する。この場合、例えば、受信時分メモリ領域X1とX3或いは、X2とX3の受信時分データの整合性があるときは、X3の値を修正用の基準データとして採用し、又、例えば、受信時刻メモリ領域X1とX2の受信時分データの整合性があるときは、X2の値を修正用の基準データとして採用するようになっている。一方、CPU2が、時・分桁の整合性がないと判別した場合(ステップS222:No)は、現在時刻を表示するための受信時刻データとして不適当であるので、CPU2はエラー表示を表示部14に行い(ステップS250)、電波受信を停止し(ステップS251)、本電波修正処理を終了する。
【0073】
ステップS223においCPU2は、前記のステップS215と同様にして第2データが有効期限内であるか判別する。そして、CPU2が、有効期限が切れていると判別した場合(ステップS223:No)は、ステップS227に移行するが、有効期限内であると判別した場合(ステップS223:Yes)は、CPU2は、整合性が認められた受信時刻データの時・分と、第2データの時・分とを比較する(ステップS224)。
【0074】
そして、CPU2が、受信時刻データの時・分と、第2データの時・分との差が許容範囲内であると判別した場合(ステップS225:Yes)は、ステップS226に移行するが、許容範囲内でないと判別した場合(ステップS225:No)は、ステップS227に移行する。
【0075】
ステップS226で、CPU2は、修正処理の種類として修正フラグ=2を立てて、同フラグ命令をRAM3の修正フラグメモリ領域33に格納した後、ステップS231に移行する。
【0076】
一方、第2データの有効期限が切れている場合(ステップS223:No)、或いは、受信時刻データの時・分と第2データの時・分との差が許容範囲でなかった場合(ステップS225:No)は、ステップS227に移行し、同ステップおいてCPU2は第1データの有効期限が切れているか否かを判別し、有効期限内であると判別した場合(ステップS227:Yes)、受信時刻データの時・分と、第1データの時・分とを比較する(ステップS228)。そして、CPU2が、受信時刻データの時・分と、第1データの時・分とが許容範囲内であると判別した場合(ステップS229:Yes)、修正フラグ=2を立てる(ステップS226)。
即ち、全桁における整合は無かったが時分桁の整合が認められた受信時刻データを、有効期限内の第1或いは第2のデータと比較して、どちらか一方と許容範囲内である場合は、修正処理として修正フラグ=2が選択される。修正フラグ=2とは、表示用の第1データは、時分データのみを受信時刻データの時分データに書き換え、第2データは、時分データ、日付データ共に、受信時刻データのX3(或いはX2)、D3の値に書き換える修正処理である。第1データ(表示データ)の日付データを受信時刻データの受信日付データメモリ領域D3の値に書き換えないのは、受信時刻データにおける3フレーム日付データの整合性が取れなかったために、正確性が低いからである。そして、もし受信時刻データの日付データが正しかった場合は、次に電波修正する際に、第2データとの比較によって正しいデータであると確認できようになっている。
【0077】
また、第1データの有効期限が切れていた場合(ステップS227:No)、或いは第1データとの差が許容範囲内でなかった場合(ステップS229:No)には、CPU2は、修正フラグ=3を立てて(ステップS230)、RAM3の修正フラグメモリ領域33に同命令情報を格納して、ステップS231に移行する。
修正フラグ=3の修正処理とは、受信時刻データの3フレーム全ての日付データの整合性がなく、しかもその時・分と、第1データ、第2データ双方の時・分との差が許容範囲内でない、或いは第1、第2データが有効期限切れの場合において、受信時刻データの正確性が低いため、表示用でない第2データのみ、受信時刻データの時分データ、日付データにそって修正を行うというものである。従って、表示用の第1データはそのままとなる。
【0078】
次いで、ステップS231において、前記受信時刻データメモリ領域31の受信時分メモリ領域X3に記憶した受信時分データに1分を加算した時分データを受信現在時刻として受信時分メモリ領域X3を書き換える。このように1分を加算した時分データに書き換えるのは、上記第3フレーム基準マーカーが送られてきた後、1分経過時点に送られてくる第4フレーム基準マーカーを待って第1計時計数回路8、第2計時計数回路11の現在時刻データを修正するからである。尚、受信時分メモリ領域X1と、受信時刻メモリ領域X2の整合性のみが認められて、それをもとに第1、第2データとの比較処理を行った場合、現在時刻データとしてX2の時刻データに2分加算した時刻をX3に書き換え、それを修正用の受信データの時刻データとする。また、受信日付メモリ領域D1〜D3のうち、少なくとも2つのデータの整合性があれば、CPU2は整合があると判断するが、受信日付メモリ領域D1と、受信日付メモリ領域D2との整合性があり、受信日付メモリ領域D3の整合性がない場合は、受信日付メモリ領域D2の日付データを元に、D3を書き換えて、以後の基準受信日付データとすることとする。
【0079】
