JP3683729B2 - 洗米機能を有する精米機 - Google Patents

洗米機能を有する精米機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、玄米を精米する精米機に関する。
【0002】
【従来の技術】
精米された状態で長く保存された米は、炊いてご飯とした際に美味しくないことから、近時一般家庭向けの家庭用精米機が開発されている。この家庭用精米機は例えばご飯を炊く前に炊く量だけの玄米を精米できでることから美味しいご飯を炊くことができるという利点がある。
【0003】
そして、この種の小型精米機は、例えば電動機を有する精米機本体に、着脱できる米糠を収集する収集容器を配置し、この収集容器内に着脱できるとともに周壁に多数の小孔を有する精米篭を配置し、この精米篭内に前記電動機によって回転駆動する精米羽を配置し、そして、前記精米篭内に玄米を入れて前記精米羽を回転させることによって、玄米の表皮つまり米糠となる表皮(糠層)を除去して精米をするものである。
【0004】
しかし、この家庭用精米機は精米のみをなすいわゆる単能機であって洗米機能を有していないものである。
【0005】
ところでご飯を炊く際には、精米時に生じた米の周囲に付着している米糠などを取り除くために必ず米を洗うつまり洗米をするものであるが、この洗米作業は水を使用するものであることから、冬季などの水の冷たいときは特に煩わしものである。
【0006】
このため洗米機なども用いられているが、この洗米機を用いて洗米をする場合は冷たい水に手を浸けるなどしなくともよいものの、洗米の都度洗米機を収納場所から出し、使用後また収納しなければならないなどの煩わしさが生じるとともに精米機とは別に洗米機を必要とするものである。
【0007】
そこで、家庭用精米機に洗米機能を持たせるようにすることによって、この精米機によって洗米もできるようにすることにより、ご飯を美味しくできるとともに洗米作業の煩わしさを低減できるものであるが、現在このように洗米機能を備えた精米機特に家庭用精米機は存在しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように家庭用精米機に洗米機能を持たせるようにすることによって、この精米機によって精米および洗米もできるようにすることにより、ご飯を美味しくするとともに洗米作業の煩わしさを低減できるようにすることが望ましいものであるが、現在このように洗米機能を備えた精米機特に家庭用精米機は存在しないものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、請求項1記載の発明は、係合手段を有する駆動軸を回転させる電動機を内部に設けた精米機本体と、上方を開口した有底筒状に形成され底壁にシール部材を介して液密状態に設けられた軸受を有するとともに前記精米機本体に取り付けられる容器と、前記容器の底壁に設けられた軸受にシール部材を介して液密状態にして軸支され上端側を容器内部に突出させ下端側に前記駆動軸の係合手段に係合する被係合手段を有する回転軸と、上方を開口した有底筒状に形成され多数の分離孔を有し米を収容する分離篭と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられブレードを有する回転具と、前記精米機本体に設けられ前記電動機を駆動する精米用スイッチと、前記精米機本体に設けられ前記電動機を精米時よりも低回転で駆動させるように設定する洗米用スイッチとを備え、前記精米用スイッチを投入して前記分離篭に入れられた玄米を回転具によって掻き回して精米可能であるとともに、前記洗米用スイッチを投入して精米時よりも低速で回転される回転具によって前記分離篭に入れられた白米を水で濡れた状態または水とともに掻き回して洗米可能であることを特徴とする洗米機能を有する精米機としたものである
【0010】
このように請求項1記載の発明は、容器の底壁にシール部材を介して軸受を液密状態に取り付けるとともに、回転軸を前記軸受にシール部材を介して液密状態に軸支したことから、容器内の液体の外部への漏洩を防止できるため精米をなすことができるとともに、この容器を用いて白米を水で濡らした状態または水とともに洗米をなすことができるため洗米を容易にできるという作用を有するものである。したがって、洗米専用の装置を必要とすることがないものである。
【0014】
