JP3686856B2 - 配管継手 - Google Patents

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッチ、ブレーキ装置、機関、変速機冷却材、潤滑材管路、パワーステアリング、空調和ホース、計器管路等の部品に使用される配管継手に関し、特に、これらの配管に予め流体を封入した状態で、接続及び分離が可能である配管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、図9(ア)に配管継手200の断面図を示す。この従来の技術は、雌型配管継手210と、この雌型配管継手210に挿入する雄型配管継手220とで構成される。雌型配管継手210は、一端側は装置が接続される配管接続部211であり、他端側は一端が拡径可能な板バネ212を有する解放端213であり、内部通路214に雄型配管継手210が接続されないとき管路を閉鎖し、内部通路214に沿って軸方向に移動可能な逆止弁215を含む。図9(イ)に、板バネ212の斜視図を示す。
【0003】
また、雄型配管継手220は、一端側は装置が接続される配管接続部221であり、他端側は雌型配管継手210の板ばね212に係合する肩部223が設けられた、雌型配管継手210の解放端213に嵌入される解放端222であり、内部に雌型配管継手210に接続されないとき管路を閉鎖する逆止弁224を含む。
【0004】
この配管継手200は、雌型配管継手210の解放端213に雄型配管継手220を挿入して雌型配管継手210の板ばね212が拡径された後、雄型配管継手220の肩部223に係合されると共に、双方の逆止弁215、224が解放されて内部が連通され、接続を完了する構造であるため、継手210、220の結合を可能とし、配管中に空気が混入する可能性を極めて少なくする。
【0005】
この配管継手200は、自動車組立ラインの簡素化、及び自動車の保守を容易にするために好適に用いられるものである。即ち、配管継手200が分離しているときその先端を密封する機能を利用して、クラッチ装置、ブレーキ装置のマスタシリンダとクラッチ装置、ブレーキ装置等に予め作動油を封入しておき、夫々の部品を自動車に組み付けた後、配管継手200で配管の接続を行なうと、作動油が封入されるので作動油供給の手間が省け、組立ラインの簡素化が図れる。
【0006】
また、自動車の保守(車検等)の場合は、配管継手200の接続を解除して雌型配管継手210と雄型配管継手220とに分解し、各継手210、220とに接続された装置毎に点検を行なうことができ、点検が終了すれば、再び各装置を自動車に組み付け、配管継手200を接続すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、配管継手200は、自動車の生産ラインで結合されると、部品の故障・点検等の必要性がない限り分離されないため、故障・点検の時期を車検の時とすると、2年乃至3年に一度程度の分離・結合しか行わない。
【0008】
その間、自動車走行中に発生する強風及びこの強風に混じった粉塵、雨天時走行におけるタイヤに発生する水飛沫等が直接作用する劣悪な環境中に曝されると、配管継手200の結合部分(具体的には、雄型配管継手220の解放端222の外周と雌型配管継手210開放端213の内周との間)の隙間から自動車の走行中に発生する粉塵・水が板バネ212の装着部分に侵入して板バネ212が固着し、配管継手200は分離できなくなってしまう。
【0009】
そのような事態を避けるためには、この配管継手200は自動車の走行中に発生する粉塵・水等に曝されない場所を選定して設置される必要があり、設置場所に制約を受けることになる。
【0010】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、連結部から内部への粉塵・水等の進入を防止し、自動車内部に長時間設置されても、安定して分離・接続が可能である配管継手を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の発明の配管継手は、一端側に装置が接続される継手があり、他端の開放側に掛合部を備え、内部に後述する雌型配管継手が接続されないときは管路を閉鎖する逆止弁を含む雄型配管継手と、一端側に装置が接続される継手があり、他端の開放側に前記掛合部に掛合するバネ部材を備え、内部に前記雄型配管継手が接続されないときは管路を閉鎖する逆止弁を含む雌型配管継手と、を備え、前記雄型配管継手が前記雌型配管継手に嵌入され、前記バネ部材が前記掛合部に掛合することで連結され、各々の前記逆止弁が開放され内部が連通する配管継手であって、前記雌型配管継手の開放側の外径を内径とする円筒形状のブーツを設け、前記ブーツの内径を外径とする部分を有する前記雄型配管継手とし、前記連結された部分を前記ブーツで覆ったものである。
