JP3671429B2 - 画像表示装置および画像表示駆動方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばテレビジョン受像機やビデオプロジェクター等の表示部に使用して好適な画像表示装置および画像表示駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像を表示する装置としては、陰極線管(CRT)が最も多く用いられていた。しかし、CRTは電子ビームにより蛍光体を走査するビームスキャン型であるため、この電子ビームを偏向するための物理的空間を必要としていた。
【0003】
また、CRTはビームスキャン型であるため、蛍光体の残光現象により発光期間を得るようにしていた。さらに、CRTはビーム通過後は蛍光体の残光特性により輝度を得るようにしていた。
【0004】
また、CRTは電子ビームを電磁偏向させるため、地磁気等の影響を受け易く、レジストレーション歪が発生する。さらに、CRTは電子ビームを引き寄せるために、高圧電源を必要としていた。
【0005】
このようなCRTに替えて表示部を薄型とする液晶表示装置が開発された。しかし、この液晶表示装置は、透過光の有効利用率が数パーセント台であり、例えば、単板の場合は4〜5パーセントと低く、その光源の光電変換効率は30パーセント程度と低いため、高輝度の画面を得るために、大電力の光源を必要とする。
【0006】
また、液晶表示管は、液晶の製造工程が難しく、しかも製造工程における設備費用が高くなる。
【0007】
また、液晶表示管は、環境温度により影響を受け易く、例えば、60度〜80度程度で構造が不安定となり、劣化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のCRTでは、電子ビームにより蛍光体を走査するビームスキャン型であるため、この電子ビームを偏向するための物理的空間を必要とするという不都合があった。
【0009】
また、従来のCRTはビームスキャン型であるため、蛍光体の残光現象により発光期間を得るので、発光期間がこの残光特性に依存する。さらに、CRTはビーム通過後は蛍光体の残光特性により輝度を得るので、高輝度が得難いという不都合があった。
【0010】
また、従来のCRTは電子ビームを電磁偏向させるため、地磁気等の影響を受け易く、レジストレーション歪が発生する。さらに、CRTは電子ビームを引き寄せるために、高圧電源を必要とするという不都合があった。
【0011】
また、従来の液晶表示装置は、透過率が低いため、高輝度の画面を得るために、大電力の光源を必要とするという不都合があった。さらに、従来の液晶表示装置は、液晶の製造工程が難しく、しかも製造工程における設備費用が高くなるという不都合があった。
【0012】
また、従来の液晶表示装置は、環境温度により影響を受け易く、例えば、60度〜80度程度で構造が不安定となり、劣化するという不都合があった。
【0013】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、薄型の構成で高輝度を得られる画像表示装置および画像表示駆動方法の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像表示装置は、図1から図29に示すように、板状体の面全体から電子を供給する面カソード部25と、板状2層導体格子28,29をなす第 1 及び第2の電極の交点に、第 1 の電極にダイオード層を介して接続された電子通過孔部30を有し、電子通過孔部と第2の電極との間に容量体Cが形成された制御電極24と、板状の発光体21を有し、発光体21に高圧を印加する高圧電極22を設け、制御電極24の電子通過孔30を通過した電子を高圧電極22で引き寄せて、電子が発光体21を刺激して発光する発光部21,22とを備え、制御電極24は、第 1 の電極から供給される映像信号の電位に対応する電荷を容量体Cに蓄積し、面カソード部25から供給された電子を制御して発光部21,22の発光体を発光させると共に、映像信号に同期した所定の周期で容量体Cに蓄積された電荷を放電するディスチャージ手段を有するものである。
【0015】
本発明の画像表示装置は、図5に示すように、上述において、面カソード部55、制御電極53、54および高圧電極52とで3極管を構成するようにしたものである。
【0016】
本発明の画像表示装置は、図6に示すように、上述において、制御電極63、64と高圧電極62との間に電子を加速させる加速電極を設けて面カソード部65、制御電極63、64および高圧電極62とで4極管を構成するようにしたものである。
【0017】
本発明の画像表示装置は、図6に示すように、上述において、制御電極63、64と高圧電極62との間に電子を収束させる収束電極68および電子の方向を調整する調整電極を設けて面カソード部65、制御電極63、64および高圧電極62とで4極管を構成するようにしたものである。
【0018】
本発明の画像表示装置は、図1から図29に示すように、上述において、面カソード部25にマイナス電圧を印加し、面カソード部25に酸化マグネシウムの被膜よりなる補助カソード部を設け、補助カソード部から2次電子を放出させて電子供給量を増加するようにしたものである。
【0020】
【作用】
本発明によれば、制御電極24の電子通過孔30を有する板状2層導体格子の交点に設けられた容量体Cに面カソード部25から供給された電子を制御する制御電圧を蓄積し、電子を制御電圧で制御し、発光部21により発光させるようにしたので、制御電圧により常時電子が供給され、発光を継続することでき、高圧電極22の電位を低くでき、しかも、板状体のみで構成できることにより軽量で薄型の画像表示装置を構成することができる。
【0021】
また、本発明によれば、面カソード部25、制御電極24および高圧電極22とで3極管を構成するようにしたので、構成が簡単になるため、容易に大型化することができ、しかも、製造設備の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。
【0022】
また、本発明によれば、制御電極24と高圧電極22との間に電子を加速させる加速電極を設けて面カソード部25、制御電極24および高圧電極22とで4極管を構成するようにしたので、加速電極により、一層、電子の供給を増加させ、発光をより継続することができる。
【0023】
また、本発明によれば、制御電極24と高圧電極22との間に電子を収束させる収束電極23および電子の方向を調整する調整電極を設けて面カソード部25、制御電極24および高圧電極22とで4極管を構成するようにしたので、収束電極23および調整電極により、電子の収束効果を向上させ、画素に対応した制御をすることができる。
【0024】
また、本発明によれば、面カソード部25にマイナス電圧を印加し、面カソード部25に酸化マグネシウムの被膜よりなる補助カソード部を設け、補助カソード部25から2次電子を放出させて電子供給量を増加するようにしたので、面カソード部25周辺の電子密度を平坦にすることができ、電子供給量を増加させることができる。
【0026】
【実施例】
図1から図29に、この発明による画像表示装置および画像表示駆動方法の一実施例を示す。
【0027】
図1は、この発明による画像表示装置の実施例のグリッドチャージ型表示管の構造を示す外観斜視図である。図1Aに、一実施例のグリッドチャージ型表示管1の基本例の外観を示す。図1Aにおいて、枠2に囲まれるようにして、枠2の上端部に、板状の表示部3が設けられる。表示部3には、アノード4が設けられていて、高電圧を供給するようになっている。
