JP3670240B2 - How to raise the earth wall - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は土留め壁の腹起こし方法、代表例として地面に縦穴を掘削し、該縦穴内にコンクリート等の構築物を構築する土木工事に好適に実施される上記土留め壁の腹起こし方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1A,Bに示すように、地面に縦穴1を掘削し、該縦穴1内にベース基礎2から地上へ立ち上がるコンクリート構築物3を構築する場合、図1Aに示すように、矢板4を方形に打ち込んで角筒形の土留め壁5を形成し、図1Bに示すように、該角筒形土留め壁5内を掘削して縦穴1を形成し、該縦穴1内に上記地上へ立ち上がるコンクリート構築物3を構築している。この工法は橋梁を支持する橋脚の工事において多用されている。
【0003】
他方上記角筒形土留め壁5の抗土圧力を補強する手段として、図1Aに示すように、角筒形土留め壁5各辺の内面に沿いH形鋼から成る腹起こし材6を充てがい横設すると共に、縦穴1内を横切り且つ互いに交差するH形鋼から成る切梁7を配して腹起こし材6を突っ張り支持する。
【0004】
図1Bに示すように、該腹起こし材6と切梁7の組立体を縦穴1の深さ(土留め壁5の地中高さ)に応じ複段に配し、各段において複数本の切梁7を縦横に配材して所要の抗土圧力を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
而して上記従来の腹起こし工法、即ち土留め工法においては、縦穴1を横切る切梁7が縦横に存在するため、下段の切梁7と腹起こし材6の組立体を順次除去して埋め戻しを行い、鉄筋を増し組みすると共に、コンクリートを段階的に増し打ちし、所要の高さのコンクリート構築物3を構築する工法を採らざるを得ず、これが過大な工期と工費を費やす結果となっていた。
【0006】
加えて鉄筋を増し組みし、且つコンクリートを増し打ちする腹起こし工法であるため、コンクリート構築物3の強度の信頼性を損なう原因ともなる。
【0007】
又上記腹起こし材6と切梁7の施工工事そのものに過大な手間とコストが強いられる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記腹起こし材6や切梁7による腹起こし構造を排し、同腹起こし構造を適切且つ容易に形成する。よって上記従来の腹起こし構造に起因する上記諸問題を抜本的に解消する。
【0009】
本発明は基本思想として円弧形の腹起こし材と、油圧シリンダ構造とネジ式ジャッキ構造とを併有する油圧形ネジ式ジャッキの協働による土留め壁の腹起こし構造を提供する。
【0010】
この土留め壁の腹起こし方法は下記のa乃至hから成る。
a.多数の矢板を円形に打ち込んで円筒形の土留め壁を形成し、該円筒形土留め壁内に縦穴を掘削する、
b.シリンダロッドの一端がシリンダ内に気密的に滑合され、該シリンダから突出する他端部外周面に雄ネジが刻設され、該雄ネジにストッパーフランジを螺合した油圧形ネジ式ジャッキを用いる、
c.上記円筒形土留め壁の内周面に沿い複数の円弧形の腹起こし材を環状に配して該各円弧形腹起こし材の凸曲側円弧面で土留め壁を支える、
d.上記各円弧形腹起こし材の端部間に上記油圧形ネジ式ジャッキを介装する、
e.上記シリンダの油圧室内へ油圧を供給することにより上記シリンダロッドを伸長せしめて一定の伸長量により円弧形腹起こし材に一定の軸力を与えて各円弧形腹起こし材に上記凸曲側円弧面における凸曲方向への抗土圧力を生起せしめる、
f.上記油圧形ネジ式ジャッキにより一定の軸力を与えたことを圧力計により確認する、
g.上記一定の軸力を与えた状態において上記ストッパーフランジをシリンダロッドに沿い螺退して上記シリンダの端面に座着せしめてシリンダロッドの収縮を阻止することにより上記シリンダの伸長を保持すると共に円弧形腹起こし材に対し与えられた一定の軸力を保持する、
h.上記ストッパーフランジによってシリンダロッドの螺退を阻止した後、上記油圧室内の油圧を抜き取り開放にする。
【0011】
上記油圧式ネジ式ジャッキは円弧形腹起こし材を除去するまでの間、軸力を与えた状態でそのまま存置せしめる。又は上記円弧形腹起こし材の端部間に上記油圧形ネジ式ジャッキによる軸力を保持するスペーサーを介在して上記油圧形ネジ式ジャッキを除去する。
【0012】
又は上記円弧形腹起こし材の端部間を上記油圧形ネジ式ジャッキによる軸力を保持する連結継手で連結して上記油圧形ネジ式ジャッキを除去する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図2乃至図7に基づいて説明する。
【0014】
