JP3685523B2 - 手持ち式多軸穿孔機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は手持ち式多軸穿孔機、より詳しくはダボ穴の穿孔等に好適に使用される手持ち式多軸穿孔機に関する。
【0002】
【従来の技術】
被加工物に穿孔する装置として、従来より手持ち式のドリルやボール盤などが使用されている。特に大量生産する場合の作業効率を向上させるために、同時に複数の穿孔が可能ないわゆる多軸ボール盤が、例えば、特公昭51−34140号公報,特開昭57−89508号公報,特開平3−287306号公報等に多数提案されている。
【0003】
特公昭51−34140号公報に記載の多軸ボール盤は、作業方向に移動できる1つの加工ユニットが配置されていて、交換可能な多軸ドリルおよびタップヘッドの数個がマガジン内にストックされている。また、特開昭57−89508号公報に記載のものは、ドリル刃先のストロークを、ドリル本体に固着した支持部材とスライド部材との固着位置に応じて適宜変動させて調節できるようにし、複数の軸を均一な加圧力で加工できるようにしたものである。さらに、特開平3−287306号公報に記載の多軸ボーリング装置は、スピンドルの回転駆動手段として表裏両面に歯部を設けた伝達ベルトを採用したもので、これによって、巻掛角を大きくとって回転時の騒音を低減すると共に、安定した動力伝達が達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、固定式の穿孔装置においては、多軸とするために種々の改良がなされているが、いわゆる手持ち式のドリルにおいては、ドリル本体のチャックに1本のドリルを装着する単軸のものしかなく、未だ多軸のものは実用化されていないのが実情である。
【0005】
この原因として、固定式の場合は正確な位置出しが比較的容易であるが、手持ち式の場合、単軸の場合においても手振れを生じ易く正確な穿孔が困難であることが考えられる。
【0006】
そこで、本発明において解決すべき課題は、比較的簡単な構造で正確な穿孔が可能な手持ち式の多軸穿孔機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、手持ち式ドリル工具本体に着脱自在に装着される穿孔機であって、前記手持ち式ドリル工具本体に装着されるスピンドルと、同スピンドルに接続手段を介して回転可能に接続された複数本の穿孔刃装着軸とを備え、さらに、前記穿孔刃装着軸に取付けられる穿孔刃の芯出し用ガイドと、前記穿孔刃装着軸と被加工物表面とを直交させるための直交ガイドとを備えたことを特徴とする。
【0008】
ここで、前記芯出し用ガイドとして、前記接続手段を包囲するケーシングにスライド可能に装着された取付けプレートと同取付けプレートの縁部から垂下され前記穿孔刃装着軸と平行に形成されたガイドプレートとからなるL型状のものとすることができる。
【0009】
また、直交ガイドとして、穿孔機ケーシングの下部に上下動可能に取付けられ、下面に前記穿孔刃装着軸と直交するガイド面を備えたものを用いることができる。
【0010】
【作用】
穿孔刃装着軸の芯出し用ガイドと、穿孔刃装着軸と被加工物表面とを直交させるための直交ガイドとを設けることによって、手持ち式穿孔機において従来目視によって行っていた芯出しが正確に行えるようになり、またガイドによって手振れを起こすことなく作業ができるようになる。
【0011】
【実施例】
以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施例である手持ち式多軸穿孔機の斜視図である。
10は手持ち式ドリル工具本体50に着脱自在に装着されるスピンドルで、その下端は箱型のケーシング11に挿入されている。ケーシング11内には、図2に示すとおり、接続手段を構成する5個の歯車12a,12b,12c,12d,12eが回転可能に設けられており、中心の歯車12cには上記スピンドル10が接続され、この同一軸上に穿孔刃装着軸13aが取り付けられ、両側の歯車12a,12eには穿孔刃装着軸13b,13cがそれぞれ取付けられている。Dは穿孔刃装着軸13a,13b,13cと同一軸上に着脱可能に取付けられる穿孔刃であり、本実施例では50mmピッチで8.5φのダボ穴を同時に3か所あけるためのダボ穴形成用の錐を装着している。
【0013】
15は穿孔刃装着軸13a,13b,13cの芯出し用ガイドで、ケーシング11上面にスライド可能に装着された取付けプレート16と、この取付けプレート16の縁部から垂下され穿孔刃装着軸13a,13b,13cと平行に形成されたガイドプレート17とからなるL型状である。取付けプレート16にはスライド用の長孔16aが3か所平行に形成され、中心の長孔16aにはスピンドル10が挿通され、両側の長孔16aにはケーシング11に固着された雄ネジ18が挿通され、この雄ネジ18に蝶ナット19が螺合されている。
【0014】
取付けプレート16及びガイドプレート17は互いが直交するように配置された透明なアクリル板で、取付けプレート16の上面には、芯出し用のスケール20が形成されている。
【0015】
