JP3682802B2 - 液体封入式マウント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防振技術に係る液体封入式マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭60−132144号公報または実公平2−39065号公報に掲載されているように、従来の液体封入式マウントにおいては、主液室と副液室とが荷重入力方向に並べられており、よってマウントが同方向に長い形状であった。換言すると、ゴム状弾性材製の弾性体を介して一方の取付部と接続された他方の取付部の内周側に主液室と副液室とが縦並びに配置され、両液室がオリフィスを介して接続されていた訳である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術に対して荷重入力方向に比較的短い形状を呈し、もって同方向についてコンパクト化された液体封入式マウントを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の液体封入式マウントは、ゴム状弾性材製の弾性体を介して一方の取付部と接続された他方の取付部のリング部材の内周側に主液室が配置され、前記リング部材の外周側に副液室が配置され、ダイアフラムにより一方の開口部が閉塞されているアイドルオリフィスと荷重入力方向に対して直交する方向に並べられているショックオリフィスを介して両液室が接続されていることにした。
【0005】
【作用】
上記構成を備えた本発明の液体封入式マウントのように、ゴム状弾性材製の弾性体を介して一方の取付部と接続された他方の取付部のリング部材の内周側に主液室が配置され、リング部材の外周側に副液室が配置され、ダイアフラムにより一方の開口部が閉塞されているアイドルオリフィスと荷重入力方向に対して直交する方向に並べられているショックオリフィスを介して両液室が接続され、主液室と副液室とが荷重入力方向に対して直交する方向に並べられ、よってマウントが荷重入力方向について比較的短くコンパクトな形状となる。またリング部材の外周側に配置された副液室が環状を呈することになるために、副液室がその高さの割りに大きな容積を確保し、よってマウントが荷重入力方向に対して直交する方向についても其程大型化することがない。
【0006】
【発明の実施の形態】
リング部材の外周側に副液室を配置するためには副液室の外周側を画する部材が必要となり、よって他方の取付部がこの外周側の部材とリング部材とを備えることになる。
【0007】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0008】
図1に示すように、センターボス2および取付ボルト3を備えた一方の取付部1と、それぞれ環状を呈するリング部材(アウターリングとも称する)5およびケース6ならびにカップ状を呈する蓋7を備えた他方の取付部4とが、センターボス2およびリング部材5に加硫接着された環状を呈するゴム状弾性材製の弾性体(ゴム脚部とも称する)8を介して接続されており、リング部材5の内周側に円盤状のオリフィス部材9が嵌着され、このオリフィス部材9の上方であってリング部材5の内周側に主液室10が設けられている。
【0009】
リング部材5の下端部に外向きにフランジ部5aが設けられ、図4に示すように、このフランジ部5aの外周縁部に平面扇形を呈するダイアフラム張設空間5bが四等配で切欠成形され、このダイアフラム張設空間5bにそれぞれ同じく平面扇形を呈するゴム状弾性材製のダイアフラム11が一枚ずつ張設され、フランジ部5a、各ダイアフラム11および蓋7がこれらの外周縁部をもって纏めてケース6の下端部にカシメ固定されている。またリング部材5の上端部に今一つ外向きのフランジ部5cが設けられ、このフランジ部5cの外周縁部にケース6の上端部が全周に亙って固定され、ケース6の内周側であってリング部材5の外周側に環状を呈する副液室12が設けられている。
【0010】
オリフィス部材9は二枚のオリフィスプレート13,14を上下に重ね合わせたもので、図1、図3または図4に示すように、以下のようなショックオリフィス15およびアイドルオリフィス16を備えている。
【0011】
すなわち、先ず、ショックオリフィス15は、上側のオリフィスプレート13に設けられた開口13aと、下側のオリフィスプレート14の上面に設けられた平面円弧形の溝状流路14aと、同じく下側のオリフィスプレート14の上面に設けられた径方向直線状の溝状流路14bと、リング部材5に設けられた窓状の開口5dとを連続的に備えており、この順番をもって主液室10と副液室12とを連通させている。溝状流路14a,14bはそれぞれ上側のプレート13により上面を閉塞されている。
【0012】