次いで、ステップS232において、CPU2は、日キャリーがあるか否かを判別する。即ち、CPU2が、第3フレームと、修正時である第4フレーム時の間に日付が変わると判別した場合(ステップS232:Yes)は、受信日付メモリ領域D3の日付データに1日を加算した日付データをD3に書き換え記録する(ステップS233)。一方、CPU2が、日キャリーがないと判別した場合(ステップS232:No)は、ステップS234に移行する。
【0080】
次いで、ステップS234において、CPU2は、第3フレーム基準マーカーから1分経過後の第4フレーム基準マーカーの検出を行い、第4基準マーカーを検出したと判別すると(ステップS234:Yes)、ステップS235において、RAM3の修正フラグメモリ領域33に格納されているのが、修正フラグ=1であるか否かを判別する。そして、CPU2が、修正フラグ=1であると判別した場合(ステップS235:Yes)は、ステップS236に移行し、修正フラグ=1でないと判別した場合(ステップS235:No)は、ステップS240に移行する。
【0081】
ステップS236において、CPU2は、修正フラグ=1に従って修正処理を開始する。即ち、CPU2は、第1計時計数回路8及び第2計時系数回路11を制御して、第1、第2データの時分・日付データを、受信時刻データの受信時分メモリ領域X3の現在時分データと、受信日付メモリ領域D3のデータとに書き換える。次いで、第1経過日カウンタ9及び第2経過日カウンタ12をクリアする(ステップS237)。そして上記第4フレーム基準マーカーの立上り時点より1秒経過後に立ち上がるパルス信号を待機する(ステップS238)。そして、CPU2は、同パルス信号を検出すると(ステップS238:Yes)と、第1計時計数回路8、及び第2計時計数回路11の秒データを1秒に強制的にセットし、同時に第1分周回路7、及び第2分周回路10をリセットする(ステップS239)。そしてCPU2は、電波受信を停止した後(ステップS251)、本電波修正処理を終了する。
【0082】
一方、RAM3の修正フラグメモリ領域33に格納されているフラグが1でない場合(ステップS235:No)、CPU2は、修正フラグ=2であるか判別し(ステップS240)、修正フラグ=2であると判別した場合(ステップS240:Yes)は、ステップS241に移行し、修正フラグ=2でないと判別した場合(ステップS240:No)は、即ち修正フラグ=3が立てられていることとなり、ステップS246に移行する。
【0083】
ステップS241において、CPU2は、修正フラグ=2に従って修正処理を開始する。即ち、CPU2は、まず、第1計時計数回路8を制御して、第1データの時刻データを、受信時刻データの受信時分メモリ領域X3の現在時分データに書き換える。次いで、第2計時計数回路11の時分データ及び日付データを、受信時刻データの受信時分メモリ領域X3、及び受信日付データD3のデータに書き換える(ステップS242)。ここで、表示用の第1計時計数回路8の日付データを書き換えないのは、受信時刻データの日付データの整合性が取れていないためであるが、たとえこの受信時刻データの日付データが正しかった場合においても、次の電波修正処理において、第2計時計数回路11の日付データと一致して、その日付データが採用され正確なデータを得ることが出来る。
【0084】
次いで、CPU2は、第1経過日カウンタ9及び第2経過日カウンタ12をクリアする(ステップS243)。そして上記第4フレーム基準マーカーの立上り時点より1秒経過後に立ち上がるパルス信号を待機する(ステップS244)。そして、CPU2は、同パルス信号を検出すると(ステップS244:Yes)、第1計時計数回路8、及び第2計時計数回路11の秒データを1秒に強制的にセットし、同時に第1分周回路7、及び第2分周回路12をリセットする(ステップS245)。そして、CPU2は、電波受信を停止した後(ステップS251)、本電波修正処理を終了する。
【0085】
また、修正フラグ=2でない場合(ステップS240:No)は、修正フラグ=3が立てられていることとなるので、CPU2は、修正フラグ=3に従って修正処理を開始する。即ち、CPU2は、第2計時計数回路11の時分データ及び日付データを、受信時刻データの受信時分メモリ領域X3、及び受信日付データD3のデータに書き換える(ステップS246)。次いで、CPU2は、第2経過日カウンタ12をクリアする(ステップS247)。そして上記第4フレーム基準マーカーの立上り時点より1秒経過後に立ち上がるパルス信号を待機して(ステップS248)。同パルス信号を検出すると(ステップS248:Yes)、第2計時計数回路11の秒データを1秒に強制的にセットし、同時に第2分周回路12をリセットする(ステップS249)、ステップS251に移行する。この場合、第1データの修正が行われず、第1分周回路7、第1計時計数回路8、第1経過日カウンタ9は、全てそのままである。
【0086】
次いで、ステップS251において、CPU2は、受信回路5に電波受信停止信号Cを出力することをもって、図4に示すステップS6或いはステップS10の電波修正処理を終了する。
【0087】
このように時刻データ受信装置1は、現在時刻データを出力する計時計数回路を2つ持っていることで、受信回路5から出力される受信データと、それら2つの回路から出力される時刻データとを比較し、どちらか一方と合うことでその受信データの信頼性を確認できることとなる。また、たとえ、受信時刻データが間違っていたとしても、次に正しいデータを受信した場合、もう一方のデータと一致すれば、その受信時刻データの信頼性が認められるので、誤受信の可能性が極めて低くなる。
