JP3670280B2 - ウシの乳房炎の予防および治療方法 - Google Patents
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Description
乳房炎は、哺乳動物の乳腺の炎症疾患である。獣医薬において、最も重要でかつ最もしばしば出会う乳房炎は、乳牛の乳房炎である。
乳牛は、乳生産に対し高度に特殊化されている。彼らは、子牛を養うために必要とされる以上にはるかに多くの乳を出す。このすばらしい生産および24時間中2回又は多くて3回乳牛を搾乳することは、彼らの乳腺を細菌感染にかゝらせやすい。加えて、彼らは牛から牛に通過する機械的装置によって乳を出し、それ故感染が一匹の動物から他の動物に伝染する。
乳腺は、細菌病原体に対し多くの天然の防御機構を有する(クラー等、1990)。これらは、高レベルの細菌の攻撃によりそして又防御機構の歩み寄りによって克服され得る。この歩み寄りは、乳分泌期間サイクルにおける或る時において管理のまずさ又は生理的変化を通じてもたらされ得る。乳が出ない付近の期間および生産付近の期間は、乳房炎の比較的高い傾向に関連する。
乳房炎は、多くの異なる種の細菌により引きおこされ得る。ウシの乳房炎において最も普通に関連されているこれらのものは、2つのカテゴリー(カテゴリーIおよびII)に区分される:カテゴリーIは、宿主病原体例えばスタフィロコッカス アウレウス(Staphylococcus aureus)およびスタフィロコッカス アガラクチエ(Staphylococcus agalactiae)を包含する。これらは、乳房の皮膚上又は乳房内で生存しそして個々のウシは、家畜の群れにおいて他に対し感染の源である。カテゴリーIIは環境病原体例えばストレプトコッカス ウベリス(Streptococcus uberis)およびエシエリチア コリー(Escherichia coli)を包含する。それらの名称が示すように、これらのカテゴリーII細胞は、乳牛の隣接環境において見出されそれ故一定の危険性が存在する(クラー等、1990)。
前記で特徴付けされた細菌によって引き起こされる乳房炎は、臨床的又は準臨床的疾患としてまん延し得る。臨床的疾患は、その乳首の最終的損失を伴ういちぢるしく感染された乳首を通してミルク内において変化を伴う温和に感染された乳首から、死にいたるかもしれない全身的な病気の牛まで至り得る。より温和な提示は、より普通である。
その名称が示すように準臨床的乳房炎は、明らかには存在しない。しかし、多くの乳家畜群において非常に広く行きわたっている。準臨床的に感染した乳首には細胞が存在しそして乳の細胞含量は通常よりもより多い。この症候群は低生産を伴う。実際、以下のように推定されてきている;すなわち乳房炎のために農夫によって受けた70%までの経済的損失は、準臨床的疾患からの生産損失に寄与し得る(フィルポット、W.N.,1984)。
今日、乳房炎は搾乳時に入念な衛生学の実施を通して、慢性の準臨床的に感染したウシを検出しそして非感染ウシの後に搾乳するか又はそれらを家畜群から排除することにより制御される。臨床的場合は一般にそれらが例えば表4に与えられるように生じるように抗生物質で一般に処置される。このことは、以下のことを意味する;すなわち乳は約4〜8回の搾乳の間市販から保持されねばならず従って農夫に経済的損失をもたらす。準臨床的乳房炎の抗菌剤治療は、乳がでない期間に行なわねばならない。従って、感染と乳がでない間の確立した期間中、感染したウシは他のウシに対し脅威である。
ペプチド抗菌剤は、多くのこれらの問題に対し強力な解決を与える。それがペプチドであることの事実は、それらが消費者によって消化されるであろうしそしてこのことは彼等に温血動物に関し非毒性のプロフィルを与える。広菌スペクトルを示す多数の抗菌性ペプチドは、文献に記載されているが、しかしこのことはそれらが真に牛の乳房炎を制御するために使用できることを意味しない。