更に、請求項1記載の発明は、駆動軸を回転させる電動機を駆動する精米用スイッチの他に、洗米時に精米時よりも低回転で電動機を駆動させるように設定する洗米用スイッチを設けたから、表面の糠層が除去された白米を扱う洗米であっても、回転具を低速回転させて米を破損させることなく洗米できるという作用を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態を図1ないし図8に基いて説明する。
【0016】
精米機Aは従来周知のフードプロッセと同様に構成されているものであり、図1ないし図3に示すように、精米機本体(以下単に本体という)1、この本体1に着脱可能に載置つまり取り付けられる容器14、前記容器14に設けた後述する回転軸21に着脱可能に取り付けられる精米および洗米をする回転具40、精米および洗米を行う際に前記容器14内に配設される分離篭30などから構成されている。
【0017】
そして、前記本体1は上部ケース1a、この上部ケース1aに一体に結合された下部ケース1bおよび前記上部ケース1aの一端側に突出した突出部の上部を覆って一体に結合されるカバー1cから構成されている。
【0018】
この本体1の内部下方には金属板からなる支持板2が水平状態で配置されている。また、本体1の他方側は載置台となっており、この載置台には容器14を載置する凹状に形成された載置部3が形成されている。この載置部3の側方つまり本体1の前記一端側に形成された前記突出部の内部には、電動機50がその下端側を前記支持板2に固定して取り付けられている。また、前記電動機50の上端部は前記カバー1cによって覆われているものである。
【0019】
また、前記支持板2には軸受ホルダー6が取り付けられており、この軸受ホルダー6には、軸受7が取り付けられている。この軸受7にはこれを貫通して駆動軸8が回転可能に軸支されており、この駆動軸8の上端部は前記凹状の載置部3の底壁3aの中心部に形成された貫通孔3bから上方に突出しており、この上端部には係合手段であるカップリング9が取り付けられている。
【0020】
また、前記駆動軸8の下端部は前記支持板2の下方に突出しており、この下方端部には径大な従動プーリー12が取り付けられている。また前記電動機50の回転軸50aは前記支持板2の下方に突出しておりこの回転軸50aの下端部には径小な駆動プーリー11が取り付けられており、この駆動プーリー11と前記従動プーリー12にはベルト13が架けられている。なお、前記駆動プーリー11は複数のV状の凹凸条11aが形成され、また、前記ベルト13の内側には前記凹凸条11aに嵌合する凹凸が形成され、電動機50の回転力を確実に従動プーリー12に伝達するようになっている。
【0021】
なお、電動機50の回転数は前記駆動軸8が3500rpm程度で回転するように設定されている。
【0022】
つぎに、前記載置部3に載置される容器14は、透明ガラスなどから構成され上方を開口14eとした有底筒状に形成され、この容器14の底壁14aの中央部には貫通孔14fが形成されている。また、前記容器14の下面には前記凹状の載置部3に着脱可能に嵌合する容器台15がその中央部に設けた雌ネジが形成された貫通孔15aを、前記容器14の底壁14aに形成した貫通孔14fを貫通した軸受ホルダー19の下端部に形成した雄ネジ19bに螺合することによって一体に取り付けられている。
【0023】
また、前記軸受ホルダー19は筒状に形成されるとともに、軸方向略中間部に環状の鍔19aが形成されており、前記鍔19aと容器14の底壁14aの間に容器14内の水などの液体が漏れることを防止するためのシール部材としてのパッキングPを介在させて前記下端部の貫通孔14fを貫通させ、そして上述したように前記容器台15の貫通孔15aの雌ネジを軸受ホルダー19の下端部に形成した雄ネジ19bに螺合することによって容器台15は容器14の底面側に一体に取り付けられものである。また、容器台15の取り付けに際しては前記容器台15の外周部に設けた環状溝15bに嵌合させたリング状のパッキングP1が前記容器14の下面との間に配置されるようになっている。
【0024】
また、図3などに示すように容器14は、その周壁14bの外側に一体に突設された把手14cを有しているとともに、この把手14cと対向する側の開口縁に径方向に突出した注ぎ口14dが形成されている。なお、前記把手14cは横方向からの投影がコ字状に形成されているものであり、また、注ぎ口14dの先端部下面は略平坦面に形成されている。
【0025】
