JP3674454B2 - 動画再生システム及び表示制御装置 - Google Patents

動画再生システム及び表示制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮動画データに対して復号を行い、復号化して得たフレームデータに基づいてLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置で動画を再生するシステムおよびそのシステムに適用する装置に係り、特に、携帯端末において、MPEG(Moving Picture Experts Group)データに対して復号を行い、動画を再生する動画再生システムおよびそのシステムに適用する表示制御装置に関する。さらに詳しくは、消費電力の低減、小型化、コストの削減および処理速度の向上を図り、携帯端末に好適に適用することができる動画再生システムおよび表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像をディジタル化してCD−ROMやハードディスクなどの記憶媒体に記憶する場合には、そのデータ量は巨大なものとなるため、通常は圧縮符号化して記憶される。各種の圧縮符号化方式のなかで画像の空間周波数が低周波に集中する性質を利用して圧縮を行うDCT(Dsicrete Cosine Transform:離散コサイン変換)に基づく符号化方式が比較的多く使用されている。すなわち、DCTは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEGなどの国際標準である符号化方式で採用されている。
【0003】
まず、MPEGに準拠した符号フォーマットを図2を参照しながら説明する。図2は、MPEGに準拠した符号フォーマットの階層を示す図である。
【0004】
MPEGの符号は、図2に示すように、いくつかの階層構造とされ、動画部分の最上位の階層がビデオ・シーケンスであり、複数のGOP(Group Of Picture)から構成されている。GOPは、複数のピクチャから構成されており、1つのピクチャが1枚の画像を示している。なお、1枚の画像のことをピクチャのほかフレームと称することもある。
【0005】
ピクチャには、3種類あって、フレーム内予測画像であるIピクチャ(Intra coded Picture)と、前方向フレーム間予測画像であるPピクチャ(Predictive coded Picture)と、前後の双方向フレーム間予測画像であるBピクチャ(Bi-directionally predictive coded Picture)との3種類がある。
【0006】
Iピクチャは、画像を単独で復号可能なデータである。
【0007】
Pピクチャは、各マクロブロックごとに、フレーム内予測モードと前方向フレーム間予測モードとのいずれかが設定されている。前方向フレーム間予測モードが設定されたブロックのデータは、動画を再生したときにその再生時間に対して前方向のフレームを参照して、その前方向のフレームよりも後方向のフレームを復号するためのデータであって、その前方向のフレームとその後方向のフレームとの画素値の差分値からなる。Pピクチャを構成する各ブロックのうち差分値がすべて“0”であるブロックを無効ブロックといい、差分値のいずれかが“0”でないブロックを有効ブロックという。
【0008】
Bピクチャは、各マクロブロックごとに、フレーム内予測モードと、前方向フレーム間予測モードと、後方向フレーム間予測モードと、双方向フレーム間予測モードとのいずれかが設定されている。前方向フレーム間予測モードが設定されたブロックのデータは、動画を再生したときにその再生時間に対して前方向のフレームを参照して、その前方向のフレームよりも後方向のフレームを復号するためのデータであって、その前方向のフレームとその後方向のフレームとの画素値の差分値からなる。後方向フレーム間予測モードが設定されたブロックのデータは、動画を再生したときにその再生時間に対して後方向のフレームを参照して、その後方向のフレームよりも前方向のフレームを復号するためのデータであって、その後方向のフレームとその前方向のフレームとの画素値の差分値からなる。双方向フレーム間予測モードが設定されたブロックのデータは、動画を再生したときにその再生時間に対して前方向のフレームとそれよりも後方向のフレームとを参照して、その前方向のフレームとその後方向のフレームとの間を補完する画像を復号するためのデータであって、その前/後方向のフレームとその間のフレームとの画素値の差分値からなる。Bピクチャを構成する各ブロックのうち差分値がすべて“0”であるブロックを無効ブロックといい、差分値のいずれかが“0”でないブロックを有効ブロックという。
【0009】
なお、MPEGに準拠した符号化方式には、Pピクチャに相当するデータを用いない方式およびBピクチャに相当するデータを用いない方式のものもある。
【0010】
ピクチャは、さらに、任意の領域に分割された複数のスライスから構成されている。
【0011】
スライスは、左から右へ、そして上から下への順序で並んだ複数のマクロブロックから構成されている。マクロブロックは、水平方向16ドットおよび垂直方向16ドット(以下、16×16ドットと略記する。)のブロックをさらに8×8ドットのブロックに分割し、8×8ドットの輝度成分(Y1、Y2、Y3、Y4)と、輝度成分に一致する領域の8×8ドットのブロックの色差成分(Cb、Cr)との6個のブロックから構成されている。8×8ドットのブロックが符号化の最小単位となる。
【0012】
次に、従来のDCTをベースとした符号化方式による画像圧縮について、MPEGを例として図3を参照しながら説明する。図3は、MPEGに準拠した符号化方式により画像圧縮を行う動画圧縮装置の構成を示すブロック図である。