ランチオニン(Lantionine)含有ペプチドは、興味ある一群の抗菌剤の代表である、というのはそれらは病原体に対して広菌スペクトルを示すからである。典型的代表例は、ズブチリン、シンナマイシン、ニシン、ジュラマイシン、アンコベニン、R009−0198,pep5,ラクチシン481、ガリデルミンおよびエピデルミンである。これらのペプチドの幾つかは、牛の乳房炎を引きおこす細菌に対し非常に活性である。幾つかのランチオニンを含有するペプチド、最も顕著にはニシンは食品産業および化粧製品において防腐剤としてすでに使用されている。
従って、これらの薬剤は乳房炎の治療において原理的には使用できそして乳中に残存する残存物はヒトの健康に危険を与えないであろう。
しかし、ひどい問題、すなわちチーズおよびヨーグルト製造の問題が残っている。これらのプロセスは、乳の細菌発酵に基づいており従って抗菌ペプチドを有する薬剤は、それらを困惑させる危険がある。
以下の内容が確立された(ヤング等、1992);すなわち乳の存在下ニシン(Nisin)の抗菌効果が著るしく減少する(表1および表2をまた参照)、これは治療用量が高いことをもたらしその結果処置される動物の乳中に見出される残留活性はミルクの酸性化を達成するためチーズおよびヨーグルトの製造に伴うこれらの微生物の能力を強く妨げる。
従って、牛の乳房炎を完全に制御し、温血動物に非毒性でありそしてチーズおよびヨーグルト製造において重要な役割を演じる乳中の細菌に影響を与えない抗菌ペプチドを見出すことは長い間必要性があった。
今は本発明の範囲内において以下の内容が見出された;すなわちランチオニン含有ペプチドの群において二つの密接に関連した種が存在しこれはこの群の他のメンバーの前記の欠点を示さない。これらの二つの代表例は、ガリデルミン(Gallidermin)および構造的に非常に類似のエピデルミン(Epidermin)である。前記化合物およびそれらの医薬として許容し得る酸付加塩は、ウシの乳房炎を引きおこす病原体に対して高活性であるばかりでなく、乳の存在によってそれらの抗病原体活性が阻害されない。最も重要であることは、乳の存在下この阻害欠乏は、ガリデルミンおよびエピデルミン又はそれらの医薬として許容し得る酸付加塩の治療用量を相当に減少させることが可能であり、その結果チーズおよびヨーグルト製造において治療される牛からの乳の利用に関し残余のための問題は著るしく減少する。同じクラスのペプチドの他のメンバーを超えた前記欠点を示すランチオニン含有ペプチドの代表例内において見出すことは、期待されていなかった。乳房炎の治療においてガリデルミンおよびエピデルミンの効果は、出願の知る限りこれまで研究されてこなかった。
ガリデルミンは、微生物スタフィロコッカス ガリナラム(Staphylococcus gallinarum)によって生産される天然産物であり次の化学構造を有する:
ガリデルミン、その構造、その製造および皮膚細菌感染症例えば湿疹、腫痂疹、峰巣炎およびアクネの治療用の医薬におけるその使用は、ヨーロッパ特許出願EP-0342486に記載されている。エピデルミンは微生物スタフィロコッカス エピデルミス(Stapholcoccus epidermis)によって生産される天然産物でありそして次の化学構造を有する:
エピデルミン、その構造、その製造およびグラム陽性菌によって引きおこされる感染に対して抗菌剤としてのその使用は、ヨーロッパ特許EP-0181578に記載されそしてクレームされている。
