JP3685728B2 - 複数コンテンツ切替装置、複数コンテンツ切替方法、複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体及び複数コンテンツ切替プログラム - Google Patents

複数コンテンツ切替装置、複数コンテンツ切替方法、複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体及び複数コンテンツ切替プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声・映像等を含むストリーム放送を、インターネットを介して配信するのに好適な複数コンテンツ切替装置、複数コンテンツ切替方法、複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体及び複数コンテンツ切替プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭にあるパーソナル・コンピュータ端末(以下、単に「端末」又は「クライアント」という)とインターネットを利用したストリーミング放送が普及し始めている。
【0003】
このストリーミング放送は、既存のテレビ放送と比較して映像品質が悪く、現段階では広範囲に普及しているとは言えないが、将来的に、中継回線及び加入者回線の広帯域化に伴い、高品質の映像の配信が可能となって、現在のテレビ放送に匹敵する視聴メディアになるものと予想されている。
【0004】
現行のストリーミング放送は、既存のテレビ放送における配信形態とは大きく異なり、インターネットに接続されている全ての端末に向けて放送を行う必要はなく、視聴を希望する視聴者の端末にのみ配信される。この結果、ストリーミング放送における配信範囲及び配信数は、各クライアントの受信要求により、放送コンテンツのジャンルや配信時刻(放送時刻)などによって様々に変化する。
【0005】
ここで、インターネットは、既知のように大部分が有線の地上回線で構成されているが、この地上回線を利用したストリーミング放送の伝送コストは、所要のストリーム番組を、狭範囲に分布する少数の視聴者に向けて配信する場合には減少し、広範囲に分布する多数の視聴者に配信する場合には増大する。
【0006】
さらに、ストリーミング放送に地上回線を使用する場合、視聴者が急激に増加すると、輻輳に伴う伝搬遅延やパケットロスなどにより、その映像品質が極端に劣化することがある。こうした現状を考慮して、既存の地上回線によるインターネットを利用することなく、各家庭に衛星受信装置を設置し、常にほぼ一定の通信品質が保証された衛星回線を経由して、所要のストリーミング放送を提供するサービスが考え出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、ストリーム放送における主信号である放送コンテンツの配信と、副信号(ストリーム制御プロトコルとも呼ばれる)である放送受信要求・停止要求の処理、及びフロー制御などの管理情報のやり取りに関わる処理と、を1つのストリームサーバが行なっている。即ち、従来のストリーム放送では、1つのストリームサーバがクライアントからの受信要求に応じて、その受信要求ごとに、ストリーム・コンテンツ・パケットの再構成処理を行なった上で、ストリーム放送処理を行なっている。
【0008】
そのため、従来のストリーム放送では、同一のストリーム・コンテンツ・パケットを複数のクライアントに配信する場合でも、1つのストリームサーバが各クライアントに対して同一のストリーム・コンテンツ・パケットの再構成処理をそれぞれ行なう必要がある。従って、広範囲に分布する多数のクライアントにストリーム放送を配信する大規模なストリーム配信処理は、ストリームサーバの過負荷となり、且つ、伝送コストも過大となるので、従来のストリーム放送技術では実現が困難であるという問題点があった。
【0009】
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りである。
即ち、本発明の第1の目的は、多数のクライアントにストリーム放送を配信する大規模なストリーム配信処理を可能とする複数コンテンツ切替装置、複数コンテンツ切替方法、複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体及び複数コンテンツ切替プログラムを提供せんとするものである。
【0010】
本発明の第2の目的は、ストリームサーバでのストリーム・コンテンツ・パケットの再構成処理を軽減して、大規模なストリーム配信処理を可能とする複数コンテンツ切替装置、複数コンテンツ切替方法、複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体及び複数コンテンツ切替プログラムを提供せんとするものである。
【0011】
本発明の第3の目的は、ストリームサーバでのストリーム・コンテンツ配信の切替処理の軽減とストリーム・コンテンツ配信切替の高速化を可能とすることで、大規模なストリーム配信処理を可能とする複数コンテンツ切替装置、複数コンテンツ切替方法、複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体及び複数コンテンツ切替プログラムを提供せんとするものである。
【0012】
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明装置は、上記課題の解決に当たり、ストリームサーバから送信されたパケットをコンテンツ毎に格納する共通メモリと、コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部と、配信先管理部の求めに応じて、共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納するコピー処理部と、共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出するとともに、クライアントから送出されたパケットを受信するものでもあるクライアント側送受信手段と、クライアントから送出されたパケットに含まれるストリームコンテンツ要求情報に基づいて前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせるリクエストパケット解析部と、を有してなる構成手段を講じる特徴を有する。
【0014】
本発明方法は、上記課題の解決に当たり、各クライアントから出された受信要求のうちで、同一のコンテンツについての受信要求があった場合に、当該同一のコンテンツについてのパケットをコピーして、各クライアントに送信することで、大規模なストリーム配信処理を可能とする、構成手法を講じる特徴を有する。
【0015】
本発明記録媒体は、上記課題の解決に当たり、各クライアントから出された受信要求のうちで、同一のコンテンツについての受信要求があった場合に、当該同一のコンテンツについてのパケットをコピーして、各クライアントに送信する、一連の制御プログラムにより実録した構成手続を講じる特徴を有する。
【0016】
本発明プログラムは、上記課題の解決に当たり、各クライアントから出された受信要求のうちで、同一のコンテンツについての受信要求があった場合に、当該同一のコンテンツについてのパケットをコピーして、各クライアントに送信する、一連の制御手順を実行させる構成手順を講じる特徴を有する。
【0017】
更に、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念にわたる新規な特徴的構成手法、手段、手続又は手順を採用することにより、上記目的を達成するように為される。
【0018】