【0028】
また、枠2の下端部には、枠2の2つの辺の外側に沿うようにして、Xグリッド5およびYグリッド6が設けられている。Xグリッド5およびYグリッド6は、図示しないカソード面から供給される電子を制御する制御電極である。
【0029】
図1Bに、他の実施例としての2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管10の外観を示す。図1Bに示すものは図1Aに示すものの具体的な例である。図1Bにおいて、枠2の下端部には、枠2の2つの辺の外側に沿うようにして、Xアドレスグリッド11および基準電圧端子12、Yアドレスグリッド13および入力端子14がそれぞれ設けられている。
【0030】
図1Bに示す2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管10が図1Aに示すグリッドチャージ型表示管1と異なる点は、Xアドレスグリッド11および基準電圧端子12、Yアドレスグリッド13および入力端子14により、制御電圧のチャージ座標を2進符号で入力できる点である。
【0031】
図2は、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の構造を示す図である。図2Aに、グリッドチャージ型表示管1の概略断面図を示す。図2Aにおいて、最上面には、表面ガラス20が設けられていて、その裏面には、蛍光体21が表面ガラス20とアノード22とに挟まれるようにして設けられている。
【0032】
アノード22から所定距離を経て、収束グリッド23が設けられていて、その裏面には、X−Yグリッド24が設けられている。さらに、X−Yグリッド24から所定距離を経て、カソード25が設けられていて、カソード25から所定距離を経て、ヒーター26が設けられていて、ヒーター26から所定距離を経て、最下面に背面ガラス27が設けられている。このように、各部材は板状体から構成されている。真空内に、電極がすべて封入された構造になっていて、光は表面ガラスを透過して外部に出る。
【0033】
図2Bに、X−Yグリッドの構成を示す。Xグリッド28およびYグリッド29はそれぞれ格子状の板材からなり、直行して組み合わされていて、その接合部に電子通過孔30を有している。
【0034】
図2Cに、X−Yグリッドの等価回路を示す。Xグリッド28およびYグリッド29の接合部は、それぞれ電子通過孔30、容量体としてのコンデンサCおよびダイオードDから構成される。
【0035】
図3において、この例のグリッドチャージ型表示管の動作を説明する。図3Aにおいて、XグリッドX−1,X−2,X−3,X−4,・・・,X−nとYグリッドY−1,Y−2,Y−3,Y−4,・・・,Y−nとの接合部に設けられた電子通過孔は、Xグリッド方向に、GH−1−1,GH−1−2,GH−1−3,・・・とし、Yグリッド方向に、GH−1−1,GH−2−1,GH−3−1,・・・とする。このXグリッド郡およびYグリッド郡のうちの1つがサンプルされ、アクティブ電位が印加される。
【0036】
ここで、図3に示すXグリッドおよびYグリッドの各々に、図4A、図4Bに示すような駆動電圧を供給する。このとき、XグリッドX−1およびYグリッドY−1の駆動電圧、電子通過孔(グリッドホール)GH−1−1の電位は、図3Bに示すようになる。つまり、電子通過孔GH−1−1には、YグリッドY−1の駆動電圧が供給されると、矢印で示すように、XグリッドX−1の駆動電圧との差の電圧を充電するようになる。この場合、YグリッドY−1には、輝度に対応する電位、つまり入力信号を供給すると、この輝度に対応する電位が充電されることになる。
【0037】
図3CにXグリッドX−nおよびYグリッドY−mの接合部の等価回路を示す。電子通過孔GHには、以下のような電価が充電される。YグリッドY−mに供給された電圧は、ダイオードDを通過して、コンデンサCに蓄えられる。コンデンサCには、XグリッドX−nとYグリッドY−mの電圧の和が蓄えられる。
【0038】
つまり、電子通過孔GHには、コンデンサCに蓄えられた電価がXグリッドX−nのプラス電位へのスイッチングによって加算されて表れる。この電位により、電子通過孔GHは、カットオフ電位を超えて電子を通過させるようになる。
【0039】
電子通過孔GHを通過した電子は、アノードに印加された高圧に引かれて加速し、アノードを透過して蛍光体にエネルギーを供給して、発光するように制御される。
【0040】
図5において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を3極管とした構成を示す。図5において、3極管型表示管の概略断面図を示す。図5において、最上面には、表面ガラス50が設けられていて、その裏面には、蛍光体51が表面ガラス50とアノードとしてのメタルバックからなる高圧電極52とに挟まれるようにして設けられている。
【0041】
高圧電極52から所定距離を経て、Xグリッド53、Yグリッド54が設けられている。さらに、Xグリッド53、Yグリッド54から所定距離を経て、カソード55が設けられていて、カソード55から所定距離を経て、ヒーター56が設けられていて、ヒーター56から所定距離を経て、最下面に背面ガラス57が設けられている。このように、各部材は板状体から構成されている。そして、高圧電極52、Xグリッド53およびYグリッド54からなる制御電極、カソード55とで3極管を構成している。
【0042】
図6において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を多極管とした構成を示す。図6において、多極管型表示管の概略断面図を示す。図6において示した多極管型表示管が図5に示した3極管型表示管と異なる点は、高圧電極62から所定距離を経て、Xグリッド63、Yグリッド64の上方に、収束電極68を設けた点である。このように、各部材は板状体から構成されている。この場合、高圧電極62、収束電極68、Xグリッド63およびYグリッド64からなる制御電極、カソード65とで4極管を構成している。
【0043】
上例の図5および図6において、いずれも真空内に、電極がすべて封入された構造になっていて、光は表面ガラスを透過して外部に出る。図6の場合、収束電極に替えて、加速電極を設けても良い。また、収束電極に加えて、アライメント電極を設けても良い。
【0044】
また、上例において、カソード25にマイナス電圧を印加し、カソード25に酸化マグネシウムの被膜よりなる補助カソード部を設け、補助カソード部から2次電子を放出させて電子供給量を増加するようにしてもよい。これにより、カソード25周辺の電子密度を平坦にすることができ、電子供給量を増加させることができる。
【0045】
図7および図8において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を3極管とした動作を説明する。図7におけるA〜F点の電位は、図8におけるA〜Fで示す。図7および図8において、蛍光体としてのアノード70には、高電圧75、Aアノード高電圧が印加されている。このとき、高電圧Aは、輝度を得るに十分な高い電圧であることが要求される。
【0046】
