JP3673267B2 - 鋼製遮音扉 - Google Patents

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Description

この発明は、鋼製遮音扉に関する。
現存する扉の殆どは框戸といわゆるフラッシュ扉との大別でき、一枚の鋼板をプレス成形した形態の框戸に比べて表裏の鋼板を太鼓状に張り合わせたフラッシュ扉が気密性において優れる。
図6は一般のフラッシュ扉におけるグレモンハンドル付防音ドアの図面で、遮音性能の試験の結果、下記表1および図7のグラフに示すように、250Hz近辺の低音域の周波数の音が抜け易いことが判明している。
Figure 0003673267
なお、フラッシュ扉においても、図8に示すように、中間骨4を介在させることもある。図中1はフラッシュ扉の扉本体で、表鋼板2と裏鋼板3とを太鼓状に張り合わせた。この中間骨4はC字形チャンネル材による。
また、図9に示すように、内部にロックウール9等の充填材を充填させることや、さらに、グラスウール10を表鋼板2の裏側に配設することもある。
扉に限らずパネル体の遮音性能の向上には空気層を大きくするのが一般的な考えであり、ドア装置において空気層を大きくすると表裏の面板間隔を広く取ることとなり、ドア本体の厚さが厚くなる問題があった。
また、下記特許文献1では、ドア框を構成する夫々の左右竪框材と上下横框材のドアの厚み方向で対向する表面壁の肉厚を異なる厚さとしたことにより、遮音性能を向上させることが提案されている。
特開2003−82949号公報
この特許文献1では、ドア本体を構成するドア框の各框材は、その厚み方向で対向する表面壁の肉厚が同一の厚さであったので、一方側の表面壁の振動が他方側の表面壁に伝わり、他方側の表面壁が共鳴して遮音性能を低下する問題があったことに着目し、表面壁の肉厚が異なることにより、厚み方向の一方側の表面壁から伝達された振動による他方の表面壁の共鳴が抑制され、遮音性能が向上させようとするものである。
前記特許文献1のような表面壁の肉厚を異ならせる技術は、表面のアール形状が相違して表側と裏側とでは外観が異なってしまう。また、肉厚にする分だけ重量が重くなってしまう。
また、特に、フラッシュ扉においては、側部における表鋼板と裏鋼板の小口(突合せ部)が合致せず、体裁の整えが大変である。
この発明の目的は前記従来例の不都合を解消する鋼製遮音扉を提供することにある。
請求項1記載のこの発明は前記目的を達成するため、同じ材質、同じ厚さである表鋼板と裏鋼板との間に中間骨を介在させる鋼製遮音扉において、中間骨を配設するに、裏鋼板には溶接代を介して溶接固定され、表鋼板は両面テープにより接着し、かつ、中間骨の表鋼板と裏鋼板とへの接合形状を相違させて中間骨での区画幅を異ならせることで、対向する表鋼板と裏鋼板との固有振動数を異ならせたことを要旨とするものである。
請求項1記載のこの発明によれば、対向する表鋼板と裏鋼板は中間骨で区画される部分の幅が相違する。すなわち、表鋼板と裏鋼板が同じ材質、同じ厚さであっても、中間骨での区画幅を異ならせことで、振動する範囲が異なることになり、固有振動数を異ならせることができる。その、結果、共鳴が抑制され、遮音性能が向上する。
また、表鋼板と裏鋼板との中間骨での区画幅を異ならせるのを、中間骨のみの工夫で実現するものであり、簡単に行なうことができる。
請求項2記載のこの発明は、中間骨は、横断面形状を凸状または台形状のチャンネル材とすることを要旨とするものである。
請求項2記載のこの発明によれば、中間骨は従来と同じくチャンネル材を用いることができ、形材を利用できる。