即ち、本発明装置の第1の特徴は、ストリームサーバを示すIPソースアドレスと複数コンテンツ切替装置を示すIPデスティネーションアドレスとを含むストリームパケットによるストリームサーバから送出されたストリーム番組をなすコンテンツを、複数のクライアントそれぞれの要求に応じて、各クライアントに送信する複数コンテンツ切替装置であって、前記ストリームサーバから送出された前記パケットを受信するサーバ側送受信手段と、当該サーバ側送受信手段が受信したパケットをコンテンツ毎に格納する共通メモリと、当該サーバ側送受信手段が受信したパケットのコンテンツ種別を解析するストリームパケット解析部と、コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部と、当該配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納するコピー処理部と、前記共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出するとともに、クライアントから送出されたパケットを受信するクライアント側送受信手段と、当該クライアント側送受信手段がクライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット解析部と、を有し、当該リクエストパケット解析部は、クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせることにより、当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない機能を有する、複数コンテンツ切替装置の構成採用にある。
【0020】
本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記リクエストパケット解析部が、前記クライアント側送受信手段が各クライアントにそれぞれ配信している各コンテンツの配信内容を示すコンテンツ情報を、当該各コンテンツの識別子に、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを、有してなる複数コンテンツ切替装置の構成採用にある。
【0021】
本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記リクエストパケット解析部が、前記クライアント側送受信手段が各クライアントにそれぞれ配信している各コンテンツの識別子、当該各コンテンツの名称、当該各コンテンツの配信帯域、当該各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを、有してなる複数コンテンツ切替装置の構成採用にある。
【0022】
本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装置の第1、第2又は第3の特徴における前記配信先管理部が、コンテンツの配信源を特定する情報と、当該コンテンツの配信宛先を特定する情報とを、相互に対応づけて保持してなる配信テーブルを、有してなる複数コンテンツ切替装置の構成採用にある。
【0023】
本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装置の第1、第2又は第3の特徴における前記配信先管理部が、コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて保持してなる配信テーブルを、有してなる複数コンテンツ切替装置の構成採用にある。
【0024】
本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装置の第2、第3、第4又は第5の特徴における前記リクエストパケット解析部が、クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信帯域とを、併せ持つコンテンツを、前記配信中コンテンツテーブルから取り出す機能を有し、前記配信先管理部は、前記リクエストパケット解析部が前記配信中コンテンツテーブルから取り出したコンテンツの前記識別子と当該コンテンツの要求をしたクライアントのIPアドレスとを、前記配信テーブルに追加する機能を有してなる複数コンテンツ切替装置の構成採用にある。
【0025】
本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装置の第2、第3、第4又は第5の特徴における前記リクエストパケット解析部が、クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信レベルとを、併せ持つコンテンツを、前記配信中コンテンツテーブルから取り出す機能を有し、前記配信先管理部は、前記リクエストパケット解析部が前記配信中コンテンツテーブルから取り出したコンテンツの前記識別子と当該コンテンツの要求をしたクライアントのIPアドレスとを、前記配信テーブルに追加する機能を有してなる複数コンテンツ切替装置の構成採用にある。
【0026】
本発明方法の第1の特徴は、伝送ストリーム番組の複数コンテンツ切替方法であって、
ストリームサーバを示すIPソースアドレスと複数コンテンツ切替装置を示すIPデスティネーションアドレスとを含むストリームパケット通信によるストリームサーバから送出されたパケットを受信し、当該受信したパケットをコンテンツ毎に共通メモリに格納し、当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析して、コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納する処理を実施し、当該共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出することで、ストリーム番組の伝送処理を実施する一方、クライアントから送出されたパケットを受信し、当該クライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット処理を実施するに伴い、クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先の切り替え処理を実施し、当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行わせずしてなる複数コンテンツ切替方法の構成採用にある。
【0028】
本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記リクエストパケット処理が、各クライアントにそれぞれ配信中の各コンテンツの識別子、当該配信中の各コンテンツの名称、当該配信中の各コンテンツの配信帯域、当該配信中の各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを用いて、前記コンテンツの配信宛先の切り替え処理を実施してなる複数コンテンツ切替方法の構成採用にある。
【0029】
本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方法の第2の特徴における前記配信先管理部が、コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて配線テーブルに配信テーブルに保持し、前記リクエストパケット処理は、前記コンテンツの配信宛先を切り替えさせる処理を行なうときに、クライアントの要求に合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、ある場合は、前記配信テーブルに、当該クライアントの要求に合致したコンテンツの識別子と当該クライアントのIPアドレスとを、追加させる処理を実施してなる複数コンテンツ切替方法の構成採用にある。
【0030】
本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方法の第3の特徴における前記リクエストパケット処理が、前記配信中コンテンツテーブルを検索して、クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信帯域と、当該クライアントの要求に合致する前記配信レベルとを、併せ持つコンテンツが、当該配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、当該コンテンツの識別子と当該要求したクライアントのIPアドレスとを、前記配信テーブルに、追加させる処理を実施し、当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にないと判断した場合は、前記ストリームサーバに対してコンテンツの配信要求をする処理を実施してなる複数コンテンツ切替方法の構成採用にある。
