JP3669938B2 - 熱可塑性樹脂被覆frp製幅止め材の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂被覆frp製幅止め材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3669938B2 JP3669938B2 JP2001108703A JP2001108703A JP3669938B2 JP 3669938 B2 JP3669938 B2 JP 3669938B2 JP 2001108703 A JP2001108703 A JP 2001108703A JP 2001108703 A JP2001108703 A JP 2001108703A JP 3669938 B2 JP3669938 B2 JP 3669938B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frp
- thermoplastic resin
- coated
- rope
- material made
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法に関し、特に、作業効率を向上させ、かつ、製造上のコストを低減することができる熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高強度で軽量であるFRP製の補強筋が、鉄筋の代わりに種々のコンクリート構造物に内蔵されている。例えば、トンネルを構築する際に採用されているNOMST(Novel Material Shield-cuttable Tunnel-wall)工法においては、シールドの発進位置と到達位置にケーソンを埋設して立坑を築造し、この立坑を直接シールドで開削するが、このケーソンにはFRP製の主筋、帯筋、せん断筋が内蔵されている。
【0003】
前記ケーソンは、工場で製造されてから立坑築造位置へと搬送され、埋設されるが、前記ケーソン製造の際に、このケーソン内部で前記FRP製の主筋同士および帯筋同士の間隔を保持・固定するため、主筋間または帯筋間に、所定の「幅止め材」が配置される。
【0004】
従来の「幅止め材」の例としては、例えば、図5に示したようなFRPロッド材100が挙げられる。このFRPロッド材100は、FRP芯材110に、FRP外周線120を螺旋状に巻き付けて製造したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記FRPロッド材100を製造するには、人手または巻き付け装置によって、直線部111とフック部112からなるFRP芯材110の外周に、FRP外周線120を巻き付けるという方法によっていたため、作業効率が悪い上に人件費が嵩んでいた。
【0006】
本発明の課題は、熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法において、作業効率を格段に向上させ、かつ、製造上のコストを格段に低減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1記載の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法は、
例えば、図1から図3に示すように、
熱硬化性樹脂11を含浸させた繊維芯材12の外周面を、熱可塑性樹脂13で被覆した熱可塑性樹脂被覆FRP線10を複数本作製する工程と、
少なくとも1本の前記熱可塑性樹脂被覆FRP線10の外周に、6本の前記熱可塑性樹脂被覆FRP線10を螺旋状に撚り合わせてFRPロープ20aを作製する工程と、
前記FRPロープ20aを矩形螺旋状に硬化治具50に巻き付け硬化させて矩形状ループ30を複数成形する工程と、
前記矩形状ループ30の一組の相互に対向した2辺のほぼ中央部を切断する工程と
を経ることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、せん断補強筋を製造するための既存設備を有効活用してFRPロープの作製や矩形状ループの成形を行い、この矩形状ループの所定位置を切断するだけで熱可塑性樹脂被覆FRP製の幅止め材を得ることができるため、製造工程をほぼ全て自動化・機械化することができ、余分な人件費がかからず、製造上のコストを格段に低減することができる。
【0009】
また、請求項1記載の発明によって得られた熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材は、鉄筋と比較してきわめて軽量となり、施工性が良好である上に、シールドのカッタービットによって容易に切断することができる。この結果、NOMST工法に用いられる立坑用ケーソンの幅止め材として好適に使用することができる。
【0010】
さらに、請求項1記載の発明によって得られた熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材は、熱可塑性樹脂で被覆されたFRP線によって構成されているため、きわめて耐食性に優れ、劣悪な腐食性環境下においても補強筋としての役割を完遂することができる。従って、かぶりの浅いコンクリート構造物の補強筋として、また、海岸などの腐食性環境下において、好適に使用することができる。
【0011】
請求項2記載の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法は、