本発明は次の驚くべき知見に基づいている;すなわち、ガリデルミンおよびエピデルミンおよびそれらの医薬として許容し得る酸付加塩は、1又はそれ以上の通常用いられる抗生物質例えば表4に示される抗生物質又はランチオニン含有ペプチドの群の他のメンバー、例えばニシンおよびラクチシン481を用いるとき観察されるものに匹敵するチーズおよびヨーグルト製造において乳の利用に関して問題を引きおこすことなく乳牛における乳房炎の予防又は治療に使用できる。後者の化合物の抗菌活性は乳の存在によって強く阻害され、これは本発明に係る化合物又はその医薬として許容し得る塩を用いるとき適用する場合の治療用量よりも30倍までのより高い治療用量をもたらす。
本発明に係る化合物の利点は、該化合物を表6に示す如く乳牛における乳房炎の治療において通常適用される抗生物質(それらはガリデルミンおよびエピデルミンに対するよりも300倍までの用量でそれぞれ適用される)と比較するとより明白である。通常用いられる抗生物質と比較して本発明に係る化合物の極めて低用量の要求性およびそれらのペプチド性による温血動物に関するそれらの非毒性プロフィルは、消費者に対しそれらを容易に受け入れやすいものとする。
一つの態様において、本発明は哺乳動物に治療的に有効な量のガリデルミンおよび/又はエピデルミン又はそれらの医薬として許容され得る酸塩の一つを投与することを含んでなる哺乳動物における乳房炎の治療又は予防方法に関する。
好ましい態様において、本発明は哺乳動物に治療的に有効な量のガリデルミンおよび/又はエピデルミン又はそれらの医薬として許容され得る酸塩の一つを投与することを含んでなる哺乳動物における乳房炎の治療方法に関する。
別の態様において、本発明は天然源から、化学合成により又は組換えDNA工学により得ることのできるガリデルミンおよび/又はエピデルミンの治療的に有効な量をウシに投与することを含んでなる、ウシにおける乳房炎の治療又は予防方法に関する。投与は感染前又は感染後のいずれでもなし得る。
本発明のこれらのおよび他の態様は、本発明の開示の観点より当業界での自明に容易に見出されるであろう。
従って、本発明の主要な面は、ガリデルミンおよび/又はエピデルミン又はそれらの医薬として許容され得る酸塩の一つを、被験哺乳動物に投与することによる哺乳動物における乳房炎の治療又は予防である。本発明の好ましい態様は、ガリデルミンおよび/又はエピデルミン又はそれらの医薬として許容され得る酸塩を用いウシにおける哺乳動物の治療又は予防である。
本発明は、ガリデルミン又はエピデルミン又はそれらの医薬として許容し得る酸塩の一つを、単独又は組合わせた任意の形態で用いることが企図される。従って、本発明は活性剤の天然形を用いることが企図される。組換えペプチドの製造は、天然ペプチドの精製に関して実質的有利性を有するので、組換えペプチドは好ましい態様である。また、ガリデルミン又はエピデルミンの合成形および実質的に同じ生物活性を示す天然産物と微少な構造的差異を示す突然変異したタンパク質も本発明の範囲内であることが企図される。
前記の如く、本発明は乳房炎の治療又は予防に関する。「治療」は乳房炎にかかった哺乳動物を治療するか又は改善することを意味する。「予防」は、感染の発生の防止、又はもしも後にかかる場合感染の重大性を緩和することを意味する。
本発明の活性剤は、通常製造され、そしてすぐ使用できる液体製剤として保存される。水性溶液は一般に適用可能であるが、製剤もまた特異的タイプの投与に採用できる。ガリデルミン又はエピデルミン製剤もまた、水性媒質中で溶解されるとき分離した電荷を有さずそして脂肪酸のエトキシル化エステルおよびトリグリセリドから選ばれる非イオン界面活性剤を含有できる。ガリデルミン又はエピデルミン製剤はまた、抗菌スペクトルを改善するためEDTAおよび安定剤例えばメチオニン、アスコルビン酸、および防腐剤例えばプロピレングリコールを含有できる。