また、図3などに示すように前記容器14の開口14eには、これを開閉する合成樹脂からなる円形状の蓋17が着脱可能に取り付けられており、この蓋17は容器14の開口14eの外側に嵌合して取り付けられるようになっており、その外周に互いに対向する位置に、操作突起17aと前記注ぎ口14dに係合する係合部17bとが設けられている。
【0026】
また、前記操作突起17aの下側には図5に示すように、互いに対向する一対の垂下壁17cが形成され、この両垂下壁17cによって放射方向に沿う溝17dが形成されて、この溝17d内には、コ字状部材によって形成されるとともに前記容器14の把手14cの上方部を両側から弾性的に挟みこむようにして嵌合する一対の挟持片17eが設けられている。
【0027】
そして、前記係合部17bを注ぎ口14dの下面に係合させ、この係合部17bを回動支点として上下に回動させ、前記操作突起17aを下方に押し下げて前記挟持片17eを把手14cの上部に嵌合させることによって容器14の開口14eを閉蓋するようになっている。
【0028】
また、前記蓋17の上面には、精米時に米同士の摩擦および米と後に詳述する分離篭30の内周面との摩擦などによって発生する熱を外部に逃がすための多数の小孔からなる通気孔17fが形成されている。
【0029】
また、前記容器14の底壁14aに取り付けられた前記軸受ホルダー19には軸受メタル20aが圧入されており、この軸受メタル20aには軸受20が圧入されている。また、前記軸受メタル20aに軸受20を圧入した状態では、軸受20の上端部は軸受メタル20aの上端縁よりも下方に位置するように設定されている。このことによって軸受20の上端面と軸受メタル20aの内周壁に囲まれて収納空間が形成され、この収納空間にはシール部材であるオイルシールなどからなるリング状のパッキングP2が収納されている。
【0030】
このパッキングP2は前記軸受20に回転可能に軸支された回転軸21の外周を通ってつまり軸受20を通って容器14内の水などの液体が外部に漏洩することを防止するものである。
【0031】
つまり、容器14は前記パッキングP2とパッキングPによってシールされていることから、内部に入れられた水などの液体の外部への漏洩が確実に防止されるものである。
【0032】
そして、前記回転軸21の軸方向略中間部には、軸方向に沿って形成された係合溝21aが形成された径大部21bが形成されており、この径大部21bの上方には径小な芯出軸21cが形成されている。そして、前記回転軸21の下端部を前記軸受20の上方から貫通させて挿入し、下端部に前記カップリング9と結合する被係合手段としてのカップリング22を取り付けることにより、前記回転軸21は上方への移動は前記カップリング22によって、また、下方への移動は前記径大部21bの下端面によって規制されて軸受20に回転可能に軸支されるものである。
【0033】
そして、前記回転軸21には、後に詳述する回転具40が着脱可能にかつ前記係合溝21aによって周方向には回り止めされて取り付けられるようになっている。
【0034】
つぎに、前記容器14内に配設される分離篭30について説明する。この分離篭30はステンレス鋼板をプレス加工して形成されるものであり、図3、図4に示すように上方を開口31とした有底筒状に形成され、底壁32の中央部には貫通孔33が形成されており、また、前記開口31の開口縁には前記容器14の開口14eの外径よりも径大なフランジ部34が形成され、このフランジ部34を前記開口14eの開口縁に載置して容器14内に配設されるようになっている。
【0035】
また、分離篭30の周壁35には前記底壁32との境界部および前記開口31の開口部近傍を除いて分離孔としての多数の小孔35aがプレス加工によって打ち抜いて形成されており、また、前記底壁32にも前記貫通孔33の周囲部および前記周壁35との境界部を除いて同様に分離孔としての多数の小孔32aが形成されている。
【0036】
なお、前記小孔32aおよび小孔35aの大きさは、分離篭30内に収容される米の大きさよりも小さく形成されており、米を通過させることなく削られた米糠を通過させるようになっている。
【0037】
また、前記底壁32に形成した貫通孔33には、前記容器14に配設された際に前記容器14の底壁14aに取り付けられた回転軸21を囲む軸挿入筒36がその下端部に設けた鍔部36aを前記貫通孔33の周囲部にリベット33aによって取り付けられている。また、この軸挿入筒36の下端部の開口36bは前記底壁14aに取り付けられた軸受ホルダー19の鍔19aの外周に着脱可能に嵌合するようになっており、この嵌合によって軸挿入筒36の軸心と回転軸21の軸心は一致して位置決めされるようになっている。