【0013】
動画圧縮装置400は、図3に示すように、動画データに対して色素変換を行うYUV変換部10と、YUV変換部10からのデータをもとに画像の動きを検索する動き検索部12と、動き検索部12の検索結果をもとにYUV変換部10からのデータに対して画像の動きを予測する動き予測部14と、YUV変換部10からのデータまたは動き予測部14からのデータに対して離散コサイン変換を行うDCT部16と、DCT部16からのデータに対して量子化を行う量子化部18と、量子化部18からのデータに対して可変長のハフマン符号による圧縮を行う可変長符号部20と、量子化部18からのデータに対して逆量子化を行う逆量子化部22と、逆量子化部22からのデータに対してIDCT(Inverse Discrete Cosine Transorm:逆離散コサイン変換)を行ってフレームデータを生成するIDCT部24と、IDCT部24からのフレームデータに対して動き補償を行う動き補償部26と、動き補償部26からのフレームデータを参照フレームデータとして格納する参照フレームメモリ28とで構成されている。
【0014】
MPEGでは、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャの3種類があるため、動画圧縮装置400では、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャに応じてそれぞれ圧縮が行われる。具体的には、次のように動作する。
【0015】
動画データをIピクチャとして圧縮する場合には、YUV変換部10により、与えられた動画データのRGB成分がYUV成分に色素変換され、DCT部16により、YUV変換部10から入力した現フレームの各ブロックの画素値に対して離散コサイン変換される。そして、量子化部18により、DCT部16からのデータに対して量子化が行われ、可変長符号部20により、可変長のハフマン符号によって圧縮され、MPEGデータとして出力される。一方、圧縮した画像を参照フレームとして復号するために、逆量子化部22により、量子化部18からのデータに対して逆量子化が行われ、IDCT部24により、逆量子化部22からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、参照フレームメモリ28に格納される。
【0016】
動画データをPピクチャとして圧縮する場合には、YUV変換部10により、与えられた動画データのRGB成分がYUV成分に色素変換される。次いで、動き検索部12により、YUV変換部10からのデータを参照して、前/後フレームに対する現フレームの動きが各ブロックごとに検索される。次いで、動き予測部14により、動き検索部12の検索結果をもとに参照フレームメモリ22の前フレームデータを参照して、現フレームの各ブロックの画素値と、参照された前フレームのブロックの画素値との差分値が算出され、DCT部16により、動き予測部14からの差分値に対して離散コサイン変換される。そして、量子化部18により、DCT部16からのデータに対して量子化が行われ、可変長符号部20により、可変長のハフマン符号によって圧縮され、MPEGデータとして出力される。一方、圧縮した画像を参照フレームとして復号するために、逆量子化部22により、量子化部18からのデータに対して逆量子化が行われ、IDCT部24により、逆量子化部22からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、参照フレームメモリ28に格納される。
【0017】
動画データをBピクチャとして圧縮する場合には、YUV変換部10により、与えられた動画データのRGB成分がYUV成分に色素変換される。次いで、動き検索部12により、YUV変換部10からのデータを参照して、前/後フレームに対する現フレームの動きが各ブロックごとに検索される。次いで、動き予測部14により、動き検索部12の検索結果をもとに参照フレームメモリ22の前/後フレームデータを参照して、現フレームの各ブロックの画素値と、参照された前/後フレームのブロックの画素値との差分値が算出され、DCT部16により、動き予測部14からの差分値に対して離散コサイン変換される。そして、量子化部18により、DCT部16からのデータに対して量子化が行われ、可変長符号部20により、可変長のハフマン符号によって圧縮され、MPEGデータとして出力される。Bピクチャの場合には、参照フレームとして使用されないので、画像の復号は行われない。
【0018】
次に、従来のDCTをベースとした符号化方式による画像復号について、MPEGを例として図4を参照しながら説明する。図4は、MPEGに準拠した符号化方式により画像復号を行う動画再生システム600の構成を示すブロック図である。
【0019】
動画再生システム600は、図4に示すように、MPEGデータに対して復号を行うDSP150と、参照フレームデータを格納する参照フレームメモリ55と、DSP150からのデータに基づいてLCD300の表示制御を行うLCDドライバ250とを信号線199で接続してなる。
【0020】
DSP150は、MPEGデータに対して可変長のハフマン符号による復号を行う可変長復号部40と、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化を行う逆量子化部42と、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換を行ってフレームデータを生成するIDCT部44と、参照フレームメモリ55のフレームデータを参照してIDCT部44からのフレームデータに対して動き補償を行う動き補償部52と、IDCT部44からのフレームデータまたは動き補償部52からのフレームデータに対して色素変換を行うRGB変換部46とで構成されており、IDCT部44からのフレームデータを参照フレームメモリ55に格納するとともに、RGB変換部46からのフレームデータを信号線199を介してLCDドライバ250に出力するようになっている。
