JP3682740B2 - 食品の茹で装置 - Google Patents

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    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J2027/006Cooking-vessels especially adapted for preparing pasta

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  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、例えば麺などの茹で装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の食品の茹で装置としては、例えば図5に示すものが知られている。
【0003】
この装置は、槽aの入側位置b上方に麺投入装置cが配置されており、麺投入装置cからはうどんやそばなどの麺fが無端状の容器用チェーンコンベヤdに担持された容器eに投入される。容器用チェーンコンベヤdは、麺fを茹で上げるべく該麺fが投入された容器eを槽aの入側位置bから槽a内の温水中を通って該槽aの出側位置gまで搬送する行き搬送軌道hを有すると共に、茹で上がった麺fを出側位置gで排出して空になった容器eを該出側位置gから入側位置bまで槽aの下方を通って搬送する戻り搬送軌道iを有する。
【0004】
容器eには、行き搬送軌道hに沿って搬送される容器eの開口部を開閉する蓋部jが取り付けられている。
ところで、麺の種類によって茹で時間を変更する必要が生じるが、この場合は、麺投入装置cを入側位置bと出側位置gとの間で移動可能に配置すると共に、行き搬送軌道hの途中に温水面から容器eが上がる部分kを数カ所設け、該部分kに麺投入装置cをシフトして麺fを容器eに投入することにより、茹で時間の変更に対処するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の食品の茹で装置においては、茹で時間を変更するに際して、入側位置bと出側位置gとの間の所定位置にシフトした麺投入装置cに麺fを供給するために、シフト位置まで麺fを搬送する搬送コンベヤが必要となり、しかも、行き搬送軌道hの途中に温水面から容器eが上がる部分kを数カ所設けて該部分kに麺投入装置cをシフトするようにしているため、茹で時間を連続的に変更することができないという不都合がある。
【0006】
また、容器eに蓋部jを直接取り付けているため、該蓋部jの開閉に用いるスプリングの破損が多く生じてコスト高になり、更には、戻り搬送軌道iが槽aの下を通過するため、容器用チェーンコンベヤd全体をジャッキなどで上昇させることができず、蓋部jや容器eの清掃などが面倒になるという不都合がある。
【0007】
本発明はかかる不都合を解消するためになされたものであり、麺投入装置をシフトしなくても茹で時間の変更ができるようにして、該シフト位置まで麺を搬送する搬送コンベヤを不要にすることができると共に、該茹で時間を連続して変更することができ、しかも、低コストで且つ蓋部や容器などの清掃が簡単な食品の茹で装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明に係る食品の茹で装置は、槽の入側位置で食品が内部に投入される容器を担持して該容器を前記入側位置から前記槽内の温水中を通って該槽の出側位置まで搬送する行き搬送軌道を有すると共に、前記出側位置で前記食品を排出して空になった前記容器を該出側位置から前記温水中を通って前記入側位置まで搬送する戻り搬送軌道を有する無端状の容器用チェーンコンベヤと、蓋部を担持して前記容器用チェーンコンベヤの前記行き搬送軌道に沿って搬送される前記容器の開口部を覆うように前記蓋部を搬送する行き搬送軌道を有すると共に、前記出側位置で前記容器の開口部から離脱した該蓋部を該出側位置から前記入側位置まで搬送する戻り搬送軌道を有する無端状の蓋部用チェーンコンベヤと、該蓋部用チェーンコンベヤの前記戻り搬送軌道に介在されたスプロケットを前記入側位置と前記出側位置との間で移動可能に支持する第1の移動手段と、前記容器用チェーンコンベヤの前記行き搬送軌道及び前記戻り搬送軌道にそれぞれ介在されたスプロケットを前記入側位置と前記出側位置との間で移動可能に支持して前記行き搬送軌道側の前記スプロケットの移動による該容器用チェーンコンベヤのチェーンの伸縮を前記戻り搬送軌道側の前記スプロケットの移動により許容すると共に、前記蓋部用チェーンコンベヤの前記行き搬送軌道に介在された前記スプロケットを前記入側位置と前記出側位置との間で移動可能に支持する第2の移動手段と、前記容器用チェーンコンベヤ及び前記蓋部用チェーンコンベヤの各チェーンの張力を変更すると共に、該張力の変更を解除する張力変更手段と、該張力変更手段による張力の変更量に応じて前記第1の移動手段を前記入側位置と前記出側位置との間で移動させる移動用駆動手段とを備え、前記第2の移動手段は、前記第1の移動手段が移動する際に、前記蓋部用チェーンコンベヤのチェーンの伸縮を許容すべく該第1の移動手段の移動に応じて移動し、これにより、前記容器用チェーンコンベヤ及び前記蓋部用チェーンコンベヤの前記各行き搬送軌道の長さを変更するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である麺茹で装置を説明するための説明的概略図、図2は図1のII−II線断面図、図3は麺茹で装置の作動を説明するための説明図、図4は位相調整装置の作動を説明するための説明図である。
【0010】
この麺茹で装置は、図1に示すように、槽1の入側位置P1 で麺2が投入される容器3を担持して該容器3を入側位置P1 から槽1内の温水中を通って該槽1の出側位置P2 まで搬送する行き搬送軌道A1 を有すると共に、出側位置P2 で麺2を排出して空になった容器3を出側位置P2 から前記温水中を通って入側位置P1 まで搬送する戻り搬送軌道B1 を有する無端状の容器用チェーンコンベヤ4と、蓋部5を担持して容器用チェーンコンベヤ4の行き搬送軌道A1 に沿って搬送される容器3の開口部3aを覆うように蓋部5を搬送する行き搬送軌道A2 を有すると共に、出側位置P2 で容器3の開口部3aから離脱した蓋部5を出側位置P2 から入側位置P1 まで搬送する戻り搬送軌道B2 を有する無端状の蓋部用チェーンコンベヤ6とを備える。
【0011】
図2に示すように、容器3は、複数の麺収容室3bが槽1の幅方向に一列に一体的に配置されており、槽1の幅方向の両側部が容器用チェーンコンベヤ4のチェーン4aにボルト等によって固着される。なお、図示は省略するが、容器3及び蓋部5には温水中での麺茹でを可能にするための複数の温水透過孔が均一に形成されている。
【0012】
容器用チェーンコンベヤ4の行き搬送軌道A1 は、槽1の入側位置P1 で麺投入装置Tによって麺2が投入された容器3を温水中に導いた後、水平方向を向く往路7と復路8とが下方に向けて交互に配置されるように蛇行して温水中を通過させ、次いで、温水面から上がった容器3を槽1の出側位置P2 に導く。
【0013】
また、戻り搬送軌道B1 は、出側位置P2 で麺2を排出して空になった容器3を再度温水中に導いた後、行き搬送軌道A1 の下方を入側位置P1 に向けて水平に導き、次いで、水平方向を向く往路9と復路10とが上方に向けて交互に配置されるように蛇行して通過させ、その後、温水面から上がった容器2を行き搬送軌道A1 に戻す。
【0014】
図2において符号11は、容器用チェーンコンベヤ4のチェーン4aのローラ部4bを搬送方向に沿ってガイドするガイドレールであり、このガイドレール11は槽1の幅方向の両側部に固着されている。
【0015】
蓋部用チェーンコンベヤ6の行き搬送軌道A2 は、容器用チェーンコンベヤ4によって搬送される容器3が温水面に投入される直前から該容器3が温水中を通過した後、温水面から上がって容器3内の麺2を排出する直前までの間、容器チェーンコンベヤ4の行き搬送軌道A1 と一致しており、これにより、温水中を通過する容器3の開口部3aと蓋部5との位置関係が一定にされて容器3の開口部3aが蓋部5によって確実に覆われる。
【0016】
戻り搬送軌道B2 は、出側位置P2 で容器3の開口部3aから離脱した蓋部5を入側位置P1 に向けて水平方向に所定距離導いた後、往路12と復路13とが下方に向けて交互に配置されるように蛇行して通過させ、次いで、蓋部5を行き搬送軌道A2 に戻す。
【0017】
図2に示すように、蓋部用チェーンコンベヤ6のチェーン6aは容器用チェーンコンベヤ4のチェーン4aより外側に配置されており、該チェーン6aには蓋部5の両側部がボルト等によって固着されている。また、この実施の形態では、容器用チェーンコンベヤ4の行き搬送軌道A1 に介在されたスプロケットと、蓋部用チェーンコンベヤ6の行き搬送軌道A2 に介在されたスプロケットとを互いに同一歯数、同一ピッチ径及び同軸とすることにより、温水中における容器用チェーンコンベヤ4の行き搬送軌道A1 と蓋部用チェーンコンベヤ6の行き搬送軌道A2 とを一致させている。