Xグリッド71は、Xスイッチ76により、大電源E1を印加したアクティブ状態と、小電源E2を印加したノーマル状態とに切り換えられる。同様に、Yグリッド72は、Yスイッチ77により、大電源E1を印加したアクティブ状態と、小電源E2を印加したノーマル状態とに切り換えられる。Xスイッチ76およびYスイッチ77は、X制御信号X−CONTおよびY制御信号Y−CONTにより切り換えられる。また、Yスイッチ77により、小電源E2を印加したノーマル状態に切り換えととき、コントラスト調整器79によりコントラストを調整できる。
【0047】
カソード73はヒーター74により加熱される。カソード73は明るさ調整器78により明るさを調整できる。カソード73にはのこぎり波状の駆動電圧が供給される。こののこぎり波の最低電位はゼロボルトである。チャージ電位Cは、Yグリッドアクティブ電位Eにより、信号電位Fをサンプルして、この電位がチャージされる。Xグリッドアクティブ電位B’およびYグリッドノーマル電位E’は同電位で、十分低い電位に保たれ、信号電位Fからこの電位に流れ込む電荷により画素単位にチャージ電位Cを蓄積する。チャージ電位Cは次にチャージされるまでの間に適当に、自己放電する。この放電時間は、Yグリッドノーマル電位Eによってある範囲で調整できる。
【0048】
また、カソード73には、のこぎり波状のカソード駆動電位Dが印加される。このとき、のこぎり波の最低電位は、概ゼロボルトである。Yグリッドビームカットオフ電位は、点線で示すようになっていて、この電位になったときに、ビームをカットするものである。Xグリッドノーマル電位Bは、Yグリッドビームカットオフ電位の近くに保たれ、信号に対する影響を小さくする。これは明るさのベースを決めるものである。
【0049】
図9、図10および図11において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの構造を示す。まず、図9においては、N型半導体93を容量体としてのコンデンサの電極として用いた例を示す。つまり、P型半導体92とXグリッド90との間はコンデンサとなるが、このコンデンサの電極をN型半導体93としたものである。Xグリッド90およびYグリッド91は良導体で構成されている。N型半導体93とP型半導体92との間は、誘電体94を挟んでダイオードとなる。
【0050】
図10においては、コンデンサの電極を、良導体105で形成し、これにダイオード層106を別付けしたものである。ダイオード層106はN型半導体103とP型半導体102で構成される。Xグリッド100は、良導体の表面を絶縁処理したものである。
【0051】
図11においては、図10において示したものと構成物は同じで、Yグリッド112をダイオード層115とともに、図示しないカソードの反対側に移したものである。
【0052】
図12において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの製造方法を示す。図12Aにおいて、銅またはアルミニウム等の板の一方の面を絶縁処理し、他方の面をフォトレジスト処理をして、Xグリッド120とする。図12Bにおいて、銅またはアルミニウム等の板の一方の面を絶縁処理し、他方の面をフォトレジスト処理をして、Yグリッド121とする。
【0053】
図12Cにおいて、図12Aにおいて示したXグリッド120および図12Bにおいて示したYグリッド121の両絶縁面を合わせて、絶縁層122を中心にして張り合わせる。図12Dにおいて、Yグリッド121側のみエッチングし、先端をマスクシート123でマスクする。マスク処理はレジスト材を塗布しても良い。
【0054】
図12Eにおいて、Yグリッド121にP型層124を蒸着し、Xグリッド120にN型層125を蒸着する。図12Fにおいて、Xグリッド120をエッチングし、先端をマスクする。このエッチング時に底に残留しているN型およびP型層を除去する。図12Gにおいて、Xグリッド120に誘電体層126を塗布する。次に、良導体層127を蒸着する。最後にマスクをはがす。
【0055】
図13において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの他の製造方法を示す。図13において示すX−Yグリッドの他の製造方法が、図12において示すX−Yグリッドの製造方法と異なる点は、以下の通り3点である。第1に、図18Bにおいて、銅またはアルミニウム等の板の両面を絶縁処理し、一方の面をフォトレジスト処理をして、Yグリッド181とする点である。
【0056】
第2に、図18Cにおいて、図18Aにおいて示したXグリッド180および図18Bにおいて示したYグリッド181の両絶縁面を合わせて、絶縁層182を中心にして張り合わせ、下面の絶縁層182の最下面に感光材層183が設けられた点である。第3に、図18Dにおいて、Yグリッド181側のみエッチングし、先端にレジスト材を塗布してレジストマスク184を設ける点である。
【0057】
図14において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターの例を示す。図13において、グリッドチャージ型表示管130には、高電圧入力端子131、ヒーター入力端子132、カソード入力端子133、Xグリッド入力端子134、Yグリッド入力端子135が設けられている。また、電源回路136には、高圧出力端子137、ヒーター電源出力端子138、グランド端子GRN、電源電圧端子+VCC、基準電圧端子−V1、基準電圧端子−V2がそれぞれ設けられている。
【0058】
図15において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターのドライブ回路例を示す。図15において、映像信号入力端子VIDEO INより入力された映像信号は、アンプ140で増幅された後に、Yドライブ回路152でインピーダンス変換等を行い、Yグリッド入力端子135に供給される。アンプ140は調整器149で増幅率を調整できる。Yドライブ回路152は、デコーダ148の出力をベースに入力し、エミッタを電源電圧端子+VCCに接続してプルアップしたPNPトランジスタT1Y,・・・,TmY,およびアンプ140の出力を抵抗器R1Y,・・・,RmYを介してベースに入力し、PNPトランジスタT1Y,・・・,TmYのコレクトをコレクタに接続し、エミッタをYグリッド入力端子135に接続すると共に、抵抗器R1Y’,・・・,RmY’を介して基準電圧端子−V1に接続してプルダウンしたNPNトランジスタT1Y’,・・・,TmY’から構成されるエミッタフォロアのドライブ回路である。
【0059】
また、映像信号は、同期信号分離回路141により、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vに分離され、水平同期信号Hは位相比較器143の一方の入力端子に入力される。位相比較器143の出力は、電圧制御発振器144およびカウンタ147を経て位相比較器143の他方の入力端子に入力される。
【0060】
また、水平同期信号Hはのこぎり波発振回路142に供給され、輝度調整器150で輝度を調整し、γ調整器151でγカーブを調整し、のこぎり波のリニアリティを補正する。のこぎり波発振回路142の出力としてののこぎり波は、カソード入力端子133に供給される。
【0061】
垂直同期信号Vは、カウンタ145のカウント入力端子CUに供給され、水平同期信号Hはリセット入力端子RESETに供給される。カウンタ145のカウント出力は、デコーダ146に供給される。デコーダ146の出力は、Xドライブ回路153を経てXグリッド入力端子134に供給される。Xドライブ回路153は、デコーダ146の出力をベースに入力し、コレクタをXグリッド入力端子134に接続すると共に抵抗器R1X,・・・,RmXを介して基準電圧端子−V1に接続してプルアップし、エミッタを基準電圧端子−V2に接続してプルダウンしたNPNトランジスタT1Y’,・・・,TmY’から構成される。