【0012】
上記の構成によると、雄型配管継手と雌型配管継手の連結部をブーツで覆うため、自動車の走行中に発生する粉塵・水等の連結部からの進入を防止することができ、連結部付近のバネ部材が固着してしまうことがないため、自動車内に長時間設置された後でも、ブーツを外し、バネ部材の掛合部を解除し、配管継手を分離し再度接合することが可能であり、自動車内の機器の保守点検を簡素化することができる。そのため、走行中に粉塵・水等が激しく作用する環境の部分にも配管継手を設けることができ、自動車内部で設置される場所を選ばない。
【0013】
また、ブーツを雄型配管継手又は雌型配管継手の外周にネジ部を設け、ブーツの内周にこのネジ部に螺合するネジ部を設けて、螺合させることによりネジ結合することが好ましい。これによると、ブーツを確実に連結部に定着させることができ、配管継手を一体化することができる。
【0014】
また、ブーツと雄型配管継手又は雌型配管継手との接合面に、O−リングを介在させることが好ましい。これによると、接合面の隙間を埋めることができ、自動車の走行中に発生する粉塵・水等の連結部からの進入を確実に防止することができる。更に、ブーツと雄型配管継手及び雌型配管継手の間にO−リングを設けることが好ましい。これによると、ブーツの両端の隙間を塞ぐことができ、自動車の走行中に発生する粉塵・水等の連結部からの進入を確実に防止することができる。
【0015】
また、ブーツをゴムや合成樹脂等の弾性材料によるものとし、雄型配管継手及び雌型配管継手の外径よりも小さい内径を有するブーツとすることも可能である。これによると、ブーツを広げて連結部に挿入するという簡単な操作で配管継手の連結部分を密着して覆うことができる。
【0016】
第2の発明の配管継手は、第1の発明において、前記雄型配管継手に、前記雌型配管継手が嵌入される部分に連続して、前記雌型配管継手の外径を有する大径部と、前記大径部よりも小さい径の小径部とが設けられ段部が形成されており、前記ブーツの一端側に前記段部に嵌合する内孔が設けられると共に、他端側が前記雌型配管継手に螺合されネジ接合されたものである。
【0017】
上記の構成によると、ブーツの一端を雄型配管継手と掛合し、他端を雌型配管継手と螺合しネジ接合するため、雄型配管継手と雌型配管継手とが一体化され、略剛体に近い状態となり、配管継手に振動が加わった時に、雄型配管継手及び雌型配管継手が夫々別の方向に動き、板バネに破損が生じてしまうのを防止することができる。このように、自動車の走行中に振動に耐え得る配管継手となるため、振動の激しい最も劣悪な環境の部分にも配管継手を設けることができ、自動車内部で設置される場所を選ばない。
【0018】
また、ブーツと雌型配管継手との間の隙間はネジの螺合部となり、ブーツと雄型配管継手との間の隙間は、ネジを締付けることにより限りなく無くすことができるため、自動車の走行中に発生する粉塵・水等の連結部からの進入を確実に防止することができる。そのため、自動車内部で設置される場所を選ばず、走行中に粉塵・水等が激しく作用する最も劣悪な環境の部分にも配管継手を設けることができ、自動車内部で設置される場所を選ばない。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施形態)
本発明の第1実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。
図1に示す配管継手1は、雄型配管継手10と雌型配管継手50とが接続されており、その接続部分が金属製のブーツ100で覆われている。図2に雄型配管継手10の断面図を、図3に雌型配管継手50の断面図を示す。
【0020】