【0088】
尚、上記の実施の形態は、本発明を例示したに過ぎず、適宜変更可能である。即ち、受信電波に含まれる時刻データを3回ずつ抽出したが、整合性が判断できれば、3回に限定されるものではない。
【0089】
また、本実施例においては、受信データの整合性判断処理として、1フレームごとの整合性判断(ステップS211)、3フレーム間の整合性判断(ステップS212)、曜日検証(ステップS213)の3処理を実施したが、これらが全部或いはいくつか行わない構成であってもよい。それは、第1データ、第2データとの比較によって、受信データの整合性判断が可能なためである。
【0090】
また、ステップS212の、3フレーム間の整合性判断処理において、少なくとも2つのフレームの整合性があれば、整合性があると判断し、その2つのフレームのデータを修正用の基準データとして採用しているが、3フレーム全ての整合性がある場合においてのみ、整合性があるとする構成でもよい。
【0091】
また、ステップS213における曜日検証は、ステップS212において3フレーム間の日付が一致(少なくとも2フレームが一致)した場合にのみに実施されることとしたが、各々の受信フレームにおける受信年、月、日データから演算された曜日と、受信した曜日データとを比較して、フレームごとに曜日検証を行う方法であってもよい。
【0092】
また、3フレーム間の日付データの整合性がない場合(3フレーム全部異なる場合)、ステップS224と、ステップS227において、受信時刻データの日付データと、第1或いは第2データの日付データとの比較が行われないが、受信データの3つの受信日付メモリ領域D1〜D3(それぞれ異なる)と、第1或いは第2データの日付データとを比較して、そのうちあったもの、例えば、D1であれば、D1を、ステップS231において、現在日付データとしてD3に書き換える設定でもよい。
【0093】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、第1、第2の時刻計数手段によって2種類の時刻データが得られ、表示手段によって第1の時刻計数手段の時刻データが表示され、比較手段によって電波受信手段によって得られた受信時刻データと第1、第2の時刻計数手段の時刻データと比較され、その比較の結果、第1の時刻修正手段によって、受信時刻データと、第1、第2の時刻計数手段の時刻データの少なくとも何れか一方との差が所定範囲内にある場合は、第1、第2の時刻計数手段の時刻データが、受信時刻データに基づいて修正され、第2の時刻修正手段によって、受信時刻データと、第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データとの差が所定範囲内にない場合は、第2の時刻計数手段の時刻データのみが受信時刻データに基づいて修正され、表示手段によって表示される第1の時刻計数手段の時刻データはそのままとなるので、誤修正の可能性が低くなる。
また、第2の修正手段によって第1の時刻計数手段を修正しなかった受信時刻データが仮に正しい場合においても、次に受信したデータと、第2の修正手段によって修正された第2の時刻計数手段の時刻データとの比較によって差が所定範囲内であると判別されることとなり、その受信時刻データに基づいて第1、第2の時刻計数手段が修正されるので、結局正しい時刻データに基づいて修正されることになる。
【0094】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、受信時刻データ、第1、第2の時刻データは、更に日のデータを含み、第1の時刻修正手段により、比較手段による比較の結果、受信時刻データの時・分が、第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の日とが一致する場合に、第1、第2の時刻計数手段の時刻データの時・分、及び日が受信時刻データに基づいて修正され、第2の時刻修正手段により、比較手段による比較の結果、受信時刻データの時・分と、第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データの時・分との差が所定範囲内になく、且つ受信時刻データの日と、第1、第2の時刻計数手段の双方の日と異なる場合に、第2の時刻計数手段の時刻データの時・分及び日が受信時刻データに基づいて修正され、第1の時刻計数手段の時刻データの時・分及び日はそのままであるので、受信時刻データの正確性が高いときには表示用、表示用でない双方の時刻データも書き換え、正確性が低いときは、表示用でない時刻データのみを受信時刻データに基づいて書き換えることとなり、誤修正の確率が低くなる。また、第2の修正手段によって表示用の時刻データが書き換えられなかった場合の受信時刻データが正しかった場合においても、次回の受信時刻データと、表示用でない時刻データとが比較され、その差が所定範囲内であれは、受信時刻データが採用されるので、結局正しく修正されることとなる。