【0062】
図16において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターの他の例を示す。図16において示すグリッドチャージ型表示管160が図14において示すグリッドチャージ型表示管130と異なる点は、Xアライメント入力端子161およびYアライメント入力端子162、フォーカス入力端子163、Xアライメント調整器164、Yアライメント調整器165、フォーカス調整器166を設けた点である。また、図16において示す電源ユニット153が図14において示す電源ユニット136と異なる点は、基準電圧端子+Vを設けた点である。
【0063】
なお、このときに使用するグリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターのドライブ回路例は図15において示したドライブ回路と同じものである。
【0064】
次に、この発明による画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管について述べる。2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管の構造については、既に図1Bに示してあるので、ここでは省略する。
【0065】
また、2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管の概略断面図については、既に図2Aに示してあるので、ここでは省略する。
【0066】
このような、2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管の基本的な動作は、既に示したグリッドチャージ型表示管の動作と同じであるが、異なる点は、グリッドチャージ座標を2進符号で入力できるようにした点である。
【0067】
特長としては、まず第1に、X−Yグリッド製造時に、同時にアドレスデコーダを制作してしまうことにより、表示管からの電極ピン数が減るため、ICピッチや、コネクター類等のスタンダードピッチで電極配置をすることができる点である。これにより、プリント基板にマウントすることが容易にできるようになる。
【0068】
第2に、2進符号入力であるが、1ディジットに対して、正転および反転の2本の電極を用いることにより、電極は、抵抗、コンデンサ、ダイオードからなる簡易構造とすることができる点である。これにより、製作工程および製造設備の簡素化、低価格化を図ることができる。
【0069】
次に、X−Yグリッドの製造方法について述べる。図12および図13と共通する点については説明を省略する。図12および図13において示したX−Yグリッドの製造方法と異なる点は、まず第1に、図12Aおよび図13Aにおいて、この場合、グリッド形状に合わせたパターンの延長上に、各々のグリッド番地接地部が残るようにフォトレジストする点である。
【0070】
また、第2に、図12E,Fおよび図13E,Fにおいて、この場合、Xグリッド180およびYグリッド181を作成した後に、番地接地部にフォトレジスト材を塗布し、グリッド番号に合わせて接触部の地肌が出るようにしてエッチングする点である。さらに、第3に、図12E,Fおよび図13E,Fにおいて、半導体層を蒸着した後に、アドレス電極を取り付けるようにする点である。
【0071】
図17において、この発明による画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のYグリッド入力部を示す。図17Aは平面図であり、図17Aにおいて、Yグリッド170には、これと直行してYグリッドアドレス入力電極171が、2進数で、正転および反転について2ディジットずつ設けられている。また、左端部に、輝度入力電極172が設けられている。
【0072】
図17Bに側面図を示す。図17Bにおいて、Yグリッド170の上端面の左右両端部は絶縁層173および174で被覆されていて、左端部は、絶縁層173の上に抵抗被膜175が設けられている。また、Yグリッドアドレス入力電極171は、導電体178からなり、Yグリッド170との接合部には、半導体としてのP層176およびN層177を設けている。
【0073】
図17Cに等価回路を示す。1ライン分の等価回路は、輝度入力電極172から抵抗Rを介して各Yグリッドアドレス入力電極171へ向けて順方向に、ダイオードDを設ける構成となる。
【0074】
図18において、この発明による画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のYグリッドの動作を示す。Yグリッド170が1〜8までに対して、2進コードとして、・・・0001〜・・・1000をYグリッドアドレス入力電極171に入力する例として、Yグリッド170との接合部に、P層176およびN層177を設ける場合は、×印で導通が無いことを意味し、設けない場合は、○印で導通があることを意味するようにする。
【0075】
図19において、この発明による画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のXグリッド入力部を示す。図19Aは平面図であり、図19Aにおいて、Xグリッド190に直行してXグリッドアドレス入力電極191が設けられていて、左端部には、基準電圧電極−V2が設けられていて、右端部には、Yグリッド192が設けられている。
【0076】
図19Bに側面図を示す。図19Bにおいて、Xグリッド190の上端面の左右両端部は絶縁層193および194で被覆されていて、左端部は、絶縁層193の上に抵抗被膜195が設けられている。また、Xグリッドアドレス入力電極191は、導電体198からなり、Xグリッド190との接合部には、半導体としてのP層196およびN層197を設けている。
【0077】
図19Cに等価回路を示す。1ライン分の等価回路は、各Yグリッドアドレス入力電極171から抵抗Rを介して基準電圧電極−V2へ向けて順方向に、ダイオードDを設ける構成となる。
【0078】
図20において、この発明による画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のXグリッドの動作を示す。Xグリッド190が1〜7までに対して、2進コードとして、・・・0001〜・・・0111をXグリッドアドレス入力電極191に入力する例として、Xグリッド190との接合部に、P層196およびN層197を設ける場合は、×印で導通が無いことを意味し、設けない場合は、○印で導通があることを意味するようにする。
【0079】
図21において、この発明による画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターの回路図を示す。図21において、2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管200には、高電圧入力端子131、ヒーター入力端子132、カソード入力端子133、Xアライメント調整器164およびXアライメント入力端子161、Yアライメント調整器165およびYアライメント入力端子162、フォーカス調整器166およびフォーカス入力端子163が設けられている。さらに、Xアドレス入力端子201、Yアドレス入力端子203、映像信号入力端子202、基準電圧端子−V2が設けられている。