図4は芯出し用スケール20の形成状況を示す説明図で、このスケール20にはガイドプレート17の内面から穿孔刃装着軸13a,13b,13c中心、すなわち、穿孔刃Dの中心までの距離が目盛られている。スケール20の目盛は、ケーシング11をガイドプレート17内面から最も離したとき(図4(a))のケーシング11のエッジ面11aの位置に、ガイドプレート17の内面から穿孔刃Dの中心までの最大距離l1 が付され、ケーシング11をガイドプレート17内面に当接するまで近づけたとき(図4(c))のケーシング11のエッジ面11aの位置に、ガイドプレート17の内面から穿孔刃Dの中心までの最小距離l3 が付されている。最大距離l1 と最小距離l3 の間の目盛は、ケーシング11のエッジ面11aの位置が任意の位置にあるとき(図4(b))の、ガイドプレート17の内面から穿孔刃Dの中心までの距離l2 を表している。これによって、ケーシング11のエッジ面11aの位置を、目的とする距離目盛に合わせることで、被加工物の穿孔位置を簡単に位置決めすることができる。
【0016】
またケーシング11の両端下部には、穿孔刃装着軸13a,13b,13c、すなわち、穿孔刃Dと被加工物表面とを直交させるための直交ガイド21が両側に一対設けられている。この直交ガイド21は、中空状の押さえ部材22,上端をケーシング11に支持され下端に押さえ部材22を吊り下げた支持部材23、支持部材23の外側に遊嵌状態に取り付けられて押さえ部材22に下向きの付勢力を与えるスプリング24によって構成され、押さえ部材22は、図3の(a),(b)に示すように上下動可能である。また、支持部材23は穿孔刃装着軸13a,13b,13cと平行に、押さえ部材22の下面は、穿孔刃装着軸13a,13b,13cと直交するように形成されている。
【0017】
次いで、図5を参照して、上記手持ち式多軸穿孔機の使用方法について説明する。
【0018】
同図に示すように、スピンドル10を手持ち式ドリル工具本体50に取り付けて、図1に示す蝶ナット19を緩め、ガイドプレート17を所定位置に移動させる。この状態でガイドブレート17の内面を被加工物Wの縁部に沿わせ、手持ち式ドリル工具本体50を駆動させながら全体を下に移動させる。その際まず直交ガイド21の押さえ部材22下面が被加工物Wの表面に接触し、さらに下方に押し下げることによって、被加工物Wの目的とする位置に同時に3か所の穴を開けることができる。
【0019】
図6は穿孔刃装着軸13a,13b,13cが、被加工物Wの表面と直交しない場合を示す説明図で、穿孔刃装着軸13a,13b,13cが被加工物Wの表面と直交せずα°傾斜した場合、直交ガイド21の押さえ部材22下面が被加工物Wの表面と平行にならないため、押さえ部材22下面の前あるいは後ろにα°の隙間が生じることとなる。したがって、このような隙間がないように装置を前後に傾斜させることによって、容易に穿孔刃装着軸13a,13b,13cを被加工物W表面と直交させることが可能となる。
【0020】
このように、本実施例の手持ち式多軸穿孔機によれば、穿孔刃装着軸13a,13b,13cに取付けられる穿孔刃Dの平面的な位置出しを行うための芯出し用ガイド15と、穿孔刃装着軸13a,13b,13cと被加工物W表面とを直交させるための直交ガイド21とを備えることによって、比較的簡単な構造でありながら、手振れを起こすことのない正確な穿孔が可能なとなる。
【0021】
なお、上記実施例においては、50mmピッチで8.5φのダボ穴を同時に3か所あける場合について説明としたが、無論これに限定されず、錐の交換によって規格のダボ全種に対応させることができる。また、芯出し用ガイド15を外して立面など現場での作業にも使用することができる。このようにすることによって特に注文家具製造工程のなかの作業時間を短縮することができる。
【0022】
【発明の効果】
穿孔刃装着軸に取付けられる穿孔刃の芯出し用ガイドと、穿孔刃装着軸と被加工物表面とを直交させるための直交ガイドとを設けることによって、多軸でありながら正確で手振れのない穿孔が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である手持ち式多軸穿孔機の斜視図である。
【図2】回転力を伝達する歯車の配置状況を示す平面図である。
【図3】直交ガイドの作用を示す正面図である。
【図4】位置合わせガイドの目盛りを示す平面図である。
【図5】図1に示す手持ち式多軸穿孔機の使用状況を示す側面図である。
【図6】穿孔刃装着軸が傾斜した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 スピンドル
11 ケーシング
11a エッジ面
12a,12b,12c,12d,12e 歯車
13a,13b,13c 穿孔刃装着軸
15 芯出し用ガイド
16 取付けプレート
16a 長孔
17 ガイドプレート
18 雄ねじ
19 蝶ナット
20 スケール
21 直交ガイド
22 押さえ部材
23 支持部材
24 スプリング
D 穿孔刃

Claims (2)

  1. 手持ち式ドリル工具本体に着脱自在に装着される穿孔機であって、前記手持ち式ドリル工具本体に装着されるスピンドルと、同スピンドルに接続手段を介して回転可能に接続された複数本の穿孔刃装着軸とを備え、さらに、前記穿孔刃装着軸に取付けられる穿孔刃の芯出し用ガイドと、前記穿孔刃装着軸と被加工物表面とを直交させるための直交ガイドとを備え
    前記芯出し用ガイドが、前記接続手段を包囲するケーシングにスライド可能に装着された取付けプレートと同取付けプレートの縁部から垂下され前記穿孔刃装着軸と平行に形成されたガイドプレートとからなるL型状であることを特徴とする手持ち式多軸穿孔機。
  2. 前記直交ガイドが、穿孔機ケーシングの下部に上下動可能に取付けられ、下面に前記穿孔刃装着軸と直交するガイド面を備えた請求項記載の手持ち式多軸穿孔機。
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