【0095】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、第3の時刻修正手段によって、比較手段による比較の結果、受信時刻データの時・分と、第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ受信時刻データの日と、第1、第2の時刻計時計数手段における時刻データの日とが異なる場合に、第1の時刻計数手段の時刻データの時・分が受信時刻データに基づいて修正され、日はそのままである一方で、第2の時刻計数手段の時、分、及び日が受信時刻データに基づいて修正され、第1、第2の時刻計数手段と不一致の受信時刻データの日に関しては、表示手段によって表示される第1の時刻計数手段の日は修正されないため、正確性の高い時・分データのみを表示することができる。そして、その正確性が低い受信時刻データの日がたとえ正しかった場合においても、第1、第2の時刻計数手段と不一致の受信時刻データの日に基づいて修正された第2の時刻計数手段の日と、次の受信時刻データの日と比較され、差が所定範囲内であると判別されることにより採用されるので、結局正しい日に修正されることとなる。
【0096】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、経過日判断手段によって、第1、第2の経過日計数手段により計数された修正時からの経過日が、所定期間を超えているか否かにより受信時刻データとの比較の可否が判断されるので、第1又は第2の時刻計数手段に生じる誤差による受信時刻データとの比較への影響を防ぐことが出来る。
即ち、第1、第2時刻計数手段による時刻データが、所定期間以上経過した場合、誤差により分データの値がずれる場合があり、この場合比較手段による比較が正しく行われない場合があるが、経過日判断手段によって修正時からの経過日が所定期間経過しているときは、比較を行わないようにすることができることとなって、より誤修正の確率を低くすることができる。
【0097】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、電波受信手段によって、複数の受信時刻データが受信され、整合性判断手段によって、この複数の受信時刻データの整合性が所定の整合性判断条件に基づいて判断され、また、整合性判断の結果、受信時刻データのうち、少なくとも時、分のデータが整合性判断条件を満たしていると判断された場合に、比較手段による前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段との比較がなされるように構成されているので、受信時刻データ自体の整合性を確認してから、第1、第2の時刻計数手段のデータと比較されることとなって、より誤修正の確率が低くなることとなる。
【0098】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、受信時刻データには、年、月、日、曜日、時、分のデータが含まれ、整合性判断手段は曜日検証整合性判断手段を有し、この曜日検証整合性判断手段によって、受信時刻データのうち、年、月、日データから曜日を算出し、当該算出曜日データと、受信時刻データの受信曜日データとが一致するか否かの曜日検証による整合性判断が実施されるので、受信時刻データの整合性判断がより確実に行われることとなって誤修正の確率がより低くなる。
【0099】
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、手動時刻修正手段によって、操作者の手動による手動時刻データに基づいて第1、第2の時刻計数手段の時刻データが修正されるので、時刻修正が多様な方法で可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時刻データ受信装置の内部構造を示したブロック図である。
【図2】(a)タイムコードのフォーマットを示す図である。(b)タイムコードの曜日データの符号振り分け例を示す図である。
【図3】図2(a)のタイムコードの変調幅による符号振り分けを例示した図である。
【図4】本発明に係るの実施の形態の全体的な動作の流れ(ゼネラルフロー)を説明するためのフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートにおけるステップS6、ステップS10の電波修正処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図4のフローチャートにおけるステップS6、ステップS10の電波修正処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図4のフローチャートにおけるステップS6、ステップS10の電波修正処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】ステップS211におけるフレームごとの整合性判断処理の例を示した図である。
【図9】ステップS212における3フレーム間の時分データの整合性判断処理の例を示した図である。
【符号の説明】
1 時刻データ受信装置
2 CPU
3 RAM
4 アンテナ
5 受信回路
6 発振回路
7 第1分周回路
8 第1計時計数回路
9 第1経過日カウンタ
10 第2分周回路
11 第2計時計数回路
12 第2経過日カウンタ
13 スイッチ部
14 表示部