雄型配管継手10は、筒体11と、筒体11の一端側にネジ接合された、装置が接続される継手12と、筒体11の他端の開放側付近に収容された弁体13(逆止弁)と、弁体13の土台となり筒体11内を摺動自在に設置された案内部14と、案内部14と継手12とを連結し、案内部14を開放側に付勢するバネ15とで構成される。
【0021】
図2において、筒体11は、略円筒形である。筒体11の一端側は、継手12を中程まで嵌入し継手12の外周に設けられた突部20で止められており、他端側は開放されている。筒体11の外周は、継手12が取付けられた方から、中径部21、大径部22、小径部23を形成している。筒体11の内孔19の開放側の先端には、小径内孔24が形成されている。
【0022】
筒体11の外周の中径部21には、凹部が設けられており、O−リング18が収容されている。小径部23の開放側付近には、開放側はテーパー面をなし反対側は段部である突起25(掛合部)が設けられており、更に開放側の先端部には凹部が設けられ、O−リング17が収容されている。大径部22と小径部23との段部には、突起25の段部の段差よりも若干大きな厚みを有するリリースリング16が配設されている。このリリースリング16は、大径部22よりも大きな径の部分のつば16aを有しており、その部分を把持することにより小径部23に沿って摺動可能である。
【0023】
案内部14は、筒体11の内孔19を摺動自在であり、継手12にバネ15で接続されており、筒体11の開放側に向かって常に付勢されるが、筒体11の小径内孔24よりも大きな径の部分を有しているため、小径内孔24により制止される。また、案内部14は、筒体11内を連通させる複数の通孔を有している。
【0024】
弁体13は、案内部14に設置されており、小径内孔24と略同じ径を有する。案内部14が先端小径部24により制止された状態のとき、弁体13は筒体11の開放端と同面となる。弁体13の筒体11の小径内孔24と接する面には、凹部が設けられ、O−リング26が収容されている。
【0025】
雌型配管継手50と接続されないときは、弁体13は筒体11の小径内孔24内に収容され、O−リング26により弁体13と内孔12との間の隙間を埋めて、継手12に接続される機器、配管等の作動油等の液体を保持する。また、弁体13は、雌型配管継手50と接続されると、雌型配管継手50の弁装置(後述する)により筒体11の内孔12内に押し込められ、小径内孔24から外れる。すると、内孔12内に流路が形成される。
【0026】
図3において、雌型配管継手50は、筒体51と、筒体51の一端側にネジ接合された、装置が接続される継手52と、筒体51の他端の開放側に設置された板バネ(バネ部材)53と、筒体51内を摺動自在に設置された可動弁体54(逆止弁)と、筒体51内の中央に設置された弁棒55と、弁棒55の土台となる円盤56と、可動弁体54と円盤56とを連結し、弁体54を開放側に付勢するバネ57とで構成される。
【0027】
筒体51は、略円筒形である。筒体51の一端側は、継手52を嵌入し継手12の外周に設けられた突部64で止められており、他端側は開放されている。筒体51の内孔58の、継手52が嵌入された側には大径内孔68が、開放側には、板バネ53を収容することが可能である長さを有する大径内孔60が形成されている。更に、大径内孔60の開放側には、小径内孔75が設けられている。筒体51の外周は、大径内孔60に沿って大径部65が、それ以外には小径部66が形成されている。
【0028】
筒体51の外周の大径部65には、凹部が設けられ、O−リング61が収容されており、O−リング61よりも先端側付近にネジ部67が設けられている。
【0029】
円盤56は、筒体51の内周の大径内孔68と略同径であり、内孔58の大径内孔68の段部と、継手52とで挟まれて固定される。円盤56には、略複数の通孔59が設けられている。
【0030】
弁棒55は、一端を円盤56の略中心部を貫通して固定されており、筒体51の内孔58の大径内孔60まで達さない長さである。弁棒55の、筒体51の開放側の先端には、先端大径部70を有する略円柱体の弁体69が設けられている。弁体69の外周には凹部が設けられ、O−リング63が収容されている。
【0031】
可動弁体54は、中心に弁棒55を貫通させて、筒体51の内孔58を摺動自在である。可動弁体54の外径は筒体51の内孔58と略同じであり、貫通穴71は弁体69と略同じ径である。円盤56にバネ57で接続された可動弁体54は筒体51の開放側に向かって常に付勢されるが、弁体69の先端大径部70により制止される。可動弁体54の筒体51の内孔58と接する面には、凹部が設けられ、O−リング63が収容されている。