典型的には、本発明の活性剤は乳房内に注入により投与される;しかし、有効用量は非経口的に、経皮的に、植め込みによりそして浸漬により投与される。本発明の好ましい態様において、投与は筋肉内、皮下内又は静脈内注入を介して行なわれる。注入薬として調製するとき、本発明に係る活性剤は、医薬として許容し得るビヒクル又は賦形剤を用いて一般に投与される。適当なビヒクルは、例えば水、食塩水、マニトール、デキストラン、アミノ酸、グリセロール等であり種々の組合せで用いられる。加えて、所望により、ビヒクルは補助物質例えば湿潤剤又は乳化剤、防腐剤およびpH緩衝剤を含有できる。活性成分は典型的には投与される組成物の約1%〜約95%(w/w)にわたるであろうがしかし、適当な場合より高いか又はより低い。
非経口投与は、好都合には皮下、皮内、筋肉内、および静脈内注射により投与される。無針の空気−ブラスト(blast)注入装置は同等に有用である。非経口投与は、当業者に周知でありそして動物の獣医学又はヒトの医学において普通の方法で行うことができる。
持続放出(いわゆる徐放性)を達成するため活性剤の徐放作用は、急速な溶解を物理的に阻害するマトリックス中でタンパク質を製剤化することにより得ることができる。製剤化されたマトリックスは、動物体に注射されそこでそれはデポウ(depot)として残りそしてそれからタンパク質がゆっくり放出される。この点における有用な補助薬は、ラクチドとグリコシドのポリマーおよびコポリマーである。更に、モノステアリン酸アルミニウム、カルシウム又はマグネシウム、又は炭水化物(セルロース、ペクチン、デキストラン誘導体)、ポリシロキサン又はタンパク質(ゼラチン、コラーゲン)の様なゲル化剤が、非経口投与後用いられ本発明の活性剤の放出時間を延長できる。経皮投与は、例えばシリコーン又はワックスからおよびポリマー材料から造られる他の植め込み可能マトリックスから造られる制御放出装置の植め込みが皮下的に用いられ必要な期間にわたって化合物を送り込むことができることも含むものと意図される。これはタンパク質の水性溶液を含有するミニポンプの植め込みにより達成できる。そのような植め込み技術は、当業者に周知でありそしてしばしば医療処理において用いられる。
ポリシロキサン担体は、多様のホルモンデリバリーに対し業界において記載されておりそして本発明の活性剤の放出に適合される。抗生物質の放出のためのコラーゲンデリバリーシステムはドイツ公開公報DE-3,429,038に記載されている。このシステムはガリデルミン又はエピデルミンデリバリーに対し適用できる。
徐放性製剤および他の医薬又は獣医学のガリデルミン又はエピデルミン製剤は、当業界ですでに記載された、例えばガリデルミン又はエピデルミン製剤又は他のタンパク質製剤を適合させることによって製造できる。
本発明の活性剤の「治療的有効量」は、活性剤が投与される被験体における乳房炎を予防又は治療するために十分な量である。乳房炎を治療又は予防することのできる本発明の活性剤の用量は、適当な対照を用いきまりきった試行により当業者によりこの開示の観点から決定できる。対照と適当な処置群の比較は、特定の用量が制御された要求で用いられる疾患を予防又は治療するのに有効であるか否かを示すであろう。一般に、有効用量は投与形式に応じて変化するであろう。以下の内容が見出された;すなわちガリデルミンおよびエピデルミンを用い哺乳動物内注射の場合、乳首当たり0.1mg〜10mg、好ましくはクォーター当たり0.5mg〜5mg、より好ましくは乳首当たり1mg〜3mgそして最も好ましくは乳首当たり1mgの投与は、スタフィロコッカス アウレウスによる乳房炎を制御するのに十分である。もしも筋肉内、皮下内又は静脈内投与する場合、有効用量は動物の体重に依存するであろうしそして典型的には約20μg/kg〜約200μg/kgの範囲内であろう。より典型的には、用量は少なくとも約50μg/kgであるが、150μg/kg未満であろう。
