JP3675649B2 - スピアチューブのメインシールパッキン交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生ビール樽等の圧力容器に取付けられるスピアバルブのスピアチューブからメインシールパッキンを取り外し、新しいメインシールパッキンに交換するスピアチューブのメインシールパッキン交換装置に係り、特に飛び出し防止機能付きスピアバルブのスピアチューブのメインシールパッキン交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生ビール樽等の圧力容器の上部には、飛び出し防止機能付きスピアバルブと呼ばれるバルブが着脱可能に取付けられる。この飛び出し防止機能付きスピアバルブは、図7に示すように、大樽の口金9に螺合されるボディ1と、このボディ1内にその上部が収納されたスピアチューブ2とからなる。スピアチューブ2は、図7及び8に示すように、スピアチューブ本体2aと、スピアチューブ本体2aの先端に設けられた天面フランジ2bと、天面フランジ2bの下面に設けられたメインシールパッキン3と、このメインシールパッキン3の下面に設けられる座金4と、スピアチューブ本体2aの外周に半径方向に張り出すフラップ部5と、フラップ部5と座金4との間に介装されるコイルスプリング6とを備える。フラップ部5には、半径方向に伸びる舌部7が形成され、この舌部7はボディ1の下部のスカート部1aに形成された溝1bと係合する。また、フラップ部5には突起8が形成され、突起8が大樽の口金9の下面に衝突することで、ボディ1を口金9から外したときに大樽内の圧力によって飛び出し防止機能付きスピアバルブが飛び出すのが防止される。この飛び出し防止機能付きスピアバルブにディスペンスヘッドが装着されると、メインシールパッキン3はディスペンスヘッドの下端部によって下方に押され、大樽内とディスペンサとが連通される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スピアチューブ2に装着されるメインシールパッキン3は、古くなり劣化するため、定期的に取り替える必要がある。このため、ボディ1からスピアチューブ2を取り外した後、以下のメインシールパッキン取替え作業が必要になる。まず、座金4をコイルスプリング6に抗して押し下げ、座金4とメインシールパッキン3とを分離する。次に、座金4とメインシールパッキン3とを分離した状態で、人手によってメインシールパッキン3をスピアチューブ本体2aから取り外し、そして、人手で新しいメインシールパッキン3を取付けていた。しかしながら、劣化し、硬化した硬質ゴムからなるメインシールパッキン3を人手で取り外し、そして新しいメインシールパッキン3を装着するのは容易でなかった。また、コイルスプリング6のバネ力は大きく設定されるので、座金4をコイルスプリング6に抗して押し下げるのには力が必要であり、メインシールパッキン3の交換中に押し下げられた座金4とコイルスプリング6が飛び出すおそれもあった。このため、かねてから人手を介することなくメインイシールパッキン3を自動的に交換できる装置の開発が望まれていた。
【0004】
出願人は、スピアバルブのメインシールパッキンを自動的に交換できる装置として生ビール樽用スピアバルブの開閉パッキン交換装置(特公平7−98559号公報参照)を提供しているが、この装置は飛び出し防止機能付きスピアバルブのスピアチューブ2のメインシールパッキンを取り替えるのに適さない。
【0005】
そこで、本発明は、飛び出し防止機能付きスピアバルブのスピアチューブに装着されたメインシールパッキンを、人手を介することなく自動的に交換することができるスピアチューブのメインシールパッキン交換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0007】
請求項1の発明は、スピアチューブ本体(11)の天面フランジ(11a)と座金(15)との間に装着されたメインシールパッキン(14)を前記スピアチューブ本体(11)から取り外すスピアチューブのメインシールパッキン交換装置(10)であって、前記スピアチューブ本体(11)を支持するスピアチューブ支持手段(12)と、前記メインシールパッキン(14)と前記座金(15)との間に抑え板(16)を差し込む座金ホールド手段(17)と、前記抑え板(16)を差し込んだ状態で前記座金ホールド手段(17)または前記スピアチューブ支持手段(12)の少なくとも一方を前記スピアチューブ本体(11)の軸方向に移動させ、前記メインシールパッキン(14)と前記座金(15)とを分離する分離手段(13)と、前記座金(15)から分離された前記メインシールパッキン(14)をスピアチューブ本体(11)から除去するパッキン除去手段(18,19,23)とを備えることを特徴とするスピアチューブのメインシールパッキン交換装置(10)により、上述した課題を解決する。