【0021】
LCDドライバ250は、DSP150からのデータを表示データとして記憶する表示メモリ48と、表示メモリ48の表示データをLCD300に出力する表示データ出力部50とで構成されている。
【0022】
MPEGでは、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャの3種類があるため、動画再生システム600では、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャに応じてそれぞれ復号が行われる。具体的には、次のように動作する。
【0023】
Iピクチャを再生する場合には、DSP150では、可変長復号部40により、与えられたMPEGデータが可変長のハフマン符号によって復号され、逆量子化部42により、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化が行われる。次いで、IDCT部44により、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、参照フレームメモリ55に格納されるとともにRGB変換部46に出力される。そして、RGB変換部46により、IDCT部44からのフレームデータのYUV成分がRGB成分に色素変換され、RGB変換部46からのフレームデータが信号線199を介してLCDドライバ250に出力される。
【0024】
Pピクチャを再生する場合には、DSP150では、可変長復号部40により、与えられたMPEGデータが可変長のハフマン符号によって復号され、逆量子化部42により、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化が行われる。次いで、IDCT部44により、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、動き補償部52により、参照フレームメモリ55の前フレームデータを参照して、IDCT部44から入力した現フレームの各ブロックの差分値と、参照された前フレームのブロックの画素値とが加算され、参照フレームメモリ55に格納されるとともにRGB変換部46に出力される。そして、RGB変換部46により、動き補償部52からのフレームデータのYUV成分がRGB成分に色素変換され、RGB変換部46からのフレームデータが信号線199を介してLCDドライバ250に出力される。
【0025】
Bピクチャを再生する場合には、DSP150では、可変長復号部40により、与えられたMPEGデータが可変長のハフマン符号によって復号され、逆量子化部42により、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化が行われる。次いで、IDCT部44により、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、動き補償部52により、参照フレームメモリ55の前/後フレームデータを参照して、IDCT部44から入力した現フレームの各ブロックの差分値と、参照された前/後フレームのブロックの画素値とが加算され、RGB変換部46に出力される。そして、RGB変換部46により、動き補償部52からのフレームデータのYUV成分がRGB成分に色素変換され、RGB変換部46からのフレームデータが信号線199を介してLCDドライバ250に出力される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の動画再生システム600にあっては、与えられるMPEGデータのビットレートに対してRGB変換部46から出力されるフレームデータのビットレートがきわめて高いため、消費電力が大きいという問題があった。すなわち、DSP150では、出力ビットレートに応じた電力を消費するため、RGB変換部46の出力が高ビットレートであると、出力段において消費電力が大きくなる。また、DSP150では、その高ビットレートのフレームデータを処理するため、動作クロックをある程度高くしなければならず、そのことによっても消費電力が大きくなる。
【0027】
さらに、参照フレームメモリ55を外付け型のメモリとして使用しているため、システムの小型化、コストの削減および処理速度の向上を図れないという問題もあった。すなわち、外付け型メモリであるため、これを設けるためのスペースが必要となりシステムの小型化を図るのが困難であった。また、外付け型のメモリは、一般にそのメモリ容量が所定単位ごとに設定されているという事情から、上記従来の動画再生システム600には、参照フレームデータを格納するために必要最小限のメモリ容量よりも大きなメモリ容量のものを採用せざるを得ず、必要以上のメモリ容量についてはコストの削減の余地があった。また、外付け型のメモリは、DSP150とバスで接続する形態が一般的であるため、データの書込と読込とを同時に、複数のデータの書込を同時に、または複数のデータの読込を同時に行うことはできず、処理速度の向上を図る上で一定の限界があった。
【0028】
ところで、近年では、携帯電話等の携帯端末を利用して、オーディオや動画等の様々なマルチメディアデータを利用することができるようになってきている。NTT移動通信網株式会社(NTT DoCoMo)が提供するiモードなどは、その先駆例である。しかし、携帯端末は、実用上、消費電力の低減、小型化、コストの削減および軽量化等を図る必要があることから、例えば、携帯端末で動画を再生するために、上記従来の動画再生システム600を携帯端末に適用することを考えた場合には、上記のような問題により好適な適用が困難である。