【0080】
また、電源回路210には、高圧出力端子137、ヒーター電源出力端子138、グランド端子GRN、電源電圧端子+VCC、基準電圧端子+V、基準電圧端子−V1、基準電圧端子−V2がそれぞれ設けられている。
【0081】
図21において、映像信号入力端子VIDEO INより入力された映像信号は、コントラスト調整器205を有するアンプ204および輝度調整器207を有する213で増幅された後に、映像信号入力端子202に供給される。アンプ204および206においては、それぞれコントラスト調整器205および輝度調整器207により、コントラストおよび輝度が調整可能になっている。アンプ206には、電源電圧端子+VCCより電源電圧が供給されていて、基準電圧端子−V1より基準電圧が供給されている。
【0082】
また、映像信号は、同期信号分離回路208により、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vに分離され、水平同期信号Hは位相比較器209の一方の入力端子に入力される。位相比較器209の出力は、電圧制御発振器210およびカウンタ212を経て位相比較器209の他方の入力端子に入力される。カウンタ212のカウント出力は、Xドライブ回路215に供給される。Xドライブ回路215は、カウンタ212の出力をベースに入力し、エミッタを基準電圧端子−V2に接続してプルダウンして、コレクタをXアドレス入力端子201に接続したNPNトランジスタT1X,T2X,・・・,TqXで構成される。
【0083】
また、水平同期信号Hはγ調整器213を有するのこぎり波発振回路214に供給される。γ調整器213では、のこぎり波のリニアリティを調整して発光のγカーブを補正する。のこぎり波発振回路214の出力としてののこぎり波は、カソード入力端子133に供給される。また、のこぎり波発振回路214には、電源電圧端子+VCCより電源電圧が供給されている。
【0084】
直同期信号Vは、カウンタ211のカウント入力端子CUに供給され、水平同期信号Hはリセット入力端子RESETに供給される。カウンタ211のカウント出力は、Yドライブ回路216に供給される。Yドライブ回路216は、カウンタ211の出力を抵抗器R1Y,R2Y,・・・,RPYを介してベースに入力し、コレクタを基準電圧端子−V1に接続してプルアップして、エミッタをYアドレス入力端子203に接続したNPNトランジスタT1Y,T2Y,・・・,TPYから構成されるドライブ回路である。また、トランジスタT1Y,T2Y,・・・,TPYのベースは、抵抗器R1Y’,R2Y’,・・・,RPY’を介して基準電圧端子−V2に接続される。
【0085】
図22において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の電子ビームの収束と輝点へのアライメントを示す。図22において、電子ビーム220は、電子通過孔221を通過した後に、上下に2つ配置された横方向に長い板状体からなるXアライメント上電極EXGPおよびXアライメント下電極EXGNを通過する。Xアライメント上電極EXGPおよびXアライメント下電極EXGNは、小電源E3および大電源E4と抵抗器Rとで構成されるXアライメント回路222により所定の電圧差を作り出し、これにより、電子ビームの進行を横方向、つまりX方向に微調整するものである。
【0086】
Xアライメント上電極EXGPおよびXアライメント下電極EXGNを通過した電子ビームは、正四角形の枠状体からなるフォーカス電極EMGを通過する。フォーカス電極EMGは、大電源E4と抵抗器Rとで構成されるフォーカス回路224により所定電圧を枠状体に供給し、電子ビームの収束を行うものである。
【0087】
フォーカス電極EMGを通過した電子ビームは、左右に2つ配置された縦方向に長い板状体からなるYアライメント左電極EYGPおよびYアライメント右電極EYGNを通過する。Yアライメント左電極EYGPおよびYアライメント右電極EYGNは、小電源E3および大電源E4と抵抗器Rとで構成されるYアライメント回路223により所定の電圧差を作り出し、これにより、電子ビームの進行を上下方向、つまりY方向に微調整するものである。
【0088】
上述した、Xアライメント上電極EXGPおよびXアライメント下電極EXGN、フォーカス電極EMG、Yアライメント左電極EYGPおよびYアライメント右電極EYGNとで、収束グリッドとしての3層電子レンズを構成し、蛍光体225において、画素単位の発光調整を行うことができる。上述の可変アライメントの範囲は、蛍光体225のピッチ分程度でよい。
【0089】
図23において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の収束グリッドの構造を示す。図23において、図23Aは正面図、図23Bは平面図、図23Cは左側面図を示す。Xアライメント上電極EXGPおよびXアライメント下電極EXGNは、それぞれ櫛歯状で、お互いの隙間に入り込むようにして構成されている。これと直行するようにYアライメント左電極EYGPおよびYアライメント右電極EYGNが同様に構成されている。フォーカス電極EMGはこれらに挟まれるようにして配置されている。
【0090】
図24において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の収束グリッドの製造方法を示す。図24Aにおいて、両面をアルマイト処理241、242により絶縁処理を施したアルミニウム板240に感光レジスト材243を塗布する。図24Bにおいて、電子通過孔244だけ光を通すマスクをかけて露光し、電子通過孔244部分のレジスト材を除去し、エッチング処理により電子通過孔244をあける。
【0091】
図24Cにおいて、偏向パターンマスク245をパターン面246および他方の面の各々両面にかけて、パターン面246のみがアルミ蒸着されるように、真空アルミ蒸着する。図24Dにおいて、偏向パターンマスク245をはがす。図24Eにおいて、パターン面246に銅メッキ247、248を施し、必要なメッキ厚を得る。
【0092】
また、ディスチャージ回路の無いグリッドチャージ型表示管では、輝点対応のグリッド内のコンデンサCのばらつきが、輝度の変化に直接影響を与えることがある。これを改善するために、ディスチャージ回路を設けるようにしても良い。
【0093】
図25において、この発明による画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージなしの等価回路を示す。図25において、YグリッドY−nとXグリッドX−mとの間のグリッドホールm・nには、YグリッドY−nからXグリッドX−mへの方向を順方向とするダイオードDおよびコンデンサCが設けられる。YグリッドY−nとXグリッドX−m+1との間のグリッドホールm・n+1には、YグリッドY−nからXグリッドX−m+1への方向を順方向とするダイオードDおよびコンデンサCが設けられる。
【0094】
同様にして、YグリッドY−n+1とXグリッドX−mとの間のグリッドホールm+1・nには、YグリッドY−n+1からXグリッドX−mへの方向を順方向とするダイオードDおよびコンデンサCが設けられる。YグリッドY−n+1とXグリッドX−m+1との間のグリッドホールm+1・n+1には、YグリッドY−nからXグリッドX−m+1への方向を順方向とするダイオードDおよびコンデンサCが設けられる。