以上述べたように、この発明は、面板の厚さを異ならせたり一方の面板に特別の加工を施すようなことをせずに、簡単・容易な構成を付加するだけで、厚み方向の一方側の表面板から伝達された振動による他方の表面板の共鳴が抑制され、遮音性能が向上させることができる。
以下、図面についてこの発明の実施形態を詳細に説明する。図1はこの発明の鋼製遮音扉の第1実施形態を示す要部の横断平面図で、図中1はフラッシュ扉の扉本体で、表鋼板2と裏鋼板3とを太鼓状に張り合わせたもので、表鋼板2と裏鋼板3との間に縦方向に配設する中間骨4を介在させた。
なお、中間骨4は適宜間隔で複数本、例えば3本程度を並列させる。図において、αは音源側、βは受音側である。
この発明での中間骨4は、幅広部5と幅狭部6(一例として幅広部5の1/2)を段ちにした形鋼で、横断面が凸状のチャンネル材であり、幅広部5は裾を外側に直角に折り曲げ、ここを溶接代7とする。なお、図示は省略するが、溶接代7はこれを内側に直角に折り曲げたものでもよい。
中間骨4を配設するに、受音側βの裏鋼板3には溶接代7を介して溶接固定され、音源側αの表鋼板2は両面テープ8により接着する。
このようにして、裏鋼板3は対向する表鋼板2よりも、中間骨4、4の間隔が狭いものとなり(一例として2/3程度)、表鋼板2と裏鋼板3の固有振動が異なるものとなる。
図2はこの発明の第2実施形態を示すもので、中間骨4は、幅広部5と幅狭部6を有するものであるが、横断面が台形状のチャンネル材であるとした。
また、第3実施形態として、図3に示すように中間骨4は横断面がコ字形状のチャンネル材で、溶接代7分だけ、裏鋼板3は中間骨4、4の間隔が狭いものとなるようにする。この第3実施形態の場合は、前記第2、第3実施形態の場合よりも、表鋼板2と裏鋼板3の固有振動の異なりは少ないが、共鳴抑制の効果は相応に得られる。
図4、図5はこの発明の第4実施形態、第5実施形態を示すもので、中間骨4は幅広部5と幅狭部6を有するものであるが、複数の部材を結合させて形成するものとした。
これら第2〜第5実施形態の場合も、すべて、裏鋼板3は対向する表鋼板2よりも、中間骨4、4の間隔が狭いものとなり、表鋼板2と裏鋼板3の固有振動が異なるものとなる点は前記第1実施形態と同一である。
この発明の鋼製遮音扉の第1実施形態を示す要部の横断平面図である。 この発明の鋼製遮音扉の第2実施形態を示す要部の横断平面図である。 この発明の鋼製遮音扉の第3実施形態を示す要部の横断平面図である。 この発明の鋼製遮音扉の第4実施形態を示す要部の横断平面図である。 この発明の鋼製遮音扉の第5実施形態を示す要部の横断平面図である。 一般のフラッシュ扉におけるグレモンハンドル付防音ドアの説明面である。 図6のフラッシュ扉の遮音性能試験結果を示すグラフである。 従来例を示す横断平面図である。 他の従来例を示す横断平面図である。
符号の説明
1…扉本体 2…表鋼板
3…裏鋼板 4…中間骨
5…幅広部 6…幅狭部
7…溶接代 8…両面テープ
9…ロックウール 10…グラスウール

Claims (2)

  1. 同じ材質、同じ厚さである表鋼板と裏鋼板との間に中間骨を介在させる鋼製遮音扉において、中間骨を配設するに、裏鋼板には溶接代を介して溶接固定され、表鋼板は両面テープにより接着し、かつ、中間骨の表鋼板と裏鋼板とへの接合形状を相違させて中間骨での区画幅を異ならせることで、対向する表鋼板と裏鋼板との固有振動数を異ならせたことを特徴とする鋼製遮音扉。
  2. 中間骨は、横断面形状を凸状または台形状のチャンネル材とする請求項1記載の鋼製遮音扉。
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