JP3674856B2 - 入れ歯コーティング剤組成物と、このコーティング剤を塗布した入れ歯 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、入れ歯コーティング剤組成物と、このコーティング剤を塗布した入れ歯に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の入れ歯は、入れ歯の本体をなすレジンが、水を通してしまう物質である。従って、次のような欠点がある。即ち、汚れ、プラーク等の付着、細菌の繁殖等によって生ずる異臭(例えば、お年寄りが嫌われる原因の一番に考えられる口臭等)の問題、入れ歯手入れが難しいこと、等がある。この解決策としては、例えば、歯ブラシの励行、回数・時間等の延長、又は薬品処理等が主体である。しかし、現実には、大変な効力、金額等を浪費ししているのが現況であり、これらの問題点を解決する手段が望まれている。
【0003】
そして、これに関する文献として、下記の文献(1)〜(4)が挙げられる。
【0004】
文献(1)としては、特表平11−501874号のポリマーファイバープレプレグ、その製造のための方法及びこのプレプレグ(ポリマーで事前含浸されたファイバー製品)の利用がある。内容は、本発明は、a)ファイバーに、少なくとも一種のポリマーと、このポリマーの重合反応を開始せしめる能力をもつ任意的な剤とを含んだ粉末をコーティングし、b)このa)で得られる組成物に、ポリマーを溶解する能力はもつが、このポリマーの重合反応を開始せしめる能力は欠く溶媒を加え、c)溶媒を蒸発させることを含んで成る方法であり、望ましくは、ポリマーを溶媒にまず溶解した後、この溶液をファイバーと接触し、この溶媒を蒸発させる方法か、このファイバー表面は、このファイバーに対するポリマーの結合を促進するように処理した後、表面処理したファイバーにポリマー粉末をコーティングする方法も可能であり、この種のポリマー製の歯科器具の口内条件において壊れ難く、例えば、取外式義歯(入れ歯)の耐久年数の向上と、義歯の補強に理想的な補強材が提供できること、等の特徴がある。
【0005】
文献(2)としては、特開2000−44422号の歯の被覆組成物およびその製造方法である。内容は、50%以上のエチルアルコール溶液100重量部に対して、シエラックを10〜100重量部溶解してなるシエラックアルコール溶液に対して、塩基性アミノ酸0.001〜30重量部、pH調製剤0.001〜30重量部の中から1種又は2種を溶解することで、硬化直後の粘着性を消失させ、滑沢な体感に優れた表面を得ること、又は食物残渣や虫歯菌(歯垢)が付着し難いこと、等の特徴がある。
【0006】
文献(3)としては、特開平11−92350号の歯のコーティング剤組成物である。内容は、分子内に1個以上のカルボキシル基又はカルボニルオキシカルボニル基を有する重量平均分子量1万〜100万であり、20℃の無水エタノール100gに対する溶解度が1g以上であり20℃の水100gに対する溶解度が10g以下であるポリマーと水又は/及び低級アルコールとを含有する構成であり、飲食によっては容易に剥離せず、また必要な場合は容易に除去でき、更に安全性に問題がないことを特徴とする。
【0007】
文献(4)としては、特開平11−61032号の歯のコーティング用ポリマーの製造法である。内容は、水酸基及び/又はエポキシ基を有する重量平均分子量が5000〜100万のポリマーにリン酸化剤を反応させる歯のコーティング用ポリマーの製造法であり、十分な耐水性を有すると共に、溶媒に均一に溶解して歯にコーティングし易く、また歯との接着性が高く、かつ適当な剥離剤により容易に除去可能なことを特徴とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
文献(1)は、義歯成形材料又は修正材料・充填材としての利用であり、入れ歯のコーティング材としての目的を備えていない。従って、目的が相違する。また文献(1)は、ポリマーを含浸させたファイバーを主体とする構成であるが、本発明は、ガラスコーティング剤(クオーツガラスコーティング剤)を主体とするポリマー(ポリシラザン)であり、両者は構成物質も全く相違する。
【0009】
文献(2)は、アルコール可溶のシエラック(樹脂成分)を歯の被覆組成物とする構成である。従って、従来の入れ歯素材と同様に浸透性を備えていることから、異臭、菌の付着(着菌)が発生する課題が考えられる。また本発明の内容のクオーツガラスコーティング剤を主体とするポリシラザンとは構成物質が相違する。
【0010】