【0029】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、消費電力の低減、小型化、コストの削減および処理速度の向上を図り、携帯端末に好適に適用することができる動画再生システムおよび表示制御装置を提供することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、消費電力が大きい原因として、DSP150の出力ビットレートがきわめて高いという点に着目し、可変長復号部40の出力ビットレート、逆量子化部42の出力ビットレート、IDCT部44の出力ビットレート、およびRGB変換部46の出力ビットレートをそれぞれ比較してみたところ、出力ビットレートは、可変長復号部40、逆量子化部42、IDCT部44およびRGB変換部46の順に次第に高くなっていくことを見出した。したがって、DSP150の出力ビットレートを低減するためには、DSP150を構成する回路の一部(可変長復号部40、逆量子化部42、IDCT部44またはRGB変換部46)をLCDドライバ250側に移動してやればよいという結論に達した。この場合、出力ビットレートを低減する観点からは、出力ビットレートの高い回路から優先的に移動することが好ましい。
【0031】
このような結論に基づき、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の動画再生システムは、圧縮動画データに対して可変長復号を行う可変長復号手段と、前記可変長復号手段からのデータに対して逆量子化を行う逆量子化手段と、前記逆量子化手段からのデータに対して逆離散コサイン変換を行ってフレームデータを生成する逆離散コサイン変換手段と、前記逆離散コサイン変換手段から以前入力したフレームデータを記憶するフレームデータ記憶手段と、前記フレームデータ記憶手段のフレームデータを参照して前記逆離散コサイン変換手段からのフレームデータに対して動き補償を行う動き補償手段と、前記逆離散コサイン変換手段からのフレームデータまたは前記動き補償手段からのフレームデータに対して表示手段が表示可能な色素系となるように色素変換を行う色素変換手段とを備え、前記圧縮動画データに対して復号を行い、復号化して得たフレームデータに基づいて前記表示手段で動画を再生する動画再生システムにおいて、前記圧縮動画データに対して復号を行う復号装置と、前記復号装置からのデータに基づいて前記表示手段の表示制御を行う表示制御装置とをデータ伝送媒体で接続し、前記復号装置は、前記可変長復号手段、前記逆量子化手段および前記逆離散コサイン変換手段を有し、前記逆離散コサイン変換手段からのフレームデータを前記データ伝送媒体を介して前記表示制御装置に出力するようになっており、前記表示制御装置は、前記フレームデータ記憶手段、前記動き補償手段および前記色素変換手段を有し、前記フレームデータ記憶手段および前記動き補償手段に前記データ伝送媒体を介してフレームデータを入力するとともに、前記色素変換手段からのフレームデータを前記表示手段に表示するようになっている。
【0032】
このような構成であれば、フレームデータ記憶手段のフレームデータを参照せずに復号する場合には、復号装置では、圧縮動画データが与えられると、可変長復号手段により、圧縮動画データに対して可変長復号が行われ、逆量子化手段により、可変長復号手段からのデータに対して逆量子化が行われ、逆離散コサイン変換手段により、逆量子化手段からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成される。そして、逆離散コサイン変換手段からのフレームデータがデータ伝送媒体を介して表示制御装置に出力される。
【0033】
表示制御装置では、フレームデータを入力すると、色素変換手段により、データ伝送媒体を介して入力されたフレームデータに対して表示手段が表示可能な色素系となるように色素変換が行われ、色素変換手段からのフレームデータが表示手段に表示される。一方、データ伝送媒体を介して入力されたフレームデータがフレームデータ記憶手段に格納される。
【0034】
また、フレームデータ記憶手段のフレームデータを参照して復号する場合には、復号装置では、圧縮動画データが与えられると、可変長復号手段により、圧縮動画データに対して可変長復号が行われ、逆量子化手段により、可変長復号手段からのデータに対して逆量子化が行われ、逆離散コサイン変換手段により、逆量子化手段からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成される。そして、逆離散コサイン変換手段からのフレームデータがデータ伝送媒体を介して表示制御装置に出力される。
【0035】
表示制御装置では、フレームデータを入力すると、動き補償手段により、フレームデータ記憶手段のフレームデータを参照して、データ伝送媒体を介して入力されたフレームデータに対して動き補償が行われ、色素変換手段により、動き補償手段からのフレームデータに対して表示手段が表示可能な色素系となるように色素変換が行われ、色素変換手段からのフレームデータが表示手段に表示される。一方、データ伝送媒体を介して入力されたフレームデータまたは動き補償手段からフレームデータがフレームデータ記憶手段に格納される。
【0037】
ここで、復号装置は、CPUやDSP等のハードウェアと、それの動作を規定したソフトウェアとの組み合わせにより構成してもよいし、ロジック等のハードウェアのみにより構成してもよい。
【0038】