【0038】
そして、分離篭30を容器14内に配置する時は、軸挿入筒36を前記回転軸21に対応させつつ分離篭30を容器14内に挿入し、前記軸挿入筒36の下端部の開口36bを前記鍔19aに嵌合させるとともに、前記フランジ34を容器14の開口14eの開口縁に載置して容器14内に配置されるものである。
【0039】
そして、分離篭30は容器14内に配置された状態では、軸挿入筒36の下端部の開口36bが前記鍔19aに嵌合していることかとからその軸心は回転軸21の軸心と一致するとともにこの状態が維持されことになる。
【0040】
つぎに、前記回転具40について説明する。
【0041】
この回転具40は、図3、図6に示すように合成樹脂からなる回転台41とこの回転台41に取付けられる一対のブレード48から構成されているものである。そして、前記回転台41は図3に示すように、下方側を開口42とし天井壁43を底壁とした有底筒状に形成され、また、前記天井壁43の中心部には下方側を開口44aとした嵌合孔44が形成された径小な筒状部45が下方側に突出して設けられており、前記嵌合孔44は前記回転軸21の上端部に設けられた芯出軸21cに嵌合するようになっており、したがって、筒状部45の嵌合孔44に芯出軸21cを嵌合させることにより回転台41は前記回転軸21の軸心と一致した状態で回転軸21に取付けられるようなっている。
【0042】
また、前記筒状部45の下端部には前記回転軸21の径大部21bに嵌合する係合筒部46が一体的に取付けられており、この係合筒部46の内周面には前記径大部21bに形成された係合溝21aと嵌合する突条(不図示)が軸方向に沿って形成されている。
【0043】
したがって、回転台41の嵌合筒部46を前記回転軸21の径大部21bに嵌合させて回転台41を回転軸21に取付けたときは、芯出軸21cが筒状部45の嵌合孔44に嵌合して芯出されるとともに、前記係合溝21aに前記図示しない突条が前記係合溝21aに係合することから、回転台41は、その軸心は回転軸21の軸心と一致し、かつ周方向に回り止めされて回転軸21に取付けられ、回転軸21と一体になって回転するものである。
【0044】
また、前記回転台41の下端部の外周部には互いに対向する位置に外方に突出した取付部47が形成されており、この取付部47には前記ブレード48の基部48aがリベット48bによって取付けられている。
【0045】
前記ブレード48は、金属板を断面コ字状に形成されるとともに、外周面を前記分離篭30の周壁35に対向する平面状とするとともに円弧状に形成されている。
【0046】
そして、前記ブレード48は回転台41と一体的に回転し、この回転に伴って分離篭30内に収容された玄米は、前記ブレード48によって掻き回されることに伴って米(米粒)同士が互いに擦れ合う。また、ブレード48は基部側から先端部にいくにしたがって分離篭30の周壁35に接近するように円弧状に形成されていることから、ブレード48が回転すると米は基部から順次外方つまり前記周壁35側に向けて押し出されて、前記分離篭30の周壁の内面に擦り付けられる。この擦り付けられることと前記米同士が擦れ合うことによって米の表皮が徐々に削り取られて除去されて白米または分搗き米つまり精米されることになるものである。
【0047】
また、洗米の場合は、水で濡らした状態または水とともに分離篭30内に入れられた精米された白米などが前記ブレード48によって掻き回される際に米の周囲に付着した米糠などは周面から分離ないしは分離しやすい状態にされるものである。
【0048】
つぎに、この精米機Aの電動機50の駆動回路の参考例を図7に基づいて説明する。
【0049】
上記電動機50は整流子電動機であって、図7において51は回転子巻線を有する回転子であり、52は図示しない固定子鉄心に装着された一方側の固定子巻線、55は他方側の固定子巻線である。
【0050】
そして、前記一方側の固定子巻線52の端部と、交流電源60の一端側にはタイマースイッチからなる精米用スイッチ57が接続されており、また、前記固定子巻線55の端部は交流電源60の他端側に接続されている。
【0051】
そして、精米をする場合は精米をする量、新米・古米など米の質、精白度によって、精米動作時間を前記精米用スイッチ57により設定してこの設定時間電動機50を駆動するものである。