【0018】
図2において符号14は、蓋部用チェーンコンベヤ6のチェーン6aのローラ部6bを搬送方向に沿ってガイドするガイドレールであり、このガイドレール14は上述したガイドレール11と同様に槽1の幅方向の両側部に固着されている。
【0019】
蓋部用チェーンコンベヤ6の戻り搬送軌道B2 の往路12と復路13の反転部C1 に介在された上下二個のスプロケット15は、第1の移動板(第1の移動手段)16に支持されている。第1の移動板16は、槽1の上方位置で入側位置P1 と出側位置P2 との間を水平方向に往復移動可能とされている。
【0020】
容器用チェーンコンベヤ4の行き搬送軌道A1 の復路8と往路7の反転部C2 に介在された上下二個のスプロケット4c、蓋部用チェーンコンベヤ6の行き搬送軌道A2 に該スプロケット4cと同心に介在された上下二個のスプロケット6c及び容器用チェーンコンベヤ4の戻り搬送軌道B1 の復路10と往路9との反転部C3 に介在された上下二個のスプロケット4dは、第2の移動板(第2の移動手段)17に支持されている。第2の移動板17は槽1内で幅方向の側部に設けられて、入側位置P1 と出側位置P2 との間を水平方向に往復移動可能とされている。
【0021】
ここで、第2の移動板17は、第1の移動板16の移動による蓋部用チェーンコンベヤ6のチェーン6aの伸縮を許容すべく該第1の移動板16の移動に応じて移動し、該移動に伴う容器用チェーンコンベヤ4のチェーン4aの伸縮を戻り搬送軌道B1 側のスプロケット4dの移動により許容する。
【0022】
槽1の出側位置P2 の上方には、容器用チェーンコンベヤ4及び蓋部用チェーンコンベヤ6を同速度で駆動する駆動可変速モータ18が設けられている。駆動可変速モータ18の動力はチェーン19を介して蓋部用チェーンコンベヤ6の最も出側位置P2 側に配置されたスプロケット6dに伝達され、該スプロケット6dに伝達された動力はチェーン20及びギヤ機構を介して容器用チェーンコンベヤ4の最も出側位置P2 側に配置されたスプロケット4eに伝達される。
【0023】
また、駆動可変速モータ18の動力はチェーン21を介してベベルギヤ装置22の入力部22aに伝達される。ベベルギヤ装置22の出力軸22bは入側位置P1 を向いており、該出力軸22bにはドライブ軸23の一端部がカップリング23aを介して連結されている。
【0024】
ドライブ軸23の他端部は、入側位置P1 の上方に設けられた位相調整装置(張力変更手段)24の入力部24aにカップリング25を介して連結されて、駆動可変速モータ18の動力が位相調整装置24に伝達される。該位相調整装置24に伝達された動力は該装置24の出力軸24bからチェーン26を介して蓋部用チェーンコンベヤ6の最も入側位置P1 側に配置されたスプロケット6eに伝達され、該スプロケット6eに伝達された動力はチェーン27及びギヤ機構を介して容器用チェーンコンベヤ4の最も入側位置P1 側に配置されたスプロケット4fに伝達される。これにより、駆動可変速モータ18の動力が入側位置P1 及び出側位置P2 の両方て各チェーンコンベヤ4,6に伝達され、各チェーンコンベヤ4,6が互いに逆回り(図1において容器用チェーンコンベヤ4が右回り、蓋部用チェーンコンベヤ6が左回り)に同一速度で駆動されるようになっている。
【0025】
ここで、位相調整装置24は、調整軸28を回転操作することにより、入力軸24aと出力軸24bとの位相を調整して各チェーンコンベヤ4,6のチェーン4a,6aの張力を変更できるように構成されている。
【0026】
図4の作動説明図(説明の便宜上、図では入力軸24aと出力軸24bを同心に配置している。)を参照して説明すると、位相調整装置24は差動歯車機構を構成しており、ベベルギヤブラケット29内で上下左右のベベルギヤ30aが互いに噛合し、左側のベベルギヤ30aには入力軸24aが装着され、右側のベベルギヤ30aには出力軸24bが装着されている。
【0027】
また、左側のベベルギヤ30aにはベベルギヤブラケット29と一体に回転するウォームホイール31が回転可能に外挿されており、このウォームホイール31にはウォーム32が噛合している。ウォーム32のウォーム軸が調整軸28とされている。図1に示すように、調整軸28にはパイロットモータ33の動力がチェーン34を介して伝達されるようになっており、該パイロットモータ33を例えば遠隔操作で駆動させることにより、調整軸28が回転駆動されるようになっている。