【0031】
本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方法の第3又は第4の特徴における前記複数コンテンツ切替方法が、ストリームサーバから送出されたパケットを受信し、当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析し、当該解析結果を前記配信テーブルに追加し、当該解析結果に係るコンテンツが、複数のクライアントが要求するコンテンツであるか否かを判断し、複数のクライアントが要求するコンテンツである場合は、当該コンテンツに係るパケットを、当該クライアント数分複写して、前記共通メモリへ格納する、ストリームパケット処理を含んでなる複数コンテンツ切替方法の構成採用にある。
【0032】
本発明記録媒体の第1の特徴は、ストリーム放送を配信する複数コンテンツ切替装置の動作を制御する複数コンテンツ切替プログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体であって、ストリームサーバから送出されたパケットを受信する手順と、当該受信したパケットをコンテンツ毎に共通メモリに格納する手順と、当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析する手順と、コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納する手順と、当該共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出することで、ストリーム番組を伝送する手順とを、順次踏んで一連に実行させるとともに、クライアントから送出されたパケットを受信する手順と、当該クライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット処理を行なう手順とを、順次踏んで一連に実行させ、当該リクエストパケット処理では、クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析して、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせることにより、当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない手順を実行させる、一連の手続を実録した複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0033】
本発明記録媒体の第2の特徴は、上記本発明記録媒体の第1の特徴における前記リクエストパケット処理が、各クライアントにそれぞれ配信中の各コンテンツの識別子、当該配信中の各コンテンツの名称、当該配信中の各コンテンツの配信帯域、当該配信中の各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを用いて、前記コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順を実行させる、とともに、前記コンテンツの配信宛先を切り替えさせる処理を行なうときに、クライアントの要求に合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、当該合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて保持してなる配信テーブルに、当該クライアントの要求に合致したコンテンツの識別子と当該クライアントのIPアドレスとを、追加させる手順を実行してなる複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0034】
本発明記録媒体の第3の特徴は、上記本発明記録媒体の第2の特徴における前記リクエストパケット処理が、前記配信中コンテンツテーブルを検索して、クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信帯域と、当該クライアントの要求に合致する前記配信レベルとを、併せ持つコンテンツが、当該配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、当該コンテンツの識別子と当該要求したクライアントのIPアドレスとを、前記配信テーブルに、追加させる手順を実行させ、当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にないと判断した場合は、前記ストリームサーバに対してコンテンツの配信要求をする手順を実行してなる複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0035】
本発明プログラムの第1の特徴は、ストリーム放送で配信する複数コンテンツの切替を制御する複数コンテンツ切替プログラムであって、ストリームサーバから送出されたパケットを受信する手順と、当該受信したパケットをコンテンツ毎に共通メモリに格納する手順と、当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析する手順と、コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納する手順と、共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出することで、ストリーム番組を伝送する手順とを、順次踏んで一連に実行させるとともに、クライアントから送出されたパケットを受信する手順と、当該クライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット処理を行なう手順をも、併せて順次踏んで一連に実行させ、前記リクエストパケット処理では、当該ストリームコンテンツ要求情報に基づいて、クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせることにより、当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信し、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない手順を実行させてなる複数コンテンツ切替プログラムの構成採用にある。
【0036】
本発明プログラムの第2の特徴は、上記本発明プログラムの第1の特徴における前記リクエストパケット処理が、前記ストリームコンテンツ要求情報に基づいて、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順を実行させるに当り、各クライアントにそれぞれ配信中の各コンテンツの識別子、当該配信中の各コンテンツの名称、当該配信中の各コンテンツの配信帯域、当該配信中の各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを用いて、前記コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順をも実行させてなる複数コンテンツ切替プログラムの構成採用にある。
【0037】
本発明プログラムの第3の特徴は、上記本発明プログラムの第2の特徴における前記配信先の切替手順が、クライアントの要求に合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、当該合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて保持してなる配信テーブルに、当該クライアントの要求に合致したコンテンツの識別子と当該クライアントのIPアドレスとを、追加させる手順をも含んでなる複数コンテンツ切替プログラムの構成採用にある。