用量以外に、本発明に係る活性剤の有効投与は、投薬の数と時期に一部依存するであろう。例えば、投薬の多数回投与は、典型的には少なくとも約12時間間隔をおいて行ってもよい。大抵の環境下において、活性剤を少なくとも3回投与することが望ましい。動物により多くの投薬を1日の同じ回数を越えて例えば6,7,8又は9回、又はより長期に投与することも望ましいであろう。再たび、次のように信じられている、すなわち投薬と時期の正確な組合わせは、広範囲の変化に委ねられるであろうしそして疾患を治療又は予防するのに有効な多数の組合わせは、本発明の開示の観点から当業によって容易に確立できる。
本発明の活性剤は感染前に投与でき、そして従って予防剤として役立つか又は被験体が感染の徴候を示した後与えられることができる。
以下に、本発明の実施を説明する幾つかの例を示す。これらは、例示的目的のためにのみ与えられ、添付の請求の範囲を制限するものではない。
実施例
MICプレートアッセイ
ストレプトコッカス アウレウス(Streptococcus aureus)およびストレプトコッカス ジアセチルアクチス(Streptococcus diacetylactis)のMICs(最小抑制濃度)を決定した。S.アウレウス ニューボールド305は、乳房炎の原因剤であり、S.ジアセチルアクチスはヨーグルトおよびチーズの製造において用いられる。
適当な希釈液ガリデルミン(300,100,30,10,3,1,0.3,0.1mug/ml)を、乳中およびM17ブロス(メルク)中で調製しそして室温で30分間放置した。
次いで溶液の10mlアリコートを、0.5%のグルコースを含有するM17寒天プレート上に点滴した。これらのプレートは、A600の1%(=S.アウレウス又はS.ジアセチルアクチスの1培養物)で播種した軟寒天(0.5%アガロース)で加層せられた。スポットを乾燥させ、次いでプレートを30℃で一夜インキュベートした。MICsを、細菌のローン中に明確なハローの形成をもたらす抗菌タンパク質の最小濃度として測定した。表1に示す結果は、ガリデルミンが乳およびブロスの双方において、ストレプトコッカス ジアセチルアクチスに対し匹敵し得る活性を有していることを示す。
乳内でのストレプトコッカス アウレウスに対するガリデルミンの効果
ストレプトコッカス アウレウス ニューボールド305を、37℃でM17ブロス(メルク)中で、600nmで1.0の光学濃度に増殖させた。細胞を遠心分離により集め次いで20mMのトリス−HCl(pH8.0)中で洗った。細菌ペレットを約107細胞/mlの濃度で乳中に懸濁させた。
この懸濁液の1mlアリコートを、種々の量のニシン、ラクチシン481およびガリデルミンと共にエッペンドルフ(eppendorf)管内でインキュベートをした。インキュベーションは37℃で30分間であった。添加された抗菌性を有しない対照について平行して実験した。
インキュベーション後、サンプルを遠心分離し細胞ペレットを得、これを20mMトリス−CHl(pH8.0)1mlで2回洗い次いで1mlのこの緩衝液中に再懸濁させた。100mlの適当な希釈液を0.5%グルコースを含有するM17寒天プレート上に塗布し次いで37℃で一夜インキュベートした。コロニー形成単位(cfu)を測定し次いで生存パーセントを対照に対して計算した。
結果を表2に示す。これらのデータから以下の内容が明らかである;すなわち乳中においてガリデルミンはスタフィロコッカス アウレウスに対して高い特異的活性を保持しており、一方ニシンおよびラクチシン481の双方の活性は、乳の存在において強く阻害される。
ニシンは、乳の存在下で阻害されることが十分に立証されている(ユング等、1992)。明らかにかつ驚くべきことに、ガリデルミンは乳の存在下で類似の阻害を示さない。牛の乳房炎において使用に対し予防薬および治療薬として十分に適合していることはこの特別な性質である。何故なら治療用量が従って低下できるからである。
スタフィロコッカス アウレウスにより引きおこされる準臨床の牛の乳房炎におけるガリデルミン、エピデルミン又はそれらの医薬として許容し得る酸付加塩の能力を評価するため、下記の感染モデルが使用できる。