例えば、図2から図4に示すように、
熱硬化性樹脂11を含浸させた繊維芯材12の外周面を、熱可塑性樹脂13で被覆した熱可塑性樹脂被覆FRP線10を複数本作製する工程と、
8本の前記熱可塑性樹脂被覆FRP線10を八つ打ちロープ状に編組みして八つ打ちFRPロープ20bを作製する工程と、
前記八つ打ちFRPロープ20bを矩形螺旋状に硬化治具に巻き付け硬化させて矩形状ループ30を複数成形する工程と、
前記矩形状ループ30の一組の相互に対向した2辺のほぼ中央部を切断する工程と
を経ることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0013】
請求項3記載の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法は、
請求項1または2記載の発明において、
前記矩形状ループ30のコーナー部の半径を、前記FRPロープの外径の2倍〜5倍とすることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によって製造した熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材は、そのコーナー部の半径を前記範囲内とすることにより、主筋や帯筋に掛止し易くなる。また、コーナー部の半径が前記範囲内であれば、コーナー部の強度が低くなることがない。この結果、製造上のコストを低減しながら、より高品質の幅止め材を得ることができる。
【0015】
請求項4記載の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法は、請求項1、2または3記載の発明において、
前記FRPロープ20aまたは前記八つ打ちFRPロープ20bから前記矩形状ループ30を成形する際に、
硬化時張力T(g)/(補強繊維11の総重量(g/m)×9000)により定義される硬化時張力係数cを0.005以上0.025以下の範囲とすることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によって製造された熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材は、硬化時張力係数を前記範囲とすることにより、引張力が負荷しても過剰に伸びたり歪んだりすることがなく、引張強度が高い。この結果、製造上のコストを低減しながら、より高品質の幅止め材を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図を使用して、本発明の実施の形態について説明する。
なお、この実施の形態において使用した材料は、以下の通りである。
【0018】
===使用材料===
▲1▼繊維:商品名「トレカT700S 12K(東レ株式会社製)」、12000フィラメント、880dtex、12本(繊維含有率=55.4vol%)
▲2▼熱硬化性樹脂1:商品名「エスターH2000HV(三井化学株式会社製)」、80部
▲3▼熱硬化性樹脂2:商品名「NKエステル3G(新中村化学株式会社製)」、20部
▲4▼触媒1:商品名「カドックスB−CH50(化薬アクゾ株式会社製)」、4部▲5▼触媒2:商品名「カヤブチルB(化薬アクゾ株式会社製)」、0.5部
▲6▼熱可塑性樹脂:ナイロン12(80℃一昼夜乾燥)
【0019】
<第1実施の形態>
第1実施の形態に係る熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法を、図1から図3によって説明する。
まず、前記材料を使用して、図1に示したFRPロープ20aを作製する。図1(a)はその断面図、(b)はその側面図である。FRPロープ20aは、図1から明らかなように、1本の熱可塑性樹脂被覆FRP線10の外周に、6本の熱可塑性樹脂被覆FRP線10を螺旋状に撚り合わせて作製したものである。
【0020】
前記熱可塑性樹脂被覆FRP線10は、熱硬化性樹脂11を含浸させた繊維芯材12の外周面を、熱可塑性樹脂13で被覆して成形したものである。なお、繊維芯材12の径は3.5mm、熱可塑性樹脂被覆FRP線10の径は4mm、熱可塑性樹脂13の被覆厚さは0.25mmとした。
【0021】
図1の(a)は、熱可塑性樹脂被覆FRP線10を螺旋状に撚り合わせて、この熱可塑性樹脂被覆FRP線10の外周面の熱可塑性樹脂13同士を融合させた状態を示しているが、図1の(c)に示すように、前記熱可塑性樹脂13同士が融合しない程度に撚り合わせてもよい。
【0022】
図1に示したFRPロープ20aの作製工程を具体的に説明する。まず、前記繊維を供給するロービングスタンドを配置し、繊維ガイドを介して未硬化状熱硬化性樹脂が貯留された樹脂槽に前記繊維を通して熱硬化性樹脂11を含浸させる。次いで、この樹脂含浸繊維を、余分な樹脂を所定の繊維含有率まで絞りながら引き揃えて繊維芯材12とする。この繊維芯材12をクロスヘッドダイ内に通し、溶融させた熱可塑性樹脂13を外周面に被覆して、未硬化状の熱可塑性樹脂被覆FRP線10とする。
【0023】
続いて、未硬化状の熱可塑性樹脂被覆FRP線10を巻き取ったポビン7巻をクリールスタンドに固定し、このクリールスタンドから供給される熱可塑性樹脂被覆FRP線10を、例えば回転巻き取り機などの撚り機で螺旋状に撚り合わせて、未硬化状の7本撚りFRPロープ20aを作製する。ここで、撚りピッチは80mmとし、撚り張力は中央の1本を1.1kg、周囲の6本を1kgとした。この撚り張力はクリールスタンドが備えるブレーキによって調整することができる。