前記の通り、本発明は従来の土留め工法における腹起こし材と切梁による腹起こし構造を排し、円弧形腹起こし材8とジャッキ9の協働による土留め方法の提供を主題としている。
【0015】
図2,図3はこれをコンクリート構築物立ち上げ用の縦穴掘削工事に具体化した第1,第2実施形態を示しており、図示のように、上記土留め壁5を円筒形に形成し、該円筒形土留め壁5内に縦穴(円筒形縦穴)1を掘削する。
【0016】
上記縦穴掘削の進行に伴い、縦穴1を画成する該円筒形土留め壁5の内周面に沿いH形鋼等から成る複数の円弧形の腹起こし材8を環状且つ水平に配し、即ち縦穴1の中心を中心とする円軌跡上に複数の円弧形の腹起こし材8を環状に配し、該各円弧形腹起こし材8の凸曲側円弧面で土留め壁5を支える。
【0017】
上記円弧形腹起こし材8にその一端又は両端からジャッキ9による軸力w1を与えて同腹起こし材8に上記凸曲側円弧面における凸曲方向への抗土圧力w2を生起せしめ、この抗土圧力w2を円筒形土留め壁5に与え、土圧力w3に対する強度を得る。軸力w1とは円弧形腹起こし材8の円弧形軸線に対し与えられる圧縮力である。
【0018】
例えば図2Aに示すように、円筒形土留め壁5を単円形(真円)に配し、該円筒形土留め壁5の内周面に沿う円(内接円)を複数の円弧に等分割する等長の複数本の円弧形腹起こし材8で腹受けする。
【0019】
又図3Aに示すように、円筒形土留め壁5を略同一の曲率から成る二つ以上の円弧(優弧)を接合した形態の複合円筒形に形成し、該複合円筒形土留め壁5の内周面に沿う一つの複合円(内接複合円)を複数の円弧に分割する複数本の円弧形腹起こし材8で腹受けする。
【0020】
図2B,図3Bに示すように、上記円弧形腹起こし材8とジャッキ9による腹起こし構造を、縦穴1の深さに応じ上下複段に組み立てる。
【0021】
上記各円弧形腹起こし材8と上記単円又は複合円から成る円筒形土留め壁5とは略同一の曲率を有し、各円弧形腹起こし材8はその凸曲側円弧面の略全長において円筒形土留め壁5の内周面に自由接触状態で間欠接触又は連続接触している。
【0022】
上記円筒形土留め壁5は、多数の矢板4を円形に打ち込んで形成し、上記円弧形腹起こし材8とジャッキ9の協働による腹起こし構造を形成する。
【0023】
汎用されてる矢板4は図7に示すように、頂板4aの左右側端から長手方向に亘り側板4bを折曲形成してコ形チャンネルにし、この左右側板4bの端部にフック形継手4cを折曲形成した形状を呈し、隣接する矢板4間において、このフック形継手4cを相の手に組みながら地中に打ち込み上記土留め壁5を形成する。
【0024】
上記各矢板4は上記フック形継手4cの相の手組み部を中心にして回動可能であり、これを利用して円弧形又は円筒形の土留め壁5を構築する。
【0025】
図7の如き矢板4によって土留め壁5を構築する場合、円弧形腹起こし材8は矢板4の頂板4aに間欠接触する。
【0026】
そして図2A,図3Aに示すように、該各円弧形腹起こし材8の端部間にジャッキ9を介装し、該ジャッキ9の伸長により隣接する各円弧形腹起こし材8に互いに逆方向の軸力w1を与えて全円弧形腹起こし材8に軸力w1を与え、よって各円弧形腹起こし材8の凸曲側円弧面の全長における凸曲方向への抗土圧力w2を生起せしめ、この抗土圧力w2を円筒形土留め壁5に与え、土圧力w3に対する強度を得る。
【0027】
図2B,図3Bに示すように、上記円弧形腹起こし材8とジャッキ9の組立体を縦穴1の深さ(土留め壁5の地中高さ)に応じ上下複段に配して所要の抗土圧力w2を得る。
【0028】
上記図2,図3に例示する腹起こし構造は、何れも図示のように円筒形土留め壁5で画成する縦穴1を完全開放状態にし、従来例の如き建築資材の搬入やコンクリート構築物3の構築の支障となる障害物を生成せず、適切な抗土圧力w2を得ることができる。よって従来例の如き、鉄筋の増し組みやコンクリートの増し打ちを行わずに、コンクリート構築物3に必要な高さに鉄筋を組み、コンクリートを一次に打ち込んで同構築物3を構築できる。
【0029】
上記コンクリート構築物3の構築後、上記円弧形腹起こし材8とジャッキ9の組立体を下段から上段に順次取り外しつつ埋め戻しを順次行えば良い。
【0030】
図3に示す多数の矢板4を打ち込んで複合円筒形の土留め壁5を構築する場合、両円筒形土留め壁5の対向する各連結部に鋼材から成る柱等の受圧部材11′を配し、即ち一方の円筒形土留め壁5の端部腹起こし材8の端部と、他方の円筒形土留め壁5の端部円弧形腹起こし材8の端部間に受圧部材11′を介装し、該受圧部材11′の対向する側面に上記各端部円弧形腹起こし材8を支持する。
【0031】
更に図3に示すように、上記対向する各連結部に配された受圧部材11′間に切梁7′を水平に横設し、両連結部間において両受圧部材11′を突っ張り支持する。
【0032】