【0052】
また、図7に示すように精米用スイッチ57には、指先で押圧しているときのみ閉成つまりオン状態となり押圧を解除したとき開成つまりオフ状態となる常開スイッチからなる洗米用スイッチ58が並列に接続されて設けられている。
【0053】
この洗米用スイッチ58は、分離篭30に濡らした状態または水とともに洗米する所望の量の米を入れた状態で、極短時間のオン・オフ操作を数回(米の量に応じて異なる)繰り返しすことによって電動機50を断続的に駆動させるものである。
【0054】
このように洗米時に電動機50を間欠駆動することにより、米に欠けなどを生じさせることなく、また、上述したように米に付着した米糠を分離ないし分離され易い状態にされるものである。
【0055】
また、この洗米用スイッチ58および前記精米用スイッチ57は、図1および図2に示すように前記本体1のカバー1cの上面に配置されているものである。
【0056】
なお、精米用スイッチ57の外周つまりカバー1cに付されている「1」ないし「6」の数字は設定時間を示しているものである。
【0057】
つぎに、上記精米機Aの動作について説明する。
【0058】
精米をする場合は、まず容器14を本体1から取り外し、そして、蓋17を外し容器14の開口14eから分離篭30を挿入し、ついで、分離篭30内に回転具40を配置する。ついで、精米をしようする所望量の玄米を分離篭30内に入れ、容器14の開口14eを蓋17によって閉蓋した後、容器14を本体1の載置部3に載置する。この載置された状態では駆動軸8に取付けたカップリング9と容器14に取付けられた回転軸21に取り付けたカップリング22とは係合している。
【0059】
そして、前記精米用スイッチ57を所望の搗き具合とする時間に設定する。精米用スイッチ57は前記時間を設定すると同じに閉成され、電動機50は駆動され、電動機50の回転軸50aの回転力は駆動プーリー11、ベルト13、従動プーリー12、駆動軸8、カップリング9、カップリング22を介して回転軸21に伝達され、回転軸21とともに前記回転具40が回転し、分離篭30内の玄米は回転するブレード48によって、ブレード48の基部側から先端部に向かうにつれて徐々に分離篭30の周壁35に押し付けられながら分離篭30内で周方向に沿って移動させられながら掻き回される。
【0060】
そして、玄米は前記ブレード48の回転に伴って分離篭30の周壁35に押し付けられながら移動する際に米同士が圧接されつつ擦り合いながら次々と周壁35に摺接つまり擦りつけられ、この際米の表皮が研磨状態で徐々に削り取られ、また、米同士が圧接されつつ擦り合う際にも同様に表皮が徐々に削り取られて精米される。
【0061】
そして、前記削り取られた表皮つまり米糠は分離篭30の周壁35に形成された小孔35aおよび底壁32に形成して小孔32aから容器14内に排出されて容器14内に堆積する。
【0062】
そして、設定された時間が経過すると精米用スイッチ57は開成し電動機50は停止する。電動機50が停止したならば容器14を本体1から取り外し、ついで蓋17を外した後、回転具40を回転軸21から抜き去る。ついで分離篭30を容器14から取り出しボールなど所定の容器に移し変え、また、容器14内の米糠を捨てるとともに、容器14、分離篭30、回転具40および蓋17を洗浄して精米動作は終了する。なお、精米に引き続き洗米をする場合は、後述する洗米の操作にしたがってなす。
【0063】
また、前記分離篭30の容器14からの取り出しは、容器14の開口14eの外周部分から突出している分離篭30のフランジ部34に手を掛けて引き上げることによって容易になされるものである。
【0064】
つぎに、洗米をする場合の動作をその操作とともに説明する。
この洗米をする場合は、まず、容器14を本体1から取外し、ついで、分離篭30内に回転具40を所定の状態として配置した後洗米する所望の量の米を分離篭30に入れる。ついで、分離篭30を例えば水道の蛇口の下に位置させ蛇口を開いて水をかけて米を軽く濡らした後、分離篭30を容器14内に配置する。ついで、この容器14の開口14eを蓋17によって閉蓋して本体1の載置部3に載置して取り付ける。
【0065】
ついで、前記洗米用スイッチ58を数回(この回数は、洗米する量によって、例えば1合の場合は3回、2ないし3合の場合は4回、4合の場合は5回などとして予め定めてある)指先で突つくように操作してオン・オフ操作を繰り返す。