【0038】
本発明プログラムの第4の特徴は、上記本発明プログラムの第1、第2又は第3の特徴における前記複数コンテンツ切替プログラムが、ストリームサーバから送出されたパケットを受信し、当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析する手順と、当該解析結果を前記配信テーブルに追加する手順と、当該解析結果に係るコンテンツが、複数のクライアントが要求するコンテンツであるか否かを判断する手順と、ここで、クライアントから初めて要求されたコンテンツである場合は、前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順と、反対に、複数のクライアントが要求するコンテンツである場合は、当該コンテンツに係るパケットを、当該クライアント数分複写して、前記共通メモリへ格納し、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない手順とを、順次踏んで一連に実行させる、ストリームパケット処理手順を有してなる複数コンテンツ切替プログラムの構成採用にある。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を装置例、方法例、記録媒体例及びプログラム例につき説明する。
【0040】
なお、本発明は、ストリームサーバから送出されたパケット(ストリーム番組)を一旦共通メモリに格納し、複数のクライアントそれぞれの要求に応じて、各クライアントにストリーム番組を送信するものであるが、本実施形態では、インターネットを介してストリーム番組を配信する形態を挙げて説明するも、本発明はこれ等に限定されるものではなく、インターネット以外の各種の通信網にも適用できる。
【0041】
(装置例)
図1は、本発明の装置例を示す複数コンテンツ切替装置の接続形態を示す模式図である。
図中、1はストリーム番組をなすパケット(以下、「ストリームパケット」という。)の送信源となるストリームサーバ、2は本発明の装置例である複数コンテンツ切替装置、5,5,5,5,5はストリームパケットを受信する複数のクライアントである。
【0042】
ここで、ストリームサーバ1と複数コンテンツ切替装置2は、サーバ側通信回線4で接続されている。複数コンテンツ切替装置2と各クライアント5,5,5,5,5とは、クライアント側通信回線4,4,4,4,4で接続されている。
【0043】
複数コンテンツ切替装置2がストリームサーバ1から受信したストリームパケットは、ストリームサーバ1を示すIPソースアドレスと、複数コンテンツ切替装置2を示すIPデスティネーションアドレスと、をもっている。
【0044】
複数コンテンツ切替装置2が各クライアント5,5,5,5に送信するストリームパケットは、複数コンテンツ切替装置2若しくはストリームサーバ1を示すIPソースアドレスと、各クライアント5,5,5,5の内の一つを示すIPデスティネーションアドレスとが付けられる。
【0045】
そこで、複数コンテンツ切替装置2は、ストリームパケットを各クライアント5,5,5,5に配信するために、ストリームパケットのIPデスティネーションアドレス及び/又はソースアドレスを付け替える処理を行なう。この処理に伴なうポート番号の付け替え処理も、複数コンテンツ切替装置2が行なう。
【0046】
図2は、本発明の装置例である複数コンテンツ切替装置2の概念ブロック図である。
複数コンテンツ切替装置2は、回線終端部202a,202bと、パケット振分部203と、リクエストパケット解析部204と、リクエストパケット生成部205と、コピー処理部206と、配信先管理部207と、共通メモリ208と、ストリームパケット解析部209とで構成されている。
【0047】
回線終端部202aは、クライアント側通信回線4,4,4,4,4と接続して、クライアント5,5,5,5とのパケットの送受信をするクライアント側送受信手段となるものである。回線終端部202bは、サーバ側通信回線3と接続して、ストリームサーバ1とのパケットの送受信をするサーバ側送受信手段となるものである。
【0048】
共通メモリ208は、サーバ側送受信手段をなす回線終端部202bが受信したストリームパケットをコンテンツ毎に格納するものである。また、共通メモリ208は、クライアント側送受信手段をなす回線終端部202aが受信したパケット及びリクエストパケット生成部205が生成したリクエストパケットも格納する。
【0049】
ストリームパケット解析部209は、サーバ側送受信手段をなす回線終端部202bが受信したストリームパケットのコンテンツ種別を解析するものである。
【0050】
配信先管理部207は、コンテンツの配信宛先を管理するもの、即ち共通メモリ208に格納された各ストリームパケットの配信宛先を管理するものである。
【0051】
コピー処理部206は、配信先管理部207の求めに応じて、共通メモリ208に格納されている特定のストリームパケットを複写して、共通メモリ208に格納するものである。
【0052】
パケット振分部203は、回線終端部202aがクライアント5,5,5,5から受信したパケットを解析して、当該パケットがストリームコンテンツを要求する内容のものか、その他の一般のパケットであるかを判断し、ストリームコンテンツを要求するパケットをリクエストパケット解析部204に送り、一般のパケットを共通メモリ208に格納させるものである。
【0053】
リクエストパケット解析部204は、パケット振分部203から送られてきたパケット、即ちクライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するものである。ここで、ストリームコンテンツ要求情報とは、クライアント5,5,5,5が要求するコンテンツ名、配信帯域、及び配信レベルを示す情報である。
【0054】
また、リクエストパケット解析部204は、解析したストリームコンテンツ要求情報に基づいて、配信先管理部207を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせるものである。
【0055】
リクエストパケット生成部205は、リクエストパケット解析部204で解析されたパケットのコンテンツ種別、即ちクライアントが要求するコンテンツに係るストリームパケットが共通メモリ208に存在していないと、リクエストパケット解析部204で判断された場合に、当該コンテンツの配信をストリームサーバ1に要求するパケット(リクエストパケット)を生成して、共通メモリ208に格納させるものである。
【0056】
図7は、リクエストパケット解析部204において構成されている配信中コンテンツテーブルを示す図である。
配信中コンテンツテーブルは、複数コンテンツ切替装置2が各クライアント5,51,52,53,5nに対して、現在配信している各コンテンツの内容を示す表である。そこで、図6に示すように、配信中コンテンツテーブルには、配信中の各コンテンツの識別子(1)〜(6)、その各コンテンツの名称(例えば、「LiveA」,「LiveB」)、その各コンテンツの配信帯域(例えば、「50kbps」、「300kbps」)、その各コンテンツの配信レベル(例えば「規定なし」、「高優先」、「音声のみ」)が、それぞれ関連付けて保持されている。
【0057】
なお、配信レベルにおける「高優先」とは、当該コンテンツパケットの送信についての優先順位を他のパケットよりも高くしていることを示し、「高優先」の配信レベルを指定することで当該コンテンツパケットが他のパケットよりも高速に送信され、いわゆるコマ落ちのないストリーム番組を見ることができる。
また、配信レベルにおける「音声のみ」とは、ストリーム番組における音声のみをクライアントに送信していることを示している。
【0058】
図8は、配信先管理部207において構成されている配信テーブルを示す図である。