以上述べた図2,図3に示す実施形態は、土留め壁5の土留め側とは反対側に円弧形の腹起こし材8を横設してその凸曲側円弧面上で土留め壁5を支え、該円弧形腹起こし材8にその端部からジャッキ9による軸力w1を与えて同腹起こし材8に上記凸曲側円弧面における凸曲方向への抗土圧力w2を生起せしめる土留め壁の腹起こし構造を基本思想として含んでいる。
【0033】
上記各実施形態に使用するジャッキ9は円弧形腹起こし材8を除去するまでの間、軸力w1を与えた状態でそのまま存置せしめる。又は図4に示すように、上記円弧形腹起こし材8の端部間の隙間に上記ジャッキ9による軸力w1を保持するスペーサー12を介在して上記ジャッキ9を除去する。
【0034】
又は図5に示すように、上記円弧形腹起こし材8の端部間を上記ジャッキ9による軸力w1を保持する連結継手13で連結して上記ジャッキ9を除去する。例えば隣接する一方の円弧形腹起こし材8の端部側面と、同他方の円弧形腹起こし材8の端部側面間を平板鋼板から成る連結継手13で連結して上記ジャッキ9を除去する。
【0035】
上記ジャッキ9は図2,図3に示すように、隣接する円弧形腹起こし材8の端面間に介装するか、又は図4に示すように、隣接する一方と他方の円弧形腹起こし材8の各端部に上方又は上方と下方に張り出すブラケット19を取り付け、両ブラケット19間に上記ジャッキ9を介装する。図4はジャッキ9を工事期間中存置せしめる場合と、上記スペーサー12又は連結継手13で連結してジャッキ9を除去する場合の双方を示している。
【0036】
上記ネジ式ジャッキは図6に示す油圧によって伸縮され螺合によって伸長又は収縮位置を固定し得る油圧形ネジ式ジャッキが適性である。
【0037】
上記流体圧シリンダ構造のジャッキは緩衝性を有する柔加圧構造体を形成するが、ネジ式ジャッキは緩衝性を有しない剛加圧構造体である。
【0038】
上記ネジ式ジャッキはシリンダとシリンダロッドが互いに螺合されたジャッキであり、シリンダロッドを回動することにより、螺進(伸長)又は螺退(収縮)する構造のものであり、該螺進によって腹起こし材8に軸力w1を与え、雌ネジと雄ネジの螺合によって軸力w1を保持する。
【0039】
上記ネジ式ジャッキは上記の通り剛加圧構造体であり、強大な軸力w1に対する耐加圧力に優れ、常時一定の突っ張り力を維持できると共に、突っ張り位置に応じた突っ張り力を容易に設定でき適性である。
【0040】
本発明においては図6A,Bに示す通り、油圧シリンダ構造とネジ式ジャッキ構造とを併有するジャッキ9を用いる。このジャッキ9はシリンダロッド14の一端がシリンダ15内に気密的に滑合され、該シリンダ15から突出する他端部外周面に雄ネジが刻設され、該雄ネジにストッパーフランジ16を螺合し、上記シリンダ15内底部のシリンダロッド14の下面に形成された油圧室17内へ油圧を供給する油圧供給口18を上記シリンダ15に設けた構造を有する。
【0041】
そして上記油圧供給口18を通じて油圧を供給することにより、上記シリンダロッド14を伸長せしめて一定の伸長量により円弧形腹起こし材8に一定の軸力w1を与える。
【0042】
次いで該一定の軸力w1を与えたことを圧力計により確認し、該軸力w1を与えた状態において上記ストッパーフランジ16をシリンダロッド14に沿い螺退して上記シリンダ15の端面に座着せしめる。よってシリンダロッド14の収縮を阻止し、伸長を保持して円弧形腹起こし材8に対し与えられた一定の軸力w1を保持する。
【0043】
上記ストッパーフランジ16によってシリンダロッド14の螺退を阻止し、伸長状態を保持した後、上記油圧供給口18を通じて油圧室17内の油圧を抜き取り開放にする。以後は上記ネジ式シリンダロッド14により円弧形腹起こし材8に対する軸力w1を維持する。
【0044】
図2,図3に示す第1,第2実施形態は、高速道路等の陸橋や、河川橋等の橋脚の施工工事に極めて有効である。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、総じて従来例における腹起こし材と切梁による腹起こし構造を用いずに、円弧形腹起こし材とジャッキの協働により、土留め壁に適切な抗土圧力を与える腹起こし方法を提供できる。
【0046】
又縦穴を掘削してコンクリート構築物を立ち上げる場合に、該土留め壁で画成する縦穴を完全開放状態にし、従来例の如き建築資材の搬入やコンクリート構築物の構築の支障となる障害物を生成せず、適切な抗土圧力を得ることができる。
【0047】
よって従来例の如き、鉄筋の増し組みやコンクリートの増し打ちを行わずに、コンクリート構築物に必要な高さに鉄筋を組み、コンクリートを一次に打ち込んで同構築物を構築でき、信頼性を向上せしめると共に、工事の省力化を達成し、且つ工期、工費の大幅な削減を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Aは従来の土留め壁における腹起こし構造を説明する平面図、Bは同縦断面図。