15 ROM

Claims (7)

  1. 基準クロック信号を計数して少なくとも時、分の時刻データを得る第1、第2の時刻計数手段と、
    前記第1の時刻計数手段の時刻データを表示する表示手段と、
    タイムコードを含む電波を受信して、少なくとも時、分の受信時刻データを得る電波受信手段と、
    この電波受信手段によって得られた受信時刻データを、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データと比較する比較手段と、
    この比較手段による比較結果、前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データの少なくとも一方との差が所定範囲内にある場合に、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データを、前記受信時刻データに基づいて修正する第1の時刻修正手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データとの差が所定範囲内にない場合に、前記第2の時刻計数手段の時刻データのみを前記受信時刻データに基づいて修正する第2の時刻修正手段と、
    を備えることを特徴とする時刻データ受信装置。
  2. 請求項1記載の時刻データ受信装置において、
    前記受信時刻データ、前記第1、第2の時刻データは、更に日のデータを含み、
    前記第1の時刻修正手段は、前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データの時・分と、前記第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の日とが一致する場合に、前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データの時・分、及び日を前記受信時刻データに基づいて修正するものであり、
    前記第2の時刻修正手段は、前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データの時・分と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の時刻データの時・分との差が所定範囲内になく、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計数手段の双方の日と異なる場合に、前記第2の時刻計数手段の時刻データの時・分及び日を前記受信時刻データに基づいて修正するものであることを特徴とする時刻データ受信装置。
  3. 請求項2記載の時刻データ受信装置において、
    前記比較手段による比較の結果、前記受信時刻データの時・分と、前記第1、第2の時刻計数手段の少なくとも何れか一方の時刻データの時・分との差が所定範囲内にあり、且つ前記受信時刻データの日と、前記第1、第2の時刻計数手段における時刻データの日とが異なる場合に、前記第1の時刻計数手段の時刻データの時・分を前記受信時刻データに基づいて修正するとともに、前記第2の時刻計数手段の時・分、及び日を前記受信時刻データに基づいて修正する第3の時刻修正手段を備えることを特徴とする時刻データ受信装置。
  4. 請求項1〜3記載の時刻データ受信装置において、
    前記第1、第2の時刻修正手段の何れか一方によって前記第1、第2の時刻計数手段の時刻データが修正された場合にその修正時からの経過日を計数する、第1、第2の経過日計数手段と、
    この第1、第2の経過日計数手段によって計数された修正時からの経過日が、所定期間を超えているか否かを判断することにより、前記受信時刻データとの比較の可否を判断する経過日判断手段と、
    を備えることを特徴とする時刻データ受信装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の時刻データ受信装置において、
    前記電波受信手段は、複数の受信時刻データを受信し、
    この複数の受信時刻データの整合性を所定の整合性判断条件に基づいて判断する整合性判断手段と、
    この整合性判断手段によって、前記受信時刻データのうち、少なくとも時、分のデータが整合性判断条件を満たしていると判断された場合に、前記比較手段による前記受信時刻データと、前記第1、第2の時刻計数手段との比較がなされるように構成されていることを特徴とする時刻データ受信装置。
  6. 請求項5記載の時刻データ受信装置において、
    前記受信時刻データは、年、月、日、曜日、時、分のデータを含み、
    前記整合性判断手段は、前記受信時刻データのうち、年、月、日データから曜日を算出し、当該算出曜日データと、受信時刻データの受信曜日データとが一致するか否かによって整合性を判断する曜日検証整合性判断手段を有することを特徴とする時刻データ受信装置。
  7. 請求項1〜6記載の時刻データ受信装置において、
    操作者の手動による手動時刻データに基づいて第1、第2の時刻計数手段の時刻データを修正する手動時刻修正手段を備えていることを特徴とする時刻データ受信装置。
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