文献(3)は、ポリマーに水、低級アルコール、又は雲母チタン、シリカ・ガラス・アルミナ等を混合した構成の歯の被覆組成物である。従って、従来の入れ歯素材と同様に浸透性を備えていることから、異臭、菌の付着(着菌)が発生する課題が考えられる。また文献(3)は、人の歯に、直接コーティングする構成であり(人を対象とする)、これに対して、本発明は、入れ歯コーティング剤組成物、又はコーティング剤を塗布した入れ歯とに関するものであって、内容が異なる。さらに文献(3)の構成物質と、本発明の内容のクオーツガラスコーティング剤を主体とするポリシラザンとは構成物質が相違する。殊に、文献(3)には、本発明の内容の入れ歯(歯及びレンジ)全体をコーティングすること、又は入れ歯全体に発生する弊害を排除することを意図していなので、この点が改良すべき課題である。
【0011】
文献(4)は、水酸基含有ポリマーにリン酸化剤、又は雲母チタン、シリカ・ガラス・アルミナ等を混合した構成の歯の被覆組成物である。従って、従来の入れ歯素材と同様に浸透性を備えていることから、異臭、菌の付着(着菌)が発生する課題が考えられる。また文献(4)は、人の歯に、直接コーティングする構成であり(人を対象とする)、これに対して、本発明は、入れ歯コーティング剤組成物、又はコーティング剤を塗布した入れ歯とに関するものであって、内容が異なる。他は前記文献(3)に順ずる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、下記の目的を達成することを意図する。
(1)完全な抗菌性を有する。(2)口腔内にて化学的に安定である。(3)親水性である。(4)その効果は半永久的に持続し、圧倒的な耐久性、対磨耗性を有し、表面硬度は最大で9H(メタルプレート等の金属面の場合)、レジンの表面硬度は金属面ほどではないがキズがほとんどつかなくなり、水洗いだけで艶をいつまでも持続させる。(5)デンチャーのたわみにもクラックなどの心配は皆無である。(6)装着感の向上、また表面をコーティングすることにより、デンチャーの脱落防止にも寄与する。(7)修理、リベースなどにも対応する。(8)全てのデンチャー、硬質レジン冠等にもコーティングできる。(9)メタルボンドの表面のコーティングにも使用できる。(10)最短で着日当日出荷ができ、患者を待たすことによる時間的苦痛を最少に抑えることができる。(11)オプション商品なので、プラスαの窓口収入になる。(12)材料メーカー、ラボ等を一斉通さないので単価を半額以下にでき、患者の窓口負担を最少におさえることができる。(13)歯ブラシなどを使った掃除の時間を短縮できる。
【0013】
従って、請求項1は、珪素、窒素又は水素で構成される親水性のポリマーであるポリシラザンであって、下式の通り空気中の水分と反応して形成される純粋で、密度が略2.0g/cm3としたシリカガラス膜となるポリシラザンからなる入れ歯コーティング剤組成物である。
化学式−(SiH2NH)− + 2H2O → −SiO2− + NH3 + 2H2
【0014】
また請求項2は、請求項1のシリカガラス膜が、略0.1〜0.3μとする構成の入れ歯コーティング剤である。
【0015】
請求項3は、入れ歯に、下記のコーティング剤を塗布し、当該入れ歯に表面潤滑性、抗菌性又は硬度性を確保したことを特徴とするコーティング剤を塗布した入れ歯。珪素、窒素又は水素で構成されるポリマーであるポリシラザンであって、下式の通り空気中の水分と反応して形成される純粋で、密度が略2.0g/cm3としたシリカガラス膜となるポリシラザンからなるコーティング剤である。
化学式−(SiH2NH)− + 2H2O → −SiO2− + NH3 + 2H2
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、珪素、窒素又は水素で構成される親水性のポリマーであるポリシラザンであって、空気中の水分と反応して形成される純粋で、密度が略2.0g/cm3とした無機質性のシリカガラス膜となるポリシラザンからなり、入れ歯全体に、硬質のシリカガラス膜が形成される。これにより、表面硬度が強くなり、汚れ、細菌の付着が極めて少なく、防菌、防塵、防汚等の効果が向上する。そして、このシリカガラス膜は微粒子であり、粘度、分子量が低いこと等よりして、例えば、入れ歯の凹凸、隙間、気孔等の部位に進入する作用があり、表面全体を確実に被覆、防護する。従って、入れ歯の凹凸、隙間、気孔等の部位に進入する汚れ、細菌、残滓等を防御できる。そして、このシリカガラス膜は、親水性を備えていることから入れ歯の表面に付着した汚れ、細菌、残滓等もうがい等の所作で、スムーズかつ簡易に洗い流すことが可能であり、異臭の発生原因を基から排除できる。
【0017】
尚、この親水性のポリマーは、OH基(水酸基)等を持つペルヒドロポリシラザン(ポリシラザン)であるので、分子中に官能基を備えた樹脂、例えば、シリコン樹脂と反応し易いこと、又は大気中の水分、酸素と反応して、緻密で高純度シリカコーティング材料として利用できる。