【図2】 Aは本発明に係る土留め壁における腹起こし構造の第1実施形態を示す平面図、Bは同縦断面図。
【図3】 Aは本発明に係る土留め壁における腹起こし構造の第2実施形態を示す平面図、Bは同縦断面図。
【図4】 上記腹起こし構造におけるジャッキによる軸力をスペーサーにて保持する例を示す側面図。
【図5】 上記腹起こし構造におけるジャッキによる軸力を連結継手にて保持する例を示す平面図。
【図6】 上記土留め壁における腹起こし構造に用いるジャッキを示し、Aはジャッキの伸長状態を示し、Bは同伸長状態を保持する状態を示す断面図である。
【図7】 土留め壁を形成する矢板を組み手にする例を示す平面図。
【符号の説明】
1…縦穴、2…ベース基礎、3…コンクリート構築物、4…矢板、4a…矢板の頂板、4b…矢板の左右側板、4c…矢板のフック形継手、5…土留め壁、7′…切梁、8…円弧形腹起こし材、8′…補助腹起こし材、9…油圧形ネジ式ジャッキ、10…束材、11′…受圧部材、12…スペーサー、13…連結継手、14…シリンダロッド、15…シリンダ、16…ストッパーフランジ、17…油圧室、18…油圧供給口、19…ブラケット、w1…軸力、w2…抗土圧力、w3…土圧力[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for raising a retaining wall, and as a typical example, relates to a method for raising a retaining wall which is preferably implemented in civil engineering work in which a vertical hole is excavated in the ground and a structure such as concrete is constructed in the vertical hole.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIGS. 1A and 1B, when a
[0003]
On the other hand, as a means for reinforcing the anti-soil pressure of the square cylindrical
[0004]
As shown in FIG. 1B, the assembly of the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, in the conventional erection method, that is, the earth retaining method, since the
[0006]
In addition, since it is an erection method in which reinforcing bars are assembled and concrete is struck, it becomes a cause of impairing the reliability of the strength of the
[0007]
In addition, the construction work of the above-mentioned
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention eliminates the erection structure by the
[0009]
The present invention provides, as a basic idea, a structure for raising an earth retaining wall by cooperation of an arc-shaped bell-raised material and a hydraulic screw-type jack having both a hydraulic cylinder structure and a screw-type jack structure .
[0010]
The method of raising the earth retaining wall includes the following a to h.
a. A large number of sheet piles are driven into a circular shape to form a cylindrical retaining wall, and a vertical hole is excavated in the cylindrical retaining wall.