【0032】
雄型配管継手10と接続されないときは、可動弁体54は弁体69を嵌入しており、O−リング63により弁体69と貫通穴71との間の隙間を閉鎖して、継手52に接続される機器、配管等の作動油等の液体を保持する。また、可動弁体54は、雄型配管継手10と雌型配管継手50とが接続されるとき、雄型配管継手10の小径部23により筒体51の内孔58内に押し込められ、弁体69から外れる。すると、弁棒55の周囲に流路が形成され、内孔58を開放する。
【0033】
板バネ53は、筒体51の開放側の大径内孔60内に設置されている。図4(ア)に、板バネ53を筒体51の開放側から見た図を、図4(イ)に図4(ア)のA−A´断面図を示す。板バネ53は、一部に切れ目を有する円筒形状の基部72に、内側に傾斜した短尺板バネ73と長尺板バネ74とが交互に設けられている。基部72は、一部分に隙間を有するため、撓ませることによって径を拡縮できるようになっている。板バネ53は、基部72を筒体51の開放側にして、筒体51の大径部に一旦縮径して収容され、大径部60内部で元の径に戻り、小径内孔75によって内部に掛止される。
【0034】
図5(ア)に、ブーツ100の正面図を、図5(イ)に断面図を示す。
ブーツ100は、略円筒形状の筒体101であり、筒体101の内孔104の一端側は小径内孔103であり、他端側は大径内孔106である。小径内孔103は、雄型配管継手10の中径部21と、内孔104は大径部22と略同径であり、大径内孔106は雌型配管継手50の大径部65と略同径である。
【0035】
内孔104の、大径内孔106側には、雌型配管継手50の開放側の外周に設けられているネジ部67に螺合する雌ネジ105が設けられている。又、ブーツ100の小径内孔103の外側には、ナット107が設けられており、ブーツ100全体を回転させ、雌ネジ105を雌型配管継手50のネジ部67に螺合することができる。
【0036】
尚、本実施形態では、ブーツ100はステンレスやアルミ二ウム等の金属製としたが、ゴムや合成樹脂等の弾性材料によるものでもよい。金属製とする場合は、ブーツと雄型配管継手及び雌型配管継手との間の隙間を小さくするように精度高く製造する必要がある。
【0037】
雄型配管継手10が雌型配管継手50に挿入されると、板バネ53の短尺板バネ73が、突起25により一旦拡径され、突起25を越えると再び元のように傾斜した形状となる。これにより、板バネ53が突起25により掛止され、雄型配管継手10と雌型配管継手50とは連結される。
【0038】
このとき、雄型配管継手10の弁体13が、雌型配管継手50の弁棒55により筒体11内に押し込められる。また、雌型配管継手50の可動弁体54が、雄型配管継手10の筒体11により筒体51内に押し込められる。これにより、双方の内部の自己シールは解除され、内部は連通する。
【0039】
尚、この連結は、雄型配管継手10に取付けられたリリースリング16により解除することができる。即ち、つば16aを把持し、リリースリング16を雌型配管継手50方向に移動させて、板バネ53の短尺バネ73を押し上げて拡径する。そして、雌型配管継手50を雄型配管継手10から離して、突起25での掛止を解除することにより、両者を分離することができる。また、雄型配管継手10と雌型配管継手50の分離と共に、弁装置13、54が閉鎖して各々に継手12、52を介して接続する機器に作動油等の流体を封入する。
【0040】
雄型配管継手10と雌型配管継手50の連結状態で、ブーツ100のナット107を回転させて、雌ネジ105にネジ部67を螺合させて、雄型配管継手10の中径部21及び大径部22と、雌型配管継手50の大径部65とをブーツ100で覆う。また、ブーツ100は、ネジ部67と雌ネジ105とが螺合されると、ブーツ100の肩102と雄型配管継手10の中径部21と大径部22との段部とが掛合するようになっている。
【0041】
このブーツ100により、雄型配管継手10と雌型配管継手50は一体的に締結され、配管継手1に加わる振動に耐え得る構造とすることができる。即ち、雄型配管継手10と雌型配管継手50とが一体的であるため、各々別々の振動が発生し、その連結部分で別の方向に動いて、板バネ等に破損が生じてしまうことがない。それと共に、ブーツ100により覆われて配管継手1の連結部に作用する粉塵・水等の進入は防止されるため、配管継手1の分離機能を保証する。