【0008】
この発明によれば、スピアチューブ本体(11)がスピアチューブ支持手段(12)によって支持される。そして、座金ホールド手段(17)により抑え板(16)を差し込み、座金(15)を保持した状態で、前記座金ホールド手段(17)または前記スピアチューブ支持手段(12)の少なくとも一方を前記スピアチューブ本体(11)の軸方向に移動させ、メインシールパッキン(14)を座金(15)から分離する。そして、座金(15)から分離されたメインシールパッキン(14)は、パッキン除去手段( 18,19,23)により除去される。したがって、スピアチューブ本体(11)に装着されたパッキン(14)を、人手を介することなく自動的に取り外すことができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記メインシールパッキン(14)が除去された前記スピアチューブ本体(11)に新しいメインシールパッキン(14)を装着するパッキン装着手段(20,24)を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、パッキン装着手段(20,24)によって、スピアチューブ本体(11)に新しいメインシールパッキン(14)が装着される。このため、古いメインシールパッキン(14)の除去から新しいメインシールパッキン(14)の装着まで、人手を介することなく、自動化、無人化が図れる。したがって、メインシールパッキン(14)の交換対象のスピアチューブと、新しいメインシールパッキンを装置にストックしておくだけで、例えば夜間であっても連続的に交換することができ、多大な省力効果が期待できる。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記パッキン除去手段(18,19,23)は、前記座金(15)と分離された前記メインシールパッキン(14)をつかむクランプ部(18)と、前記スピアチューブ本体の上方に搬送される除去用アタッチメント(23)と、前記クランプ部(18)でつかんだ前記メインシールパッキン(14)を前記スピアチューブ本体(11)から前記除去用アタッチチメント(23)へ移動させるクランプ移動部(19)とを備えることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、クランプ部(18)で前記メインシールパッキン(14)をつかみ、クランプ移動部(19)によって前記メインシールパッキン(14)を前記スピアチューブ本体(11)から前記除去用アタッチメント(23)へ移動させる。このため、メインシールパッキン(14)をスピアチューブ本体(11)から除去することができる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項2または3記載の発明において、前記パッキン装着手段(20,24)は、新しいメインシールパッキン(14)が供給されると共に、前記スピアチューブ本体(11)の上方に搬送される装着用アタッチメント(24)と、この装着用アタッチメント(24)に供給された前記新しいメインシールパッキン(14)を前記スピアチューブ本体(11)に押し込むパッキン押込み部(20)を備えることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、パッキン押込み部(20)によって、新しいメインシールパッキン(14)が装着用アタッチメント(24)からスピアチューブ本体(11)に移動される。このため、メインシールパッキン(14)をスピアチューブ本体(11)に装着することができる。
【0015】
請求項5の発明は、請求項4記載の発明において、前記装着用アタッチメント(24)は、略円錐形状をなし、その底面形状は前記スピアチューブ本体(11)の前記天面フランジ(11a)の平面形状に合わされることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、装着用アタッチメント(24)は略円錐形状をなすので、メインシールパッキン(14)を押し込む際に、メインシールパッキン(14)が徐々に拡大され、メインシールパッキン(14)に傷が付くのが防止される。また、装着用アタッチメント(24)の底面形状はスピアチューブ本体(11)の天面フランジ(11a)と同形状になっているので、メインシールパッキン(14)が装着用アタッチメント(24)からスピアチューブ本体(11)に移動する際にメインシールパッキン(14)に無理な力がかからず、スムーズに移動する。
【0017】