b. A hydraulic screw type jack in which one end of the cylinder rod is hermetically slipped into the cylinder, a male screw is engraved on the outer peripheral surface of the other end protruding from the cylinder, and a stopper flange is screwed to the male screw is used. ,
c. A plurality of arc-shaped flank members are annularly arranged along the inner peripheral surface of the cylindrical earth retaining wall, and the earth retaining wall is supported by the convex-side arc surface of each arc-shaped lining material.
d. The hydraulic screw jack is interposed between the ends of the arc-shaped flank members,
e. By supplying hydraulic pressure into the hydraulic chamber of the cylinder, the cylinder rod is extended to give a constant axial force to the arc-shaped flank material by a certain amount of extension, and the convex side of each arc-shaped flank material Causing anti-soil pressure in the convex direction on the arc surface,
f. Check with a pressure gauge that a certain axial force has been applied by the hydraulic screw jack.
g. In the state where the constant axial force is applied, the stopper flange is screwed along the cylinder rod and seated on the end surface of the cylinder to prevent the cylinder rod from contracting, thereby maintaining the extension of the cylinder and the circular arc. Maintains a constant axial force applied to the flank
h. After blocking the cylinder rod by the stopper flange, the hydraulic pressure in the hydraulic chamber is extracted and released.
[0011]
The hydraulic screw-type jack is allowed to remain in an axially applied state until the arc-shaped erection material is removed. Alternatively, the hydraulic screw-type jack is removed by interposing a spacer that holds the axial force of the hydraulic screw-type jack between the ends of the arc-shaped bell-raised material.
[0012]
Or between the ends of the arcuate wale material was connected by a connecting joint which holds the axial force by the hydraulic type screw jack to remove the hydraulic type screw jack.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 2-7.