【0095】
図26において、この発明による画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きの等価回路を示す。図26において、YグリッドY−nとXグリッドX−mとの間のグリッドホールm・nには、YグリッドY−nからXグリッドX−mへの方向を順方向とするダイオードD1およびコンデンサCが設けられる。ここで、YグリッドY−nからRグリッドR−mへの方向を順方向とするダイオードD2が設けられる。
【0096】
また、YグリッドY−nとXグリッドX−m+1との間のグリッドホールm・n+1には、YグリッドY−nからXグリッドX−m+1への方向を順方向とするダイオードD1およびコンデンサCが設けられる。ここで、YグリッドY−nからRグリッドR−m+1への方向を順方向とするダイオードD2が設けられる。
【0097】
同様にして、YグリッドY−n+1とXグリッドX−mとの間のグリッドホールm+1・nには、YグリッドY−n+1からXグリッドX−mへの方向を順方向とするダイオードD1およびコンデンサCが設けられる。ここで、YグリッドY−n+1からRグリッドR−mへの方向を順方向とするダイオードD2が設けられる。
【0098】
また、YグリッドY−n+1とXグリッドX−m+1との間のグリッドホールm+1・n+1には、YグリッドY−nからXグリッドX−m+1への方向を順方向とするダイオードD1およびコンデンサCが設けられる。ここで、YグリッドY−n+1からRグリッドR−m+1への方向を順方向とするダイオードD2が設けられる。
【0099】
図27において、この発明による画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドの制御動作を示す。図27において、XグリッドX−mの電圧は、映像信号の第M水平期間において、−V2にセットされ、他の期間は−V1に保たれる。YグリッドY−nの電圧は、1水平期間内を複数分割したうちのn番目のクロック時点のみ、映像信号レベルがセットされ、他の期間は−V1に保たれる。
【0100】
ディスチャージ付きRグリッドR−mの電圧は、映像信号の第M水平同期の立ち下がり直後のτ期間だけ−V2に保たれ、他の期間はグリッドホールのマキシマム電位より高い電位、つまり、ほぼグランド電位GRNに保たれる。ここで、−V2、−V1、カットオフ電位、グランド電位GRNは、絶対的な電位ではなく、グリッドチャージ型表示管固有の値として範囲が決まる相対的な電位である。
【0101】
このようにして、Rグリッドから電荷を放電するようにするディスチャージ付き回路を設けることにより、コンデンサCのばらつきをなくすように調整することができる。
【0102】
図28において、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドを有するものの構造を示す。図28Aは、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドを有するものの構造を示す斜視図である。図28Aに、この例のディスチャージ回路付きグリッドチャージ型表示管280の基本例の外観を示す。図28Aにおいて、枠282に囲まれるようにして、枠282の上端部に、板状の表示部281が設けられる。表示部281には、アノード283が設けられていて、高電圧を供給するようになっている。
【0103】
枠282の下端部には、枠282の第1の辺には、Xアドレスグリッド286、基準電圧端子−V2、グランド端子GRN、Rアドレスグリッド287が設けられている。また第2の辺には、Yアドレスグリッド284および映像信号入力端子285がそれぞれ設けられている。
【0104】
図28Aに示すディスチャージ回路付きグリッドチャージ型表示管280が図1Bに示す2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管10と異なる点は、グランド端子GRN、Rアドレスグリッド287が設けられている点である。
【0105】
図28Bは、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドを有するものの構造を示す図である。図28Bにおいて、グリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドを有するものの概略断面図を示す。図28Bにおいて、最上面には、表面ガラス288が設けられていて、その裏面には、蛍光体289が表面ガラス288とメタルバックアノード290とに挟まれるようにして設けられている。
【0106】
メタルバックアノード290から所定距離を経て、フォーカスおよびアライメントグリッド291が設けられていて、その裏面には、チャージ制御グリッド292が設けられている。さらに、チャージ制御グリッド292から所定距離を経て、カソード293が設けられていて、カソード293から所定距離を経て、ヒーター294が設けられていて、ヒーター294から所定距離を経て、最下面に背面ガラス295が設けられている。このように、各部材は板状体から構成されている。真空内に、電極がすべて封入された構造になっていて、光は表面ガラスを透過して外部に出る。
【0107】
図28Cに、チャージ制御グリッドの構成を示す。Xグリッド298、Rグリッド296、Yグリッド299はそれぞれ格子状の板材からなり、Xグリッド298およびRグリッド296と、Yグリッド299とが直行して組み合わされていて、その接合部に電子通過孔297を有している。
【0108】
図29は、この発明による画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドを有するもののチャージ制御グリッドの構造を示す概略斜視図である。図29Aにおいて、チャージ制御グリッド300は、基台301の一方の側に、にコンデンサCのカソードとしての良導体層302、誘電体層303、コンデンサCのアノード、つまり、グリッドホールの表面としての良導体層304を形成している。
【0109】
他方の側の上端面には、図29Bにおいて部分拡大図を示すように、良導体層305の内側に絶縁物319を挟むようにして、N型材層306、P型材層307、Yグリッド322と、良導体層305、誘電体層308、良導体層309を形成している。
【0110】
また、一方の側の下端面には、図29Dにおいて部分拡大図を示すように、良導体層315の内側に、絶縁物319を挟むようにして、良導体層321、誘電体層312と、Rグリッド318、N型材層317、P型材層316を形成している。
【0111】
他方の側の下端面には、コンデンサCのアノードとしての良導体層311の内側に、誘電体層312、コンデンサCのカソードとしての良導体層313、Xグリッド314が形成されている。また、図29Cにおいて、概略平面図を示すように、電子通過孔310は形成されている。
【0112】
上例のグリッドチャージ型表示管は、例えば、壁掛け型テレビ受像機、デスクトップ型パソコンのディスプレイ、屋外使用のモニターテレビジョン、超大型テレビジョン、駅前道路案内表示板、車載用テレビモニターなどに使用できる。
【0113】
上例によれば、制御電極としてのX−Yグリッド24の電子通過孔30を有する板状2層導体格子としてのXグリッド、Yグリッドの交点に設けられた容量体Cに面カソード部としてのカソード25から供給された電子を制御する制御電圧を蓄積し、電子を制御電圧で制御し、発光部としての蛍光体21により発光させるようにしたので、制御電圧により常時電子が供給され、発光を継続することができ、高圧電極としてのアノード22の電位を低くでき、しかも、板状体のみで構成できることにより軽量で薄型の画像表示装置を構成することができる。