請求項6の発明は、請求項4または5記載の発明において、前記除去用アタッチメント(23)及び前記装着用アタッチメント(24)は、それぞれ回転部材(22)に配置され、この回転部材(22)を回転させることで前記除去用アタッチメント(23)及び前記装着用アタッチメント(24)が前記スピアチューブ本体(11)の上方、及び新しいメインシールパッキン(14)が供給されるアタッチメント置場(25)に搬送されることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、前記除去用アタッチメント(23)及び前記装着用アタッチメント(24)が回転部材(22)に配置され、この回転部材(22)を回転させることで前記除去用アタッチメント(23)及び前記装着用アタッチメント(24)が前記スピアチューブ本体(11)の上方、アタッチメント置場(25)に搬送されるので、効率良く除去用アタッチメント(23)及び装着用アタッチメント(24)を搬送することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は、本発明の一実施形態におけるメインシールパッキン交換装置10を示したものである。図1はその正面図、図2は図1の側面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図1のB−B線断面図である。図1に示すように、このメインシールパッキン交換装置10は、スピアチューブ本体11が支持される台座部12と、この台座部12を上下移動させる台座移動部13と、スピアチューブ本体11のメインシールパッキン14(以下パッキンという)と座金15との間に抑え板16を差し込む一対の座金ホールド部17と、座金15と分離されたパッキン14の下部をつかむ一対のクランプ部18と、このクランプ部18を上方向に移動させる一対のクランプ移動部19と、新しいパッキン14をスピアチューブ本体11に押し込むパッキン押込み部20とを備える。
【0020】
メインシールパッキン交換装置10の各部の構成について詳述する。まず、スピアチューブ本体11を支持する台座部12について説明する。台座部12は、図3に示すように、一対の挟み部材30を備える。この一対の挟み部材30は台座移動部13の上下移動板32上をスライド可能にされる。一対の挟み部材30の対向面には、それぞれ半円状の切り込み20が設けられる。一対の挟み部材30間には、コイルばね31が掛け渡され、このコイルばね31のばね力で対向面が突き当てられる。対向面に設けた切り込み内にスピアチューブ本体11を挿入し、挟み部材30間でばね力を利用してスピアチューブ本体11を挟む。また、フラップ部33(図1参照)は一対の挟み部材30の上面に載せられる。
【0021】
台座移動部13は、図1及び図2に示すように、フレーム34に固定された台座上下シリンダ35と、この台座上下シリンダ35のロッド側に固定される上下移動板32とからなる。台座上下シリンダ35を駆動させると上下移動板32が上下動し、台座部12に支持されたスピアチューブ本体11が上下移動する。
【0022】
パッキン14と座金15との間に抑え板16を押し込む一対の座金ホールド部17は、図1及び図4に示すように、それぞれがフレーム34に固定されたガイド部材40と、このガイド部材40の間をスライドするスライダ41と、このスライダ41の先端に固定された抑え板16とを備える。スライダ41は後端が抑え板移動シリンダ43のロッドに連結される。抑え板16の断面形状は、図1に示すようにその先端が尖った楔形状をなす。また、図4に示すように抑え板の対向面にはパッキン14の径に合わせて円弧状の切り込み44が設けられる。左右の抑え板移動シリンダ43を作動させ、同じ量だけロッドを延ばすと、ガイド部材40に案内されたスライダ41が直線移動し、抑え板16の先端がパッキン14と座金15との間に差し込まれる。抑え板16にはパッキン14の径に合わせて円弧状の切り込み44が設けられるので、パッキン14と座金15との間の全周に渡って抑え板16が差し込まれる。
【0023】
座金15と分離されたパッキン14の下部をつかむ一対のクランプ部18は、図1及び図4に示すように、クランプ部上下移動板50に固定されたクランプシリンダ51と、クランプシリンダ51のロッドに連結され、クランプ部上下移動板50をスライドするスライド板52と、スライダ板52に取付けられたクランプ53とからなる。一対のクランプ53には、それぞれ階段状に段差部53aが設けられ、この段差部53aの先端でパッキン14をつかむ。段差部53aの対向面には、パッキン14の全周をつかめるよう半円状の切り込み55が設けられる。左右のクランプシリンダ51を作動させることで、クランプ53によってパッキン14の下部がつかまれる。
【0024】
クランプ部18を上下動させる一対のクランプ移動部19は、図1に示すように、フレーム34固定されたクランプ移動用シリンダ60と、このクランプ移動用シリンダ60のロッドに連結されたクランプ部上下移動板50とからなる。クランプ移動用シリンダ60を作動することで、クランプ部18が上下移動し、クランプ53でつかんだパッキン14が上下移動する。
【0025】