配信テーブルは、ストリームコンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスを、当該コンテンツの識別子に対応づけて保持してなる表である。
即ち、配信テーブルは、ストリームコンテンツに係るパケットの送信元(例えば、ストリームサーバ1)と、そのパケットの宛先(例えば、クライアント5,5,5,5,5)と、を対応づけている表である。
【0059】
図8に示す配信テーブルの左側に示されている「受信パケット」行は、複数コンテンツ切替装置2が受信したパケット(ストリームコンテンツ)の送信元のIPアドレスとUDPポート番号とを、各コンテンツ識別子に対応づけて、表したものである。
【0060】
配信テーブルの右側に示されている「送信パケット」行は、ストリームコンテンツに係るパケットの宛先であるクライアント5,5,5,5のIPアドレスとUDPポート番号とを、各コンテンツ識別子に対応づけて、表したものである。
【0061】
そして、ストリームコンテンツに係るパケットの宛先を増やす場合は、配信テーブルにおける「送信パケット」行に、その宛先となるクライアント5のIPアドレス及びUDPポート番号を追加すればよい。この追加に応じて、コピー処理部206及ぶ共通メモリ208がストリームコンテンツに係るパケットをコピーして、追加にかかるクライアント5に送信する。
【0062】
こられにより、複数コンテンツ切替装置2は、ストリームサーバ1の負荷を大幅に軽減することができるとともに、広範囲の多数のクライアントにストリーム放送を配信する大規模なストリーム配信処理をすることができる。
【0063】
(方法例)
図3は、前記装置例に適用するストリームコンテンツ要求パケット処理を実施するフローチャートである。
【0064】
ストリームコンテンツ要求パケット処理は、複数コンテンツ切替装置2がクライアント5から受信したパケットを、ストリームコンテンツを要求する内容のパケット(以下、「ストリームコンテンツ要求パケット」という。)と、その他のパケットとに、振り分ける処理である。
【0065】
先ず、複数コンテンツ切替装置2は、クライアント5から送出されたパケットを、クライアント側通信回線4及び回線終端部202aを介して受信する(ST1)。
【0066】
その受信されたパケットは、パケット振分部203に送られて、ストリームコンテンツ要求パケットであるか、又はその他のパケットであるか判断される(ST2)。
【0067】
ここで、ST2の判断は、例えば、「あて先TCPポート番号」の列と、「パケット種別」の列からなるテーブルを用いて行う。「あて先TCPポート番号」の列には、クライアント5から送出された各パケットそれぞれのあて先を示すTCPポート番号がそれぞれ記載されている。「パケット種別」の列には、「あて先TCPポート番号」の列に記載された各TCPポート番号にそれぞれ対応して、クライアント5から送出された各パケットそれぞれのパケット種別が記載されている。
【0068】
「あて先TCPポート番号」の列には、例えば、「5000」、「5010」などが記載されている。
「パケット種別」の列には、例えば、「ストリームコンテンツ要求パケット」、「一般パケット」などが記載されている。
【0069】
本例では、ストリームコンテンツ要求パケットのあて先がTCPポート番号5000であり、一般パケットのあて先がTCPポート番号5010であることを示している。
【0070】
そして、ST2において、ストリームコンテンツ要求パケットと判断されたパケットはリクエストパケット解析部204に送られ(ST3)、一方、その他のパケット(一般パケット)と判断されたものは共通メモリ208に格納される(ST4)。なお、ST4において、共通メモリ208に格納された一般パケットは、回線終端部202b及びサーバ側通信回線3を介して、ストリームサーバ1に送信される。
【0071】
ST3において、リクエストパケット解析部204に送られたストリームコンテンツ要求パケットについては、以下に説明するリクエストパケット処理が行なわれる。
【0072】
図4は、前記装置例に適用するリクエストパケット処理を実施するフローチャートである。
リクエストパケット処理は、ストリームコンテンツ要求パケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析する処理であり、解析したストリームコンテンツ要求情報に基づいて、配信先管理部207を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせる処理を実行させるものである。
【0073】
具体的には、先ず、リクエストパケット解析部204は、配信中コンテンツテーブルを検索して(ST31)、クライアント5の要求に合致するコンテンツ名であり、且つ、クライアント5の要求に合致する配信帯域であり、且つ、クライアント5の要求に合致する配信レベルである、コンテンツが、配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断する(ST32、ST33、ST34)。
【0074】
ST32からST34で、クライアント5の要求に全て合致するコンテンツが配信中コンテンツテーブルの中に「ある」と判断した場合は、リクエストパケット解析部204が配信先管理部207を制御して、そのコンテンツを要求したクライアント5のIPアドレス及びUDPポート番号を、当該コンテンツの識別子に対応させて、配信テーブルに追加させる配信テーブル設定処理を行なう(ST35)。
【0075】
ST32からST34でクライアント5の要求に全て合致するコンテンツが配信中コンテンツテーブルの中に「ない」と判断した場合は、コンテンツの送信源となるストリームサーバ1にコンテンツの配信要求する処理を、リクエストパケット解析部204がリクエストパケット生成部205に行なわせる(ST36)。すると、リクエストパケット生成部205は、コンテンツの配信要求を示すパケットを生成して、そのパケットを共通メモリ208に格納させ、ストリームサーバ1に向けて送出させる(ST37)。
【0076】
これらにより、リクエストパケット処理を実行することで、クライアント5が新たに要求するコンテンツが、配信中コンテンツテーブルのなかにある場合は、そのコンテンツについてのストリームパケットを、配信テーブルを用いて簡易かつ迅速に複写して、クライアント5に送信することができる。
【0077】
図5は、前記装置例に適用する配信テーブル設定処理を実施するフローチャートである。
配信テーブル設定処理は、図4に示すリクエストパケット処理のST35で実行される処理である。そして、配信テーブル設定処理は、クライアント5の要求に合致するコンテンツ(ストリーム放送)がすでに他のクライアントに配信中である場合に、そのクライアント5の要求に対して、従来のストリームサーバのようにストリームコンテンツを構成するパケットの再構成処理を行なわず、配信テーブルの切替だけでストリーム放送処理を行なうものである。
【0078】
具体的には、先ず、配信先管理部207は、クライアント5の要求に合致するコンテンツが当該クライアント5に対してすでに配信中であるか否かを、配信テーブルを検索して判断する(ST41)。
【0079】
ST41で、要求したクライアント5に対してすでに配信中であると判断された場合は、配信テーブルにおいて要求したクライアント5についてのエントリを削除する(ST42)。即ち、配信テーブルにおける「送信パケット」行のなかから、要求したクライアント5を示す宛先IPアドレス及びUDPポート番号が削除される。
【0080】
ST41で「配信中ではない」と判断された場合、及び、ST42の処理が終わった場合は、配信先管理部207は、要求したクライアント5の当該要求に合致するコンテンツ識別子を配信テーブルの中から選択する(ST43)。
【0081】
その後、配信テーブルの中における「送信パケット」行に、要求したクライアント5を示す宛先IPアドレス及びUDPポート番号を、ST43で選択したコンテンツ識別子に関連づけて、追加する(ST44)。
【0082】
図6は、前記装置例に適用するストリームパケット処理を実施するフローチャートである。