【0066】
このオン・オフ操作により前記回転具40は瞬間的な回転と停止を繰り返し、分離篭30内の米は瞬間的な掻き回しと停止が繰り返され、米の表面に付着している米糠などは分離ないし分離され易い状態にされる。
【0067】
そして、前記回転具40の回転は瞬間的になされるものであり、また、米の表面は水によって濡れらされていることと相俟って、米の表面に付着している米糠などは容易に分離ないしは分離し易い状態にされるとともに、連続して回転具40が回転されるものでなく、連続して掻き回されないので米が欠けるなど破損することを防止できるものである。
【0068】
そして、上記オン・オフ操作が終了したならば、ついで、米の入ったままの容器14を流し場に運び容器14内に米が浸かるまで水を入れた後、回転具40を取外し、容器14から分離篭30を取出し容器14内の水を捨てる。
【0069】
ついで、再び分離篭30を容器14内に入れるとともに容器14内に新しい水を米が浸かるまで入れ、分離篭30を上下左右に揺することにより米をすすぎ洗いをした後、分離篭30を再び容器14から取出し容器14の水を捨てる。
【0070】
そして、このすすぎ洗いを数回繰り返すことによって洗米は終了するものであり、このすすぎ洗いをする際に、前記オン・オフ操作によって米の表面に付着している米糠は分離ないし分離し易い状態にされていることから、すすぎ洗いによって容易に米糠を除去できるためすすぎ洗いの回数は少なくて済むなど容易に洗米ができるものである。
【0071】
また、この洗米操作においてはほとんど水で手を濡らさないで済むもとともに、容器14は水漏れ防止がなされていることから洗米容器として機能させることができるものである。
【0072】
また、上述したように精米の後引き続き洗米をする場合は、精米操作の終了した後そのまま容器14を流し場に運び、上記洗米操作をなすことによって洗米をなすことができるものである。
【0073】
なお、上述した洗米は米を濡らした状態でなすようにしたが、これは容器14内に米とともに水を入れた状態で、回転具40を断続的に回転させた後、同様にすすぎ洗いを繰り返すことによってもなすこともできるものである。この場合も上記の場合と同様、前記オン・オフ操作によって米の表面に付着している米糠は分離ないし分離し易い状態にされていることから容易に洗米ができ、また、ほとんど水で手をぬらさないで済むもとともに容器14は、水漏れ防止がなされていることからこの容器14をそのまま洗米容器として機能させることができるものである。
【0074】
つぎに、この精米機Aの電動機50の駆動回路を図8に基づいて説明する。なお、上記参考例と同一構成部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0075】
同図に示すようにこの駆動回路は、一方の固定子巻線52を第一の巻線53とこの第一の巻線53に直列に接続された第二の巻線54とから構成し、この第一の巻線53と第二の巻線54の接続部と前記交流電源60の一端との間にタイマースイッチからなる精米用スイッチ57を接続して設け、また、第二の巻線54の端部と前記交流電源60の一端との間に閉成または開成された際その状態を維持する洗米用スイッチ58を接続して設け、そして、他方の固定子巻線55を交流電源60の他端側に接続して構成したものである。
【0076】
そして、前記洗米用スイッチ58は、第二の巻線54の端部に接続されていることから、この洗米用スイッチ58を閉成したときの電動機50の回転数は、精米用スイッチ57を閉成したときの電動機50の回転数よりも少なくつまり低速で回転するように設定されている。
【0077】
このように洗米の際に電動機50の回転数を低速することによって、米はゆっくり掻き回されるので糠層が除去された白米を扱う洗米であっても洗米時に米の欠けなどを防止できるものである。
【0078】
また、精米用スイッチ57および洗米用スイッチ58はカバー1cの上面に配置されるものである。
【0079】
また、図8に示した駆動回路の場合の洗米動作は、上記参考例の場合が、洗米用スイッチ58の操作により断続的に電動機50つまり回転具40を回転させるに対して、洗米用スイッチ58の操作により低速回転で継続して回転具40を回転させることを除く他は同様であるのでその説明は省略する。
【0080】