例1:準臨床のウシ乳房炎におけるガリデルミン、エピデルミン、又はそれらの医薬として許容され得る酸付加塩の能力を評価するための予備的実験
非感染ウシを、全ての乳首から1日離れて採取した2種の乳サンプルからスタフィロコッカス アウレウスの非回収に基づいて選択する。次いで3個の乳首を、スタフィロコッカス アウレウスの懸濁液を用い乳房内投与を介して接種する。第4番目の乳首対照として役立つ。接種後2〜4周中に、スタフィロコッカス アウレウスが回収できるか否か次いで従ってクォーターが感染されているかどうかを調べるため少なくとも3回全ての乳首から乳サンプルを採取した。もしもスタフィロコッカス アウレウスがこれらの乳サンプルの少なくとも2個から回収される場合、乳首は感染されたものとして定義される。処置が感染された乳首にランダムに割りあてられそして乳房内投与を介して注射された。もしも乳首からの乳サンプルが最後の処置後7日以内に陰性(すなわち、スタフィロコッカス アウレウスが回収されない)となりそして14日のサンプリング期間中陰性である場合、乳首は治ったものとみなす。
この実験モデルは、処置を評価するため固定されたわく組を有するために用いられる。スタフィロコッカス アウレウスを用いて研究することは、以下の点で有利である;すなわちそれは治療するため最も困難なグラム陽性細菌でありそしてウシの乳房炎を引きおこす最も重要な細菌の一つである。従って、治療速度は他のグラム陽性細菌、例えばストレプトココシ(Streptococci)およびコアグラーゼ−ネガチブスタフィロコシー(Staphylococci)に対するよりもより低いことが期待されるべきである。
このモデルは満足できることが判明した;何故なら乳首における感染割合は平均60%であるか、又は2個の乳首/ウシであった。加えて、感染はそれが準臨床乳房炎に対してあるべきの如く温和である。
人力に関して作業負荷を最適化するため、8〜16匹のウシを各試験において登録する。試験は通常5周期続く。
ヘッドマネージメント(Head management)
我々は、試験において登録のための候補ウシを供給するため乳牛獣群を保持する。
ウシを他方の牛商人から買う。これらの牛は1日につき15lの最少乳生産を有すべきである。2種の乳サンプルを細菌学的試験に対し全ての乳首から1日離れて採取する。乳房炎の病原体が回収できるウシは試験に加えられない。
乳首浸漬および乳房炎予防
乳首浸漬は、乳牛における乳房炎を防止するため最もしばしば用いられそして最も有効な方法の内の一つである。この広く行なわれる手順は、各搾乳後、抗菌剤溶液中に各牛の4個の乳首を浸漬することを含む。この手順は、乳首表面上に抗菌物質のコーティングを残しそしてこの物質の液滴は乳首オリフィス(orifice)にわたって乳首のたれ下った部分に集まる。搾乳後乳の液滴は乳首オリフィスをおおいそして細菌増殖に対し良好な培地である。この位置から、細菌は線条管を容易に貫入できる。乳首浸漬は、これらの可能性に対し保護を与える。
ある獣群において、搾乳機械を適用する前に乳首表面上に残存する病原体を殺すため搾乳前に乳首を浸す。予備−搾乳乳首浸漬として有用であるために、薬剤はチーズおよびヨーグルト製造に対し非毒性でありそして非崩壊性であることを必要とする。
乳首浸漬に対し今日用いられる製品は、多様の異なる活性成分、例えばヨードフォール(iodophors)、クロロヘキシリジエン(chlorhexidiene)およびランチオニン含有ペプチド、ニシンを含有する。
ウシ乳房炎における予防剤としてガリデルミンおよびエピデルミンおよびそれらの医薬として許容し得る酸付加塩を評価するため、次の実験プロトコルが使用できる。
実験動物:準臨床ブドウ球菌乳房炎の治療において、これらの薬剤の試験に対し既に記載したプロトコルに従って50匹の牛を集める。次いでこの試験を、実験中乳首細菌剤の有効性を試験するため米国国家乳房炎会議(NMC)(ホガン等、1990)により認められたプロトコルに従って行う。