ストリームパケット処理は、ストリームサーバ1から複数コンテンツ切替装置2が受信したストリームパケットにつき、そのストリームパケットの受信を求めるクライアントが複数存在する場合は、そのストリームパケットをコピーして、当該複数のクライアントに送信するための処理である。
【0083】
具体的には、先ず、ストリームパケット解析部209は、ストリームサーバ1から送信されてきて共通メモリ208に保持されているストリームパケットのコンテンツ種別を解析する(ST51)。
【0084】
その後、ストリームパケット解析部209は、解析結果を配信先管理部207に送り、そのコンテンツ種別を配信テーブルに追加させる(ST52)。
【0085】
そして、配信先管理部207は、配信テーブルを用いて、共通メモリ208に保持されているストリームパケットの配信先(クライアント5)を決定する(ST53)。
【0086】
ここで、当該ストリームパケットの受信を要求するクライアントが複数ある場合は(ST54)、当該ストリームパケットを、当該クライアント数分だけコピー処理部206で複写させて(ST55)、共通メモリ208に格納させる(ST56)。
【0087】
これらにより、ストリームパケット処理を実行することで、複数のクライアントに対して、同一のコンテンツに係るストリームパケットを簡易かつ迅速に送信することができる。
【0088】
(記録媒体例、プログラム例)
前記装置例を制御し、前記方法例を実施する本実施形態の記録媒体例及びプログラム例の実行手順を説明する。
【0089】
本プログラム例は、図3に示すストリームコンテンツ要求パケット処理、図4に示すリクエストパケット処理、図5に示す配信テーブル設定処理及び図6に示すストリームパケット処理を、中継装置に、実行させるものとする。また、本プログラム例は、上述の装置例に係る複数コンテンツ切替装置2の機能を実現するプログラムとしてもよい。
【0090】
本記録媒体例は、図3に示すストリームコンテンツ要求パケット処理、図4に示すリクエストパケット処理、図5に示す配信テーブル設定処理及び図6に示すストリームパケット処理を、実行するプログラムを、中継装置に、読取り可能に記録したものとする。また、本記録媒体例は、上述の装置例に係る複数コンテンツ切替装置2の機能を実現するプログラムを、中継装置に、読取り可能に実録したものとしてもよい。
【0091】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、必ずしも上記した事項に限定されるものではなく、本発明の目的を達し、下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能である。例えば、上述の実施形態では、図1に示すように、ストリームサーバ1とクライアント5との間に、1つの複数コンテンツ切替装置2が配置される態様について説明したが、ストリームサーバ1とクライアント5との間に、複数の複数コンテンツ切替装置2が配置される態様に、適用してもよい。即ち、複数の複数コンテンツ切替装置2を、多段に、又は、ツリー構造に接続した態様に、本発明を適用してもよい。
この場合は、下流側にある複数コンテンツ切替装置2がクライアント5として、上流側にある複数コンテンツ切替装置2へ接続しにいく、構成となる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ストリームサーバから送信されたパケットを受信し、そのパケットを要求するクライアントの数だけ、当該パケットを複写してクライアントに配信することができるので、ストリームサーバにおけるストリームパケットの再構成処理を軽減することが可能となる。
【0093】
また、配信中コンテンツテーブル及び配信テーブルを用いることで、複数のクライアントに対して、高速にストリームパケットを複写して配信することが可能となり、多数のクライアントに対する大規模なストリーム配信処理が可能となる。
【0094】
また、配信中コンテンツテーブル及び配信テーブルを用いることで、新たなクライアントの配信要求に対して、迅速にストリームパケットを配信することが可能となり、クライアントにおけるストリーム番組の切替要求に対して、遅延なく対処することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例に係る複数コンテンツ切替装置の模式接続図である。
【図2】同上の複数コンテンツ切替装置の概念ブロック図である。
【図3】本発明の方法例に係るストリームコンテンツ要求パケット処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の方法例に係るリクエストパケット処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の方法例に係る配信テーブル設定処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の方法例に係るストリームパケット処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明で用いられる配信中コンテンツテーブルを示す図である。
【図8】本発明で用いられる配信テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…ストリームサーバ
2…複数コンテンツ切替装置
3…サーバ側通信回線
4、4、4、4、4…クライアント側通信回線
5、5、5、5、5…クライアント
202a、202b…回線終端部
203…パケット振分部
204…リクエストパケット解析部
205…リクエストパケット生成部
206…コピー処理部
207…配信先管理部
208…共通メモリ
209…ストリームパケット解析部

Claims (19)

  1. ストリームサーバを示すIPソースアドレスと複数コンテンツ切替装置を示すIPデスティネーションアドレスとを含むストリームパケットによるストリームサーバから送出されたストリーム番組をなすコンテンツを、複数のクライアントそれぞれの要求に応じて、各クライアントに送信する複数コンテンツ切替装置であって、
    前記ストリームサーバから送出された前記パケットを受信するサーバ側送受信手段と、
    当該サーバ側送受信手段が受信したパケットをコンテンツ毎に格納する共通メモリと、
    当該サーバ側送受信手段が受信したパケットのコンテンツ種別を解析するストリームパケット解析部と、
    コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部と、
    当該配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納するコピー処理部と、
    前記共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出するとともに、クライアントから送出されたパケットを受信するクライアント側送受信手段と、
    当該クライアント側送受信手段がクライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット解析部と、を有し、
    当該リクエストパケット解析部は、
    クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせることにより、
    当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない機能を有する、
    ことを特徴とする複数コンテンツ切替装置。
  2. 前記リクエストパケット解析部は、
    前記クライアント側送受信手段が各クライアントにそれぞれ配信している各コンテンツの配信内容を示すコンテンツ情報を、当該各コンテンツの識別子に、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを、有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の複数コンテンツ切替装置。