新しいパッキンをスピアチューブ本体11に押し込むパッキン押込み部20は、図1及び図2に示すように、フレーム34の上部に固定された押込みシリンダ70と、押込みシリンダ70の下方に設けられ、押込みシリンダ70のロッドに連結される押込み部材71と、新しいパッキンが装着された装着用アタッチメント24からなる。押込み部材71は、回転板22に摺動可能に取付けられ、その下端にリング状のパッキン押え71aが設けられる。押込みシリンダ70を作動させると、押込み部材71が回転板22を摺動しながら下降し、パッキン押え71aが装着用アタッチメント24に供給された新しいパッキン14を押し下げ、スピアチューブ本体11の先端にパッキン14が装着される。
【0026】
また、このメインシールパッキン交換装置10は、図2に示すように装置の中央部に設けられた回転シリンダ21によって回転される細長形状の回転板22を備え、この回転板22の両端には、除去用アタッチメント23と、装着用アタッチメント24とが着脱可能に取付けられる。回転板22の上部には、一対のアタッチメント保持シリンダ26が固定され、このアタッチメント保持シリンダ26の作動によって、除去用アタッチメント23と装着用アタッチメント24とが回転板22に着脱される。
【0027】
スピアチューブ本体11の上方でスピアチューブ本体11から取り外した古いパッキン14を一旦受け取った除去用アタッチメント23は、回転板22によってゴミ箱位置(図示せず)まで搬送される。そして、パッキン押込みシリンダ(図示せず)によって除去用アタッチメント23から古いパッキン14が取り外され、廃棄される。一方、アタッチメント置場25に置かれた装着用アタッチメント24には、所定数の新しいパッキンがストックされるパッキンストック部(図示せず)から一枚ずつ新しいパッキン14が供給される。パッキンが供給された装着用アタッチメント24は、回転板22によって180度回転され、パッキン14が取り外されたスピアチューブ本体11の上方に搬送される。
【0028】
上述のように構成されたメインシールパッキン交換装置10のパッキン14の交換作業について説明する。
【0029】
パッキン取り外し工程について図5を参照して説明する。飛び出し防止機能付きのスピアバルブのスピアチューブは、従来と同様に、スピアチューブ本体11と、スピアチューブ本体11の先端に設けられた天面フランジ11aと、天面フランジ11aの下面に設けられたパッキン14と、このパッキン14の下面に設けられる座金15と、スピアチューブ本体11の外周に半径方向に張り出すフラップ部33と、フラップ部33と座金15との間に介装されるコイルスプリング18とを備える。
【0030】
まず、台座部12にパッキン14を交換すべきスピアチューブ本体11を供給し、台座部12の上面でフラップ部33の下面を支持する。そして、座金ホールド部17の抑え板16をパッキン14と座金15との間に差し込む(S1)。抑え板16の先端はパッキン14の下部の段差部14aまで差し込まれる。次に、台座部12を台座移動部13によって上昇させ、スピアチューブ本体11を上昇する(S2)。座金15は抑え板16により抑えられているので上昇することなくその位置を保ち、座金15とフラップ部33との間に介装されるコイルスプリング80が圧縮される。パッキン14はスピアチューブ本体11と共に上昇し、パッキン14と抑え板16との間に隙間が開く。次に、パッキン14と抑え板16との隙間にクランプ部18のクランプ53を挿入し、クランプ53の先端でパッキン14の段差部14aをつかむ(S3)。このとき、パッキン14はクランプ53によって首輪を架けられたような状態になる。次に、回転板22に配置された除去用アタッチメント23をスピアチューブ本体11の上方に搬送する。そして、クランプ移動部19を作動させ、クランプ53を上昇させる。これによって、スピアチューブ本体11の先端に装着されたパッキン14は、クランプ53と共に上昇し、スピアチューブ本体11から取り外される(S4)。取り除かれたパッキン14は、除去用アタッチメント23に移動する。なお、古いパッキンが装着された除去用アタッチメント23はゴミ箱の位置まで搬送され、パッキン押込みシリンダによって除去用アタッチメント23から古いパッキン14が廃棄される。
【0031】