【0114】
また、上例によれば、面カソード部としてのカソード25、制御電極としてのX−Yグリッド24および高圧電極としてのアノード22とで3極管を構成するようにしたので、構成が簡単になるため、容易に大型化することができ、しかも、製造設備の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。
【0115】
また、上例によれば、制御電極としてのX−Yグリッド24と高圧電極としてのアノード22との間に電子を加速させる加速電極を設けて面カソード部としてのカソード25、制御電極24および高圧電極22とで4極管を構成するようにしたので、加速電極により、一層、電子の供給を増加させ、発光をより継続することができる。
【0116】
また、上例によれば、制御電極としてのX−Yグリッド24と高圧電極としてのアノード22との間に電子を収束させる収束電極23および電子の方向を調整する調整電極としてのアライメント電極を設けて面カソード部としてのカソード25、制御電極としてのX−Yグリッド24および高圧電極としてのアノード22とで4極管を構成するようにしたので、収束電極23および調整電極としてのアライメント電極により、電子の収束効果を向上させ、画素に対応した制御をすることができる。
【0117】
また、本発明によれば、面カソード部としてのカソード25にマイナス電圧を印加し、面カソード部としてのカソード25に酸化マグネシウムの被膜よりなる補助カソード部を設け、補助カソード部25から2次電子を放出させて電子供給量を増加するようにしたので、面カソード部としてのカソード25周辺の電子密度を平坦にすることができ、電子供給量を増加させることができる。
【0118】
また、本発明によれば、板状体の面全体から電子を供給する面カソード部としてのカソード73にゼロボルト電位を最低電位とする中電位ののこぎり波状の駆動電圧Dを印加し、板状2層導体格子の交点に容量体Cを形成し、交点に電子通過孔30を有し、面カソード部73から供給された電子を制御する制御電極71、72に少なくともマイナスレベルの低電位の制御電圧B’,E’を印加し、制御電極Xグリッド71、Yグリッド72の電子通過孔30を通過した電子を引き寄せるように、高圧電極としてのアノード70に高電位の平坦な電圧Aを印加するので、電子が発光体を刺激して発光させる発光部における輝度のリニアリティを調整することができる。
【0119】
【発明の効果】
本発明によれば、制御電極の電子通過孔を有する板状2層導体格子の交点に設けられた容量体に面カソード部から供給された電子を制御する制御電圧を蓄積し、電子を制御電圧で制御し、発光部により発光させるようにしたので、制御電圧により常時電子が供給され、発光を継続することでき、高圧電極の電位を低くでき、しかも、板状体のみで構成できることにより軽量で薄型の画像表示装置を構成することができる。
【0120】
また、本発明によれば、面カソード部、制御電極および発光部とで3極管を構成するようにしたので、構成が簡単になるため、容易に大型化することができ、しかも、製造設備の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。
【0121】
また、本発明によれば、制御電極と発光部との間に電子を加速させる加速電極を設けて上記面カソード部、上記制御電極および上記発光部とで4極管を構成するようにしたので、加速電極により、一層電子の供給を増加させ、発光をより低いアノード電圧で継続することができる。
【0122】
また、本発明によれば、制御電極と発光部との間に電子を収束させる収束電極および電子の方向を調整する調整電極を設けて上記面カソード部、上記制御電極および上記発光部とで4極管を構成するようにしたので、収束電極および調整電極により、電子の収束効果を向上させ、画素に対応した制御をすることができる。
【0123】
また、本発明によれば、面カソード部にマイナス電圧を印加し、面カソード部に酸化マグネシウムの被膜よりなる補助カソード部を設け、補助カソード部から2次電子を放出させて電子供給量を増加するようにしたので、面カソード部周辺の電子密度を平坦にすることができ、電子供給量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像表示装置の実施例のグリッドチャージ型表示管の外観斜視図であり、図1Aはグリッドチャージ表示管を示すものであり、図1Bは2進アドレス入力型グリッドチャージ表示管を示すものである。
【図2】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の構造を示す図であり、図2Aはグリッドチャージ型表示管の概略断面図であり、図2BはX−Yグリッドの平面図、右側面図および底面図であり、図2CはX−Yグリッドの等価回路を示す図である。
【図3】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の動作を説明する図であり、図3AはX−YグリッドおよびグリッドホールGHを説明する図であり、図3BはX−YグリッドとグリッドホールGHの電位を示す図であり、図3CはX−YグリッドとグリッドホールGHの等価回路を示す図である。
【図4】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の動作を説明する図であり、図4AはXグリッドの駆動電圧を示す図であり、図4BはYグリッドの駆動電圧を示す図である。
【図5】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を3極管型表示管とした構成を示す概略断面図である。
【図6】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を多極管型表示管とした構成を示す概略断面図である。
【図7】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を3極管型表示管とした動作を説明する図である。
【図8】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を3極管型表示管とした動作を説明する図である。
【図9】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの構造を示す図である。
【図10】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの構造を示す図である。
【図11】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの構造を示す図である。
【図12】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの製造方法を示す図である。
【図13】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管のX−Yグリッドの他の製造方法を示す図である。
【図14】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターの例を示す図である。