【0024】
前記工程を経て作製された図1のFRPロープ20aを、図2に示す硬化治具50により矩形螺旋状に巻き取って硬化させ、図3(a)に示した矩形状ループ30を複数成形する。その後、図3(b)に示すように、この矩形状ループ30の一組の相互に対向した2辺のほぼ中央部を切断して、最終的に、図3(c)に示した熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材40を製造する。
【0025】
第1実施の形態では、矩形状ループ30のコーナー部の半径を、FRPロープ20の外径の3倍とした。この矩形状ループ30のコーナー部の半径は、小さくするほど主筋や帯筋に掛止し易くなるが、小さすぎるとこのコーナー部の強度が著しく低下するため、FRPロープ20aの外径の2倍〜5倍程度とするのが好ましいのは前記したとおりである。
【0026】
FRPロープ20aの片方の端部に10kgの重錘を垂下させ、硬化時張力を10kgとした。この硬化時張力Tは、以下の計算式により得られる範囲内とするのが好ましいのは前記したとおりである。
T(g)=繊維芯材の総重量(g/m)×9000×c
0.005≦c≦0.025
【0027】
硬化時張力Tが前記範囲の上限値より大きいと、熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材40のコーナー部41が扁平になり、引張強度が低下するので好ましくない。また、逆に前記範囲の下限値より小さいと熱可塑性樹脂被覆FRP線10の弛みが残って使用時に伸びや歪みが大きくなるので好ましくない。
【0028】
図3(a)に示した矩形状ループ30の各辺の長さは、所望のサイズの熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材40を製造することができるように適宜設定する。例えば、直線部42の長さが1000mm、フック部43の長さが200mmの熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材40を製造する場合には、矩形状ループ30の長辺を1000mm、短辺(切断する辺)を400mmとする。
【0029】
<第2実施の形態>
次に、第2実施の形態に係る熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法を、図4によって説明する。この第2実施の形態は、第1実施の形態において、FRPロープ20aを作製する工程を、八つ打ちFRPロープ20bを作製する工程に変更したものであるので、重複する部分は説明を省略する。
【0030】
第2実施の形態においては、未硬化状の熱可塑性樹脂被覆FRP線10を、第1実施の形態と同様の手順で8本作製し、これらを用いて、編網機によって、(未硬化状の)八つ打ちFRPロープ20bを作製する。この八つ打ちFRPロープ20bの断面図および側面図を、図4(a)および(b)に示した。なお、第1実施の形態の図1(c)と同様に、熱可塑性樹脂13同士が融合しない程度に熱可塑性樹脂被覆FRP線10の外周の撚り合わせた場合のFRPロープ20bの断面図を、図4(c)に示した。
【0031】
前記八つ打ちFRPロープ20bから、第1実施の形態と同様の手順で、図2に示した硬化治具50を用いて矩形状ループ30を成形し、この矩形状ループ30の一組の相互に対向した2辺のほぼ中央部を切断して、最終的に熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材40を製造した。なお、この際の硬化張力Tを11.5kg(c=0.022)とした。
【0032】
なお、前記第1および第2実施の形態においては、繊維芯材を構成する繊維としてカーボン繊維を使用したが、このカーボン繊維よりも安価なアラミド繊維やガラス繊維を使用することもでき、これらカーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維を組み合わせて使用することもできる。また、図2に示した硬化治具50のローラー51は、FRPロープ20の外径に応じてその半径を適宜変更可能な可変径式ローラーとすることもできる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1および2記載の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法によれば、作業効率を格段に向上させることができる上に、余分な人件費がかからず製造上のコストを格段に低減することができる。
【0034】
また、請求項1および2記載の発明によって得られた熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材は、軽量で施工性が良好であり、かつ、シールドのカッタービットによって容易に切断することができる。従って、NOMST工法に用いられる立坑用ケーソンの幅止め材として好適に使用することができる。
【0035】
さらに、請求項1および2記載の発明によって得られた熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材は、金属製幅止め材の代替部材として、医療関連やIT関連の建造物の構築に好適に使用することができる。