試験期間中、全ての乳首を、平日の夕方の搾乳後、15×107個のストレプトコッカス アウレウス(Streptococcus aureus)および5×107個のストレプトコッカス アガラクチエ(Streptococcus agalactiae)を含有するチァレンジ細菌懸濁液中に浸漬する。チァレンジ懸濁液を、毎周作成した貯蔵溶液から毎日調製する。チァレンジ溶液のアリコートを、チァレンジ存在する真の細菌濃度を測定するため毎日塗布する。
各搾乳後、左前方および右後方乳首を細菌剤の試験調製品中に浸漬した後、他の2個の乳首は陰性対照としてとどまりそして浸漬されない。全ての乳首の毎日の初乳サンプルを、細菌学的試験に対し試験中1周間に2回採取する。チァレンジ生物体が単離される乳首を、もとのサンプルの48時間内に再サンプル抽出する。もしも同じ生物体が単離される場合、乳首は感染されたものとみなす。同様に、チャレンジ生物体によって引き起こされる臨床乳房炎のエピソードは、新しい乳房内感染とみなされる(IMI)。
試験期間の終了時に、治療郡間の新しい乳房内感染の数を比較する。
チーズおよびヨーグルトにおけるガリデルミンおよびエピデルミン
チーズおよびヨーグルト製造において用いられる細菌の菌株に対するガリデルミンおよびエピデルミン又はそれらの医薬として許容され得る酸付加塩の潜在効果を評価するため次の実験を行うことができる。
背景情報:デルボテスト(Velvotest)Pは、乳中の抗菌剤の検出のため、商業的に入手可能な広く用いられるキットである。指示薬細菌をpH指示薬と共にプラスチック試験管内の寒天栓内に懸濁させる。細菌の増殖は酸の生成と色変化をもたらす。阻害物質の存在下、細菌は増殖せずそして色変化は存在しない。バシラスステアロサーモフィラスは、チーズおよびヨーグルト製造において用いられる細菌の良好な代表例でありそして抗生の残留物検出において指示薬菌株として広く用いられる。
実験方法:実験は有効性と動力学試験が同じである同時間および同動物について行う。期間中、種々の治療サンプルの次の投与が、朝および夕方の搾乳時になされる。これらのサンプルは、製造者推薦において企図される如くデルボテストPを用いて評価される。この2回の毎日のサンプリングは、全ての治療される乳首が陰性応答を示すまで継続される。このようにして抗菌剤の除外期間が確立できる。
実験2:チーズスターター細菌による乳の酸性化に対する種々の濃度のガリデルミン、エピデルミン又はそれらの医薬として許容し得る塩の効果の評価
チーズおよびヨーグルト製造において、種々の細菌株を乳中で発酵させそしてこの発酵からもたらされる最も重要でかつ即座の変化の一つは酸生成である。この酸は、生成物の損傷又はひどい状態、消費の病気をひきおこし得る二次的細菌増殖の制御の責任を負うべきである。更に、細菌集団を生成する乳酸の発酵はチーズ内の変化を生成しこの変化は用いられる細菌の菌株と製造方法と共に変動する。これらの因子は生理的性質および種々のチーズの香りの原因である。
酸性化は乳が発酵するとき製造プロセスにおいて最初でかつ最も重要な工程である。もしも酸性化が正常に進行していると、全ての他の工程は正常であろうと思われる。従って、これらの製造プロセスにおいて種々の細菌菌株により乳の酸性化の動力学に対するガリデルミン、エピデルミン又はそれらの医薬として許容され得る酸付加塩の種々の濃度の能力を調査することができる。
プロトコル:実験は細菌のこれらの菌株の一つを用いて通常行なわれる:
ストレプトコッカス サーモフィラス(Streptococcus thermophilus)
ラクトバシラス バルガリカス(Lactobacillus bulgaricus)
ラクトコッカス ラクチス−クレモリス(Lactococcus lactis-cremoris)
