JP3682285B2 - 照度むら補正装置と照度むら補正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、複数の液晶パネルを用いた映像機器における照度むらを補正する照度むら補正装置と照度むら補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、書画カメラ付きプロジェクタが発売されており、照明光源からの光によって原稿、資料等の被写体を照明し、それを書画カメラにより撮像し、撮像した映像を処理してプロジェクタによって投射し表示するようにしている。
【0003】
しかしながら、光沢のある被写体に照明光を当てると、光の反射により、照度むらが発生しカメラで撮像した映像の一部が見にくくなることがあった。
【0004】
このような照度むらを補正するため、特許文献1には照明装置を取付けたアームに液晶パネルを固定し、照明装置からの照射光を前記液晶パネルを介して原稿に照射し、液晶パネルの透過を制御することにより照度むらが発生するのをふせぐようにしている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の例では、照度むらを防止するために液晶パネルを必要とし、かつその液晶パネルを駆動するための回路が必要となり、構成が複雑化していた。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−125159号公報(図1、p3〜p4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、光沢のある被写体に照明光を当てた際、光の反射により書画カメラで撮像した映像の一部が見にくくなる照度むらが発生するという問題があった。
【0008】
そこで、この発明は、照明光を当てた際の光の反射による照度むらを補正することのできる照度むら補正装置と照度むら補正方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の照度むら補正装置は、照明光源によって被写体を照明し、照明された被写体を撮像するカメラを有する機器において、前記カメラで撮像した映像信号のヒストグラムを作成し、この作成したヒストグラムに基づいて照度むら成分と白レベルとを検出する検出手段と、この検出手段で検出された検出結果に基づいて前記映像信号のレベルを補正する補正手段と、前記検出手段で検出された検出結果に基づいて前記照明光源の照度を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】
また、この発明の照度むら補正方法は、照明光源によって被写体を照明し、照明された被写体を撮像するカメラを有する機器において、前記カメラで撮像した映像信号のヒストグラムを作成し、この作成したヒストグラムに基づいて照度むら成分と白レベルとを検出し、この検出された検出結果に基づいて前記映像信号のレベルを補正し、前記検出された検出結果に基づいて前記照明光源の照度を制御するようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、書画カメラ付きプロジェクタの外観構成を示すものである。すなわち、書画カメラ付きプロジェクタは、本体としてのプロジェクタ1、プロジェクタ1に折りたたみ自在に取り付けられたアーム2、アーム2に設けられた書画カメラ3、及び被写体を照明する照明光源4とから構成されている。
【0013】
書画カメラ3は、例えば、81万画素のCCDを有するカメラである。
【0014】
照明光源4は、例えば、発光ダイオード(LED)が5個一列に並べられて構成されている。
【0015】
図2は、この発明に係る照度むら補正装置10の概略構成を示すものである。すなわち、照度むら補正装置10は、照度むら検出回路11、照度むら補正回路12、及び調光回路13とから構成されている。
【0016】
照度むら検出回路11は、書画カメラ3で撮像した映像信号101を受け、照度むら補正レベル信号102と照度むら検出信号103とを生成する。補正レベル信号102は照度むら補正回路12へ出力され、照度むら検出信号103は照度むら補正回路12と調光回路13へ出力される。
【0017】
照度むら補正回路12は、書画カメラ3からの映像信号101を受け、照度むら検出回路11からの照度むら補正レベル信号102と照度むら検出信号103とにより、照度むらを補正した映像信号104をプロジェクタ1へ出力する。
【0018】
調光回路13は、照度むら検出信号103をエンコード処理し、照明光源4の照度を制御する制御信号105を照明光源4へ出力する。
【0019】
図3は、書画カメラ3で原稿を撮影した際の映像信号のヒストグラム分布を示すものである。すなわち、図中の(a)は黒レベルの文字の分布を示し、(b)は白レベル(原稿用紙の色)の分布を示し、(c)は照明光源4で原稿用紙を照射した際の反射による照度むら成分を示している。
【0020】
図4は、照度むら検出回路11の構成例を示すものである。照度むら検出回路11は、ヒストグラム生成回路302、減算器308,309とから構成されている。このような構成により、照度むら検出回路11は、書画カメラ3で撮影した映像(信号)の著しい輝度不均一(照度むら、てかり)を検出する。
【0021】
ヒストグラム生成回路302は、書画カメラ3から入力される映像信号101における照度むら成分(第1の高輝度レベル分布)信号303と白ピークレベル(第2の高輝度レベル分布)信号304とを生成する。照度むら成分信号303は減算器308,309に出力され、白ピークレベル信号304は減算器308に出力される。
【0022】
減算器308は、照度むら成分信号303と白ピークレベル信号304との差分をとって照度むら補正レベル信号(Ref-A)102を出力する。照度むら補正レベル信号(Ref-A)102は、照度むら補正回路12へ出力される。
【0023】
減算器309は、照度むら成分信号303と任意のオフセット量(Offset)との差分をとって照度むら検出信号(Ref-B)103を出力する。照度むら検出信号(Ref-B)103は、照度むら補正回路12と調光回路13とへ出力される。
【0024】
図5は、照度むら補正回路12の構成例を示すものである。照度むら補正回路12は、遅延調整回路402、減算器404、及びMIX回路407とから構成されている。
【0025】
遅延調整回路402は、書画カメラ3から入力される映像信号101を遅延調整した映像信号403を出力する。映像信号403は、減算器404とMIX回路407とに出力される。
【0026】
減算器404は、映像信号403と照度むら補正レベル信号(Ref-A)102との差分をとって照度むら補正映像信号406をMIX回路407へ出力する。
【0027】
MIX回路407は、照度むら検出信号(Ref-B)103のレベルに応じて、映像信号403と照度むら補正映像信号406とをミキシング処理し、照度むらを補正した映像信号104をプロジェクタ1へ出力する。
【0028】
図6は、調光回路13の構成例を示すものである。調光回路13は、照明制御処理回路501で構成される。
【0029】
照明制御処理回路501は、照度むら検出信号(Ref-B)103を入力とし、この照度むら検出信号量が多ければ照明光源4の照度を下げる処理を行う。すなわち、照明制御処理回路501は、照明光源4の照度を制御する制御信号105を照明光源4へ出力する。
【0030】
図7、図8、図9は、制御信号105に制御された照明光源4の照度状態を示すものである。なお、照明光源4は複数(例えば5個)のLEDから構成されている場合について、以下説明する。
【0031】
図7は、照度むら検出信号量が少ない場合(照度むら小)で、照明光源4のLEDの点灯数を増やした(照度を上げる)状態を示している。図ではLEDが5個全て点灯されている。
【0032】
図8は、照度むら検出信号量が多い場合(照度むら大)で、照明光源4のLEDの点灯数を減らす(照度を下げる)状態を示している。図ではLEDが5個のうち2個のみ点灯されている。
【0033】
図9は、照度むら検出信号量が、図7の「照度むら小」と図8「照度むら大」との間で「照度むら中」の状態にある場合である。図では照明光源4のLED5個のうち3個が点灯されている。
【0034】
なお、上述した実施例では、書画カメラ照明に5個のLEDを用いたが、もっと多くのLEDを使用しても良く、また、これに限らずランプ等の調光できるものなら適用可能である。ランプは電圧を制御すれば良く、この場合、電圧を下げることにより省エネ効果が得られる。
【0035】
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、照度むら検出信号に基づいて書画カメラ照明を制御することにより、照明光の反射光による輝度不均一を低減することができる。
【0036】
また、照度むらの階調に適応した映像信号の補正を行うことにより、輝度不均一部の周辺の映像をなめらかにすることができる。
【0037】
さらに、照明光源の照度を減らすことを可能にしたことにより、省エネ効果を得ることができる。また、照度むら検出信号に応じて照明光源の電圧を制御して電圧を下げることにより、省エネ効果を得ることができる。
【0038】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、照明光源からの光の反射による照度むらを補正することのできる照度むら補正装置と照度むら補正方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 書画カメラ付きプロジェクタの外観構成を示す図。
【図2】 この発明に係る照度むら補正装置の概略構成を示すブロック図。
【図3】 書画カメラで原稿を撮影した際の映像信号のヒストグラム分布を示す図。
【図4】 照度むら検出回路の構成例を示す図。
【図5】 照度むら補正回路の構成例を示す図。
【図6】 調光回路の構成例を示す図。
【図7】 照明光源からの照度状態を示す図。
【図8】 照明光源からの照度状態を示す図。
【図9】 照明光源からの照度状態を示す図。
【符号の説明】
1…プロジェクタ、2…アーム、3…書画カメラ、4…照明光源、10…補正装置、11…照度むら検出回路(検出手段)、12…照度むら補正回路(補正手段)、13…調光回路(制御手段)。
Claims (2)
- 照明光源によって被写体を照明し、照明された被写体を撮像するカメラを有する機器において、
前記カメラで撮像した映像信号のヒストグラムを作成し、この作成したヒストグラムに基づいて照度むら成分と白レベルとを検出する検出手段と、
この検出手段で検出された照度むら成分と白レベルとに基づいて前記映像信号のレベルを補正する補正手段と、
前記検出手段で検出された照度むら成分に基づいて前記照明光源の照度を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする照度むら補正装置。 - 照明光源によって被写体を照明し、照明された被写体を撮像するカメラを有する機器において、
前記カメラで撮像した映像信号のヒストグラムを作成し、この作成したヒストグラムに基づいて照度むら成分と白レベルとを検出し、
この検出された照度むら成分と白レベルとに基づいて前記映像信号のレベルを補正し、
前記検出された照度むら成分に基づいて前記照明光源の照度を制御するようにしたことを特徴とする照度むら補正方法。
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