【0018】
このポリシラザンを塗布する際の溶剤としては、溶解性、安定性、塗膜性状から、例えば、キシレン、ミネラルターベン、高沸点芳香族系溶媒等を使用する。入れ歯にシリカガラス膜を生成する手段としては、吹付け、塗布又は浸漬等の方法を採用して、適宜温度下で行う。しかし、アミン系触媒を添加することで、常温雰囲気下でシリカガラス膜に転化できる特徴がある。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を説明する。
【0020】
1は入れ歯であり、この入れ歯1は歯2(義歯)とレジン3とを主構成要素とする。この入れ歯1全体をシリカガラス膜4で被覆(略0.05μ〜略0.50μで、望ましくは0.1μ〜0.3μ)する。この被覆で、レジン3の凹凸、隙間、気孔等の部位を略完全に被覆することで、この凹凸、隙間、気孔等の部位に進入する水、残滓等をなくして、悪臭発生の基を排除する。
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明は、珪素、窒素又は水素で構成される親水性のポリマーであるポリシラザンであって、下式の通り空気中の水分と反応して形成される純粋で、密度が略2.0g/cm3としたシリカガラス膜となるポリシラザンからなる入れ歯コーティング剤組成物である。
化学式−(SiH2NH)− + 2H2O → −SiO2− + NH3 + 2H2
【0022】
従って、下記の効果を有する。
(1)完全な抗菌性を有する。(2)口腔内にて化学的に安定である。(3)親水性である。(4)その効果は半永久的に持続し、圧倒的な耐久性、対磨耗性を有し、表面硬度は最大で9H(メタルプレート等の金属面の場合)、レジンの表面硬度は金属面ほどではないがキズがほとんどつかなくなり、水洗いだけで艶をいつまでも持続させる。(5)デンチャーのたわみにもクラックなどの心配は皆無である。(6)装着感の向上、また表面をコーティングすることにより、デンチャーの脱落防止にも寄与する。(7)修理、リベースなどにも対応する。(8)全てのデンチャー、硬質レジン冠等にもコーティングできる。(9)メタルボンドの表面のコーティングにも使用できる。(10)最短で着日当日出荷ができ、患者を待たすことによる時間的苦痛を最少に抑えることができる。(11)オプション商品なので、プラスαの窓口収入になる。(12)材料メーカー、ラボ等を一切通さないので単価を半額以下にでき、患者の窓口負担を最少におさえることができる。(13)歯ブラシなどを使った掃除の時間を短縮できる。
【0023】
また請求項2は、請求項1のシリカガラス膜が、略0.1〜0.3μとする構成の入れ歯コーティング剤である。
【0024】
請求項3は、入れ歯に、下記のコーティング剤を塗布し、当該入れ歯に表面潤滑性、抗菌性又は硬度性を確保したことを特徴とするコーティング剤を塗布した入れ歯。珪素、窒素又は水素で構成されるポリマーであるポリシラザンであって、下式の通り空気中の水分と反応して形成される純粋で、密度が略2.0g/cm3としたシリカガラス膜となるポリシラザンからなるコーティング剤である。
化学式−(SiH2NH)− + 2H2O → −SiO2− + NH3 + 2H2
【0025】
従って、請求項1と同じ効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の入れ歯の一部欠截の平面図
【図2】 図1の要部の拡大断面図
【符号の説明】
1 入れ歯
2 歯
3 レジン
4 シリカガラス膜
Claims (3)
- 珪素、窒素又は水素で構成される親水性のポリマーであるポリシラザンであであって、下式の通り空気中の水分と反応して形成される純粋で、密度が略2.0g/cm3としたシリカガラス膜となるポリシラザンからなる入れ歯コーティング剤組成物。
化学式−(SiH2NH)− + 2H2O → −SiO2− + NH3 + 2H2 - 請求項1のシリカガラス膜が、略0.1〜0.3μとする構成の入れ歯コーティング剤。
- 入れ歯に、下記のコーティング剤を塗布し、当該入れ歯に表面潤滑性、抗菌性又は硬度性を確保したことを特徴とするコーティング剤を塗布した入れ歯。珪素、窒素又は水素で構成されるポリマーであるポリシラザンであって、下式の通り空気中の水分と反応して形成される純粋で、密度が略2.0g/cm3としたシリカガラス膜からなるポリシラザンからなるコーティング剤。
化学式−(SiH2NH)− + 2H2O → −SiO2− + NH3 + 2H2
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