また、フレームデータ記憶手段は、フレームデータをあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、フレームデータをあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によってフレームデータを記憶するようになっているものである。以下、請求項2記載の表示制御装置において同じである。
【0051】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項2記載の表示制御装置は、データ伝送媒体を介して接続される復号装置からのデータに基づいて表示手段の表示制御を行う表示制御装置であって、前記データ伝送媒体を介して入力したフレームデータを記憶するフレームデータ記憶手段と、前記フレームデータ記憶手段のフレームデータを参照して、前記データ伝送媒体を介して入力したフレームデータに対して動き補償を行う動き補償手段と、前記データ伝送媒体を介して入力したフレームデータまたは前記動き補償手段からのフレームデータに対して前記表示手段が表示可能な色素系となるように色素変換を行う色素変換手段とを備え、前記色素変換手段からのフレームデータを前記表示手段に表示するようになっている。
【0052】
このような構成であれば、請求項1記載の動画再生システムにおける表示制御装置と同等の作用が得られる。
【0065】
さらに、本発明に係る請求項3記載の表示制御装置は、請求項2記載の表示制御装置において、前記フレームデータ記憶手段は、当該装置に内蔵した内蔵型のメモリである。
【0066】
このような構成であれば、逆離散コサイン変換手段からのフレームデータは、本発明に係る表示制御装置に内蔵した内蔵型のメモリに格納される。
【0067】
さらに、本発明に係る請求項4記載の表示制御装置は、請求項2および3のいずれか1項に記載の表示制御装置において、前記表示手段が表示可能な色素系に応じて表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段の表示データを前記表示手段に出力する表示データ出力手段とを備え、前記色素変換手段からのフレームデータを前記表示データ記憶手段に書き込むようになっており、さらに、前記表示データ記憶手段に対して外部からデータを書き込むための入力端子を備える。
【0068】
このような構成であれば、色素変換手段からのフレームデータが表示データ記憶手段に書き込まれ、表示データ出力手段により、表示データ記憶手段の表示データが表示手段に出力される。
【0069】
また、文字や静止画を表示手段に表示する場合は、その表示データを入力端子から入力すればよい。表示データを入力端子から入力すると、入力した表示データが表示データ記憶手段に書き込まれる。
【0070】
さらに、本発明に係る請求項5記載の表示制御装置は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の表示制御装置において、携帯端末に適用した。
【0071】
このような構成であれば、携帯端末では、本発明に係る表示制御装置により動画が再生される。
【0072】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る動画再生装置の実施の形態を示す図である。
【0073】
本実施の形態は、本発明に係る動画再生システムおよび表示制御装置を、図1に示すように、携帯端末において、MPEGに準拠した符号化方式によりMPEGデータを復号してLCD300に動画を再生する場合について適用したものである。
【0074】
次に、本発明を適用した動画再生システム500の構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用した動画再生システム500の構成を示すブロック図である。なお、MPEGデータについては、従来のMPEGに準拠した符号フォーマットを採用するものとする。
【0075】
動画再生システム500は、図1に示すように、MPEGデータに対して復号を行うDSP100と、DSP100からのデータに基づいてLCD300の表示制御を行うLCDドライバ200とを信号線198で接続してなる。
【0076】
DSP100は、MPEGデータに対して可変長のハフマン符号による復号を行う可変長復号部40と、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化を行う逆量子化部42と、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換を行ってフレームデータを生成するIDCT部44とで構成されており、IDCT部44からのフレームデータを信号線198を介してLCDドライバ200に出力するようになっている。
【0077】
LCDドライバ200は、DSP100からのフレームデータを参照フレームデータとして格納する内蔵型のメモリである参照フレームメモリ54と、参照フレームメモリ54のフレームデータを参照してDSP100からのフレームデータに対して動き補償を行う動き補償部52と、DSP100からのフレームデータまたは動き補償部52からのフレームデータに対して色素変換を行うRGB変換部46と、RGB変換部46からのフレームデータを表示データとして記憶する表示メモリ48と、表示メモリ48の表示データをLCD300に出力する表示データ出力部50とで構成されている。
【0078】
次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0079】
MPEGでは、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャの3種類があるため、動画再生システム500では、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャに応じてそれぞれ復号が行われる。具体的には、次のように動作する。
【0080】