上述したように精米機Aは、精米の際に使用する容器14の底壁14aにシール部材であるパッキングPを介して軸受19を液密状態に取り付けるとともに、回転軸21を前記軸受20にシール部材P2を介して液密状態に軸支したことから、容器14内の液体の外部への漏洩を防止できるため精米および洗米の両方をなすことができるものである。
【0081】
また、電動機50を低速で継続して駆動させる洗米用スイッチ58を設け、回転具40を低速で回転させることにより、洗米の際に米が欠けるなど破損させることなく、また、米は、濡らされた状態または水とともに掻き回されて米糠などを分離ないし分離され易い状態にされるため洗米が容易にできるものである。
【0082】
また、精米用スイッチ57をタイマースイッチとしたことから、精米の量に応じて精米動作時間を設定でき、また、精米時における搗き具合(五分搗き、七分搗き等)の設定を容易になすことができるものである。
【0083】
なお、上記精米機Aは、容器14内の液体の外部への漏洩を防止できるように構成したから、ご飯を炊く都度その量を精米した後、精米に引き続き上述した洗米方法で洗米をなすこともできる。したがって、上記精米機Aでの精米及び洗米を経た精米をしたての米を炊くことができ美味しいご飯とすることができるものである。
【0084】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明は、容器の底壁にシール部材を介して軸受を液密状態に取り付けるとともに、回転軸を前記軸受にシール部材を介して液密状態に軸支したことから、容器内の液体の外部への漏洩を防止できるため精米をなすことができるとともに、この容器を用いて白米を水で濡らした状態または水とともに洗米をなすことができるため洗米を容易にできるとともに、洗米専用の装置を必要とすることがないなどの効果を有するものである。
【0086】
更に、請求項1記載の発明は、洗米時に精米時よりも低回転で電動機を駆動させるように設定する洗米用スイッチを設けて、回転具を低速回転させて洗米ができることから、表面の糠層が除去された白米を扱う洗米であっても米を破損させることなく洗米できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る精米機の斜視図。
【図2】上記精米機を上方からの平面図。
【図3】上記精米機に分離篭、回転具を配置した容器を載置した状態の断面図。
【図4】上記容器に分離篭を配置した状態の断面図。
【図5】上記容器の蓋を裏面側から見た斜視図。
【図6】上記精米機の回転具の斜視図。
【図7】 上記精米機の電動機を駆動する駆動回路の参考例を示す回路図
【図8】 上記精米機の電動機を駆動する駆動回路を示す回路図
【符号の説明】
精米機
精米機本体
8 駆動軸
9 カップリング(係合手段)
14 容器
14a 容器の底壁
20 容器の底壁に設けた軸受
21 回転軸
22 カップリング(被係合手段)
30 分離篭
32a 小孔(分離孔)
35a 小孔(分離孔)
40 回転具
48 ブレード
50 電動機
56 洗米用スイッチ
57 精米用スイッチ
58 洗米用スイッチ
P パンッキング(シール部材)
P2 パンッキング(シール部材)

Claims (1)

  1. 係合手段を有する駆動軸を回転させる電動機を内部に設けた精米機本体と、上方を開口した有底筒状に形成され底壁にシール部材を介して液密状態に設けられた軸受を有するとともに前記精米機本体に取り付けられる容器と、前記容器の底壁に設けられた軸受にシール部材を介して液密状態にして軸支され上端側を容器内部に突出させ下端側に前記駆動軸の係合手段に係合する被係合手段を有する回転軸と、上方を開口した有底筒状に形成され多数の分離孔を有し米を収容する分離篭と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられブレードを有する回転具と、前記精米機本体に設けられ前記電動機を駆動する精米用スイッチと、前記精米機本体に設けられ前記電動機を精米時よりも低回転で駆動させるように設定する洗米用スイッチとを備え、前記精米用スイッチを投入して前記分離篭に入れられた玄米を回転具によって掻き回して精米可能であるとともに、前記洗米用スイッチを投入して精米時よりも低速で回転される回転具によって前記分離篭に入れられた白米を水で濡れた状態または水とともに掻き回して洗米可能であることを特徴とする洗米機能を有する精米機。
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