[0014]
As described above, the subject of the present invention is to provide an earth retaining method by cooperating the arc-shaped bell-raised
[0015]
2 and 3 show first and second embodiments in which this is embodied in a vertical hole excavation work for starting up a concrete structure. As shown in the figure, the
[0016]
Along with the progress of the vertical hole excavation, a plurality of arc-shaped
[0017]
An axial force w1 from the
[0018]
For example, as shown in FIG. 2A, the
[0019]
Further, as shown in FIG. 3A, the
[0020]
As shown in FIG. 2B and FIG. 3B, the above-mentioned flank structure by the arc-shaped
[0021]
Each of the arc-shaped
[0022]
The cylindrical
[0023]
As shown in FIG. 7 , the commonly used
[0024]
Each of the sheet piles 4 can be rotated around the hand-assembled portion of the phase of the hook-shaped joint 4c, and an arc-shaped or cylindrical
[0025]
When the
[0026]
As shown in FIGS. 2A and 3A, a
[0027]
As shown in FIG. 2B and FIG. 3B, the above-mentioned assembly of the arc-shaped bell-raised
[0028]
2 and 3, as shown in the drawings, the
[0029]
After the
[0030]
When constructing a composite
[0031]
Further, as shown in FIG. 3, a cross beam 7 'is horizontally provided between the pressure receiving members 11' arranged at the respective connecting portions facing each other, and both the pressure receiving members 11 'are stretched and supported between the two connecting portions.
[0032]
In the embodiment shown in FIGS. 2 and 3 described above, the arcuate raising
[0033]
The
[0034]
Alternatively, as shown in FIG. 5 , the
[0035]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0036]
The screw jack is a hydraulic type screw jack suitability capable of fixing the extended or retracted position by screwing the telescopic hydraulically shown in FIG.
[0037]
The jack having the fluid pressure cylinder structure forms a soft pressurizing structure having buffering properties, whereas the screw jack is a rigid pressurizing structure having no buffering properties.
[0038]
The above-mentioned screw-type jack is a jack in which a cylinder and a cylinder rod are screwed together, and has a structure in which the cylinder rod rotates (extends) or retreats (shrinks) by rotating the cylinder rod. An axial force w1 is applied to the
[0039]
The screw-type jack is a rigid pressure structure as described above, has excellent pressure resistance against the large axial force w1, can always maintain a constant tension force, and can easily set the tension force according to the tension position. Is aptitude.
[0040]
As shown in FIG. 6 A, B in the present invention, a
[0041]
Then, by supplying hydraulic pressure through the hydraulic
[0042]
Next, it is confirmed by a pressure gauge that the constant axial force w1 has been applied, and the
[0043]
After the
[0044]
The first and second embodiments shown in FIGS. 2 and 3 are extremely effective for construction work of an overpass such as a highway or a bridge pier such as a river bridge.
[0045]
【The invention's effect】
According to the present invention, the bellows which gives an appropriate anti-soil pressure to the retaining wall by the cooperation of the arc-shaped bell-raised material and the jack without using the bell-raised structure by the bell-raised material and the cut beam in the conventional example as a whole. Can provide a wake-up method .
[0046]
In addition, when a concrete structure is launched by excavating a vertical hole, the vertical hole defined by the retaining wall is completely opened to generate obstacles that impede the construction material construction and the construction of the concrete structure as in the conventional example. Without this, an appropriate anti-soil pressure can be obtained.
[0047]
Therefore, unlike the conventional example, it is possible to construct the same structure by placing the reinforcing bars at the height required for the concrete structure without placing additional reinforcing bars or concrete, and driving concrete into the primary structure, improving the reliability. It is possible to achieve the labor saving of construction and to achieve a significant reduction in construction period and construction cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a plan view for explaining a bellows structure in a conventional earth retaining wall, and B is a longitudinal sectional view thereof. FIG.