Iピクチャを再生する場合には、DSP100では、可変長復号部40により、与えられたMPEGデータが可変長のハフマン符号によって復号され、逆量子化部42により、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化が行われる。そして、IDCT部44により、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、IDCT部44からのフレームデータが信号線198を介してLCDドライバ200に出力される。
【0081】
LCDドライバ200では、DSP100からフレームデータを入力すると、入力したフレームデータが参照フレームメモリ54に格納されるとともにRGB変換部46に出力される。そして、RGB変換部46により、DSP100からのフレームデータのYUV成分がRGB成分に色素変換され、RGB変換部46からのフレームデータが表示データとして表示メモリ48に書き込まれ、表示データ出力部50により、表示メモリ48の表示データがLCD300に出力される。
【0082】
Pピクチャを再生する場合には、DSP100では、可変長復号部40により、与えられたMPEGデータが可変長のハフマン符号によって復号され、逆量子化部42により、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化が行われる。そして、IDCT部44により、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、IDCT部44からのフレームデータが信号線198を介してLCDドライバ200に出力される。
【0083】
LCDドライバ200では、DSP100からフレームデータを入力すると、動き補償部52により、参照フレームメモリ54の前フレームデータを参照して、DSP100から入力した現フレームの各ブロックの差分値と、参照された前フレームのブロックの画素値とが加算され、参照フレームメモリ54に格納されるとともにRGB変換部46に出力される。そして、RGB変換部46により、動き補償部52からのフレームデータのYUV成分がRGB成分に色素変換され、RGB変換部46からのフレームデータが表示データとして表示メモリ48に書き込まれ、表示データ出力部50により、表示メモリ48の表示データがLCD300に出力される。
【0084】
Bピクチャを再生する場合には、DSP100では、可変長復号部40により、与えられたMPEGデータが可変長のハフマン符号によって復号され、逆量子化部42により、可変長復号部40からのデータに対して逆量子化が行われる。そして、IDCT部44により、逆量子化部42からのデータに対して逆離散コサイン変換が行われてフレームデータが生成され、IDCT部44からのフレームデータが信号線198を介してLCDドライバ200に出力される。
【0085】
LCDドライバ200では、DSP100からフレームデータを入力すると、動き補償部52により、参照フレームメモリ54の前/後フレームデータを参照して、DSP100から入力した現フレームの各ブロックの差分値と、参照された前/後フレームのブロックの画素値とが加算され、RGB変換部46に出力される。そして、RGB変換部46により、動き補償部52からのフレームデータのYUV成分がRGB成分に色素変換され、RGB変換部46からのフレームデータが表示データとして表示メモリ48に書き込まれ、表示データ出力部50により、表示メモリ48の表示データがLCD300に出力される。
【0086】
【実施例】
次に、上記実施の形態の実施例を説明する。
【0087】
本実施例では、携帯端末が64〜128〔kbps〕でMPEGデータを受信し、1画素あたり8ビットの精度で動画を再生する場合を例にとって、従来との比較において消費電力がどれぐらい低減したかを説明する。
【0088】
まず、DSP100の出力段において消費電力がどれぐらい低減したかを説明する。
【0089】
64〜128〔kbps〕でMPEGデータを受信する場合は、画質よりも速度を優先する必要があることから、送信側では、PピクチャまたはBピクチャのなかで有効ブロックができるだけ出現しないように動画データを圧縮する。その結果、有効ブロックは、全体に対しておよそ20%程度しか出現しない。こうした特性から、IDCT部44の出力ビットレートは、平均的に0.91〔Mbps〕となり、動き補償部52の出力ビットレートは、平均的に4.5〔Mbps〕となる。RGB変換部46以降の出力ビットレートはピクチャの種類に依存しないため、RGB変換部46の出力ビットレートは、9.1〔Mbps〕となり、表示データ出力部50の出力ビットレートは、36.5〔Mbps〕となる。
【0090】
したがって、本発明の場合、DSP100の出力ビットレートは、IDCT部44の出力ビットレートとなるので、0.91〔Mbps〕となる。そして、DSP100では、出力ビットレートに応じた電力を消費するため、上記例の場合、出力段において消費電力は、およそ1〔mW〕となる。なお、本発明では、動き補償部52およびRGB変換部54をDSP100に設ける代わりに、LCDドライバ200に設けたことから、LCDドライバ200では、これら回路が追加されることにより消費電力がおよそ2〔mW〕増加する。
【0091】
これに対して、従来の場合、DSP150の出力ビットレートは、RGB変換部46の出力ビットレートとなるので、9.1〔Mbps〕となる。そして、DSP150では、出力ビットレートに応じた電力を消費するため、上記例の場合、出力段において消費電力は、およそ10〔mW〕となる。
【0092】
次に、DSP100の内部において消費電力がどれぐらい低減したかを説明する。
【0093】