次に、パッキン取付け工程について、図6を参照して説明する。新品のパッキン14が供給された装着用アタッチメント24を回転板22によってスピアチューブ本体11の上方に回転移動させる(S1)。次に、パッキン押込み部20を作動させ、押込み部材71を下降させ、新品のパッキン14を装着用アタッチメント24からスピアチューブ本体11の先端に移動させる。装着用アタッチメント24は胴部24aが円錐形状となっているので、パッキン14を押し込む際に、パッキン14が徐々に拡大され、パッキン14に傷が付くのが防止される。また、装着用アタッチメント24の下部24bはスピアチューブ本体11の天面フランジ11aと同形状になっているので、パッキン14が装着用アタッチメント24からスピアチューブ本体11に移動する際にパッキン14に無理な力がかからず、スムーズにスピアチューブ本体11に移動できる。次に、座金15が再びパッキン14の下面に位置するまで台座部12を下降させる(S3)。そして、押え板16を離間させ、座金15のホールドを解き、パッキン取付け工程が完了する。新しいパッキン14が装着されたスピアチューブ本体11は、台座部12から取り外される。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スピアチューブ本体がスピアチューブ支持手段によって支持される。そして、座金ホールド手段により抑え板を差し込み、座金を保持した状態で、座金ホールド手段またはスピアチューブ支持手段の少なくとも一方をスピアチューブ本体の軸方向に移動させ、メインシールパッキンを座金から分離する。そして、座金から分離されたメインシールパッキンは、パッキン除去部により除去される。したがって、スピアチューブ本体に装着されたメインシールパッキンを、人手を介することなく自動的に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるスピアチューブのメインシールパッキンの交換装置を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図1のA−A線断面図。
【図5】メインシールパッキンの除去工程を示す概略図。
【図6】メインシールパッキンの装着工程を示す概略図。
【図7】スピアバルブの部分断面図。
【図8】スピアチューブの断面図。
【符号の説明】
10メインシールパッキン交換装置
11 スピアチューブ本体
11a 天面フランジ
12 台座部(スピアチューブ支持手段)
13 台座移動部(分離手段)
14 メインシールパッキン
15 座金
16 抑え板
17 座金ホールド部(座金ホールド手段)
18 クランプ部
19 クランプ移動部
20 パッキン押込み部
22 回転部材
23 除去用アタッチメント
24 装着用アタッチメント
25 アタッチメント置場
18,19,23 (パッキン除去手段)
20,24 (パッキン装着手段)
Claims (6)
- スピアチューブ本体の天面フランジと座金との間に装着されたメインシールパッキンを前記スピアチューブ本体から取り外すスピアチューブのメインシールパッキン交換装置であって、
前記スピアチューブ本体を支持するスピアチューブ支持手段と、前記メインシールパッキンと前記座金との間に抑え板を差し込む座金ホールド手段と、前記抑え板を差し込んだ状態で前記座金ホールド手段または前記スピアチューブ支持手段の少なくとも一方を前記スピアチューブ本体の軸方向に移動させ、前記メインシールパッキンと前記座金とを分離する分離手段と、前記座金から分離された前記メインシールパッキンをスピアチューブ本体から除去するパッキン除去手段とを備えることを特徴とするスピアチューブのメインシールパッキン交換装置。 - 前記メインシールパッキンが除去された前記スピアチューブ本体に新しいメインシールパッキンを装着するパッキン装着手段を備えることを特徴とする請求項1記載のスピアチューブのメインシールパッキン交換装置。
- 前記パッキン除去手段は、前記座金と分離された前記メインシールパッキンをつかむクランプ部と、前記スピアチューブ本体の上方に搬送される除去用アタッチメントと、前記クランプ部でつかんだ前記メインシールパッキンを前記スピアチューブ本体から前記除去用アタッチチメントへ移動させるクランプ移動部とを備えることを特徴とする請求項1または2記載のスピアチューブのメインシールパッキン交換装置。
- 前記パッキン装着手段は、新しいメインシールパッキンが供給されると共に、前記スピアチューブ本体の上方に搬送される装着用アタッチメントと、この装着用アタッチメントに供給された前記新しいメインシールパッキンを前記スピアチューブ本体に押し込むパッキン押込み部を備えることを特徴とする請求項2または3記載のスピアチューブのメインシールパッキン交換装置。
- 前記装着用アタッチメントは、略円錐形状をなし、その底面形状は前記スピアチューブ本体の前記天面フランジの平面形状に合わされることを特徴とする請求項4記載のスピアチューブのメインシールパッキン交換装置。
- 前記除去用アタッチメント及び前記装着用アタッチメントは、それぞれ回転部材に配置され、この回転部材を回転させることで前記除去用アタッチメント及び前記装着用アタッチメントが前記スピアチューブ本体の上方、及び新しいメインシールパッキンが供給されるアタッチメント置場に搬送されることを特徴とする請求項4または5記載のスピアチューブのメインシールパッキン交換装置。
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