保存培養物の調製:商業条件で用いられる如き凍結乾燥培養物は、ルドルフ ウイター、CH−5002 ロンバッハ、アラウ、スイスから得られる。これらの培養物は製造者の推せんに従って再構成されそして殺菌脱脂乳内を数回通過させて再活性させる。各通過物を各細菌菌株に対し最適温度で16−18時間インキュベートする。
第3回の通過後に得られた培養物を全殺菌(UHT)で2%に希釈し、10mlの管中に分取り次いで実験で用いるため−20℃で凍結する。
実験培養物の調製:前記で調製した貯蔵培養物を40℃で解かし次いで37℃で一夜インキュベートし次いで全殺菌(UHT)乳中2%の濃度で試験サンプルを接種するために用いた。
試験サンプルの調製:
試験下の抗菌剤(ガリデルミン、エピデルミン又はそれらの医薬として許容され得る酸付加塩の一つ)を、要求される希釈範囲にわたって殺菌(UHT)全乳中に希釈する。次いでこれらのサンプルに、試験される細菌の菌株の実験培養物の2容量%を接種する。次いでサンプルを混合し次いで評価のもと細菌菌株に対し最適温度でインキュベートする。pHを8時間、2時間後に測定し次いで接種後18時間に測定した。次いで種々の濃度の活性成分を含有する乳の酸性化の割合は、活性剤なしの割合と比較できる。
実験3:種々の用量の抗菌剤を用い乳腺乳首の治療に関するヨーグルト製造に対する直接効果の評価
乳の細菌学的培養物に基づき、乳房炎病原体による感染のないウシをこれらの試験において登録される。毎牛から毎搾乳からの乳を、次いで隔離保持し次いで実験で用いる。夕方の搾乳からの乳を次の朝用いるため一夜4℃で冷蔵する。夕方の搾乳の500mlサンプルおよび朝の搾乳の500mlサンプルを水浴で80℃に加熱し次いで室温に冷却する。培養細菌による接種、インキュベーションおよびpHの測定は前記の如く行なわれる。
乳房炎の治療において普通に用いられる抗生物質の幾つかの制止時間を次の表6に示す。
文 献
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Claims (8)
- ヒト以外の哺乳動物から得られたミルクがチーズ又はヨーグルトの製造において使用されることを許容する、ヒト以外の哺乳動物における細菌性乳房炎と闘う方法であって、上記哺乳動物に、20μg/kg〜200μg/kgのガリデルミン、又は医薬として許容されるその酸塩を含む組成物を投与することを含む、前記方法。
- 前記活性剤が、天然、組換え又は合成起源をもち、又は哺乳動物における乳房炎に対する活性を示す、そのムテインである、請求項1に記載の方法。
- 前記哺乳動物が、ウシ(cow)、ヤギ(goat)又は雌の羊(ewe)である、請求項1に記載の方法。
- 前記活性剤から、乳房内注射を介して、又は乳首により又はこれを浸すことにより投与される、請求項1に記載の方法。
- 前記哺乳動物がウシであり、そして前記投与が、その出産前期間の間、治療的有効量のガリデルミン又は医薬として許容されるその酸塩の乳房内注射により達成される、請求項3に記載の方法。
- 前記哺乳動物がウシであり、そして前記ガリデルミン又は医薬として許容されるその酸塩の乳房内注射が、感染開始後に与えられる、請求項3に記載の方法。
- 前記注射が、出産後の期間の間に与えられる、請求項6に記載の方法。
- ヒト以外の哺乳動物における細菌性乳房炎と闘う方法であって、20μg/kg〜200μg/kgのガリデルミン、又は医薬として許容されるその酸塩をチーズの製造のための乳房炎を患うヒト以外の哺乳動物から得られたミルクを生じる哺乳動物に投与し、そしてさらに上記ガリデルミンの投与後に得られるミルクがチーズ又はヨーグルトの製造において使用されることを許容することを含む、前記方法。
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