【0036】
さらにまた、請求項1および2記載の発明によって得られた熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材は、熱可塑性樹脂で被覆されたFRP線によって構成されているため、きわめて耐食性に優れ、劣悪な腐食性環境下においても補強筋としての役割を完遂することができる。従って、かぶりの浅いコンクリート構造物の補強筋として好適に使用することができるし、海岸などの腐食性環境下においても好適に使用することができる。
【0037】
請求項3記載の発明によれば、適度な強度を備え、かつ、主筋や帯筋に掛止し易いコーナー部を有する熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材を製造することができる。すなわち、製造上のコストを低減しながら、より高品質の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材を得ることができる。
【0038】
請求項4記載の発明によれば、引張力が負荷しても過剰に伸びたり歪んだりすることがなく、かつ、引張強度の高い熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材を製造することができる。すなわち、製造上のコストを低減しながら、より高品質の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって製造される熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材を構成するFRPロープを示し、(a)および(c)はその断面図、(b)はその側面図である。
【図2】本発明方法で使用する硬化治具の斜視図である。
【図3】本発明方法において矩形状ループから熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材を得る際の工程図である。
【図4】本発明方法によって製造される熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材を構成する八つ打ちFRPロープを示し、(a)および(c)はその断面図、(b)はその側面図である。
【図5】従来の幅止め材であるFRPロッド材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:熱可塑性樹脂被覆FRP線
11:繊維芯材
12:熱硬化性樹脂
13:熱可塑性樹脂
20a:FRPロープ
20b:八つ打ちFRPロープ
30:矩形状ループ
40:熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材
41:(熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の)コーナー部
42:(熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の)直線部
43:(熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の)フック部
50:硬化治具
51:ローラー
100:FRPロッド材
110:FRP芯材
111:(FRP芯材の)直線部
112:(FRP芯材の)フック部
120:FRP外周線
Claims (4)
- 熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法において、
熱硬化性樹脂を含浸させた繊維芯材の外周面を、熱可塑性樹脂で被覆して熱可塑性樹脂被覆FRP線を複数本作製する工程と、
少なくとも1本の前記熱可塑性樹脂被覆FRP線の外周に、6本の前記熱可塑性樹脂被覆FRP線を螺旋状に撚り合わせてFRPロープを作製する工程と、
前記FRPロープを矩形螺旋状に硬化治具に巻き付け硬化させて矩形状ループを複数成形する工程と、
前記矩形状ループの一組の相互に対向する2辺のほぼ中央部を切断する工程とを経ることを特徴とする熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法。 - 熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法において、
熱硬化性樹脂を含浸させた繊維芯材の外周面を、熱可塑性樹脂で被覆して熱可塑性樹脂被覆FRP線を複数本作製する工程と、
8本の前記熱可塑性樹脂被覆FRP線を八つ打ちロープ状に編組みして八つ打ちFRPロープを作製する工程と、
前記八つ打ちFRPロープを矩形螺旋状に硬化治具に巻き付け硬化させて矩形状ループを複数成形する工程と、
前記矩形状ループの一組の相互に対向する2辺のほぼ中央部を切断する工程とを経ることを特徴とする熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法。 - 前記矩形状ループのコーナー部半径を、前記FRPロープ外径の2倍〜5倍とすることを特徴とする請求項1または2記載の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法。
- 前記FRPロープまたは前記八つ打ちFRPロープから前記矩形状ループを成形する際に、