【図15】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターのドライブ回路を示す図である。
【図16】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターの他の例を示す図である。
【図17】この発明の画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のYグリッド入力部を示す図である。
【図18】この発明の画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のYグリッドの動作を示す図である。
【図19】この発明の画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のXグリッド入力部を示す図である。
【図20】この発明の画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管のXグリッドの動作を示す図である。
【図21】この発明の画像表示装置の他の実施例の2進アドレス入力型グリッドチャージ型表示管を用いたテレビモニターのドライブ回路を示す図である。
【図22】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の電子ビームの収束と輝点へのアライメントを示す図である。
【図23】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の収束グリッドの構造を示す図であり、図23Aは正面図であり、図23Bは平面図であり、図23Cは左側面図である。
【図24】この発明の画像表示装置の一実施例のグリッドチャージ型表示管の収束グリッドの製造方法を示す図である。
【図25】この発明の画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ無しの等価回路を示す図である。
【図26】この発明の画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管をディスチャージ付きの等価回路を示す図である。
【図27】この発明の画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドの制御動作を示す図である。
【図28】この発明の画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドを有するものの構造を示す図であり、図28Aは外観斜視図であり、図28Bは概略断面図であり、図28Cはチャージ制御グリッドの平面図、底面図および右側面図である。
【図29】図29Aはこの発明の画像表示装置の他の実施例のグリッドチャージ型表示管のディスチャージ付きグリッドを有するもののチャージ制御グリッドの構造を示す概略断面図であり、図29Bおよび図29Dは部分拡大図であり、図29Cは概略平面図である。
【符号の説明】
1 グリッドチャージ表示管
2 枠
3 表示部
4 アノード
5 Xグリッド
6 Yグリッド
10 2進アドレス入力型グリッドチャージ表示管
11 Xアドレスグリッド
12 基準電圧端子
13 Yアドレスグリッド
14 入力端子
20 表面ガラス
21 蛍光体
22 アノード
23 収束グリッド
24 X−Yグリッド
25 カソード
26 ヒーター
27 背面ガラス
28 Xグリッド
29 Yグリッド
30 電子通過孔
X−1,X−2,X−3,X−4,・・・,X−n Xグリッド
Y−1,Y−2,Y−3,Y−4,・・・,Y−n Yグリッド
GH−1−1,GH−1−2,GH−1−3,GH−1−1,GH−2−1,GH−3−1 電子通過孔(グリッドホール)
D ダイオード
C コンデンサ
50 表面ガラス
51 蛍光体
52 高圧電極(メタルバック)
53 Xグリッド
54 Yグリッド
55 カソード
56 ヒーター
57 背面ガラス
60 表面ガラス
61 蛍光体
62 高圧電極
63 Xグリッド
64 Yグリッド
65 カソード
66 ヒーター
67 背面ガラス
68 収束電極
70 アノード
71 Xグリッド
72 Yグリッド
73 カソード
74 ヒーター
75 高電圧
76 Xスイッチ
77 Yスイッチ
78 明るさ調整器
79 コントラスト調整器
E1 大電源
E2 小電源
A アノード高電位
B Xグリッドノーマル電位
C チャージ電位
D カソード駆動電位
E Yグリッドアクティブ電位
F 信号電位
B’ Xグリッドアクティブ電位
E’ Yグリッドノーマル電位
90 Xグリッド
91 Yグリッド
92 P型半導体
93 N型半導体
94 誘電体
100 Xグリッド
101 Yグリッド
102 P型半導体
103 N型半導体
104 誘電体
105 良導体
106 ダイオード層
110 Xグリッド
111 Xグリッド絶縁層
112 Yグリッド
113 N型半導体
114 P型半導体
115 ダイオード層
116 誘電体
117 良導体
120 Xグリッド
121 Yグリッド
122 絶縁層
123 マスクシート
124 P型層
125 N型層
126 誘電体層
127 良導体層
128 感光材層
129 レジストマスク

Claims (5)

  1. 板状体の面全体から電子を供給する面カソード部と、
    板状2層導体格子をなす第 1 及び第2の電極の交点に、上記第 1 の電極にダイオード層を介して接続された上記電子通過孔部を有し、該電子通過孔部と上記第2の電極との間に容量体が形成された制御電極と、
    板状の発光体を有し、上記発光体に高圧を印加する高圧電極を設け、上記制御電極の上記電子通過孔を通過した上記電子を上記高圧電極で引き寄せて、上記電子が上記発光体を刺激して発光する発光部とを備え、
    上記制御電極は、上記第 1 の電極から供給される映像信号の電位に対応する電荷を上記容量体に蓄積し、上記面カソード部から供給された上記電子を制御して上記発光部の発光体を発光させると共に、上記映像信号に同期した所定の周期で上記容量体に蓄積された電荷を放電するディスチャージ手段を有する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、
    上記面カソード部、上記制御電極および上記高圧電極とで3極管を構成するようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1記載の画像表示装置において、
    上記制御電極と上記高圧電極との間に上記電子を加速させる加速電極を設けて上記面カソード部、上記制御電極および上記高圧電極とで4極管を構成するようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1記載の画像表示装置において、
    上記制御電極と上記高圧電極との間に上記電子を収束させる収束電極および上記電子の方向を調整する調整電極を設けて上記面カソード部、上記制御電極および上記高圧電極とで4極管を構成するようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1記載の画像表示装置において、
    上記面カソード部にマイナス電圧を印加し、上記面カソード部に酸化マグネシウムの被膜よりなる補助カソード部を設け、上記補助カソード部から2次電子を放出させて電子供給量を増加するようにしたことを特徴とする画像表示装置。
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