【0028】
そして、図4を参照して、調整軸28を固定した状態(パイロットモータ33の停止状態)で入力軸24aを回転させると、上下のベベルギヤ30aがその軸線を中心として回転し、出力軸24bが入力軸24aと同じ回転数で逆回転する。
【0029】
入力軸24aを固定した状態(各チェーンコンベヤ4,6の駆動停止状態)でパイロットモータ33を駆動させて調整軸28を所定回数(例えば30回)時計回り方向(又は反時計回り方向)に回転させると、出力軸24bが反時計回り方向(又は時計回り方向)に1回転し、入力軸24aと出力軸24bの位相がずれ、これにより、各チェーンコンベヤ4,6のチェーン4a,6aの張力が変更される。
【0030】
なお、ここでは、位相調整による張力の変更を入力軸24aを固定させて行っているが、該張力の変更を入力軸24aを回転させて、すなわち、各チェーンコンベヤ4,6を駆動させて行うこともできる。この場合、調整軸28の回転による入力軸24aと出力軸24bの位相のずれにより、入側位置P1 と出側位置P2 とで各チェーンコンベヤ4,6の速度が変更されて各チェーンコンベヤ4,6のチェーン4a,6aの張力が変更される。
【0031】
各チェーンコンベヤ4,6の張力が変更されると、移動用駆動手段34が該張力の変更量に応じて第1の移動板16を移動させる。
移動用駆動手段34は、図1に示すように、調整軸28にドライブ軸35及びカップリング36を介して連結されて該調整軸28の回転力が入力されるベベルギヤ装置37を備える。ベベルギヤ装置37に入力された調整軸28の回転力は該装置37の出力軸37aからチェーン38を介してチェーン機構39に伝達される。
【0032】
チェーン機構39は、入側位置P1 側と出側位置P2 側に互いに離間して設けられたスプロケット40a,40bにチェーン41が装架されており、該チェーン41には第1の移動板16が取り付けられている。したがって、調整軸28が正逆回転すると、第1の移動板16が該調整軸28の回転数に応じた距離分だけ、換言すれば上述した張力の変更量に応じた距離分だけ入側位置1P1 と出側位置P2 との間を往復移動するようになっている。
【0033】
そして、第1の移動板16が移動すると、図3に示すように、該移動に応じて第2の移動板17が移動し、これにより、容器用チェーンコンベヤ4及び蓋部用チェーンコンベヤ6の各行き搬送軌道A1 ,A2 の長さが変更され、麺2の茹で時間が変更される。かかる茹で時間の変更後は調整軸28の回転は停止されて張力の変更が解除され、したがって、位相調整装置24の出力軸24bが入力軸24aと同回転数で逆回転し、新たな長さの行き搬送軌道A1 ,A2 で各チェーンコンベヤ4,6が同速運転されて麺茹でが行われる。
【0034】
上記記載から明らかなように、かかる麺茹で装置によれば、調整軸28を回転させて各チェーンコンベヤ4,6のチェーン4a,6aの張力を変更し、該変更量に応じて第1の移動板16、第2の移動板17を移動させることにより、各チェーンコンベヤ4,6の行き搬送軌道A1 ,A2 の長さを調整して麺2の茹で時間を変更するようにしているので、茹で時間を変更するに際して、従来のように、入側位置P1 と出側位置P2 との間の所定位置に麺投入装置をシフトする必要がなくなり、この結果、従来必要であったシフト位置まで麺を搬送する搬送コンベヤを不要にすることができる。
【0035】
また、麺2の茹で時間は調整軸28の回転数、すなわち、各チェーンコンベヤ4,6のチェーン4a,6aの張力の変更量に応じて調整することができるので、該茹で時間を連続的に変更することができる。
【0036】
更に、容器3と蓋部5を別々に搬送するようにしているため、従来のような破損が多く生じる蓋部開閉用のスプリングが不要になってその分コストを低くすることができる。
【0037】
更に、容器用チェーンコンベヤ4の戻り搬送軌道B1 が槽1の内部を通過するため、容器用チェーンコンベヤ3全体をジャッキなどで上昇させることができ、この結果、蓋部5や容器3の清掃作業を簡単にすることができる。
【0038】