またアイドルオリフィス16は、上側のオリフィスプレート13に設けられた開口13bと、下側のオリフィスプレート14の上面に設けられた平面円弧形の溝状流路14cと、リング部材5に設けられた窓状の開口5eと、この開口5eを閉塞するようにこの開口5eの全面に張設されたゴム状弾性材製のダイアフラム(サブダイアフラムとも称する)17とを備えている(ダイアフラム17が無ければショックオリフィス15と同様に、主液室10と副液室12とを連通させるが、ダイアフラム17が有るために主液室10と副液室12とを連通させてはいない)。溝状流路14cは上側のプレート13により上面を閉塞されている。
【0013】
主液室10、副液室12および両オリフィス15,16内に粘性流体等の作動液(内封液とも称する)18が封入されている。弾性体8および各ダイアフラム11,17は一つの加硫型によって纏めてリング部材5に加硫接着されている。
【0014】
上記構成を備えた液体封入式マウントは、例えば一方の取付部1を自動車のエンジン側に接続するとともに他方の取付部4を車体側に接続してエンジンを防振支持するもので、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
【0015】
▲1▼ 主液室10と副液室12とが荷重入力方向(図上上下方向)に対して直交する方向(図上左右方向)に並べられているために、当該マウントが荷重入力方向について比較的短くコンパクトな形状となっている。したがって同方向についてマウントを小型化することができる。
▲2▼ リング部材5の外周側に配置された副液室12が環状であるために、副液室12がその高さの割りに大きな容積を確保している。したがってマウントが荷重入力方向に対して直交する方向についても其程大型化することがない。
【0016】
▲3▼ 弾性体8および各ダイアフラム11,17が一つの加硫型によって纏めてリング部材5に加硫接着されているために、加硫部品および加硫型がそれぞれ一つで良い。したがってコスト的に有利である。
▲4▼ アイドルオリフィス16のダイアフラム17が常に弾性を有しているために、アイドルオリフィス16が袋小路になっていても、アイドルオリフィス16が常にオリフィス効果を発揮する。すなわちマウントが常に二つのオリフィス15,16を有していることになり、特にオリフィス作動がアイドルからショックに切り換わる際の動ばねの急激な変化を抑えることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0018】
(1)ゴム状弾性材製の弾性体を介して一方の取付部と接続された他方の取付部のリング部材の内周側に主液室が配置され、リング部材の外周側に副液室が配置され、ダイアフラムにより一方の開口部が閉塞されているアイドルオリフィスと荷重入力方向に対して直交する方向に並べられているショックオリフィスを介して両液室が接続されて、主液室と副液室とが荷重入力方向に対して直交する方向に並べられているために、荷重入力方向についての当該マウントの形状が比較的短くコンパクトである。したがって同方向についてマウントを小型化することができる。
(2)リング部材の外周側に配置された副液室が環状を呈するために、副液室がその高さの割りに大きな容積を確保している。したがってマウントが荷重入力方向に対して直交する方向についても其程大型化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る液体封入式マウントの断面図で、図2におけるA−B−C−D線断面図
【図2】オリフィスの構造を示す説明図
【図3】リング部材の正面図
【図4】リング部材の底面図
【符号の説明】
1 一方の取付部
2 センターボス
3 取付ボルト
4 他方の取付部
5 リング部材
5a,5c フランジ部
5b ダイアフラム張設空間
5d,5e,13a,13b 開口
6 ケース
7 蓋
8 弾性体
9 オリフィス部材
10 主液室
11,17 ダイアフラム
12 副液室
13,14 オリフィスプレート
14a,14b,14c 溝状流路
15 ショックオリフィス(オリフィス)
16 アイドルオリフィス(オリフィス)
18 作動液

Claims (1)

  1. ゴム状弾性材製の弾性体(8)を介して一方の取付部(1)と接続された他方の取付部(4)のリング部材(5)の内周側に主液室(10)が配置され、前記リング部材(5)の外周側に副液室(12)が配置され、ダイアフラム(17)により一方の開口部が閉塞されているアイドルオリフィス(16)と荷重入力方向に対して直交する方向に並べられているショックオリフィス(15)を介して両液室(10)(12)が接続されされていることを特徴とする液体封入式マウント。
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