  3. 前記リクエストパケット解析部は、
    前記クライアント側送受信手段が各クライアントにそれぞれ配信している各コンテンツの識別子、当該各コンテンツの名称、当該各コンテンツの配信帯域、当該各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを、有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の複数コンテンツ切替装置。
  4. 前記配信先管理部は、
    コンテンツの配信源を特定する情報と、当該コンテンツの配信宛先を特定する情報とを、相互に対応づけて保持してなる配信テーブルを、有する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の複数コンテンツ切替装置。
  5. 前記配信先管理部は、
    コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて保持してなる配信テーブルを、有する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の複数コンテンツ切替装置。
  6. 前記リクエストパケット解析部は、
    クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信帯域とを、併せ持つコンテンツを、前記配信中コンテンツテーブルから取り出す機能を有し、
    前記配信先管理部は、
    前記リクエストパケット解析部が前記配信中コンテンツテーブルから取り出したコンテンツの前記識別子と当該コンテンツの配信宛先を特定する情報とを、前記配信テーブルに追加する機能を有する、
    ことを特徴とする請求項2、3、4又は5に記載の複数コンテンツ切替装置。
  7. 前記リクエストパケット解析部は、
    クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信レベルとを、併せ持つコンテンツを、前記配信中コンテンツテーブルから取り出す機能を有し、
    前記配信先管理部は、
    前記リクエストパケット解析部が前記配信中コンテンツテーブルから取り出したコンテンツの前記識別子と、当該コンテンツの要求をしたクライアントのIPアドレス及び/又はポート番号とを、前記配信テーブルに追加する機能を有する、
    ことを特徴とする請求項2、3、4又は5に記載の複数コンテンツ切替装置。
  8. 伝送ストリーム番組の複数コンテンツ切替方法であって、
    ストリームサーバを示すIPソースアドレスと複数コンテンツ切替装置を示すIPデスティネーションアドレスとを含むストリームパケット通信によるストリームサーバから送出されたパケットを受信し、
    当該受信したパケットをコンテンツ毎に共通メモリに格納し、
    当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析して、
    コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納する処理を実施し、
    当該共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出することで、ストリーム番組の伝送処理を実施する一方、
    クライアントから送出されたパケットを受信し、
    当該クライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット処理を実施するに伴い、
    クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先の切り替え処理を実施し、当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行わせない、
    ことを特徴とする複数コンテンツ切替方法。
  9. 前記リクエストパケット処理は、
    各クライアントにそれぞれ配信中の各コンテンツの識別子、当該配信中の各コンテンツの名称、当該配信中の各コンテンツの配信帯域、当該配信中の各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを用いて、前記コンテンツの配信宛先の切り替え処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の複数コンテンツ切替方法。
  10. 前記配信先管理部は、
    コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて配信テーブルに保持し、
    前記リクエストパケット処理は、
    前記コンテンツの配信宛先の切り替え処理を行なうときに、クライアントの要求に合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあるか実施し、ある場合は、前記配信テーブルに、当該クライアントの要求に合致したコンテンツの識別子に対応づけて、当該クライアントのIPアドレス及び/又はポート番号を、追加させる処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の複数コンテンツ切替方法。
  11. 前記リクエストパケット処理は、
    前記配信中コンテンツテーブルを検索して、
    クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信帯域と、当該クライアントの要求に合致する前記配信レベルとを、併せ持つコンテンツが、当該配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、
    当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、当該コンテンツの識別子と、当該要求したクライアントのIPアドレス及び/又はポート番号とを、前記配信テーブルに、追加させる処理を実施し、
    当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にないと判断した場合は、前記ストリームサーバに対してコンテンツの配信要求をする処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の複数コンテンツ切替方法。
  12. 前記複数コンテンツ切替方法は、
    ストリームサーバから送出されたパケットを受信し、当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析し、
    当該解析結果を前記配信テーブルに追加し、
    当該解析結果に係るコンテンツが、複数のクライアントが要求するコンテンツであるか否かを判断し、
    複数のクライアントが要求するコンテンツである場合は、当該コンテンツに係るパケットを、当該クライアント数分複写して、前記共通メモリへ格納する、ストリームパケット処理を含む、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の複数コンテンツ切替方法。
  13. ストリーム放送で配信する複数コンテンツの切替を制御する複数コンテンツ切替プログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒体であって、
    ストリームサーバから送出されたパケットを受信する手順と、
    当該受信したパケットをコンテンツ毎に共通メモリに格納する手順と、
    当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析する手順と、
    コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納する手順と、
    当該共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出することで、ストリーム番組を伝送する手順とを、