なお、上記実施の形態では、遠隔操作でパイロットモータ33を駆動させて調整軸28を回転させるようにしているが、これに代えて、図1で二点鎖線で示すように、ハンドル42を手動で回すことにより調整軸28を回転させるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、各チェーンコンベヤのチェーンの張力を変更して該変更量に応じて第1及び第2の移動手段を移動させることにより、各チェーンコンベヤの行き搬送軌道の長さを調整して麺の茹で時間を変更するようにしているので、茹で時間を変更するに際して、従来のように、入側位置と出側位置との間の所定位置に麺投入装置をシフトする必要がなくなり、この結果、従来必要であったシフト位置まで麺を搬送する搬送コンベヤを不要にすることができる。
【0040】
また、麺の茹で時間は各チェーンコンベヤのチェーンの張力の変更量に応じて調整することができるので、茹で時間を連続的に変更することができる。
更に、容器と蓋部を別々に搬送するようにしているため、従来のように破損が多く生じる蓋部開閉用のスプリングが不要になってその分コストを低くすることができる。
【0041】
更に、容器用チェーンコンベヤの戻り搬送軌道は槽の内部を通過するため、容器用チェーンコンベヤ全体をジャッキなどで上昇させることができ、この結果、蓋部や容器の清掃作業を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である麺茹で装置を説明するための説明的概略図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】麺茹で装置の作動を説明するための説明図である。
【図4】位相調整装置の作動を説明するための説明図である。
【図5】従来の麺茹で装置を説明するための説明的概略図である。
【符号の説明】
1…槽
1 …入側位置
2 …出側位置
2…麺
3…容器
3a…開口部
4…容器用チェーンコンベヤ
4a…チェーン
4c…スプロケット
4d…スプロケット
1 …容器用チェーンコンベヤの行き搬送軌道
1 …容器用チェーンコンベヤの戻り搬送軌道
5…蓋部
6…蓋部用チェーンコンベヤ
6a…チェーン
6c…スプロケット
2 …蓋部用チェーンコンベヤの行き搬送軌道
2 …蓋部用チェーンコンベヤの戻り搬送軌道
15…スプロケット
16…第1の移動板(第1の移動手段)
17…第2の移動板(第2の移動手段)
24…位相調整装置(張力変更手段)
24a…入力軸
24b…出力軸
28…調整軸
33…パイロットモータ
34…移動用駆動手段
37…ベベルギヤ装置
39…チェーン機構

Claims (1)

  1. 槽の入側位置で食品が内部に投入される容器を担持して該容器を前記入側位置から前記槽内の温水中を通って該槽の出側位置まで搬送する行き搬送軌道を有すると共に、前記出側位置で前記食品を排出して空になった前記容器を該出側位置から前記温水中を通って前記入側位置まで搬送する戻り搬送軌道を有する無端状の容器用チェーンコンベヤと、
    蓋部を担持して前記容器用チェーンコンベヤの前記行き搬送軌道に沿って搬送される前記容器の開口部を覆うように前記蓋部を搬送する行き搬送軌道を有すると共に、前記出側位置で前記容器の開口部から離脱した該蓋部を該出側位置から前記入側位置まで搬送する戻り搬送軌道を有する無端状の蓋部用チェーンコンベヤと、
    該蓋部用チェーンコンベヤの前記戻り搬送軌道に介在されたスプロケットを前記入側位置と前記出側位置との間で移動可能に支持する第1の移動手段と、
    前記容器用チェーンコンベヤの前記行き搬送軌道及び前記戻り搬送軌道にそれぞれ介在されたスプロケットを前記入側位置と前記出側位置との間で移動可能に支持して前記行き搬送軌道側の前記スプロケットの移動による該容器用チェーンコンベヤのチェーンの伸縮を前記戻り搬送軌道側の前記スプロケットの移動により許容すると共に、前記蓋部用チェーンコンベヤの前記行き搬送軌道に介在された前記スプロケットを前記入側位置と前記出側位置との間で移動可能に支持する第2の移動手段と、
    前記容器用チェーンコンベヤ及び前記蓋部用チェーンコンベヤの各チェーンの張力を変更すると共に、該張力の変更を解除する張力変更手段と、
    該張力変更手段による張力の変更量に応じて前記第1の移動手段を前記入側位置と前記出側位置との間で移動させる移動用駆動手段とを備え、
    前記第2の移動手段は、前記第1の移動手段が移動する際に、前記蓋部用チェーンコンベヤのチェーンの伸縮を許容すべく該第1の移動手段の移動に応じて移動し、これにより、前記容器用チェーンコンベヤ及び前記蓋部用チェーンコンベヤの前記各行き搬送軌道の長さを変更するようにしたことを特徴とする食品の茹で装置。
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