JP3677026B2 - データ差替出力装置及びデータ差替出力方法 - Google Patents
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Description
この地上デジタル放送では、映像や音声から成る従来の映像音声番組に加え、文字情報や静止画像等から成るデータ放送番組が放送される。このデータ放送番組では、カルーセル伝送方式と呼ばれる伝送方式により、データ放送番組を構成する素材データが送出される。
従って、地上デジタル放送では、視聴者は、従来の放送番組に加え、データ放送番組を視聴することにより、天気予報やニュースや放送中の映像音声番組に関連した番組情報などの付加情報を得ることができる。
又、ローカルニュースを放送する場合においては、地域毎に放送するニュースの内容を切替えることが必要とされる。
この放送番組の番組内容の一部差替えを行う技術として、特許文献1に各CM素材の始まりに前識別コードを付加し、終わりに後識別コードを付加し、前識別コードと後識別コードの境界を検出し、その検出信号によって、受局の同期信号に同期するように遅延させた発局のCM素材を受局のCM素材に差し替える技術が開示されている。
又、構成要素の差替えに拠って、キー局から放送されるデータ放送番組を構成する素材データのデータサイズと地方局から放送されるデータ放送番組を構成する素材データのデータサイズに差が生じてしまうと、キー局と地方局でそれぞれ異なる帯域を使用しないと、同一の周期で素材データを放送することができない。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み、データの入力速度と出力速度とを同一に保ちつつ、入力データの一部を差替えてデータを出力することが可能なデータ差替出力装置及びデータ差替出力方法を提供することを目的とする。
前記データ差替出力装置は、基準時から現受信時までの期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較し、その比較結果に基づいて、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う決定手段と、ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、前記決定手段によって、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定が行われた場合に、入力された前記差替対象データを構成するユニットデータを前記代替データを構成するユニットデータに1対1で差替えて出力するデータ出力手段とを備える。
又、本発明は、それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリーム入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置に用いるデータ差替出力方法であって、前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、前記データ差替出力方法は、基準時から現受信時までの期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較し、その比較結果に基づいて、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う決定ステップと、ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、前記決定ステップによって、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定が行われた場合に、入力された前記差替対象データを構成するユニットデータを前記代替データを構成するユニットデータに1対1で差替えて出力するデータ出力ステップとを含むこととすることができる。
基準時から現受信時までの期間において受信した前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較する比較手段とを有し、前記決定手段は、前記代替データを構成するユニットデータの総数が前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数を超えない場合に、前記代替データを構成するユニットデータを所定数回、連続して出力する決定を行うこととしてもよい。
ここで、前記決定手段は、前記各ユニットデータを受信する毎に、当該ユニットデータが前記差替対象データを構成するユニットデータであるか否かを判別する判別手段と、
基準時から現受信時までの期間において受信した前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数から、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数を引いた値である超過カウント値を算出する算出手段と、前記超過カウント値が、前記所定数より小さくないか否かを判定する判定手段とを有し、前記決定手段は、前記超過カウント値が前記所定数より小さくない場合に、前記代替データを構成する前記ユニットデータを所定数回、連続して出力する決定を行うこととしてもよい。
ここで、前記決定手段は、前記各ユニットデータを受信する毎に、当該ユニットデータが前記差替対象データを構成するユニットデータであるか否かを判別する判別手段と、基準時から現受信時までの期間において受信した前記差替対象ユニットデータの総数から、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数を引いた超過カウント値を算出する算出手段と、前記超過カウント値が、前記所定数の半分より小さくないか否かを判定する判定手段とを有し、前記決定手段は、前記超過カウント値が前記所定数の半分より小さくない場合に、前記代替データを構成する前記ユニットデータを所定数回、連続して出力する決定を行うこととしてもよい。
ここで、前記データストリームには、複数種類の差替対象データが含まれ、前記データ出力手段は、前記複数種類の各種類の差替対象データにそれぞれ差替えて出力すべき各種類の代替データを記憶している代替データ記憶手段を備え、前記決定手段は、前記複数種類の各差替対象データについての前記総数と、前記各差替対象データと差替える各種類の前記代替データについての前記総数との各比較結果に基づいて、前記各種類の何れかの種類の代替データを構成する前記ユニットデータを所定数回、連続して出力するか否かの決定を行うこととしてもよい。
ここで、前記決定手段は、前記各差替対象データについての前記総数を、前記各種類の前記代替データについての前記総数から引いた値である超過カウントを、前記各種類の前記代替データについて算出し、前記各種類の前記代替データについて算出した各超過カウントの少なくとも1つ以上が0より小さい場合に、該当する種類の前記代替データの中から、所定の基準に基づいて、出力すべき前記代替データを選択し、選択した前記代替データを構成する前記ユニットデータを所定数回、連続して出力する決定を行う
こととしてもよい。
ここで、前記所定の基準は、当該超過カウント該当する種類の前記代替データについて算出した超過カウントの昇順であることとしてもよい。
これにより、超過カウントが小さい代替データから優先的に代替ユニットデータが出力されるので、特定の代替データの出力数が極端に多くなったり、少なくなったりすることを防ぐことができる。
又、前記所定の基準は、前記各種類の前記代替データの中から予め選択された前記代替データの超過カウントが0より小さい場合には、当該代替データを選択し、当該代替データの超過カウントが0より小さくない場合には、当該超過カウントに該当する種類の前記代替データについて算出した超過カウントの昇順に従って選択するという基準であることとしてもよい。
ここで、前記各種類の前記代替データ及び前記非対象データには、それぞれ優先順位が付与され、前記決定手段は、前記各差替対象データについての前記総数を、前記各種類の前記代替データについての前記総数から引いた値である超過カウントを、前記各種類の前記代替データについて算出し、算出した各超過カウントの少なくとも1つ以上が、0より小さい場合において、当該超過カウントが0より小さい前記各代替データに付与された優先順位の何れかが、差替非対象ユニットデータに付与された優先順位よりも低くない場合に、前記各代替データの何れかを構成する前記ユニットデータを前記所定数回、連続して出力する決定を行うこととしてもよい。
又、本発明は、差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームを受信し、受信した差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置であって、前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、前記差替対象データを構成するユニットデータは、M個の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、前記データ差替出力装置は、受信した前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別手段と、受信した前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、当該データ列を受信する毎に、予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すN(M>=N)個の前記差替用データを構成するユニットデータと(M―N)個のダミーデータを構成するユニットデータとを連続して出力し、受信した前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、当該ユニットデータを受信する毎に、当該差替非対象データを構成するユニットデータを出力するデータ出力手段とを備えることとしてもよい。
<構成>
図1は、本発明の実施の形態1におけるデータ差替出力装置10の構成を示す機能ブロック図である。データ差替出力装置10は、図1に示す通り、入力データ受信部100、差替元パケット判別部101、モジュール差替部102、差替後パケット保持部103、入力パケット保持部104から構成される。
入力データ受信部100は、外部とのインターフェースを有し、外部からカルーセル伝送方式で入力される素材データのTSパケットストリーム(以下、「TS」という。)を受信し、受信したTSを差替元パケット判別部101及びモジュール差替部102に出力する。
TSは、国際規格であるISO/IEC 13818−1"Information technology − Generic coding of moving pictures and associated audio information:Systems" 及びISO/IEC 13818−6“Information technology − Generic coding of moving pictures and associated audio information:Part6 Extensions for DSM−CC”で定義され、デジタル放送での映像、音声、データの多重化伝送に標準的に用いられている。
ここで、「セクション」には、TSパケットが最低1個、最大23個含まれており、「セクション」が複数集まってデータとして意味のある最小単位である「モジュール」と呼ばれる単位を構成する。「モジュール」は、1個から255個のセクションで構成される。
ここで、「module ID」とは、当該セクションが含まれる「モジュール」を識別するための識別子のことをいう。
又、「section Number」とは、当該セクションが含まれる「モジュール」を構成するセクションの数を示す識別子のことをいう。
なお、実際には、「section Number」ではなく、当該セクションが含まれる「モジュール」における最後のセクションの「block Number」を示す「last section Number」が先頭のTSパケットに付与されているが、ここでは、以下の説明を簡略化するため、「last section Number」の代わりに「section Number」(具体的には、「last section Number」に1を加えた数値)を用いることとするが、本実施の形態及び後述する実施の形態2〜5で実現されるデータ差替出力装置の機能は、「last section Number」を用いた場合においても同様に実現できることは、勿論のことである。
ここで、各TSパケットは、上述した通り、固定長であるので、セクションのデータサイズは、当該セクションに含まれるTSパケット数に対応付けてあらわすことができる。従って、以下では、説明の便宜上、「section length」ではなく、当該セクションに含まれるTSパケット数である「pnum」でセクションのデータサイズを表すこととする。
図3は、TSパケット、セクション及びモジュールの関係を模式的に表した図である。
ここで、「PID」とは、データ種別(例えば、映像データ、音声データ、素材データの種別、或いは、素材データの種別)を表す識別子のことをいい、各TSパケットに付与されている。
セクション310を構成するTSパケットの先頭のTSパケットには、「PID=100」、「mid=0」、「snum=45」、「bnum=0」、「pnum=23」が付与されており、「mid=0」は、当該セクションが含まれるモジュールが「module=0」であることを示し、「snum=45」は、当該モジュールが、45個のセクションから構成されていることを示し、「bnum=0」は、当該セクションが、当該モジュールにおける0番目のセクションであることを示し、「pnum=23」は、当該セクションが、23個のTSパケットから構成されていることを示している。
図2は、入力データ受信部100に入力される素材データのTSのデータ構成の例を示す。図2の200〜216の示す各四角形は、TSを構成する各TSパケットを示し、TSパケットは、左から順(200〜216で示す番号順)に入力されたことを示している。
各先頭パケットには、「PID」、「mid」、「snum」、「bnum」、「pnum」が付与されている。
図2の例では、先頭パケット200には、「PID=100」、「mid=0」、「snum=2」、「bnum=0」、「pnum=3」が付与されている。これらの識別子の示す情報に基いて、先頭パケット200が属するセクションが、「module=0」に含まれ、当該モジュールは、2つのセクションから構成され、先頭パケット200の属するセクションは、当該モジュールにおける0番目のセクションであり、当該セクションは、3個のTSパケットから構成されていることを識別することができる。これらの識別は、差替元パケット判別部101によって行われる。
実際に入力されたTSパケット数とが一致しなくなる。例えば、図2のTSパケット202と203との間にTSパケット205が挿入された状態でTSが入力されると、セクション情報に基いて識別される、「bnum=0」のセクションにおけるTSパケット数は
3個であるにもかかわらず、実際に入力されたTSパケットはTSパケット200と202の2個であると入力データ受信部100によって認識されてしまう。
ここで、「差替後モジュール」とは、入力データ受信部100より入力された差替対象パケットから構成される差替対象モジュールと差替えて出力するためのモジュールのことをいい、複数のTSパケットから構成されている。以下、差替後モジュールの構成要素となるTSパケットのことを総称して「差替後パケット」という。
入力パケット保持部104は、入力データ受信部100より入力された、差替非対象パケットをキューとして保持している。
ここで、「差替非対象パケット」とは、差替元パケット判別部101によって差替対象パケットでないと判別されたTSパケットのことをいう。
又、モジュール差替部102は、後述する差替出力制御処理を介して、「差替非対象パケット」と「差替後パケット」の何れかを、出力すべきTSパケットとして逐次選択し、選択したTSパケットを入力されたTSのビットレートと同一のビットレートで出力する。
これにより、TSパケットの入力ビットレートと出力ビットレートを一致させつつ、入力されたTSに含まれる差替対象パケットが差替後パケットに差し替えられて外部に出力される。
図4の400〜415の示す各四角形は、入力TS41を構成する各TSパケットを示し、450〜465の示す各四角形は、出力TS42を構成する各TSパケットを示している。
又、図4の入力TS41において、「mid=0」のTSパケット400〜402、407〜409、413〜415が差替対象パケットであり、図4の出力TS42におけるTSパケット450〜455、463〜465が、モジュール差替部102によって、これらの差替対象パケットと差し替えられた差替後パケットである。
例えば、TSパケット403は、TSパケット456として、TSパケット404は、TSパケット457として外部に出力される。
<動作>
1.実施の形態1における差替出力制御処理の動作
次に、データ差替出力装置10の行う差替出力制御処理について説明する。
差替出力制御処理を実行するためのコンピュータプログラムが起動されると、モジュール差替部102は、差替超過カウントを0にセットする(ステップS601)。
ここで、「差替超過カウント」とは、モジュール差替部102より出力された差替後パケットの総数と入力データ受信部100より入力された差替対象パケットの総数の差に相当するカウント値のことをいう。
ここで、上記判定は、例えば、予め出力パケットのPIDと「block Number」と「pnum」と当該「block Number」のセクションにおける「出力パケット数」との対応関係を示す出力パケット管理テーブルを差替後パケット保持部103及び入力パケット保持部104にそれぞれ保持しておき、何れかの保持部からTSパケットを出力する毎に、該当するPID、「block Number」の「出力パケット数」をカウントアップし、カウントアップした「出力パケット数」が対応する「pnum」と一致するか否かにより行うことができる。
ステップS603において、直前に出力したTSパケットが当該TSパケットの属するセクションにおける最後のパケットであるか、又は直前に出力したTSパケットがない場合(ステップS603:Y)、モジュール差替部102は、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケットが差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS611)。
ステップS603において、直前に出力したTSパケットが当該TSパケットの属するセクションにおける最後のパケットでない場合(ステップS603:N)、モジュール差替部102は、当該セクションにおいて直前に出力したTSパケットの次のTSパケットを出力し(ステップS604)、モジュール差替部102は、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケットが差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS605)。
出力したTSパケットが取得したTSパケットそのものか否かを判定し(ステップS608)、取得したTSパケットそのものでない場合(ステップS608:N)、取得したTSパケットを入力パケット保持部104にキューとして追加して保持し(ステップS609)、さらに、出力したTSパケットが差替後パケット保持部103に保持されていたか否かにより、出力したTSパケットが差替後パケットであるか否かを判定し(ステップS610)、差替後パケットである場合(ステップS610:Y)、差替超過カウントに1を加え(ステップS616)、ステップS602の処理に戻る。
2.実施の形態1における差替出力制御処理の具体例
次に、図4に示す具体例において、上記差替出力制御処理がどのように動作するかについて、具体的に説明する。
この時点における差替超過カウントは0であるので、モジュール差替部102は、ステップS612において、大きくないと判定し(ステップS612:N)、差替後パケット保持部103から差替後パケット(ここでは、図5の「block Number=0」のセクションにおける最初の差替後パケット500)を読出して外部へ出力し(ステップS613)、ステップS602の処理に戻る。
次に、モジュール差替部102は、入力データ受信部100より図4の入力TS41におけるTSパケット401を取得すると(ステップS602)、直前に出力したTSパケット450は、図5の「block Number=0」のセクションにおける最初の差替後パケット500であるので、ステップS603の判定において、当該セクションにおける最後のパケットでないと判定し(ステップS603:N)、当該セクションにおいて直前に出力した、図5の「block Number=0」のセクションにおける最初の差替後パケット500の次の差替後パケット501を差替後パケット保持部103から読出し、図4の出力TS42におけるTSパケット451として出力し(ステップS604)、モジュール差替部102は、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケット401が差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS605)。
TSパケット451は、差替対象パケットであるので、モジュール差替部102は、ステップS606において、差替非対象パケットでないと判定し(ステップS606:N)、モジュール差替部102は、ステップS602の処理に戻る。
次に、モジュール差替部102は、入力データ受信部100より図4の入力TS41におけるTSパケット404及び405を順に取得すると(ステップS602)、TSパケット403における場合と同じ処理を行い、図5の「block Number=0」のセクションにおける差替後パケット503の次の差替後パケット504及びその次の差替後パケット505を差替後パケット保持部103から順に読出し、図4の出力TS42におけるTSパケット454及び455として順に出力し(ステップS604)、取得したTSパケット404及び405をそれぞれ、入力パケット保持部104にキューとして順に追加して保持し(ステップS609)、差替超過カウントにそれぞれ1づつを加え(ステップS610)、ステップS602の処理に戻る。これにより、入力パケット保持部104には、TSパケット403、404、405がこの順にキューとして保持され、この時点における差替超過カウントは3となる。
次に、モジュール差替部102は、入力データ受信部100より図4の入力TS41におけるTSパケット407を取得すると(ステップS602)、直前に出力したTSパケット456は、「module ID=1」の「block Number=0」のセクションにおける先頭のTSパケット403であるので、ステップS603において、最後のパケットでないと判定し(ステップS603:N)、当該セクションにおいて直前に出力したTSパケット403の次のTSパケット404を、入力パケット保持部104から読出して、出力TS42におけるTSパケット457として出力し(ステップS604)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケット407が差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS605)。
TSパケット457は、差替非対象であるので、モジュール差替部102は、ステップS606において、差替非対象パケットであると判定し(ステップS606:Y)、差替超過カウントから1を引き(ステップS607)、ステップS602の処理に戻る。
次に、モジュール差替部102は、入力データ受信部100より図4の入力TS41におけるTSパケット408及び409を順に取得すると(ステップS602)、TSパケット407における場合と同じ処理を行い、入力パケット保持部104からTSパケット404の次のTSパケット405及びその次のTSパケット406を、それぞれ読出して、出力TS42におけるTSパケット458及び459として出力し(ステップS604)、差替超過カウントから1ずつ引き(ステップS607)、ステップS602の処理に戻る。
この結果、先に取得された差替対象パケット(図4の入力TS41におけるTSパケット400〜402)に対し、余分に出力された差替後データ(図4の出力TS42における差替後パケット453〜455)の超過分(ここでは、3個)を、次に取得された差替対象パケット(図4の入力TS41におけるTSパケット407〜409)に対する差替後パケットの出力を抑止することにより、帳消しにするように調整することができる。
次に、モジュール差替部102は、入力データ受信部100より図4の入力TS41におけるTSパケット413〜415を取得すると(ステップS602)、TSパケット400〜402における場合と同じ処理を行い、出力TS42におけるTSパケット463〜465(図5の差替後パケット510〜512に相当するTSパケット)を出力する。
本実施の形態におけるデータ差替出力装置20は、差替対象モジュールに比べ、差替後モジュールのデータサイズが小さい場合において、入力データのビットレートと出力データのビットレートを一致させつつ、入力された差替対象モジュールを差替後モジュールに差替て出力することを特徴とするデータ差替出力装置である。
図8は、データ差替出力装置20の構成を示す機能ブロック図である。データ差替出力装置20は、図8に示す通り、入力データ受信部100、差替元パケット判別部101、モジュール差替部202、差替後パケット保持部103から構成される。
実施の形態1におけるデータ差替出力装置10と同一の機能を備える構成要素については、同一の番号を付し、以下、相違点を中心に説明する。
又、モジュール差替部202は、Nullパケット生成部2021を有し、後述する差替出力制御処理を介して、「差替非対象パケット」と「差替後パケット」と「Nullパケット」の何れかを、出力すべきTSパケットとして逐次選択し、選択したTSパケットを入力されたTSのビットレートと同一のビットレートで出力する。
<動作>
1.実施の形態2における差替出力制御処理
次に、データ差替出力装置20の行う差替出力制御処理について説明する。
差替出力制御処理を実行するためのコンピュータプログラムが起動されると、モジュール差替部202は、入力データ受信部100よりTSパケットを取得し(ステップS1201)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケットが差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1202)。
ここで、「in_bnum」とは、当該差替対象パケットが属するセクションの「block Number」のことをいい、「out_snum」とは、差替後モジュールの「section number」のことをいう。
ここで、「in_ppos」とは、「in_bnum」の示す当該差替対象パケットが属するセクションにおいて、当該差替対象パケットが何番目かを示す数値のことをいい、「out_pnum」とは、差替後モジュールにおいて、「in_bnum」の示す「block Number」のセクションに対応するセクション(具体的には、当該「block Number」と、「block Number」が一致するセクション)に含まれるTSパケット数(「pnum」)のことをいう。
ステップS1203において、「in_bnum」が「out_snum」以下でない場合(ステップS1203:N)、又は、ステップS1204において、「in_ppos」が「out_pnum」と比べて大きい場合(ステップS1204:N)、モジュール差替部202は、Nullパケットを生成して、出力し(ステップS1206)、ステップS1201の処理に戻る。
図10は、データ差替出力装置20に入力されたTS(入力TS51)の具体例と、当該TSに含まれる差替対象パケットを差替後パケット又はNullパケットに差替えた後に、データ差替出力装置20から出力されるTS(出力TS52)の具体例とを示す。図10の具体例は、3000オクテットの差替対象モジュールを2000オクテットの差替後モジュールに差替える場合の具体例を示す。
モジュール差替部202は、入力データ受信部100より、図10の入力TS51における最初のTSパケット1001を取得し(ステップS1201)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケット1001が差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1202)。
TSパケット1001は、「block Number=0」のセクションに属するので、TSパケットの「in_bnum=0」であり、図11に示す差替後モジュールの「section number=2」であるので、モジュール差替部202は、ステップS1203において、「in_bnum」の方が「out_snum」より小さいと判定し(ステップS1203:Y)、さらに、「in_ppos」と「out_pnum」との大小比較を行う(ステップS1204)。
取得したTSパケット1005は、差替非対象パケットであるので、モジュール差替部202は、ステップS1202において、差替対象パケットでないと判定し(ステップS1202:N)、取得したTSパケット1005をそのまま(図10の出力TS52におけるTSパケット1055として)出力し(ステップS1207)、ステップS1201の処理に戻る。
取得したTSパケット1016は、差替対象パケットであるので、モジュール差替部202は、ステップS1202において、差替対象パケットであると判定し(ステップS1202:Y)、「in_bnum」と「out_snum」との大小比較を行う(ステップS1203)。
取得したTSパケット1018は、差替対象パケットであるので、モジュール差替部202は、ステップS1202において、差替対象パケットであると判定し(ステップS1202:Y)、「in_bnum」と「out_snum」との大小比較を行う(ステップS1203)。
上記差替出力制御処理は、例えば、モジュールの最後のセクション以外のセクションのデータサイズを同じにするという制限があるMPEG2規格(ISO/IEC 13818−6)に基づくモジュール間で、モジュールの差替出力を行う場合に適用できる。
(実施の形態3)
本実施の形態におけるデータ差替出力装置30は、実施の形態2のデータ差替出力装置20の有する機能に加え、差替対象モジュールのセクションに比べ、当該セクションと差し替えるべき差替後モジュールのセクションのデータサイズが大きい場合においても、入力データのビットレートと出力データのビットレートを一致させつつ、入力された差替対象モジュールを差替後モジュールに差替て出力することを特徴とするデータ差替出力装置である。
図18は、データ差替出力装置30の構成を示す機能ブロック図である。
データ差替出力装置30の構成は、モジュール差替部302を除いて、実施の形態2におけるデータ差替出力装置20の構成と同様であるので、データ差替出力装置30の構成におけるモジュール差替部302を除く構成要素ついての説明は、省略し、以下、本実施の形態のモジュール差替部302と実施の形態2のモジュール差替部202との相違点が現れる差替出力制御処理の動作を中心に説明する。
1.実施の形態3における差替出力制御処理
図13は、データ差替出力装置30の行う差替出力制御処理の動作を示すフローチャートである。以下、図13を参照して、上記動作について説明する。
差替出力制御処理を実行するためのコンピュータプログラムが起動されると、モジュール差替部302は、差替後パケット保持部103に保持されている差替後モジュールにおける「block Number=0」のセクションを出力対象セクションとして設定し(ステップS1301)、入力データ受信部100よりTSパケットを取得し(ステップS1302)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケットが差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1303)。
ここで、「in_pnum」とは、取得したTSパケットが属するセクションに含まれるTSパケット数(「pnum」)のことをいい、「out_pnum」とは、出力対象セクションに含まれるTSパケット数(「pnum」)のことをいう。
ここで、「in_ppos」とは、図12の「in_ppos」と同様に、当該差替対象パケットが属するセクションにおいて、当該差替対象パケットが何番目かを示す数値のことをいう。
ステップS1305において、「in_pnum」が「out_pnum」よりも小さい場合(ステップS1305:N)、又はステップS1306において、「in_ppos」が「out_pnum」と比べて大きい場合(ステップS1306:N)、モジュール差替部302は、Nullパケットを生成して、出力し(ステップS1307)、ステップS1309の処理に移行する。
図14は、データ差替出力装置30に入力されたTS(入力TS61)の具体例と、当該TSに含まれる差替対象パケットを図11に示す差替後モジュールを構成する差替後パケット又はNullパケットに差替えた後に、データ差替出力装置30から出力されるTS(出力TS62)の具体例とを示す。図14の具体例は、3000オクテットの差替対象モジュールを2000オクテットの差替後モジュールに差替える場合の具体例を示す。
以下、図14に示す具体例を用いて、上記差替出力制御処理の動作について、具体的に説明する。
取得したTSパケット1401が属するセクションに含まれるTSパケット数は4(「pnum=4」)であり、図11の差替後モジュールにおける出力対象セクションとして設定した、「block Number=0」のセクション1110に含まれるTSパケット数は4(「pnum=4」)であるので、「in_pnum」と「out_pnum」はともに4となり、モジュール差替部302は、ステップS1305において、「in_pnum」が「out_pnum」よりも小さくないと判定し(ステップS1305:Y)、さらに、「in_ppos」と「out_pnum」との大小比較を行う(ステップS1306)。
次に、モジュール差替部302は、入力データ受信部100より、図14の入力TS61におけるTSパケット1402、1403を順に取得し(ステップS1302)、TSパケット1401おける場合と同様の処理を行い、図11の差替後モジュールにおける出力対象セクションである「block Numbe=0」のセクション1110における「in_ppos=2」及び「in_ppos=3」にそれぞれ相当する2番目及び3番目の差替後パケット1112、1113を差替後パケット保持部103から読出して、図14の出力TS62におけるTSパケット1452、1453として順に出力し(ステップS1308)、ステップS1302の処理に戻る。
TSパケット1405〜1408は、それぞれ差替非対象パケットであるので、モジュール差替部302は、ステップS1303において、差替対象パケットでないと判定し(ステップS1303:N)、取得した各TSパケットをそのまま、出力TS62におけるTSパケット1455〜1458として順に出力し(ステップS1304)、ステップS1302の処理に戻る。
取得したTSパケット1416は、差替対象パケットであるので、モジュール差替部302は、ステップS1303において、差替対象パケットであると判定し(ステップS1303:Y)、「in_pnum」と「out_pnum」との大小比較を行う(ステップS1305)。
取得したTSパケット1422、1423は、それぞれ差替対象パケットであるので、モジュール差替部302は、ステップS1303において、差替対象パケットであると判定し(ステップS1303:Y)、「in_pnum」と「out_pnum」との大小比較を行う(ステップS1305)。
本実施の形態におけるデータ差替出力装置40は、差替対象パケットがTSに拡散して入力された場合に、入力された差替対象パケット数が所定数に達した場合に、差替後パケットを出力することを特徴とするデータ差替出力装置である。
<構成>
図19は、データ差替出力装置40の構成を示す機能ブロック図である。
1.実施の形態4における差替出力制御処理
図15は、データ差替出力装置40の行う差替出力制御処理の動作を示すフローチャートである。以下、図15を参照して、上記動作について説明する。
差替出力制御処理を実行するためのコンピュータプログラムが起動されると、モジュール差替部402は、差替後パケット保持部103に保持されている差替後モジュールにおける最初のセクションを出力対象セクションとして設定し、差替パケット入力カウントを0に設定する(ステップS1501)。
次にモジュール差替部402は、入力データ受信部100よりTSパケットを取得し(ステップS1502)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケットが差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1503)。
差替パケット入力カウントに1を加え(ステップS1505)、差替パケット入力カウントが、出力対象セクションに含まれる差替後パケット数より小さくないか否かを判定する(ステップS1506)。
小さくない場合(ステップS1506:Y)、モジュール差替部402は、差替後パケット保持部103に保持されている差替後モジュールにおける出力対象セクションに含まれる全ての差替後パケットを読出し、入力パケット保持部404にキューとして保持されている差替非対象パケットのデータ列において、先頭のセクションを構成する差替非対象パケットの最終パケットの次に、読出した各差替後パケットを出力対象セクションにおける当該差替後パケットの配列順に挿入する(ステップS1507)。
次にモジュール差替部402は、差替パケット入力カウントから、挿入した出力対象セクションに含まれる差替後パケット数を差し引き、差替後パケット保持部103に保持されている差替後モジュールにおける当該出力対象セクションの次のセクションを新たな出力対象セクションとして設定し(ステップS1508)、入力パケット保持部404に保持されている先頭のTSパケットを出力し(ステップS1509)、予め定められた差替終了時刻が到来したか否かを判定する(ステップS1510)。
ステップS1510において、差替終了時刻が到来していない場合(ステップS1510:N)、モジュール差替部402は、ステップS1502の処理に戻る。
又、ステップS1506において、差替パケット入力カウントが、出力対象セクションに含まれる差替後パケット数より小さい場合(ステップS1506:N)、モジュール差替部402は、ステップS1509の処理に移行する。
図16は、データ差替出力装置40に入力されたTS(入力TS71)の具体例と、当該TSに含まれる差替対象パケットから構成される差替対象モジュールを3個の差替後パケットを含むセクション1つから構成される差替後モジュールに差替えた後に、データ差替出力装置40から出力されるTS(出力TS72)の具体例とを示す。
モジュール差替部402は、差替後パケット保持部103に保持されている差替後モジュールを構成する上記セクションを出力対象セクションとして設定し、差替パケット入力カウントを0に設定し(ステップS1501)、入力データ受信部100より、図16の入力TS71におけるTSパケット1601を取得し(ステップS1502)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケット1601が差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1503)。
次に、モジュール差替部402は、入力データ受信部100より、図16の入力TS71におけるTSパケット1602を取得し(ステップS1502)、TSパケット1601における場合と同様の処理を行い、差替パケット入力カウントを2とし(ステップS1505)、図16の出力TS72におけるTSパケット1652を出力し(ステップS1509)、予め定められた差替終了時刻が到来したか否かを判定し(ステップS1510)、到来していないと判定し(ステップS1510:N)、ステップS1602の処理に戻る。
取得したTSパケット1603は、差替非対象パケットであるので、モジュール差替部402は、ステップS1503において、差替対象パケットでないと判定し(ステップS1503:N)、取得したTSパケット1603を入力パケット保持部404に保持させ(ステップS1504)、ステップS1506の処理に移行する。
それぞれ、TSパケット1603における場合と同様の処理を行い、差替パケット入力カウントを2に保ったまま、図16の出力TS72におけるTSパケット1654〜1657を順に出力し(ステップS1509)、予め定められた差替終了時刻が到来したか否かを判定し(ステップS1510)、到来していないと判定し(ステップS1510:N)、ステップS1602の処理に戻る。
次に、モジュール差替部402は、入力データ受信部100より、図16の入力TS71におけるTSパケット1608を取得し(ステップS1502)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケット1608が差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1503)。
それぞれ、TSパケット1603における場合と同様の処理を行い、差替パケット入力カウントを1に保ったまま、図16の出力TS72におけるTSパケット1660〜1663を順に出力し(ステップS1509)、予め定められた差替終了時刻が到来したか否かを判定し(ステップS1510)、到来していないと判定し(ステップS1510:N)、ステップS1602の処理に戻る。
(実施の形態5)
本実施の形態におけるデータ差替出力装置50は、入力される複数の差替対象モジュールを各差替対象モジュールに対応付けられた差替後モジュールに差替えて出力することを特徴とするデータ差替出力装置である。
図20は、データ差替出力装置50の構成を示す機能ブロック図である。
データ差替出力装置50の構成は、実施の形態1におけるデータ差替出力装置10の構成と、差替後パケット保持部503とモジュール差替部502を除いて同様であるので、上記構成要素を除くデータ差替出力装置50の構成についての説明は、省略し、以下、相違点を中心に説明する。
ここで、「対応差替後モジュール」とは、外部より入力される複数種類の各差替対象モジュールに対応付けられている差替後モジュールのことをいい、具体的には、対応付けられている差替対象モジュールに付与された「module ID」と同一の「module ID」を付与された差替後モジュールのことをいう。
<動作>
1.実施の形態5における差替出力制御処理
図17は、データ差替出力装置50の行う差替出力制御処理の動作を示すフローチャートである。以下、図17を参照して、上記動作について説明する。
次にモジュール差替部502は、入力データ受信部100よりTSパケットを取得し(ステップS1702)、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケットが差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1703)。
取得したTSパケットを入力パケット保持部104にキューとして保持させ(ステップS1704)、直前に出力したTSパケットが当該TSパケットの属するセクションにおける最後のパケットであるか否か、又は直前に出力したTSパケットがないか否かの判定をする(ステップS1705)。
ステップS1705において、直前に出力したTSパケットが当該TSパケットの属するセクションにおける最後のパケットであるか、又は直前に出力したTSパケットがない場合(ステップS1705:Y)、モジュール差替部502は、差替元パケット判別部101からの判別結果の通知に基づいて、取得したTSパケットが差替対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1712)。
ステップS1705において、直前に出力したTSパケットが当該TSパケットの属するセクションにおける最後のパケットでもなく、かつ、直前に出力したTSパケットがある場合(ステップS1705:N)、モジュール差替部502は、当該セクションにおいて直前に出力したTSパケットの次のTSパケットを出力し(ステップS1706)、
出力したTSパケットが入力パケット保持部104に保持されていたか否かにより、出力したTSパケットが差替非対象パケットであるか否かを判定する(ステップS1707)。
ステップS1708において、取得したTSパケットが差替対象パケットである場合(ステップS1708:Y)、モジュール差替部502は、当該TSパケットの属するセクションの先頭パケットに付与された「module ID」(ここでは、「module ID=i」とする。)に基づいて、差替超過カウント対応テーブルより、「module ID=i」の対応差替後モジュール(i)を特定し、当該対応差替後モジュールの差替超過カウント(i)を、その値から1を引いた値に設定し(ステップS1709)、ステップS1702の処理に戻り、ステップS1708において、取得したTSパケットが差替対象パケット(i)でない場合(ステップS1708:N)、ステップS1702の処理に戻る。
ステップS1710において、取得したTSパケットが差替対象パケット(i)でない場合(ステップS1710:N)、モジュール差替部502は、出力したTSパケットの属する対応差替後モジュールの「module ID」(ここでは、「module ID=i」とする。)に基づいて、差替超過カウント対応テーブルより、当該対応差替後モジュールの差替超過カウント(i)を、その値に1を加えた値に設定し(ステップS1711)、ステップS1702の処理に戻り、ステップS1710において、取得したTSパケットが差替対象パケット(i)である場合(ステップS1710:Y)、ステップS1702の処理に戻る。
以上、本発明に係るデータ差替出力装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれら実施の形態に限られないことは勿論である。
(1)本発明の実施の形態1において説明した差替出力制御処理の具体例においては、差替対象モジュールと差替後モジュールの「module ID」は、同一(「module ID=0」)であるとしたが、差替対象モジュールと差替後モジュールの「module ID」は同一である必要はなく、異なる「module ID」であってもよい。
又、上記の例のように、予め「module ID」の異なる差替後モジュールを用意しておくことなく、差替後パケットを出力する際に、当該差替後パケットの「module ID」を書換えることとしてもよい。なお、この場合、CRCの値も「module ID」の変更に応じて行うものとする。
(3)本発明の実施の形態5において、図17のデータ差替出力装置50の行う差替出力制御処理の動作を示すフローチャートのステップS1714及びS1715において、差替超過カウントが最小で、0未満の対応差替後モジュールを特定して、当該対応差替後モジュールに含まれる対応差替後パケットを出力することとしたが、予め各対応差替後モジュールに優先順位を付与しておき、差替超過カウントが0未満で、優先順位の最も高い対応差替後モジュールを特定して、当該対応差替後モジュールに含まれる対応差替後パケットを出力することとしてもよい。
又、上記において、優先順位は、差替非対象パケットにも付与しておくこととしてもよい。この場合、図21のステップS1815において選択できた場合に(ステップS1815:Y)、モジュール差替部502は、さらに、差替非対象パケットに付与された優先順位との比較をする処理を行い、差替非対象パケットの優先順位の方が高い場合に、図17のステップS1718の処理を行い、そうでない場合に、ステップS1816の処理を行うこととすることができる。
(5)本発明の実施の形態1、4、及び5においては、受信した差替非対象パケットを入力パケット保持部104又は404に保持することとしたが、予め受信した差替非対象パケットをモジュール単位で差替後パケット保持部103又は503に保持しておき、受信した差替非対象パケットに対応する差替非対象パケットを差替後パケット保持部103又は503から出力することとしてもよい。
100 入力データ受信部
101 差替元パケット判別部
102、202、302、402,502 モジュール差替部
103、503 差替後パケット保持部
104、404 入力パケット保持部
2021 Nullパケット生成部
Claims (23)
- それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記データ差替出力装置は、
基準時から現受信時までの期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較し、その比較結果に基づいて、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う決定手段と、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、前記決定手段によって、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定が行われた場合に、入力された前記差替対象データを構成するユニットデータを前記代替データを構成するユニットデータに1対1で差替えて出力するデータ出力手段と
を備えることを特徴とするデータ差替出力装置。 - 前記出力手段は、前記差替対象データ又は差替非対象データを構成するユニットデータが1つ入力される毎に前記差替非対象データ又は前記代替データを構成するユニットデータを1つ出力し、前記決定手段によって、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定が行われた場合に、前記代替データを構成する複数のユニットデータを1つずつ出力する操作を、当該複数分のユニットデータの出力が完了するまで連続して繰返し、
前記決定手段は、
前記各ユニットデータを受信する毎に、当該ユニットデータが前記差替対象データを構成するユニットデータであるか否かを判別する判別手段と、
基準時から現受信時までの期間において受信した前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較する比較手段と
前記差替対象データ又は前記差替非対象データを構成するユニットデータが入力される毎に前記代替データを構成する複数のユニットデータの前記出力手段による出力が完了しているか否かを判定する判定手段と
を有し、
前記決定手段は、前記代替データを構成する複数のユニットデータの出力が完了している場合に、前記代替データを構成するユニットデータを出力するか否かの決定を行い、前記比較結果が、前記期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数が前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数よりも小さくない場合に限り、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定を行う
ことを特徴とする請求項1記載のデータ差替出力装置。 - 前記データ出力手段は、入力された前記差替非対象データを記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段に記憶されている前記差替非対象データを構成する前記ユニットデータを読出して出力する
ことを特徴とする請求項2記載のデータ差替出力装置。 - 前記決定手段は、
前記各ユニットデータを受信する毎に、当該ユニットデータが前記差替対象データを構成するユニットデータであるか否かを判別する判別手段と、
基準時から現受信時までの期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数から、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数を引いた値である超過カウント値を算出する算出手段と
前記超過カウント値が、前記所定数より小さくないか否かを判定する判定手段と
を有し、
前記決定手段は、前記超過カウント値が前記所定数より小さくない場合に、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定を行う
ことを特徴とする請求項1記載のデータ差替出力装置。 - 前記決定手段は、
前記各ユニットデータを受信する毎に、当該ユニットデータが前記差替対象データを構成するユニットデータであるか否かを判別する判別手段と、
基準時から現受信時までの期間において受信した前記差替対象ユニットデータの総数から、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数を引いた超過カウント値を算出する算出手段と
前記超過カウント値が、前記所定数の半分より小さくないか否かを判定する判定手段と
を有し、
前記決定手段は、前記超過カウント値が前記所定数の半分より小さくない場合に、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定を行う
ことを特徴とする請求項1記載のデータ差替出力装置。 - 前記差替対象データには、当該差替対象データの種類を識別するための差替対象データ識別子が含まれ、
前記代替データには、当該代替データの種類を識別するための代替データ識別子が含まれ、
前記データストリームには、前記差替対象データ識別子の異なる複数種類の差替対象データが含まれ、
前記データ出力手段は、前記複数種類の各種類の差替対象データにそれぞれ差替えて出力すべき、前記代替データ識別子の異なる各種類の代替データを記憶している代替データ記憶手段を備え、
前記決定手段は、前記複数種類の各差替対象データについての前記総数と、前記各差替対象データと差替える各種類の前記代替データについての前記総数との各比較結果に基づいて、前記各種類の何れかの種類の代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う
ことを特徴とする請求項1記載のデータ差替出力装置。 - 前記決定手段は、前記各差替対象データについての前記総数を、前記各種類の前記代替データについての前記総数から引いた値である超過カウントを、前記各種類の前記代替データについて算出し、
前記各種類の前記代替データについて算出した各超過カウントの少なくとも1つ以上が0より小さい場合に、算出した超過カウントが0未満に該当する種類の前記代替データの中から、所定の基準に基づいて、出力すべき前記代替データを選択し、選択した前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定を行う
ことを特徴とする請求項6記載のデータ差替出力装置。 - 前記所定の基準は、該当する種類の前記代替データについて算出した0未満の超過カウントの昇順である
ことを特徴とする請求項7記載のデータ差替出力装置。 - 前記各種類の前記代替データには、それぞれ優先順位が付与され、
前記所定の基準は、算出した超過カウントが0未満に該当する種類の前記代替データに付与された前記優先順位の高い順である
ことを特徴とする請求項7記載のデータ差替出力装置。 - 前記所定の基準は、前記各種類の前記代替データの中から予め選択された前記代替データの超過カウントが0より小さい場合には、当該代替データを選択し、当該代替データの超過カウントが0より小さくない場合には、該当する種類の前記代替データについて算出した0未満の超過カウントの昇順に従って選択するという基準である
ことを特徴とする請求項7記載のデータ差替出力装置。 - 前記各種類の前記代替データ及び前記非対象データには、それぞれ優先順位が付与され、
前記決定手段は、前記各差替対象データについての前記総数を、前記各種類の前記代替データについての前記総数から引いた値である超過カウントを、前記各種類の前記代替データについて算出し、算出した各超過カウントの少なくとも1つ以上が、0より小さい場合において、当該超過カウントが0より小さい前記各代替データに付与された優先順位の何れかが、差替非対象ユニットデータに付与された優先順位よりも低くない場合に、前記各代替データの何れかを構成する前記ユニットデータを出力する決定を行う
ことを特徴とする請求項6記載のデータ差替出力装置。 - 前記差替対象データには、当該差替対象データの種類を識別するための差替対象データ識別子が含まれ、
前記代替データには、当該代替データの種類を識別するための代替データ識別子が含まれ、
前記データストリームには、前記差替対象データ識別子の異なる複数種類の差替対象データが含まれ、
前記データ出力手段は、前記複数種類の各種類の差替対象データにそれぞれ差替えて出力すべき、前記代替データ識別子の異なる各種類の代替データを記憶している代替データ記憶手段を備え、
前記決定手段は、前記複数種類の各差替対象データについての前記総数の合計と、前記各差替対象データと差替える各種類の前記代替データについての前記総数の合計との比較結果に基づいて、前記各種類の何れかの種類の前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う
ことを特徴とする請求項1記載のデータ差替出力装置。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、M個の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力装置は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別手段と、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、当該データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれるM個のユニットデータを、予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すN(M>=N)個の前記差替用データを構成するユニットデータと(M―N)個のダミーデータを構成するユニットデータとに差替えて出力し、
入力された前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、当該ユニットデータを受信する毎に、当該差替非対象データを構成するユニットデータを出力するデータ出力手段と
を備えることを特徴とするデータ差替出力装置。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、複数の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力装置は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別手段と、
入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、前記データ列に含まれる前記ユニットデータ数を検出する検出手段と、
検出した前記ユニットデータ数が予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すNより小さいか否かを判定する判定手段と、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、検出したユニットデータ数がNより小さい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、検出した前記ユニットデータ数分だけ、前記ダミーデータを構成する前記ユニットデータに差替えて出力し、
検出したユニットデータ数がNより大きい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、N個の前記差替用データを構成する前記ユニットデータと、検出したユニットデータ数とNとの差に相当する数のダミーデータを構成する前記ユニットデータとに差替えて出力し、
受信した前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、前記差替非対象ユニットデータが入力される毎に、当該差替非対象ユニットデータを出力するデータ出力手段と
を備えることを特徴とするデータ差替出力装置。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリーム入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置に用いるデータ差替出力方法であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記データ差替出力方法は、
基準時から現受信時までの期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較し、その比較結果に基づいて、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う決定ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、前記決定ステップによって、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定が行われた場合に、入力された前記差替対象データを構成するユニットデータを前記代替データを構成するユニットデータに1対1で差替えて出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするデータ差替出力方法。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置にデータ差替出力制御処理を実行させるためのプログラムであって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記データ差替出力制御処理は、
基準時から現受信時までの期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較し、その比較結果に基づいて、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う決定ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、前記決定ステップによって、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定が行われた場合に、入力された前記差替対象データを構成するユニットデータを前記代替データを構成するユニットデータに1対1で差替えて出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置にデータ差替出力制御処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記データ差替出力制御処理は、
基準時から現受信時までの期間において入力された前記差替対象データを構成する前記ユニットデータの総数と、前記期間において出力した、前記代替データを構成する前記ユニットデータの総数とを比較し、その比較結果に基づいて、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力するか否かの決定を行う決定ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、前記決定ステップによって、前記代替データを構成する前記ユニットデータを出力する決定が行われた場合に、入力された前記差替対象データを構成するユニットデータを前記代替データを構成するユニットデータに1対1で差替えて出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置に用いるデータ差替出力方法であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、M個の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力方法は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、当該データ列が入力される受信する毎に、入力されたデータ列に含まれるM個のユニットデータを、予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すN(M>=N)個の前記差替用データを構成するユニットデータと(M―N)個のダミーデータを構成するユニットデータとに差替えて出力し、
入力された前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、当該ユニットデータを受信する毎に、当該差替非対象データを構成するユニットデータを出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするデータ差替出力方法。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置にデータ差替出力制御処理を実行させるためのプログラムであって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、M個の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力制御処理は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、当該データ列が入力される毎に、予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すN(M>=N)個の前記差替用データを構成するユニットデータと(M―N)個のダミーデータを構成するユニットデータとに差替えて出力し、
入力された前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、当該ユニットデータを受信する毎に、当該差替非対象データを構成するユニットデータを出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置にデータ差替出力制御処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、M個の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力制御処理は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、当該データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれるM個のユニットデータを、予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すN(M>=N)個の前記差替用データを構成するユニットデータと(M―N)個のダミーデータを構成するユニットデータとに差替えて出力し、
入力された前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、当該ユニットデータを受信する毎に、当該差替非対象データを構成するユニットデータを出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置に用いるデータ差替出力方法であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、複数の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力方法は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別ステップと、
入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、前記データ列に含まれる前記ユニットデータ数を検出する検出ステップと、
検出した前記ユニットデータ数が予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すNより小さいか否かを判定する判定ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、検出したユニットデータ数がNより小さい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、検出した前記ユニットデータ数分だけ、前記ダミーデータを構成する前記ユニットデータに差替えて出力し、
検出したユニットデータ数がNより大きい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、N個の前記差替用データを構成する前記ユニットデータと、検出したユニットデータ数とNとの差に相当する数のダミーデータを構成する前記ユニットデータとに差替えて出力し、
受信した前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、前記差替非対象ユニットデータが入力される毎に、当該差替非対象ユニットデータを出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするデータ差替出力方法。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置にデータ差替出力制御処理を実行させるためのプログラムであって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、複数の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力制御処理は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別ステップと、
入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、前記データ列に含まれる前記ユニットデータ数を検出する検出ステップと、
検出した前記ユニットデータ数が予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すNより小さいか否かを判定する判定ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、検出したユニットデータ数がNより小さい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、、検出した前記ユニットデータ数分だけ、前記ダミーデータを構成する前記ユニットデータに差替えて出力し、
検出したユニットデータ数がNより大きい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、N個の前記差替用データを構成する前記ユニットデータと、検出したユニットデータ数とNとの差に相当する数のダミーデータを構成する前記ユニットデータとに差替えて出力し、
受信した前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、前記差替非対象ユニットデータが入力される毎に、当該差替非対象ユニットデータを出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。 - それぞれデータ放送番組の構成要素である差替対象データと差替非対象データとから構成されるデータストリームの入力を受取り、入力された差替対象データを代替データに差替えて出力するデータ差替出力装置にデータ差替出力制御処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
前記差替対象データと前記差替非対象データと前記代替データはそれぞれ、共通したサイズの、複数のユニットデータの集まりであり、
前記差替対象データを構成するユニットデータは、複数の連続したユニットデータのデータ列として前記データストリームに含まれ、
前記代替データは、差替用データとダミーデータとからなり、
前記データ差替出力制御処理は、
入力された前記ユニットデータが前記データ列に属する、差替対象データを構成するユニットデータであるか、前記差替非対象データを構成するユニットデータであるかを判別する判別ステップと、
入力された前記ユニットデータデータが、前記データ列に属するユニットデータである場合に、前記データ列に含まれる前記ユニットデータ数を検出する検出ステップと、
検出した前記ユニットデータ数が予め定められた、少なくとも1つ以上の値を示すNより小さいか否かを判定する判定ステップと、
ユニットデータの入力速度と同一の速度でユニットデータを出力し、検出したユニットデータ数がNより小さい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、検出した前記ユニットデータ数分だけ、前記ダミーデータを構成する前記ユニットデータに差替えて出力し、
検出したユニットデータ数がNより大きい場合、前記データ列が入力される毎に、入力されたデータ列に含まれる複数のユニットデータを、N個の前記差替用データを構成する前記ユニットデータと、検出したユニットデータ数とNとの差に相当する数のダミーデータを構成する前記ユニットデータとに差替えて出力し、
受信した前記ユニットデータが前記差替非対象データを構成するユニットデータである場合に、前記差替非対象ユニットデータが入力される毎に、当該差替非対象ユニットデータを出力するデータ出力ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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