    順次踏んで一連に実行させるとともに、
    クライアントから送出されたパケットを受信する手順と、
    当該クライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット処理を行なう手順とを、
    順次踏んで一連に実行させ、
    当該リクエストパケット処理では、
    クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析して、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせることにより、
    当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない手順を実行させる、 一連の手続を実録した、
    ことを特徴とする複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体。
  14. 前記リクエストパケット処理は、
    各クライアントにそれぞれ配信中の各コンテンツの識別子、当該配信中の各コンテンツの名称、当該配信中の各コンテンツの配信帯域、当該配信中の各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを用いて、前記コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順を実行させる、とともに、
    前記コンテンツの配信宛先を切り替えさせる処理を行なうときに、クライアントの要求に合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、
    当該合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、
    コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて保持してなる配信テーブルに、当該クライアントの要求に合致したコンテンツの識別子と当該クライアントのIPアドレスとを、追加させる手順を実行させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体。
  15. 前記リクエストパケット処理は、
    前記配信中コンテンツテーブルを検索して、
    クライアントの要求に合致する前記コンテンツの名称と、当該クライアントの要求に合致する前記配信帯域と、当該クライアントの要求に合致する前記配信レベルとを、併せ持つコンテンツが、当該配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、
    当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、当該コンテンツの識別子と、当該要求したクライアントのIPアドレス及び/又はポート番号とを、前記配信テーブルに、追加させる手順を実行させ、
    当該コンテンツが当該配信中コンテンツテーブルの中にないと判断した場合は、前記ストリームサーバに対してコンテンツの配信要求をする手順を実行させる、
    ことを特徴とする請求項14に記載の複数コンテンツ切替プログラムを記録した記録媒体。
  16. ストリーム放送で配信する複数コンテンツの切替装置の動作を制御する複数コンテンツ切替プログラムであって、
    ストリームサーバから送出されたパケットを受信する手順と、
    当該受信したパケットをコンテンツ毎に共通メモリに格納する手順と、
    当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析する手順と、
    コンテンツの配信宛先を管理する配信先管理部の求めに応じて、前記共通メモリに格納されているパケットを複写して、当該共通メモリに格納する手順と、
    共通メモリで格納されているパケットをクライアントに送出することで、ストリーム番組を伝送する手順を、
    順次踏んで一連に実行させるとともに、
    クライアントから送出されたパケットを受信する手順と、
    当該クライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するリクエストパケット処理を行なう手順をも、
    併せて、順次踏んで一連に実行させ、
    前記リクエストパケット処理では、
    当該ストリームコンテンツ要求情報に基づいて、クライアントからコンテンツの配信要求があったときに、前記共通メモリに格納されているパケットを、又は格納されていない場合は前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせることにより、
    当該配信要求されたコンテンツがすでに他のクライアントに配信中であれば、同時並行配信し、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない手順を実行させる、
    ことを特徴とする複数コンテンツ切替プログラム。
  17. 前記リクエストパケット処理は、
    前記ストリームコンテンツ要求情報に基づいて、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順を実行させるに当り、
    各クライアントにそれぞれ配信中の各コンテンツの識別子、当該配信中の各コンテンツの名称、当該配信中の各コンテンツの配信帯域、当該配信中の各コンテンツの配信レベルを、それぞれ関連付けて保持してなる配信中コンテンツテーブルを用いて、前記コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順をも実行させる、
    ことを特徴とする請求項16に記載の複数コンテンツ切替プログラム。
  18. 前記配信先の切替手順は、
    クライアントの要求に合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあるか判断し、
    当該合致したコンテンツが前記配信中コンテンツテーブルの中にあると判断した場合は、
    コンテンツの配信宛先となる各クライアントのIPアドレスとUDPポート番号の内1以上を、当該コンテンツの識別子に対応づけて保持してなる配信テーブルに、当該クライアントの要求に合致したコンテンツの識別子と当該クライアントのIPアドレスとを、追加させる手順をも含む、
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の複数コンテンツ切替プログラム。
  19. 前記複数コンテンツ切替プログラムは、
    ストリームサーバから送出されたパケットを受信し、当該受信したパケットのコンテンツ種別を解析する手順と、
    当該解析結果を前記配信テーブルに追加する手順と、
    当該解析結果に係るコンテンツが、複数のクライアントが要求するコンテンツであるか否かを判断する手順と、
    ここで、クライアントから初めて要求されたコンテンツである場合は、前記ストリームサーバに当該配信要求を伝えて当該ストリームサーバで再構成された上で前記共通メモリに格納したパケットを、参照して、当該要求情報を解析し、前記配信先管理部を制御して、コンテンツの配信宛先を切り替えさせる手順と、
    反対に、複数のクライアントが要求するコンテンツである場合は、当該コンテンツに係るパケットを、当該クライアント数分複写して、前記共通メモリへ格納し、同時並行配信して、前記ストリームサーバに伝達せず新たに当該コンテンツのパケットの再構成処理を行なわせない手順とを、
    順次踏んで一連に実行させる、ストリームパケット処理手順をも含む、
    ことを特徴とする請求項16、17又は18に記載の複数コンテンツ切替プログラム。
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