FIG. 2A is a plan view showing a first embodiment of a bellows structure in a retaining wall according to the present invention, and B is a longitudinal sectional view thereof. FIG.
FIG. 3A is a plan view showing a second embodiment of a bellows raising structure in a retaining wall according to the present invention, and B is a longitudinal sectional view thereof.
FIG. 4 is a side view showing an example in which the axial force by the jack in the above-mentioned erection structure is held by a spacer.
FIG. 5 is a plan view showing an example in which an axial force by a jack in the above-mentioned erection structure is held by a coupling joint.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a jack used in the bellows raising structure in the retaining wall, A showing an extended state of the jack, and B showing a state in which the extended state is maintained.
FIG. 7 is a plan view showing an example in which a sheet pile forming a retaining wall is used as a combination.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
a.多数の矢板を円形に打ち込んで円筒形の土留め壁を形成し、該円筒形土留め壁内に縦穴を掘削する、
b.シリンダロッドの一端がシリンダ内に気密的に滑合され、該シリンダから突出する他端部外周面に雄ネジが刻設され、該雄ネジにストッパーフランジを螺合した油圧形ネジ式ジャッキを用いる、
c.上記円筒形土留め壁の内周面に沿い複数の円弧形の腹起こし材を環状に配して該各円弧形腹起こし材の凸曲側円弧面で土留め壁を支える、
d.上記各円弧形腹起こし材の端部間に上記油圧形ネジ式ジャッキを介装する、
e.上記シリンダの油圧室内へ油圧を供給することにより上記シリンダロッドを伸長せしめて一定の伸長量により円弧形腹起こし材に一定の軸力を与えて各円弧形腹起こし材に上記凸曲側円弧面における凸曲方向への抗土圧力を生起せしめる、
f.上記油圧形ネジ式ジャッキにより一定の軸力を与えたことを圧力計により確認する、
g.上記一定の軸力を与えた状態において上記ストッパーフランジをシリンダロッドに沿い螺退して上記シリンダの端面に座着せしめてシリンダロッドの収縮を阻止することにより上記シリンダの伸長を保持すると共に円弧形腹起こし材に対し与えられた一定の軸力を保持する、
h.上記ストッパーフランジによってシリンダロッドの螺退を阻止した後、上記油圧室内の油圧を抜き取り開放にする、
ことを特徴とする土留め壁の腹起こし方法。 A method for raising the retaining wall comprising the following a to h.
a. A large number of sheet piles are driven into a circular shape to form a cylindrical retaining wall, and a vertical hole is excavated in the cylindrical retaining wall.
b. A hydraulic screw type jack in which one end of the cylinder rod is hermetically slipped into the cylinder, a male screw is engraved on the outer peripheral surface of the other end protruding from the cylinder, and a stopper flange is screwed to the male screw is used. ,
c. A plurality of arc-shaped flank members are annularly arranged along the inner peripheral surface of the cylindrical earth retaining wall, and the earth retaining wall is supported by the convex-side arc surface of each arc-shaped lining material.
d. The hydraulic screw jack is interposed between the ends of the arc-shaped flank members,
e. By supplying hydraulic pressure into the hydraulic chamber of the cylinder, the cylinder rod is extended to give a constant axial force to the arc-shaped flank material by a certain amount of extension, and the convex side of each arc-shaped flank material Causing anti-soil pressure in the convex direction on the arc surface,
f. Check with a pressure gauge that a certain axial force has been applied by the hydraulic screw jack.
g. In the state where the constant axial force is applied, the stopper flange is screwed along the cylinder rod and seated on the end surface of the cylinder to prevent the cylinder rod from contracting, thereby maintaining the extension of the cylinder and the circular arc. Maintains a constant axial force applied to the flank
h. After preventing the cylinder rod from being screwed out by the stopper flange, the hydraulic pressure in the hydraulic chamber is extracted and released.
A method of raising the earth retaining wall, characterized by that.
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