【0042】
尚、雌型配管継手50とブーツ100とを、螺合させてネジ結合すると共に、雄型配管継手10とブーツ100とを螺合によりネジ結合すると、配管継手は更に剛体に近い状態で一体的結合となり、より激しい振動に耐え得るものとすることができる。
【0043】
また、ブーツ100の小径内孔103と雄型配管継手10の中径部21との間はO−リング18で、大径内孔106と雌型配管継手50の大径部65との間はO−リング61で密封される。これにより、ブーツ100の両端は閉鎖され、配管継手1の連結部に作用する粉塵・水等の進入は長期間に渡り確実に防止されるため、配管継手1の分離機能を保証する。
【0044】
尚、O−リング18及びO―リング61は、雄型配管継手10及び雌型配管継手50とブーツ100との間が密接な状態であれば必ずしも必要ではないが、夫々の間を確実に気密状態とするのに好適に用いられる。O―リング18、61を省くと、ブーツ100の内周と、雄型配管継手10及び雌型配管継手50の外周の加工精度を向上させることが必要となる。
【0045】
以下に、ブーツ100の変形例として、ブーツ110、120、130を示す。
(変形例1)
ブーツ110の断面図を図6に示す。ブーツ110は、略円筒形状の筒体111であり、筒体111の内孔114の雌型配管側は大径内孔116である。内孔114は大径部22と略同径であり、大径内孔116は雌型配管継手50の大径部65と略同径である。
【0046】
内孔114の、大径内孔116側には、雌型配管継手50の開放側の外周に設けられているネジ部67に螺合する雌ネジ115が設けられている尚、筒体111の外周の中央部には、レンチを挿入する平坦部117が設けられており、この平坦部117にレンチをかけてブーツ110を回転させ、雌ネジ115を雌型配管継手50のネジ部67に螺合することができる。また、この変形例の場合、O―リング18は、雄型配管継手10の大径部22に設け、大径部22と内孔114との間を密封する。
【0047】
ブーツ110によると、ブーツ100よりも簡易な構成で、粉塵・水等が入ることのない、一体的な配管継手とすることができる。
【0048】
(変形例2)
ブーツ120の断面図を図7(ア)に、ブーツ120を用いた配管継手2を図7(イ)に示す。
ブーツ120は、合成ゴムや合成樹脂等の弾性材料で形成されている。ブーツ120は、略円筒形状の筒体121であり、筒体121の内孔124の雄型配管側10は突部125を形成している。内孔124は雄型配管継手10の大径部22及び雌型配管継手50の大径部65よりも若干小さい径を有する。尚、ブーツ120が用いられるとき、雄型配管継手10の大径部22に、突部125が嵌合する溝部81が設けられ、雌型配管継手50の大径部65にはO−リング61及びネジ部67が設けられない。
【0049】
このブーツ120は、弾性材料により形成されているため、簡易な構成で、しかも、押し広げて連結した雄型配管継手10及び雌型配管継手50を挿入するという簡単な操作で、双方の外周に密着させることができる。
【0050】
(変形例3)
ブーツ130の断面図を図8に示す。
ブーツ130は、合成ゴムや合成樹脂等の弾性材料で形成されている。ブーツ130は、略円筒形状の筒体131であり、筒体131の内孔134の両端に突部135、136を形成している。内孔134は雄型配管継手10の大径部22及び雌型配管継手50の大径部65よりも若干小さい径を有する。尚、ブーツ130が用いられるとき、雄型配管継手10の大径部22に、突部136が嵌合する溝部が設けられ、雌型配管継手50の大径部65には突部135が嵌合する溝部が設けられる。
【0051】
このブーツ130は、弾性材料により形成されているため、簡易な構成で、しかも、押し広げて連結した雄型配管継手10及び雌型配管継手50を挿入するという簡単な操作で、双方の外周に嵌合させて密着させることができる。
【0052】
尚、本発明による配管継手は、以上示した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、雄型配管継手と雌型配管継手との連結部分を覆い、粉塵・砂等の進入を防ぐと共に、一体化させるものであればよい。例えば、幅の細いテープ状のものを、雄型配管継手と雌型配管継手との連結部に、幾重にも巻回するものであってもよい。