従来の場合、DSP150では、可変長復号部40の処理を実行するために処理能力をおよそ20%必要とし、逆量子化部42およびIDCT部44の処理を実行するために処理能力をおよそ20%必要とし、動き補償部52の処理を実行するために処理能力をおよそ40%必要とし、RGB変換部46の処理を実行するために処理能力をおよそ20%必要とする。その結果、上記例の場合、DSP150に供給するクロックは、およそ80〔MHz〕となり、DSP150の内部において消費電力は、およそ80〔mW〕となる。
【0094】
これに対して、本発明の場合、DSP100では、動き補償部52およびRGB変換部46が設けられていないので、全体として処理能力が従来のDSP150のそれに対して40%で足りる。そのため、同じ内容の処理を行わせる場合、DSP100のクロックを、従来のDSP150のそれに対して40%まで低減することができる。その結果、上記例の場合、DSP150に供給するクロックは、40〔MHz〕程度にすることができ、DSP150の内部において消費電力は、およそ40〔mW〕となる。
【0095】
よって、本発明によれば、従来に比して、DSP100の出力段において9〔mW〕の電力を低減することができるとともに、DSP100の内部において40〔mW〕の電力を低減することができる。したがって、LCDドライバ200での増加分2〔mW〕を考慮しても、全体として47〔mW〕の電力を低減することができる。
【0096】
このようにして、本実施の形態では、DSP100は、可変長復号部40と、逆量子化部42と、IDCT部44とで構成するようにし、LCDドライバ200は、動き補償部52と、参照フレームメモリ54と、RGB変換部46とで構成するようにした。
【0097】
これにより、DSP100の出力ビットレートを低減することができるので、DSP100の出力段において消費電力を低減することができる。また、DSP100に供給するクロックを低減することができるので、DSP100の内部においても消費電力を低減することができる。
【0098】
したがって、従来に比して、消費電力の低減をある程度図ることができる。これにより、携帯端末に比較的好適に適用することができる。
【0099】
さらに、本実施の形態では、参照フレームメモリ54を内蔵型のメモリとしてLCDドライバ200に設けた。
【0100】
これにより、外付け型のメモリを採用する場合に比して、参照フレームメモリ54を設けるためのスペースがさほど必要でなく、しかも参照フレームデータを格納するために必要最小限のメモリ容量を確保することができるので、コストをある程度削減することもできる。さらに、データの書込と読込とを同時に、複数のデータの書込を同時に、または複数のデータの読込を同時に行うことができるので、処理速度を比較的向上することができる。
【0101】
したがって、従来に比して、小型化、コストの削減および処理速度の向上をある程度図ることができる。これにより、携帯端末に比較的好適に適用することができる。
【0102】
上記実施の形態において、MPEGデータは、請求項1記載の圧縮動画データに対応し、DSP100は、請求項1または2記載の復号装置に対応し、LCDドライバ200は、請求項1記載の表示制御装置に対応し、LCD300は、請求項1、2または4記載の表示手段に対応し、信号線198は、請求項1または2記載のデータ伝送媒体に対応している。また、可変長復号部40は、請求項1記載の可変長復号手段に対応し、逆量子化部42は、請求項1記載の逆量子化手段に対応し、IDCT部44は、請求項1記載の逆離散コサイン変換手段に対応している。また、参照フレームメモリ54は、請求項1ないし3記載のフレームデータ記憶手段に対応し、動き補償部52は、請求項1または2記載の動き補償手段に対応し、RGB変換部46は、請求項1、2または4記載の色素変換手段に対応している。
【0103】
なお、上記実施の形態においては、LCDドライバ200は、動き補償部52と、参照フレームメモリ54と、RGB変換部46とで構成するようにしたが、単にこうした構成だと、LCD300に動画しか表示することができなくなるので、文字や静止画等の動画以外のものをLCD300に表示するためには、例えば、次のような構成にすればよい。
【0104】
すなわち、LCDドライバ200は、さらに、表示メモリ48に対して外部からデータを書き込むための入力端子を有して構成される。このような構成であれば、CPU、ROMおよびRAMをバス接続した構成とした場合には、DSP100の入力側およびLCDドライバ200の入力端子をそれぞれバスに接続する。これにより、CPUでは、LCD300で動画を再生する場合は、DSP100にMPEGデータを出力し、文字や静止画等の動画以外のものをLCD300で表示する場合は、その表示データをLCDドライバ200の入力端子に出力すれば、動画および文字や静止画等の動画以外のものをいずれもLCD300で表示することができる。
【0105】
また、上記実施の形態では、可変長復号部40、逆量子化部42およびIDCT部44からなる機能を、DSP100により実現するようにしたが、これに限らず、これらの機能を、ロジック等のハードウェアにより実現するようにしてもよい。
【0106】
また、上記実施の形態では、本発明に係る動画再生システムおよび表示制御装置を、図1に示すように、携帯端末において、MPEGに準拠した符号化方式によりMPEGデータを復号してLCD300に動画を再生する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。例えば、デスクトップパソコン等の携帯端末以外のものについても適用することができるし、MPEGに準拠した符号化方式以外のものについても適用することができる。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の動画再生システムによれば、従来に比して、消費電力の低減をある程度図ることができるという効果が得られる。これにより、携帯端末に比較的好適に適用することができるという効果も得られる。