硬化時張力(g)/(補強繊維の総重量(g/m)×9000)により定義される硬化時張力係数を0.005以上0.025以下の範囲とすることを特徴とする請求項1、2または3記載の熱可塑性樹脂被覆FRP製幅止め材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108703A JP3669938B2 (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 熱可塑性樹脂被覆frp製幅止め材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108703A JP3669938B2 (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 熱可塑性樹脂被覆frp製幅止め材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002307563A JP2002307563A (ja) | 2002-10-23 |
JP3669938B2 true JP3669938B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=18960791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001108703A Expired - Fee Related JP3669938B2 (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 熱可塑性樹脂被覆frp製幅止め材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3669938B2 (ja) |
-
2001
- 2001-04-06 JP JP2001108703A patent/JP3669938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002307563A (ja) | 2002-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7650742B2 (en) | Cable made of high strength fiber composite material | |
US6060163A (en) | Optimized geometries of fiber reinforcement of cement, ceramic and polymeric based composites | |
JP6129963B2 (ja) | 高強力繊維複合材及びストランド構造体並びにマルチストランド構造体 | |
JPH0718206B2 (ja) | 構造用ロッドの製造方法 | |
JPH05148780A (ja) | 繊維強化複合材料からなるロープの製造方法 | |
JP2020523230A (ja) | 複合材料製の部品を製造する方法、及びこのようにして得られた複合材料部品 | |
EP0149336B1 (en) | Flexible tension members | |
JPH0533278A (ja) | 炭素繊維強化複合材料からなるロープおよびその製造方法 | |
JP3669938B2 (ja) | 熱可塑性樹脂被覆frp製幅止め材の製造方法 | |
JP3967957B2 (ja) | 繊維強化樹脂製撚線の製造法 | |
JP4336432B2 (ja) | せん断補強用熱可塑性樹脂被覆frp筋、せん断補強用熱可塑性樹脂被覆frp筋の製造方法 | |
CN216474216U (zh) | 一种耐冲击的碳纤维拉索索体 | |
US6098932A (en) | Mounting apparatus for pipes and other articles and method of manufacturing the same | |
JP4362484B2 (ja) | 高強度繊維複合材ケーブル | |
JPH0132058B2 (ja) | ||
JPH02216270A (ja) | 構造材とその製造方法 | |
JPH0323676B2 (ja) | ||
JPH0640619Y2 (ja) | 高強力複合撚合体 | |
JP2012097386A (ja) | 繊維強化樹脂線条体およびその製造方法並びにそれを用いた電線ケーブルとその製造方法 | |
JPH03249287A (ja) | 繊維強化熱硬化性樹脂製撚構造体及びその製造方法 | |
JPH02112926A (ja) | フープ筋の製造方法 | |
JP7055310B1 (ja) | ヤーン、織紐、ロープ、およびヤーンの製造方法 | |
JPS5955946A (ja) | 軽量複合部材 | |
US20040018351A1 (en) | Device for reinforcing a structure and a method for making thereof | |
JPH10245259A (ja) | コンクリート用補強材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050412 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422 Year of fee payment: 9 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |