JP3676722B2 - 濾布式集塵機の清掃装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、濾布式集塵機の清掃装置、詳しくは筺体内の塵埃に含まれる有毒物を加熱し有毒ガスとして脱離し除去せしめ塵埃を無害化し、該筺体内に立ち入り濾布の交換を安全に行うようにした濾布式集塵機の清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記集塵機の一例を図に基づいて説明する。図において集塵機1は筺体2内をシンブルプレート3により上下に区分し、下方を含塵空気室4、上方を浄化空気室5とし、シンブルプレート3には多数の濾布10を吊り下げ、含塵空気室4内に導入される含塵空気を濾布10により濾過し、浄化空気室5を経て排出するようにしたもので、濾布には蓄積塵埃を除去するため、逆噴射パイプ12と、各濾布10にはノズル13とを備え、かつ濾布10内には所定の膨らみを保持するため、上端を上記ノズル13に取付けられるケージ11が挿入されている。Fは排気ファン、14は逆噴射用高圧空気供給管、15は各逆噴射パイプへの圧力空気供給切り替え弁を示す。また16は濾布10の上部取付けフランジ、17は締め付けバンド、19はノズルの上部フランジ18に取付けられる芯出し用ボルトをそれぞれ示す。
【0003】
これにより含塵空気室内に導入された含塵空気は、濾布10により濾過され、該濾布に付着した塵埃は、所定負圧に到達したとき、自動的に逆噴射パイプ12よりの逆噴射により除去される。但し長期の使用により濾布外面にダストが固着し、上記逆噴射では除去できず、取り外し清掃又は交換する必要がある。この場には、ケージ11を引き上げ、ついで濾布を含塵空気室4内に落下させて取り出す方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記含塵空気室4内に落下させ濾布の取り出しのためには、作業者は含塵空気室4内入る必要がある。しかし該室内にはダストと共に有毒ガス、例えばダイオキシンが残存し、作業者は防護服の着装を必要とする等の問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、含塵空気室4内の塵埃を無害化し、作業者の立ち入りを可能とし、濾布の取り出し作業を容易に行うことができる濾布式集塵機の清掃装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の集塵機の清掃装置は、筺体内をシンブルプレートにより上下に区分し、下方を含塵空気室、上方を浄化空気室とし、シンブルプレートに多数の有底状の濾布を吊り下げ、含塵空気室に導入された含塵空気を濾布により濾過し浄化空気室を介して排出する濾布式集塵機の清掃装置において、上記含塵空気室と浄化空気室とを選択して連結する清掃回路を設け、該回路には有毒ガス除去部材と加熱器及び温風循環ファンとを備え、浄化空気室内の空気を清掃回路を介して加熱して含塵空気室に導入し、循環して含塵空気室内を加熱し、該含塵空気室内の塵埃を有毒ガス除去部材により無害化することを特徴とする。
【0006】
上記の構成からなる本発明は、浄化空気室と浄化空気室とを連結する清掃回路を設け、有毒ガス除去部材と加熱器及び温風循環ファンとを備え、浄化空気室内の空気を清掃回路を介して含塵空気室に導入し、加熱空気を循環し、塵埃から脱離した有毒ガスを除去部材により除去する。これを繰り返すことにより、含塵空気室内の塵埃は無害化され、作業者の立ち入りを可能とする。
【0007】
また第2の発明は、清掃回路には、不活性ガスの選択導入回路を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記の構成からなる本発明は、塵埃中の脱離しない有毒部を無害化することができる。
【0009】
また第3の発明は、清掃回路には、有毒ガス除去助成剤の選択導入回路を備えたことを特徴とする。
【0010】
上記の構成からなる本発明は、有毒ガスの除去効率の向上を計ると共に、有毒ガスの種類によって無害化できないものにも対応することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の濾布式集塵機の清掃装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図において、該清掃装置20は、含塵空気室4と浄化空気室5とを選択して連結する清掃回路21を設け、該回路21には有毒ガス除去部材22と加熱器23及び温風循環ファン24とを備える。V1は焼却炉(図示省略)と集塵機1の含塵空気室4とを連結する燃焼ガス導入管30に設けられた開閉弁、V2は浄化空気室5と排気ファンFとを連結する排気管31に設けられた開閉弁、V3,V4清掃回路21の両端に設けられた開閉弁をそれぞれ示す。
【0012】
上記有害ガス除去部材22は除去する有害ガスに応じて選択するもので、例えばダイオキシンに対しては該ガス分解触媒を使用する。また、清掃回路21には不活性ガス導入回路25、及び有毒ガス除去助成剤導入回路26とを必要により設ける。V5,V6はそれぞれの回路の開閉弁を示す。
【0013】
上記構成において、濾布10の交換に際しては、作業者は濾布の取り出しのため該室内に立ち入る必要があるが筺体内にはダストと共に有毒物質を含有する塵埃が充満している。従ってそのまゝ入室することはできず、入室前に上記含塵空気室4内の塵埃を無害化する必要がある。このため、燃焼ガス導入管30の開閉弁V1,排気管31に設けられる開閉弁V2を閉じ、清掃回路20の開閉弁V3,V4を開き、温風循環ファン24を駆動すると共に、ヒータ23により循環空気を加熱する。
【0014】
これにより含塵空気室4内の有毒物質を含有する塵埃は加熱され、脱離した有毒ガスを有毒ガス除去部材22により無害化される。この際、加熱温度は高いほど分解効率は良い。従って濾布の耐熱温度以上に加熱し、濾布を損傷する場合があるが、濾布は廃棄するものであり、問題はない。しかしこの場合、必要により不活性ガス導入回路25より不活性ガスを導入することにより、通常では脱離しない有害物を塵埃から脱離せしめそれを無害化することができる。
【0015】
または必要により有毒ガス除去助成剤導入回路26より助成剤を導入することにより、除去効率の向上を計ると共に、有毒ガスの種類によって無害化できないものにも対応することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上の如く本発明によるときは、含塵空気室と浄化空気室とを選択して連結する清掃回路を設け、該回路には有毒ガス除去部材と加熱器及び温風循環ファンとを備え、浄化空気室内の空気を清掃回路を介して加熱して含塵空気室に導入し、循環するようにしたから、含塵空気室内の有毒物を含有する塵埃は加熱される故有毒ガスとして脱離し有毒ガス除去部材により効率よく無害化され、従って作業者は特別な防護服の着用を必要とせずに含塵空気室内に入り濾布の取り出し作業を安全に行うことができると共に、交換後の古い濾布に付着している塵埃は無害化されているので、別途濾布の無害化処理の必要がなくなり、濾布の廃棄処分を容易かつ簡便に行うことができる。
また、請求項2記載の発明によれば、清掃回路には、不活性ガスの選択導入回路を備えたことにより、塵埃中の通常では脱離しない有毒部を無害化することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、清掃回路には、有毒ガス除去助成剤の選択導入回路を備えたことにより、有毒ガスを効率よく除去することができると共に、有毒ガスの種類によって無害化できないものにも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の濾布式集塵機の清掃装置の一実施例の説明図である。
【図2】 濾布の取付け要領説明図である。
【符号の説明】
1 集塵機
3 シンブルプレート
4 含塵空気室
5 浄化空気室
10 濾布
20 清掃装置
21 清掃回路
22 有毒ガス除去部材
23 加熱器
24 温風循環ファン
Claims (3)
- 筺体内をシンブルプレートにより上下に区分し、下方を含塵空気室、上方を浄化空気室とし、シンブルプレートに多数の有底状の濾布を吊り下げ、含塵空気室に導入された含塵空気を濾布により濾過し浄化空気室を介して排出する濾布式集塵機の清掃装置において、上記含塵空気室と浄化空気室とを選択して連結する清掃回路を設け、該回路には有毒ガス除去部材と加熱器及び温風循環ファンとを備え、浄化空気室内の空気を清掃回路を介して加熱して含塵空気室に導入し、循環して含塵空気室内を加熱し、該含塵空気室内の塵埃を有毒ガス除去部材により無害化することを特徴とする濾布式集塵機の清掃装置。
- 清掃回路には、不活性ガスの選択導入回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の濾布式集塵機の清掃装置。
- 清掃回路には、有毒ガス除去助成剤の選択導入回路を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の濾布式集塵機の清掃装置。
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