【0108】
一方、本発明に係る請求項2記載の表示制御装置によれば、従来に比して、消費電力の低減をある程度図ることができるという効果が得られる。これにより、携帯端末に比較的好適に適用することができるという効果も得られる。
【0109】
さらに、本発明に係る請求項3記載の表示制御装置によれば、従来に比して、小型化、コストの削減および処理速度の向上をある程度図ることができるという効果が得られる。これにより、携帯端末にさらに好適に適用することができるという効果も得られる。
【0110】
さらに、本発明に係る請求項4記載の表示制御装置によれば、動画に限らず文字や静止画等の動画以外のものを表示手段に表示することができるという効果も得られる。
【0111】
さらに、本発明に係る請求項5記載の表示制御装置によれば、携帯端末において、消費電力、小型化、コストおよび処理速度の面で有利に、動画を再生することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した動画再生システム500の構成を示すブロック図である。
【図2】MPEGに準拠した符号フォーマットの階層を示す図である。
【図3】MPEGに準拠した符号化方式により画像圧縮を行う動画圧縮装置の構成を示すブロック図である。
【図4】MPEGに準拠した符号化方式により画像復号を行う動画再生システム600の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100,150 DSP
200,250 LCDドライバ
300 LCD
40 可変長復号部
42,22 逆量子化部
44,24 IDCT部
46 RGB変換部
48 表示メモリ
50 表示データ出力部
52,26 動き補償部
54,55,28 参照フレームメモリ
400 画像圧縮装置
10 YUV変換部
12 動き検索部
14 動き予測部
16 DCT部
18 量子化部
20 可変長符号部

Claims (5)

  1. 圧縮動画データに対して可変長復号を行う可変長復号手段と、前記可変長復号手段からのデータに対して逆量子化を行う逆量子化手段と、前記逆量子化手段からのデータに対して逆離散コサイン変換を行ってフレームデータを生成する逆離散コサイン変換手段と、前記逆離散コサイン変換手段から以前入力したフレームデータを記憶するフレームデータ記憶手段と、前記フレームデータ記憶手段のフレームデータを参照して前記逆離散コサイン変換手段からのフレームデータに対して動き補償を行う動き補償手段と、前記逆離散コサイン変換手段からのフレームデータ又は前記動き補償手段からのフレームデータに対して表示手段が表示可能な色素系となるように色素変換を行う色素変換手段とを備え、前記圧縮動画データに対して復号を行い、復号化して得たフレームデータに基づいて前記表示手段で動画を再生する動画再生システムにおいて、
    前記圧縮動画データに対して復号を行う復号装置と、前記復号装置からのデータに基づいて前記表示手段の表示制御を行う表示制御装置とをデータ伝送媒体で接続し、
    前記復号装置は、前記可変長復号手段、前記逆量子化手段及び前記逆離散コサイン変換手段を有し、前記逆離散コサイン変換手段からのフレームデータを前記データ伝送媒体を介して前記表示制御装置に出力するようになっており、
    前記表示制御装置は、前記フレームデータ記憶手段、前記動き補償手段及び前記色素変換手段を有し、前記フレームデータ記憶手段及び前記動き補償手段に前記データ伝送媒体を介してフレームデータを入力するとともに、前記色素変換手段からのフレームデータを前記表示手段に表示するようになっていることを特徴とする動画再生システム。
  2. データ伝送媒体を介して接続される復号装置からのデータに基づいて表示手段の表示制御を行う表示制御装置であって、
    前記データ伝送媒体を介して入力したフレームデータを記憶するフレームデータ記憶手段と、
    前記フレームデータ記憶手段のフレームデータを参照して、前記データ伝送媒体を介して入力したフレームデータに対して動き補償を行う動き補償手段と、
    前記データ伝送媒体を介して入力したフレームデータ又は前記動き補償手段からのフレームデータに対して前記表示手段が表示可能な色素系となるように色素変換を行う色素変換手段とを備え、
    前記色素変換手段からのフレームデータを前記表示手段に表示するようになっていることを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項2において、
    前記フレームデータ記憶手段は、当該装置に内蔵した内蔵型のメモリであることを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項2及び3のいずれか1項において、
    前記表示手段が表示可能な色素系に応じて表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段の表示データを前記表示手段に出力する表示データ出力手段とを備え、前記色素変換手段からのフレームデータを前記表示データ記憶手段に書き込むようになっており、
    さらに、前記表示データ記憶手段に対して外部からデータを書き込むための入力端子を備えることを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項において、
    携帯端末に適用したことを特徴とする表示制御装置。
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