【0053】
【発明の効果】
1の発明によると、雄型配管継手と雌型配管継手の連結部をブーツで覆うため、自動車の走行中に発生する粉塵・水等の連結部からの進入を防止することができ、連結部付近のバネ部材が固着してしまうことがないため、自動車内に長時間設置された後でも、ブーツを外し、バネ部材の掛合部を解除し、配管継手を分離し再度接合することが可能であり、自動車内の機器の保守点検を簡素化することができる。そのため、自動車内部で設置される場所を選ばず、走行中に粉塵・水等が激しく作用する環境の部分にも配管継手を設けることができ、自動車内部で設置される場所を選ばない。
【0054】
2の発明によると、ブーツの一端を雄型配管継手と掛合し、他端を雌型配管継手と螺合しネジ接合するため、雄型配管継手と雌型配管継手とが一体化され、略剛体に近い状態となり、配管継手に振動が加わった時に、雄型配管継手及び雌型配管継手が夫々別の方向に動き、板バネに破損が生じてしまうのを防止することができる。このように、自動車の走行中に振動に耐え得る配管継手となるため、振動の激しい最も劣悪な環境の部分にも配管継手を設けることができ、自動車内部で設置される場所を選ばない。
【0055】
また、ブーツと雌型配管継手との間の隙間はネジの螺合部となり、ブーツと雄型配管継手との間の隙間は、ネジを締付けることにより限りなく無くすことができるため、自動車の走行中に発生する粉塵・水等の連結部からの進入を確実に防止することができる。そのため、自動車内部で設置される場所を選ばず、走行中に粉塵・水等が激しく作用する最も劣悪な環境の部分にも配管継手を設けることができ、自動車内部で設置される場所を選ばない。
【図面の簡単な説明】
【図1】雄型配管継手10と雌型配管継手50とが連結された配管継手1の断面図である。
【図2】雄型配管継手10の断面図である。
【図3】雌型配管継手50の断面図である。
【図4】板バネ53の正面図と断面図である。
【図5】ブーツ100の正面図と断面図である。
【図6】ブーツ110の断面図である。
【図7】ブーツ120の断面図と、配管継手2の断面図である。
【図8】ブーツ130の断面図である。
【図9】配管継手200の断面図である。
【符号の説明】
1 配管継手
10 雄型配管継手
11 筒体
12 継手
13 弁体(逆止弁)
14 案内部
15 バネ
16 リリースリング
18 O−リング
19 内孔
20 突起
24 小径内孔
25 突起(掛合部)
50 雌型配管継手
51 筒体
52 継手
53 板バネ(バネ部材)
54 可動弁体(逆止弁)
55 弁棒
56 円盤
57 バネ
58 内孔
59 通孔
60 大径内孔
61 O−リング
67 ネジ部

Claims (2)

  1. 一端側に装置が接続される継手があり、他端の開放側に掛合部を備え、内部に後述する雌型配管継手が接続されないときは管路を閉鎖する逆止弁を含む雄型配管継手と、一端側に装置が接続される継手があり、他端の開放側に前記掛合部に掛合するバネ部材を備え、内部に前記雄型配管継手が接続されないときは管路を閉鎖する逆止弁を含む雌型配管継手と、を備え、前記雄型配管継手が前記雌型配管継手に嵌入され、前記バネ部材が前記掛合部に掛合することで連結され、各々の前記逆止弁が開放され内部が連通する配管継手であって、前記雌型配管継手の開放側の外径を内径とする円筒形状のブーツを設け、前記ブーツの内径を外径とする部分を有する前記雄型配管継手とし、前記連結された部分を前記ブーツで覆い、
    前記ブーツと前記雄型配管継手又は前記雌型配管継手とをネジ結合し、
    前記ブーツと前記雄型配管継手及び前記雌型配管継手との間において当該ブーツの両端にそれぞれO−リングを設けた配管継手。
  2. 前記雄型配管継手に、前記雌型配管継手が嵌入される部分に連続して、前記雌型配管継手の外径を有する大径部と、前記大径部よりも小さい径の小径部とが設けられ段部が形成されており、前記ブーツの一端側に前記段部に嵌合する内孔が設けられると共に、他端側が前記雌型配管継手に螺合されネジ接合された請求項1に記載の配管継手。
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